JP2916688B2 - レーザ装置 - Google Patents

レーザ装置

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JP2916688B2 JP1292298A JP29229889A JP2916688B2 JP 2916688 B2 JP2916688 B2 JP 2916688B2 JP 1292298 A JP1292298 A JP 1292298A JP 29229889 A JP29229889 A JP 29229889A JP 2916688 B2 JP2916688 B2 JP 2916688B2
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は、被照射部位、例えば患者の疾患部にして
患眼に到達させない構成にしたレーザ光を照射して治療
するレーザ治療装置のようなレーザ装置に関する。
従来の技術 例えば、レーザ治療装置の治療光および照準光を遮光
する手段は、DCモーター、プッシュプルソレノイド、ロ
ータリーソレノイド等のアクチュエータが使用され、遮
光は機械的に行なわれていた。
発明が解決しようとする課題 このため、レーザビームを遮光するまでにかかる時間
は数ミリ〜数10ミリ秒を要し、その間は、治療光が余計
に疾患部に照射されてしまう危険性があった。また、機
械的構造のため信頼性や寿命あるいは精密な治療行為中
の動作音にも問題があった。
この発明は遮光の遅れを減少でき、動作音も小さくで
き静かな作業を行うことができるレーザ装置を提供する
ことを目的とする。
課題を解決するための手段 この発明は、被照射部位にレーザ光を照射するレーザ
装置において、レーザ光源から出射された治療用レーザ
光の光路途中に電気光学的光路切り替え手段を設けて治
療用レーザ光を偏光させることにより遮光して患眼に到
達させない構成にしたことを特徴とするレーザ装置と、
被照射部位にレーザ光を照射するレーザ装置において、
レーザ光源から出射された治療用レーザ光の光路途中に
光偏光器を設けて治療用レーザ光を偏光させることによ
り遮光して患眼に到達させない構成にしたことを特徴と
するレーザ装置を要旨としている。
実施例 １ 第１図はこの発明のレーザ装置の一例として患眼１の
治療を行うレーザ治療装置を示している。
レーザ治療装置はレーザ光源２、レーザ制御装置３、
光偏光器４を備える。
レーザ光源２はたとえばアルゴンレーザである。レー
ザ制御装置３によりレーザ光源２の出力制御が行われ
る。
光偏光器４は、レーザ光源２の発する治療用レーザ光
５の光路途中におかれている。光偏光器４としてはたと
えば音響光学素子を用いる。音響光学素子は応答が速く
機械的駆動部がないため安定した動作が保たれ、信頼性
も高い。
治療用レーザ光を直接患眼１に照射しないときは、レ
ーザ光源２により発生された治療用レーザ光５は光路６
を通り、患眼１には到達していない。
しかし治療時にはレーザ制御装置３から光偏光器４へ
の印加電圧がなくなり、光偏光器４によりレーザ光５は
光路７を通り直接患眼１に達する。これにより、たとえ
ば眼底の治療を行う。そして光偏光器４はシャッタの役
目をはたす。
実施例 ２ 第２図を参照する。
患眼１を治療するレーザ治療装置は、レーザ光源22、
レーザ制御装置23、電気光学素子24を備える。電気光学
素子24は偏光子25と光変調器26を有する。
レーザ光を直接患眼１に照射しないときは、レーザ光
源22により発生されたレーザ光35はレーザ制御装置23が
光変調器26に印加電圧を与えているので通常光変調器26
と偏光子25に沿った光路36を通り、患眼１に到達してい
ない。
すなわち、レーザ光源22を出た直線偏光のレーザ光
は、光変調器26にレーザ制御装置23から1/2波長電圧を
印加して偏光方向を90゜ずらされている。したがって偏
光子25によって90゜方向の光路36に反射させられるので
ある。
治療時には、レーザ制御装置23は光変調器26へ印加電
圧を除いて動作を停止することで、レーザ光が偏光子25
をそのまま通りぬけて直接患眼１に到達する。
ところで、この発明は上述の実施例に限定されない。
発明の効果 動作時間を短縮し、遮光の遅れを減少できるので、治
療用レーザ光の余分な照射をなくし、しかも動作音が少
ないので、静かな作業を行うことができる。その結果、
作業者は作業に専念でき、治療用レーザ光の安全性が向
上する効果を有する。また長寿命であり、信頼性を高く
できる。
【図面の簡単な説明】
第１図は、本発明によるレーザ装置の実施例１を示す
図、第２図は本発明の実施例２を示す図である。 １……患眼 ２……レーザ光源 ３……レーザ制御装置 ４……光偏光器 ５……治療用レーザ光 ６……光路 24……電気光学素子 25……偏光子 26……光変調器

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】被照射部位にレーザ光を照射するレーザ装
    置において、レーザ光源から出射された治療用レーザ光
    の光路途中に電気光学的光路切り替え手段を設けて治療
    用レーザ光を偏光させることにより遮光して患眼に到達
    させない構成にしたことを特徴とするレーザ装置。
  2. 【請求項２】被照射部位にレーザ光を照射するレーザ装
    置において、レーザ光源から出射された治療用レーザ光
    の光路途中に光偏光器を設けて治療用レーザ光を偏光さ
    せることにより遮光して患眼に到達させない構成にした
    ことを特徴とするレーザ装置。
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