JP2916282B2 - 着信回路 - Google Patents

着信回路

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JP2916282B2
JP2916282B2 JP3049382A JP4938291A JP2916282B2 JP 2916282 B2 JP2916282 B2 JP 2916282B2 JP 3049382 A JP3049382 A JP 3049382A JP 4938291 A JP4938291 A JP 4938291A JP 2916282 B2 JP2916282 B2 JP 2916282B2
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口 伸 一 水
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は一般に着信回路に関し、
特に電話回線との接続のために電話装置に設けられる着
信回路に関する。
【0002】
【従来の技術】図2は、従来の着信回路の全体的な構成
を示した図である。
【0003】図2にて示した従来の着信回路は、主とし
て着信信号抽出回路1、後述するリレーK2 の第1のト
ランスファー接点k2-1 、ダイオードブリッジ整流回路
4、後述するリレーK2 の第2のトランスファー接点K
2-2 、フォトカプラIC2 、及びCPU3を備えた構成
となっている。上記構成について更に詳述すれば以下の
ようである。
【0004】前記直流閉結回路5は、前記ダイオードブ
リッジ整流回路4の−側出力に接続されている内部通話
ラインL4 、内部通話ラインL3、内部通話ライン
3 ,L4 間に設けられ、ダーリントン接続されたトラ
ンジスタTR1 ,TR2 、これらトランジスタTR1
TR2 に付属する定電圧ダイオードZD1 、エミッタ抵
抗R4 、コンデンサC2 、ダイオードD1 ,D2 、抵抗
5 ,R6 等の各素子を備えている。
【0005】直流閉結回路5と、トランスT1 とに接続
されているコンデンサC3 は、トランスT1 とともに、
電気通信回線L1 、L2 側から供給された直流信号につ
いては、通話路2側への供給を阻止し、電気通信回路L
1 、L2 側からの通話信号については、通話路2側に通
すために設けられているものである。
【0006】前記ダイオードブリッジ整流回路4の一方
の交流入力側と接続されている電気通信回線L1 には、
コンデンサC1 と抵抗R1 との直列体から成る着信信号
抽出回路1が接続されている。この着信信号抽出回路1
は着信信号(16Hz)のみを通すようになっているとと
もに、以下に説明するリレーK2 の第1のトランスファ
ー接点k2-1 を、該接点k2-1 の後述するノーマルオー
プン端子NOとの間で行なわれるスイッチング動作に起
因して生ずる火花から保護するようになっている。
【0007】リレーK2 には、1外線当り1個の2トラ
ンスファー接点のリレーが用いられている。このリレー
2 は、既に説明した内容から明らかなように、第1の
トランスファー接点k2-1 と、第2のトランスファー接
点k2-2 と、これら第1、第2のトランスファー接点k
2-1 ,k2-2 を駆動するためのリレー駆動部k2Rとから
成っている。第1のトランスファー接点k2-1 は、ダイ
ヤルパルス送出手段として設けられたものである。この
第1のトランスファー接点k2-1 は、電気通信回線L1
に接続されているノーマルオープン端子NO、電気通信
回線L1 に接続されているコモン端子C及びノーマルコ
ネクタ端子NCを有している。この第1のトランスファ
ー接点k2-1 は、リレー駆動部k2Rにより、該第1のト
ランスファー接点k2-1 がノーマルオープン端子NOに
対してスイッチング動作することで、電気通信回線
1 ,L2 に対して所定のダイヤルパルスを送出するよ
うになっている。なお、第1のトランスファー接点k
2-1 のノーマルコネクタ端子NCには、図示のごとく何
も接続されていない。
【0008】第2のトランスファー接点k2-2 は、リレ
ー駆動部k2Rによって動作し、電話装置が所謂着信待ち
のときと、電気通信回線L1 2 を捕捉して相手方端末
との間で通話を可能とする状態のときとに応じて、夫々
異なる端子を閉成する。即ち、第2のトランスファー接
点k2-2 は、着信信号の着信検出のためのスイッチとし
ての機能と、回線捕捉スイッチとしての機能とを有して
いる。第2のトランスファー接点k2-2 は、前記ダイオ
ードブリッジ整流回路4の全波整流後の+出力側に接続
されているコモン端子Cと、ダーリントン接続されてい
るトランジスタTR1 ,TR2 のコレクタ端子側と並列
接続されているノーマルオープン端子NOと、電流制限
抵抗R8 を通してフォトカプラIC2 及び着信検出電圧
調整用の抵抗R3 と接続されているノーマルコネクタ端
子NCを有している。
【0009】第2のトランスファー接点k2-2 は、電話
装置が所謂着信待ちのときにはリレー駆動部k2Rにより
図示のごとくノーマルコネクタ端子NC側を閉成し、一
方、電話装置が電気通信回線L1 、L2 を捕捉するに際
しては、リレー駆動部k2Rによりノーマルオープン端子
NO側を閉成するように構成されている。
【0010】リレー駆動部k2Rは、CPU3の制御下に
置かれ、CPU3から出力される制御信号に従って、第
1のトランスファー接点k2-1をスイッチング動作させ
たり、或いは第2のトランスファー接点k2-2 の接続の
切換えを行なうように構成されている。
【0011】ダイオードブリッジ整流回路4は、第2の
トランスファー接点k2-2 が図示のごとくノーマルコネ
クタ端子NC側と接続している所謂着信待ちの状態にお
いては、電気通信回線L1 ,L2 から伝送された着信信
号を全波整流してフォトカプラIC2 の発光素子側に出
力する。ダイオードブリッジ整流回路4は、又、第2の
トランスファー接点k2-2 がノーマルオープン端子NO
側を閉成して、内部通話ラインL3 側と接続していると
きは、電気通信回線L1 ,L2 側から供給された直流信
号を受けて内部通話回線L3 ,L4 側に出力する。
【0012】フォトカプラIC2 は、電話装置が所謂着
信待ちの状態で、電気通信回線L1 ,L2 から伝送され
た着信信号の着信を検出するために設けられている。
【0013】フォトカプラIC2 の受光素子は、CPU
3に接続されている。フォトカプラIC2 の発光素子
は、前記第2のトランスファー接点k2-2 が図示のごと
くノーマルコネクタ端子NC側を閉成しているときに、
電気通信回線L1 ,L2 からの着信信号の着信に起因し
てダイオードブリッジ整流回路4から出力され、第2の
トランスファー接点k2-2 、電流制限抵抗R8 を通して
流れ込む直流電流によって駆動される。
【0014】CPU3は、前述したように、リレー駆動
部k2Rに制御信号を出力することによって、第1のトラ
ンスファー接点k2-1 を、ダイヤルパルス送出手段とし
て機能させるとともに、第2のトランスファー接点k
2-2 を、電気通信回線L1 ,L2 から伝送された発呼信
号を前記発光素子部に供給するためのスイッチ、或いは
回線捕捉スイッチとして機能させる。CPU3は、又、
フォトカプラIC2 の受光素子が導通状態となることに
より、受光素子から論理レベル“L”の信号が出力され
ると、該論理レベル“L”信号によって電気通信回線L
1 ,L2 から着信信号の着信があったことを認識する。
【0015】上記構成において、第2のトランスファー
接点k2-2 が図示のごとくノーマルコネクタ端子NC側
を閉成しているときに、電気通信回線L1 ,L2 から着
信信号が着信すると、この着信信号は、ダイオードブリ
ッジ整流回路4の一方の交流入力側とダイオードブリッ
ジ整流回路4の他方の交流入力側とを通してダイオード
ブリッジ整流回路4に入力される。前記着信信号のダイ
オードブリッジ整流回路4への入力により、ダイオード
ブリッジ整流回路4から出力される直流電流によってフ
ォトカプラIC2 の発光素子は駆動され、発光する。こ
の発光素子からの発光により、フォトカプラIC2 の受
光素子は導通状態となり、CPU3に対して論理レベル
“L”の信号が印加される。この論理レベル“L”の信
号が印加されることによって、CPU3は、前記着信信
号の着信を認識することとなる。
【0016】一方、第2のトランスファー接点k2-2
CPU3の制御下にあるリレー駆動部k2Rにより、接続
がノーマルコネクタ端子NC側からノーマルオープン端
子NO側に切換えられることによって、電話装置が電気
通信回線L1 ,L2 を捕捉して相手方端末との間で通話
可能な状態となる。又、第1のトランスファー接点k
2-1 が前記リレー駆動部k2Rによってスイッチング動作
されることで、所定のダイヤルパルスが電気通信回線L
1 、L2 側に送出されることとなる。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述したご
とき構成の従来の着信回路では、1外線当り2トランス
ファー接点のリレーK2 が1個用いられており、ダイヤ
ルパルス送出手段としては、上記リレーK2 の第1のト
ランスファー接点k2-1 が、一方、回線捕捉手段や着信
信号の着信検出を行なうためのスイッチとしては、上記
リレーK2 の第2のトランスファー接点k2-2 が夫々用
いられていたので、1外線当り1トランスファー接点の
リレー1個を用いた場合と比較して部品点数が多くなら
ざるを得ず、回路構成が複雑化するのを避けることがで
きない。そのうえ、1外線当り1トランスファー接点の
リレー1個を用いた場合と比較してコスト高となるのを
防止することもできなかった。
【0018】従って本発明は、上記事情を考慮してなさ
れたもので、その目的は、回路構成が簡単化でき且つコ
スト高となるのを防止することが可能な着信回路を提供
することにある。
【0019】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、電話回線との接続のために電話装置に設け
られる、着信信号検出手段を備えた着信回路において、
前記電話回線と前記電話装置の直流閉結回路との間に設
けられ、前記電話回線から出力された電圧の極性方向を
一方向にそろえる整流回路と、この整流回路と前記電話
回線との間に介在され、前記電話回線からの着信信号を
抽出する着信信号抽出手段と、この着信信号抽出手段の
出力端側で着信時に抽出された前記着信信号を前記着信
信号検出手段に導出する第1の信号経路と、前記着信信
号抽出手段の出力端側と入力端側とを短絡する第2の信
号経路とを着信信号の到来に応じて切換る信号経路切換
手段と、を有する構成とした。
【0020】
【作用】上記構成において、信号経路切換手段が第1の
信号経路を形成すべく切換っているときには、着信信号
抽出手段により抽出された着信信号は、この第1の信号
経路を形成している信号経路切換手段を通して着信信号
検出手段に供給される。信号経路切換手段が第2の信号
経路を形成すべく切換っているときには、電話回線を通
して供給された直流信号は、この第2の信号経路を形成
している信号経路切換手段を通して整流回路から直流閉
結回路に供給されることとなる。よって信号経路切換手
段として1個の1トランスファー接点を有するリレーを
用いることが可能となり、これによって回路構成が簡単
化でき、しかも、コストアップを抑制することが可能と
なった。
【0021】
【実施例】以下、図面により本発明の一実施例について
説明する。図1は、本発明の一実施例に従う着信回路の
全体的な構成を示した図である。
【0022】本発明の一実施例に従う着信回路は、図1
にて示すように、主としてリレーk1 を始め、着信信号
抽出回路1、フォトカプラIC1、ダイオードブリッジ
整流回路4、直流閉結回路5、及びCPU3を備えた構
成となっている。即ち、図1と図2とを比較対照して明
らかなように、本発明の一実施例に従う着信回路の全体
的な構成と、従来の着信回路の全体的な構成とは略同様
である。上記構成について更に詳述すれば以下のようで
ある。
【0023】前記直流閉結回路5は、前記ダイオードブ
リッジ整流回路4の+側出力と接続されている内部通話
ラインL3 、このダイオードブリッジ整流回路4の−側
出力と接続されている内部通話ラインL4 、内部通話ラ
インL3 ,L4 間に設けられ、ダーリントン接続された
トランジスタTR1 ,TR2 、これらトランジスタTR
1 ,TR2 に付属する定電圧ダイオードZD1 、エミッ
タ抵抗R4 、コンデンサC2 、ダイオードD1 ,D2
抵抗R5 ,R6 等の各種回路素子をも備えている。直流
閉結回路5とトランスT1 とに接続されているコンデン
サC3 は、トランスT1 とともに、電気通信回線L1
2 側から供給された直流信号については、通話路2側
への供給を阻止し、電気通信回線L1 、L2 側からの通
話信号については、通話路2側に通すために設けられて
いるものである。
【0024】前記ダイオードブリッジ整流回路4の一方
の交流入力側と接続されている電気通信回線L1 には、
既述のように、コンデンサC1 と抵抗R1 との直列体か
ら成る着信信号抽出回路1が接続されている。この着信
信号抽出回路1は、着信信号(16Hz )のみを通すよ
うになっているとともに、以下に説明するリレーK1
トランスファー接点k1 を、該接点k1 の後述するノー
マルオープン端子NOとの間で行なわれるスイッチング
動作に起因して生ずる火花から保護するようになってい
る。
【0025】リレーK1 には、1外線当り1個のトラン
スファー接点のリレーが用いられている。このリレーK
1 は、上述したトランスファー接点k1 と、このトラン
スファー接点k1 を駆動するためのリレー駆動部k1R
から成っている。このトランスファー接点k1 は、回線
捕捉手段、ダイヤルパルス送出手段及び電話回線L1
2 から伝送された着信信号をフォトカプラIC1 の発
光素子部に供給するためのスイッチとして選択的に機能
し得るように設けられたものである。即ち、前記トラン
スファー接点k1 は、着信信号抽出回路1よりも電話装
置の外側にて電気通信回線L1 に接続されているノーマ
ルオープン端子NO、着信信号抽出回路1よりも電話装
置の内側にて電気通信回線L1 に接続されているコモン
端子C及び一端側がフォトカプラIC1 の発光素子部に
接続されている電流制限抵抗R2の他端側に接続されて
いるノーマルコネクタ端子NCを有している。
【0026】前記トランスファー接点k1 は、リレー駆
動部k1Rにより、図示のようにノーマルコネクタ端子N
C側を閉成しているときには、電話装置は所謂着信待ち
の状態となっている。この状態で、電気通信回線L1
2 から着信信号が着信すると、この着信信号の電流
は、電気通信回線L1 ,L2 と、着信信号抽出回路1、
トランスファー接点k1 、電流制限抵抗R2 及びフォト
カプラIC1 の発光素子部によって形成される閉ループ
に流れるとともに、ダイオードブリッジ整流回路4を通
して直流閉結回路5にも流れる。
【0027】前記トランスファー接点k1 は、又、リレ
ー駆動部k1Rにより、ノーマルオープン端子NO側を閉
成しているときには、電話装置は電気通信回線L1 ,L
2 を捕捉した状態となっている。この状態では、前記ト
ランスファー接点k1 が前記着信信号抽出回路1を短絡
するようになっているから、前記電気通信回線L1 ,L
2 から供給された直流信号は、トランスファー接点
1 、ダイオードブリッジ整流回路4を通って内部通話
ラインL3 ,L4 に設けられているトランジスタT
1 ,TR2 を始めとする直流閉結回路5に供給される
こととなる。前記トランスファー接点K1 は、フックス
イッチ(図示しない)のフック状態に応じて切換えられ
る。前記トランスファー接点k1 は、更に、リレー駆動
部k1Rにより、ノーマルオープン端子NOとの間を断/
続するスイッチング動作を行なうことによって発生させ
たパルス信号をダイヤルパルスとして、前記電気通信回
線L1 ,L2 に対し送出するようになっている。
【0028】リレー駆動部k1Rは、CPU3の制御下に
置かれ、CPU3から出力される制御信号に従って、ト
ランスファー接点k1 の上記のごとき切換えや、スイッ
チング動作を行なわせるように構成されている。
【0029】フォトカプラIC1 は、電話装置が所謂着
信待ちの状態で、電気通信回線L1 ,L2 から着信信号
が伝送されたときに、この着信信号の着信を検出するた
めに設けられている。
【0030】フォトカプラIC1 の発光素子部は、着信
信号の検知が直接可能なように、互いに逆方向に並列接
続された2個の発光素子(発光ダイオード)から成って
いる。フォトカプラIC1 の発光素子部は、その一端側
が、ダイオードブリッジ整流回路4の他方の交流入力側
と接続されている電気通信回線L2 に接続されている。
一方、フォトカプラIC1 の発光素子部の他端側は、前
述したように、トランスファー接点k1 のノーマルコネ
クタ端子NCと接続されている電流制限抵抗R2 が、接
続されている。更に、フォトカプラIC1 の発光素子部
に対して並列に、着信検出電圧調整用の抵抗R3 が接続
されている。フォトカプラIC1 の発光素子部は、既に
説明したように、トランスファー接点k1 が図示のごと
くノーマルコネクタ端子NC側を閉成しているときに、
電気通信回線L1 ,L2 から伝送された着信信号(16
Hz)によって駆動され、発光するようになっている。
【0031】一方、フォトカプラIC1 の受光素子(フ
ォトトランジスタ)は、CPU3に接続されており、前
記発光素子部からの光の照射を受けて導通する。この導
通により、前記受光素子は、論理レベル“L”の信号を
CPU3に対して出力する。
【0032】ダイオードブリッジ整流回路4は、電話装
置の所謂着信待ちの状態においては、電気通信回線
1 ,L2 から伝送された着信信号を全波整流して内部
通話ラインL3 ,L4 側に出力する。ダイオードブリッ
ジ整流回路4は、又、トランスファー接点k1 がノーマ
ルオープン端子NO側を閉成して、着信信号抽出回路1
を短絡しているときは、電気通信回線L1 ,L2 側から
供給された直流信号を受けて、内部通話ラインL3 ,L
4 側に出力する。
【0033】CPU3は、前述したように、リレー駆動
部k1Rに制御信号を出力することによって、トランスフ
ァー接点k1 を、回線捕捉手段、ダイヤルパルス送出手
段或いは電気通信回線L1 ,L2 から伝送された着信信
号を前記発光素子部に供給するためのスイッチとして機
能させる。CPU3は、又、フォトカプラIC1 の受光
素子が導通状態となることにより、受光素子から論理レ
ベル“L”の信号が出力されると、該論理レベル“L”
信号によって電気通信回線L1 ,L2 から着信信号の着
信があったことを認識する。
【0034】本実施例では、着信信号の着信により、電
気通信回線L1 ,L2 と着信信号抽出回路1、トランス
ファー接点k1 、電流制限抵抗R2 、フォトカプラIC
1 によって形成されるループを流れる電流の方が、着信
信号抽出回路1から直流閉結回路5を流れる電流よりも
大きくなるように、電流制限抵抗R2 の値と着信検出電
圧調整用抵抗R3 の値とが選定されているものとする。
【0035】上記構成において、トランスファー接点k
1 が図示のごとくノーマルコネクタ端子NC側を閉成し
ているときに、電気通信回線L1,L2 側から着信信号
が着信すると、この着信信号の電流が電気通信回線
1 ,L2 、着信信号抽出回路1、トランスファー接点
1 、電流制限抵抗R2 及びフォトカプラIC1 の発光
素子部によって形成される閉ループを流れる。これとと
もに上記着信信号の電流は、ダイオードブリッジ整流回
路4の一方の交流入力側から内部通話ラインL3 、トラ
ンジスタTR1 ,TR2 、内部通話ラインL4 側を経て
ダイオードブリッジ整流回路4の他方の交流入力側へと
流れることとなる。このように、上記着信した着信信号
の電流は、フォトカプラIC1 の発光素子部を流れる電
流と、ダイオードブリッジ整流回路4を経て直流閉結回
路5を流れる電流とに分流する。しかしながら、前述し
たように、フォトカプラIC1 の発光素子部側を流れる
電流の方が、前記直流閉結回路5を流れる電流よりも大
きくなるように、電流制限抵抗R2 の値と着信検出電圧
調整用抵抗R3 の値とを選定しているので、これによっ
て、フォトカプラIC1 による着信信号の着信検出が不
可能になったり、その他着信検出に悪影響が生じる等の
不具合の発生が防止できる。
【0036】一方、トランスファー接点k1 がノーマル
オープン端子NO側を閉成して着信信号抽出回路1を短
絡しているときには、電気通信回線L1 ,L2 側からの
直流信号により、電気通信回線L1から流れ込む直流電
流は、トランスファー接点k1 からダイオードブリッジ
整流回路4、直流閉結回路5を通って電気通信回線L2
へと流れる。この直流電流の内部通話回線L3 ,L4
への流入により、電話装置は電気通信回線L1 ,L2
捕捉したこととなる。
【0037】更に、前記トランスファー接点k1 がノー
マルオープン端子NOとの間を断/続するスイッチング
動作を行なうと、このスイッチング動作に起因して生じ
たパルス信号が、ダイヤルパルスとして電気通信回線L
1,L2 側へと送出されることとなる。
【0038】以上説明したように、本発明に従う一実施
例によれば、電気通信回線L1 に接続されている着信信
号抽出回路1の短絡が可能なように、リレーK1 のトラ
ンスファー接点k1 を接続し、電流制限抵抗R2 に対し
て、前記トランスファー接点k1 が接続されたときに、
電気通信回線L1 ,L2 から伝送された着信信号の着信
検出が可能なようにフォトカプラIC1 を接続すること
としたので、前記トランスファー接点k1 、1個のみ
で、回線捕捉手段、ダイヤルパルス送出手段、電話装置
を所謂着信待ち状態とするためのスイッチの3種類の機
能を果すことが可能となり、1外線当り1個の2トラン
スファー接点のリレーを用いなくてもよくなった。その
ため、着信回路の回路構成の簡単化が図れるのみなら
ず、コスト高となるのを防止することも可能となった。
又、着信信号の着信時、フォトカプラIC1 の発光素子
部側を流れる電流の方が、直流閉結回路5側を流れる電
流よりも大きな値となるように、電流制限抵抗R2 の値
と着信検出電圧調整用抵抗R3 の値とを選定することと
したので、直流閉結回路5を流れる電流によって、フォ
トカプラIC1 の着信検出が影響されることがなく、着
信信号の検出が確実に行なえるようになった。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
電話回線と電話装置の直流閉結回路との間に設けられ、
前記電話回線から出力された電圧の極性方向を一方向に
そろえる整流回路と、この整流回路と前記電話回線との
間に介在され、前記電話回線からの着信信号を抽出する
着信信号抽出手段と、この着信信号抽出手段の出力端側
で着信時に抽出された前記着信信号を着信信号検出手段
に導出する第一の信号経路と、前記着信信号抽出手段の
出力端側と入力端側とを短絡する第2の信号経路とを着
信信号の到来に応じて切換る信号経路切換手段と、を有
することとしたので、回路構成が簡単化でき且つコスト
高となるのを防止することが可能な着信回路を提供する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に従う着信回路の全体的な構
成を示した図。
【図2】従来技術に従う着信回路の全体的な構成を示し
た図。
【符号の説明】
1 着信信号抽出回路 4 ダイオードブリッジ整流回路 5 着流閉結回路 L1 電気通信回線 L2 電気通信回線 L3 内部通話ライン L4 内部通話ライン K1 リレー(1外線当り2トランスファー接点のリレ
ー) k1 トランスファー接点 k1R リレー駆動部 IC1 フォトカプラ

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電話回線との接続のために電話装置に設け
    られる、着信信号検出手段を備えた着信回路において、
    前記電話回線と前記電話装置の直流閉結回路との間に設
    けられ、前記電話回線から出力された電圧の極性方向を
    一方向にそろえる整流回路と、この整流回路と前記電話
    回線との間に介在され、前記電話回線からの着信信号を
    抽出する着信信号抽出手段と、この着信信号抽出手段の
    出力端側で着信時に抽出された前記着信信号を前記着信
    信号検出手段に導出する第1の信号経路と、前記着信信
    号抽出手段の出力端側と入力端側とを短絡する第2の信
    号経路とを着信信号の到来に応じて切換る信号経路切換
    手段と、を有することを特徴とする着信回路。
JP3049382A 1991-03-14 1991-03-14 着信回路 Expired - Fee Related JP2916282B2 (ja)

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