JP2912267B2 - パチンコ玉計数機 - Google Patents

パチンコ玉計数機

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JP2912267B2 JP31318096A JP31318096A JP2912267B2 JP 2912267 B2 JP2912267 B2 JP 2912267B2 JP 31318096 A JP31318096 A JP 31318096A JP 31318096 A JP31318096 A JP 31318096A JP 2912267 B2 JP2912267 B2 JP 2912267B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、玉受部に投入した
パチンコ玉を計数部の各計数レーンにほぼ均等に分散し
た状態で流入させる均等分散機構を設けることにより性
能向上を図るようにした、パチンコ玉計数機に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】この種の従来のパチンコ玉計数装置とし
ては、例えば実開平6−19788号公報に記載された
ものがある。この従来のパチンコ玉計数装置は、上記公
報の図3に対応する図5に示すように、投入したパチン
コ玉を受けるように、装置本体51の下部に玉受部52
が配置されており、この玉受部52は、装置本体51に
一体的に結合される受部本体53と、受部本体53に着
脱可能に装着される容器状の投入口部54とから成る。
【0003】投入口部54は、装置の奥側(図示右側)
に向かって低くなるように傾斜させた傾斜面54aと、
装置の奥側に向かって高くなるように傾斜させた傾斜面
54bと、これら傾斜面の接合部に形成した穴54c
と、側壁部54dとから成る。一方、受部本体53は、
装置の手前側(図示左側)に向かって低くなるように傾
斜させた傾斜面53aと、傾斜面54aを受けるように
傾斜面53aに一体的に結合した支持部材53bと、傾
斜面54bを受けるように傾斜面53aに一体的に結合
した支持部材53cと、傾斜面53aの終端部に形成し
た穴53dとを有している。この玉受部52において
は、傾斜面53a、傾斜面54a、支持部材53bおよ
び支持部材53cにより形成される空間は、蛇行状部5
5を形成している。
【0004】上記受部本体53の下方には、受部本体5
3の穴53dを通過したパチンコ玉が流入するように装
置本体51に計数部56が配置されている。計数部56
は、受部本体53の穴53dより流入したパチンコ玉を
装置の奥側に向かって所定玉数ずつ案内するようにパチ
ンコ玉流入方向に並列配置される複数列の計数レーン5
6aと、計数レーン56aの計数位置を通過するパチン
コ玉の玉数を計数する計数器56bとから成る。
【0005】この従来例のパチンコ玉計数装置において
は、図示しないパチンコ玉収納容器に収納された多数の
パチンコ玉を玉受部52の上部から投入すると、そのパ
チンコ玉は、まず投入口部54の傾斜面54aに案内さ
れて穴54cに流入し、次に、受部本体53の傾斜面5
3aに案内されることにより蛇行状部55内を蛇行し、
その後、受部本体53の穴53dを経て各計数レーン5
6a内に流入する。各計数レーン56aはパチンコ玉1
個分の幅を有しているため、流入したパチンコ玉は一列
に整列して各計数レーン56a内を流れ、各計数レーン
56aの計数位置(例えば終端部)を通過する際に計数
器56bによって計数される。このようなパチンコ玉計
数動作の間、蛇行状部55を設けない場合(例えば長穴
54cから直接的に計数レーン56aにパチンコ玉が落
下するようにした場合)に比べて、蛇行上部55でパチ
ンコ玉の速度が減速されるため、流入するパチンコ玉に
よる計数器56bへの衝撃エネルギーを低減することが
でき、計数器56bの耐久性を向上させることができ
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記従来例のパチンコ
玉計数装置では、蛇行状部55を設けたため、計数部5
6に流入するパチンコ玉の速度を減速することができ
る。しかし、この蛇行状部55内においてどのようにパ
チンコ玉が流れるかを考慮していなかったため、以下の
問題が生じる。
【0007】第1に、受部本体53の穴53dより複数
列の計数レーン56aにパチンコ玉が流入する際には、
蛇行状部55内のパチンコ玉の速度は中心軸線に沿う部
分(中央部)が最大になり左右両端部に向かうにつれて
小さくなるため、蛇行状部55を流れるパチンコ玉は蛇
行状部55の終端部である穴53dの部分において中央
部で多くなるとともに左右両端部で少なくなり、中央部
に集中したパチンコ玉が計数レーン56aへ流入するた
めの滞留を発生することにより全体の計数速度の低下を
招いたり、パチンコ玉が詰まって流れなくなるいわゆる
ブリッジ現象が発生しやすくなる。
【0008】第2に、上記パチンコ玉の中央部への集中
に伴い、中央部の計数レーン56aには左右両端部の計
数レーン56aに比べて多くのパチンコ玉が落下するた
め、流れる玉数の多い中央部の計数レーンと流れる玉数
の少ない左右両端部の計数レーンとではパチンコ玉が計
数器56bを通過するときの速度が異なるものとなり、
また、流れる玉数が少ない左右両端部の計数レーンでは
計数の終了直前にはパチンコ玉がまばらに流れるためパ
チンコ玉の速度がばらつくことになり、何れの場合もパ
チンコ玉数の計数の信頼性の低下を招く。
【0009】本発明は、玉受部に投入したパチンコ玉を
計数部の各計数レーンにほぼ均等に分散した状態で流入
させる均等分散機構を設けることにより上述した問題を
解決することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】この目的のため、本発明
の請求項1の構成は、投入したパチンコ玉を受けるよう
に装置本体に配置される玉受部と、該玉受部を通過した
パチンコ玉が流入するように前記装置本体に配置される
計数部であって、流入したパチンコ玉を所定玉数ずつ案
内するようにパチンコ玉流入方向に並列配置される複数
列の計数レーンおよび該計数レーン内を通過するパチン
コ玉の玉数を計数する計数手段を有する計数部とを具備
して成るパチンコ玉計数機において、前記玉受部に投入
したパチンコ玉を前記計数部の各計数レーンにほぼ均等
に分散した状態で流入させる均等分散機構を設け、該均
等分散機構は、前記玉受部に投入したパチンコ玉を水平
面に対し所定の傾斜角度で前記パチンコ玉計数装置の前
後方向に案内して前記計数部の各計数レーンに流入させ
るための案内空間の案内面を形成する分散部材であっ
て、該案内面は前記案内空間の中心軸線から左右端部に
向かってそれぞれ同一の傾斜角度で傾斜させた左右の傾
斜面より成る分散部材と、該分散部材の下端部により前
記案内空間内に画成される案内溝とにより構成すること
を特徴とするものである。
【0011】本発明の請求項1においては、玉受部に投
入したパチンコ玉の玉数を、パチンコ玉流入方向に並列
配置される複数列の計数レーンおよび該計数レーンを通
過するパチンコ玉の玉数を計数する計数手段を有する計
数部に流して計数する際には、前記玉受部に投入したパ
チンコ玉は、均等分散機構によって前記計数部の各計数
レーンにほぼ均等に分散した状態で流入する。
【0012】それにより、パチンコ玉が計数レーンへ流
入する際の滞留およびブリッジ現象を防止することがで
き、計数速度が向上するとともにパチンコ玉数の計数の
信頼性が向上する。その上、前記均等分散機構の構成に
基づいて以下のような効果が得られる。
【0013】すなわち、前記均等分散機構は、前記玉受
部に投入したパチンコ玉を水平面に対し所定の傾斜角度
で前記パチンコ玉計数装置の前後方向に案内して前記計
数部の各計数レーンに流入させるための案内空間の案内
面を形成する分散部材であって、該案内面は前記案内空
間の中心軸線から左右端部に向かってそれぞれ同一の傾
斜角度で傾斜させた左右の傾斜面より成る分散部材と、
該分散部材の下端部により前記案内空間内に画成される
案内溝とにより構成されている。
【0014】したがって、本発明の請求項1によれば、
前記玉受部に投入したパチンコ玉が前記計数部の各計数
レーンにほぼ均等に分散した状態で流入するようにする
前記均等分散機構の前記分散部材を、前記案内空間の中
心軸線から左右端部に向かってそれぞれ同一の傾斜角度
で傾斜させた左右の傾斜面により構成したことにより、
パチンコ玉荷重による経年劣化によって前記案内面の中
央部が下方に反るように変形したり前記案内面の中央部
が左右両端部よりも摩耗量が多くなることに起因して上
記パチンコ玉の中央部への集中がさらに助長される不具
合を防止する効果が得られる。
【0015】また、本発明の請求項2の構成は、前記同
一の傾斜角度は、0.5゜以上4゜以下の角度であるこ
とを特徴とするものである。
【0016】本発明の請求項2においては、前記分散部
材を構成する左右の傾斜面はそれぞれ、0.5゜以上4
゜以下の同一の傾斜角度で前記案内空間の中心軸線から
左右端部に向かって傾斜している。
【0017】本発明の請求項2によれば、前記分散部材
の左右の傾斜面の傾斜角度を上記範囲の角度としたた
め、この傾斜面の傾斜角度が小さ過ぎてパチンコ玉分散
機能がほとんど得られない不具合や、この傾斜面の傾斜
角度が大き過ぎてパチンコ玉が中央部に寄らずに左右両
端部に集中する不具合が防止され、所望のパチンコ玉分
散機能が得られる。
【0018】また、本発明の請求項3の構成は、前記所
定の傾斜角度は、4゜以上10゜以下の角度であること
を特徴とするものである。
【0019】本発明の請求項3においては、前記分散部
材により形成される前記案内空間の案内面は、水平面に
対し4゜以上10゜以下の傾斜角度で傾斜している。
【0020】本発明の請求項3によれば、前記案内空間
の案内面の傾斜角度を上記範囲の角度としたため、この
案内面の傾斜角度が小さ過ぎて前記案内空間内を流れる
パチンコ玉の速度が遅くなり過ぎるためパチンコ玉計数
速度が低下する不具合や、この案内面の傾斜角度が大き
過ぎて前記案内空間内を流れるパチンコ玉の速度が速く
なり過ぎて前記各計数レーンに流入する際の衝撃力が大
きくなる不具合を防止することができる。
【0021】また、本発明の請求項4の構成は、前記案
内溝は、前記案内空間の中心軸線方向ではパチンコ玉3
個以上10個以下に相当する寸法を有し、前記中心軸線
方向と直交する方向では前記複数列の計数レーンの合計
寸法に相当する寸法を有することを特徴とするものであ
る。
【0022】本発明の請求項4においては、前記案内空
間を流れるパチンコ玉は前記案内空間内に画成される上
記寸法の案内溝より、その下方に配置される前記計数部
の各計数レーンに所望の通り流入する。
【0023】本発明の請求項4によれば、前記案内空間
内に画成される案内溝を上記寸法としたため、この案内
溝が小さ過ぎてパチンコ玉が前記計数レーンに流れる際
にブリッジ現象を生じる不具合や、この案内溝が大き過
ぎて前記案内空間内を流れるパチンコ玉が直接落下する
ことにより前記各計数レーンへの衝撃力が大きくなる不
具合を防止することができる。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づき詳細に説明する。図1は本発明の第1実施形態
のパチンコ玉計数機の全体構成を示す正面図である。図
1において、1は装置本体であり、装置本体1の前面の
上部から中央部の間には、表示/操作部2と、タンク容
量表示部3と、チケット発券部4と、カード着脱部5
と、シャッタ6と、玉返却器7等が設けられている。ま
た、装置本体1の下部には、玉受部8と、後述する図3
に示す計数部13等が設けられている。計数部13は、
図3に示すように、流入したパチンコ玉を所定玉数ずつ
案内するようにパチンコ玉流入方向に並列配置される複
数列(本実施形態では16列)の計数レーン13aおよ
び計数レーン13a内を通過するパチンコ玉の玉数を計
数する計数手段(例えばフォトセンサ)13bより成
る。
【0025】このパチンコ玉計数機においては、図示し
ないパチンコ玉収納容器に収納された多数のパチンコ玉
を玉受部8の上部から投入すると、投入したパチンコ玉
の玉数が計数部13で計数されて表示/操作部2に表示
され、パチンコ玉の計数が完了したとき表示/操作部2
で所定の操作を行うと、この操作に応じて、獲得玉数を
印刷したチケットがチケット発券部4より発券された
り、あるいは、カード着脱部5より挿入したカードに獲
得玉数が記録された後に排出されたりする。なお、表示
/操作部2において余り玉が生じるような操作を行った
場合には、余り玉が玉返却器7から排出される。
【0026】上記玉受部8は、投入したパチンコ玉を受
けるように装置本体1の下部に着脱可能に配置される。
この玉受部8は、図1のA−A断面図である図2に示す
ように、上部に投入口を有する容器状のホッパー部11
と、ホッパー部11の下部に着脱可能に配置されるトレ
ー部12とから成り、トレー部12の下部にはユニット
化された計数部13が配置される。ホッパー部11は、
装置の奥側(図示右側)に向かって低くなるように傾斜
させた傾斜面11aと、装置の奥側に向かって高くなる
ように傾斜させた傾斜部と11bと、傾斜面11a、1
1bの接合部に形成した切欠(例えば長穴)11cと、
側壁部11dとから成る。なお、ここでは図示しない
が、切欠11cに関し装置の左右方向には、切欠11c
に向かって低くなるように傾斜させた傾斜部が形成され
ている(後述する図4を参照のこと)。
【0027】トレー部12は、ホッパー部11を取り外
した状態の装置下部を示す分解斜視図である図3に示す
ように、容器状に構成されている。このトレー部12
は、装置本体1への装着時には、図2に示すように、玉
受部8に投入したパチンコ玉を水平面に対し所定の傾斜
角度でパチンコ玉計数装置の前後方向(図示左右方向)
に案内して計数部13の各計数レーン13aに流入させ
るための案内空間14を画成する。
【0028】本実施形態では、上記所定の傾斜角度を
6.5゜としているが、4゜以上10゜以下の任意の角
度としてもよい。その理由は、上記所定の傾斜角度を4
゜未満とすると案内空間14内を流れるパチンコ玉の速
度が遅くなり過ぎるためパチンコ玉計数速度が低下し、
10゜より大きくすると案内空間14内を流れるパチン
コ玉の速度が速くなり過ぎて各計数レーン13aに流入
する際の衝撃力が大きくなり、何れの場合も所望のパチ
ンコ玉分散機能を実現する上で好ましくないからであ
る。なお、上記所定の傾斜角度の好適範囲は、発明者が
実験等によって求めたものである。
【0029】上記トレー部12の内部には、本発明の均
等分散機構の構成要素の1つである分散部材15が結合
されており、分散部材15は上記記案内空間14の案内
面を形成する。この分散部材15の材質は、例えばステ
ンレス(SUS430)製とする。上記案内面は、案内
空間14の中心軸線(図3にCLで示す)から左右端部
に向かってそれぞれ同一の傾斜角度で傾斜させた左右の
傾斜面15L,15Rより成る。
【0030】本実施形態では、上記同一の傾斜角度を1
゜としているが、0.5゜以上4゜以下の任意の角度と
してもよい。その理由は、上記同一の傾斜角度を0.5
゜未満とするとパチンコ玉分散機能がほとんど得られ
ず、4゜より大きくするとパチンコ玉が中央部に寄らず
に左右両端部に集中する不具合が生じ、何れの場合も所
望のパチンコ玉分散機能を実現する上で好ましくないか
らである。なお、上記同一の傾斜角度の好適範囲は、発
明者が実験等によって求めたものである。
【0031】上記分散部材15により案内空間14内に
形成される案内面は図2に示すように案内空間14の途
中で終了しており、分散部材15の下端部により案内空
間14内には案内溝16が画成される。この案内溝16
は、案内空間14の中心軸線方向ではパチンコ玉3個以
上10個以下に相当する寸法(パチンコ玉の直径は約1
1mmである)を有し、前記中心軸線方向と直交する方
向では複数列の計数レーン13aの合計寸法に相当する
寸法を有している。この案内溝16は、各計数レーン1
3aの開口上部に配置されている。
【0032】上記案内空間14内の分散部材15および
案内溝16は、玉受部8に投入したパチンコ玉を計数部
13の各計数レーン13aにほぼ均等に分散した状態で
流入させる均等分散機構を構成する。以下に、パチンコ
玉の流れを概念的に示す図4および上記図2を用いなが
ら、この均等分散機構の作用を詳細に説明する。
【0033】玉受部8の上部から投入されたパチンコ玉
は、図2に示すようにホッパー部11の傾斜面11aを
経て切欠11cよりトレー部12内に流入し、分散部材
15の案内面(上面)に乗る。この案内面上のパチンコ
玉は案内面に沿って流れ、案内溝16より計数部13の
各計数レーン13a内に流入する。各計数レーン13a
はパチンコ玉1個分の幅を有しているため、流入したパ
チンコ玉は一列に整列して各計数レーン13a内を流
れ、各計数レーン13aの計数位置(終端部)を通過す
る際に計数手段13bによって計数される。
【0034】このパチンコ玉計数動作の間、図2のB−
B断面に相当する図4に示すように、案内空間14内に
分散部材15によって形成される案内面に沿って流れる
パチンコ玉は、その速度が中央部が最大になるため中央
部に集中しようとするが、上記案内面は案内空間14の
中心軸線CLから左右端部に向かってそれぞれ1゜の傾
斜角度で傾斜させた左右の傾斜面15L,15Rより成
るため、案内面の開始部(すなわち切欠11cの直下
部)において中央部にパチンコ玉が集中した状態となっ
ていても、上記案内面に沿って流れる間に中央部にある
パチンコ玉ほど左右両端部側へ向かいやすくなるため、
案内面の終端部(すなわち案内溝16の直前の部分)で
はパチンコ玉が中央部に集中した状態が緩和されること
になる。その結果、各計数レーン13aに流入する時点
では、各計数レーン13aにパチンコ玉がほぼ均等に分
散した状態となる。
【0035】以上説明したように、本実施形態のパチン
コ玉計数機によれば、上記均等分散機構を設けたため、
パチンコ玉が計数レーンへ流入する際の滞留およびブリ
ッジ現象を防止することができ、計数速度および計数の
信頼性が向上する。また、分散部材15を上記左右の傾
斜面15L,15Rにより中央部を左右両端部よりも高
くしたため、パチンコ玉荷重による経年劣化によって上
記案内面の中央部が下方に反るように変形することが防
止されるとともに、上記案内面の中央部が左右両端部よ
りも摩耗量が多くなることが防止される。
【0036】なお、本実施形態では、各計数レーン13
aが図2に示すように装置の中央部から装置の奥側(図
示右側)に向かって下降するようにユニット化した計数
部13を配置しているが、このユニット化した計数部1
3を案内溝16に関し左右反転させて配置するように構
成してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態のパチンコ玉計数機の全
体構成を示す正面図である。
【図2】図1のA−A断面図である。
【図3】第1実施形態においてホッパー部を取り外した
状態の装置下部を示す分解斜視図である。
【図4】第1実施形態の作用を説明するため、図2のB
−B断面におけるパチンコ玉の流れを概念的に示す図で
ある。
【図5】従来技術を説明するための図である。
【符号の説明】
1 装置本体 2 表示/操作部 8 玉受部 11 ホッパー部 11c 切欠 12 トレー部 13 計数部 13a 計数レーン 13b 計数手段(フォトセンサ) 14 案内空間 15 分散部材 15L,15R 傾斜面 16 案内溝
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−300983(JP,A) 実開 昭51−118774(JP,U) 実開 平5−70585(JP,U) 実開 昭55−143882(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) A63F 7/02

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 投入したパチンコ玉を受けるように装置
    本体に配置される玉受部と、該玉受部を通過したパチン
    コ玉が流入するように前記装置本体に配置される計数部
    であって、流入したパチンコ玉を所定玉数ずつ案内する
    ようにパチンコ玉流入方向に並列配置される複数列の計
    数レーンおよび該計数レーン内を通過するパチンコ玉の
    玉数を計数する計数手段を有する計数部とを具備して成
    るパチンコ玉計数機において、 前記玉受部に投入したパチンコ玉を前記計数部の各計数
    レーンにほぼ均等に分散した状態で流入させる均等分散
    機構を設け、該均等分散機構は、前記玉受部に投入した
    パチンコ玉を水平面に対し所定の傾斜角度で前記パチン
    コ玉計数装置の前後方向に案内して前記計数部の各計数
    レーンに流入させるための案内空間の案内面を形成する
    分散部材であって、該案内面は前記案内空間の中心軸線
    から左右端部に向かってそれぞれ同一の傾斜角度で傾斜
    させた左右の傾斜面より成る分散部材と、該分散部材の
    下端部により前記案内空間内に画成される案内溝とによ
    り構成することを特徴とするパチンコ玉計数機。
  2. 【請求項2】 前記同一の傾斜角度は、0.5゜以上4
    ゜以下の角度であることを特徴とする請求項1記載のパ
    チンコ玉計数機。
  3. 【請求項3】 前記所定の傾斜角度は、4゜以上10゜
    以下の角度であることを特徴とする請求項1または2記
    載のパチンコ玉計数機。
  4. 【請求項4】 前記案内溝は、前記案内空間の中心軸線
    方向ではパチンコ玉3個以上10個以下に相当する寸法
    を有し、前記中心軸線方向と直交する方向では前記複数
    列の計数レーンの合計寸法に相当する寸法を有すること
    を特徴とする請求項1〜3の何れか1項記載のパチンコ
    玉計数機。
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