JP2914971B2 - 磁気ディスク装置 - Google Patents

磁気ディスク装置

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JP2914971B2
JP2914971B2 JP62228324A JP22832487A JP2914971B2 JP 2914971 B2 JP2914971 B2 JP 2914971B2 JP 62228324 A JP62228324 A JP 62228324A JP 22832487 A JP22832487 A JP 22832487A JP 2914971 B2 JP2914971 B2 JP 2914971B2
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  • Moving Of Head For Track Selection And Changing (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、磁気デイスク装置における磁気ヘツドの所
定トラツク上への位置決め方式に係り、特に、磁気デイ
スクデータフアイルを検索する際のアクセス時間を短縮
するのに好適な、磁気ヘツドのゼロシリンダへの位置決
め方式に関する。 〔従来の技術〕 従来、磁気デイスク装置において、所要のデータを検
索するため磁気ヘツドをデータデイスク上の所定のデー
タトラツク(データシリンダ)上に位置決めする方式と
して、例えば、特開昭59−180860号公報、特開昭57−82
256号公報に示されるものが知られてる。前者の公報に
示されるものは高密度化されたシリンダピツチ(トラツ
クピツチ)に対する磁気ヘツドのアクセスのための目標
速度の決定法に関するものであり、後者の公報のもの
は、目標のデータトラツク(データシリンダ)への突入
時に、それまでの高速の速度制御から低速の位置制御に
円滑に切換えるようにしたものであつて、いずれも、高
い応答速度を持たせるという要求から、位置決め系にお
いて目的トラツク(シリンダ)へのアクセスタイムの短
縮を図る点を考慮して考案改良されたものである。 〔発明が解決しようとする問題点〕 上記従来技術では、目的のデータトラツクへのアクセ
ス動作、即ちシーク動作のアクセスタイムの短縮に注目
してその改良を図つたものであるが、フアイルの検索
(シーク動作)の際に、この検索に先立つて行われる、
磁気ヘツドをゼロシリンダ(ゼロ番トラツク、即ち、ホ
ームポジシヨン)へ復帰させる動作(Return to Zero、
以下「RTZ」と略す)について、その改良を図ることに
ついては何も言及されていない。 ここで、シーク動作とRTZ動作について若干説明を加
える。データを格納するデイスク(データデイスク)と
は別の磁気ヘツド位置制御用デイスク(サーボデイス
ク)を用いる形式の磁気デイスク装置の場合、位置決め
は主としてサーボデイスク上に記憶されているサーボ信
号に基いて行われる。サーボ信号は各データシリンダに
対応しており、磁気ヘツドがシリンダを横切る毎にサー
ボ信号が読出されてパルス(シリンダパルス)を発生す
るが、サーボ信号自体に上記ゼロシリンダを含め、各シ
リンダの絶対番地を識別する能力はない。あくまでも、
このパルスにより磁気ヘツドの相対的な移動速度や移動
距離が検出できるだけである。 シーク動作の場合、通常、磁気ヘツドの現在位置は判
つている。例えば、始めてのシーク動作では必ずゼロシ
リンダ(ホームポジシヨン)から出発させるようにす
る。途中でのシーク動作では、前回のデータ書込読取時
の磁気ヘツド位置が判つているからこれを使えばよい
し、又、前回のデータトラツク中に記憶されているトラ
ツク絶対番地(アドレス)を読取つて使うこともできる
(勿論、磁気ヘツドのトラツク横断中にはそのような読
取りはできない。)。現在位置が判れば、目標位置まで
の距離が判るから、上記シリンダパルスをカウントする
等により、上記各公報に示されるように、高速度でのシ
ーク動作が可能となる。 一方、RTZ動作は、上記のシーク動作にエラーが生じ
てその回復を必要とする場合や、上記の始めてのシーク
動作で必ずホームポジシヨンから出発させようとするた
め、該ホームポジシヨンへのキヤリブレーシヨンを行な
う場合などで用いられる。従来、このRTZ動作により磁
気ヘツドをゼロシリンダ位置に戻すには、一旦、ゼロシ
リンダよりも先方の(ゼロシリンダが最内周にある場
合、更にそれより内側の、即ち、−1番シリンダの)ガ
ードバンドまで戻し、ガードバンドが検出されるとUタ
ーンしてゼロシリンダ位置へ位置決めされるといつた複
雑な制御で、位置決めを確実に行なう方法が採られてい
る。このようなRTZ動作では、磁気ヘツドの現在位置が
どこに判らないことや、磁気ヘツドをゼロシリンダに高
精度で位置決めしなければならないこと等の理由で、シ
ーク動作のような高速移動はできず、磁気ヘツドを低速
でガードバンド位置まで移動しなければならないので、
動作時間が長くかかる。また、現在位置が判つている場
合でも、従来は低速移動のみを用いてガードバンドまで
移動する方法を採つているので、余計な時間を費してい
る。 従つて、本発明の目的は、上記従来技術の問題点を解
消して、磁気デイスク装置の磁気ヘツド位置決め方式に
おいて、このRTZ動作についてアクセス時間の短縮を図
り、もつて、フアイル検索に要する処理時間を早めるこ
とにある。 〔問題点を解決するたの手段〕 上記目的を達成するため、本発明の磁気デイスク装置
の磁気ヘツド位置決め方式は、サーボデイスク上のサー
ボ信号中にゼロシリンダ固有のゼロシリンダ認識パター
ンを設け、RTZ命令があつたときに、RTZモードに代わる
高速シークモードで磁気ヘツドのゼロシリンダへの復帰
を行ない、又、前記ゼロシリンダ認識パターンを読見出
すことによつて、前記高速シーク動作による磁気ヘツド
のゼロシリンダへの復帰が行われたか否かを判定するよ
うに構成する。 好適な実施例において、前記判定により、復帰が行な
われなかつたと判定されたときには、前記高速シークモ
ードから本来のRTZモードに切換えるように構成する。 〔作用〕 上記構成によると、RTZ命令があつたときに、まず、
高速シークモードでゼロシリンダへの位置決めが行なわ
れるので、従来のRTZ動作のみ行なうものに比べて零復
帰動作が極めて短時間で行なわれる。また、サーボ信号
のゼロシリンダに対応する部分に固有のゼロシリンダ認
識パターンを設けて、磁気ヘツドがゼロシリンダ位置に
来たときこのパターンを読み出すようにしたので、従来
のガードバンドでUターンするような複雑な制御方式を
要せず、制御機構が簡単になる。更に、前記ゼロシリン
ダ認識パターンを読出して磁気ヘツドの零復帰動作が正
しく行なわれたかを判別する手段により、動作の確認が
できると共に、正しく行なわれなかつた場合は本来のRT
Zモードに切換える手段を設けたことにより、如何なる
場合でもRTZ動作を確実に行なうことができる。 〔実施例〕 以下本発明の実施例を第1図により説明する。 同図において、1はコントローラ、3は磁気デイスク
装置、4はサーボ制御回路、7はボイスコイルモータ
(以下「VCM」と略す)制御回路、8はキヤリツジ、9
はサーボヘツド、10はサーボデイスク、11はゼロシリン
ダパターン認識回路(判定回路)である。又、2はRTZ
命令、5はRTZ動作、6はシーク動作、12は判定信号で
ある。 コントローラ1よりRTZ命令2を受けた磁気デイスク
装置3は、サーボ制御回路4により、磁気デイスク装置
がシークエラー状態ならRTZ動作5、シークエラーなし
の状態ならシーク動作6の命令をVCM制御回路7へ送
る。VCM制御回路7は、命令にあつた動作を行ないキヤ
リツジ8を移動しゼロシリンダへの位置決めを行なう。
サーボヘツド9により、サーボ円板10から読み出された
位置情報中のゼロシリンダパターンはゼロシリンダパタ
ーン認識回路11に入力され、ゼロシリンダに位置決めさ
れたかどうか判定される。サーボ制御回路4は、判定信
号12を受け取り次の処理を行なう。例えば正しくゼロシ
リンダへの位置決めが行なわれたなら、コントローラ1
にREADY信号13を送り、ゼロシリンダへの位置決めが失
敗したなら今度は本来のRTZ動作を行なわせるように切
換える。 本実施例によれば、シーク動作でゼロシリンダへの位
置決めを失敗(ここで予想される失敗としては、隣接シ
リンダへの誤つたフオローイングなどがある、)して
も、次にRTZ動作を行なうことにより確実にゼロシリン
ダへ位置決めすることができ、しかも失敗後のRTZ動作
を含めても、最初から従来のRTZ動作を行なうよりアク
セス時間が短縮できるという効果がある。 〔発明の効果〕 以上詳しく述べたように、本発明の磁気デイスク装置
の磁気ヘツド位置決め方式によれば、RTZ命令があつた
とき、直ちにRTZ動作を行なうのではなく、その代りに
高速のシーク動作を行なつて磁気ヘツドをゼロシリンダ
へ復帰させ、また、サーボ信号中にゼロシリンダを表わ
す特定の認識パターンを入れてこれを読取らせるように
して、復帰動作が正しく行なわれたかどうか判定するの
で、RTZ動作を短時間で行なうことができ、制御機構が
簡単になり、復帰動作が行われたかどうかを確実に認識
することができる。また、シーク動作での零復帰に失敗
しても、従来のRTZ動作に切換えることにより、復帰動
作を確実に行なうことができ、これを含めても従来方式
に比べて全体のアクセス時間を短縮できる等、優れた効
果を奏する。
【図面の簡単な説明】 第1図は本発明の一実施例の構成を示すブロツク図であ
る。 1……コントローラ、2……RTZ命令、3……磁気デイ
スク装置、4……サーボ制御回路、5……RTZ動作命
令、6……シーク動作命令、7……VCM制御回路、8…
…キヤリツジ、9……サーボヘツド、10……サーボデイ
スク、10′……データデイスク、11……ゼロシリンダパ
ターン認識回路、12……判定信号、13……READY信号。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭61−68780(JP,A) 特開 昭54−68209(JP,A) 特開 昭60−10472(JP,A)

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 1.情報を記憶する複数のトラックを有する複数の第1
    の磁気ディスク媒体と、ホームポジションであるトラッ
    クを示す固有の認識パターン含むサーボ信号を記憶する
    第2の磁気ディスク媒体と、前記第1及び第2の磁気デ
    ィスク媒体上のデータの記録再生を行う磁気ヘッドと、
    前記固有の認識パターンを検出する手段とを具備し、前
    記サーボ信号によって前記磁気ベッドを所定の前記トラ
    ック上に位置決めする磁気ディスク装置であって、 前記磁気ヘッドをホームポジションに位置づける命令が
    あったときは、シーク動作によって前記ヘッドを前記ホ
    ームポジションに移動し、前記検出手段によって前記固
    有の認識パターンを検出し、前記シーク動作によって前
    記ヘッドがホームポジションに位置づけられたかどうか
    を判定することを特徴とする磁気ディスク装置。 2.前記磁気ヘッドを前記ホームポジションに位置づけ
    る命令はゼロシリンダへの復帰(RTZ)命令であって、
    前記検出手段により前記固有の認識パターンが検出でき
    なかったときは、シーク動作を行うシークをモードから
    RTZモードに切換える切換手段をさらに備えた特許請求
    の範囲第1項記載の磁気ディスク装置。
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US4549232A (en) * 1983-06-27 1985-10-22 International Business Machines Corporation Phase modulated servo system
JPS6168780A (ja) * 1984-09-10 1986-04-09 Nec Corp ヘツド位置決め制御装置

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