JP2911473B2 - 画像縮小装置及び方法 - Google Patents

画像縮小装置及び方法

Info

Publication number
JP2911473B2
JP2911473B2 JP1090080A JP9008089A JP2911473B2 JP 2911473 B2 JP2911473 B2 JP 2911473B2 JP 1090080 A JP1090080 A JP 1090080A JP 9008089 A JP9008089 A JP 9008089A JP 2911473 B2 JP2911473 B2 JP 2911473B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
reduced
image signal
reduction
pixel
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP1090080A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH02268073A (ja
Inventor
正 吉田
充 前田
昭宏 片山
康二 平林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Priority to JP1090080A priority Critical patent/JP2911473B2/ja
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to EP90303343A priority patent/EP0392701B1/en
Priority to DE69023381T priority patent/DE69023381T2/de
Priority to DE69033579T priority patent/DE69033579T2/de
Priority to EP95200331A priority patent/EP0658041B1/en
Publication of JPH02268073A publication Critical patent/JPH02268073A/ja
Priority to US07/895,241 priority patent/US5345517A/en
Priority to US08/206,212 priority patent/US5448654A/en
Priority to US08/444,770 priority patent/US5621826A/en
Application granted granted Critical
Publication of JP2911473B2 publication Critical patent/JP2911473B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、原画像を表わす画像信号に対して縮小処理
を行ない原画像の縮小画像を表わす縮小画像信号を形成
する画像縮小装置及び方法に関するものである。
〔従来の技術〕
従来の静止画像通信装置の代表的な例であるフアクシ
ミリ装置においては、画像をシーケンシヤルに順次ラス
タ方向に走査し、符号化伝送していく方式がとられてい
る。この方式では、画像の全体像を把握するには全画像
の符号化データを伝送する必要があるため、伝送時間が
長くかかり画像データベースサービス・ビデオテツクス
等の画像通信サービスへの適応は困難であった。
そこで、画像の全体像を迅速に把握するために階層的
符号化が考えられている。第14図(a)に従来の階層的
符号化例を示す。
101〜104はそれぞれ1、1/2、1/4、1/8の縮小画像を
格納するためのフレームメモリ、105〜107はそれぞれ1/
2、1/4、1/8の縮小画像を生成する縮小部、108〜111は
それぞれ1/8、1/4、1/2、1の縮小画像を符号化するエ
ンコーダである。
縮小部105はフレームメモリ101からの画像を主走査、
副走査方向共に1/2にサブサンプリング等の手法により
縮小して1/2サイズの画像を生成し、フレームメモリ102
に格納する。更に1/2サイズの画像を縮小部106により縮
小して1/4サイズの画像を作りフレームメモリ103に格納
し、同様に縮小部107により1/8サイズの低解像画像を作
成し、フレームメモリ104に格納する。
符号化は低解像のものから順次符号伝送することによ
り、大まかな全体画像が迅速に把握できるようになって
いる。第14図(a)の例では画像を主走査、副走査方向
とも、1/2、1/4、1/8に縮小し、符号化は1/8、1/4、1/
2、1(原寸画像)の順に行いこの順で伝送する例であ
る。1/8画像の符号化にはフレームメモリ104に格納され
た1/8画像を順次スキヤンしエンコーダ101により符号化
する注目画素と、周囲画素を参照して算術符号化等のエ
ントロピーコーデイングを行う。1/4画像については、
フレームメモリ104からの注目画素の周囲画素と、フレ
ームメモリ104からの1/8画像の周囲画素を参照すること
によりエンコーダ109にて符号化を行い符号化効率を上
げている。同様にフレームメモリ102の1/2画像について
はフレームメモリ103の1/4画像を、フレームメモリ101
の原寸画像はフレームメモリ102の1/2画像を参照してエ
ンコーダ110,111にて夫々符号化を行う。
また、静止画像通信装置以外においても2値画像の縮
小は行われている。たとえば出力解像度が異るプリンタ
に同じ画像データベースから画像を出力する場合であ
る。400dpiで読みとった2値画像を300dpiあるいは200d
piのプリンタに出力する場合はそれぞれたて方向、よこ
方向とも3/4,1/2に画像を縮小する必要がある。
従来このような縮小を行う場合には画素を一定間隔に
間引くサブサンプリング、或いは、ローパスフイルタを
かけた後再2値化しサブサンプリングする方式がとられ
ている。
[発明が解決しようとしている課題] 階層的符号化方式においては、前述の様に縮小画像を
低解像度順に順次符号伝送することにより全体画像の早
期伝送が可能である。したがって縮小された低解像画像
は全体画像の把握が容易となるように情報をのこしてお
く必要がある。
このような縮小を従来方式で行うと情報が失われてし
まう欠点があった。第14図(b)は原画像(1)の×印
の画素をサブサンプリングし、たて、よこ方向1/2に縮
小画像(2)を得る例である。
サブサンプリングのみの場合、同図のように1本のラ
インLがサンプリング点(図中×印)の中間にある場
合、このラインは縮小により消失する。このような欠点
を解消するためにフイルタリングを行った後サブサンプ
リングする方式が考えられている。その例を第14図
(c)に示す。第14図(c)で×印はサンプリング点で
ある。第14図(c)の例ではサブサンプリングを行う前
に第14図(c)の(3)のような係数をもつ3×3のロ
ーパスフイルタをかけ、フイルタ出力の2値化を行う。
たとえばフイルタ出力が8以上の場合は1、8未満の場
合は0と2値化定義できる。しかしながらフイルタリン
グを用いる方式においても、第14図(C)の例で原画中
のたて1本線L2がサブサンプリングの間にあるときはラ
インが消失する欠点は改良されない。
従って、縮小を何回もくり返すシステムにおいては1
画素巾のラインを保存しなくては、低解像画像におい
て、最終的にはラインが消えてしまう。そこでサンプリ
ング点にかかわらず1画素ラインのような細線を保存す
る必要がある。
[課題を解決するための手段及び作用] 本発明は以上の点に鑑みてなされたもので、縮小すべ
き画像の各画素を表わす画像信号を入力する入力手段
と、前記入力手段により入力される少なくとも3×3画
素の画像信号を参照し、縮小画像の画素を表わす縮小画
像信号を形成して出力する縮小手段と、前記縮小手段に
より参照される少なくとも3×3画素の画像信号を含む
画像信号に基づいて、前記縮小手段により縮小処理され
る画像の性質を判定する判定手段と、前記縮小手段によ
り参照される少なくとも3×3画素の画像信号及び先に
形成した3画素の縮小画像信号とによって表わされる画
像が特定の例外パターンであるか否かを検知する検知手
段とを有し、前記検知手段により特定の例外パターンが
検知されない場合には、前記縮小手段により所定係数の
フィルタリング処理によって縮小画像信号を形成して出
力し、一方、前記検知手段により特定の例外パターンが
検知された場合には、前記縮小手段により例外処理とし
て前記所定係数のフィルタリング処理によって形成され
る縮小画像信号とは異なる縮小画像信号を出力し、且
つ、前記判定手段により判定された画像の性質に応じ
て、前記検知手段により検知される例外パターンを切換
える画像縮小装置を提供するものである。
また、本発明は、原画像を表わす画像信号に対して縮
小処理を行ない原画像の縮小画像を表わす縮小画像信号
を形成する画像縮小方法において、縮小すべき画像の各
画素を表わす画像信号を入力する入力ステップと、前記
入力ステップにおいて入力された少なくとも3×3画素
の画像信号を参照し、縮小画像の画素を表わす縮小画像
信号を形成して出力する縮小ステップと、前記縮小ステ
ップにおいて参照される少なくとも3×3画素の画像信
号を含む画像信号に基づいて、前記縮小ステップにおい
て縮小処理される画像の性質を判定する判定ステップ
と、前記縮小ステップにより参照される少なくとも3×
3画素の画像信号及び先に形成した3画素の縮小画像信
号とによって表わされる画像が特定の例外パターンであ
るか否かを検知する検知ステップとを有し、前記検知ス
テップにより特定の例外パターンが検知されない場合に
は、前記縮小ステップにおいて所定係数のフィルタリン
グ処理によって縮小画像信号を形成して出力し、一方、
前記検知ステップにより特定の例外パターンが検知され
た場合には、前記縮小ステップにおいて例外処理として
前記所定係数のフィルタリング処理によって形成される
縮小画像信号とは異なる縮小画像信号を出力し、且つ、
前記判定ステップにより判定された画像の性質に応じ
て、前記検知ステップにおいて検知される例外パターン
を切換える画像縮小方法を提供するものである。
[実施例] 第1図は本発明を適応した2値画像の階層的符号化装
置の一例である。1は原画像1画面を格納するフレーム
メモリFM1,2は縮小画像を生成するための画像縮小部R
D、3は生成された縮小画像(本実施例でたて、よこ共1
/2、1/4、1/8に縮小した画像)を格納するフレームメモ
リFM2、4は縮小した画像を低解像度順(1/8縮小画像か
ら)算術符号の手法を用いて符号化し伝送する符号化部
である。
まずフレームメモリ1には画像入力装置(不図示)ラ
イン10を介して画像信号が格納される。フレームメモリ
1からライン11に画像信号がラスタ毎に出力される。こ
の信号はセレクタ5で選択され、ライン51から画像縮小
部2へ入力される。ここで、画像はたて、よこ方向1/2
に縮小される。
セレクタ5は原画像を縮小するのか、フレームメモリ
3に格納してある縮小画像をさらに縮小するのかを選択
する。縮小画像(1/2又は1/4画像)がセレクタ5によっ
て選択された場合には、縮小画像はフレームメモリ3か
らライン31へ出力され、セレクタ5で信号が選択されラ
イン51を介し縮小部2に入力される。
縮小部2でたてよこ共1/2に縮小された画像1枚分が
ライン21からフレームメモリ3に格納される。原画像を
1/2に縮小した画像を以上のプロセスによりフレームメ
モリ3に格納した後、フレームメモリ3から1/2縮小画
像をラスタ毎にライン31へ出力し、セレクタ5によりラ
イン51を経て同じプロセスで1/4縮小画像がフレームメ
モリ3に形成される。同様にして、1/8画像がフレーム
メモリ3内に格納される。
この様にして、格納された縮小画像は1/8画像から順
に符号化部により1/8,1/4,1/2,原画の順序で階層的に符
号化される。画像信号はそれぞれライン15,14,13,12か
ら符号部4へ入力される。符号化部4では算術符号の手
法を用い、第14図のエンコーダ108〜110と同様な順序で
符号化処理が行なわれ、符号化出力はライン16を介して
出力される。
縮小部2の詳細を第2図に示す。210,211,212はそれ
ぞれ1ライン分の画素を格納するラインメモリで、それ
ぞれライン213,214,215からフイルタ部220へ入力されて
いる。フイルタ部220の詳細を以下に示す。
第3図はフイルタ部220で用いられる3×3フイルタ
の係数を示している。本実施例ではローパスフイルタを
用い、中心画素の重み係数をC(Cは標準で4としてい
る)とし、図の様な重み係数を与えている。中心画素の
濃度値をDij(i=1〜M,j=1〜N;MNは横方向、縦方向
の画像サイズ)とするとフイルタの出力濃度Wは、 W=(Di−1,j−1+2Di,i−1+Di+1,j−1 +2Di−1,j+CDi,j2Di+1,j+Di−1、 j+1+2Di,j+1+Di+1,j+1) (1) である。フイルタ部220の出力W221を比較器230によりし
きい値T(本実施例では標準でT=8)で2値化する。
このとき のように2値化される。2値化された出力はセレクタ24
0で選択され、サブサンプリング部250でたて、よこ方向
共1/2に縮小される。
第4図はサブサンプリングの説明図である。主走査、
副走査方向にそれぞれ1つおきに図の斜線で示した画素
データを取り出すことにより、1/2サイズ(面積で1/4)
のサブサンプリング画像が形成される。これは画素デー
タのラツチタイミングにより容易に実現可能である。サ
ブサンプリング部250の出力はラインメモリ270を介して
第1図示のフレームメモリ3に出力される。
ところで、以上の如くローパスフイルタ(第3図係
数)により周辺の画素濃度を保存し、サブサンプリング
により1/2縮小されるが、1画素巾のライン等がサブサ
ンプリング位置の位相により消失しまう場合がある。そ
の例を第5図に示す。第5図は(1),(2)式でc=
4,T=8としてローパスフイルタをかけた後、3×3画
素の中央をサブサンプリングした場合の結果である。
(a)は黒1本たてラインが3×3画素の中央を通らな
い場合で、サブサンプリング結果は白となり、1本ライ
ンが消失する。同様に(b)のようなななめの黒ライ
ン、(c)の中央の白ライン等が消失する。したがっ
て、サンプリング位置によらずライン等の情報を保存す
る必要がある。
そこで、第2図示の如く例外処理部260を設け、フイ
ルタリングとサブサンプリングによる縮小処理とは別に
例外処理を施すことにより、細線エツジ、孤立点等の情
報を保存する。第6図に例外処理部260の構成を示す。
例外処理部260は統計量処理部600と例外パターン処理
部610から成る。各信号ライン番号は第2図の同番号と
同ラインである。統計処理部600においては縮小しよう
とする注目画素のまわりの画素の黒と白の分布を調べ例
外パターンセレクト信号601を例外パターン処理部610に
出力し、例外パターンを決定する。第7図にその一例を
示す。主走査方向(よこ方向)をiとし副走査方向(た
て方向)jとし、縮小しようとする注目画素をx(i,
j)とする。
x(i,j)はローパスフイルタ3×3によるフイルタ
リングを行なう画素の中央値((1)式Di,j)と同位置
であり、本実施例では周囲5×5画素の統計量(分布)
を計算する。統計量により画像の性質、例えば文字、線
画、デイザ画像あるいはポジテイブ(ポジ)画像、ネガ
テイブ(ネガ)画像等を判定し、適切な例外パターンを
選択する。ポジ画像、ネガ画像の判定は以下の様にして
行う。
5×5画素領域の濃度の総和をSとすると と表わせる。(x(i,j)=0or1 0:白画素1:黒画素)
そして ならば黒画素が多いことからネガ画像であると判断す
る。
また、デイザ画像、或いは他の中間調表現された画像
は以下の様に判定される。即ち5×5画素をたて、よこ
それそれ5画素の5本のストライプに分割しそれぞれの
ストライプ中の白黒反転をカウントする。各カウント値
の統和をCNとすると、 の場合は、反転数が多いので、デイザ画像又は中間調画
像と判定する。この白黒反転数はカウンタで簡単に構成
できる。
例外パターン処理部610ではラインメモリ210〜212か
らの縮小画像における3×3画素とサブサンプリング25
0とラインメモリ270からのすでに縮小されている3画素
を参照して、フイルタによる結果が好ましくない場合、
例外パターン信号261と例外パターン選択信号262を出力
し、セレクタ240によりフイルタ出力に代えて、例外パ
ターン信号を出力することができる。
第8図に例外パターン処理部610における参照画素を
示す。(1)は縮小処理後の画像、(2)は縮小処理前
の画像を表わし、eは縮小しようとする画像の注目画
素、a,b,c,d,f,z,h,iは周囲参照画素でこれらはフイル
タ部220に印加される画素と同じである。画素abc,def,g
hiはそれぞれラインメモリ210,211,212からライン213,2
14,215を通じて入力される。一方Xは縮小した結果の画
素、またA,B,Cはすてに縮小した画素で、ライン251,271
を通じて入力される。
第9図は統計処理部600によって画像の性質が判定さ
れた場合の、例外パターンの選択例を示している。第9
図(a)の(1),(2),(3)のパターンはポジ画
像、ネガ画像で出力が異る場合である。このような場
合、文字や線画のポジ画像であれば縮小画像は黒(4)
の方が望ましい。逆にネガ画像の場合は白(5)が好ま
しい例である。従って第9図(a)のパターンに対し
て、例外パターン処理部610は例外パターン信号261にポ
ジ画像の場合には黒(1)、ネガ画像の場合は白(0)
を出力する。
このとき例外であることを示す信号が例外パターン選
択信号262として出力され、第2図のセレクタ240により
例外処理部260からの例外パターン261が選択され縮小画
素結果となる(第8図xの画素)。
第9図(b)のパターン(1)は、デイザ画像の場合
は濃度保存の点から黒(2)が良いが、線画等の非デイ
ザ画像の場合は白(3)にした方が良い例である。
(a),(b)のいずれの場合も縮小画素C(第8図)
は白でも黒でも良い。
以上のように本実施例の縮小方式ではフイルタ処理後
のサブサンプリングによる縮小画像を例外処理パターン
を用いて補正している。また、統計処理によって例外パ
ターンの選択を行ない画質に応じた適応的な縮小を行っ
ている。
<第2実施例> 本発明の縮小方式実施例におけるフイルタ部で第3図
に示したようなローパスフイルタを用いていたが、ロー
パスフイルタ以外のものも用いることができる。
再帰形フイルタを用いた例を第10図に示す。すでに縮
小した上隣りと左隣に−3のフイードバツク係数を与え
縮小する注目画素の周辺はローパスフイルタと同じ係数
を与えた場合である。この場合フイルタの出力濃度をW
とすると と2値化できる。この結果を例外処理補正することによ
り同様な効果が得られる。
<第3実施例> 以上の実施例においては、統計処理部において、判定
した画像の性質により例外処理のパターンを適応的に選
択したが、統計処理部の結果によりフイルタの係数を選
択することもできる。第11図にその例を示す。171は第
1フイルタ、172は第2フイルタ、173はセレクタ、174
は統計処理部である。第1フイルタ171にローパスフイ
ルタ(第3図)を用い第2フイルタ172に再帰形フイル
タ(第10図)を用いる。統計処理部174による判定結果
がデイザ画像であれば第2フイルタ172を、線画等の場
合は第1フイルタ171を選択することにより、フイルタ
出力の画質を上げることができる。また、フイルタ例外
処理共に統計処理部の結果により適応的に選択すること
ができる。
<第4実施例> 尚、統計処理部においてネガ画像の判定は以下の様に
行ってもよい。第12図(a)は縮小しようとする画像で
a,b,c…iは、第8図(b)と同じ画素である。abc…i
の左側の画素は縮小のためにすでに参照した画素であ
る。同図(b)は縮小を行った画素で、xは現在縮小す
る画素である。またABCはすでに縮小した画素で第8図
(1)のABCと同画素である。
第12図(a)で主走査方向3ライン(l1,l2,l3)で既
に参照された画像の黒ラン或は白ランをカウントする。
つまり現在までの各ラインの白ランをW(l1)W(l2)
W(l3)黒ランをB(l1)B(l2)B(l3)とすると、 ならばネガ画像と判定し、 ならばポジ画像と判定することにより、それぞれの処理
が行える。
通常、ネガ画像の使用頻度はポジ画像のそれより低い
ため、α>>βが効果的である。このような統計処理は
動的に行われる。また初期値としてはポジ画像とし、
(4−1)が満たされるまではポジ画像処理を行う。そ
して(4−2)が満たされた場合はその場所からネガ画
像処理を行う。以上の処理を動的に行う。
また、縮小画像第12図(b)を用いても全く同様に行
うことができる。すなわち縮小済の2ラインをL1,L2と
し、各ラインの白ラン黒ランをW(L1)W(L2)および
B(L1)B(L2)とすると、同様に(4−1)(4−
2)のように判定することができる。また、ネガ判定さ
れた場合、ポジパターンの処理の前後にパターン反転を
用いることによりネガ画像もポジ画像と同じ処理ができ
る。
その処理を用いた例外処理部の構成例を第13図に示
す。第13図における各信号ラインは第2図及び第6図の
ものと同じである。600は統計処理部で前述の如く、黒
ラン及び白ランの値により画像の属性を判定する。620,
630は画像反転部で画像反転部620は第12図(a)のabcd
efghiおよび(b)のABCを、統計処理部600によって入
力画像がネガ画像と判定された場合に白黒画像反転をす
る。
また、画像反転部630は例外パターン部で処理した縮
小画素(第18図(b)のx)の白黒を統計処理部600か
らの信号601に従って同様にネガ画像の場合反転する。
他の部分の動作については第6図と全く同部分である。
すなわち統計処理部600においてネガ画像判定された
場合でもポジ画像と同じパターンを用いて縮小すること
ができ、ネガ画像縮小時の画質改善となる。
以上説明したように実施例構成によれば従来の2値画
像縮小では縮小時消失していた細線、あるいはデイザ画
像等の情報を縮小画像においても保存することができ
る。また縮小をくり返しても1画素ラインを保存するた
め線画像情報は保存される。更に統計処理により適応的
に縮小するため、線画デイザ等の混在画像においてもそ
れぞれの画像情報を保存することが可能である。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明によると、少なくとも3
×3画素の画像信号を参照し、縮小画像の画素を表わす
縮小画像信号を形成して出力する構成において、第1
に、縮小画像信号の形成のために参照される少なくとも
3×3画素の画像信号及び先に形成した3画素の縮小画
像信号とによって表わされる画像が特定の例外パターン
であるか否かを検知し、特定の例外パターンが検知され
ない場合には、所定係数のフィルタリング処理によって
縮小画像信号を形成して出力し、一方、特定の例外パタ
ーンが検知された場合には、例外処理として所定係数の
フィルタリング処理によって形成される信号とは異なる
縮小画像信号を出力するので、縮小すべき画像のみなら
ず、縮小後の画像をも考慮し、縮小処理による細線や孤
立点の消失を良好に防止することができ、また、第2
に、縮小画像信号の形成のために参照される少なくとも
3×3画素の画像信号を含む画像信号に基づいて、縮小
処理される画像の性質を判定し、判定された画像の性質
に応じて、例外処理のために検知される例外パターンを
切換えるので、例外処理を縮小すべき画像の性質に合わ
せて実行でき、従って、種々の性質の画像に対する細線
や孤立点の消失の防止を、確実に実行することが可能と
なる。
【図面の簡単な説明】
第1図は符号化装置の概要を示すブロツク図、 第2図は縮小部のブロツク図、 第3図はローパスフイルタの係数を示す図、 第4図はサブサンプリングの方法を示す図、 第5図はローパスフイルタにより細線が消失する例を示
す図、 第6図は例外処理部のブロツク図、 第7図は統計処理方法を示す図、 第8図は例外処理参照画素を示す図、 第9図は統計処理による例外処理選択例を示す図、 第10図は再帰形フイルタの例を示す図、 第11図はフイルタを選択する例を示す図、 第12図は画素配列を示す図、 第13図は他の例外処理部のブロツク図、 第14図は従来構成を示す図であり、 1,3はフレームメモリ、2は縮小部、4は符号化部、5
はセレクタ、220はフイルタ部、260は例外処理部であ
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 平林 康二 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キ ヤノン株式会社内 (56)参考文献 特開 平2−213275(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H04N 1/393 G06T 3/40

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】縮小すべき画像の各画素を表わす画像信号
    を入力する入力手段と、 前記入力手段により入力される少なくとも3×3画素の
    画像信号を参照し、縮小画像の画素を表わす縮小画像信
    号を形成して出力する縮小手段と、 前記縮小手段により参照される少なくとも3×3画素の
    画像信号を含む画像信号に基づいて、前記縮小手段によ
    り縮小処理される画像の性質を判定する判定手段と、 前記縮小手段により参照される少なくとも3×3画素の
    画像信号及び先に形成した3画素の縮小画像信号とによ
    って表わされる画像が特定の例外パターンであるか否か
    を検知する検知手段とを有し、 前記検知手段により特定の例外パターンが検知されない
    場合には、前記縮小手段により所定係数のフィルタリン
    グ処理によって縮小画像信号を形成して出力し、一方、
    前記検知手段により特定の例外パターンが検知された場
    合には、前記縮小手段により例外処理として前記所定係
    数のフィルタリング処理によって形成される縮小画像信
    号とは異なる縮小画像信号を出力し、且つ、前記判定手
    段により判定された画像の性質に応じて、前記検知手段
    により検知される例外パターンを切換えることを特徴と
    する画像縮小装置。
  2. 【請求項2】前記検知手段は、前記縮小手段により縮小
    処理される画像がポジ画像であるかネガ画像であるかを
    検知することを特徴とする請求項(1)に記載の画像縮
    小装置。
  3. 【請求項3】前記検知手段は、前記縮小手段により縮小
    処理される画像が中間調画像であるか否かを検知するこ
    とを特徴とする請求項(1)に記載の画像縮小装置。
  4. 【請求項4】前記縮小手段は、前記入力手段により入力
    される3×3画素の画像信号に加えて先に形成した縮小
    画像信号を参照し、縮小画像の画素を表わす縮小画像信
    号を形成して出力することを特徴とする請求項(1)に
    記載の画像縮小装置。
  5. 【請求項5】原画像を表わす画像信号に対して縮小処理
    を行ない原画像の縮小画像を表わす縮小画像信号を形成
    する画像縮小方法において、 縮小すべき画像の各画素を表わす画像信号を入力する入
    力ステップと、 前記入力ステップにおいて入力された少なくとも3×3
    画素の画像信号を参照し、縮小画像の画素を表わす縮小
    画像信号を形成して出力する縮小ステップと、 前記縮小ステップにおいて参照される少なくとも3×3
    画素の画像信号を含む画像信号に基づいて、前記縮小ス
    テップにおいて縮小処理される画像の性質を判定する判
    定ステップと、 前記縮小ステップにより参照される少なくとも3×3画
    素の画像信号及び先に形成した3画素の縮小画像信号と
    によって表わされる画像が特定の例外パターンであるか
    否かを検知する検知ステップとを有し、 前記検知ステップにより特定の例外パターンが検知され
    ない場合には、前記縮小ステップにおいて所定係数のフ
    ィルタリング処理によって縮小画像信号を形成して出力
    し、一方、前記検知ステップにより特定の例外パターン
    が検知された場合には、前記縮小ステップにおいて例外
    処理として前記所定係数のフィルタリング処理によって
    形成される縮小画像信号とは異なる縮小画像信号を出力
    し、且つ、前記判定ステップにより判定された画像の性
    質に応じて、前記検知ステップにおいて検知される例外
    パターンを切換えることを特徴とする画像縮小方法。
JP1090080A 1989-04-10 1989-04-10 画像縮小装置及び方法 Expired - Fee Related JP2911473B2 (ja)

Priority Applications (8)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1090080A JP2911473B2 (ja) 1989-04-10 1989-04-10 画像縮小装置及び方法
DE69023381T DE69023381T2 (de) 1989-04-10 1990-03-29 Bildverkleinerungsgerät.
DE69033579T DE69033579T2 (de) 1989-04-10 1990-03-29 Bildverkleinerungsgerät und Verfahren
EP95200331A EP0658041B1 (en) 1989-04-10 1990-03-29 Image reduction apparatus and method
EP90303343A EP0392701B1 (en) 1989-04-10 1990-03-29 Image reduction apparatus
US07/895,241 US5345517A (en) 1989-04-10 1992-06-08 Image reduction apparatus
US08/206,212 US5448654A (en) 1989-04-10 1994-03-03 Image reduction apparatus
US08/444,770 US5621826A (en) 1989-04-10 1995-05-19 Image reduction apparatus

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1090080A JP2911473B2 (ja) 1989-04-10 1989-04-10 画像縮小装置及び方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH02268073A JPH02268073A (ja) 1990-11-01
JP2911473B2 true JP2911473B2 (ja) 1999-06-23

Family

ID=13988543

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1090080A Expired - Fee Related JP2911473B2 (ja) 1989-04-10 1989-04-10 画像縮小装置及び方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2911473B2 (ja)

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6098762A (ja) * 1983-11-04 1985-06-01 Nec Corp フアクシミリ装置の間引き縮小回路
JPH0775395B2 (ja) * 1986-04-30 1995-08-09 株式会社東芝 画像処理装置
JPH02213275A (ja) * 1989-02-14 1990-08-24 Kokusai Denshin Denwa Co Ltd <Kdd> 縮小画像の作成方式

Also Published As

Publication number Publication date
JPH02268073A (ja) 1990-11-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5448654A (en) Image reduction apparatus
US5649031A (en) Image information processor for producing high-quality output image
JP2787832B2 (ja) 画像縮小方法
EP0827332A2 (en) Apparatus and method for modifying enlarged ratio or reduced ratio of image
JP2584840B2 (ja) 画像の階層的符号化装置
US5331426A (en) Image encoding method
US5271072A (en) Image reduction of binary images using filtering processing
US5594555A (en) Image processing method and apparatus empolying the same
JP2911473B2 (ja) 画像縮小装置及び方法
JP2756371B2 (ja) 画像処理装置
JP2784278B2 (ja) 画像変倍処理装置
JPH029268A (ja) 画像処理装置
EP0357388B1 (en) Image encoding method
JP4097146B2 (ja) 画像処理装置、画像処理方法、プログラム及び情報記録媒体
JP2941843B2 (ja) 画像信号の縮小装置及び方法
JP2948147B2 (ja) 画像符号化装置
JP3212339B2 (ja) 画像変倍装置
JP2777378B2 (ja) 網点領域検出方法
JP3059282B2 (ja) 2値画像変倍装置
JP2777380B2 (ja) 網点領域検出方法
JP2777379B2 (ja) 領域分離装置
JPH05191632A (ja) 2値画像処理装置
JP2836992B2 (ja) 画像変倍処理装置
JPH07231385A (ja) 画像処理装置の最適線密度の決定方法
JPH07143338A (ja) 画像2値化装置

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees