JP2914258B2 - ダブルバランスミキサ回路 - Google Patents

ダブルバランスミキサ回路

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JP2914258B2 JP7317266A JP31726695A JP2914258B2 JP 2914258 B2 JP2914258 B2 JP 2914258B2 JP 7317266 A JP7317266 A JP 7317266A JP 31726695 A JP31726695 A JP 31726695A JP 2914258 B2 JP2914258 B2 JP 2914258B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はダブルバランスミキ
サ(double balanced mixer)に関し、特にデジタル送
信用直交変調器のダブルバランスミキサ回路に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のダブルバランスミキサ回路の一例
を図5に示す。図5には回路電流を一定に保つ定電流源
を備え、トランジスタ縦積み段数を2段としたnpnト
ランジスタのみから構成可能な電流折り返し型ダブルバ
ランスミキサの構成例が示されている。図5を参照し
て、トランジスタ(76、77)からなる差動対とトランジ
スタ(79、80)からなる差動対はそれぞれシングルバラ
ンスミキサを構成し、これら2つの差動対トランジスタ
のコレクタを交叉接続(クロスカプル)させることによ
りダブルバランスミキサのコア部を構成し、ローカル差
動信号はローカル信号VLO+、VLO-端子(64、65)から
差動対のベース端子に入力され、エミッタ抵抗(88)を
介して接続された差動対トランジスタ(68、69)から成
る差動増幅器と、トランジスタ(74、78)及びトランジ
スタ(75、81)からなる電流ミラー回路によりベースバ
ンド電圧信号は差動電流信号へ変換される。差動増幅器
は定電流源(70、71)を持ち、2つのシングルバランス
ミキサの電流和は一定とされる。
【0003】図5を参照して、従来のダブルバランスミ
キサ回路の構成をより詳細に説明する。一側端子が共に
GND(接地)端子に接続した抵抗R8(89)と抵抗R
9(90)の他側端子は、ベースが共にバイアス電圧VB
端子(61)に接続されたnpnトランジスタQ3(7
0)、Q4(71)のエミッタにそれぞれ接続され、トラ
ンジスタQ3(70)のコレクタは、ベースがベースバン
ド信号VBB+端子(62)に接続されたnpnトランジス
タQ1(68)のエミッタに接続され、トランジスタQ4
(71)のコレクタは、ベースがベースバンド信号VBB-
端子(63)に接続されたnpnトランジスタQ2(69)
のエミッタに接続され、抵抗R7(88)はトランジスタ
Q1(68)とQ2(69)のエミッタ間に接続されてい
る。トランジスタQ1(68)のコレクタは抵抗R5(8
6)の一側端子に、トランジスタQ2(69)のコレクタ
は抵抗R6(87)の一側端子に接続され、抵抗R5(8
6)とR6(87)の他側端子は電源電圧VCC端子(60)
に接続されて差動増幅回路を構成している。なお、記法
として、「トランジスタQ3」は第3のトランジスタを
意味するものとし、同様に「R8」により第8の抵抗を
示すものとし、括弧内の番号が図面の参照番号を示すも
のとする。
【0004】npnトランジスタQ5(72)のコレクタ
とnpnトランジスタQ6(73)のコレクタは共に電源
電圧VCC端子(60)に接続され、トランジスタQ5(7
2)のベースはトランジスタQ1(68)のコレクタに、
トランジスタQ6(73)のベースはトランジスタQ2
(69)のコレクタにそれぞれ接続され、トランジスタQ
5(72)のエミッタはnpnトランジスタQ7(74)の
ベースとコレクタに接続され、トランジスタQ7(74)
のエミッタには抵抗R4(85)の一側端子に接続され、
抵抗R4(85)の他側端子はGND端子に接続されてエ
ミッタフォロアを構成し、トランジスタQ6(73)のエ
ミッタはnpnトランジスタQ8(75)のコレクタとベ
ースに接続され、トランジスタQ8(75)のエミッタは
抵抗R10(91)の一側端子に接続され、他側端子はG
ND端子に接続されてエミッタフォロアを構成してい
る。
【0005】抵抗R3(84)の一側端子はGND端子に
接続され、他側端子はnpnトランジスタQ11(78)
のエミッタに接続され、トランジスタQ11(78)のベ
ースはトランジスタQ7(74)のベースとコレクタに接
続され、コレクタはnpnトランジスタQ9(76)とQ
10(77)のエミッタに接続されている。
【0006】トランジスタQ9(76)のベースはローカ
ル信号VLO+端子(64)に接続され、トランジスタQ1
0(77)のベースはローカル信号VLO-端子(65)に接
続されている。トランジスタQ9(76)のコレクタは抵
抗R1(82)の一側端子に接続され、トランジスタQ1
0(77)のコレクタは抵抗R2(83)の一側端子に接続
されている。
【0007】抵抗R11(92)の一側端子はGND端子
に接続され、他側端子はnpnトランジスタQ14(8
1)のエミッタに接続され、トランジスタQ14(81)
のベースはトランジスタQ8(75)のベースとコレクタ
に接続され、コレクタはnpnトランジスタQ12(7
9)とnpnトランジスタQ13(80)のエミッタに接
続され、トランジスタQ12(79)のベースはローカル
信号VLO+端子(64)に接続され、トランジスタQ13
(80)のベースはローカル信号VLO-端子(65)に接続
されている。
【0008】トランジスタQ12(79)のコレクタはト
ランジスタQ10(77)のコレクタと接続され、またト
ランジスタQ13(80)のコレクタはトランジスタQ9
(76)のコレクタに接続されている。
【0009】抵抗R1(82)と抵抗R2(83)の他側端
子は電源電圧VCC端子(60)に接続され、以上の構成に
より、2つのシングルバランスミキサを有するダブルバ
ランスミキサ回路となっている。
【0010】なお、上記ダブルバランスミキサ回路は例
えば文献(束原その他、「低電圧動作2GHz帯Siバ
イポーラ直交変調器」、信学技報ICD94−61、第26〜
27頁、電子情報通信学会、1994年)等に記載されて
いる。
【0011】このダブルバランスミキサ回路において、
ベースバンド信号を差動信号でVBB+端子(62)とVBB-
端子(63)から入力し、この信号をnpnトランジスタ
Q1(68)とQ2(69)から成る差動増幅回路で増幅す
る。
【0012】そして、npnトランジスタQ5(72),
Q7(74)、抵抗R4(85)、およびnpnトランジス
タQ6(73),Q8(75)、抵抗R10(91)から成る
2つのエミッタフォロアで電位降下を行い、ベースバン
ドの差動信号はそれぞれnpnトランジスタQ11(7
8)とQ14(81)のベースに入力される。
【0013】一方、ローカル信号は同様に差動信号で2
つのシングルバランスミキサのVLO+端子(64)とVLO-
端子(65)から入力し、npnトランジスタQ9(7
6),Q10(77)の差動対とnpnトランジスタQ1
1(78)、およびnpnトランジスタQ12(79),Q
13(80)の差動対とnpnトランジスタQ14(81)
でローカル信号とベースバンド信号とが混合されて差動
増幅される。
【0014】そして、ダブルバランスミキサ回路の出力
信号VOUT-端子(66)と出力信号VOUT+端子(67)から
ローカル信号とベースバンド信号の混合された差動信号
が出力される。
【0015】図5に示すように、この従来のダブルバラ
ンスミキサ回路は、npnトランジスタのみで構成され
ている。
【0016】pnpトランジスタはベース領域を走行す
る少数キャリアが正孔であるためにnpnトランジスタ
と比べて高周波特性が劣るので超高速デバイスとして開
発が進んでいない場合が多く、ほとんどの回路はnpn
トランジスタのみで構成されている。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のダブルバランスミキサ回路は、npnトランジスタ
のみから構成されているため、回路構成が複雑とされ、
このため消費電流が大きくなるという問題点を有してい
る。
【0018】従って、本発明は上記従来の問題点に鑑み
てなされたものであって、消費電流を削減するダブルバ
ランスミキサ回路を提供することを目的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明は、送信用直交変調器のダブルバランスミキ
サ回路においてエミッタが共通接続され、ベースに差
動ローカル信号が入力されてなる第1、第2の差動トラ
ンジスタ対を備え前記第1の差動トランジスタ対のコ
レクタと前記第2の差動トランジスタ対のコレクタとが
互いに交叉接続され、前記交叉接続点がそれぞれ第1、
第2の負荷抵抗を介して高電位側電源に接続され、さら
に、前記第1、第2の差動トランジスタ対のエミッタの
共通接続点にそれぞれコレクタが接続され、エミッタが
それぞれ抵抗を介して低電位側電源に接続した第1、第
2の定電流源用トランジスタと、エミッタが抵抗を介し
て互いに接続され、ベースに差動ベースバンド信号が入
力され、コレクタがそれぞれ第3、第4の負荷抵抗を介
して前記低電位側電源に接続されてなり、前記第1、第
2の差動トランジスタ対と逆極性のトランジスタからな
る第3の差動トランジスタ対と、前記第3の差動トラン
ジスタ対のエミッタにそれぞれコレクタが接続され、ベ
ースが共通電位でバイアスされ、エミッタがそれぞれ抵
抗を介して前記高電位側電源に接続してなる第3、第4
の定電流源用トランジスタとを備え、前記第3の差動
トランジスタ対のコレクタと前記第3、第4の負荷抵抗
との接続点に前記第1、第2の定電流源用トランジスタ
のベースをそれぞれ接続し、前記第1、第2の差動トラ
ンジスタ対のコレクタの前記交叉接続点から差動出力を
取り出してなることを特徴とするダブルバランスミキサ
回路を提供する。
【0020】本発明においては、前記第3の差動トラン
ジスタ対と前記第3、第4の電流源用トランジスタが共
にpnp型トランジスタで構成されたことを特徴とす
る。
【0021】また、本発明においては、バイポーラトラ
ンジスタの代わりにFETで構成してもよい。
【0022】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図面を参照
して以下に説明する。図1は本発明の一実施形態に係る
ダブルバランスミキサ回路の構成を示す図である。
【0023】図1を参照して、本実施形態に係るダブル
バランスミキサ回路においては、トランジスタ(13、1
4)からなる差動対とトランジスタ(16、17)からなる
差動対はそれぞれシングルバランスミキサを構成し、こ
れら2つの差動対トランジスタのコレクタを交叉接続
(クロスカプル)させ、ローカル差動信号はローカル信
号VLO+、VLO-端子(5、6)から差動対のベース端子
に入力され、エミッタが抵抗(24)を介して接続された
pnpトランジスタ(9,10)からなる差動増幅器を備
え、差動増幅回路のエミッタと電源端子(1)との間に
接続されベースがバイアス電圧VB端子(2)に接続さ
れたpnpトランジスタ(11、12)は差動増幅器の定電
流源として作用する。また、差動対トランジスタ(13、
14)及び差動対トランジスタ(16、17)の共通接続され
たエミッタはnpnトランジスタ(15、18)のコレクタ
に接続されている。
【0024】抵抗R4(22)とR5(23)の一側端子は
電源電圧VCC端子(1)に接続され、R4(22)の他側
端子はpnpトランジスタQ3(11)のエミッタに接続
され、R5(23)の他側端子はpnpトランジスタQ4
(12)に接続され、トランジスタQ3(11)とQ4(1
2)のベースはバイアス電圧VB端子(2)に接続されて
いる。
【0025】pnpトランジスタQ3(11)のコレクタ
は抵抗R6(24)の一側端子とpnpトランジスタQ1
(9)のエミッタに接続され、pnpトランジスタQ4
(12)のコレクタはR6(24)の他側端子とpnpトラ
ンジスタQ2(10)のエミッタに接続されている。
【0026】トランジスタQ1(9)のベースはベース
バンド信号VBB+端子(3)に接続され、トランジスタ
Q2(10)のベースはベースバンド信号VBB-端子
(4)に接続され、トランジスタQ1(9)のコレクタ
は抵抗R7(25)の一側端子に接続され、トランジスタ
Q2(10)のコレクタは抵抗R8(26)の一側端子に接
続され、抵抗R7(25)とR8(26)の他側端子はいず
れもGND端子に接続されてpnpトランジスタから構
成された差動増幅回路になっている。
【0027】抵抗R3(21)の一側端子はGND端子に
接続され、他側端子はnpnトランジスタQ7(15)の
共通接続されたエミッタに接続され、トランジスタQ7
(15)のベースはQ1(9)のコレクタに、コレクタ
は、差動対を形成してなるnpnトランジスタQ5(1
3)とQ6(14)の共通接続されたエミッタに接続され
ている。
【0028】トランジスタQ5(13)のベースはローカ
ル信号VLO+端子(5)に接続され、トランジスタQ6
(14)のベースはローカル信号VLO-端子(6)に接続
されている。
【0029】抵抗R9(27)の一側端子はGND端子に
接続され、他側端子はnpnトランジスタQ10(18)
のエミッタに接続され、トランジスタQ10(18)のベ
ースはトランジスタQ2(10)のコレクタに接続され、
コレクタは差動対を構成するnpnトランジスタQ8
(16)、Q9(17)の共通接続されたエミッタに接続さ
れている。
【0030】トランジスタQ8(16)のベースはローカ
ル信号VLO+端子(5)に接続され、トランジスタQ9
(17)のベースはローカル信号VLO-端子(6)に接続
されている。
【0031】トランジスタQ5(13)とQ9(17)のコ
レクタは共に抵抗R1(19)の一側端子に接続され、ト
ランジスタQ6(14)とQ8(16)のコレクタは共に抵
抗R2(20)の一側端子に接続され、抵抗R1(19)と
R2(20)の他側端子は電源電圧VCC端子(1)に接続
されている。以上により、2つのシングルバランスミキ
サを有するダブルバランスミキサ回路を構成している。
【0032】本発明の一実施形態のダブルバランスミキ
サ回路では、ベースバンドの差動信号をベースバンド信
号VBB+端子(3)とVBB-端子(4)から入力する。p
npトランジスタから構成される差動増幅器でベースバ
ンド信号は増幅され、pnpトランジスタQ1(9)と
Q2(10)のコレクタ出力から直接npnトランジスタ
Q7(15)とQ10(18)のベースに送られる。
【0033】ローカル信号も差動信号としてローカル信
号VLO+端子(5)とVLO-端子(6)に入力される。
【0034】ローカル信号とベースバンド信号は、np
nトランジスタQ5(13),Q6(14),Q7(15)か
ら構成されるシングルバランスミキサと、npnトラン
ジスタQ8(16),Q9(17),Q10(18)から構成
されるシングルバランスミキサで混合され、増幅され
る。
【0035】ローカル信号とベースバンド信号の混合さ
れた信号は出力信号VOUT-端子(7)とVOUT+端子
(8)から出力される。
【0036】図4に、npnトランジスタとpnpトラ
ンジスタ単体の小信号利得S2I特性を示す。いずれも、
コレクタエミッタ電圧VCE=1V、コレクタ電流IC
4.5mAでシミュレーションした結果である。
【0037】図4では、周波数が20MHz程度までnp
nトランジスタとpnpトランジスタのS2Iは一致し、
それ以上の周波数ではpnpトランジスタのS2Iはnp
nトランジスタに比べて劣化する。
【0038】通常、直交変調器の場合、ベースバンドの
信号周波数は数百KHz〜数MHzの低周波であるため、
上記従来技術のようにベースバンド信号を入力して増幅
する差動増幅器はnpnトランジスタで構成する必要は
なく、pnpトランジスタで構成すれば、上記従来技術
で用いられていたエミッタフォロア2個を取り除くこと
ができる。
【0039】図3は、本発明の第1の実施形態と図5に
示した上記従来例のシミュレーション結果を比較して示
す図である。図5に示した従来のダブルバランスミキサ
回路のシミュレーションでは電源電圧VCC=3V、トー
タル電流ICC=79.1mAにおいて図3に示す結果となっ
た(図中の「+」及び「×」参照)。図3には、ベース
バンド振幅対変調波信号出力(PLO+BB、「+」で示
す)及び3次歪成分(PLO+3BB、「−」で示す)を
前記従来の回路と本実施形態について示している。
【0040】一方、本実施形態に係るダブルバランスミ
キサ回路ではVCC=3V、ICC=62.4mAで、図3に示
すように、上記従来例と同等の性能となり、且つ消費電
流を21%程削減することができる。
【0041】図2は、本発明の第2の実施形態の構成を
示す回路図である。本実施形態は前記第1の実施形態に
おけるバイポーラトランジスタの代わりにFET(電界
効果トランジスタ、例えばGaAs等の高周波電界効果
トランジスタ)を用いたものである。
【0042】差動増幅器を構成する第1及び第2のFE
T(38,39)、差動対の定電流源を構成する第3及び第
4のFET(40,41)は高位電源側がソース端子とさ
れ、シングルバランスミキサを構成する第5、第6、第
7のFET(42,43,44)、及び第8、第9、第10の
FET(45,46,47)は高位電源がドレインとなるよう
に配設することにより、前記第1の実施形態と同様に低
電源電圧型のダブルバランスミキサ回路が得られる。
【0043】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ベースバンド信号を入力する差動増幅器をpnpトラン
ジスタで構成し、従来技術で用いられていた2個のエミ
ッタフォロアを削減したことにより、消費電流を21%減
少することができるという結果を有する。
【0044】また、本発明によれば、FETでも低電源
電圧型のダブルバランスミキサ回路が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係るダブルバランス
ミキサ回路を示す図である。
【図2】本発明の第2の実施形態に係るダブルバランス
ミキサ回路を示す図である。
【図3】本発明の第1の実施形態と従来技術のシミュレ
ーション結果を示す図である。
【図4】npnトランジスタとpnpトランジスタ単体
の小信号利得S2I特性を示す図である。
【図5】従来のダブルバランスミキサ回路を示す図であ
る。
【符号の説明】
1,30,60 電源電圧VCC端子 2,31,61 バイアス電圧VB端子 3,32,62 ベースバンド信号VBB+端子 4,33,63 ベースバンド信号VBB-端子 5,34,64 ローカル信号VLO+端子 6,35,65 ローカル信号VLO-端子 7,36,67 出力信号VOUT-端子 8,37,67 出力信号VOUT+端子 9〜12 pnpトランジスタ 13〜18,68〜81 npnトランジスタ 9〜27,48〜56,82〜92 抵抗 38〜47 FET

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】送信用直交変調器のダブルバランスミキサ
    回路においてエミッタが共通接続され、 ベースに差動ローカル信号が
    入力されてなる第1、第2の差動トランジスタ対を備
    前記第1の差動トランジスタ対のコレクタと前記第2の
    差動トランジスタ対のコレクタとが互いに交叉接続さ
    れ、前記交叉接続点がそれぞれ第1、第2の負荷抵抗を
    介して高電位側電源に接続され、さらに、 前記第1、第2の差動トランジスタ対のエミッタの共通
    接続点にそれぞれコレクタが接続され、エミッタがそれ
    ぞれ抵抗を介して低電位側電源に接続した第1、第2の
    定電流源用トランジスタと、エミッタが抵抗を介して互いに接続され、 ベースに差動
    ベースバンド信号が入力され、コレクタがそれぞれ第
    3、第4の負荷抵抗を介して前記低電位側電源に接続さ
    れてなり、前記第1、第2の差動トランジスタ対と逆極
    性のトランジスタからなる第3の差動トランジスタ対
    と、前記第3の差動トランジスタ対のエミッタにそれぞれコ
    レクタが接続され、ベースが共通電位でバイアスされ、
    エミッタがそれぞれ抵抗を介して前記高電位側電源に接
    続してなる第3、第4の定電流源用トランジスタとを備え 、 前記第3の差動トランジスタ対のコレクタと前記第3、
    第4の負荷抵抗との接続点に前記第1、第2の定電流源
    用トランジスタのベースをそれぞれ接続し、前記第1、第2の差動トランジスタ対の コレクタの前記
    交叉接続点から差動出力を取り出してなることを特徴と
    するダブルバランスミキサ回路。
  2. 【請求項2】前記第3の差動トランジスタ対と前記第
    3、第4の電流源用トランジスタが共にpnp型トラン
    ジスタで構成されたことを特徴とする請求項1記載のダ
    ブルバランスミキサ回路。
  3. 【請求項3】送信用直交変調器のダブルバランスミキサ
    回路においてソースが共通接続され、 ゲートに差動ローカル信号が入
    力されてなる第1、第2の差動FET対を備え前記第1の差動FET対のドレインと前記第2の差動F
    ET対のドレインとが互いに交叉接続され、前記交叉接
    続点がそれぞれ第1、第2の負荷抵抗を介して高電位側
    電源に接続され、さらに、 前記第1及び第2の差動FET対のソースの共通接続点
    にそれぞれドレインが接続され、ソースがそれぞれ抵抗
    を介して低電位側電源に接続した第1、第2の 定電流源
    用FETと、ソースが抵抗を介して互いに接続され、 ゲートに差動ゲ
    ートバンド信号が入力され、ドレインがそれぞれ第3、
    第4の負荷抵抗を介して前記低電位側電源に接続されて
    なり、前記第1、第2の差動FET対と逆極性のFET
    からなる第3の差動FET対と、前記第3の差動FET対のソースにそれぞれドレインが
    接続され、ゲートが共通電位でバイアスされ、ソースが
    それぞれ抵抗を介して前記高電位側電源に接続してなる
    第3、第4の定電流源用FETとを備え 、 前記第3の差動FET対のドレインと前記第3、第4の
    負荷抵抗との接続点に前記第1、第2の定電流源用FE
    Tのゲートをそれぞれ接続し、前記第1、第2の差動FET対の ドレインの前記交叉接
    続点から差動出力を取り出してなることを特徴とする
    ブルバランスミキサ回路。
  4. 【請求項4】第1および第2の抵抗の一側端子が共に高
    電位側電源に接続され、前記第1の抵抗の他側端子が第
    1のpnpトランジスタのエミッタに、前記第2の抵抗
    の他側端子が第2のpnpトランジスタのエミッタに接
    続され、 前記第1のpnpトランジスタのベースと前記第2のp
    npトランジスタのベースは共通接続されてバイアス電
    圧端子に接続され、 前記第1のpnpトランジスタのコレクタは第3の抵抗
    の一側端子と第3のpnpトランジスタのエミッタに接
    続され、 前記第2のpnpトランジスタのコレクタは前記第3の
    抵抗の他側端子と第4のpnpトランジスタのエミッタ
    に接続され、 前記第3のpnpトランジスタのベースは第1のベース
    バンド信号端子に接続され、コレクタは第4の抵抗の一
    側端子に接続され、前記第4のpnpトランジスタのベ
    ースは第2のベースバンド信号端子に接続され、コレク
    タは第5の抵抗の一側端子に接続され、 前記第4および第5の抵抗の他側端子は低電位側電源に
    接続された差動増幅回路と、 第6の抵抗の一側端子が前記低電位側電源に接続され、
    他側端子は第1のnpnトランジスタのエミッタと接続
    され、 前記第1のnpnトランジスタのベースは第3のpnp
    トランジスタのコレクタに接続され、コレクタは第2お
    よび第3のnpnトランジスタのエミッタと接続され、 前記第2のnpnトランジスタのベースは第1のローカ
    ル信号端子に接続され、前記第3のnpnトランジスタ
    のベースは第2のローカル信号端子に接続され、 第7の抵抗の一側端子が前記低電位側電源に接続され、
    他側端子は第4のnpnトランジスタのエミッタと接続
    され、 前記第4のnpnトランジスタのベースは第4のpnp
    トランジスタのコレクタに、コレクタは第5および第6
    のnpnトランジスタのエミッタと接続され、 前記第5のnpnトランジスタのベースは前記第1のロ
    ーカル信号端子に接続され、前記第6のnpnトランジ
    スタのベースは前記第2のローカル信号端子に接続さ
    れ、 前記第2のnpnトランジスタのコレクタと第6のトラ
    ンジスタのコレクタと第8の抵抗の一側端子との接続点
    が第1の出力信号端子に接続され、 前記第3のnpnトランジスタのコレクタと前記第5の
    npnトランジスタのコレクタと第9の抵抗の一側端子
    が接続点が第2の出力信号端子に接続され、 前記第8および第9の抵抗の他側端子が共に前記高電位
    側電源に接続されたことを特徴とするダブルバランスミ
    キサ回路。
  5. 【請求項5】前記npnトランジスタおよび前記pnp
    トランジスタをFETで置き換え、バイポーラトランジ
    スタのコレクタ、ベース、エミッタをそれぞれFETの
    ドレイン、ゲート、ソースに対応させてなる請求項4記
    載のダブルバランスミキサ回路。
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