JP2702316B2 - 磁気ヘッドのセトリング方法 - Google Patents

磁気ヘッドのセトリング方法

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JP2702316B2
JP2702316B2 JP14510991A JP14510991A JP2702316B2 JP 2702316 B2 JP2702316 B2 JP 2702316B2 JP 14510991 A JP14510991 A JP 14510991A JP 14510991 A JP14510991 A JP 14510991A JP 2702316 B2 JP2702316 B2 JP 2702316B2
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  • Moving Of Head For Track Selection And Changing (AREA)
  • Moving Of The Head To Find And Align With The Track (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はディスク装置の磁気ヘッ
ドをディスクの所定トラックに移動しセトリング (位置
決め) する磁気ヘッドのセトリング方法に関し、特に磁
気ヘッドの位置情報だけでなく、移動速度をも判断材料
としてセトリングを行う磁気ヘッドのセトリング方法に
関する。磁気ヘッドは、ディスクが停止しているとき
は、記憶トラックの外側にある特定場所に位置し、ディ
スクに接触している。ディスクが起動すると空気力で浮
上し、指令信号に応じてディスクの半径方向に移動し、
所定トラックの位置にセトリングされる。所定トラック
の位置にセトリングされた磁気ヘッドは、そのトラック
にアクセスしてデータの記録または再生を行う。
【0002】
【従来の技術】この磁気ヘッドのセトリング時に、磁気
ヘッドが所定トラックの位置にセトリングされたか否か
の判別は、トラックの目標位置と現在の磁気ヘッドの位
置との差分に基づいて行われていた。すなわち、その差
分が所定範囲内であれば磁気ヘッドはトラックの読み書
き可能な範囲 (オントラック範囲) 内にセトリングされ
たと判別し、そうでなければセトリングが完了していな
いと判別する。その場合、セトリングの安全性を上げる
ために、一定時間、磁気ヘッドが所定範囲内に入ってい
ることを完了条件としている。なお、その一定時間は磁
気ヘッドの応答特性等により算出される。このように、
従来のセトリング判別は、磁気ヘッドの位置情報のみに
基づいて行われていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、位置情報だけ
で判別すると、セトリングの安全性や確実性をさらに上
げようとする場合、その方法としては、オントラック範
囲を狭くとるか、磁気ヘッドがオントラック範囲内にい
る時間 (監視時間) を長く設定するかの2点の方法しか
考えられない。例えば、磁気ヘッドがオントラック範囲
にあっても、その境界近くでオフトラック方向に進んで
いるとき、位置情報のみに基づくと、セトリングが完了
したとして誤まった判別を行う場合があり、このような
場合にセトリング判別をより確実に行おうとすると、オ
ントラック範囲を狭くとるか、その監視時間を長くとる
必要がある。しかし、そのいずれの方法も、セトリング
判別に要する時間を増加させてしまうという欠点を生じ
ていた。
【0004】本発明はこのような点に鑑みてなされたも
のであり、安全で確実なセトリングをより短時間で行う
ことができる磁気ヘッドセトリング方法を提供すること
を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、データの読み取り/書き込みを行う磁気ヘッドをデ
ィスクの所定トラックに移動しセトリングする磁気ヘッ
ドのセトリング方法において、前記磁気ヘッドの位置を
検出し (S1) 、前記磁気ヘッドの位置から前記磁気ヘ
ッドの移動速度を求め (S2) 、所定時間にわたって、
前記磁気ヘッドの位置と前記所定トラックの位置との差
分が第1の所定範囲内にあり、前記移動速度が第2の所
定範囲内にあり、かつ前記差分と前記移動速度との和が
第3の所定範囲内にあるとき、前記所定トラックの位置
にセトリングされたと判別 (S3) することを特徴とす
る磁気ヘッドのセトリング方法が、提供される。
【0006】
【作用】本発明の作用を図2に基づいて説明する。図2
は本発明の磁気ヘッドのセトリング方法の説明図であ
る。先ず磁気ヘッドの位置PN を検出し、現在の位置P
N と目標位置Poとの差分DN を求める。次に、その磁
気ヘッドの位置PN から磁気ヘッドの移動速度Vnを求
める。この磁気ヘッドの位置PN 及び移動速度VN に基
づいて、磁気ヘッドが目標位置Poにセトリングされた
か否かを判別する。例えば、現在の位置PN と目標位置
Poとの差分DN が第1の所定範囲内にあり、移動速度
N が第2の所定範囲内にあり、かつ差分DN と移動速
度VN との和が第3の所定範囲内にあるとき、磁気ヘッ
ドは目標位置Poにセトリングされたと判別する。した
がって、図において、P2 位置であってもセトリング完
了とされないことがあり、逆にP5 位置でもセトリング
が完了したとされることがある。このように、磁気ヘッ
ドのセトリング完了が、磁気ヘッドの位置情報だけでな
く、移動速度にも基づいて判別され、磁気ヘッドが、ど
の程度の速さで、オントラック方向あるいはオフトラッ
ク方向に進んでいるのかをも判断材料として考慮され
る。このため、セトリング判別が的確に行われ、安全で
確実なセトリングを短時間で行うことができる。
【0007】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。図3は本発明が適用されるディスク装置の全体
構成を示す図である。図において、ホストコンピュータ
3は、ホストアダプタ2を経由してインタフェース4を
介し、ディスク装置1へ指令を送る。ディスク装置1の
内部では、指令を受け、ディスク制御部16が指令を解
析し、MPU10へ磁気ヘッド15の移動指令を送る。
ディスク装置1のメモリ11には、本発明を実行するた
めのプログラムが格納されており、プロセッサ10は、
そのプログラムに従って磁気ヘッド15のセトリングを
制御する。すなわち、プロセッサ10からの指令信号
は、サーボ制御部12を経由して磁気ヘッド15を駆動
するボイスコイルモータ14に送られ、ボイスコイルモ
ータ14を駆動して磁気ヘッド15をディスクの所定ト
ラックの位置にセトリングする。その際に、位置検出部
13は、ボイスコイルモータ14に設けられたエンコー
ダ14Aによってボイスコイルモータ14の位置を検出
し、その位置データをプロセッサ10にフィードバック
する。プロセッサ10は、その位置データから磁気ヘッ
ド15の移動速度を算出し、その位置データ及び移動速
度に基づいて磁気ヘッド15が所定トラックの位置にセ
トリングされたか否かを判別する。ディスク制御部16
は、その判別結果を受取り、セトリングが完了すると磁
気ヘッド15によるデータの記録または再生を行う。次
にこの磁気ヘッドのセトリング方法を説明する。
【0008】図2は本発明の磁気ヘッドのセトリング方
法の説明図である。図2は、磁気ヘッドがトラックの目
標位置Poに対して所定範囲Do内にセトリングされる
場合を示す。所定範囲Doは、トラックの読み書き可能
な範囲 (オントラック範囲)である。磁気ヘッドの位置
N は、一定時間毎にサンプリングされる。先ず磁気ヘ
ッドの位置PN を検出して目標位置Poとの差分DN
(=PN −Po) を求め、その差分DN の絶対値|DN
|が所定値B以下であるか否かを判別する。次に、磁気
ヘッドの位置PN から磁気ヘッドの移動速度Vnを求め
る。移動速度VN は、磁気ヘッドの今回検出時の位置P
N と前回検出時の位置PN-1 との差分 (V N =PN −P
N-1 ) として表され、その移動速度VN の絶対値|VN
|が所定値A以下であるか否かを判別する。この判別に
よって移動速度VN の大きさを考慮してセトリングを行
うことができる。なお、位置データは一定時間毎にサン
プリングされるため、その差分PN −PN-1 は速度を表
すものとすることができる。さらに移動速度VN と上記
の差分DN (=PN −Po) との和SN (=VN +P N
−Po) を求め、その和SN の絶対値|SN |が所定値
B以下であるか否かを判別する。ここで、和SN は次式
(1)で表される。
【0009】 SN =VN +DN = (PN −PN-1 ) + (PN −Po) =2PN − (PN-1 +Po) ─────(1)
【0010】この和SN の判別によって、磁気ヘッドが
2 位置に示すように、オントラック範囲Doの境界近
くでオフトラック方向に進んでいるときは、オントラッ
ク範囲Do内にあるとはされず、逆にP5 位置に示すよ
うに、オントラック方向に進んでいるときは、オントラ
ック範囲Do内にあるとされる。この3つの判別条件が
全て満たされた状態が一定時間(例えば5回のサンプリ
ングに相当する時間分) 継続したときに磁気ヘッドがオ
ントラック範囲Do内にセトリングされたと判別され
る。このように、磁気ヘッドのセトリング完了が、磁気
ヘッドの位置情報だけでなく、移動速度にも基づいて判
別され、磁気ヘッドが、どの程度の速さで、オントラッ
ク方向あるいはオフトラック方向に進んでいるのかをも
判断材料として考慮される。このため、セトリング判別
が的確に行われ、安全で確実なセトリングを短時間で行
うことができる。
【0011】図4は本発明を実行するためのフローチャ
ートを示す図である。図において、Sに続く数値はステ
ップ番号を示す。 〔S11〕カウンタのカウントMを5に設定する。 〔S12〕磁気ヘッドの位置PN を検出する。 〔S13〕磁気ヘッドの移動速度VN を算出する。 〔S14〕移動速度VN の絶対値|VN |が所定値A以
下であるか否かを判別する。所定値A以下であればステ
ップ15に進み、そうでなければステップ11に戻る。 〔S15〕磁気ヘッドの位置PN と目標位置Poとの差
分DN の絶対値|DN |が所定値B以下であるか否かを
判別する。所定値B以下であればステップ16に進み、
そうでなければステップ11に戻る。 〔S16〕移動速度VN と差分DN (=PN −Po) と
の和SN (=VN +PN −Po) の絶対値|SN |が所
定値B以下であるか否かを判別する。所定値B以下であ
ればステップ17に進み、そうでなければステップ11
に戻る。 〔S17〕カウントMから1を減算する。 〔S18〕カウントMの値が0でなければステップ12
に戻り、カウントMが値0になればセトリングが完了し
たとしてプログラムを終了する。
【0012】
【発明の効果】以上説明したように本発明では、磁気ヘ
ッドのセトリング完了を、磁気ヘッドの位置情報、移動
速度及び位置情報と移動速度の和に基づいて判別するよ
うに構成した。このため、磁気ヘッドが、どの程度の速
さで、オントラック方向あるいはオフトラック方向に進
んでいるのかをも判断材料として考慮される。従来の位
置情報のみに基づくセトリング判別の場合にその安全性
等を上げようとすると、監視時間を長くせざるを得なか
ったのに対し、移動速度をも考慮するようにしたので、
セトリング判別が的確に行われるようになる。したがっ
て、安全で確実なセトリングを短時間で行うことができ
る。
【0013】
【発明の効果】以上説明したように本発明では、磁気ヘ
ッドのセトリング完了を、磁気ヘッドの位置情報だけで
なく、移動速度にも基づいて判別するように構成した。
このため、磁気ヘッドが、どの程度の速さで、オントラ
ック方向あるいはオフトラック方向に進んでいるのかを
も判断材料として考慮される。従来の位置情報のみに基
づくセトリング判別の場合にその安全性等を上げようと
すると、監視時間を長くせざるを得なかったのに対し、
移動速度をも考慮するようにしたので、セトリング判別
が的確に行われるようになる。したがって、安全で確実
なセトリングを短時間で行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理図である。
【図2】本発明の磁気ヘッドのセトリング方法の説明図
である。
【図3】本発明が適用されるディスク装置の全体構成を
示す図である。
【図4】本発明を実行するためのフローチャートを示す
図である。
【符号の説明】
1 ディスク装置 10 プロセッサ 11 メモリ 12 サーボ制御部 13 位置検出部 15 磁気ヘッド PN 磁気ヘッドの位置 VN 磁気ヘッドの移動速度

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 データの読み取り/書き込みを行う磁気
    ヘッドをディスクの所定トラックに移動しセトリングす
    る磁気ヘッドのセトリング方法において、 前記磁気ヘッドの位置を検出し (S1) 、 前記磁気ヘッドの位置から前記磁気ヘッドの移動速度を
    求め (S2) 、所定時間にわたって、前記磁気ヘッドの位置と前記所定
    トラックの位置との差分が第1の所定範囲内にあり、前
    記移動速度が第2の所定範囲内にあり、かつ前記差分と
    前記移動速度との和が第3の所定範囲内にあるとき、前
    記所定トラックの位置にセトリングされたと判別 (S
    3) することを特徴とする磁気ヘッドのセトリング方
  2. 【請求項2】 前記移動速度は、前記磁気ヘッドの今回
    検出時の位置と前回検出時の位置との差分であることを
    特徴とする請求項1記載の磁気ヘッドのセトリング方
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