JPH01227554A - 電話回線の極性反転検出装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、発呼側と被呼側間の電話回線が捕捉されたと
きに電話局交換機の特質に基づいて生じる電話回線の極
性反転を検出する装置に関する。

〈従来の技術〉 自動的に電話回線を介して情報信号の送信を行う電話通
信製Ｍ（ファクシミリ装置、転送電話機、データ通信モ
デムなど）では、相手側装置との間の電話回線を捕捉す
るダイアル信号（回線選択信号）を送出した後、回線が
捕捉されたことを検知するときなどに、電話回線の極性
反転の検出が行われる。

従来この種の電話回線の極性反転検出装置は、第５図に
示すように、図外の電話回線から電力の供給を受けて作
動する電話回路部（２）に接続されるとともに、電話回
線と連なる第１、第２の接続端子（Ｌ１）、（Ｌ１）間
に挿入された逆並列接続の第１、第２の発光ダイオード
（１０ａ）、（１０ｂ）と、この第１、第２の発光ダイ
オード（１０ｍ）　。

（１０ｂ）それぞれに近接配置された第１、第２のフォ
トトランジスタ（ｌｌａ）、（ｆｌｂ＞とで構成されて
いる。

即ち、第１、第２のフォトカプラ（９ｍ＞　、　（９ｂ
）を電話回路部（２）と直列に接続したものである。

なお、検出信号をフォト力１う（９ａ）　、　（９ｂ）
を介して判別手段を有する制御回路に伝送するのは、電
話回線からの電力で作動する電話回路部と、商用電源な
どで作動する制御回路などとの電気的絶縁を保つためで
ある。

〈発明が解決しようとする課題〉 上記の構成において、電話回線に流れる電流をＩｔ、＝
１６ｓ＋Ａとし、第１、第２の接続端子（Ｌ１）、（Ｌ
１）側からみた直流抵抗の上限をＲ＝２００Ωとすると
、接続端子（Ｌ１）、（Ｌ１）間の端子間電圧Ｖ　Ｌ　
Ｉ−Ｌ　２は、 Ｖ　Ｌ、Ｉ　　Ｌ−２＝　ＲＸ　Ｉ　Ｌ＝　２００　（
Ω）Ｘ　１６　（ＪＩＡ　）＝３．２（Ｖ） となる。

ここで、第１、第２の発光ダイオード（１０ａ）　。

（１０ｂ）の電圧降下Ｖｆ（ムｔｏ）を１．８■、電話
回線から直流電流をとり出すための整流回路としてのダ
イオードブリッジ回路（２＆）の電圧降下を２Ｖｆ（ｏ
ｓ）を２　Ｘ　０．６　Ｖとすると、ダイアル信号を送
出するダイアル回路や送受信号の分離を行う通話回路な
どで構成される電話回路（２ｂ）に供給される電圧■５
は、 Ｖ＋、＝Ｖｃ＋−＋、ｚ　　Ｖｆ（ｔ、ｔｏ＞　　２Ｖ
ｆ（ａｍ＞＝３．２−１．８−２ｘ０．６　。

＝０．２　（Ｖ） となる。

即ち、極性反転検出装置が電話回路部（２）と直列に接
続されているので、この極性反転検出装置の電圧降下に
よって電話回路（２ｂ）に供給される電圧が低下し、電
話回路〈２ｂ）が動作しなくなるという問題点があった
。

そこで、本発明は極性反転検出装置を電話回線から作動
電力の供給を受ける電話回路部（２）と並列に接続する
ことにより、このような問題点を解決したものである。

く課題を解決するための手段〉 該目的を達成するための本発明の構成を、代表的な実施
例を示す図面において説明すると、第１の発明は電話回
線に連なる笹１、第２の接続端子（Ｌ１）、（Ｌ１）に
、上記電話回線から作動電力の供給を受ける電話回路部
（２）と並列に、インピーダンス回路（４）とこのイン
ピーダンス回路（４）に直列に互いに逆方向に接続され
た、第１、第２のフォトカプラ（５ａ）　、　（５ｂ）
を備えた極性反転検出回路（３）を接続した構成とした
ものであり、また、第２の発明は、電話回線と連、なり
この電話回線から作動電力の供給を受ける電話回路部（
２）が接続される第１、第２の接続端子（Ｌ１）、（Ｌ
ｘ、）間に直列接続された第１、第２のフォトカプラ（
５ａ）　、　（５ｂ）と、第１のフォトカプラ（５ａ）
と第２のフォトカプラ（５ｂ）との接続点（１２）と上
記一方の接続端子（Ｌ１）または（Ｌ１）の間に挿入さ
れたインピーダンス回路（４）からなる極性反転検出回
路（３）を備えた構成としたものである。

く作用〉 本発明は、このような構成としたものであるから、接続
端子（Ｌ１）、（Ｌ１）を通して極性反転検出回路（３
）に電流が流れると、電流の方向に応じて、第１、第２
のフォトカプラ（５ａ）　、　（５ｂ）の何れか一方の
、例えば第１のフォトカプラ（５ａ）の発光ダイオード
（６ａ）に通電されて発光し、これを受光したフォトト
ランジスタ（）ａ）の出力に検出信号が得られる。

電話回線の極性が反転すると、極性反転検出回路（３）
に流れる方向が反転して、第１のフォトカプラ〈５ａ）
に代わって、第２のフォトカプラ（５ｂ）の発光ダイオ
ード（６ｂ）が導通して発光し、これを受光したフォト
トランジスタ（７ｂ）の出力に極性反転検出信号が得ら
れる。これらの関係は逆の場合でも同様である。

また、極性反転検出回路（３）を電話回路部（２）と並
列に接続したので、従来の第１、第２のフォトカプラ（
９ｍ＞　、　（９ｂ）部分での電圧降下がなく、通話回
路（２ｈ）に供給される電圧が従来のものに比べて発光
ダイオードのＶｆ電圧分の約１．８Ｖ上昇する。

〈実施例〉 以下本発明の実施例について図面に基づいて説明する０
図中、第５図の従来例と同等部分については、同一符号
を付し、その説明は省略する。

第１図は第１発明の代表的な第１の実施例を示すもので
、電話回線の第１の端子（１ａ）と接続端子（Ｌ１）と
第２の端子（１ｂ）と接続端子（Ｌ１）との間であって
電話回路部（２）と並列にインピーダンス回路（４）と
このインピーダンス回路（４）に直列に接続され互いに
逆方向に接続された第１、第２のフォトカプラ（５ａ）
　、　（５ｂ）とからなる極性反転検出回路（３）を接
続し、上記第１、第２のフォトカプラ（５ａ）、（５ｂ
）の出力を電話回線の極性反転検出信号とする。

この極性反転検出信号によって、制御回路（１ｍ示せず
）を駆動して、被呼者側の電話機との間の接続状態を自
動的に検出し、ファクシミリや転送電話などの自動応答
検出装置に利用するとともに、その他の制（卸を行う。

上記第１、第２のフォトカプラ（５ａ）　、　（５ｂ）
はそれぞれ公知のフォトカプラであって、第１、第２の
発光ダイオード（６ａ）　、（ｆｉｂ）とこれらに近接
してそれぞれ配置された第１、第２のフォトトランジス
タ（７ａ）　、　（７ｂ）とから構成される。

また、インピーダンス回路（４）は極性反転検出回路（
３）の直流抵抗及び交流インピーダンスを上昇させて、
この部分での電力損失を小さくし、電圧降下を低減する
もので、本実施例では抵抗（４ａ）である。

このインピーダンス回路（４）は、第２図（ａ）に示す
ような抵抗（４ａ）とチョークコイル（４ｂ）の直列回
路、第２図（ｂ）に示すように抵抗（４ａ）と定電流ダ
イオード（４Ｃ）の直列回路などであってもよく、また
、上記チョークコイル（４ｂ）は第２図（ｃ）に示すよ
うに電子回路で構成してもよい。

第３図は第２の実施例を示し、第１、第２のフォトカプ
ラ（５ａ）　、　（５ｂ）と一方の電話回線の第２の端
子（１ｂ）との間にスイッチング回路（８）、（８）を
それぞれ挿入したもので、このスイッチング回路（８）
はリレーや通常のトランジスタによるスイッチング回路
でもよいが、同図に示すように、発光ダイオード（８ａ
）とこれに近接して配置したフォトトランジスタ（８ｂ
）とからなるフォトカプラで構成してもよい。

本実施例では、極性反転検出回路（３）を常時動作させ
る必要がない場合や、常時動作させるのが不都合な場合
に、この極性反転検出回路（３）を断続的に動作させる
ことを目的とするもので、この場合、発光ダイオード（
８ａ）に入力される制御信号によってフォトトランジス
タフ８ｂ）をＯＮ・ＯＦＦさせて、極性反転検出回路（
３）そのものを接続端子（Ｌ１）、（Ｌ１）に断続させ
る。

第４図は第２の発明を示し、一方の電話回線の第１の端
子（１ａ）に第１、第２のフォトカプラ（５ａ）　、　
（５ｂ）をそれぞれ接続し、この第１、第２のフォトカ
プラ（５ａ）　、　（５ｂ）の他端を共通に接続し、こ
の接続点（１２）をインピーダンス回路（４）、スイッ
チング回路（８）を介して電話回路部（２）の接地ライ
ンに接続したもので、第２の実施例と同様の動作をする
が、本実施例によればスイッチング回路（８）が１個削
減できる。

以上本発明の代表的と思われる実施例について説明した
が、本発明は必ずしもこれらの実施例構造のみに限定さ
れるものではなく、本発明にいう構成要件を備え、かつ
本発明にいう目的を達成し、以下にいう効果を有する範
囲内において適宜改変して実施することができるもので
ある。

〈発明の効果〉 以上の説明から既に明らかなように本発明は、極性反転
検出回路を電話回路部と並列に接続しなので、従来のも
のに比べて電話回路に供給される電圧が上昇するため、
電話回路が良好に動作する。

【図面の簡単な説明】

第１図は第１発明の電話回線の極性反転検出装置の代表
的な実施例の構成を示す図、第２図（ａ）〜（ｅ）は同
インピーダンス回路の構成を示す図、第３図は同他の実
施例の構成を示す図、第４図は第２発明の電話回線の極
性反転検出装置の代表的な実施例の構成を示す図、第５
図は従来の電話回線の極性反転検出装置の構成を示す図
である。 図中、（２）は電話回路部、（３）は極性反転検出回路
、（４）はインピーダンス回路、（５ａ）は第１のフォ
トカプラ、（５ｂ）は第２のフォトカプラ、（１２）は
接続点、（Ｌ１）は第１の接続端子、（Ｌ２）は第２の
接続端子である。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 ［１］電話回線に連なる第１、第２の接続端子（Ｌ＿１
   ）、（Ｌ＿２）に、上記電話回線から作動電力の供給を
   受ける電話回路部（２）と並列に、インピーダンス回路
   （４）とこのインピーダンス回路（４）に直列に互いに
   逆方向に接続された、第１、第２のフォトカプラ（５ａ
   ）、（５ｂ）を備えた極性反転検出回路（３）を接続し
   た電話回線の極性反転検出装置。 ［２］電話回線と連なりこの電話回線から作動電力の供
   給を受ける電話回路部（２）が接続される第１、第２の
   接続端子（Ｌ＿１）、（Ｌ＿２）間に直列接続された第
   １、第２のフォトカプラ（５ａ）、（５ｂ）と、第１の
   フォトカプラ（５ａ）と第２のフォトカプラ（５ｂ）と
   の接続点（１２）と上記一方の接続端子（Ｌ＿１）また
   は（Ｌ＿２）の間に挿入されたインピーダンス回路（４
   ）からなる極性反転検出回路（３）を備えた電話回線の
   極性反転検出装置。