JP2915493B2 - パチンコ機 - Google Patents

パチンコ機

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JP2915493B2 JP11793490A JP11793490A JP2915493B2 JP 2915493 B2 JP2915493 B2 JP 2915493B2 JP 11793490 A JP11793490 A JP 11793490A JP 11793490 A JP11793490 A JP 11793490A JP 2915493 B2 JP2915493 B2 JP 2915493B2
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【発明の詳細な説明】 《産業上の利用分野》 本発明は、遊技者にはパチンコ球を放出することな
く、パチンコ機設置島内、または、パチンコ機内でパチ
ンコ球を循環させて遊技するようにしたパチンコ機に関
する。
《従来の技術》 パチンコ機内に一定数のパチンコ球を封入し、該封入
したパチンコ球を循環させて遊技を行ない、遊技者に
は、パチンコ球を放出する代わりに自己の持球数を磁気
カードに書き込むようにしたパチンコ機が現在盛んに研
究開発されている。
このパチンコ機は、発射球を発射レールの発射部へ一
個づつ供給する打球自動供給装置と、遊技板の裏面に重
合設置した機構板に形成されアウト球とセーフ球を集め
る球集合樋と、この球集合樋と前記打球自動供給装置と
を連結する樋を有するもので、前記球集合樋が発射球貯
留部の機能を果たし、該球集合樋に集まったパチンコ球
を前記樋により打球自動供給装置に導いて循環させるよ
うにしたものである。
《発明が解決しようとする課題》 上記の従来技術では、打球自動供給装置と発射球貯留
部を樋で接続していたため、打球自動供給装置と発射球
貯留部の相互の配置が限定されてしまい、従って、発射
球貯留部をパチンコ機内に設けざるを得なかった。
《課題を解決するための手段》 上記の不具合を解消するため本発明は、遊技者にはパ
チンコ球を放出することなく、パチンコ機設置島内、ま
たは、パチンコ機内でパチンコ球を循環させて遊技する
ようにしたパチンコ機であって、 遊技板の裏面に重合するように設置した機構板と、 発射球を発射レールの発射部へ一個づつ供給する打球
自動供給装置と、 パチンコ機設置島内、または、パチンコ機内に設けら
れた発射球をプールする発射球貯留部と、 該発射球貯留部に一端を接続したパイプとを有し、 打球自動供給装置の球入口を前記機構板と重ならない
位置に配置すると共にその球入口に前記パイプの他端を
接続し、もって打球自動供給装置の球入口と発射球貯留
部とをパイプで直結してなるパチンコ機を提供するもの
である。
《作用》 打球自動供給装置と発射球貯留部とを接続するパイプ
の材質、或は長さを適宜選択することにより、発射球貯
留部を自由な位置に配置できる。従って、発射球貯留部
をパチンコ機から離れた場所に設けることもできる。
《実施例》 以下に本発明の実施例を図面を参照しつつ説明する。
第1図乃至第5図は第一実施例を示すものである。
パチンコ機1は、パチンコ球を遊技者に放出する代わ
りに、遊技者の持球数を磁気カードに記録する所謂カー
ド式パチンコ機である。該パチンコ機1は、第2図に示
したように外枠1aに開閉自在に設けられた前枠1bと、該
前枠1bに開設された窓孔1cに開閉自在に設けたガラス扉
枠1dと、このガラス扉枠1dの下側に開閉自在に設けた前
板1eとを有する。
前記ガラス扉枠1dの奥には遊技板7の遊技部7aが臨ん
でいる。この遊技部7aには、多数の入賞球受口器7b,7b
…や風車7c,7c等が装着され、さらにアウト球口7dが穿
設されている。
また、前記前枠1bには、磁気カードの挿入口2aと排出
口2bを設けたカード処理装置2と、遊技者の持球数を表
示する球数表示部3と、遊技者が磁気カードから使用す
る金額を選択する金額セレクトボタン4,4,4と、遊技の
終了を入力する清算ボタン5と、打球の発射勢を調節す
る操作ハンドル6等が設けられている。
パチンコ機1の裏面には、第3図に示したように、遊
技板7の裏面に重合するように設置され、かつ、該遊技
板7に対して扉状に開閉動自在なるように蝶着8,8され
た機構板9と、該機構板9に形成されており、入賞球と
アウト球を集めてそのパチンコ球を機外に排出する球集
合樋9aと、該球集合樋9aの上方に設置した制御装置10
と、打球発射装置Sが設けられている。
この打球発射装置Sは、第1図に示したように、発射
レール11の発射部11aにパチンコ球を一個づつ供給する
打球自動供給装置12と、前記操作ハンドル6の回転軸6a
の先端に固着したプーリー6bと、揺動自在に軸支された
打球槌13と、該打球槌13をカム14aを介して反復揺動さ
せる発射用モーター14と、前記打球槌13を打球方向に牽
引するばね15と、該ばね15の一端を係止するばね力調節
部材16と、このばね力調節部材16と前記プーリー6bをつ
なぐ紐17等を一枚の取付基盤18に集約して設置したもの
である。
前記打球自動供給装置12は、取付基盤18をクランク状
に曲げて形成される上方プレート部18aに装着したもの
であって、発射レール11を挟んで遊技板7側に配設さ
れ、かつ、機構板9と重なり合わないように配置され
る。該打球自動供給装置12は、箱状カバー12aにパチン
コ球の球入口12bと送出口12cを穿設してなる。打球自動
供給装置12の内部構造は、現在実施されているものの中
から任意に選定されるもので、本実施例では、打球槌13
の揺動動作に同期して作動する球送り用のソレノイド
(図示せず)を内蔵している。この打球槌13の揺動動作
にソレノイドを同期させるには、前記カム14aが打球槌1
3から離れた直後にON作動する光学式のセンサー20を該
カム14aに対向するように取付基盤18に設置し、このセ
ンサー20のON信号によってソレノイドを作動させればよ
い。また、このような球送り用のソレノイドを使用する
もの以外にも、従来最も一般的に使用されているよう
な、打球自動供給装置12内にシーソー動作可能に軸支し
た球送り部材を前記打球槌13と機械的に連係させ、該打
球槌13の揺動に伴って球送り部材を作動せしめ、もって
パチンコ球を送り出するようにしたもの、或は、電動モ
ーターを利用するもの等が考えられる。
しかして、この打球自動供給装置12に供給する発射球
をプールする発射球貯留部Pは、パチンコ機設置島21側
に設けられている。
すなわち、パチンコ機設置島21は、パチンコ機1,1…
を多数並設したもので、その上部にパチンコ機研磨リフ
ト(図示せず)で揚送されたパチンコ球を各パチンコ機
1,1…に運ぶ球供給樋22を架設し、また、パチンコ機1,1
…の下方に球集合樋9aから排出されるパチンコ球を前記
パチンコ球研磨リフトに回収する球回収樋23を架設して
なる。前記球供給樋22には、各パチンコ機1,1…ごとに
対応して分流樋22aが設けられている。そして、該分流
樋22aとパチンコ機1の打球自動供給装置12がフレキシ
ブルな螺旋コイル状のパイプ24Aによって連結されてい
る。このように前記球供給樋22と分流樋22aが発射球貯
留部Pの機能を果たす。
パイプ24Aを打球自動供給装置12の球入口12bに係止す
る係止手段について説明する。パイプ24Aの先端には嵌
入筒25が固着されている。該嵌入筒25は、先端に外向爪
26を形成した弾性片27を有する。一方、打球自動供給装
置12の球入口12bは円孔状に形成されており、該球入口1
2bの外側周縁に前記嵌入筒25を嵌入する円筒体28を突設
してなる。そしてさらに、この円筒体28に嵌入筒25の外
向爪26が係合する止め孔29が穿設されている。
係止手段は以上のように構成されているため、嵌入筒
25を円筒体28に挿入すれば弾性片27が内方に撓みながら
奥まで入り、外向爪26と円筒体28の止め孔29が係合して
パイプ24Aを固定することができる。従って、この係止
手段によれば、パイプ24Aの着脱がワンタッチ操作とな
り、パチンコ機1,1…の設置や交換作業が簡易迅速に行
なえる。
なお、パイプ24A内のパチンコ球は、発射球貯留部P
と打球自動供給装置12との高低差(落差)によって流下
させるものであるから、球入口12bの円筒体28を若干上
向きにすることによりさらにパチンコ球の流下を円滑に
することができる。
次に、パチンコ機1の作用について説明する。
遊技者が磁気カードをカード処理装置2に差し込むと
その磁気カードに記録された持球データが制御装置10に
読み込まれる。そして、遊技者が金額セレクトボタン4
を選択するとその金額分の持球が磁気カードから引き落
とされ、球数表示部3に発射可能な球数が表示される。
そして、遊技者が操作ハンドル6に触れると発射用モ
ーター14が作動して打球槌13が反復揺動する。この打球
槌13の揺動に同期して打球自動供給装置12が作動しパチ
ンコ球を一個づつ発射部11aに送り出す。この打球自動
供給装置12の前記球送り用のソレノイドは、制御装置10
によって制御されていて、遊技者の持球データが「0」
になると停止する。
打球自動供給装置12から送り出されたパチンコ球は、
打球槌13によって打ち出され、ガイドレールに沿って遊
技板7の遊技部7aに送り込まれる。この状態では制御装
置10の持球データから「1」が減算されている。
そして、パチンコ球がいずれかの入賞球受口器7bに入
賞すると該入賞球受口器77bに個々に設けた検出器30か
らの信号によって景品球数分の数値を制御装置10の持球
データに加算する。
また、こうして入賞した入賞球と、入賞しなかったア
ウト球は球集合樋9aに流れ込んで合流し、球回収樋23上
に排出されてパチンコ球研磨リフトに至り、パチンコ球
研磨リフトで磨かれながら揚送されて、球供給樋22を流
れて分流樋22aに分配され、パイプ24Aを通って打球自動
供給装置12に戻り、再び発射部11aに送り込まれて循環
するのである。
なお、以上のようにパチンコ機設置島21を一単位とし
てパチンコ球を循環させるようにすれば、パチンコ機設
置島21に設けたパチンコ球研磨リフトを利用して循環の
途中でパチンコ球の清掃を行なうことができ、従って、
パチンコ機1の中だけでパチンコ球を循環させるものに
比べて、パチンコ球の清掃(球磨き)が容易で手間がか
からない効果がある。
また、磁気カードを用いない普通のパチンコ機を設置
した既存のパチンコ機設置島においても分流樋22aが使
用されているため、この分流樋22aに嵌入筒25を設けた
パイプ24Aを装着し、一方、パチンコ機を第一実施例に
示したカード式パチンコ機に交換することにより、従来
設備をそのまま生かして簡単にカード式のパチンコ機に
移行することができる。
第6図は、第二実施例を示すもので、前記第一実施例
に対してパイプ24Aの係止手段が異なるものである。こ
の第二実施例の係止手段は、打球自動供給装置12の球入
口12bの外側に球受皿31を突設し、該球受皿31内に平面
Ω状の弾性クリップ32を固着したものである。該弾性ク
リップ32によってパイプ24Aの先端を挟着保持すること
により、パイプ24Aの先端が球受皿31から外れず、か
つ、パイプ24Aの着脱がワンタッチで行なえる。
第7図は、第三実施例を示すものである。
該第三実施例は、パチンコ球をパチンコ機1内で循環
させるものであって、前記球集合樋9aに螺旋コイル状の
パイプ24Bを連通させ、該パイプ24Bの先端球出口を打球
自動供給装置12の球入口12bに接続させるようにしたも
のである。この実施例におけるパイプ24Bと打球自動供
給装置12の係止手段は、前記第一実施例と同じである。
この第三実施例では、遊技部7aに発射されたパチンコ
球が機構板9の球集合樋9aに集まり、そのパチンコ球が
パイプ24Bを通って打球自動供給装置12に流れるもので
あり、球集合樋9aが発射球貯留部Pとして機能する。
《発明の効果》 以上のように本発明によれば、打球自動供給装置12と
発射球貯留部Pとを接続するパイプ24A,24Bの材質、或
は長さを適宜選択することにより、発射球貯留部Pを自
由な位置に配置することができる。
従って、発射球貯留部Pをパチンコ機設置島21側に設
けることも簡単にできる。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第5図は第一実施例を示すもので、第1図は
発射部分を示す斜視図、第2図はパチンコ機の斜視図、
第3図はパチンコ機の裏面図、第4図はパチンコ機設置
島の内部を示す裏面図、第5図は係止手段を示す要部の
断面図である。 第6図は第二実施例を示すもので、係止手段を示す一部
切欠側面図である。 第7図は第三実施例を示すもので、パチンコ機の裏面図
である。 1,1……パチンコ機、7……遊技板、9……機構板、11
……発射レール、11a……発射部、12……打球自動供給
装置、21……パチンコ機設置島、24A,24B……パイプ、
P……発射球貯留部。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】遊技者にはパチンコ球を放出することな
    く、パチンコ機設置島内、または、パチンコ機内でパチ
    ンコ球を循環させて遊技するようにしたパチンコ機であ
    って、 遊技板の裏面に重合するように設置した機構板と、 発射球を発射レールの発射部へ一個づつ供給する打球自
    動供給装置と、 パチンコ機設置島内、または、パチンコ機内に設けられ
    た発射球をプールする発射球貯留部と、 該発射球貯留部に一端を接続したパイプとを有し、 打球自動供給装置の球入口を前記機構板と重ならない位
    置に配置すると共にその球入口に前記パイプの他端を接
    続し、もって打球自動供給装置の球入口と発射球貯留部
    とをパイプで直結してなることを特徴とするパチンコ
    機。
  2. 【請求項2】前記打球自動供給装置を前枠に取り付けて
    なることを特徴とする請求項1記載のパチンコ機。
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JPS60120358U (ja) * 1984-01-25 1985-08-14 株式会社 記録社 極小組織片の採収容器
GB8415648D0 (en) * 1984-06-19 1984-07-25 Mclean W Identification of histology samples

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