JP2913944B2 - 配電線搬送通信装置 - Google Patents
配電線搬送通信装置Info
- Publication number
- JP2913944B2 JP2913944B2 JP26921191A JP26921191A JP2913944B2 JP 2913944 B2 JP2913944 B2 JP 2913944B2 JP 26921191 A JP26921191 A JP 26921191A JP 26921191 A JP26921191 A JP 26921191A JP 2913944 B2 JP2913944 B2 JP 2913944B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- data
- frequency
- distribution line
- carrier communication
- communication device
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は配電自動化システムとし
て、変電所の親局と各地の子局との通信に用いられる配
電線搬送通信装置に関する。
て、変電所の親局と各地の子局との通信に用いられる配
電線搬送通信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、配電線に搬送信号を重畳した配電
自動化システムの開発が盛んである。このような配電自
動化システムに使用される配電線搬送通信において、高
速で信頼性の高い配電線搬送通信装置が要求されてい
る。
自動化システムの開発が盛んである。このような配電自
動化システムに使用される配電線搬送通信において、高
速で信頼性の高い配電線搬送通信装置が要求されてい
る。
【0003】以下に従来の配電線搬送通信装置について
図面を参照しながら説明する。図3に示すように、この
装置は発振器A15,同B16,インバータ17,配電
トランス18,変流器(以下CTと略す)19,バンド
パスフィルタ20,PLL回路25,コンパレータ24
で構成されている。
図面を参照しながら説明する。図3に示すように、この
装置は発振器A15,同B16,インバータ17,配電
トランス18,変流器(以下CTと略す)19,バンド
パスフィルタ20,PLL回路25,コンパレータ24
で構成されている。
【0004】以上のように構成された配電線搬送通信装
置について、以下その動作を説明する。図3においてま
ず、送信データ”0”と”1”に各々対応した2つの周
波数が発振器A15と発振器B16で発生しインバータ
17を介し配電トランス18により、配電線26に注入
される。受信部では、CT19により、信号成分を検出
しバンドパスフィルタ20により、FSK信号周波数に
帯域制限され、PLL回路部25に入力される。前記F
SK信号は位相比較器21に入力され電圧制御発振器
(VCOと略す)23の出力と位相比較し、出力をロー
パスフィルタ22で平滑し、VCO23に入力される閉
ループ系にてFSK信号周波数に追従し、ローパスフィ
ルタ22の出力レベルがFSK信号周波数に応じてきま
り、コンパレータ24によりレベル比較を行い、出力を
受信データとすることにより、復調を行うものである。
置について、以下その動作を説明する。図3においてま
ず、送信データ”0”と”1”に各々対応した2つの周
波数が発振器A15と発振器B16で発生しインバータ
17を介し配電トランス18により、配電線26に注入
される。受信部では、CT19により、信号成分を検出
しバンドパスフィルタ20により、FSK信号周波数に
帯域制限され、PLL回路部25に入力される。前記F
SK信号は位相比較器21に入力され電圧制御発振器
(VCOと略す)23の出力と位相比較し、出力をロー
パスフィルタ22で平滑し、VCO23に入力される閉
ループ系にてFSK信号周波数に追従し、ローパスフィ
ルタ22の出力レベルがFSK信号周波数に応じてきま
り、コンパレータ24によりレベル比較を行い、出力を
受信データとすることにより、復調を行うものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の構成では、配電線の負荷状態により発生する電源周波
数の高調波や、伝送特性などに起因する外乱により、P
LL回路部25が同期はずれをおこし、再び同期をとる
までに、ローパスフィルタ22の出力レベルがコンパレ
ータ24のスレショールドを越えるため、データ誤りが
発生するという問題点を有していた。
の構成では、配電線の負荷状態により発生する電源周波
数の高調波や、伝送特性などに起因する外乱により、P
LL回路部25が同期はずれをおこし、再び同期をとる
までに、ローパスフィルタ22の出力レベルがコンパレ
ータ24のスレショールドを越えるため、データ誤りが
発生するという問題点を有していた。
【0006】本発明は上記従来の問題点を解決するもの
で、配電線の負荷状態や伝送特性による外乱に対して、
データ誤りのない配電線搬送通信装置を提供することを
目的とする。
で、配電線の負荷状態や伝送特性による外乱に対して、
データ誤りのない配電線搬送通信装置を提供することを
目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の配電線搬送通信装置は、発振周波数が送信デ
ータ”0”に対応した(f/2+2fN)Hz(以下、
fは電源周波数,Nは整数とする)であるN個の発振器
と送信データ”1”に対応した(f+f/2+2fN)
HzであるN個の発振器と加算器とインバータとをもつ
送信部と、受信部においてA/D変換器と中心周波数が
(f/2+2fN)HzであるN個のデジタルバンドパ
スフィルタと中心周波数が(f+f/2+2fN)Hz
であるN個のデジタルバンドパスフィルタと1ビットの
送信時間を時間計測する手段、前記計測時間内に計測さ
れた前記データ”0”と”1”に対応した各々の前記フ
ィルタ出力の計測値の総和を求める手段、前記データ”
0”と”1”に対応した各々のフィルタ出力の総和の大
小判定を行う手段、前記大小判定により大きいものを受
信データとする構成を有するものである。
に本発明の配電線搬送通信装置は、発振周波数が送信デ
ータ”0”に対応した(f/2+2fN)Hz(以下、
fは電源周波数,Nは整数とする)であるN個の発振器
と送信データ”1”に対応した(f+f/2+2fN)
HzであるN個の発振器と加算器とインバータとをもつ
送信部と、受信部においてA/D変換器と中心周波数が
(f/2+2fN)HzであるN個のデジタルバンドパ
スフィルタと中心周波数が(f+f/2+2fN)Hz
であるN個のデジタルバンドパスフィルタと1ビットの
送信時間を時間計測する手段、前記計測時間内に計測さ
れた前記データ”0”と”1”に対応した各々の前記フ
ィルタ出力の計測値の総和を求める手段、前記データ”
0”と”1”に対応した各々のフィルタ出力の総和の大
小判定を行う手段、前記大小判定により大きいものを受
信データとする構成を有するものである。
【0008】
【作用】本発明は上記した構成において、送信データ”
0”に(f/2+2fN)Hzの周波数、送信データ”
1”に(f+f/2+2fN)Hzの周波数を割り当
て、インバータを介し配電トランスにより、配電線に注
入され、受信部においてCTにより検出された信号はA
/D変換器によりデジタル信号に変換され、中心周波数
が(f/2+2fN)Hzと(f+f/2+2fN)H
zである2N個の複数のデジタルバンドパスフィルタ出
力の絶対値をカウンタにより1ビットの受信時間の間を
計数し、前記計測時間内に計数された値がデータ”0”
の周波数に対応したカウンタ値とデータ”1”の周波数
に対応したカウンタ値とを比較し、カウンタ値の大きい
ものを受信データとするものである。
0”に(f/2+2fN)Hzの周波数、送信データ”
1”に(f+f/2+2fN)Hzの周波数を割り当
て、インバータを介し配電トランスにより、配電線に注
入され、受信部においてCTにより検出された信号はA
/D変換器によりデジタル信号に変換され、中心周波数
が(f/2+2fN)Hzと(f+f/2+2fN)H
zである2N個の複数のデジタルバンドパスフィルタ出
力の絶対値をカウンタにより1ビットの受信時間の間を
計数し、前記計測時間内に計数された値がデータ”0”
の周波数に対応したカウンタ値とデータ”1”の周波数
に対応したカウンタ値とを比較し、カウンタ値の大きい
ものを受信データとするものである。
【0009】
【実施例】以下、本発明の一実施例について図面を参照
しながら説明する。
しながら説明する。
【0010】図1に示すように本発明装置は、スイッチ
20のあと、N個の発振器群1と2とを有し、加算器
3,4を通して、インバータ5と配電トランス6により
信号が配電線17に重畳されて送信する。受信部では、
CT7,A/D変換器8のあとで、バンドパスフィルタ
(以下BPFと略す)群9,10を通り、絶対値回路1
1,13,タイマ12,カウンタ14,15と比較器1
6とで構成されている。
20のあと、N個の発振器群1と2とを有し、加算器
3,4を通して、インバータ5と配電トランス6により
信号が配電線17に重畳されて送信する。受信部では、
CT7,A/D変換器8のあとで、バンドパスフィルタ
(以下BPFと略す)群9,10を通り、絶対値回路1
1,13,タイマ12,カウンタ14,15と比較器1
6とで構成されている。
【0011】以上のように構成された配電線搬送通信装
置について、図1,図2を用いてその動作を説明する。
置について、図1,図2を用いてその動作を説明する。
【0012】まず、送信データが”0”の場合には発振
周波数が30+120N(電源周波数f=60Hzとす
る)であるN個の発振器群1、送信データが”1”の場
合には発振周波数が90+120Nである発振器群2を
スイッチ20により切り替えて、発振器群1,2の出力
を加算器3,4により重ね合わせる。図2(a)に送信
データ”0”の加算器3出力のスペクトル図、図2
(b)に送信データ”1”の加算器4出力のスペクトル
図を示すが、電源周波数fの高調波を避けた周波数に信
号が配置されている。加算器3,4出力をインバータ5
により配電トランス6から配電線17に注入し、受信部
においてCT7により検出した信号は、配電線がもつ伝
送特性によっては電源周波数の高調波や、特定の周波数
成分が減衰してしまう。図2(c)に送信データ”0”
の場合の受信スペクトルの一例を示す。前記検出信号は
A/D変換器8によりデジタル信号に変換され、中心周
波数が30+120Nのデジタルバンドパスフィルタ群
9と中心周波数が90+120Nのデジタルバンドパス
フィルタ群10に入力される。図2(d)に送信デー
タ”0”の場合の中心周波数が30+120Nのデジタ
ルバンドパスフィルタ群9出力のスペクトルの一例を示
す。つぎに、デジタルバンドパスフィルタ群9,10の
各出力を絶対値回路11,13により絶対値をとり各絶
対値をカウンタ14,15により計数する。タイマー1
2によりカウンタ14,15を1ビットの受信時間計数
し、前記計測時間内に計数された値がデータ”0”に対
応したカウンタ14の値とデータ”1”に対応したカウ
ンタ15の値とを比較器16で比較し、カウンタ値の大
きいものを受信データとする。
周波数が30+120N(電源周波数f=60Hzとす
る)であるN個の発振器群1、送信データが”1”の場
合には発振周波数が90+120Nである発振器群2を
スイッチ20により切り替えて、発振器群1,2の出力
を加算器3,4により重ね合わせる。図2(a)に送信
データ”0”の加算器3出力のスペクトル図、図2
(b)に送信データ”1”の加算器4出力のスペクトル
図を示すが、電源周波数fの高調波を避けた周波数に信
号が配置されている。加算器3,4出力をインバータ5
により配電トランス6から配電線17に注入し、受信部
においてCT7により検出した信号は、配電線がもつ伝
送特性によっては電源周波数の高調波や、特定の周波数
成分が減衰してしまう。図2(c)に送信データ”0”
の場合の受信スペクトルの一例を示す。前記検出信号は
A/D変換器8によりデジタル信号に変換され、中心周
波数が30+120Nのデジタルバンドパスフィルタ群
9と中心周波数が90+120Nのデジタルバンドパス
フィルタ群10に入力される。図2(d)に送信デー
タ”0”の場合の中心周波数が30+120Nのデジタ
ルバンドパスフィルタ群9出力のスペクトルの一例を示
す。つぎに、デジタルバンドパスフィルタ群9,10の
各出力を絶対値回路11,13により絶対値をとり各絶
対値をカウンタ14,15により計数する。タイマー1
2によりカウンタ14,15を1ビットの受信時間計数
し、前記計測時間内に計数された値がデータ”0”に対
応したカウンタ14の値とデータ”1”に対応したカウ
ンタ15の値とを比較器16で比較し、カウンタ値の大
きいものを受信データとする。
【0013】このように本発明の実施例の配電線搬送通
信装置によれば、送信において電源周波数の高調波の中
間に交互にN個の信号周波数を配置し、各々データ”
0”と”1”対応させているので、受信において電源周
波数の高調波の影響をうけず、またデータ”0”と”
1”に対応した信号周波数が各N個であり、各デジタル
バンドパスフィルタ群9,10出力の絶対値の総和を計
数しているので配電線の伝送特性が悪化しても、特定の
周波数の信号成分は残り復調可能となる。
信装置によれば、送信において電源周波数の高調波の中
間に交互にN個の信号周波数を配置し、各々データ”
0”と”1”対応させているので、受信において電源周
波数の高調波の影響をうけず、またデータ”0”と”
1”に対応した信号周波数が各N個であり、各デジタル
バンドパスフィルタ群9,10出力の絶対値の総和を計
数しているので配電線の伝送特性が悪化しても、特定の
周波数の信号成分は残り復調可能となる。
【0014】
【発明の効果】以上の実施例から明らかなように、本発
明によれば送信において電源周波数の高調波の中間に交
互にデータ”0”と”1”に対応した各々N個の信号周
波数を配置しているため受信において電源周波数の高調
波の影響をうけず、また配電線の伝送特性が悪化しても
特定の周波数の信号成分は残っており、外乱の影響を受
けにくいという優れた配電線搬送通信装置を実現できる
ものである。
明によれば送信において電源周波数の高調波の中間に交
互にデータ”0”と”1”に対応した各々N個の信号周
波数を配置しているため受信において電源周波数の高調
波の影響をうけず、また配電線の伝送特性が悪化しても
特定の周波数の信号成分は残っており、外乱の影響を受
けにくいという優れた配電線搬送通信装置を実現できる
ものである。
【図1】本発明の一実施例の配電線搬送通信装置のブロ
ック図
ック図
【図2】同装置の各部信号の周波数スペクトル図
【図3】従来の配電線搬送通信装置のブロック図
1,2 発振器群 3,4 加算器 5 インバータ 8 A/D変換器 9,10 バンドパスフィルタ群 12 タイマー 14,15 カウンタ 16 比較器
Claims (1)
- 【請求項1】 発振周波数が送信データ”0”に対応し
た(f/2+2fN)Hz(以下、fは電源周波数,N
は整数とする)であるN個の発振器と送信データ”1”
に対応した(f+f/2+2fN)HzであるN個の発
振器と加算器とインバータとをもつ送信部と、受信部に
おいてA/D変換器と中心周波数が(f/2+2fN)
HzであるN個のデジタルバンドパスフィルタと中心周
波数が(f+f/2+2fN)HzであるN個のデジタ
ルバンドパスフィルタと1ビットの送信時間を時間計測
する手段、計測時間内に計測されたデータ”0”と”
1”に対応した各々の前記フィルタ出力の計測値の総和
を求める手段と、データ”0”と”1”に対応した各々
の前記バンドパスフィルタ出力の総和の大小判定を行う
手段と、前記大小判定により大きいものを受信データと
する受信部とからなる配電線搬送通信装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26921191A JP2913944B2 (ja) | 1991-10-17 | 1991-10-17 | 配電線搬送通信装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26921191A JP2913944B2 (ja) | 1991-10-17 | 1991-10-17 | 配電線搬送通信装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05110477A JPH05110477A (ja) | 1993-04-30 |
JP2913944B2 true JP2913944B2 (ja) | 1999-06-28 |
Family
ID=17469222
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP26921191A Expired - Fee Related JP2913944B2 (ja) | 1991-10-17 | 1991-10-17 | 配電線搬送通信装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2913944B2 (ja) |
-
1991
- 1991-10-17 JP JP26921191A patent/JP2913944B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH05110477A (ja) | 1993-04-30 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |