JP2914236B2 - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置の製造方法

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JP2914236B2
JP2914236B2 JP7215770A JP21577095A JP2914236B2 JP 2914236 B2 JP2914236 B2 JP 2914236B2 JP 7215770 A JP7215770 A JP 7215770A JP 21577095 A JP21577095 A JP 21577095A JP 2914236 B2 JP2914236 B2 JP 2914236B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体装置の製造
方法に関し、特に、微細電極の形成方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、GaAsFETのゲート電極
を形成する工程においては、ゲート抵抗及びゲート基板
間の容量を低くしつつ、ゲート長を微細化するために、
酸化膜開口パターンに金属層を埋め込むことによりT型
の断面形状を持つゲート電極を形成する方法が用いられ
ている。
【0003】以下に、電極を埋め込むことによりゲート
電極を形成する従来の工程について説明する。
【0004】図5は、従来の半導体装置におけるゲート
電極の製造方法の一例を示す工程図である。
【0005】まず、半絶縁基板51上に動作層52を形
成した後、絶縁膜層53を成膜する(図5(a))。
【0006】次に、絶縁層膜53上に第1のレジスト膜
54を塗布し、露光、現像して、開口パターンを形成す
る(図5(b))。
【0007】そして、第1のレジスト膜54の開口パタ
ーンをマスクとして、異方性ドライエッチング法によ
り、絶縁膜層53を選択的に除去し、開口パターン61
を形成した後、第1のレジスト膜54を除去する(図5
(c))。
【0008】第1のレジスト膜54を除去した後、スパ
ッタ法によりWSi膜55を成膜する(図5(d))。
【0009】次に、WSi膜55上にスパッタ法により
TiN膜56、Au膜57を順次成膜する(図5
(e))。
【0010】次に、Au膜57上に第2のレジスト膜5
8を塗布、露光、現像して、開口パターン61に位置を
合わせたレジストパターンを形成する(図5(f))。
【0011】そして、形成されたレジストパターンをマ
スクとしてイオンミリング法、異方性ドライエッチング
法を用いて、Au膜57、TiN膜56及びWSi膜5
5を順次選択的に除去し、その後、第2のレジスト膜5
8を剥離液により除去することによりT型ゲート電極部
63を形成する(図5(g))。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来例におい
ては、ゲート長が0.5μm以下の微細なゲート電極を
形成する場合、アスペクト比(縦/横の比)が約1以下
の開口パターン内に金属膜を成膜することになる。
【0013】しかしながら、上記開口パターン内に、W
Si膜、TiN膜およびAu膜を順次成膜する際、開口
パターン内の側壁部の付着膜厚に対して底部の付着膜厚
が薄くなり、成膜工程が進むに従いアスペクト比が加速
的に大きくなってしまう。そのため、成膜される金属膜
の膜厚が開口パターン内の側壁上部においてかなり厚く
なり、側壁下部および底部には金属膜が一定膜厚以上に
被着しなくなる状態となり、いわゆるオーバーハングが
形成されてしまう。
【0014】例えば、図5に示したゲート形成工程にお
いて、開口幅0.5μm、深さ0.4μmの開口パター
ン41上に、平坦部の膜厚でそれぞれ、100nm、2
00nm及び400nmの厚さのWSi膜、TiN膜及
びAu膜を成膜した場合、TiN膜の開口パターン41
の側壁上部における被着厚さをT51Q、側壁下部におけ
る被着厚さをT51P、底部における被着厚さをT51Bとす
ると、それぞれは、 T51Q=25nm,T51P=13nm,T51B=20nm となる。
【0015】また、Au膜の開口パターン41の側壁上
部における被着厚さをT52Q、側壁下部における被着厚
さをT52P、底部における被着厚さをT52Bとすると、そ
れぞれは、 T52Q=20nm,T52P=4nm,T52B=10nm となる。
【0016】ここで、Au膜層においては、ショットキ
ーメタルであるWSiより低抵抗であることから、ゲー
ト抵抗を低減させる目的で用いられている。そのため、
開口パターン41の底部及び側壁下部の膜厚が減少する
と、ゲート抵抗が増加してしまう。また、TiN層にお
いては、Auがショットキー層に拡散するのを防ぐため
のバリアメタルとして用いられている。そのため、開口
パターン41の底部及び側壁部下の膜厚が減少すると、
FETの信頼性が低下してしまうという問題がある。
【0017】本発明は、上述したような従来の技術が有
する問題点に鑑みてなされたものであって、ゲート抵抗
の低減及びFETの信頼性の向上を図ることができる半
導体装置の製造方法を提供することを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、半導体基板上に開口パターンを形成し、該
開口パターン上にゲート電極部を形成する半導体の製造
方法において、前記半導体基板上に絶縁膜層を成膜し、
前記絶縁膜層上に第1のレジスト膜を形成し、前記第1
のレジスト膜上に前記開口パターンを形成し、前記開口
パターンにおける前記第1のレジスト膜及び前記絶縁膜
層を除去し、前記絶縁膜層上の第1のレジスト膜を除去
し、前記絶縁膜層上及び前記開口パターン上に第1の金
属膜を成膜し、前記開口パターン上に該開口パターンよ
りも幅の広いレジスト開口パターンが形成されるように
前記第1の金属膜上に逆テーパー形状を有する第2のレ
ジスト膜を形成し、前記レジスト開口パターン及び前記
第2のレジスト膜上に第2の金属膜をスパッタ法により
成膜し、前記第2のレジスト膜上の前記第2の金属膜を
リフトオフ法により除去し、前記第2のレジスト膜を
フトオフ法により除去し、前記第2のレジスト膜が形成
されていた部分における前記第1の金属膜を除去するこ
とを特徴とする。
【0019】また、前記絶縁膜層の除去は、エッチング
によることを特徴とする。
【0020】また、前記第1の金属膜の除去は、前記第
2の金属膜をマスクとしたエッチングによることを特徴
とする。
【0021】また、半導体基板上に開口パターンを形成
し、該開口パターン上にゲート電極部を形成する半導体
の製造方法において、前記半導体基板上に絶縁膜層を成
膜し、前記絶縁膜層上に第1のレジスト膜を形成し、前
記第1のレジスト膜上に前記開口パターンを形成し、前
記開口パターンにおける前記第1のレジスト膜及び前記
絶縁膜層を除去し、前記絶縁膜層上の第1のレジスト膜
を除去し、前記開口パターン上に前記開口パターンより
も幅の広いレジスト開口パターンが形成されるように前
記絶縁層膜上に逆テーパー形状を有する第2のレジスト
膜を形成し、前記レジスト開口パターン及び前記第2の
レジスト膜上に金属膜をスパッタ法により成膜し、前記
第2のレジスト膜上の前記金属膜をリフトオフ法により
除去し、前記第2のレジスト膜をリフトオフ法により
去することを特徴とする。
【0022】また、前記絶縁膜層の除去は、エッチング
によることを特徴とする。
【0023】(作用)上記のように構成された本発明に
おいては、開口パターン上に開口パターンよりも幅の広
いレジスト開口パターンが形成されるように逆テーパー
形状をした第2のレジスト膜が形成されるので、金属膜
成膜の際に、ターゲットから放出されたターゲット原子
の一部が第2のレジスト膜により遮蔽され、開口パター
ンの側壁部に被着されない。なお、開口パターンの底部
においては、開口パターン自身によりターゲット原子が
遮蔽されるため、第2のレジスト膜の存在の有無による
影響はない。
【0024】このように、第2のレジスト膜の存在によ
り、開口パターンの底部におけるターゲット原子の被着
量は変わらずに開口パターンの側壁部におけるターゲッ
ト原子の被着量が減少する。
【0025】
【実施の形態】以下に、本発明の実施の形態について図
面を参照して説明する。
【0026】(第1の実施の形態)図1は、本発明の半
導体製造方法の実施の第1の形態を示す工程図である。
【0027】まず、GaAsからなる半絶縁基板1上に
イオン注入法によりn型GaAsからなる動作層2を厚
さ100nm程度形成した後、LP−CVD法によりS
iO 2膜からなる絶縁膜層3を厚さ400nm程度成膜
する(図1(a))。
【0028】次に、絶縁層膜3上に第1のレジスト膜4
を厚さ1μm程度塗布し、UV光を用いた露光、アルカ
リ現像液を用いた現像をそれぞれ行い、ライン状の開口
パターンを形成する(図1(b))。ここで、形成する
ライン状パターンは例えば幅0.5μm、長さ100μ
mのものとする。
【0029】そして、第1のレジスト膜4の開口パター
ンをマスクとして、異方性ドライエッチング法により、
絶縁膜層3を選択的に除去し、開口パターン11を形成
した後、第1のレジスト膜4を除去する(図1
(c))。このときの開口パターン11の断面形状は、
幅0.5μm、深さ0.4μmであり、アスペクト比は
0.8である。
【0030】第1のレジスト膜4を除去した後、スパッ
タ法により平坦部において膜厚100nmとなる第1の
金属膜であるWSi膜5を成膜する(図1(d))。成
膜したWSi膜5の膜厚は、開口パターン11の側壁部
においては70nm、底部においては30nmとなる。
したがって、WSi膜5の被着後の開口パターン11に
おいては、幅0.36μm、深さ0.47μmとなり、
これによりアスペクト比は1.3となる。
【0031】次に、露光光に対して高い吸収性能を持つ
ネガ型レジストを塗布して第2のレジスト膜6を形成
し、露光マスクを用いて絶縁膜層3の開口パターン11
上に逆テーパーの側壁形状を有し、開口パターン11よ
りも幅が広いレジスト開口パターン12を形成する(図
1(e))。
【0032】次に、レジスト開口パターン12及び第2
のレジスト膜6上にスパッタ法を用いて、第2の金属膜
であるTiN膜7およびAu膜8を順次成膜する(図1
(f))。成膜膜厚は、平坦部の膜厚で、例えばTiN
膜7を200nm、Au膜8を400nmとする。
【0033】ここで、レジスト開口パターン12の断面
形状を逆テーパーとしたのは、レジスト開口パターン1
2の側壁部にTiN膜7およびAu膜8が被着しないよ
うにするためであり、ポジレジストと画像反転技術を用
いた場合において同様の逆テーパー形状を得ることがで
きる。基板に対する第2のレジスト6の側壁角の範囲
は、89°〜45°程度が適当である。
【0034】その後、第2のレジスト膜6並びに第2の
レジスト膜6上に被着したTiN膜7及びAu膜8をリ
フトオフ法により除去した後、Au膜8をマスクとして
異方性ドライエッチング法によりWSi膜5を選択的に
除去してT型ゲート電極部13を形成する(図1
(g))。
【0035】図3は、上記工程により製造された半導体
装置の平面図である。
【0036】以上の工程において得られる効果は、第2
のレジスト膜6の膜厚、開口パターン11とレジスト開
口パターン12との距離及び開口パターン11のアスペ
クト比に依存する。
【0037】以下に、図4を用いてTiN膜7、Au膜
8の成膜装置内の配置を含めて、レジスト開口パターン
12の形状と開口パターン11に被着する金属膜厚との
関係について説明する。
【0038】図4は、本発明の半導体製造方法における
レジスト開口パターン12の形状と開口パターン11に
被着する金属膜厚との関係について説明するための図で
ある。
【0039】図4に示すように、開口パターン11の幅
をa、開口パターン11の深さをb、開口パターン11
とレジスト開口パターン12との間の距離をc、第2の
レジスト膜6の厚さをdとすると、これらの値の間にお
いては下記のいずれかの条件が満たされる。
【0040】b/a>d/c ・・・(条件A) b/a=d/c ・・・(条件B) b/a<d/c ・・・(条件C) 以下に、上述した各条件における開口パターン11に被
着する金属膜厚について説明する。
【0041】(1)条件Aまたは条件Bの場合 開口パターン11の側壁下部の点Pにおいては、開口パ
ターン自身の遮蔽により、ターゲット42上の点X0
点X1との間に位置する点から放出されたターゲット原
子のみが、直線的に入射し、被着する。この場合、レジ
スト開口パターン12は、点Pに被着するターゲット原
子を遮蔽しない。
【0042】一方、開口パターン11の側壁上部の点Q
においては、開口パターン11自身の遮蔽は無いため、
レジスト開口パターン12が無ければ、ターゲット42
上の点X0とターゲットの端部にある点X3との間に位置
する点から放出されたターゲット原子が全て直線的に入
射し、被着する。しかし、レジスト開口パターン12が
ある場合は、レジスト開口パターン12の遮蔽により、
側壁上部の点Qには、ターゲット42上の点X0と点X2
との間に位置する点から放出されたターゲット原子のみ
が被着する。すなわち、点X2と点X3との間に位置する
点から放出されたターゲット原子は、レジスト開口パタ
ーン12により遮蔽されるため、点Qには被着しない。
【0043】以上のことより、条件Aまたは条件Bを満
たすようにレジスト開口パターン12を設けた場合は、
開口パターン11の側壁下部の点P及び底部における被
着膜厚を減らすことなく、側壁上部の点Qにおける被着
膜厚を減らすことが可能となる。さらに、点Qの被着膜
厚の減少により、シャドーイングの効果を低減できるた
め、点Pや底部における被着膜厚は増加する。なお、上
記効果は、条件Bが満たされるときに最も顕著に現れ
る。
【0044】(2)条件Cの場合 開口パターン11の側壁上部の点P、側面下部の点Q及
び底部における被着膜厚は、レジスト開口パターン12
の遮蔽により、共に減少する。ただし、d/cの値の増
加に従って、開口パターン11の側壁部の被着膜厚に対
する底部の被着膜厚の比は単調に増加する。すなわち、
d/cの値を非常に大きくすれば、開口パターン11の
底部にのみ選択的に金属膜を被着させることができる。
【0045】以下に、条件Bを満たす場合における金属
膜成膜状態について具体的な数値を挙げて説明する。
【0046】開口パターン11の断面形状を、例えば幅
a=0.36μm、深さb=0.47μmとし、それに
よりアスペクト比がb/a=1.3となるので、例えば
開口パターン11からレジスト開口パターン12までの
距離をc=5μm、第2のレジスト膜6の厚さをd=
6.5μmというようにb/a=d/c=1.3となる
ようにする。すなわちレジスト開口パターン12の幅を
10.36μm、深さを6.5μmとする。
【0047】上記形状をもつレジスト開口パターン12
を用いた場合、TiN膜7の側壁上部の点Qにおける被
着厚さをT1Q、側壁下部の点Pにおける被着厚さを
1P、開口パターン底部における被着厚さをT1Bとする
と、それぞれは、 T1Q=15nm、T1P=13nm、T1B=40nm となる。
【0048】また、Au膜8の側壁上部の点Qにおける
被着厚さをT2Q、側壁下部の点Pにおける被着厚さをT
2P、開口パターン底部における被着厚さをT2Bとすると
それぞれは、 T2Q=10nm、T2P=8nm、T2B=40nm となる。
【0049】上記のように従来例に比べて、開口パター
ン11の側壁上部における被着膜厚が減少し、それに伴
いシャドーイングが抑制されて底部における被着膜厚が
増加する。
【0050】なお、cとdの値より決まるレジスト開口
パターン12の形状は、条件Bを満たしていれば、上記
以外の値でも良いが、c、dの値の下限においては、ウ
ェハー41とターゲット42との間の距離L、ターゲッ
ト42の径rより決まり、また、c、dの値の上限にお
いては、プロセス技術にのみ制約され、大きな値を設定
するほど、開口パターン11の側壁上部における被着膜
厚が減少し、底部における被着膜厚が増加する。
【0051】(第2の実施の形態)図2は、本発明の半
導体製造方法の実施の第2の形態を示す工程図である。
【0052】まず、GaAsからなる半絶縁基板21上
にイオン注入法によりn型GaAsからなる動作層22
を厚さ100nm程度形成した後、LP−CVD法によ
りSiO2膜からなる絶縁膜層23を厚さ400nm程
度成膜する(図2(a))。
【0053】次に、絶縁層膜23上に第1のレジスト膜
24を厚さ1μm程度塗布し、UV光を用いた露光、ア
ルカリ現像液を用いた現像をそれぞれ行い、ライン状の
開口パターンを形成する(図2(b))。ここで、形成
するライン状パターンは例えば幅0.5μm、長さ10
0μmのものとする。
【0054】そして、第1のレジスト膜24の開口パタ
ーンをマスクとして、異方性ドライエッチング法によ
り、絶縁膜層23を選択的に除去し、開口パターン31
を形成した後、第1のレジスト膜24を除去する(図1
(c))。このときの開口パターン21の断面形状は、
幅0.5μm、深さ0.4μmであり、アスペクト比は
0.8である。
【0055】次に、露光光に対して高い吸収性能を持つ
ネガ型レジストを塗布して第2のレジスト膜25を形成
し、露光マスクを用いて絶縁膜層23の開口パターン3
1上に逆テーパーの側壁形状を有し、開口パターン31
よりも幅が広い開口パターン32を形成する(図2
(d))。
【0056】次に、レジスト開口パターン32及び第2
のレジスト膜25上にスパッタ法を用いて、金属膜であ
るWSi膜26、TiN膜27及びAu膜28を順次成
膜する(図2(e))。成膜膜厚は、平坦部の膜厚で、
例えばWSi膜26を100nm、TiN膜27を20
0nm、Au膜28を400nmとする。
【0057】ここで、レジスト開口パターン32の断面
形状を逆テーパーとしたのは、レジスト開口パターン3
2の側壁部にWSi膜26、TiN膜27及びAu膜2
8が被着しないようにするためであり、ポジレジストと
画像反転技術を用いた場合において同様の逆テーパー形
状を得ることができる。基板に対する第2のレジスト2
5の側壁角の範囲は、89°〜45°程度が適当であ
る。
【0058】その後、第2のレジスト膜25並びに第2
のレジスト膜25上に被着したWSi膜26、TiN膜
27及びAu膜28をリフトオフ法により除去してT型
ゲート電極部33を形成する(図2(f))。
【0059】以上の工程において得られる効果は、第1
の実施の形態同様に、第2のレジスト膜25の膜厚、開
口パターン31とレジスト開口パターン32との距離及
び開口パターン31のアスペクト比に依存する。
【0060】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているので以下に記載するような効果を奏する。
【0061】請求項1〜請求項3に記載のものにおいて
は、開口パターン上に開口パターンよりも幅の広いレジ
スト開口パターンが形成されるように第1の金属膜上に
逆テーパー形状をした第2のレジスト膜を形成したた
め、金属膜成膜の際に、ターゲットから放出されたター
ゲット原子の一部を第2のレジスト膜により遮蔽して、
開口パターンの底部におけるターゲット原子の被着量を
変えずに開口パターンの側壁部におけるターゲット原子
の被着量を減らすことができる。
【0062】このため、開口パターンにおける金属膜の
被着量を均等化することができ、ゲート抵抗の低減及び
FETの信頼性の向上を図ることができる。
【0063】また、スパッタ時のコリメータとして用い
る第2のレジスト膜を第1の金属膜上に設けたため、レ
ジストからの脱ガスによりゲート下のGaAs表面が汚
染されることが無く、良好なショットキー界面を得るこ
とができる。
【0064】請求項4及び請求項5に記載のものにおい
ては、第2のレジスト膜形成後に金属膜を形成する構成
としたため、請求項1〜請求項3に記載のものよりもさ
らに効果的に開口パターンの側壁部上部への被着量を低
減させることができ、それにより、ゲート抵抗の低減及
びFETの信頼性の向上をさらに図ることができる。ま
た、金属膜の全てを第2のレジスト膜形成後に成膜する
ため、請求項1〜請求項3に記載のものと比べて短い工
程によりゲート形成が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の半導体製造方法の実施の第1の形態を
示す工程図である。
【図2】本発明の半導体製造方法の実施の第2の形態を
示す工程図である。
【図3】本発明により製造された半導体装置の平面図で
ある。
【図4】本発明の半導体製造方法におけるレジスト開口
パターンの形状と開口パターンに被着する金属膜厚との
関係について説明するための図である。
【図5】従来の半導体装置におけるゲート電極の製造方
法の一例を示す工程図である。
【符号の説明】
1,21 半絶縁性基板 2,22 動作層 3,22 絶縁膜層 4,24 第1のレジスト膜 5,26 WSi膜 6,25 第2のレジスト膜 7,27 TiN膜 8,28 Au膜 11,31 開口パターン 12,32 レジスト開口パターン 13,33 T型ゲート電極部 41 ウェハー 42 ターゲット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H01L 21/337 - 21/338 H01L 27/095 H01L 27/098 H01L 29/775 - 29/778 H01L 29/80 - 29/812

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体基板上に開口パターンを形成し、
    該開口パターン上にゲート電極部を形成する半導体の製
    造方法において、 前記半導体基板上に絶縁膜層を成膜し、 前記絶縁膜層上に第1のレジスト膜を形成し、 前記第1のレジスト膜上に前記開口パターンを形成し、 前記開口パターンにおける前記第1のレジスト膜及び前
    記絶縁膜層を除去し、 前記絶縁膜層上の第1のレジスト膜を除去し、 前記絶縁膜層上及び前記開口パターン上に第1の金属膜
    を成膜し、 前記開口パターン上に該開口パターンよりも幅の広いレ
    ジスト開口パターンが形成されるように前記第1の金属
    膜上に逆テーパー形状を有する第2のレジスト膜を形成
    し、 前記レジスト開口パターン及び前記第2のレジスト膜上
    に第2の金属膜をスパッタ法により成膜し、 前記第2のレジスト膜上の前記第2の金属膜をリフトオ
    フ法により除去し、 前記第2のレジスト膜をリフトオフ法により除去し、 前記第2のレジスト膜が形成されていた部分における前
    記第1の金属膜を除去することを特徴とする半導体装置
    の製造方法。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の半導体装置の製造方法
    において、 前記絶縁膜層の除去は、エッチングによることを特徴と
    する半導体装置の製造方法。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載の半導体
    装置の製造方法において、 前記第1の金属膜の除去は、前記第2の金属膜をマスク
    としたエッチングによることを特徴とする半導体装置の
    製造方法。
  4. 【請求項4】 半導体基板上に開口パターンを形成し、
    該開口パターン上にゲート電極部を形成する半導体の製
    造方法において、 前記半導体基板上に絶縁膜層を成膜し、 前記絶縁膜層上に第1のレジスト膜を形成し、 前記第1のレジスト膜上に前記開口パターンを形成し、 前記開口パターンにおける前記第1のレジスト膜及び前
    記絶縁膜層を除去し、 前記絶縁膜層上の第1のレジスト膜を除去し、 前記開口パターン上に前記開口パターンよりも幅の広い
    レジスト開口パターンが形成されるように前記絶縁層膜
    上に逆テーパー形状を有する第2のレジスト膜を形成
    し、 前記レジスト開口パターン及び前記第2のレジスト膜上
    に金属膜をスパッタ法により成膜し、 前記第2のレジスト膜上の前記金属膜をリフトオフ法に
    より除去し、 前記第2のレジスト膜をリフトオフ法により除去するこ
    とを特徴とする半導体装置の製造方法。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載の半導体装置の製造方法
    において、 前記絶縁膜層の除去は、エッチングによることを特徴と
    する半導体装置の製造方法。
  6. 【請求項6】 請求項1または請求項2に記載の半導体
    装置の製造方法において、 前記開口パターンの幅をa、前記開口パターンの深さを
    b、前記開口パターンと前記レジスト開口パターンとの
    間の距離をc、前記第2のレジスト膜の厚さをdとした
    場合、 b/a≧d/c を満たすことを特徴とする半導体装置の製造方法。
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