JP2914955B2 - 無線通信システムおよび無線通信方法および無線通信装置 - Google Patents

無線通信システムおよび無線通信方法および無線通信装置

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JP2914955B2
JP2914955B2 JP9328398A JP9328398A JP2914955B2 JP 2914955 B2 JP2914955 B2 JP 2914955B2 JP 9328398 A JP9328398 A JP 9328398A JP 9328398 A JP9328398 A JP 9328398A JP 2914955 B2 JP2914955 B2 JP 2914955B2
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武之 名倉
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、無線基地局から送
信された信号の種別を認識する携帯電話端末あるいは携
帯情報端末を利用してデータ通信あるいは通話を行う無
線通信システムおよび無線通信方法および無線通信装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、PHS、携帯電話等の携帯電話端
末の普及と、小型・軽量なPC端末の登場によりPC端
末と携帯電話端末を用いてデータ通信を行うモバイルコ
ンピューティングが注目を浴びている。特にPHSでは
1997年4月より32Kbpsの高速・高品質データ
通信の登場により一層データ通信を行うユーザが急増す
ることが予想される。最近では、このデータ通信の普及
に伴い、従来のPC端末の機能と携帯電話端末の機能を
内蔵した通信機能付携帯情報端末(以下、単に携帯情報
端末あるいはPDA−Cともいう)が市販されるように
なった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このように、携帯情報
端末が登場する以前は、PC端末と携帯電話端末をケー
ブル接続する必要があった。しかし、携帯情報端末の誕
生によりケーブルレスが実現でき、ケーブルを一緒に持
ち歩く煩わしさが解消された。移動する際にケーブルを
持ち歩くことは不便であり、かつ耐久性に難点がある。
【0004】しかしながら、このように便利な携帯情報
端末にも携帯性と機能性の相反する問題が依然存在す
る。即ち、携帯情報端末の携帯性を重視すれば当然のこ
とであるが小型・軽量な端末が要求されるため、従来の
PC端末のような機能を全て実現することは不可能であ
る。モニタ画面も小さくなり、大量の情報を同時に表示
することもできない。
【0005】また、携帯情報端末の機能性を重視すれば
当然のことながら従来のPC端末の機能が要求されるた
め、小型・軽量化という携帯性の良さが損われることに
なり、ユーザが通常通話に使用するには不便なものにな
ってしまう。電話として使用するのであれば手のひらサ
イズ、ポケットサイズの携帯電話端末を使用した方が便
利である。近年のLSI技術の目覚ましい発展により、
装置の軽量化という問題は解消されたとしても小型化と
いう問題は依然残ることになる。
【0006】そして、ある程度の使い勝手を重視する
と、相当程度のモニタ画面のサイズが要求される。仮
に、携帯性と機能性を互いに考慮して携帯電話端末と携
帯情報端末の2つを独立に所有し、音声呼は携帯電話端
末で、データ呼は携帯情報端末で受けようとする場合に
は独立した2つの電話番号が必要(2契約となる)とな
りユーザの負担が大きくなる。
【0007】本発明は、このような従来の課題を解決す
るために成されたものであって、受信信号に応じて、携
帯電話端末、携帯情報端末のいずれかによって、自動的
に受信することができる無線通信システムの実現を目的
とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、上述の
課題は、前記「特許請求の範囲」に記載した手段により
解決される。
【0009】すなわち、請求項1の発明は、携帯電話端
末と、携帯電話端末機能を内蔵した携帯情報端末と、前
記携帯電話端末あるいは前記携帯情報端末との間で双方
向通信を行う無線基地局とから構成され、前記携帯情報
端末は、前記携帯電話端末を自身の子機として登録する
手段と、PHSの公衆回線(以下単に公衆回線ともい
う)を用いて通信を行う通信モード(以下公衆用モード
ともいう)で受信した信号をPHSの自営回線(以下単
に自営回線ともいう)を用いて通信を行う通信モード
(以下自営用モードともいう)に変換する手段と、
【0010】前記無線基地局から送信された信号がデー
タ呼であるか、音声呼であるかを識別する識別手段と、
データ呼であると識別した場合には当該データを内部メ
モリに記憶する手段と、音声呼であると認識した場合に
は、自動的に前記携帯電話端末を呼び出す手段とを備
え、携帯電話端末は携帯情報端末から呼び出しを受けた
場合には、該携帯情報端末を介して通話を行う手段を有
する無線通信システムである。
【0011】請求項2の発明は、携帯電話端末と、携帯
電話端末機能を内蔵した携帯情報端末と、前記携帯電話
端末、あるいは、前記携帯情報端末との間で双方向通信
を行う無線基地局とから構成され、前記携帯電話端末
は、前記携帯情報端末を自身の子機として登録する手段
と、公衆回線を用いて通信を行う通信モードで受信した
信号を自営回線を用いて通信を行う通信モードに変換す
る手段と、
【0012】前記無線基地局から送信された信号がデー
タ呼であるか、音声呼であるかを識別する識別手段と、
該信号がデータ呼であると識別した場合には当該データ
を自動的に前記携帯情報端末へ転送する手段と、該信号
が音声呼であると認識した場合には直接通話を行う手段
とを有し、前記携帯情報端末は、前記携帯電話端末を介
して転送された当該データを内部メモリに記憶し、これ
を管理する手段を備えた無線通信システムである。
【0013】PHSの通信機能を備える携帯電話端末
と、PHSの通信機能を備える携帯電話端末機能を内藏
した携帯情報端末と、前記携帯電話端末あるいは前記携
帯情報端末との間で双方向通信を行う無線基地局とから
構成され、前記携帯電話端末は、赤外線通信機能と、前
記無線基地局から送信された信号がデータ呼であるか、
あるいは、音声呼であるかを識別する識別手段と、
【0014】該信号がデータ呼であると識別した場合に
は当該データを赤外線ポートを介して前記携帯情報端末
へ転送する手段と、該信号が音声呼であると認識した場
合には直接通話を行う手段とを有し、前記携帯情報端末
は、赤外線通信機能と、前記携帯電話端末より転送され
た当該データを内部メモリに記憶し、これを管理する手
段とを備えた無線通信システムである。
【0015】請求項4の発明は、携帯電話端末と、携帯
電話端末機能を内蔵した携帯情報端末と、前記携帯電話
端末あるいは前記携帯情報端末との間で双方向通信を行
う無線基地局とから構成され、前記携帯情報端末は前記
無線基地局から送信された信号を受信し、
【0016】該受信信号がデータ呼であると認識した場
合には当該データを内部メモリに記憶し、該受信信号が
音声呼であると認識した場合には公衆回線を用いて通信
を行う通信モードから自営回線を用いて通信を行う通信
モードに自動的に変換し、自営回線を用いて通信を行う
通信モードで自動的に前記携帯電話端末を呼び出し、該
呼び出しを受けた前記携帯電話端末は前記携帯情報端末
を介して通話を行う無線通信方法である。
【0017】請求項5の発明は、携帯電話端末と、携帯
電話端末機能を内蔵した携帯情報端末と、前記携帯電話
端末あるいは前記携帯情報端末との間で双方向通信を行
う無線基地局とから構成され、前記携帯電話端末は前記
無線基地局から送信された信号を受信し、
【0018】該受信信号がデータ呼であると認識した場
合には公衆回線を用いて通信を行う通信モードから自営
回線を用いて通信を行う通信モードに自動的に変換し、
自営回線を用いて通信を行う通信モードで当該データを
自動的に前記携帯情報端末へ転送し、該受信信号が音声
呼であると認識した場合には直接通話を行い、前記携帯
電話端末は前記携帯電話端末を介して転送された当該デ
ータを内部メモリに記憶してこれを管理する無線通信方
法である。
【0019】PHSの通信機能を備える携帯電話端末
と、PHSの通信機能を備える携帯情報端末と、前記携
帯電話端末との間で双方向通信を行う無線基地局とから
構成され、前記携帯電話端末は前記無線基地局から送信
された信号を受信し、該受信信号がデータ呼であると認
識した場合には当該データを一時的に蓄積し、
【0020】該受信信号が音声呼であると認識した場合
には直接通話を行い、蓄積された当該データは前記携帯
電話端末に内蔵されている赤外線ポートを介して、赤外
線通信を利用して前記携帯情報端末へ転送され、前記携
帯情報端末は前記携帯電話端末より転送された当該デー
タを内部メモリに記憶してこれを管理する無線通信方法
である。
【0021】請求項7の発明は、受信した信号が音声呼
であるか、あるいは、データ呼であるかを識別する識別
手段と、受信した信号が公衆回線を用いて通信を行う通
信モードである場合に、それを自営回線を用いて通信を
行う通信モードに変換する第1のモード変換手段と、受
信した信号が自営回線を用いて通信を行う通信モードで
ある場合に、それを公衆回線を用いて通信を行う通信モ
ードに変換する第2のモード変換手段と、前記第1のモ
ード変換手段によって変換された信号を、少なくとも一
つの無線通信端末へ中継する中継機能とを備えた無線通
信装置である。
【0022】請求項8の発明は、受信した信号が音声呼
であるか、あるいは、データ呼であるかを識別する識別
手段と、受信した信号が公衆回線を用いて通信を行う通
信モードである場合に、それを自営回線を用いて通信を
行う通信モードに変換する第1のモード変換手段と、受
信した信号が自営回線を用いて通信を行う通信モードで
ある場合に、それを公衆回線を用いて通信を行う通信モ
ードに変換する第2のモード変換手段と、前記第1のモ
ード変換手段によって変換された信号を、少なくとも一
つの無線通信端末へ中継する中継手段と、音声呼、およ
びデータ呼の発着信を行う通話/データ通信手段とを備
えた無線通信装置である。
【0023】請求項9の発明は、前記請求項7記載の無
線通信装置において、第1のモード変換手段によって変
換された信号についての中継順位を、無線通信端末毎に
設定する優先順位設定手段を備え、該手段によって設定
された優先順位に従って、無線通信端末に対して個別着
信を行うように制御する手段を設けて構成したものであ
る。
【0024】請求項10の発明は、前記請求項8記載の
無線通信装置において、第1のモード変換手段によって
変換された信号についての中継順位を、無線通信端末毎
に設定する優先順位設定手段を備え、該手段によって設
定された優先順位に従って、無線通信端末に対して個別
着信を行うように制御する手段を設けて構成したもので
ある。
【0025】請求項11の発明は、前記請求項9記載の
無線通信装置において、音声呼の着信があった場合に
は、中継先の全無線通信端末に対して、一斉着信により
これを通知し、データ呼の着信があった場合には、前記
優先順位に従い、前記無線通信端末に対して個別着信に
よりこれを通知するよう制御する手段を設けて構成した
ものである。
【0026】請求項12の発明は、前記請求項10記載
の無線通信装置において、音声呼の着信があった場合に
は、中継先の全無線通信端末に対して、一斉着信により
これを通知し、データ呼の着信があった場合には、前記
優先順位に従い、前記無線通信端末に対して個別着信に
よりこれを通知するよう制御する手段を設けて構成した
ものである。
【0027】請求項13の発明は、前記請求項9記載の
無線通信装置において、音声呼、あるいはデータ呼の着
信があった場合に、音声呼、あるいはデータ呼それぞれ
に設定した優先順位に従い、無線通信端末に対して個別
着信によりこれを通知する手段を設けて構成したもので
ある。
【0028】請求項14の発明は、前記請求項10記載
の無線通信装置において、音声呼、あるいはデータ呼の
着信があった場合に、音声呼、あるいはデータ呼それぞ
れに設定した優先順位に従い、無線通信端末に対して個
別着信によりこれを通知する手段を設けて構成したもの
である。
【0029】請求項15の発明は、予め第4の通信モー
ドに設定されている場合においてのみ、音声呼とデータ
呼の識別、および、音声呼あるいはデータ呼の中継転送
を行う無線通信装置である。
【0030】請求項16の発明は、音声呼とデータ呼の
識別、および、データ呼の中継転送を行う場合には、予
め第4の通信モードに設定されている場合において行
い、それ以外の通信モードに設定されている場合には、
音声呼とデータ呼の識別、および、データ呼の中継転送
は行わず、自ら音声呼およびデータ呼の着信を行う無線
通信装置である。
【0031】請求項17の発明は、前記請求項15に記
載の無線通信端末が、データ呼の通信を行っている最中
に、音声呼の着信通知を受けた場合に、一旦、データ呼
の無線リンクを切断し、音声呼発信者との間で通話を行
う手段を備えた無線通信システムである。
【0032】上述のように、本発明は、携帯電話端末
と、携帯電話端末の機能を内蔵した携帯情報端末を用い
て、通話を行う場合には携帯電話端末を、データ通信を
行う場合には携帯情報端末を用いるようにしているの
で、通話とデータ通信を同じ端末で行う際に生じる不都
合を解消できる。
【0033】また、本発明は携帯電話端末と携帯情報端
末とで独立した2つの電話番号を持つ必要はなく、携帯
情報端末に番号が与えられている場合には携帯電話端末
を子機として、携帯電話端末に番号が与えられている場
合には携帯情報端末を子機とすることにより携帯電話端
末とPDA−C間は自営回線を用いて通信を行う通信モ
ードで通信することができる。
【0034】本発明は、通話を携帯電話端末で行い、デ
ータ通信を携帯電話端末の機能を内蔵した携帯情報端末
で行うことによりケーブルレス化を実現できる。仮に、
携帯電話端末の機能が内蔵されていないPC端末を用い
た場合でも、PC端末と携帯電話端末に赤外線通信機能
を付加することで携帯電話端末で受信したデータを直接
PC端末へ転送できることからケーブルレス化を実現で
きる。
【0035】本発明は無線基地局からの送信信号を携帯
情報端末で受信する場合には携帯情報端末に「音声か、
あるいは、データかを識別する識別手段」を備える。ま
た、携帯電話端末で受信する場合には携帯電話端末に同
様な手段を備える。そして、PDA−Cあるいは携帯電
話端末はデータ呼の信号である場合には自動的にこれを
相手の端末へ転送する。この機能によって、音声呼ある
いはデータ呼をそれぞれ最適な端末で処理することがで
きる。
【0036】請求項7に記載の無線通信装置は、音声呼
・データ呼識別機能を備えた前述の携帯電話端末、ある
いは携帯情報端末(PDA−C)に相当し、それ自身で
の通話/データ通信機能は持たないが、公衆通信と自営
通信の中継機能を備えた無線通信装置である。
【0037】このような機能を有する無線通信装置は、
送受信部に接続される制御部に上述のような機能を持た
せることによって実現される。このことは、請求項8〜
請求項14の発明の全てについて言える。実際には、こ
のような機能を有する制御部は、マイクロプロセッサを
用いることにより、容易に構成できる。
【0038】請求項8に記載の無線通信装置は、本発明
の請求項7に記載の無線通信装置に、通話/データ通信
機能を付加したものであり、それ自身を用いて単独での
通話およびデータ通信を行うことが可能なものである。
【0039】請求項9および10に記載の無線通信装置
は、自身を介して中継する中継先の無線通信端末(前述
の携帯電話端末あるいは携帯情報端末)の優先順位を設
定する設定機能を備えるもので、ユーザの意志に応じ
て、中継先の無線通信端末を自由に選択することが可能
である。特に、中継先の無線通信端末が複数存在する場
合において効果を有する。
【0040】例えば、ある無線通信端末のバッテリー切
れや、故障等により通信不可能な状態である場合や、中
継先の無線通信端末の周囲の環境などによって通信感度
が悪いために充分な通信品質を確保できない状況にある
等、何らかのトラブルにより中継困難な状況に陥った場
合にも、続く中継先を指定することによって、上記問題
をは回避することができる。
【0041】請求項11、および12に記載の無線通信
装置は、自身に対して音声着信があった場合、中継先の
全無線通信端末に対して一斉着信を行う。そのため、例
えば、屋内において部屋毎に、あるいは、フロア毎に無
線通信端末を設置することで、着信エリアを拡大するこ
とができる。
【0042】特に、請求項8のように無線通信装置それ
自身に通話/データ通信機能を備える構成を採れば、自
身は親機、中継先の無線通信端末は子機として、親子関
係による着信が可能となる。また、データ呼の着信があ
った場合には、優先順位に従い個別着信を試みることが
できる。
【0043】請求項13および14に記載の無線通信装
置は、自身に対して音声着信あるいはデータ着信があっ
た場合、各々で設定した優先順位に従い個別着信を試み
る。特に、音声着信の場合、指定した無線通信端末のみ
に自動転送できるため、一斉着信を避けたいようなケー
スにおいて有効である。
【0044】
【発明の実施の形態】図1は本発明の実施の形態の第1
の例を示す図である。同図において、数字符号1は無線
基地局、2は携帯情報端末、3は携帯電話端末、4は公
衆用モードの無線通信回線、5は自営用モード(音声
呼)の無線通信回線、6,7は無線基地局のアンテナ、
8は携帯情報端末のアンテナ、9は携帯電話端末のアン
テナ、10は音声呼・データ呼識別手段、11はモニタ
を表わしている。
【0045】図1において、無線基地局からの送信信号
を受信した携帯情報端末2は当該信号を音声呼である
か、データ呼であるかの識別を行う。データ呼である場
合には、これを内部メモリに記憶し、必要に応じてメモ
リから呼び出しモニタに表示することができる。音声呼
である場合には自動的に携帯電話端末3を呼び出し、携
帯電話端末3に通話を知らせる。
【0046】呼び出しを受けた携帯電話端未3は携帯情
報端末2を介して通話を行う。例えば、PHSを例にと
った場合、携帯情報端末2は市販されているホームアン
テナ(ホームアンテナとは室内等の無線基地局からの到
来電波が微弱な場所に設置することで室内においても良
好な通信を行うために開発された製品であり、このホー
ムアンテナに登録されたPHS端末はホームアンテナの
通信エリア内では自営用モードとして動作する。)とし
ての役割を備えた端末であり、この場合、無線基地局1
一携帯情報端末2間は公衆用モードで、携帯情報端末2
一携帯電話端末3間は自営用モード通信を行うことに
なる。」
【0047】携帯情報端末2はホームアンテナとしての
機能を兼ね備えているため、例えば、ビルや建物内の公
衆の電波が微弱な場所に携帯情報端末2を設置すれば、
構内でも良好な通信が実現できる。このように携帯情報
端末は携帯型ホームアンテナとして使用可能である。P
HSでは建物の形状等によって到来電波が微弱な場所が
存在するため、このような携帯情報端末を使用すること
により、ユーザはどこにいても微弱ながらでも電波が届
く範囲であれば常に良好な通信環境をセッティングする
ことができる。
【0048】また、携帯情報端末2にデータが届いたこ
とを携帯電話端末3に知らせる手段を備えれば、ユーザ
は常に最新のデータを取り出すことが可能である。例え
ば、音声呼であれば通常の呼び出し音で携帯電話端末3
にこれを通知し、データ呼であれば、メロディあるいは
バイブレーション機能を用いてこれを通知することも可
能である。
【0049】図2は本発明の実施の形態の第2の例を示
す図である。同図において、数字符号1,4〜9,11
は図1と同様であり、2aは携帯情報端末、10aは携
帯電話端末3に設けた音声呼・データ呼識別手段を表わ
している。
【0050】図2において、無線基地局1からの送信信
号を受信した携帯電話端末3aは当該信号について音声
呼であるか、データ呼であるかの識別を行う。データ呼
である場合には、自動的に携帯情報端末2aに転送す
る。音声呼である場合には直接通話を行う。例えば、P
HSを例にとった場合、携帯情報端末−携帯電話端末間
を自営用モードに設定することによって携帯情報端末に
データを転送することができる。この場合、携帯電話端
末の子機が携帯情報端末となる。
【0051】図3は本発明の実施の形態の第3の例を示
す図である。同図において、数字符号1,4,6,7,
9,11は図1あるいは図2と同様であり、2bは携帯
情報端末、3bは携帯電話端末、12は携帯情報端末2
bに設けられた赤外線ポート、13は携帯電話端末3b
に設けられた赤外線ポート、14は赤外線通信路(デー
タ呼)を表わしている。
【0052】この例は、携帯電話端末の機能を内蔵しな
い従来のPC端末を使用する場合を示すものである。図
3に示すように携帯電話端末で受信したデータを一時的
に蓄積し、これを赤外線ポートを介してPC端末へ転送
する。このように、携帯電話端末およびPC端末に赤外
線通信機能(例えば、IrDA赤外線通信)を付加する
ことで、図2と同様に音声であれば直接携帯電話端末で
通話を行い、データであれば携帯情報端末へ転送可能で
ある。
【0053】ここでは、携帯電話端末において一時的に
データを蓄積することになるが、当該データを表示する
のは携帯情報端末であることから携帯電話端末は無線基
地局から送られてくるデータ呼を中継する図2と同様な
役割を果たしている。ただし、図2および3の携帯電話
端末でもデータ呼を受信したことをモニタ表示する機能
を持つことは可能である。
【0054】図4は本発明の実施の形態の第4の例を示
す図であって、請求項7,9,11,13の発明の無線
通信装置を用いて構成した通信系を示している。同図に
おいて、数字符号1は無線基地局、2c,2dは携帯情
報端末、3c〜3gは携帯電話端末、4は公衆用モード
の無線通信回線、5は自営用モードの無線通信回線(音
声呼)、5aは自営用モードの無線通信回線(データ
呼)、6〜9はアンテナ、10は音声呼・データ呼識別
手段、11はモニタ、15a,15bは、パソコンを表
わしている。
【0055】図4において、無線基地局からの送信信号
を受信した携帯情報端末2cは当該信号が音声呼である
か、データ呼であるかの識別を行う。そして、当該信号
を公衆用モードから自営用モードへの変換を行い、デー
タ呼である場合には、次の(1)項または(2)項のい
ずれかの処理を行う。
【0056】(1)データ呼を携帯情報端末2cの内部
のメモリに記憶し、必要に応じてメモリから呼び出し
てモニタに表示する。
【0057】(2)データ呼を携帯電話端末3c、携帯
電話端末3d、あるいは、携帯情報端末2dのいずれか
に個別着信させる。個別着信させる無線通信端末は、こ
こでは、携帯電話端末3c、携帯電話端末3d、あるい
は、携帯情報端末2dであるが、このように、端末が複
数存在する場合には、予め設定した優先順位に従って着
信を試みる。ここでは、図中に示した「優先順位1′→
優先順位2′→優先順位3′」の順番で接続する。な
お、優先順位の設定は携帯情報端末2cにて行う。
【0058】このとき、一定時間呼び出しを行っても、
着信応答がない場合には、続く優先順位の無線通信端末
への着信を試みる。なお、一巡しても着信応答がない場
合には、上記(1)項に従い、データ呼を携帯情報端末
2cの内部のメモリに記憶する。
【0059】続いて、当該信号が音声呼である場合の処
理について説明する。音声呼の着信を受けた携帯情報端
末2cは次の(3)項または(4)項のいずれかの処理
を行う。
【0060】(3)予め登録した1つあるいは複数の携
帯電話端末に対して一斉着信を行う。 (4)予め指定した優先順位に従って個別着信を試み
る。ここでは「優先順位1→優先順位2→優先順位3」
の順番で接続する。なお、優先順位の設定は携帯情報端
末2cにて行う。ー定時間呼び出しを行っても着信応答
がない場合には、続く優先順位の携帯電話端末への着信
を試みる。なお、一巡しても着信応答がない場合には
(5)項の処理を行う。
【0061】(5)携帯情報端末2cそれ自身に通話機
能がある場合には、音声ガイダンスにより、現在通話で
きない状態である旨を相手に通知する。なお、図4にお
いて無線基地局との間で公衆用モードを用いて通信可能
な端末は、携帯情報端末2cのみであり、他の無線通信
端末は一旦携帯情報端末2cを介し、自営用モードにて
通信を行う。従って、公衆通信事業者との間で公衆通信
契約を行う必要のある端末は携帯情報端末2cのみであ
る。
【0062】図5は本発明の実施の形態の第5の例を示
す図であって、請求項8,10,12,14の発明の無
線通信装置を用いて構成した通信系を示している。同図
において、数字符号2e,2fは携帯情報端末、3h〜
3lは携帯電話端末、10aは音声呼・データ呼識別手
段、15cはパソコンを表わしており、その他の数字符
号は、図4の場合と同様である。
【0063】図5において、無線基地局1からの送信信
号を受信した携帯電話端末3iは当該信号が音声呼であ
るか、データ呼であるかの識別を行う。そして、当該信
号を公衆用モードから自営用モードへの変換を行い、デ
ータ呼である場合には、次の(6)項の処理を行う。
【0064】(6)データ呼を携帯電話端末3h、携帯
情報端末2eあるいは、携帯情報端末2fのいずれかに
個別着信させる。個別着信させる無線通信端末は、ここ
では、携帯電話端末3h、携帯情報端末2e、あるい
は、携帯情報端末2fであるが、このように端末が、複
数存在する場合には、予め設定した優先順位に従って着
信を試みる。
【0065】ここでは、図中に表示した優先順位1´
→優先順位2´→優先順位3´」の順番で接続する。な
お、優先順位の設定は、携帯電話端末3iにて行う。一
定時間呼び出しを行っても着信応答がない場合には、続
く優先順位の無線通信端末への、着信を試みる。なお
しても着信応答がない場合には、一時的にデータ呼を
携帯電話端末3iの内部のメモリに記憶してもよい。
【0066】続いて、当該信号が音声呼である場合の処
理について説明する。音声呼の着信を受けた携帯電話端
末3iは、次の(7)項、(8)項あるいは(9)項の
いずれかの処理を行う。
【0067】(7)携帯電話端末3iに登録した子機
(ここでは、携帯電話端末3j〜3l)がない場合に
は、携帯電話端末3iそれ自身で通話を行う。 (8)携帯電話端末3iに登録した子機(ここでは、携
帯電話端末3j〜3l)がある場合で、かつ、個別着信
の設定を行っていない場合には、携帯電話端末3iを含
む全ての携帯電話端末3j〜3lに対して一斉着信を試
みる。
【0068】(9)携帯電話端末3iに登録した子機
(ここでは、携帯電話端末3j〜3l)がある場合で、
かつ、個別着信の設定を行っている場合には、携帯電話
端末3iそれ自身で通話を行わず、予め登録した携帯電
話端末3j〜3lのいずれかの端末に対して個別着信を
試みる。
【0069】ここでは,図中に表示した「優先順位1→
優先順位2→優先順位3」の順番で接続する。なお、優
先順位の設定は携帯電話端末3iにて行う。そして、一
定時間の間呼び出しを行っても着信応答がない場合に
は、次の優先順位の携帯電話端末への着信を試みる。な
お、一巡しても着信応答がない場合には(10)項の処
理を行う。
【0070】(10)携帯電話端末3iにて着信を行
う。一定時間呼び出しを行っても着信応答がない場合に
は、携帯電話端末3iに内蔵した音声ガイダンス機能に
より現在通話できない状態である旨を相手に通知する。
【0071】なお、図5において無線基地局1との間で
公衆用モードを用いて通信する端末は、携帯電話端末3
iのみであり、他の無線通信端末は、携帯電話端末3i
を介し、自営用モードにて通信を行う。従って、公衆通
信事業者との間で公衆通信契約を行う必要のある端末は
携帯電話端末3iのみである。
【0072】なお、図1〜3の携帯電話端末および携帯
情報端末はアンテナ内蔵型の構成でもよい。図1および
図2における携帯情報端末はバッテリーの問題を考慮し
て、PC端末機能を駆動(例えば、OSを起動して必要
なデータあるいは画像を画面表示させる)させる電源と
携帯情報端末に内蔵される携帯電話端末機能の電源とは
別な電源とする構造でもよい。
【0073】通常、携帯電話端末機能の電源は「ON」
の状態とし、常時、無線基地局あるいは外部の携帯電話
端末と通信できる状態に設定する(即ち、携帯情報端末
の電話機能だけは常時動作可能な状態とする。このとき
PC端末機能のOSを起動させることはない。)。
【0074】無線基地局あるいは外部の携帯電話端末か
らデータ呼を受信した場合には、それを、一旦、携帯情
報端末に内蔵される携帯電話端末部のメモリに一時的に
蓄積する。そして、携帯情報端末のPC端末機能の電源
を「ON」としOSを起動させる。そして、PC端末機
能内のメモリに携帯電話端末部で一旦蓄積したデータを
蓄積する。
【0075】このように、PC端末機能が立ち上がって
いない状態では、情報は一旦携帯電話端末部でスプール
されるが、PC端末機能が立ち上がった後は、携帯電話
端末部でスプールすることはなく、直接PC端末機能内
のメモリに情報を記憶する。
【0076】また、携帯情報端末にデータ呼が着信した
場合、着信情報をすぐに見たいユーザには着信を「音
声」等で通知し、OSを起動したままの状態としてもよ
いが、通常、バッテリーの消費電力を抑えて待受時間を
延伸するという観点からデータ呼の着信後はPC端末機
能部の電源を「OFF」の状態にすることが望ましい。
【0077】
【発明の効果】本発明は携帯電話端末と、携帯電話端末
を内蔵した携帯情報端末、あるいは、赤外線通信機能を
内蔵した携帯電話端末と、赤外線通信機能を内蔵した携
帯情報端末を使用することで、音声呼の場合は直接携帯
電話端末を用いて通話を行い、データ呼である場合には
携帯情報端末へこれを転送することで、それぞれの用途
に応じて使い勝手のよい端末を選択して通信を行うこと
ができる。
【0078】また、公衆通信事業者との間で公衆通信契
約を行っている携帯電話端末(以下、親機という)に、
他の携帯電話端末(以下、子機という)を自営用端末と
して登録することによって、音声呼の着信の場合には、
親機と子機の両方での通話を可能とすることができる。
【0079】同様に、公衆通信事業者との間で公衆通信
契約を行っている携帯情報端末(以下、親機という)に
他の携帯電話端末、あるいは携帯情報端末(以下、子機
という)を自営用端末として登録することことによっ
て、データ呼の着信の場合に、登録した子機にデータを
転送することができる。
【0080】このようにすることにより、外出先では携
帯性に優れた親機を用いてデータ呼を受信し、オフィス
や、家庭内ではデスクトップパソコン、あるいはノート
型パソコン等にデータを転送するなど、使用する環境に
応じて、効率的なデータ転送を行うことが可能となる。
【0081】上述のように、公衆通信事業者との間で公
衆通信契約を行っている携帯電話端末あるいは携帯情報
端末を親機として、親機に登録されている他の携帯電話
端末あるいは携帯情報端末を子機とする親機と子機の関
係であれば、携帯電話端末あるいは携帯情報端末が複数
存在しても、公衆電話番号の割当ては一つで良いという
利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の形態の第1の例を示す図
である。
【図2】本発明の実施の形態の形態の第2の例を示す図
である。
【図3】本発明の実施の形態の形態の第3の例を示す図
である。
【図4】本発明の実施の形態の形態の第4の例を示す図
である。
【図5】本発明の実施の形態の形態の第5の例を示す図
である。
【符号の説明】
1 無線基地局 2,2a,2b 携帯情報端末 3,3a,3b 携帯電話端末 4 公衆用モードの無線通信回線 5 自営用モードの無線通信回線(音声呼) 5a 自営用モードの無線通信回線(データ呼) 6〜9 アンテナ 10,10a 音声呼・データ呼識別手段 11 モニタ 12,13 赤外線ポート 14 赤外線通信路 15a,15b,15c パソコン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平8−153075(JP,A) 特開 平8−293830(JP,A) 特開 平7−123467(JP,A) 特開 昭63−9239(JP,A) 特開 平4−230149(JP,A) 特開 平9−214600(JP,A) 特開 平9−321842(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H04B 7/24 - 7/26 102 H04Q 7/00 - 7/38

Claims (17)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 携帯電話端末と、携帯電話端末機能を内
    蔵した携帯情報端末と、前記携帯電話端末あるいは前記
    携帯情報端末との間で双方向通信を行う無線基地局とか
    ら構成され、 前記携帯情報端末は、 前記携帯電話端末を自身の子機として登録する手段と、PHSの 公衆回線を用いて通信を行う通信モードで受信
    した信号をPHSの自営回線を用いて通信を行う通信モ
    ードに変換する手段と、 前記無線基地局から送信された信号がデータ呼である
    か、音声呼であるかを識別する識別手段と、 データ呼であると識別した場合には、当該データを内部
    メモリに記憶する手段と、 音声呼であると認識した場合には、自動的に前記携帯電
    話端末を呼び出す手段とを備え、 携帯電話端末は携帯情報端末から呼び出しを受けた場合
    には該携帯情報端末を介して通話を行う手段を有するこ
    とを特徴とする無線通信システム。
  2. 【請求項2】 携帯電話端末と、携帯電話端末機能を内
    蔵した携帯情報端末と、前記携帯電話端末あるいは前記
    携帯情報端末との間で双方向通信を行う無線基地局とか
    ら構成され、 前記携帯電話端末は、 前記携帯情報端末を自身の子機として登録する手段と、PHSの 公衆回線を用いて通信を行う通信モードで受信
    した信号をPHSの自営回線を用いて通信を行う通信モ
    ードに変換する手段と、 前記無線基地局から送信された信号がデータ呼である
    か、音声呼であるかを識別する識別手段と、 該信号がデータ呼であると識別した場合には、当該デー
    タを自動的に前記携帯情報端末へ転送する手段と、 該信号が音声呼であると認識した場合には、直接通話を
    行う手段とを有し、 前記携帯情報端末は、 前記携帯電話端末を介して転送された当該データを内部
    メモリに記憶し、これを管理する手段を備えたことを特
    徴とする無線通信システム。
  3. 【請求項3】 PHSの通信機能を備える携帯電話端末
    と、PHSの通信機能を備える携帯電話端末機能を内藏
    した携帯情報端末と、前記携帯電話端末あるいは前記携
    帯情報端末との間で双方向通信を行う無線基地局とから
    構成され、 前記携帯電話端末は、 赤外線通信機能と、 前記無線基地局から送信された信号がデータ呼である
    か、あるいは、音声呼であるかを識別する識別手段と、 該信号がデータ呼であると識別した場合には当該データ
    を赤外線ポートを介して前記携帯情報端末へ転送する手
    段と、 該信号が音声呼であると認識した場合には、直接通話を
    行う手段とを有し、 前記携帯情報端末は、 赤外線通信機能と、 前記携帯電話端末より転送された当該データを内部メモ
    リに記憶し、これを管理する手段とを備えたことを特徴
    とする無線通信システム。
  4. 【請求項4】 携帯電話端末と、携帯電話端末機能を内
    蔵した携帯情報端末と、前記携帯電話端末あるいは前記
    携帯情報端末との間で双方向通信を行う無線基地局とか
    ら構成され、 前記携帯情報端末は前記無線基地局から送信された信号
    を受信し、該受信信号がデータ呼であると認識した場合
    には当該データを内部メモリに記憶し、該受信信号が音
    声呼であると認識した場合にはPHSの公衆回線を用い
    て通信を行う通信モードからPHSの自営回線を用いて
    通信を行う通信モードに自動的に変換し、PHSの自営
    回線を用いて通信を行う通信モードで自動的に前記携帯
    電話端末を呼び出し、該呼び出しを受けた前記携帯電話
    端末は前記携帯情報端末を介して通話を行うことを特徴
    とする無線通信方法。
  5. 【請求項5】 携帯電話端末と、携帯電話端末機能を内
    蔵した携帯情報端末と、 前記携帯電話端末あるいは前記携帯情報端末との間で双
    方向通信を行う無線基地局とから構成され、 前記携帯電話端末は前記無線基地局から送信された信号
    を受信し、該受信信号がデータ呼であると認識した場合
    にはPHSの公衆回線を用いて通信を行う通信モードか
    PHSの自営回線を用いて通信を行う通信モードに自
    動的に変換し、PHSの自営回線を用いて通信を行う通
    信モードで当該データを自動的に前記携帯情報端末へ転
    送し、該受信信号が音声呼であると認識した場合には直
    接通話を行い、前記携帯電話端末は前記携帯電話端末を
    介して転送された当該データを内部メモリに記憶してこ
    れを管理することを特徴とする無線通信方法。
  6. 【請求項6】 PHSの通信機能を備える携帯電話端末
    と、PHSの通信機能を備える携帯情報端末と、前記携
    帯電話端末との間で双方向通信を行う無線基地局とから
    構成され、 前記携帯電話端末は前記無線基地局から送信された信号
    を受信し、該受信信号がデータ呼であると認識した場合
    には当該データを一時的に蓄積し、該受信信号が音声呼
    であると認識した場合には直接通話を行い、蓄積された
    当該データは前記携帯電話端末に内蔵されている赤外線
    ポートを介して、赤外線通信を利用して前記携帯情報端
    末へ転送され、前記携帯情報端末は前記携帯電話端末よ
    り転送された当該データを内部メモリに記憶してこれを
    管理することを特徴とする無線通信方法。
  7. 【請求項7】 受信した信号が音声呼であるか、あるい
    は、データ呼であるかを識別する識別手段と、 受信した信号がPHSの公衆回線を用いて通信を行う通
    信モードである場合に、それをPHSの自営回線を用い
    て通信を行う通信モードに変換する第1のモード変換手
    段と、 受信した信号がPHSの自営回線を用いて通信を行う通
    信モードである場合に、それをPHSの公衆回線を用い
    て通信を行う通信モードに変換する第2のモード変換手
    段と、 前記第1のモード変換手段によって変換された信号を、
    前記識別手段による識別結果に基づいて、前記音声呼あ
    るいは前記データ呼の着信を受ける少なくとも一つの無
    線通信端末へ中継する中継手段と、 前記第2のモード変換手段によって変換された信号を、
    無線基地局へ中継する中継手段 とを備えたことを特徴と
    する無線通信装置。
  8. 【請求項8】 受信した信号が音声呼であるか、あるい
    は、データ呼であるかを識別する識別手段と、 受信した信号がPHSの公衆回線を用いて通信を行う通
    信モードである場合に、それをPHSの自営回線を用い
    て通信を行う通信モードに変換する第1のモード変換手
    段と、 受信した信号がPHSの自営回線を用いて通信を行う通
    信モードである場合に、それをPHSの公衆回線を用い
    て通信を行う通信モードに変換する第2のモード変換手
    段と、 前記第1のモード変換手段によって変換された信号を、
    前記識別手段による識別結果に基づいて、前記音声呼あ
    るいは前記データ呼の着信を受ける少なくともーつの無
    線通信端末へ中継する中継手段と、前記第2のモード変換手段によって変換された信号を、
    無線基地局へ中継する中継手段 と、 音声呼、およびデータ呼の発着信を行う通話/データ通
    信手投とを備えたことを特徴とする無線通信装置。
  9. 【請求項9】第1のモード変換手段によって変換された
    信号についての中継順位を、無線通信端末毎に設定する
    優先順位設定手段を備え、 該手段によって設定された優先順位に従って、無線通信
    端末に対して個別着信を行うことを特徴とする請求項7
    記載の無線通信装置。
  10. 【請求項10】第1のモード変換手段によって変換され
    た信号についての中継順位を、無線通信端末毎に設定す
    る優先順位設定手段を備え、 該手段によって設定された優先順位に従って、無線通信
    端末に対して個別着信を行うことを特徴とする請求項8
    記載の無線通信装置。
  11. 【請求項11】音声呼の着信があった場合には、中継先
    の全無線通信端末に対して、一斉着信によりこれを通知
    し、 データ呼の着信があった場合には、前記優先順位に従
    い、前記無線通信端末に対して個別着信によりこれを通
    知することを特徴とする請求項9に記載の無線通信装
    置。
  12. 【請求項12】音声呼の着信があった場合には、中継先
    の全無線通信端末に対して、一斉着信によりこれを通知
    し、 データ呼の着信があった場合には、前記優先順位に従
    い、前記無線通信端末に対して個別着信によりこれを通
    知することを特徴とする請求項10に記載の無線通信装
    置。
  13. 【請求項13】音声呼、あるいはデータ呼の着信があっ
    た場合に、音声呼、あるいはデータ呼それぞれに設定し
    た優先順位に従い、無線通信端末に対して個別着信によ
    りこれを通知することを特徴とする請求項9記載の無線
    通信装置。
  14. 【請求項14】音声呼、あるいはデータ呼の着信があっ
    た場合に、音声呼、あるいはデータ呼それぞれに設定し
    た優先順位に従い、無線通信端末に対して個別着信によ
    りこれを通知することを特徴とする請求項10記載の無
    線通信装置。
  15. 【請求項15】 少なくとも一つの子機を擁する無線通
    信装置であって、 PHSの 公衆回線を用いて通信を行う第1の通信モード
    と、PHSの自営回線を用いて通信を行う第2の通信モ
    ードと、無線通信装置同士直接通信を行う第3の通信
    モードと、PHSの 公衆回線からPHSの自営回線へ、あるいは
    HSの自営回線からPHSの公衆回線へと通信モードの
    切り替えを行い、PHSの公衆回線とPHSの自営回線
    の両通信モードを用いて通信を行う第4の通信モードと
    を有し、 第4の通信モードを用いて通信を行う場合に、無線基地
    局を介して無線通信装置へ送られてきた音声呼、あるい
    は、データ呼を、少なくとも一つの子機へ転送する手段
    を備えたことを特徴とする無線通信装置。
  16. 【請求項16】 少なくとも一つの子機を擁する無線通
    信装置であって、 PHSの 公衆回線を用いて通信を行う第1の通信モード
    と、PHSの自営回線を用いて通信を行う第2の通信モ
    ードと、無線通信装置 同士直接通信を行う第3の通信モード
    と、PHSの 公衆回線からPHSの自営回線へ、あるいは、
    PHSの自営回線からPHSの公衆回線へと通信モード
    の切り替えを行い、PHSの公衆回線とPHSの自営回
    線の両通信モードを用いて通信を行う第4の通信モード
    とを有し、 第4の通信モードを用いて通信を行う場合に、無線基地
    局を介して無線通信装置へ送られてきたデータ呼を少な
    くとも一つの子機へ転送し、音声呼の着信の際には、子
    機へ転送することな、無線通信装置自身で通話を行う
    手段を備えたことを特徴とする無線通信装置。
  17. 【請求項17】 請求項15に記載の無線通信装置が、
    第4の通信モードを用いてデータ呼の送受信を行ってい
    る際に、無線基地局経由で新たな音声呼の着信を通知す
    る信号を受信したときに、音声呼 の着信を受けた旨を少なくとも一つの子機へ通知
    する手段と、 該通知に対する確認信号が送られてきた場合に、データ
    呼の通信に関する無線リンクを切断する手段と、 切断後、前記音声呼の着信を受信する手段とを備え
    の後、無線通信装置と音声呼発信者との間で通話を行う
    手段を設けたことを特徴とする無線通信システム。
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