JP2916419B2 - p−ジオキサノンとラクチドのコポリマー - Google Patents

p−ジオキサノンとラクチドのコポリマー

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    • A61LMETHODS OR APPARATUS FOR STERILISING MATERIALS OR OBJECTS IN GENERAL; DISINFECTION, STERILISATION OR DEODORISATION OF AIR; CHEMICAL ASPECTS OF BANDAGES, DRESSINGS, ABSORBENT PADS OR SURGICAL ARTICLES; MATERIALS FOR BANDAGES, DRESSINGS, ABSORBENT PADS OR SURGICAL ARTICLES
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    • A61L17/06At least partially resorbable materials
    • A61L17/10At least partially resorbable materials containing macromolecular materials
    • A61L17/12Homopolymers or copolymers of glycolic acid or lactic acid

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】本発明は、p-ジオキサノンとラクチドの
結晶質コポリマー、該コポリマーを製造する方法、およ
びそれから作られた外科用装置、例えば、柔軟性が高い
モノフィラメントの縫合糸および結紮糸に関する。 【0002】p-ジオキサノンホモポリマーから作られ
た外科用装置、とくに吸収性モノフィラメントの縫合糸
および結紮糸および止血用結合クリップは価値ある商品
である。本発明は、ホモポリマーで得ることのできるも
のと異なる性質を有するp-ジオキサノンポリマーを提
供する手段に関する。これにより、本発明は、p-ジオ
キサノンポリマーの実用性を拡張する手段を提供する。 【0003】p-ジオキサノンポリマーはドッディ(D
oddi)らの米国特許第4,052,988号に記載さ
れており、この特許には、また、このようなポリマーか
ら作られた縫合糸および他の外科用装置が開示されかつ
特許請求されている。米国特許第4,052,988号の
第8〜9欄にわたる節において、ラクチドをp-ジオキ
サノンと共重合させて吸収性縫合糸を製造できることが
開示されている。 【0004】p-ジオキサノンホモポリマーの縫合糸お
よび結紮糸の外科用フィラメント、例えば、縫合糸およ
び結紮糸はモノフィラメントの形態で商業的に入手可能
である。モノフィラメントの縫合糸の望ましい特性の1
つは、高い強さ(直線引張り強さおよび結節強さの形)
およびすぐれた柔軟性の組み合わせを示すことである。
p-ジオキサノンホモポリマーのモノフィラメントは、
外科医はむしろ剛性であると感じている。本発明の価値
ある利点の1つは、p-ジオキサノンホモポリマーより
も柔軟性が高くそして、多くの場合において強く、これ
によりp-ジオキサノンポリマーの実用性を実質的に高
めるp-ジオキサノンポリマーが本発明によって提供さ
れることである。 【0005】本発明のポリマーはp-ジオキサノンとラ
クチドのある種のコポリマーであり、そのコポリマーの
主要な部分は、重合したp-ジオキサノンであり、残部
は重合したラクチドである。本発明は、また、高い強さ
およびきわめてすぐれた柔軟性(一部分低いヤング率に
より示される)の所望の組み合わせを有する、これらの
コポリマーからつくられた滅菌可能な外科用装置、好ま
しくはモノフィラメントの縫合糸および結紮糸を提供す
る。他の外科用装置も本発明によって提供される。その
例は、外科用糸(surgical staple)の
一部分、小さい直径の管、例えば、神経および細い血管
の吻合部を保護するための鞘として使用されるもの、織
製または編製された管状布はくを包含する布はくなどで
ある。 【0006】本発明は、また、本発明のセグメント化コ
ポリマーを製造する方法を提供し、この方法は、p-ジ
オキサノンホモポリマーおよびp-ジオキサノンモノマ
ーの混合物にラクチドを添加し、そして得られた反応混
合物を、p-ジオキサノンとラクチドのコポリマーが生
成するのに十分な時間の間、高められた温度に付す、こ
とを含む。 【0007】上に引用したポリマーはドッディ(Dod
di)らの米国特許第4,052,988号(これは最も
関連性のある先行技術であると考えられる)に加えて、
ある数の他の特許はモノマー類の順次の添加による吸収
性コポリマーの製造を開示していることにおいて関連性
がある。これらの特許は、オクズミ(Okuzumi)
らの米国特許第4,137,912号および同第4,15
7,437号およびロウゼンサフト(Rosensaf
t)らの米国特許第4,243,775号および同第4,
300,565号を包含する。 【0008】本発明の方法を実施するための最も便利な
方法は、まず、p-ジオキサノンモノマーの溶融重合を
実施してポリ(p-ジオキサノン)ホモポリマーおよび
p-ジオキサノンモノマーの混合物を生成せしめ、そし
て、モノマーおよびポリマーを分離しないで、得られる
混合物を本発明の方法において使用することである。こ
のホモ重合は触媒的に有効な量の適当な金属含有触媒、
例えば、オクタン酸第一スズまたはシュウ酸第一スズの
存在下に実施する。触媒の典型的な比は、約10,00
0:1〜約60,000:1、好ましくは約15,00
0:1〜約40,000:1のモノマー:触媒のモル比
において見出される。重合は開始剤、例えば、アルカノ
ール、グリコール、ヒドロキシ酸またはアミンの存在下
に実施する。このような開始剤の特定の例は、1-ドデ
カノール、ジエチレングリコール、グリコール酸、乳
酸、エタノールアミンなどを包含する。開始剤の典型的
な比は、約500:1〜約1800:1のモノマー:開
始剤のモル比において見出される。p-ジオキサノンの
重合は、高温において、不活性雰囲気の下に、p-ジオ
キサノンホモポリマーおよびp-ジオキサノンモノマー
の混合物が生成するのに十分な時間の間実施する。典型
的な重合反応温度は、約100℃〜約130℃の範囲
内、好ましくは約110℃である。重合反応は、ポリマ
ーとモノマーとの間に平衡が成立するまで、通常実施す
る。これは、モノマー+ポリマーの重量に基づいて、通
常約15〜30%のモノマーにおいて達成される。温度
および触媒の濃度に依存して、この反応は通常約4〜8
時間を要する。約110℃の好ましい温度において、通
常の反応時間は5〜6時間である。 【0009】次いで、ラクチドをp-ジオキサノンホモ
ポリマーとモノマーとの混合物に添加し、そして得られ
る反応混合物を本発明のコポリマーが生成するのに十分
な時間の間高められた温度にする。概して、この重合の
反応温度は約110℃〜160℃に範囲内であり、好ま
しくは約120℃〜約140℃である。この範囲内の温
度において、重合は約1〜約4時間内で完結するであろ
う。以下の実施例は特定の反応条件を例示する。 【0010】p-ジオキサノンホモポリマーとモノマー
との混合物に添加するラクチドの比率は、反応混合物の
合計重量(すなわち、ラクチド、p-ジオキサノンホモ
ポリマーおよびp-ジオキサノンモノマーの合計重量)
に基づいて、通常約2〜約30重量%、好ましくは約5
〜約20重量%である。以下の実施例により、本発明の
コポリマーの製造を例示する。 【0011】 【実施例】実施例1 90/10の初期モル組成におけるポリジオキサノン-
溶融物/L(−)ラクチドの調製 火炎乾燥した250ml容の3首丸底フラスコに、6
9.15g(0.6777モル)のp-ジオキサノン、0.
1684gの1-ドデカノールおよび0.076mlのオ
クタン酸第一スズ(トルエン中の0.33モルの溶液)
を供給した。反応フラスコの内容物を高真空下に室温に
約16時間保持した。このフラスコに火炎乾燥した機械
的撹拌機およびホース接続をもつアダプターを装備し
た。この反応器を窒素で3回パージし、次いで窒素で通
気した。この反応混合物を110℃に加熱し、そして5
時間その温度に保持した。このフラスコに10.85g
(0.0753モル)のL(−)ラクチドを添加し、そ
して温度を160℃に次の20分にわたり上昇させた。
浴温度をその温度に2時間維持した。その油浴の温度を
85℃に低下させ、そしてその温度に約16時間維持し
た。ポリマーを単離し、粉砕し、そして80℃/0.1
mmHgにおいて48時間乾燥して未反応のモノマーを
除去した。14.8%の重量損失が観測された。得られ
たポリマーはホットステージ顕微鏡検査(hot st
age microscopy)による96〜100℃
の溶融範囲、2.27dl/gの固有粘度、およびX線
回折による約31%の結晶化度を有した。ここに報告す
るすべての固有粘度(「IV」)値は、ヘキサフルオロ
イソプロピルアルコールの1dlにつき0.1gのポリ
マーの濃度で25℃において測定した。コポリマー生成
物中のPDO/PL(すなわち、重合したp-ジオキサ
ノン/重合したラクチド)のモル比はNMRにより9
0.5/9.5であることがわかった。(ラクチドは、こ
こで使用するとき、2乳酸単位の環状二量体であるの
で、重合したラクチドは、また、2乳酸単位を含む。)実施例2 80/20の初期モル組成におけるポリジオキサノン-
溶融物/L(−)ラクチドの調製 火炎乾燥した250ml容の3首丸底フラスコに、5
9.12g(0.5794モル)のp-ジオキサノン、0.
1620gの1-ドデカノールおよび0.0732mlの
オクタン酸第一スズ(トルエン中の0.33モルの溶
液)を供給した。反応フラスコの内容物を高真空下に室
温に約16時間保持した。このフラスコに火炎乾燥した
機械的撹拌機およびホース接続をもつアダプターを装備
した。この反応器を窒素で3回パージし、次いで窒素で
通気した。この反応混合物を110℃に加熱し、そして
5時間その温度に保持した。このフラスコに20.88
g(0.1149モル)のL(−)ラクチドを添加し、
そして温度を160℃に次の20分にわたり上昇させ
た。浴温度をその温度に2時間維持した。その油浴の温
度を85℃に低下させ、そしてその温度に約16時間維
持した。ポリマーを単離し、粉砕し、そして80℃/
0.1mmHgにおいて48時間乾燥して未反応のモノ
マーを除去した。11.9%の重量損失が観測された。
得られたポリマーはホットステージ顕微鏡検査による9
6〜99℃の溶融範囲、2.53dl/gの固有粘度、
およびX線回折による約24%の結晶化度を有した。ポ
リマー生成物中のPDO/PLのモル比はNMRにより
82.4/17.6であることがわかった。 【0012】押出し 繊維、ことに外科用フィラメントの製造において、コポ
リマーを普通の方法で、次の実験室規模の実験に使用す
る一般手順に従い、紡糸口金を通して溶融押出しして1
本または2本以上のフィラメントを形成した。ここに記
載するコポリマーの押出しは、インストロン毛管レオメ
ーター(INSTRON Capillary Rhe
ometer)または一軸スクリュー押出機を使用して
実施した。インストロン毛管レオメーターにおいて評価
するコポリマーを予熱した(80〜90℃)押出室内に
充填し、そしてその押出温度および2cm/分のラム速
度で9〜13分の滞留時間後に0.10cm(40ミ
ル)のダイ(L/D=24.1)に通して押出した。押
出温度はポリマーのTmおよび所定の温度における材料
の溶融粘度に依存するが、Tmより約10〜75℃高い
温度における首題のコポリマーの押出しは通常満足すべ
きものであった。ここに記載する実施例のコポリマーの
押出温度は130〜200℃の範囲内であった。押出物
は典型的には氷水の急冷浴を7.3m(24フィート)
/分で通過させて巻取ったが、他の浴温度および巻取り
速度を場合に応じて用いた。 【0013】押出物のフィラメント(これは十分に結晶
化させた−通常、室温における1〜24時間の押出フィ
ラメントの貯蔵は要求する結晶化を起こさせるために十
分であろう)を、引続いて1段階または多段階の押出法
で約6×〜7.5×に延伸して、分子の配向を達成しか
つ引張り性質を改良する。延伸の方法は次の通りであ
る:押出物[直径の範囲、通常0.046〜0.051c
m(18〜20ミル)]をローラーに7.3m(24フ
ィート)/分の入力速度で通過させ、そしてグリセリン
の加熱された延伸浴中に通した。延伸浴の温度は約25
℃〜90℃で変化させることができる;ここに記載する
実施例は49℃〜60℃の温度を用いる。延伸のこの第
1段階における延伸比は3×〜約7×で変化させること
ができる;ここに記載する実施例は4×〜6×の延伸比
を用いる。次いで、部分的に延伸された繊維を第2組の
ローラー上を通して50℃〜95℃に範囲の温度に保持
されたグリセリン浴(第2段階)の中に入れる;ここに
記載する実施例は67℃〜73℃の第2段階の延伸温度
を用いる。2×までの延伸比をこの第2段階で適用する
が、1.17×〜1.625×の延伸比の範囲を実施例に
おいて用いた。繊維を水洗浴に通過させ、スプールに巻
取り、そして乾燥した。1組の熱いローラーをグリセリ
ン延伸浴の一部またはすべての代わりに使用できる。得
られる配向されたフィラメントはすぐれた直線引張り強
さおよび結節強さを有する。 【0014】配向されたフィラメントの寸法安定性およ
び生体内引張り強さの保持は、フィラメントをアニール
処理することにより増大することができる。この任意の
処理は延伸されたフィラメントを約40℃〜95℃、最
も好ましくは約60〜90℃の温度に加熱し、同時にフ
ィラメントを拘束して実質的の収縮を防止することから
成る。この方法は、拘束前に、フィラメントを最初に張
力下にして、あるいはフィラメントを20%まで収縮さ
せて、開始することができる。フィラメントは、温度お
よび処理条件に依存して、アニール温度に数分ないし数
日以上の間保持する。一般に、60〜90℃において約
24時間までのアニールは本発明のコポリマーにとって
満足すべきものである。繊維の生体内強さ保持および寸
法安定性を最大にするために最適なアニール時間および
温度は、各繊維の組成について簡単な実験により容易に
決定される。 【0015】このようにして製造されたフィラメント
は、既知の技術により、外科用針に取り付けられ、包装
され、そして滅菌された、縫合糸または結紮糸に製作す
ることができる。 【0016】本発明のフィラメントの特性は、普通の試
験手順により容易に決定される。ここに表示する引張り
性質(すなわち、直線引張り強さ、結節強さ、ヤング
率、および伸び)はインストロン引張り試験機で決定し
た。直線引張り強さ、結節強さ、破断点伸び、およびヤ
ング率を決定するために使用した設定は、とくに示され
ないかぎり、次の通りであった:ゲージ長さ(cm) チャート速度(cm/分) クロスヘッド速度(cm/分) 直線引張り 強さ 12 20 10 結節強さ 5 10 10 破断点伸び 12 20 10 ヤング率 12 20 10 直線引張り強さは、破断までの力を繊維の職の横断面積
で割ることによって計算する。破断点伸びは、水平の変
位の1cmにつき4−1/6%を割り当てた試料の応力
-歪曲線から直接読取る。 【0017】ヤング率は、次のように直線の弾性領域に
おける試料の応力-歪曲線の勾配から計算する: 【0018】 【数1】 【0019】θは勾配と水平との間の角度であり、XS
は繊維の初期の横断面積であり、SLははかりの荷重
(scale load)であり、XHはクロスヘッド
の速度であり、CSはチャートの速度であり、そしてG
Lはゲージ長さである。SLは45゜に接近するθを与
えるように選択することができる。 【0020】繊維の結節強さは別の実験において決定す
る。内径0.64cm(1/4インチ)および壁厚さ0.
16cm(1/16インチ)の柔軟な管にフィラメント
を1回巻付けて、試験物品を外科結びに結ぶ。外科結び
はこま結びであり、ここで自由端はループに1回ではな
く2回通過させ、そして両端をぴんと緊張させて、単一
の結節が複合結び(compound knot)の上
に重なるようにされている。左端を右端の上にして最初
の結節を開始し、そして十分な張力を加えて結節をしっ
かり結合する。 【0021】被検体は結節をクランプの間のほぼ中央に
してインストロン引張り試験機内に配置する。結節強さ
は、破断に要した力を繊維の初期の横断面積で割ること
によって計算する。 【0022】引張り強さの値およびヤング率(YM)は
KPSIすなわちPSI×103として報告する。 【0023】実施例2および3 実施例2および3に記載するコポリマーを、それぞれ、
前述の手順によりモノフィラメントの繊維に押出した。 【0024】両者の繊維を次の条件下に2段階で合計
6.5×に延伸した: アニール(70℃/8時間/収縮しないように拘束)後
における、これらの延伸繊維のある物理的および生体内
の強さの性質を表Iに記載する。 【0025】 【表1】 【0026】実施例5 90/10の初期の重量組成(92.7/7.3モル%)
におけるポリジオキサノン-溶融物/L(−)ラクチド
の調製 完全に乾燥した機械的撹拌機付きの5.7リットル(1.
5ガロン)のステンレス鋼製の反応器に、1800g
(17.632モル)のp-ジオキサノン、3.9mlの
1-ドデカノールおよび1.92mlのオクタン酸第一ス
ズ(トルエン中の0.33モルの溶液)を供給した。こ
の反応器の内容物を高真空下に室温において約16時間
保持した。この反応器を窒素でパージした。この反応混
合物を110℃に加熱し、その温度に5.5時間保持し
た。ポリマーの試料を取り出し(IV=0.54dl/
g、未反応のモノマーの含量=25.5%)そして20
0g(1.3877モル)のL(−)ラクチドを添加し
た。温度を約125℃に上昇させ、その温度に約2時間
維持した。ポリマーを単離し、粉砕し、そして80℃/
0.1mmHgにおいて48時間乾燥して未反応のモノ
マーを除去した。22.3%の重量損失が観測された。
得られるポリマーはホットステージ顕微鏡検による約1
02℃の溶融温度、X線回折による約33%の結晶化度
およびNMRによる93.3/6.7のPDO/PLのモ
ル比を有した。 【0027】実施例6 90/10の初期の重量組成(92.7/7.3モル%)
におけるポリジオキサノン-溶融物/L(−)ラクチド
の調製 完全に乾燥した機械的撹拌機付きの5.7リットル(1.
5ガロン)のステンレス鋼製の反応器に、1800g
(17.632モル)のp-ジオキサノン、3.9mlの
1-ドデカノールおよび1.92mlのオクタン酸第一ス
ズ(トルエン中の0.33モルの溶液)を供給した。こ
の反応器の内容物を高真空下に室温において約16時間
保持した。この反応器を窒素でパージした。この反応混
合物を110℃に加熱し、その温度に5.5時間保持し
た。ポリマーの試料を取り出し(IV=1.37dl/
g、遊離のモノマーの分析、18.4%)そして200
g(1.3877モル)のL(−)ラクチドを添加し
た。温度を約125℃に上昇させ、その温度に約2時間
維持した。ポリマーを単離し、粉砕し、そして80℃/
0.1mmHgにおいて48時間乾燥して未反応のモノ
マーを除去した。28.1%の重量損失が観測された。
得られるポリマーはホットステージ顕微鏡検による約9
8〜102℃の溶融範囲および1.85dl/gの固有
粘度を有した。 【0028】実施例7および8 実施例7および8に記載するコポリマーを、それぞれ、
モノフィラメントの繊維に押出した。配向しかつアニー
ルした繊維のある物理的性質を下表IIに示す。配向条件
は、次の通りであった:段階1 段階2 合計の延伸比 実施例7 5.5× 1.27× 7× (49℃) (72℃) 実施例8 5× 1.4× 7× (55℃) (73℃) 両者の繊維についてのアニール条件は60℃において1
2時間であり、収縮しないように拘束した。 【0029】 【表2】 【0030】生体内破断強さの保持(BSR) 繊維の生体内破断強さの保持(BSR)は、繊維の2本
のストランドをある数のロング-エバンス(Long-E
vans)ラットの各々の背側の皮下組織の中に移植す
ることによって決定する。使用するラットの数は移植期
間の数の関数であり、4匹/期間のラットを使用して期
間の各々につき8つの試料を得るようにする。2、3ま
たは4の移植期間に対応する各繊維の16、24または
32のセグメントを移植する。生体内の残留期間は7
日、14日、21日または28日である。各期間につい
ての破断強さの8つの決定の平均値[次の設定を用いて
インストロン引張試験機で決定する:2.54cm(1
インチ)のゲージ長さ、2.54cm(1インチ)/分
のチャート速度、2.54cm(1インチ)/分のクロ
スヘッド速度]対移植前の繊維について得られた平均値
(8つの決定)の比は、その期間についてのその破断強
さの保持(BSR)を構成する。 【0031】生体内吸収 生体内吸収試験は次のようにして実施した:試料のフィ
ラメントの2cmの区域を、研究の各期間について、2
匹の雌のラットの左および右の尻筋肉の双方の中に移植
する。この手順は5日、91日、119日、154日お
よび210日の期間について、8/期間の断面の潜在的
合計を生ずる。 【0032】移植物を表示した間隔で回収し、そして緩
衝化ホルマリン中で固定する。筋肉の横断面をつくり、
そしてH&Eで着色し、そして顕微鏡で検査する。組織
の反応を評価し、そして残留するフィラメントの直径を
決定する。5日後のフィラメントの直径を、後の期間後
に残留する横断面積の決定のための100%の参照点と
して使用する。 【0033】実施例9 90/10の初期の重量組成(92.7/7.3モル%)
におけるポリジオキサノン-溶融物/L(−)ラクチド
の調製 完全に乾燥した機械的撹拌機付きの5.7リットル(1.
5ガロン)のステンレス鋼製の反応器に、1800g
(17.632モル)のp-ジオキサノン、3.9mlの
1-ドデカノールおよび1.92mlのオクタン酸第一ス
ズ(トルエン中の0.33モルの溶液)を供給した。こ
の反応器の内容物を高真空下に室温において約16時間
保持した。この反応器を窒素でパージした。この反応混
合物を110℃に加熱し、その温度に5.5時間保持し
た。ポリマーの試料を取り出し(IV=0.79dl/
g、遊離モノマー=10.5%−これは低いと思われる
ので、この遊離モノマーの含量の分析は誤りでありう
る)そして200g(1.3877モル)のL(−)ラ
クチドを添加した。温度を約125℃に上昇させ、その
温度に約2時間維持した。ポリマーを単離し、粉砕し、
そして80℃/0.1mmHgにおいて48時間乾燥し
て未反応のモノマーを除去した。22%の重量損失が観
測された。得られるポリマーはホットステージ顕微鏡検
による約102〜106℃の溶融範囲、1.95dl/
gの固有粘度およびNMRによる93.3/6.7のPD
O/PLのモル比を有した。 【0034】実施例10 パイロットプラントの大きさの反応器90/10の初期
の重量組成(92.7/7.3モル%)におけるポリジオ
キサノン-溶融物/L(−)ラクチドの調製 完全に乾燥した機械的撹拌機付きの37.85リットル
(10ガロン)のステンレス鋼製の「ヘリコーン(He
licone)」反応器に、窒素のパージの下に、8,
950g(87.745モル)のp-ジオキサノン、9.
55mlのオクタン酸第一スズ触媒溶液(トルエン中の
0.33モルの溶液)および15.86gの1-ドデカノ
ールを供給した。反応器の内容物を真空(1mmHg以
下)に20分間保持した。真空を窒素で開放し、そして
内容物を再び少なくとも1mmHgの真空にさらに20
分間暴露した。次いで、反応器を窒素でパージした。反
応混合物を110℃に加熱した。重合時間は温度が11
0℃に到達した時から6時間であった。6時間の第1段
階の重合の終り(IV=1.20dl/g、未反応モノ
マー=25.3%)に、994g(6.903モル)のL
(−)ラクチドを反応器に窒素のパージの下に添加し
た。温度を約140℃に上昇させ、その温度に2時間維
持した。2時間後、ポリマーを単離し、冷却し、粉砕
し、篩がけし、次いで0.028m3(1立方フィート)
の回転乾燥器内で真空下に周囲温度(約25℃)で10
時間、次いで60℃で12時間、次いで70℃で20時
間乾燥して、未反応のモノマーを除去した。ポリマーの
性質の要約を下表Vに表わす。 【0035】実施例9および10のコポリマーを130
〜160℃で溶融し、この溶融物を長さ/直径比が5/
1の1.52mm(60ミル)の毛管ダイを通して輸送
してモノマーに押出した。この押出物を冷(すなわち、
室温)水浴に通過させて急冷し、次いで2段階で延伸し
た。第1段階の延伸は室温のロール上で実施し、そして
第2段階の延伸はフィラメントを加熱された炉に通過さ
せることを含んだ。押出しおよび延伸の条件のあるもの
を下表IIIに示す:表III 実施例9 実施例10 ブロック/ダイ温度、℃ 116/121 133/135 第1および第2のゴデッド(Godet) 3.65(12) 3.96(13) 速度、m(フィート)/分 第3ゴデッド速度、m(フィート)/分 18.29(60) 18.29(60) 炉温度、℃ 49 77 第3ゴデッド速度、m(フィート)/分 22.86(75) 25.91(85) 合計の延伸比 6.3× 6.5× 繊維を室温でさらに一夜結晶化させ、次いで加熱された
炉に通して1段階で再延伸した。合計の延伸比を1.2
0×〜1.33×の間で変化させ、そして炉温度は82
℃であった。再延伸後、繊維を乾燥窒素の下に90℃で
緩和させずに6時間アニールした。実施例9および10
の繊維のサイズ2/0の試料の引張り性質を下表IVに示
す:表IV 実施例9 実施例10 直径mm(ミル) 0.328(12.9) 0.333(13.1) 直線引張り強さ、(KPSI) 93 86 結節強さ(KPSI) 54 51 伸び(%) 49 54 ヤング率(KPSI) 184 152実施例11 パイロットプラントの大きさの反応器91/9の初期の
重量組成(93.4/6.6モル%)におけるD&Cバイ
オレット#2染色ポリジオキサノン-溶融物/L(−)
ラクチドの調製 用いたポリマーの調製手順は実施例10に記載されるも
の類似するものであったが、差は次の通りであった:初
期の供給物は、10,250g(100.495モル)の
p-ジオキサノン、11.82mlのオクタン酸第一スズ
触媒溶液、16.35gの1-ドデカノール、および1
0.25gのD&Cバイオレット#2色素であった。6
時間の第1段階の重合の終り(IV=1.14dl/
g、未反応モノマー=23.5%)に、1025g(7.
118モル)のL(−)ラクチドを添加した。ポリマー
を、単離後、冷却し、粉砕し、篩がけし、次いで真空回
転乾燥器内で周囲温度で10時間、次いで70℃で32
時間乾燥した。ポリマーの性質の要約を下表Vに表わ
す。 【0036】表V 実施例10 実施例11 固有粘度、dl/g 2.02 1.82 Tg、℃(DSC) −6 −9 Tm、℃(DSC) 104 110 結晶化度、% 34 38 (X線回折) PDO/PLモル比、NMRによる 92.7/7.3 93.0/7.0 実施例11のコポリマーを実施例9および10について
前述した方法に類似する方法でモノマーに押出した。サ
イズ2/0の繊維の押出しおよび延伸の条件のあるもの
を下表VIに示す:表VI ブロック/ダイ温度、℃ 132/133 第1および第2のゴデッド(Godet) 3.96(13) 速度、m(フィート)/分 第3ゴデッド速度、m(フィート)/分 18.29(60) 炉温度、℃ 77 第3ゴデッド速度、m(フィート)/分 28.04(92) 合計の延伸比 7.1× 繊維を室温でさらに一夜結晶化させ、次いで実施例9お
よび10について前述した条件に類似する条件下に加熱
された炉に通して1段階で再延伸した。再延伸後、繊維
を乾燥窒素の下に90℃で緩和させずに6時間アニール
した。このサイズ2/0繊維のアニールした繊維の引張
り性質を下表VIIに示す: 実施例12 70/30の初期の重量組成(76.72/3.3モル
%)におけるポリジオキサノン-溶融物/L(−)ラク
チドの調製 完全に乾燥した機械的撹拌機付きの5.7リットル(1.
5ガロン)のステンレス鋼製の反応器に、1400g
(13.7137モル)のp-ジオキサノン、0.77m
lのジエチレングリコール、1.81mlのオクタン酸
第一スズ(トルエン中の0.33モルの溶液)および1.
0gのD&Cバイオレット#2を供給した。この反応器
の内容物を高真空下に室温において約16時間保持し
た。この反応器を窒素でパージし、そして窒素で通気し
た。この反応混合物を110℃に加熱し、その温度に6
時間保持した。ポリマーの試料を取り出し(IVおよび
遊離モノマーの含量の分析のために)そして600g
(4.1631モル)のL(−)ラクチドを添加した。
温度を約135℃に上昇させ、その温度に約2時間維持
した。ポリマーを単離し、粉砕し、そして乾燥して未反
応のモノマーを除去した。27.3%の重量損失が観測
された。得られるポリマーは25%の結晶化度における
98℃〜104℃の溶融範囲(ホットメルト顕微鏡検に
よる)、2.44dl/gの固有粘度およびNMRによ
る83.6/16.4のPDO/PLのモル比を有した。 【0037】実施例13 93/7の重量(95/5モル%)におけるポリジオキ
サノン-溶融物/L(−)ラクチドの調製 完全に乾燥した機械的撹拌機付きの5.7リットル(1.
5ガロン)のステンレス鋼製の反応器に、1860g
(18.2196モル)のp-ジオキサノン、3.93m
lの1-ドデカノールおよび1.94mlのオクタン酸第
一スズ(トルエン中の0.33モルの溶液)および1.0
gのD&Cバイオレット#2を供給した。この反応器の
内容物を高真空下に室温において約16時間保持した。
この反応器を窒素でパージし、そして窒素で通気した。
この反応混合物を110℃に加熱し、その温度に6時間
保持した。ポリマーの試料を取り出し(IV=1.88
dl/g、遊離のモノマーの分析、19.2%)そして
140g(0.9714モル)のL(−)ラクチドを添
加した。温度を約125℃〜135℃に上昇させ、その
温度に約2時間維持した。ポリマーを単離し、粉砕し、
そして乾燥して未反応のモノマーを除去した。24.2
%の重量損失が観測された。得られるポリマーはホット
メルト顕微鏡検による100〜106℃の溶融範囲およ
び2.09dl/gの固有粘度を有した。 【0038】実施例12および13からの繊維の性質 実施例12および13の繊維を、実施例9および10に
ついて前述した方法に類似する方法で、押出し、延伸
し、そして再延伸した。再延伸した繊維を乾燥窒素の下
に90℃で緩和させずに6時間アニールした。これらの
繊維の引張り性質は次の通りであった:表VIII 実施例12 実施例13 直径mm(ミル) 0.348(13.7) 0.345(13.6) 直線引張り強さ、(KPSI) 78 96 結節強さ(KPSI) 43.4 50 伸び(%) 34 33 ヤング率(KPSI) 331 253実施例14 93/7の重量(95/5モル%)におけるポリジオキ
サノン-溶融物/L(−)ラクチドの調製 完全に乾燥した機械的撹拌機付きの5.7リットル(1.
5ガロン)のステンレス鋼製の反応器に、1860g
(18.2196モル)のp-ジオキサノン、1.09m
lのジエチレングリコール、1.81mlのオクタン酸
第一スズ(トルエン中の0.33モルの溶液)および1.
0gのD&Cバイオレット#2を供給した。この反応器
の内容物を高真空下に室温において約16時間保持し
た。この反応器を窒素でパージし、そして窒素で通気し
た。この反応混合物を110℃に加熱し、その温度に6
時間保持した。ポリマーの試料を取り出し(IV=2.
34dl/g、遊離モノマー=21.5%)そして14
0g(0.9714モル)のL(−)ラクチドを添加し
た。温度を約125〜135℃に上昇させ、その温度に
約2時間維持した。ポリマーを単離し、粉砕し、そして
乾燥して未反応のモノマーを除去した。24%の重量損
失が観測された。得られるポリマーはホットステージ顕
微鏡検査よる97〜103℃の溶融範囲、および2.6
5dl/gの固有粘度を有した。 【0039】実施例15 70/30の重量(76.7/23.3モル%)における
ポリジオキサノン-溶融物/D,L-ラクチドの調製 火炎乾燥した250ml容の3首丸底フラスコに、70
g(0.6862モル)のp-ジオキサノン、0.182
gの1-ドデカノールおよび0.090mlのオクタン酸
第一スズ(トルエン中の0.33モルの溶液)を供給し
た。反応フラスコの内容物を高真空下に室温に約16時
間保持した。このフラスコに火炎乾燥した機械的撹拌機
およびホース接続をもつアダプターを装備した。この反
応器を窒素で3回パージし、次いで窒素で通気した。こ
の反応混合物を110℃に加熱し、そして6時間その温
度に保持した。この反応フラスコに30g(0.208
1モル)のD,L-ラクチドを添加し、そして温度を14
0℃に上げ、その温度に2時間維持した。ポリマーを単
離し、粉砕し、そして60〜80℃/0.1mmHgに
おいて64時間乾燥して未反応のモノマーを除去した。
29.6%の重量損失が観測された。得られたポリマー
は98〜102℃の溶融範囲および1.69dl/gの
固有粘度を有した。 【0040】実施例15に記載するコポリマーをモノマ
ーの繊維に押出した。延伸しかつアニール(6時間/9
0℃)した繊維の物理的性質を表IXに示す。 【0041】表IX PDO-溶融物/D,L-ラクチド 70/30重量% の初期の組成 76.7/23.3モル% IV、dl/g 1.69 Tm 108℃(DSC) Tg −7.5℃(DSC) 結晶化度 29% 繊維の性質 サイズ サイズ (アニール、6時間/90℃/収縮なし) 2/0 4/0 直径mm(ミル) 0.339 0.196 (13.36) (7.73) 直線引張り強さ、(KPSI) 59 78 結節強さ(KPSI) 39 50 伸び(%) 60 42 ヤング率(KPSI) 203 243 首題のコポリマーは結晶化可能である重合したp-ジオ
キサノンの長いブロックを含むと思われ、短いセグメン
トは重合したp-ジオキサノンおよびラクチドのランダ
ム配列を含有する。これらの短いセグメントは本質的に
結晶化不可能であり、このことは本発明のコポリマーが
p-ジオキサノンのホモポリマーよりもわずかに低い結
晶化度を有するという事実を説明する。 【0042】本発明のコポリマーのNMR分析は、コモ
ノマーがその中で化学的に連結されていることを示す。
コポリマーのX線分析は、ポリ(p-ジオキサノン)の
結晶の存在を示す。また、それは結晶を生ずるために十
分に長いセグメントまたはブロックの存在を示す。これ
らの2種類の分析技術の結果は、本発明のポリマーがラ
ンダムコポリマーでないという見解を支持する。ランダ
ムコポリマーは本質的に非結晶質であることが知られて
いる。ゲル透過クロマトグラフィーのデータは、また、
首題のコポリマーが2以上の明確なポリマーのブレンド
からならないという見解を支持する。 【0043】以上の考察に基づいて、本発明のセグメン
ト化コポリマーは次のように特徴づけられる:約70〜
約98重量%の重合したp-ジオキサノンを含有し、残
部は共重合したラクチドである。好ましい縫合糸の用途
のためには、コポリマーは約90〜約97モル%の共重
合したp-ジオキサノンを含有し、残部は重合したラク
チドである。 【0044】自然(着色しない)状態において、コポリ
マーは、差動走査熱量計またはホットステージ顕微鏡検
査により、約90〜約110℃の溶融温度を有する(染
料の添加は約5℃程度に高い溶融温度の上昇を起こさせ
ることがある);溶融状態において、光学顕微鏡による
と、コポリマーは単一相を有する;X線回折分析による
と、コポリマーは約20〜約45%の結晶化度を有す
る;そしてゲル透過クロマトグラフィーによると、コポ
リマーは単一の分子量分布曲線を示すだけである。 【0045】固有粘度が約1.6〜約2.7である首題の
コポリマーをつくることができ、固有粘度が約1.9〜
約2.2であるコポリマーをつくることが好ましい。概
して、p-ジオキサノンのホモポリマーが約1.95より
大きい固有粘度をもつ場合、このようなホモポリマーを
繊維に加工することは困難である。したがって、本発明
は従来入手可能であったよりも高い分子量をもつp-ジ
オキサノンのポリマーの繊維を提供する手段を提供す
る。本発明のコポリマーはp-ジオキサノンのホモポリ
マーよりも熱的に安定であるように思われる。 【0046】外科用縫合糸および結紮糸を作るとき使用
する、本発明のコポリマーから製造された、延伸しかつ
アニールしたモノフィラメントは、p-ジオキサノンの
ホモポリマーから製造された匹敵する大きさのモノフィ
ラメント繊維よりも通常柔軟性に富む。同時に、本発明
のモノフィラメント繊維は、ホモポリマーから作られた
モノフィラメントの繊維と、通常同等かあるいはそれよ
り大きい強さを有する。この性質の有利な組み合わせ
を、次の実施例16により説明する。 【0047】実施例16 実施例5に記載する手順に類似する手順により、p-ジ
オキサノンおよびL(−)ラクチドから95/5のモル
比においてコポリマーを作った。得られたポリマーは、
ホットステージ顕微鏡検査による99〜100℃の溶融
範囲、2.17dl/gの固有粘度、X線回折による約
28%の結晶化度、およびNMRによる95/5のPD
O/PLのモル比を有した。 【0048】このコポリマーを前述の手順に類似する手
順によりモノフィラメントに押出しかつ延伸した。延伸
条件は次の通りであった: 第1段階の延伸 47℃で4× 第2段階の延伸 69℃で1.6875× 合計の延伸比 6.75× 延伸したモノフィラメントを5%の緩和率で80℃にお
いて6時間アニールした。延伸しかつアニールしたモノ
フィラメントの代表的な性質、ならびに同様な条件下に
延伸しかつアニールした典型的な商用p-ジオキサノン
のホモポリマーの性質を表Xに示す:表X 延伸 延伸およびアニール 直径mm(ミル) 0.178(7.0) 0.193(7.6) 直線引張り強さ、(KPSI) 100 87 結節強さ(KPSI) 55 54 伸び(%) 56 50 ヤング率(KPSI) 137 169 ホモポリマーの対照-延伸およびアニール 直径mm(ミル) 0.178〜0.203(7〜8) 直線引張り強さ、(KPSI) 81 結節強さ(KPSI) 52 伸び(%) 49 ヤング率(KPSI) 271 本発明のコポリマーから製造されたモノフィラメントの
性質は、ある数の因子、例えば、PDO/PLの比、分
子量、延伸およびアニールの条件などに依存する。しか
しながら、概して、好ましいコポリマー(約90/10
〜約97/3のPDO/PLのモル比を有する)から作
られた延伸しかつアニールしたモノフィラメントは、次
の性質を示すであろう: 直線引張り強さ 70〜110kpsi 結節強さ 40〜70kpsi 伸び 30〜65% ヤング率 100〜250kpsi 生体内破断強さの保持、 3週 50〜70% 4週 40〜50% 8週 5〜15% 生体内吸収、ゼロまで、5〜6月より小。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 シヤラビイ・ウオーバ・シヤラビイ アメリカ合衆国ニユージヤージイ州 08833レバノン・アールデイ2・ロング ビユーロード328エイ (72)発明者 ヒユー・デイ・ニユーマン・ジユニア アメリカ合衆国ニユージヤージイ州 07930チエスター・ラーチドライブ(番 地なし) (72)発明者 アデル・カフラウイ アメリカ合衆国ニユージヤージイ州 08822フレミントン・ヒツケイトレイル 20 (56)参考文献 特開 昭52−90183(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) C08G 63/00 - 63/91 A61L 17/00 D01F 6/84 - 6/94

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 1.70〜98重量%の重合したp−ジオキサノンを含
    有し、残部が共重合したラクチドであるp−ジオキサノ
    ンとラクチドのコポリマーであって、次の特性: 1.6〜2.7の固有粘度(ヘキサフルオロイソプロピル
    アルコール1dlあたり0.1gのポリマー濃度で25
    ℃において測定)、 90〜110℃の融点、 20〜45%の結晶化度、 単一の分子量分布曲線、および光学顕微鏡検査により、
    溶融状態において単一の相、 を有することを特徴とする下記式(開始剤)[AB]z
    中、 (開始剤)は共重合に用いられた単官能性又は多官能性
    開始剤の 残基であり、 Aはポリ(p−ジオキサノン)ホモポリマーから実質的
    になるブ ロツクであり、 Bはp−ジオキサノンとラクチドのランダムコポリマー
    のブロツ クであり、 zは開始剤の官能性に応じて1以上の数であり、線状ブ
    ロツクコ ポリマーの場合1〜2である、 で示されるブロツクコポリマーであって、Aがブロツク
    コポリマー中に存在するp−ジオキサノン繰返し単位の
    50〜75%のp−ジオキサノン繰返し単位を含有し且
    つB中に存在するp−ジオキサノンの量がブロツクコポ
    リマー中に存在するp−ジオキサノンの25〜50%で
    あり、そしてラクチドがブロツクコポリマーの2〜30
    重量%を構成するコポリマー。 2.90〜97モル%の重合したp−ジオキサノンを含
    有し、残部が共重合したラクチドである請求項1記載の
    コポリマー。
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