JPH05301298A - 蛇腹部をもつ曲がりホースの製造方法 - Google Patents
蛇腹部をもつ曲がりホースの製造方法Info
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- JPH05301298A JPH05301298A JP4107466A JP10746692A JPH05301298A JP H05301298 A JPH05301298 A JP H05301298A JP 4107466 A JP4107466 A JP 4107466A JP 10746692 A JP10746692 A JP 10746692A JP H05301298 A JPH05301298 A JP H05301298A
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- rubber hose
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
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- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C2949/00—Indexing scheme relating to blow-moulding
- B29C2949/07—Preforms or parisons characterised by their configuration
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- Extrusion Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
- Blow-Moulding Or Thermoforming Of Plastics Or The Like (AREA)
- Shaping Of Tube Ends By Bending Or Straightening (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】ホース内面へのバリの発生を皆無とするととも
に、金型内に配置する際の局部的な熱変形を防止して蛇
腹部をもつ曲がりホースを製造する。 【構成】蛇腹部１１を形成する部位を除く未加硫ゴムホ
ース１５内部に、所定の曲折形状の治具２２，２３を挿
入して未加硫ゴムホース１５を曲げ、内周表面に蛇腹形
状の型面３３を有する成形型３１，３２に配置した後、
未加硫ゴムホースの中心孔に加圧空気を導入して型面に
押圧して蛇腹形状に賦形し、その状態で加硫する。
に、金型内に配置する際の局部的な熱変形を防止して蛇
腹部をもつ曲がりホースを製造する。 【構成】蛇腹部１１を形成する部位を除く未加硫ゴムホ
ース１５内部に、所定の曲折形状の治具２２，２３を挿
入して未加硫ゴムホース１５を曲げ、内周表面に蛇腹形
状の型面３３を有する成形型３１，３２に配置した後、
未加硫ゴムホースの中心孔に加圧空気を導入して型面に
押圧して蛇腹形状に賦形し、その状態で加硫する。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、押出成形により得られ
た未加硫ゴムホースから、蛇腹部をもつ曲がりホースを
製造する方法に関する。
た未加硫ゴムホースから、蛇腹部をもつ曲がりホースを
製造する方法に関する。
【０００２】
【従来の技術】自動車のフィラーホースなどは、取り付
け作業性の向上を計り、かつ緩衝の目的で蛇腹部をもつ
構造とされている。ところが蛇腹部を押出成形で形成す
ることは困難であり、射出成形などの成形方法で形成す
る必要がある。しかし単層のゴムホースであれば射出成
形で形成することも可能であるが、複数の層からなる多
層のゴムホースの場合には、蛇腹部を射出成形で形成す
るのに多大な工数が必要となり好ましくない。
け作業性の向上を計り、かつ緩衝の目的で蛇腹部をもつ
構造とされている。ところが蛇腹部を押出成形で形成す
ることは困難であり、射出成形などの成形方法で形成す
る必要がある。しかし単層のゴムホースであれば射出成
形で形成することも可能であるが、複数の層からなる多
層のゴムホースの場合には、蛇腹部を射出成形で形成す
るのに多大な工数が必要となり好ましくない。
【０００３】そこで特公平２−１６６９２号公報には、
蛇腹形状のマンドレルに未加硫ゴムホースを外嵌し、未
加硫ゴムホースの外側から加圧することによりマンドレ
ル表面に押圧して蛇腹形状に賦形し、その状態で加硫す
ることにより蛇腹部を形成する方法が開示されている。
この方法によれば、多層のゴムホースであっても容易に
蛇腹形状に成形することができる。
蛇腹形状のマンドレルに未加硫ゴムホースを外嵌し、未
加硫ゴムホースの外側から加圧することによりマンドレ
ル表面に押圧して蛇腹形状に賦形し、その状態で加硫す
ることにより蛇腹部を形成する方法が開示されている。
この方法によれば、多層のゴムホースであっても容易に
蛇腹形状に成形することができる。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】ところで上記公報のよ
うに、ゴムホースをマンドレルに押圧する場合、ゴムホ
ースとマンドレルの間から空気を抜く手段が必要とな
る。この手段としては、マンドレルを中心孔をもつ中空
形状とし、マンドレル表面からその中心孔に連通する細
孔を形成する方法が一般的である。
うに、ゴムホースをマンドレルに押圧する場合、ゴムホ
ースとマンドレルの間から空気を抜く手段が必要とな
る。この手段としては、マンドレルを中心孔をもつ中空
形状とし、マンドレル表面からその中心孔に連通する細
孔を形成する方法が一般的である。
【０００５】しかしながら上記方法では、加硫時の熱で
軟化した未加硫ゴムがその細孔内に進入し、糸状のバリ
が生じるという不具合があった。このバリは成形された
蛇腹形状のホースの内周表面に形成されるため、目視に
よる検査がしづらく、かつ使用中に剥がれて流体内に異
物として混入する恐れもある。そこで本願出願人は、未
加硫ゴムホースを金型内に配置し、未加硫ゴムホース内
に加圧空気を導入して外周表面を型面に押圧し蛇腹部を
形成する、押出ブロー成形ともいうべき製造方法を先に
出願している（特願平３−２２４３６９号）。この方法
によればホース内面にバリが発生することがない。
軟化した未加硫ゴムがその細孔内に進入し、糸状のバリ
が生じるという不具合があった。このバリは成形された
蛇腹形状のホースの内周表面に形成されるため、目視に
よる検査がしづらく、かつ使用中に剥がれて流体内に異
物として混入する恐れもある。そこで本願出願人は、未
加硫ゴムホースを金型内に配置し、未加硫ゴムホース内
に加圧空気を導入して外周表面を型面に押圧し蛇腹部を
形成する、押出ブロー成形ともいうべき製造方法を先に
出願している（特願平３−２２４３６９号）。この方法
によればホース内面にバリが発生することがない。
【０００６】しかし上記先願においては、真直なホース
であれば特に不具合がないが、曲折形状の曲がりホース
の一部に蛇腹部を形成しようとした場合に問題があるこ
とがわかった。すなわち、金型はその内部で加硫する必
要から未加硫ゴムホースを配置する時点で既に加熱され
ている。したがって押出成形により形成された真直な未
加硫ゴムホースを曲げながら金型内に配置する必要があ
り、曲げる際に誤って型面に未加硫ゴムホースが局部的
に接触する場合がある。すると型面からの熱により未加
硫ゴムホースが溶融し、局部的な変形が生じる場合があ
った。
であれば特に不具合がないが、曲折形状の曲がりホース
の一部に蛇腹部を形成しようとした場合に問題があるこ
とがわかった。すなわち、金型はその内部で加硫する必
要から未加硫ゴムホースを配置する時点で既に加熱され
ている。したがって押出成形により形成された真直な未
加硫ゴムホースを曲げながら金型内に配置する必要があ
り、曲げる際に誤って型面に未加硫ゴムホースが局部的
に接触する場合がある。すると型面からの熱により未加
硫ゴムホースが溶融し、局部的な変形が生じる場合があ
った。
【０００７】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
ものであり、ホース内面へのバリの発生を皆無とすると
ともに、金型内に配置する際の局部的な熱変形を防止し
つつ、真直な形状の未加硫ゴムホースから蛇腹部をもつ
曲がりホースを製造することを目的とする。
ものであり、ホース内面へのバリの発生を皆無とすると
ともに、金型内に配置する際の局部的な熱変形を防止し
つつ、真直な形状の未加硫ゴムホースから蛇腹部をもつ
曲がりホースを製造することを目的とする。
【０００８】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する本発
明の蛇腹部をもつ曲がりホースの製造方法は、押出成形
により筒状の未加硫ゴムホースを形成する押出工程と、
蛇腹部を形成する部位を除く未加硫ゴムホース内部に所
定の曲折形状の治具を挿入して未加硫ゴムホースを曲折
する治具挿入工程と、内周表面に蛇腹形状の型面を有す
るキャビティをもつ成形型のキャビティ内に治具をもつ
未加硫ゴムホースを配置し、未加硫ゴムホースの中心孔
に圧力流体を導入して未加硫ゴムホースを拡径させ型面
に押圧して蛇腹形状に賦形する賦形工程と、賦形された
未加硫ゴムホースをその状態で加硫する加硫工程と、か
らなることを特徴とする。
明の蛇腹部をもつ曲がりホースの製造方法は、押出成形
により筒状の未加硫ゴムホースを形成する押出工程と、
蛇腹部を形成する部位を除く未加硫ゴムホース内部に所
定の曲折形状の治具を挿入して未加硫ゴムホースを曲折
する治具挿入工程と、内周表面に蛇腹形状の型面を有す
るキャビティをもつ成形型のキャビティ内に治具をもつ
未加硫ゴムホースを配置し、未加硫ゴムホースの中心孔
に圧力流体を導入して未加硫ゴムホースを拡径させ型面
に押圧して蛇腹形状に賦形する賦形工程と、賦形された
未加硫ゴムホースをその状態で加硫する加硫工程と、か
らなることを特徴とする。
【０００９】押出工程は、通常のホースを形成するのに
用いられる一般的な工程である。この押出工程により、
筒状の未加硫ゴムホースが形成される。多色押出しによ
り多層構造のホースも容易に形成することができる。治
具挿入工程で用いられる治具は、分割タイプあるいは一
体タイプのいずれでもよいが、蛇腹部を形成する部分で
は圧力流体が未加硫ゴムホースの内周表面を押圧可能に
構成する必要がある。蛇腹部がホースの中間部分に形成
される場合は、両端から分割された一対の治具を挿入し
て曲折形状とすることが好ましい。これにより挿入距離
が短くてすみ挿入工数を低減することができる。
用いられる一般的な工程である。この押出工程により、
筒状の未加硫ゴムホースが形成される。多色押出しによ
り多層構造のホースも容易に形成することができる。治
具挿入工程で用いられる治具は、分割タイプあるいは一
体タイプのいずれでもよいが、蛇腹部を形成する部分で
は圧力流体が未加硫ゴムホースの内周表面を押圧可能に
構成する必要がある。蛇腹部がホースの中間部分に形成
される場合は、両端から分割された一対の治具を挿入し
て曲折形状とすることが好ましい。これにより挿入距離
が短くてすみ挿入工数を低減することができる。
【００１０】賦形工程で用いられる成形型は、内周表面
に蛇腹形状の型面を有するキャビティをもつ。蛇腹形状
の山部の径が一般に未加硫ゴムホースの外径と同一とさ
れ、そのキャビティに未加硫ゴムホースが配置される。
そして未加硫ゴムホースの中心孔に圧力流体を導入し
て、未加硫ゴムホースを拡径させ型面に押圧することで
蛇腹形状に賦形する。この圧力流体には、一般に圧縮空
気が利用されるが、他の圧縮ガスや水圧などの液圧を利
用することもできる。また成形型の外部から負圧を型面
と未加硫ゴムホースの間に導入してもよい。
に蛇腹形状の型面を有するキャビティをもつ。蛇腹形状
の山部の径が一般に未加硫ゴムホースの外径と同一とさ
れ、そのキャビティに未加硫ゴムホースが配置される。
そして未加硫ゴムホースの中心孔に圧力流体を導入し
て、未加硫ゴムホースを拡径させ型面に押圧することで
蛇腹形状に賦形する。この圧力流体には、一般に圧縮空
気が利用されるが、他の圧縮ガスや水圧などの液圧を利
用することもできる。また成形型の外部から負圧を型面
と未加硫ゴムホースの間に導入してもよい。
【００１１】賦形時に成形型内周面と未加硫ゴムホース
との間の空気を抜くために、成形型にキャビティと外部
とを連通する細孔を設けることが望ましい。この細孔
は、一般に蛇腹形状の型面の谷部に設けられる。加硫工
程では、未加硫ゴムホースを蛇腹形状に賦形した状態で
加熱して加硫する。このとき、賦形のためのホース内か
らの加圧を継続しながら加硫することが望ましい。な
お、成形型に設けられた細孔に軟化した未加硫ゴムが進
入することもあるが、これにより生じるバリは形成され
たホースの外周表面に存在し、後加工で容易に除去する
ことができる。そしてホースの内周表面にはバリは生じ
ないので、使用時にホース内の流体に異物が混入する恐
れもない。
との間の空気を抜くために、成形型にキャビティと外部
とを連通する細孔を設けることが望ましい。この細孔
は、一般に蛇腹形状の型面の谷部に設けられる。加硫工
程では、未加硫ゴムホースを蛇腹形状に賦形した状態で
加熱して加硫する。このとき、賦形のためのホース内か
らの加圧を継続しながら加硫することが望ましい。な
お、成形型に設けられた細孔に軟化した未加硫ゴムが進
入することもあるが、これにより生じるバリは形成され
たホースの外周表面に存在し、後加工で容易に除去する
ことができる。そしてホースの内周表面にはバリは生じ
ないので、使用時にホース内の流体に異物が混入する恐
れもない。
【００１２】
【作用】本発明の蛇腹部をもつ曲がりホースの製造方法
では、未加硫ゴムホースを内部から押圧する構成とした
ので、形成される蛇腹ホースの内周表面にはバリが発生
することがなく、使用中にバリが剥がれて流体中に混入
する恐れもない。ところで蛇腹部は、その制振効果を最
大に引き出すためにはホースの真直な部分に設けること
が望ましい。したがって蛇腹部をもつ曲がりホースで
は、曲折部分は蛇腹部以外の場所に設けられるので、治
具の挿入により曲折形状とすることが可能となる。そし
て治具の挿入により予め所定の曲折形状とされるので、
金型内への配置が極めて容易となり、型面との成形前の
局部的な接触が防止される。
では、未加硫ゴムホースを内部から押圧する構成とした
ので、形成される蛇腹ホースの内周表面にはバリが発生
することがなく、使用中にバリが剥がれて流体中に混入
する恐れもない。ところで蛇腹部は、その制振効果を最
大に引き出すためにはホースの真直な部分に設けること
が望ましい。したがって蛇腹部をもつ曲がりホースで
は、曲折部分は蛇腹部以外の場所に設けられるので、治
具の挿入により曲折形状とすることが可能となる。そし
て治具の挿入により予め所定の曲折形状とされるので、
金型内への配置が極めて容易となり、型面との成形前の
局部的な接触が防止される。
【００１３】
【実施例】以下、実施例により具体的に説明する。図３
に本実施例で製造された曲がりホース１０を示す。この
曲がりホース１０は、図示しないがそれぞれ材質の異な
る３つのゴム層から形成され、中央部に蛇腹部１１をも
ち、蛇腹部１１の両側にそれぞれ曲折部１２，１３をも
つ三次元形状をなしている。蛇腹部１１の軸は曲折して
いない直線状である。 （押出工程）先ず３色押出成形により、三層構造をなし
図２に示すストレート形状の未加硫ゴムホース１５を形
成する。 （治具挿入工程）次に、曲折部１２及び曲折部１３の形
状をもつ金属製治具２２，２３を用意し、未加硫ゴムホ
ース１５の両端からそれぞれ挿入する。ここで治具２
２，２３にはそれぞれ端部に鍔部２４，２５が形成さ
れ、未加硫ゴムホース１５の両端面がそれぞれ鍔部２
４，２５に当接することで挿入長さが規定されている。
また治具２２には、中心に軸方向に貫通する貫通孔２６
が設けられている。
に本実施例で製造された曲がりホース１０を示す。この
曲がりホース１０は、図示しないがそれぞれ材質の異な
る３つのゴム層から形成され、中央部に蛇腹部１１をも
ち、蛇腹部１１の両側にそれぞれ曲折部１２，１３をも
つ三次元形状をなしている。蛇腹部１１の軸は曲折して
いない直線状である。 （押出工程）先ず３色押出成形により、三層構造をなし
図２に示すストレート形状の未加硫ゴムホース１５を形
成する。 （治具挿入工程）次に、曲折部１２及び曲折部１３の形
状をもつ金属製治具２２，２３を用意し、未加硫ゴムホ
ース１５の両端からそれぞれ挿入する。ここで治具２
２，２３にはそれぞれ端部に鍔部２４，２５が形成さ
れ、未加硫ゴムホース１５の両端面がそれぞれ鍔部２
４，２５に当接することで挿入長さが規定されている。
また治具２２には、中心に軸方向に貫通する貫通孔２６
が設けられている。
【００１４】治具２２，２３の挿入により、図１に示す
ように未加硫ゴムホース１５は両端部が治具２２，２３
に沿う曲折形状となり、中央部１６は元の直線状態を維
持している。なお、治具２２，２３はそれぞれ両端から
挿入されるので、挿入長さが短く容易に挿入できる。 （賦形工程）治具２２，２３が挿入された未加硫ゴムホ
ース１５を、図１に示すように一対の金型３１，３２の
間に配置する。このとき未加硫ゴムホース１５は既に型
面に沿う形状に曲折されているため、配置が容易であり
金型３１，３２からの局部加熱により変形するような不
具合が防止されている。なお、金型３１，３２には、未
加硫ゴムホース１５が配置された時の中央部１６の位置
の型面に、１周する蛇腹形成型面３３が形成されてい
る。
ように未加硫ゴムホース１５は両端部が治具２２，２３
に沿う曲折形状となり、中央部１６は元の直線状態を維
持している。なお、治具２２，２３はそれぞれ両端から
挿入されるので、挿入長さが短く容易に挿入できる。 （賦形工程）治具２２，２３が挿入された未加硫ゴムホ
ース１５を、図１に示すように一対の金型３１，３２の
間に配置する。このとき未加硫ゴムホース１５は既に型
面に沿う形状に曲折されているため、配置が容易であり
金型３１，３２からの局部加熱により変形するような不
具合が防止されている。なお、金型３１，３２には、未
加硫ゴムホース１５が配置された時の中央部１６の位置
の型面に、１周する蛇腹形成型面３３が形成されてい
る。
【００１５】そして型締め後、未加硫ゴムホース１５は
金型３１，３２から加熱されるとともに、貫通孔２６に
接続された加圧空気供給装置３０から圧縮空気が未加硫
ゴムホース１５内に供給される。未加硫ゴムホース１５
の他方の端部は治具２３によって塞がれているため、加
圧空気は中央部１６を外方へ押圧し、中央部１６は蛇腹
形成型面３３に押圧されて蛇腹形状に賦形される。未加
硫ゴムホース１５と型面の間の空気は通常隙間から排除
されるが、もし空気の残留の不安があれば、金型３１，
３２に型面から外部へ連通する細孔を設けておくことも
できる。 （加硫工程）その状態で未加硫ゴムホース１５は金型３
１，３２から加熱されて加硫され、その形状が固定され
る。その後金型３１，３２が開かれ、治具２２，２３が
ホースから抜かれて、蛇腹部１１及び曲折部１２，１３
をもつ曲がりホース１０が得られる。
金型３１，３２から加熱されるとともに、貫通孔２６に
接続された加圧空気供給装置３０から圧縮空気が未加硫
ゴムホース１５内に供給される。未加硫ゴムホース１５
の他方の端部は治具２３によって塞がれているため、加
圧空気は中央部１６を外方へ押圧し、中央部１６は蛇腹
形成型面３３に押圧されて蛇腹形状に賦形される。未加
硫ゴムホース１５と型面の間の空気は通常隙間から排除
されるが、もし空気の残留の不安があれば、金型３１，
３２に型面から外部へ連通する細孔を設けておくことも
できる。 （加硫工程）その状態で未加硫ゴムホース１５は金型３
１，３２から加熱されて加硫され、その形状が固定され
る。その後金型３１，３２が開かれ、治具２２，２３が
ホースから抜かれて、蛇腹部１１及び曲折部１２，１３
をもつ曲がりホース１０が得られる。
【００１６】
【発明の効果】すなわち本発明の製造方法によれば、変
形不良がなく内周表面にバリのない蛇腹部をもつ曲がり
ホースを容易にかつ安定して形成することができる。ま
たバリの発生程度はホース外側の目視観察だけで容易に
検査することができ、かつホース外周表面は成形型で成
形されるため外周表面の外観品質が向上する。
形不良がなく内周表面にバリのない蛇腹部をもつ曲がり
ホースを容易にかつ安定して形成することができる。ま
たバリの発生程度はホース外側の目視観察だけで容易に
検査することができ、かつホース外周表面は成形型で成
形されるため外周表面の外観品質が向上する。
【図１】本発明の一実施例において未加硫ゴムホースを
金型内に配置した状態を示す断面図である。
金型内に配置した状態を示す断面図である。
【図２】本発明の一実施例において、未加硫ゴムホース
と治具の斜視図である。
と治具の斜視図である。
【図３】本発明の一実施例で製造された蛇腹部をもつ曲
がりホースの断面図である。
がりホースの断面図である。
１０：曲がりホース １１：蛇腹部 １
２，１３：曲折部 １５：未加硫ゴムホース ２２，２３：金属製治具 ２
６：貫通孔 ３０：加圧空気供給装置 ３１，３２：金型 ３
３：蛇腹形成型面
２，１３：曲折部 １５：未加硫ゴムホース ２２，２３：金属製治具 ２
６：貫通孔 ３０：加圧空気供給装置 ３１，３２：金型 ３
３：蛇腹形成型面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 ＦＩ 技術表示箇所 // Ｂ２９Ｋ 21:00 105:24 Ｂ２９Ｌ 23:18 4Ｆ
Claims (1)
- 【請求項１】 押出成形により筒状の未加硫ゴムホース
を形成する押出工程と、 蛇腹部を形成する部位を除く該未加硫ゴムホース内部に
所定の曲折形状の治具を挿入して該未加硫ゴムホースを
曲折する治具挿入工程と、 内周表面に蛇腹形状の型面を有するキャビティをもつ成
形型の該キャビティ内に該治具をもつ該未加硫ゴムホー
スを配置し、該未加硫ゴムホースの中心孔に圧力流体を
導入して該未加硫ゴムホースを拡径させ該型面に押圧し
て蛇腹形状に賦形する賦形工程と、 賦形された該未加硫ゴムホースをその状態で加硫する加
硫工程と、からなることを特徴とする蛇腹部をもつ曲が
りホースの製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4107466A JPH05301298A (ja) | 1992-04-27 | 1992-04-27 | 蛇腹部をもつ曲がりホースの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4107466A JPH05301298A (ja) | 1992-04-27 | 1992-04-27 | 蛇腹部をもつ曲がりホースの製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05301298A true JPH05301298A (ja) | 1993-11-16 |
Family
ID=14459913
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4107466A Pending JPH05301298A (ja) | 1992-04-27 | 1992-04-27 | 蛇腹部をもつ曲がりホースの製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05301298A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1260349A3 (en) * | 2001-05-16 | 2003-12-10 | The Goodyear Tire & Rubber Company | Method and mandrel for forming a curved hose |
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1992
- 1992-04-27 JP JP4107466A patent/JPH05301298A/ja active Pending
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