JP2916704B2 - 化粧板の製造方法 - Google Patents
化粧板の製造方法Info
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- JP2916704B2 JP2916704B2 JP2245452A JP24545290A JP2916704B2 JP 2916704 B2 JP2916704 B2 JP 2916704B2 JP 2245452 A JP2245452 A JP 2245452A JP 24545290 A JP24545290 A JP 24545290A JP 2916704 B2 JP2916704 B2 JP 2916704B2
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- Japan
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- substrate
- adhesive
- decorative
- manufacturing
- decorative sheet
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- Dry Formation Of Fiberboard And The Like (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ この発明は、パーティクルボードやMDF等の繊維板や
合板の表面に化粧シートを貼着する化粧板の製造方法に
関する。
合板の表面に化粧シートを貼着する化粧板の製造方法に
関する。
［従来の技術］ 従来から合板、パーティクルボードやMDF等の繊維
板、又は無機質板基板の表面を研磨後、接着剤を介して
化粧シートを貼着した化粧板が提供されていた。
板、又は無機質板基板の表面を研磨後、接着剤を介して
化粧シートを貼着した化粧板が提供されていた。
［発明が解決しようとする課題］ 所が、上記の様な基板は表面を研磨して、表面を平滑
にした後でも、以後の工程において、表面に化粧シート
を貼着するまでの間に木口部からの吸湿によって厚さ方
法に膨潤してしまうことがあった。
にした後でも、以後の工程において、表面に化粧シート
を貼着するまでの間に木口部からの吸湿によって厚さ方
法に膨潤してしまうことがあった。
特に、パーティクルボードやMDF等の繊維板は、天然
木の枯渇や森林保護が問題となっている現在において、
廃材や未成熟材を原料とする点が現在見直されている。
木の枯渇や森林保護が問題となっている現在において、
廃材や未成熟材を原料とする点が現在見直されている。
所が、これら繊維板は原料の木材を一度小さく砕いて
いるため、木材繊維も切断されている。したがって、吸
湿による寸法変化が大きく、特に繊維の配向と直角とな
る厚さ方法では膨潤量が大きくなってしまっている。
いるため、木材繊維も切断されている。したがって、吸
湿による寸法変化が大きく、特に繊維の配向と直角とな
る厚さ方法では膨潤量が大きくなってしまっている。
その為、基板表面のチップや繊維が膨潤して、いわゆ
るダクを発生し、化粧面の見掛けを低下させていた。更
に、ロールコータ等で接着剤を塗布するときに、膨潤部
がロール当たって上下ロール間にうまく挿入できなかっ
たり、接着剤の塗布ムラが生じたりしていたので、表面
への化粧シートの貼着が十分でなかった。
るダクを発生し、化粧面の見掛けを低下させていた。更
に、ロールコータ等で接着剤を塗布するときに、膨潤部
がロール当たって上下ロール間にうまく挿入できなかっ
たり、接着剤の塗布ムラが生じたりしていたので、表面
への化粧シートの貼着が十分でなかった。
また、膨潤した部分は強度的にも弱くて、切断して廃
棄したりしなければならず、大変無駄が生じていた。
棄したりしなければならず、大変無駄が生じていた。
［課題を解決するための手段］ この発明の化粧板の製造方法は、上記の課題を解決す
る為になされたもので、基板の木口を防湿処理した後、
表面を研磨し、その後接着剤を介して化粧シートを貼着
する化粧板の製造方法に係る。
る為になされたもので、基板の木口を防湿処理した後、
表面を研磨し、その後接着剤を介して化粧シートを貼着
する化粧板の製造方法に係る。
以下、この発明を詳述する。
この発明の基板は、木材をチップとした後、接着剤で
固めたパーティクルボードや、チップをさらに解繊して
繊維とした後、繊維の絡み合いや接着剤を混合して固め
たMDF等の木質繊維板を用いる。
固めたパーティクルボードや、チップをさらに解繊して
繊維とした後、繊維の絡み合いや接着剤を混合して固め
たMDF等の木質繊維板を用いる。
そして、基板の木口部を溶融パラフィンやパラフィン
系エマルジョン、更にタール系、ゴム系などの塗料や樹
脂を塗布して、基板が吸湿することを防止する。この発
明の防湿処理では溶融パラフィンなどを基板の木口部の
表層部のみを覆う程度に塗布すればよく、内部まで充填
するように塗布する必要はない。よって、塗布量は基板
の材質によって適宜行えば良い。塗布方法は基板の木口
部にスプレーで塗布したり、ハケ塗りでもよいが、基板
を堆積して側面から塗布すると効率的である。
系エマルジョン、更にタール系、ゴム系などの塗料や樹
脂を塗布して、基板が吸湿することを防止する。この発
明の防湿処理では溶融パラフィンなどを基板の木口部の
表層部のみを覆う程度に塗布すればよく、内部まで充填
するように塗布する必要はない。よって、塗布量は基板
の材質によって適宜行えば良い。塗布方法は基板の木口
部にスプレーで塗布したり、ハケ塗りでもよいが、基板
を堆積して側面から塗布すると効率的である。
次に、この基板の表面を平滑にするためと、さらに基
板の表面まで流れ出した防湿処理材を除去するため研磨
する。基板表面の研磨は＃100〜＃200程度で良い。つい
で、基板表面に接着剤を介して化粧シートを貼着する。
接着剤としては、尿素樹脂、メラミン樹脂、ベンゾクア
ナミン樹脂等の熱硬化性樹脂接着剤又は酢酸ビニル樹脂
接着剤のような熱可塑性樹脂接着剤を単独か又は適宜混
合して、ロールコーターの様な接着剤塗布機で塗布す
る。
板の表面まで流れ出した防湿処理材を除去するため研磨
する。基板表面の研磨は＃100〜＃200程度で良い。つい
で、基板表面に接着剤を介して化粧シートを貼着する。
接着剤としては、尿素樹脂、メラミン樹脂、ベンゾクア
ナミン樹脂等の熱硬化性樹脂接着剤又は酢酸ビニル樹脂
接着剤のような熱可塑性樹脂接着剤を単独か又は適宜混
合して、ロールコーターの様な接着剤塗布機で塗布す
る。
一般的には30〜50g/m2程度を塗布するが、貼着する化
粧シートが樹脂含浸紙の場合には、含浸紙に付着した樹
脂を利用できるので接着剤を塗布しなくてもよい。
粧シートが樹脂含浸紙の場合には、含浸紙に付着した樹
脂を利用できるので接着剤を塗布しなくてもよい。
接着剤を塗布した基板には化粧シートを載置して後加
熱圧締するが、化粧シートとしては20〜50g/m2の薄葉
紙、混抄紙、プレコート紙や通常の化粧紙、さらに樹脂
含浸率が100％以上の樹脂含浸紙などが用いられる。化
粧シートの接着条件は圧力10〜30kg/cm2、温度150〜210
℃程度の範囲であるが、使用する接着剤や化粧シートの
種類に合わせて設定し、加熱圧締して化粧シートの貼着
を行う。
熱圧締するが、化粧シートとしては20〜50g/m2の薄葉
紙、混抄紙、プレコート紙や通常の化粧紙、さらに樹脂
含浸率が100％以上の樹脂含浸紙などが用いられる。化
粧シートの接着条件は圧力10〜30kg/cm2、温度150〜210
℃程度の範囲であるが、使用する接着剤や化粧シートの
種類に合わせて設定し、加熱圧締して化粧シートの貼着
を行う。
［作用］ この発明の特許請求の範囲第１項において、基板の木
口を防湿処理してから表面を研磨するのは、基板が木口
部から防湿して膨潤するのを防止する為である。
口を防湿処理してから表面を研磨するのは、基板が木口
部から防湿して膨潤するのを防止する為である。
特許請求の範囲第２項において、基板として繊維板を
用いるのは、合板よりも繊維板の方が膨潤量が多く、こ
の発明が最も効果を示す基板であるからである。
用いるのは、合板よりも繊維板の方が膨潤量が多く、こ
の発明が最も効果を示す基板であるからである。
［効果］ 上記の様に、本発明は基板の木口を防湿処理した後、
表面を研磨するので、研磨から化粧シートの貼着までの
工程中で、吸湿による木口部の膨潤の発生を防止出来
る。
表面を研磨するので、研磨から化粧シートの貼着までの
工程中で、吸湿による木口部の膨潤の発生を防止出来
る。
従って、化粧板の表面は平滑でタグの発生が見られな
い美しい化粧面となるとともに製造工程中で、接着剤塗
布ロールとのトラブルの発生を防止出来、また接着不良
等を防止できるなどコストの軽減にも効果を示してい
る。
い美しい化粧面となるとともに製造工程中で、接着剤塗
布ロールとのトラブルの発生を防止出来、また接着不良
等を防止できるなどコストの軽減にも効果を示してい
る。
且つ、基板に繊維板を用いているので、化粧板が重量
感を有し、高級感を与えることができる。
感を有し、高級感を与えることができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6，ＤＢ名) B27M 1/08 B27M 3/00 B27N 7/00
Claims (2)
- 【請求項１】基板の木口を防湿処理した後、表面を研磨
し、その後接着剤を介して化粧シートを貼着することを
特徴とした化粧板の製造方法。 - 【請求項２】基板が、パーティクルボードやMDF等の繊
維板であることを特徴とした特許請求の範囲第１項記載
の化粧板の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2245452A JP2916704B2 (ja) | 1990-09-14 | 1990-09-14 | 化粧板の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2245452A JP2916704B2 (ja) | 1990-09-14 | 1990-09-14 | 化粧板の製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04125104A JPH04125104A (ja) | 1992-04-24 |
| JP2916704B2 true JP2916704B2 (ja) | 1999-07-05 |
Family
ID=17133877
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2245452A Expired - Lifetime JP2916704B2 (ja) | 1990-09-14 | 1990-09-14 | 化粧板の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2916704B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN105150335A (zh) * | 2015-08-11 | 2015-12-16 | 阜阳祥云木业有限公司 | 一种木地板生产工艺 |
Families Citing this family (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2587942Y2 (ja) * | 1992-09-11 | 1998-12-24 | 永大産業株式会社 | 防水処理化粧板 |
| JP2008001058A (ja) * | 2006-06-26 | 2008-01-10 | Matsushita Electric Works Ltd | 化粧ボード |
| JP5096866B2 (ja) * | 2007-10-22 | 2012-12-12 | 株式会社イトーキ | 圧縮成形ボード |
| JP5007716B2 (ja) * | 2008-11-14 | 2012-08-22 | 積水ハウス株式会社 | 木材の干割れ防止加工方法 |
-
1990
- 1990-09-14 JP JP2245452A patent/JP2916704B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN105150335A (zh) * | 2015-08-11 | 2015-12-16 | 阜阳祥云木业有限公司 | 一种木地板生产工艺 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH04125104A (ja) | 1992-04-24 |
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