JP2912367B1 - Pll回路及びpllプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な媒体 - Google Patents

Pll回路及びpllプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な媒体

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JP2912367B1
JP2912367B1 JP10190712A JP19071298A JP2912367B1 JP 2912367 B1 JP2912367 B1 JP 2912367B1 JP 10190712 A JP10190712 A JP 10190712A JP 19071298 A JP19071298 A JP 19071298A JP 2912367 B1 JP2912367 B1 JP 2912367B1
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    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03LAUTOMATIC CONTROL, STARTING, SYNCHRONISATION OR STABILISATION OF GENERATORS OF ELECTRONIC OSCILLATIONS OR PULSES
    • H03L7/00Automatic control of frequency or phase; Synchronisation
    • H03L7/06Automatic control of frequency or phase; Synchronisation using a reference signal applied to a frequency- or phase-locked loop
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  • Stabilization Of Oscillater, Synchronisation, Frequency Synthesizers (AREA)

Abstract

【要約】 【課題】 基準クロックや制御対象クロックの状態に応
じてVCOの制御特性を柔軟に変更することのできるP
LL回路を提供する。 【解決手段】 基準クロックCLK0及び制御対象クロ
ックCLK3,CLK4を記録する記憶部100と、制
御対象クロックCLK3,CLK4の位相を制御するV
CO部200と、記憶部100から基準クロックCLK
0と制御対象クロックCLK3,CLK4を読み出して
両クロックの位相差を計算すると共に当該位相差をゼロ
に近づけるVCO部用の制御データを生成するCPU3
00とを備えている。そして、CPU300が生成した
制御データをVCO部200に入力するように構成し
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、PLL回路に係
り、特に、制御対象クロックの位相を基準クロックの位
相に一致させるPLL回路に関する。
【0002】
【従来の技術】図11に従来例を示す。この図11に示
すPLL回路は、基準クロックCLK0と制御対象クロ
ックCLK2とを入力し両クロックの位相差を示す位相
差信号Sを出力する位相比較部51と、位相差信号Sに
応じた電圧信号を出力する制御電圧生成部52と、この
制御電圧生成部52の出力する電圧信号に応じた周波数
のクロックCLK1を出力するVCO50と、VCO5
0の出力するクロックCLK1の周波数を基準クロック
CLK0と等しい周波数に変換し、これを上記制御対象
クロックCLK2とする分周回路53とを備えている。
この回路を稼動状態に設定すると、VCO50の出力す
るクロックCLK1の位相が基準クロックCLK0と一
致するように制御される。ここで、位相比較部51、制
御電圧生成部52、VCO50及び分周回路53は、ア
ナログ回路で構成される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例にあっては、基準クロックの品質を判断することが
できなかった。このため、基準クロックの周波数が不安
定な場合や、基準クロックにノイズが乗って波形が崩れ
た場合、また、基準クロックが瞬断した場合等に、VC
Oの出力クロックが乱れこのクロックを利用する外部装
置の動作に悪影響を与える場合があった。この他、基準
クロックの状態や制御対象クロックの状態に応じてVC
Oの制御特性を柔軟に変更することはできなかった。
【0004】
【発明の目的】本発明は、かかる従来例の有する不都合
を改善し、特に、基準クロックや制御対象クロックの状
態に応じてVCOの制御特性を柔軟に変更することので
きるPLL回路を提供することを目的とする。また、基
準クロックに乱れを生じた場合でもこの基準クロックの
乱れがVCOの出力に悪影響を与えることを防止できる
PLL回路を提供することを、その目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の発明では、基準クロック及び制御対
象クロックを記録する記憶部と、制御対象クロックの位
相を制御するVCO部と、記憶部から基準クロックと制
御対象クロックを読み出して両クロックの位相差を計算
すると共に当該位相差をゼロに近づけるVCO部用の制
御データを生成するCPUとを備えている。そして、C
PUが生成した制御データをVCO部に入力するように
構成した、という構成を採っている。
【0006】本発明では、基準クロックと制御対象クロ
ックをCPUがデータとして処理するので、基準クロッ
クや制御対象クロックの状態に応じてVCO部の制御特
性を変更するなど従来よりも柔軟な制御が可能である。
【0007】請求項2記載の発明では、CPUが、記憶
部に記録された基準クロックの異常を検査する基準クロ
ック検査機能と、この基準クロック検査機能により基準
クロックの異常が発見された場合前記VCO部の出力に
影響を与えない制御データを生成する異常対策機能とを
備えている、という構成を採っている。
【0008】本発明では、基準クロックの異常によりV
CO部の出力に異常を生じる事態が防止される。
【0009】請求項3記載の発明では、記憶部は、基準
クロック及び制御対象クロックを記録すると同時にCP
Uで生成された制御データを記録し、基準クロック及び
制御対象クロックをCPUに出力すると同時に制御デー
タをVCO部に出力するように構成した、という構成を
採っている。
【0010】本発明では、PLL回路の1回の動作に必
要な総てのデータの送受が1回のライトアクセスと1回
のリードアクセスだけで終了する。
【0011】請求項4記載の発明では、記憶部が、基準
クロック及び制御対象クロックを記録するRAMを備え
ている。そして、基準クロック及び制御対象クロックの
信号レベルをRAMのデータバスの二値信号レベルに合
わせると共に、該基準クロック及び制御対象クロックを
RAMのデータバスに直接入力する、という構成を採っ
ている。
【0012】本発明では、CPUとRAMを使用したP
LL回路の構成要素が比較的少なくなり、コスト低減、
回路の信頼性向上に寄与する。
【0013】請求項5記載の発明では、記憶部は、RA
Mのアドレスを時間軸として基準クロック及び制御対象
クロックを各アドレスの所定ビットに各々記録してゆ
く、という構成を採っている。
【0014】本発明では、PLL回路として機能させる
ためのCPUの処理が比較的簡易になる。
【0015】請求項6記載の発明では、リードモードを
設定しRAMから基準クロックと制御対象クロックとを
読み出す処理と、読み出した両クロックの位相差を計算
する処理と、この計算で得た位相差を0に近づけるVC
O部用の制御データを生成する処理と、ライトモードを
設定し該制御データをRAMに記録すると同時に当該R
AMに次の基準クロックと制御対象クロックとを記録さ
せる処理と、次のリードモードにてRAMから上記次の
基準クロックと制御対象クロックとを読み出すと同時に
制御データをVCO部に出力させ該VCO部が出力する
制御対象クロックの位相を基準クロックに近づけさせる
処理と、をCPUに実行させるためのPLLプログラム
を記録した、という構成を採っている。
【0016】請求項7記載の発明では、RAMに記録さ
れた基準クロックの異常を検査する基準クロック検査処
理と、この基準クロック検査処理により基準クロックの
異常が発見された場合VCO部の出力に影響を与えない
制御データを生成する異常対策処理とをCPUに実行さ
せるための請求項6記載のPLLプログラムを記録し
た、という構成を採っている。
【0017】これにより、前述した目的を達成しようと
するものである。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図1
乃至図9に基づいて説明する。
【0019】図1に示すPLL回路1は、基準クロック
CLK0及び制御対象クロックCLK3,CLK4を記
録する記憶部100と、制御対象クロックCLK3,C
LK4の位相を制御するVCO部200と、記憶部10
0から基準クロックCLK0と制御対象クロックCLK
3,CLK4のデータを読み出して両クロックの位相差
を計算すると共に当該位相差をゼロに近づけるVCO部
用の制御データ(VCO制御データという)を生成する
CPU300とを備えている。そして、CPU300が
生成したVCO制御データをVCO部200に入力する
ように構成している。
【0020】このうち、CPU300は、記憶部100
に記録された基準クロックCLK0の異常を検査する基
準クロック検査機能と、この基準クロック検査機能によ
り基準クロックCLK0の異常が発見された場合VCO
部200の出力に影響を与えない制御データ(異常対策
データという)を生成する異常対策機能とを備えてい
る。
【0021】CPU300は、コンピュータ読み取り可
能な媒体(図示略)からPLLプログラムを読み出し、
このPLLプログラムを実行することにより動作する。
当該PLLプログラムはCPU300に、リードモード
を設定しRAM2から基準クロックCLK0と制御対象
クロックCLK3,CLK4のデータを読み出す処理
と、読み出した両クロックの位相差を計算する処理と、
この計算で得た位相差を0に近づけるVCO部200用
の制御データを生成する処理と、ライトモードを設定し
該制御データをRAM2に記録すると同時に当該RAM
2に次の基準クロックCLK0と制御対象クロックCL
K3,CLK4とを記録させる処理と、次のリードモー
ドにてRAM2から上記次の基準クロックCLK0と制
御対象クロックCLK3,CLK4のデータを読み出す
と同時にVCO制御データをVCO部200に出力させ
該VCO部200が出力する制御対象クロックCLK
3,CLK4の位相を基準クロックCLK0に近づけさ
せる処理と、を実行させるものである。また、記憶部1
00に記録された基準クロックの異常を検査する基準ク
ロック検査処理と、この基準クロック検査処理により基
準クロックの異常が発見された場合VCO部200の出
力に影響を与えない制御データ(異常対策データ)を生
成する異常対策処理とをCPU300に実行させるもの
である。
【0022】また、記憶部100は、基準クロックCL
K0及び制御対象クロックCLK3,CLK4を記録す
ると同時にCPU300で生成されたVCO制御データ
(異常対策データを含む)を記録し、基準クロックCL
K0及び制御対象クロックCLK3,CLK4のデータ
をCPU300に出力すると同時にVCO制御データを
VCO部200に出力するように構成している。
【0023】特に、記憶部100は、基準クロックCL
K0及び制御対象クロックCLK3,CLK4を記録す
るRAM2を備えている。そして、当該RAM2のデー
タバスに入力する基準クロックCLK0及び制御対象ク
ロックCLK3,CLK4の信号レベルを該RAM2の
データバスの二値信号レベルに合わせ、両クロックをR
AM2のデータバスに直接入力している。
【0024】また、記憶部100は、RAM2のアドレ
スを時間軸として基準クロックCLK0及び制御対象ク
ロックCLK3,CLK4を各アドレスの所定ビットに
各々記録してゆくようになっている。
【0025】これを更に詳述すると、本実施形態では、
基準クロックCLK0に対して同期制御を行うVCOが
2個ある場合のPLL回路の構成を示している。図1を
参照すると、PLL回路1は、基準クロックCLK0
と、制御対象クロックCLK3,CLK4と、VCO制
御データとを格納するRAM2を有する。制御対象クロ
ックCLK3は、VCO部200に設けられたVCO4
のクロック出力を分周回路6で分周したものである。同
様に、制御対象クロックCLK4は、VCO部200に
設けられたVCO5のクロック出力を分周回路7で分周
したものである。2つのVCO4,5が出力するクロッ
クの周波数は、各々バッファ8,9及びRCフィルタ1
5,16によって生成される電圧により制御される。こ
こで、各バッファ8,9の出力は、RAM2から出力さ
れるVCO制御データによって制御される。このため、
各VCO4,5の出力は、RAM2に格納されるVCO
制御データに応じて制御される。VCO4とVCO5
は、外部装置に使用するクロックCLK1,CLK2を
発生する電圧制御発振器である。また、分周回路6と7
は、それぞれVCO4と5の発生するクロックの周波数
を基準クロックCLK0の周波数に合わせる可変分周回
路である。これら、VCO4,5、分周回路6,7、バ
ッファ8,9及びRCフィルタ15,16によりVCO
部200が構成されている。
【0026】分周回路6,7が出力する制御対象クロッ
クCLK3,CLK4は、RAM2に入力される。RA
M2は、CPU300と、アドレスバス17及び少なく
とも6ビットのデータバスD0〜D5で接続されてい
る。CPU300は、RAM2にデータとして格納され
た基準クロック及び制御対象クロックをデータバスD0
〜D2及びバッファ10を介して読み込むようになって
いる。また、CPU300は、VCO制御データをデー
タバスD3〜D5及びバッファ12を介してRAM2へ
書き込むようになっている。
【0027】ここで、バッファ13は、基準クロックC
LK0と分周回路6,7の出力である制御対象クロック
CLK3,CLK4とを、CPU300のライトアクセ
ス時(ライトモード設定時)にRAM2の端子MD0〜
MD2へ出力する機能を備えている。基準クロックCL
K0及び制御対象クロックCLK3,CLK4のデータ
を送受するバスD0〜D2は、各クロックがHレベルの
とき対応するビットが1となり、Lレベルのとき0とな
る。このデータをRAM2の連続したアドレスに逐次蓄
積することにより、各クロックを離散的なデータとして
記録することができる。また、バッファ11は、CPU
300のリードアクセス時(リードモード設定時)に、
RAM2の端子MD3〜MD5のデータ、即ちVCO制
御データをVCO部200のバッファ8,9に出力す
る。端子MD3〜MD5のVCO制御データは、バッフ
ァ8と9の出力データをHレベル、Lレベル又はハイ・
インピーダンスに設定する。
【0028】バッファ8の出力レベルがHになると、バ
ッファ8の出力電流がRCフィルタ15の抵抗を介して
コンデンサに充電され、VCO4に入力される制御電圧
が徐々に上昇していく。バッファ8の出力レベルがLに
なると、RCフィルタ15の抵抗を介してコンデンサが
放電し、VCO4に入力される制御電圧が徐々に下降し
ていく。バッファ8の出力がハイ・インピーダンスにな
ると、制御電圧は一定に保たれる。バッファ9とRCフ
ィルタ16も同様の動作を行う。
【0029】また、上述したバッファ10〜13の出力
は、CPU300が、RAM2に対するリード・ライト
信号RWを切り換えることによって制御するようになっ
ている。リード・ライト信号RWをライトモードに設定
したとき、バッファ12と13が出力状態になりRAM
2の端子MD0〜MD2にその瞬間の各クロックのレベ
ル信号が入力されるようになっている。また、これと同
時にバスD3〜D5にCPU300からVCO制御デー
タが入力される。これらバスD0〜D5を受け渡される
6ビットデータは、CPU300がRAM2のアドレス
にライトアクセスすることで、指定アドレスの各ビット
に同時に書き込まれる。一方、リード・ライト信号RW
をリードモードに設定したとき、バッファ10と11が
出力状態になりRAM2の出力する基準クロック及び制
御対象クロックのデータがバスD0〜D2を介しCPU
300の端子CD0〜CD2に入力されるようになって
いる。また同時に、RAM2の出力するVCO制御デー
タがバスD3〜D5を介しバッファ8と9に入力される
ようになっている。即ち、CPU300がRAM2のア
ドレスにリードアクセスすることで、CPU300が基
準クロック及び制御対象クロックのデータを読み込むと
同時に、VCO4と5にVCO制御データが出力され
る。本実施形態のPLL回路は、CPU300がRAM
2に対し上記のリード・ライトを繰り返すことによっ
て、逐次、基準クロックCLK0と制御対象クロックC
LK3、CLK4との位相差を演算し、その位相差に基
づいてVCO4、5を制御する構成となっている。上記
RAM2、データバスD0〜D5、アドレスバス17、
リードライト信号RW、バッファ10〜13及びNOT
14は記憶部100を構成している。
【0030】ここで、CPU300が演算する両クロッ
クの位相差の精度は、RAM2に基準クロック及び制御
対象クロックを記録するサンプリング周期に依存する。
このため、CPU300の動作クロック(RAM2のサ
ンプリングクロック)は、基準クロックCLK0に対し
十分高い周波数に設定するのが好ましい。CPU300
の動作クロックが高速になるほど、基準クロックCLK
0及び制御対象クロックCLK3,CLK4のサンプリ
ング周期が短縮され情報量が増えるため、CPU300
において両クロック間の位相差の演算精度を向上でき
る。
【0031】次に、本実施形態によるPLL回路の動作
を図1乃至図9に基づいて説明する。
【0032】CPU300は、常にRAM2に対してリ
ード・ライトアクセスを行うようにプログラムされてい
る。RAM2へのリード、ライトアクセスはそれぞれ先
頭アドレスから最後尾アドレスまで連続して行い、全ア
ドレスへアクセスを終えてからリードアクセスとライト
アクセスを切り替える。また、CPU3のリード、ライ
トアクセスは基準クロックCLK0と非同期でおこな
う。
【0033】図2は、CPU300が実行する処理のフ
ローチャートである。
【0034】PLLプログラムの実行が開始されると、
まず、CPU300はRAM2をライトモードに設定す
る(S1)。ライトモード設定時、リードライト信号R
WはLレベルに設定される。このとき、バッファ12と
13は、NOT回路14からの入力によって出力制御さ
れる。即ち、リード・ライト信号がLレベルになるとN
OT回路14からの入力がHレベルになり、バッファ1
2,13は出力状態になる。一方、バッファ10と11
の出力はハイ・インピーダンス状態になる。RAM2
は、CPU300がライトサイクルになったのを受けて
端子MD0〜MD5を入力モードとする。これにより、
端子MD0〜MD2には、バッファ13及びバスD0〜
D2を介し、基準クロック及び制御対象クロックが同時
に入力される。この際、外部から入力された基準クロッ
クCLK0は、バスD0から入力される。また、制御対
象クロックCLK3はバスD1から、制御対象クロック
CLK4はバスD2から入力される。また、端子MD3
〜MD5には、バッファ12を介してCPU300のデ
ータバスCD3〜CD5の出力データ(VCO制御デー
タ)が入力される(S2)。
【0035】図3は、図2のS2で示した書込み処理の
詳細を示すフローチャートである。CPU300は、ま
ずRAM2の先頭アドレスを指定する(S21)。CP
U300のライトアクセスは、リードライト信号RWが
立ち上がることによって終了し、その瞬間の各クロック
のレベル状態をHレベルで1、Lレベルで0としてRA
M2の先頭アドレスのバスD0〜D2に対応するビット
(以下、D0〜D2ビットとする)に書き込む。同時
に、RAM2の先頭アドレスのバスD3〜D5に対応す
るビット(以下、D3〜D5ビットとする)にはCPU
300の端子CD3〜CD5から出力されるVCO制御
データが書き込まれる(S22)。CPU300は、先
頭アドレスのライトアクセスが完了すると、次のアドレ
スに同様のライトアクセスを行い、RAM2の最後尾ア
ドレスまでライトアクセスを連続して繰り返す(S2
3,S24)。
【0036】図2のフローチャートに戻り、CPU30
0は、RAM2の最後尾アドレスのライトアクセスを終
了すると、リードアクセスをRAM2の先頭アドレスか
ら開始する(S3)。このため、CPU300が、リー
ドライト信号RWをHレベルにすると、バッファ10と
11は出力状態となり、バッファ12と13はハイ・イ
ンピーダンス状態となる。RAM2は、CPU300が
リードサイクルになったのを受けてRAM2の端子MD
0〜MD5に先頭アドレスにあるD0〜D2ビットのデ
ータを出力する。D0〜D2ビットのデータは、前回の
ライトサイクルで書き込まれた基準クロックCLK0,
制御対象クロックCLK3,CLK4のデータで、バッ
ファ10を介してCPU300に読み込まれる。D3〜
D5ビットのデータは前回のライトサイクルでCPU3
00により書き込まれたVCO制御データで、バッファ
11を介しVCO部200のバッファ8,9に入力され
る(S4)。
【0037】図4は、この読み出し処理を示すフローチ
ャートである。
【0038】CPU300は、最初に先頭アドレスを指
定し(S41)、そのリードアクセスが完了すると(S
42)、後で説明するクロックの極性反転点特定処理
(S43)と、基準クロックの反転間カウント処理を実
行する(S44)。そして、次のアドレスに同様のリー
ドアクセスを行い、RAM2の最後尾アドレスまでリー
ドアクセスを連続して繰り返す(S45,S46)。
【0039】ここで、基準クロックCLK0及び制御対
象クロックCLK3,CLK4の状態とRAM2に蓄積
される両クロックのデータとの関係は、例えば図9
(a)のように示される。各クロックのレベルがHのと
き1、Lのとき0として、先頭から最後尾アドレスまで
のD0〜D2ビットに基準クロックCLK0の少なくと
も2周期以上の時間を記録する。RAM2には、それに
必要な記憶容量が予め確保されている。
【0040】この図9(a)と図5を参照し、上述の極
性反転点特定処理S43を説明する。
【0041】図9(a)の状態にあるとき、基準クロッ
クCLK0の立ち上がりに制御対象クロックCLK3,
CLK4の立ち上がりを同期させる場合、CPU300
は次のように動作する。RAM2を先頭アドレスから順
にリードアクセスしていき、最初に基準クロックCLK
0がHレベルからLレベルになるアドレス、すなわちD
0が1から0に変わるアドレスを検出する。
【0042】検出したアドレスから次に基準クロックC
LK0又は制御対象クロックCLK3,CLK4の立ち
上がりが0から1に変わるアドレスを検出する(図5の
S431)。図9(a)では、基準クロックCLK0の
立ち上がりポイントとしてアドレスX0、制御対象クロ
ックCLK3の立ち上がりポイントとしてアドレスY
0、制御対象クロックCLK4の立ち上がりポイントと
してアドレスZ0が検出され、CPU300は、それぞ
れのアドレス値を内部レジスタに保存する(S43
2)。これが図4のS43に示した反転点特定処理であ
る。この処理の結果は、図2のS6で示したVCO制御
データの生成で用いられる。
【0043】次に、図4のS44で示した基準クロック
反転間カウント処理を説明する。図6は、基準クロック
反転間カウント処理を示すフローチャートである。この
処理では、RAM2に格納された基準クロックCLK0
の「1」が続く回数と「0」が続く回数とをそれぞれカ
ウントする。この結果は、図2のS5(基準クロック異
常判定)で理想値と比較され、基準クロックの異常判定
に用いられる。この基準クロック異常判定については後
述する。
【0044】基準クロック反転間カウント処理の実行段
になると、CPU300は、図4のS42でRAM2か
ら読み出した基準クロックのデータが極性反転、即ち、
「1」から「0」に変わったか又は「0」から「1」に
変わったか判断する(S441)。
【0045】CPU300は、図4の読み出し処理が1
回行われる間に基準クロックの極性反転を3回以上検出
するが、検出する極性反転の回数に応じて処理が異な
る。図6において、1回目の極性反転を検出した場合、
第1のレジスタをリセットし(S442)、2回目の極
性反転を検出するまでは、基準クロック反転間カウント
処理が起動される度に、第1のレジスタをインクリメン
トしてゆく(S443)。S441で2回目の極性反転
が検出されると、CPU300は、先ほどと異なる第2
のレジスタをリセットし(S442)、3回目の極性反
転を検出するまでは、基準クロック反転間カウント処理
が起動される度に、第2のレジスタをインクリメントし
てゆく(S443)。そして、S441で3回目の極性
反転が検出された以降は、何もせずに図4のフローチャ
ートにリターンする。これにより、第1のレジスタと第
2のレジスタに、基準クロックの連続する「0」の数と
連続する「1」の数が各々格納される。
【0046】次に、図2のS5(基準クロック異常判
定)を説明する。図7は、基準クロック異常判定の処理
を示すフローチャートである。基準クロック異常判定の
実行段になると、CPU300は、先ほどレジスタに保
存した基準クロックの反転間カウント数、即ち、連続す
る「0」の数及び連続する「1」の数を予め記憶された
正常値と比較し(S51)、当該レジスタのカウント数
と正常値との差が予め設定された許容量(±1)を越え
ている場合はRAM2に記録された基準クロックに異常
があると判断し、判定フラグに1をセットする(S5
2)。一方、当該レジスタのカウント数が許容量(±
1)の範囲内であれば、RAM2に記録された基準クロ
ックは正常と判断し、判定フラグに0をセットする(S
53)。ここで、判定の許容量を設けるのは、基準クロ
ックとCPUのライトサイクルとは非同期であるため、
1ライトサイクル分の誤差を考慮する必要があるからで
ある。
【0047】図2において、基準クロック異常判定S5
が終了すると、VCO制御データの生成を実行する(S
6)。図8は、VCO制御データの生成を示すフローチ
ャートである。
【0048】CPU300は、まず先の基準クロック異
常判定の結果を判断する(S61)。この結果、判定フ
ラグが1であれば基準クロックに異常があるため、異常
対策データを生成し、これをVCO制御データとして用
いる(S64)。異常対策データの生成方法については
後述する。一方、判定フラグが0であれば基準クロック
は正常なため、この基準クロックのデータに基づき通常
のVCO制御データを生成する(S63)。
【0049】S63の通常のVCO制御データの生成は
次のように行う。まず、基準クロックCLK0と制御対
象クロックCLK3との位相差(Y0−X0)を、先ほ
どの反転点特定処理(図4のS43,図5)の結果から
求める。また、同様に基準クロックCLK0と制御対象
クロックCLK4との位相差(Z0−X0)も算出す
る。図9(a)の場合、Y0はX0より2アドレス後に
あるので(Y0−X0)=+2、Z0はX0より2アド
レス前にあるので(Z0−X0)=−2となる。ここ
で、算出値が正の値ならば制御するクロックは基準クロ
ックに対して遅れ位相、負の値ならば進み位相だと判断
する。この判断結果に応じて、制御対象クロックCLK
3,CLK4の発振元であるVCO4,5の制御電圧を
上昇させるか下降させるかを決定し、そのためのVCO
制御データを次に行うライトアクセス(図2のS2)で
RAM2に出力する。各ビットD3〜D5のVCO制御
データは、D3がバッファ8及び9への入力データとな
り、D4がバッファ8の出力制御、D5がバッファ9の
出力制御に用いられる。
【0050】通常のVCO制御データの内容としては、
RAM2のD3ビットに、アドレス全体の半分を0、残
り半分を1としたデータを書き込む。更に、VCOの制
御電圧を上昇させると周波数が高くなり、制御電圧を降
下させると周波数が低くなる場合、CLK3は前回のリ
ードアクセスによって遅れ位相と判断したので、VCO
4の制御電圧を上昇させるためにバッファ8に1を出力
させる必要がある。そこで、RAM2のD3ビットが1
となるアドレスからD4ビットに0のデータをライトす
る。一方、CLK4は前回のリードアクセスによって進
み位相と判断したので、VCO5の制御電圧を下降させ
るためにバッファ9に0を出力させる必要がある。そこ
で、RAM2のD3ビットが0となるアドレスのD5ビ
ットに0のデータをライトする。ここで、RAM2のD
4とD5ビットに0のデータを多く書き込む程、VCO
の制御電圧にかかる制御量は多くなる。制御量はCPU
300のプログラムにより所望の特性に合わせて設定す
ることができる。図9(a)ではD4とD5に3アドレ
スずつ0を書き込んでいる。
【0051】RAM2に書き込んだVCO制御データ
は、次のリードアクセスでバッファ8と9に出力し、そ
れぞれ0を書いた3アドレスにリードアクセスする期間
だけバッファ8が1、バッファ9が0を出力する。それ
以外のアドレスのリードアクセスではバッファ8と9の
出力はハイ・インピーダンス状態となる。
【0052】このようにCLK3に位相を進ませて、C
LK4に位相を遅らせる制御を行うと、しばらくして基
準クロックCLK0との位相関係は逆転し、各クロック
の位相関係は図9(b)のX1、Y1、Z1のように変
化する。すると今度、CPU3は(Y1−X1)=−
1、(Z1−X1)=+1の算出結果からCLK3が進
み位相、CLK4が遅れ位相になったと判断する。この
ため、VCO4の制御電圧を下降させるためにRAM2
のD3ビットが0となる3アドレスのD4ビットに0の
データをライトし、VCO5の制御電圧を上昇させるた
めにRAM2のD3ビットが1となる3アドレスのD4
ビットに0のデータをライトする。
【0053】以上のように、VCO4と5の制御電圧に
対して上昇と下降を常に繰り返す制御を行うことによ
り、CLK3とCLK4すなわちCLK1とCLK2の
立ち上がりの位相を基準クロックCLK0の立ち上がり
の位相に合わせて同期状態にすることができる。
【0054】これに対し、図8のS64の異常対策デー
タとしては、総て「1」のデータを生成し、これをRA
M2の総てのアドレスの所定ビットD4,D5に書込
む。このVCO制御データのRAM2への書込みは、図
2のS2に戻った時に行われる。このようなVCO制御
データによれば、VCO4,5の制御が固定される。そ
の後、基準クロックが正常に戻れば、VCO4と5の制
御が再開される。この異常対策機能により、基準クロッ
クCLK0の停止や周波数異常が瞬間的なものであれ
ば、VCO4,5の出力クロックCLK1,CLK2へ
の影響を最小限に抑えることができる。
【0055】このように、本実施形態によれば、CPU
が、基準クロックや制御対象クロックをデータとして処
理するので、基準クロックや制御対象クロックの状態に
応じてVCO部の制御特性を柔軟に変更することができ
る。
【0056】その一例として、CPUが、基準クロック
の異常を判断し、異常が認められる場合は、VCO部の
出力に影響を与えない異常対策データを生成し、これを
VCO制御データとして用いるので、PLL回路として
の従来より安定した動作を確保することができ、このP
LL回路の出力クロックを利用する外部装置の動作に悪
影響を及ぼす事態を防止することができる。他の例とし
ては、プログラムにより算出値にオフセットをかけるこ
とにより制御対象クロックの同期ポイントを基準クロッ
クからずらすことも可能である。これにより、基準クロ
ックに対して制御対象クロックを任意の位相関係で安定
させることも可能である。
【0057】また、基準クロック及び制御対象クロック
を記録部に記録する時に、CPUが生成したVCO制御
データも同時に格納し、CPUが基準クロック及び制御
対象クロックを読み出す時に、記憶部のVCO制御デー
タをVCO部に同時に出力させるようにしたので、PL
L回路の1回の動作を記憶部に対する1回のライトアク
セスと1回のリードアクセスで完了することができ、C
PUと記憶部を使ったPLL回路として無駄のない動作
を確保することができる。
【0058】また、基準クロック及び制御対象クロック
の信号レベルをRAMのデータバスの二値信号レベルに
合わせ、これを直接RAMのデータバスに入力する構成
としているので、CPUとRAMを使ったPLL回路の
ハードウェア構成を比較的簡略化することができ、コス
ト低減や製造工程の削減、回路の信頼性向上を図ること
ができる。更に、RAMのデータバスのビット数に応じ
て複数の制御対象データを扱うことができるので、VC
Oの増設を容易に行うことが出来る。
【0059】また、記憶部は、RAMのアドレスを時間
軸として基準クロック及び制御対象クロックを連続して
記録するようにしたので、CPUのRAMに対する処理
を簡易に行うことができ、PLLプログラムの作成を比
較的容易に行うことができる。
【0060】ここで、上記実施形態において、各クロッ
クとCPUのライトサイクルは非同期であるため、RA
Mに記録した各クロックのデータの0と1との変化点は
その前後のアドレスまでを誤差として許容する必要があ
る。また、図9(a)及び図9(b)では、説明のため
クロックの1周期を10個の連続データで示している
が、実際には、制御の精度を確保するためにさらに多く
のアドレスで細分化してデータを蓄積することが望まし
い。また、上記実施形態では、CPUの生成したVCO
制御データを一旦記憶部に格納し、そこからVCO部へ
出力するようにしているが、本発明のCPUを使ったP
LL回路としては、CPUが生成したVCO制御データ
をCPUからVCO部に直接入力する構成としてもよ
い。
【0061】
【発明の他の実施の形態】次に、本発明の他の実施形態
を図10を用いて説明する。
【0062】本実施形態では、上記実施形態におけるC
PU300の機能を、アドレスカウンタ40と、制御信
号生成回路41と、制御データテーブル42との協働に
より実現する構成となっている。アドレスカウンタ40
は、アドレスを1ずつインクリメントして巡回し、アド
レスの最後尾でRAM2のリード・ライト信号RWのレ
ベルを切り替える。これにより、RAM2のリード・ラ
イトアクセス動作を独立して行う。また、制御データテ
ーブル42は、基準クロックと制御対象クロックの位相
差に対応したVCO制御データを記録してある。制御信
号生成回路41は、RAM2から出力される基準クロッ
ク及び制御対象クロックのデータより算出した位相差を
に対応したVCO制御データを制御データテーブル42
から取得し、対応するVCO制御データを読み出してR
AM2のライトサイクル時に出力する。
【0063】これらにより、CPUによるプログラム処
理が不要になる。また、制御データテーブルを書き替え
可能な回路とし、外部の回路から書き替えてやること
で、VCOの制御特性を容易に変えることができる。
【0064】
【発明の効果】本発明は、以上のように構成され機能す
るので、これによると、請求項1又は6記載の発明で
は、CPUが、基準クロックや制御対象クロックをデー
タとして処理するので、基準クロックや制御対象クロッ
クの状態に応じてVCO部の制御特性を柔軟に変更する
ことができる。
【0065】請求項2又は7記載の発明では、CPU
が、基準クロックの異常を判断し、異常が認められる場
合は、VCO部の出力に影響を与えない異常対策データ
を生成し、これをVCO制御データとして用いるので、
PLL回路としての従来より安定した動作を確保するこ
とができ、このPLL回路の出力クロックを利用する外
部装置の動作に悪影響を及ぼす事態を防止することがで
きる。他の例としては、プログラムにより算出値にオフ
セットをかけることにより制御対象クロックの同期ポイ
ントを基準クロックからずらすことも可能である。これ
により、基準クロックに対して制御対象クロックを任意
の位相関係で安定させることも可能である。
【0066】請求項3記載の発明では、基準クロック及
び制御対象クロックを記録部に記録する時に、CPUが
生成したVCO制御データも同時に格納し、CPUが基
準クロック及び制御対象クロックを読み出す時に、記憶
部のVCO制御データをVCO部に同時に出力させるよ
うにしたので、PLL回路の1回の動作を記憶部に対す
る1回のライトアクセスと1回のリードアクセスで完了
することができ、CPUと記憶部を使ったPLL回路と
して無駄のない動作を確保することができる。
【0067】請求項4記載の発明では、基準クロック及
び制御対象クロックの信号レベルをRAMのデータバス
の二値信号レベルに合わせ、これを直接RAMのデータ
バスに入力する構成としているので、CPUとRAMを
使ったPLL回路のハードウェア構成を比較的簡略化す
ることができ、コスト低減や製造工程の削減、回路の信
頼性向上を図ることができる。更に、RAMのデータバ
スのビット数に応じて複数の制御対象データを扱うこと
ができるので、VCOの増設を容易に行うことが出来
る。
【0068】請求項5記載の発明では、記憶部は、RA
Mのアドレスを時間軸として基準クロック及び制御対象
クロックを連続して記録するようにしたので、CPUの
RAMに対する処理を簡易に行うことができ、PLLプ
ログラムの作成を比較的容易に行うことができる、とい
う従来にない優れたPLL回路及びPLLプログラムを
記録したコンピュータ読み取り可能な媒体を提供するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の構成を示す回路図であ
る。
【図2】図1のCPUが実行するPLLプログラムのフ
ローチャートである。
【図3】図2の書込み処理S2を示すフローチャートで
ある。
【図4】図2の読み出し処理S4を示すフローチャート
である。
【図5】図4の反転点特定処理S43を示すフローチャ
ートである。
【図6】図4の基準クロック反転間カウント処理S44
を示すフローチャートである。
【図7】図2の基準クロック異常判定処理S5を示すフ
ローチャートである。
【図8】図2のVCO制御データの生成処理S6を示す
フローチャートである。
【図9】図8のVCO制御データの生成方法を説明する
説明図であり、(a)は制御の前半における状態、
(b)は制御の後半における状態を示す。
【図10】本発明の他の実施形態を示す回路図である。
【図11】従来のPLL回路の構成を示すブロック図で
ある。
【符号の説明】
1 PLL回路 2 RAM 100 記憶部 200 VCO部 300 CPU CLK0 基準クロック CLK3,CLK 制御対象クロック S51〜S53 基準クロック検査機能(基準クロック
検査処理) S64 異常対策機能(異常対策処理)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H03L 7/06 - 7/14

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基準クロック及び制御対象クロックを記
    録する記憶部と、前記制御対象クロックの位相を制御す
    るVCO部と、前記記憶部から前記基準クロックと前記
    制御対象クロックを読み出して両クロックの位相差を計
    算すると共に当該位相差をゼロに近づける前記VCO部
    用の制御データを生成するCPUとを備え、 前記CPUが生成した制御データを前記VCO部に入力
    するように構成したことを特徴とするPLL回路。
  2. 【請求項2】 前記CPUが、前記記憶部に記録された
    基準クロックの異常を検査する基準クロック検査機能
    と、この基準クロック検査機能により基準クロックの異
    常が発見された場合前記VCO部の出力に影響を与えな
    い制御データを生成する異常対策機能とを備えているこ
    とを特徴とした請求項1記載のPLL回路。
  3. 【請求項3】 前記記憶部は、前記基準クロック及び制
    御対象クロックを記録すると同時に前記CPUで生成さ
    れた制御データを記録し、前記基準クロック及び制御対
    象クロックを前記CPUに出力すると同時に前記制御デ
    ータをVCO部に出力するように構成したことを特徴と
    する請求項1記載のPLL回路。
  4. 【請求項4】 前記記憶部が、前記基準クロック及び制
    御対象クロックを記録するRAMを備え、 前記基準クロック及び制御対象クロックの信号レベルを
    前記RAMのデータバスの二値信号レベルに合わせると
    共に、該基準クロック及び制御対象クロックを前記RA
    Mのデータバスに直接入力する構成としたことを特徴と
    する請求項1記載のPLL回路。
  5. 【請求項5】 前記記憶部は、前記RAMのアドレスを
    時間軸として前記基準クロック及び制御対象クロックを
    各アドレスの所定ビットに各々記録してゆくことを特徴
    とした請求項4記載のPLL回路。
  6. 【請求項6】 リードモードを設定しRAMから基準ク
    ロックと制御対象クロックとを読み出す処理と、読み出
    した両クロックの位相差を計算する処理と、この計算で
    得た位相差を0に近づけるVCO部用の制御データを生
    成する処理と、ライトモードを設定し該制御データを前
    記RAMに記録すると同時に当該RAMに次の基準クロ
    ックと制御対象クロックとを記録させる処理と、次のリ
    ードモードにて前記RAMから前記次の基準クロックと
    制御対象クロックとを読み出すと同時に前記制御データ
    をVCO部に出力させ該VCO部が出力する前記制御対
    象クロックの位相を前記基準クロックに近づけさせる処
    理と、をCPUに実行させるためのPLLプログラムを
    記録したコンピュータ読み取り可能な媒体。
  7. 【請求項7】 前記RAMに記録された基準クロックの
    異常を検査する基準クロック検査処理と、この基準クロ
    ック検査処理により基準クロックの異常が発見された場
    合前記VCO部の出力に影響を与えない制御データを生
    成する異常対策処理とをCPUに実行させるための請求
    項6記載のPLLプログラムを記録したコンピュータ読
    み取り可能な媒体。
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