JP2664736B2 - 半導体装置用電極の形成方法 - Google Patents

半導体装置用電極の形成方法

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Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 (産業上の利用分野) ショットキ障壁型電界効果トランジスタ(以下MESFET
と略記する)は、通常第2図に示すように半絶縁性半導
体基板101上に高純度のバッファ層102、及びn形の活性
層103が積層されこのn形活性層103上にオーム性接触の
ソース電極104S、ドレイン電極104D、及びショットキ接
合から成るゲート電極104Gで構成されている。MESFETの
高周波特性を向上させるためにはゲート電極104Gの接合
容量、直列抵抗を共に小さくすることが必要であり、近
年この要求を満たすゲート電極構造として第3図に示さ
れるT字形の断面形状をもったMESFETの開発が進められ
ている。従来、T字形の断面形状を有するゲート電極を
形成する方法として第4図(a)に示すように、n形活
性層103上に順次低感度の第1のレジスト膜105を例えば
3000Å、高感度の第2のレジスト膜106を例えば1μm
厚さに積層し、例えば電子ビーム100をレジスト膜に照
射する。続いて第2のレジスト膜106、及び第1のレジ
スト膜105を順次現像すると両レジスト膜の感度差に応
じて第4図(b)に示される断面形状をもったレジスト
パターンが形成される。次に、第4図(c)に示される
ように、例えばAlのゲート電極用金属膜107を全面に真
空蒸着する。この後通常のリフトオフ法で前記第2のレ
ジスト膜106上の金属膜107及び、第1、第2のレジスト
膜105,106を除去することにより、第4図(d)に示さ
れる断面形状がT字形のゲート電極104Gが形成される。
(発明が解決しようとする課題) 叙上の従来の形成方法では、第1のレジスト膜105と
第2のレジスト膜106との組合せが非常に難しい。例え
ば組成の異なるレジストを組合せた場合、第1のレジス
ト膜105と第2のレジスト膜106との境界に両レジスト膜
の反応層が形成されることが多い。一般にこのような反
応層は現像液による除去が難しい。従って、第1のレジ
スト膜105の開孔寸法の再現性、安定性が低下する。ま
た、反応層が形成されないレジストの組合せで電子ビー
ム露光法を用いても第2のレジスト膜106が厚いため、
レジスト膜に入射した電子ビームがレジスト膜で散乱さ
れて第1のレジスト膜105の開孔を再現性良く微細化す
ることは極めて困難である。
本発明は上記従来の問題点に鑑みてなされたもので、
微細化に適した断面T字形の形状を有する半導体装置用
電極の形成方法を提供することを目的とする。
〔発明の構成〕
(課題を解決するための手段) この発明にかかる半導体装置用電極の形成方法は、半
導体基板上に第1のレジスト膜を設けこれに露光処理お
よび現像処理を施して所定の開孔を有するパターンに形
成する工程と、前記第1のレジスト膜とその開孔の側面
にこの第1のレジスト膜と組成の異なる第2のレジスト
膜を積層して被着し両レジスト膜の接触界面に両レジス
ト膜の反応層を形成する工程と、前記第2のレジスト膜
に露光処理および現像処理を施し前記第1のレジスト膜
の開孔を含む開孔を設けてこの第1のレジスト膜の開孔
より両レジスト膜の反応層によって狭められた開孔を有
するレジストパターンを形成する工程と、全面に金属膜
を被着した後,前記第2のレジスト膜に被着した金属
膜,前記第1,第2のレジスト膜、および前記両レジスト
膜の反応層を除去する工程とを具備し、半導体基板上に
断面T字形の電極を形成するものである。
(作 用) この発明は第1のレジスト膜の開孔よりも小さい開孔
が最終のレジストパターンに得られるので、第1のレジ
スト膜に開孔を設けるために照射する電子ビーム径の絞
り裕度が広く、従って再現性良く微細構造の半導体装置
用電極を形成できる。
(実施例) 以下、本発明の一実施例を図面を参照して説明する。
まず、第1図(a)に示すように、半導体基板101上
に高純度のバッファ層102、およびn形の活性層103が積
層され、このn形活性層103上に第1のレジスト膜11と
して例えばポジタイプの電子線レジストPMMA(ポリメチ
ルメタアクリレート)を3000Å厚さに形成し、更にこの
第1のレジスト膜11に矢印で示す方向から所定のパター
ンに従って電子ビーム10を照射する。
次に第1図(b)に示すように、第1のレジスト膜11
を例えばMIBK(メチルイソブチルケトン)とIPA(イソ
プロピルアルコール)を容積比1:2に混合してなる現像
液を用いて現像し、例えば0.5μmの開孔14を形成す
る。電子ビーム露光法を用いた場合、開孔寸法0.5μm
程度のパターンは、比較的大ビーム電流で形成できるた
め、描画に要する時間は短時間で済む。
次に第2のレジスト膜12の例えばポジタイプのフォト
レジストAZ1350(商品名、シプレイ社製)を0.7μm厚
さに塗布し、例えば90℃10分間の熱処理を加え第1のレ
ジスト膜11と第2のレジスト膜12との境界に、第1図
(c)に示すような第2のレジスト膜12の現像処理で除
去されない両レジスト膜の反応層13を形成する。ここで
第2のレジスト膜12を塗布した後の熱処理は、両レジス
ト膜の反応層13を安定に形成することと、第2のレジス
ト膜12のプリベーキングを兼ねている。
次に第1図(d)に示すように、第1のレジスト膜11
の開孔を含む第2のレジスト膜12上に例えば電子ビーム
露光法を用い、例えば1μmの開孔24を形成する。これ
によって半導体基板101上にT字形の断面形状を有する
レジスト膜の貫通孔が形成される。
上記において、未反応の第2のレジスト膜12を現像で
除去した後の半導体基板101上のレジスト膜の厚さは、
現像で除去されない反応層13の存在により、当初の第1
のレジスト膜11の厚さよりも0.1μm厚くなり、同時に
開孔部の周辺が0.1μmずつ狭くなることがわかる。従
って第1のレジスト膜の開孔14寸法を上記実施例のよう
に0.5μmに設定した場合、第2のレジスト膜12を現像
した後の開孔寸法は0.3μmとなる。
次に第1図(e)に示すように、全面に金属膜15を被
着する。更に、第1のレジスト膜11,第2のレジスト膜1
2,両レジスト膜の反応層13、および第2のレジスト膜12
上の金属膜部を除去することによって、第1図(f)に
示されるような断面形状がT字形の電極パターン15aが
半導体基板101上に形成される。
なお上記実施例ではPMMAとしてAZ1350の組合せについ
て説明したが、第2のレジスト膜12を現像除去した後の
開孔寸法が若干異なるもののPMIPKにAZ1350J、また、PM
MAにHPR−1182(商品名、GAF社製)等のレジストの組合
せであってもよい。また、第1のレジスト膜11,第2の
レジスト膜12のパターン形成に用いる露光手段は、電子
ビーム露光のみならず、光露光、イオンビーム露光、X
線露光あるいはこれらの組合せであってもよい。更に、
半導体基板101上にSiO2あるいはAl等の膜が形成されて
いる場合も適用可能である。
〔発明の効果〕
以上述べたように本発明によれば、第1のレジスト膜
の開孔を、最終的に必要な開孔寸法よりも広く設定する
ので、照射する電子ビーム径に対して十分な余裕度を以
て形成出来る。このため半導体基板と接しているレジス
ト膜の開孔を容易にしかも再現性良く0.3μmあるいは
それ以下の微細寸法に形成出来る。また、第1のレジス
ト膜11と第2のレジスト膜12の露光、現像処理は個別に
行なうため、第1のレジスト膜11の開孔との第2のレジ
スト膜12の開孔との重ね合せは任意に設定可能である。
更に個々のレジストの開孔寸法も (第1のレジスト膜の開孔)−(反応層厚)×2 <第2のレジスト膜の開孔 の条件を満たす範囲で任意に設定することが出来る。
【図面の簡単な説明】
第1図(a)〜(f)は本発明の電極形成方法を工程順
に示すいずれも断面図、第2図は従来のMESFETを説明す
るための断面図、第3図はT字形の断面形状を有するME
SFETの構造を示す断面図、第4図(a)〜(d)は従来
の電極形成方法を工程順に示すいずれも断面図である。 10……電子ビーム 11……第1のレジスト膜 12……第2のレジスト膜 13……反応層 14,24……開孔 15……金属膜 15a……電極パターン 101……半導体基板

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】半導体基板上に第1のレジスト膜を設けこ
    れに露光処理および現像処理を施して所定の開孔を有す
    るパターンに形成する工程と、前記第1のレジスト膜と
    その開孔の側面にこの第1のレジスト膜と組成の異なる
    第2のレジスト膜を積層して被着し両レジスト膜の接触
    界面に両レジスト膜の反応層を形成する工程と、前記第
    2のレジスト膜に露光処理および現像処理を施し前記第
    1のレジスト膜の開孔を含む開孔を設けてこの第1のレ
    ジスト膜の開孔より両レジスト膜の反応層によって狭め
    られた開孔を有するレジストパターンを形成する工程
    と、全面に金属膜を被着した後、前記第2のレジスト膜
    に被着した金属膜,前記第1,第2のレジスト膜,および
    前記両レジスト膜の反応層を除去する工程とを具備し、
    半導体基板上に断面T字形の電極を形成する半導体装置
    用電極の形成方法。
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