JP2915556B2 - 浮桟橋用浮体の製造方法 - Google Patents

浮桟橋用浮体の製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は浮桟橋用浮体の製造方法、更に詳しくは発泡
体からなるブロックを衝撃に対して耐え得る強度を有す
る外壁で包被した浮桟橋用浮体の製造方法に関するもの
である。
(従来技術) 浮桟橋用浮体の製造方法は、第9図に示すように、発
泡体からなるブロック1の上下面に外壁厚と同等厚のス
ペーサー6を固着し、該ブロック1を該ブロック1より
も若干大きな内容積の成形型Aの底部に載置すると共に
更にブロック1を、上側のスペーサー6に当接する押え
治具7で押圧し、ブロック1側周面と、成形型A内周面
との外壁成形空間1gから外壁成形用材料100を注入する
ことで、同材料100をブロック1の下面下、ブロック1
の側面サイドの外壁成形空間1g,1g及びブロック上面上
に回り込ませ、該外壁成形用材料100の硬化後、押え治
具7を取除き、そして脱型する。
(発明が解決しようとする課題) しかし、上記先行技術では、ブロック1側周面と、成
形型A内周面との外壁成形空間1gから外壁成形用材料10
0を注入した際、注入圧力によってブロック1が横方向
に微動して外壁成形空間1g幅が変化し、均等厚の外壁4
を成形できない精度上の問題があった。
これを防止する為に押え治具7を重量化することや、
ブロック1側周面と成形型A内側面との間の外壁成形空
間1g全周から同時に外壁成形材料100を注入することが
提案されるが、前者の場合、ブロック1を押し潰した状
態で外壁成形材料100が硬化してしまい、打込面の外壁
が厚くなり所定の浮力が得られなくなってしまう。一方
後者の場合には成形された外壁4の底部に大きな気泡が
混入してしまい、外壁4の密実な成形が困難であり、共
に好ましくない。
本発明は上記従来事情に鑑みてなされたもので、その
目的とする処は、大きな気泡の混入及び寸法精度の狂い
がない外壁を有する浮桟橋用浮体を製造する方法を提供
することにある。
(課題を解決する為の手段) 上記目的を達成する為に講じた技術的手段は、中央部
に注入口を開設した発泡体からなるブロックを外壁成形
用型の底面に形成材料が注入口の下側開口より外周に廻
り込ませる案内手段を介して水平状に載置してそのブロ
ックの側周面と、対向する外壁成形用型の内周面との間
に外壁成形空間を確保し、且つブロック底面と成形型底
面との間に外壁成形空間を確保した状態でブロック上面
と当接する押え治具を成形型に設け、前記注入口から外
壁成形材料を注入してブロック外周面に外壁成形材料を
回り込ませ、半硬化又は硬化後押え治具を取外し、更に
脱型することを要旨とする。
上記の案内手段としては、ブロック底面と成形型底面
との間に空間を確保する所定厚さの座用突起を設置する
方法、或いはブロックに開穿する注入口の下側開口をラ
ッパ状に拡開させる方法等が挙げられる。そして、外壁
成形材料を外周に廻り込ませる案内手段として外壁成形
空間の厚さより薄い座用突起を用いた場合、及び注入口
の下側開口をラッパ状とした場合は、成形材料の注入に
よってブロックが上方へ押し上げられるため、押え治具
はブロック上面と所定の間隔を隔てた高さ位置に配置す
る。又、座用突起を用いた場合でもその座用突起の厚さ
が外壁成形空間と同じである場合は、最初からブロック
上面に押え治具を当接配置するものとする。
又、本発明で使用する外壁成形材料としては、例えば
コンクリート,セメントモルタル,樹脂モルタル,レジ
ンコンクリート,繊維補強モルタル等が挙げられる。
(作 用) 上記技術的手段によればブロックの中央部に開口した
注入口から注入する外壁成形材料が、上記注入口の下端
開口部から座用突起やラッパ状の開口によって外壁成形
用型の底面上に区画される隙間内へ左右対称状に均一な
速度で流れ込み、ブロックの外周に廻り込む。
そして、ブロック底面と成形型底面との間の外壁成形
空間がブロック上面と押え治具で規制されているため、
注入する外壁用成形材料はブロック下側の外壁成形空間
に充填した後、ブロック側周面の外壁成形空間内を上昇
して充填し、更には治具の端部を埋設してブロック上面
上に回り込む。従って、外壁成形材料の半硬化又は硬化
後、治具を取外して脱型すれば、ブロックの外周面に所
定厚の外壁を有する浮桟橋用浮体が成形される。
(発明の効果) 本発明は以上のように構成したので偏肉部分及び気泡
の混入が無い耐久性に優れた高精度の浮桟橋用浮体を簡
単に製造することができる。
(実施例) 次に、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図乃至第5図において、1は発泡体からなるブロ
ック、Aは外壁成形用型、2は治具を夫々示している。
ブロック1は縦寸法1000mm、横寸法2000mm、高さ寸法
500mm程度とする直方体形状に、発泡性の材料で成形し
てなり、中央部に注入口1aを開設すると共に4コーナー
に近接する部位にその注入口1aと平行な縦孔1b…を開設
し、更にその縦孔1b及び注入口1aと平行に後述する治具
2の挿通孔3を散在して開孔してある。
また、このブロック1は、その下面に外壁成形材料と
同質材からなる均一な高さの座用突起1cを複数個固着す
ると共に、上面及び側周面に同様に外壁成形材料と同質
材からなる薄肉なスペーサー体1eを複数個固着してな
り、この座用突起1c、スペーサー体1eの外面に当接する
補強層1fで全面が被覆してある。
補強層1fは、FRP筋、鉄筋を編組した面状体や、スチ
ールファイバー、合成樹脂繊維メッシュ、合成樹脂チョ
ップ、ステンレスメッシュなどからなる面状体を、ブロ
ック1の各外面に相応する面積に形成し、これを前記座
用突起1c、スペーサー体1eの外面に貼着等の所望の手段
で固着している。
外壁成形用型Aは上記補強層1fで被覆したブロック1
よりも一回り大きな内容積、即ち底面に、座用突起1cを
載置した際、ブロック1側周面と対向する内周面との間
に外壁成形空間1gを確保する広さに、分解可能に組立成
形してある。
また、外壁成形用型Aにはその底板部a1にブロック1
の挿通孔3と相対する小孔a1′を開孔する。
治具2は先端に短寸な螺軸部2a″を有する長尺ボルト
2aと、その螺軸部2a′に螺合するナット2bならびに、そ
の螺軸部2a″に挿通する浮上防止体2cとで構成してあ
る。
浮上防止体2cは後述外壁成形用材料と同質な平板であ
り、中央に前記螺軸部2a″の通孔2c′を開孔している。
而して、長尺ボルト2aを外壁成形用型Aの底板部a1
小孔a1から差込んで、同長尺ボルト2aを立設させると共
に挿通孔3内にそのボルト軸2a′を軸通してブロック1
を外壁成形用型Aの底面に載置し、該ブロック1から突
出する螺軸部2a″に、通孔2c′を遊嵌した後、ナット2b
止めして浮上防止体2cを抜落不能に支持する(第1
図)。このナット2bは第4図に示すように、外壁用成形
材料100の注入によって浮上するブロック1で押し上げ
られる浮上防止体2cがブロック1下面と外壁成形用型A
の底面との間に外壁成形空間1gを形成する高さ位置まで
上昇して配置されるその高さ位置の螺軸部2a″部分に螺
着しておく(第3図)。
次に、注入口1aから水頭を利用して外壁成形材料(セ
メントモルタル等)100を注入していく。注入された外
壁用成形材料100はブロック1中央部の、その注入口1a
から座用突起1cの隙間内へ左右対称状に流れ込み、長尺
ボルト2aのボルト軸2a′をガイドとして上面がナット2b
で浮上が規制される浮上防止体2cに当接するまでブロッ
ク1を浮上させてブロック1下側の外壁成形空間1gを外
壁成形材料100で充填し、(第3図)、継続的に注入さ
れる外壁成形材料100はブロック1周囲の外壁成形空間1
g全域内を均一な速度で上昇し、そしてブロック1上面
上に層状に回り込んでナット2b及び浮上防止体2cを埋設
する(第4図)。
従って、1ショット分の外壁成形材料100を注入し、
更に養生時間経過後に長尺ボルト2aのみを抜き取り、外
壁成形用型Aを分解して脱型すれば、全周に亘って均一
厚の外壁4が一体成形された浮桟橋用浮体Bが製造され
る(第5図,第6図)。
尚、外壁用成形材料100の注入ホース5を抜き取った
時に生じる残孔や長尺ボルトを引き抜いた時に生じる残
孔は手作業で後処理する。
ちなみに、この実施例で製造された浮桟橋用浮体Bは
発泡体からなるブロック1と、そのブロック1を包被し
た外壁4と、その外壁4の上下の構成壁部4a,4a相互に
亘って一体成形された複数本の補強体4bならびに、その
外壁4内に施層された補強層1fとを有し、その補強体4b
が外圧に対するひしゃげる方向への変形力に抗して外壁
4を箱形形状に保形し、剛性を付与すると共に、補強層
1fが耐衝撃性を付与する為、より耐久性に富む信頼性の
ある構造になっている。
第7図や第8図は他の実施例を示している。
第7図は、外壁成形用型Aの開口縁に適宜間隔をおい
て引っ掛ける治具2が、外壁成形用材料注入に伴なうブ
ロック1の浮上高さを規制する第1ストッパー片2dと、
浮上時のブロック1の横移動を規制する第2ストッパー
片2eとを有し、外壁成形用型Aの底面に載置したブロッ
ク1の、その中央部の注入口1aから外壁成形材料を注入
した際、その第2ストッパー片2eでブロック1を第1ス
トッパー片2dに当接するまで真上方向に案内するように
構成してある。
第2ストッパー片2eは下向きに肉厚を漸減する断面形
状してブロック1が横振れを起こしても、真上方向に案
内されるように確実性を付与し、第1ストッパー片2dは
ブロック1上面との間に外壁成形空間1gを隔てた高さ位
置にセットしている。
この治具2はブロック1の浮上力によっては浮き上が
らない程度の重量を有しており、注入した後、ブロック
1外周面に回り込んだ外壁成形材料が半硬化又は硬化し
た時点で治具2を取除き、前記実施例と同様に脱型す
る。
第8図は前記実施例において治具2のその第1ストッ
パー片2dと、第2ストッパー片2eとを分離した例を示
し、第1ストッパー片2dを、外壁成形用型A回りに自立
させた支持脚2gのその外壁成形用型Aの開口に臨む部分
に、取付けている。
この実施例の場合にも、第1ストッパー片2dを下向き
に肉厚を漸減する断面形状にすること、及び第2ストッ
パー片2dをブロック1上面に対して外壁成形空間1gを隔
てた高さ位置にセットすること前記実施例とかわりな
い。
尚、図示しないがブロック1の中央部に開設されてい
るその注入口1aから注入される外壁成形材料100が、座
用突起1cによって外壁成形用型Aの底面に形成される隙
間内へ左右対称状に均一な速度で流れ込んでブロック1
を真上に浮上させる浮力を生成する為、あえて長尺ボル
ト2a、第2ストッパー片2eは必要とせず、端部を浮上防
止体2cや第1ストッパー片2dとした治具2のその浮上防
止体2c、第1ストッパー片2dを、外壁成形用型Aの底面
に載置したブロック1上面に外壁成形空間1gを隔てた位
置にセットし、中央部の注入口1aから外壁成形材料を注
入していく方法をも本発明は対称としている。又、上述
した外壁成形材料の注入はモルタルポンプを用いて圧送
してもよいものである。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明浮桟橋用浮体の製造方法の実施例を示し、
第1図は第2図の(1)−(1)線断面図で、ブロック
を外壁成形用型の底面に載置した状態を示す、第2図は
同平面図、第3図は外壁成形材料を注入している状態を
示す縦断面図、第4図は注入完了後の状態を示す縦断面
図、第5図,第6図は脱型している状態を示す縦断面
図、第7図,第8図は他の実施例の部分断面図でブロッ
クを外壁成形用型の底面に載置した状態を示す、第9図
は従来の製造方法の、縦断面図で外壁成形材料注入後の
状態を示す。 尚図中、 A:外壁成形用型、1:ブロック 1c:座用突起、1g:外壁成形空間 1a:注入口、2:治具

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】中央部に注入口を開設した発泡体からなる
    ブロックを外壁成形用型の底面に形成材料が注入口の下
    側開口より外周に廻り込ませる案内手段を介して水平状
    に載置してそのブロックの側周面と、対向する外壁成形
    用型の内周面との間に外壁成形空間を確保し、且つブロ
    ック底面と成形型底面との間に外壁成形空間を確保した
    状態でブロック上面と当接する押え治具を成形型に設
    け、前記注入口から外壁成形材料を注入してブロック外
    周面に外壁成形材料を回り込ませ、半硬化又は硬化後押
    え治具を取外し、更に脱型することを特徴とする浮桟橋
    用浮体の製造方法。
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