JPH07143338A - 画像2値化装置 - Google Patents

画像2値化装置

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JPH07143338A
JPH07143338A JP5290292A JP29029293A JPH07143338A JP H07143338 A JPH07143338 A JP H07143338A JP 5290292 A JP5290292 A JP 5290292A JP 29029293 A JP29029293 A JP 29029293A JP H07143338 A JPH07143338 A JP H07143338A
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JP
Japan
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dot
image
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reference pixel
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Pending
Application number
JP5290292A
Other languages
English (en)
Inventor
Akira Ishida
朗 石田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyo Ink Mfg Co Ltd
Original Assignee
Toyo Ink Mfg Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Toyo Ink Mfg Co Ltd filed Critical Toyo Ink Mfg Co Ltd
Priority to JP5290292A priority Critical patent/JPH07143338A/ja
Publication of JPH07143338A publication Critical patent/JPH07143338A/ja
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】多値の濃淡の画像を2値化する方法、特にスキ
ャナによって読み取られたディジタルの多値の濃淡の画
像を2値出力が可能な出力装置により再製する際の2値
化処理方法。 【構成】ドット分散型3およびドット集中型4の2種類
の2値化手段、空間周波数解析手段2を設け、空間周波
数解析手段2の解析結果により、ドット分散型3、ドッ
ト集中型4からの2値化信号を切り換えることを特徴と
する画像情報処理装置である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は多値の濃淡の画像を2
値化する方法、特にスキャナによって読み取られたディ
ジタルの多値の濃淡の画像を2値出力が可能な出力装置
により再製する際の2値化処理方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】一般に画像処理の分野では多値の画像を
2値化して階調再現をするための手法としてはドット分
散型の2値化手法やドット集中型の2値化手法がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ドット分散型の2値化
手法としては誤差拡散法やベイヤー・タイプ組織的ディ
ザ法が良く知られている。ドット集中型の2値化手法と
しては網点タイプ組織的ディザ法が知られている。ベイ
ヤー・タイプ組織的ディザ法、網点タイプ組織的ディザ
法は共に多値の画像の原稿から読み取った入力信号の1
画素を2値記録の1画素に対応させ、入力信号を入力画
素の位置に固定的に対応させた周期性を持った閾値テー
ブルと比較し、“出力する”、“出力しない”を決定す
る2値化手法であるが、閾値の分布の仕方の違いによ
り、ドット分散型とドット集中型に分けられる。
【0004】また誤差拡散法は、参照画素となる入力画
素の濃度値、またはその濃度値に誤差加算分を加算した
対象値を閾値との比較により2値化する場合に、前記対
象値と閾値との差を、参照画素の移動にともなって同時
に移動する拡散係数行列の要素に比例した大きさの前記
誤差加算分に分割して前記参照画素の周囲の入力画素の
対象値に加える2値化手法である。ドット分散型2値化
手法は主として300dpi程度の比較的低出力解像度の出力
機において広く使用されており、見た目の解像度が高い
2値画像を得ることが可能である。しかし、誤差拡散法
は蛇様のパターンが発生しやすく、ベイヤー・タイプ組
織的ディザ法は周期的なパターンが発生するという問題
点が指摘されている。
【0005】ドット集中型である網点タイプ組織的ディ
ザ法は安定した濃度階調が得られるため、主として印刷
の分野における2500dpi 程度の比較的高出力解像度の出
力機において広く使用されているが、モアレが発生する
という問題点が指摘されている。最近、印刷の分野にお
いて、高出力解像度の出力機でドット分散型の技術を用
いることによりモアレを目立たなくさせるとともに見た
目の解像度を向上させる試みがなされるようになってき
た。しかし、同程度の濃度値が連続しているいわゆる平
網部において、ドット分散型特有の2値画像のガサツキ
が問題点として指摘されている。
【0006】
【課題を解決するための手段】この目的に対応して、第
1の発明は多値の画像情報を2値出力が可能な出力装置
により再製する際に、ドット分散型、およびドット集中
型の2種類の2値化手段、空間周波数解析手段を設け、
前記空間周波数解析手段により参照画素の周囲の所定の
大きさの領域の画素値の空間周波数分布の中の所定の振
幅閾値以上で最大の振幅を取る周波数と所定の周波数閾
値と比較により前記2値化手段の出力信号を切り替える
ことを特徴としている。前記ドット分散型の2値化手段
は例えばベイヤータイプ組織的ディザ法、または誤差拡
散法が代表的である。
【0007】その他のドット分散型の2値化手段として
は、SCITEXが採用しているFULLTONE(ランダムスクリー
ニング)、Linotype-hell が採用しているDiamond Scre
ening (フリークエンシー・モジュレーテッド・スクリ
ーニング)、AGFAが採用しているCrystal Rasterなどが
ある。前記ドット集中型の2値化手段は例えば網点型組
織的ディザ法である。もちろん、その他のドット分散
型、ドット集中型の2値化手段であってもよい。
【0008】
【作用】以下、図面を用いて説明する。図1は本発明の
構成図である。図1において、符号1は画像メモリであ
り、2値化の対象となる画像データが格納されている。
符号1は画像メモリであり、2値化の対象となる多値画
像が格納されており、2値化の進行に従って画素値デー
タ12が空間周波数解析手段2、ドット分散型2値化手段
3、ドット集中型2値化手段4に送り出される。符号2
は周波数数解析手段であり、画像メモリ1の中の参照画
素の周囲の領域の所定のサイズの画像データが入力さ
れ、参照画素付近の局所的な空間周波数が計算され、そ
の中で最大の振幅を取る周波数fmax が求められ、所定
の周波数閾値ft と比較され、切り替え信号6が生成さ
れ切り替え手段5に送られる。
【0009】一方、参照画素の画像データがドット分散
型2値化手段、ドット集中型2値化手段により独立に2
値化され、それぞれの2値信号7、8が切り替え手段に
送られる。2値信号7、8は切り替え手段5により、前
記切り替え信号6の指示に従って、そのいずれかが選択
され、2値信号13として出力される。切り替え信号6は
max <ft の場合はドット集中型2値化手段からの2
値信号8を、fmax >ft の場合はドット分散型2値化
手段からの2値信号7を出力するように指示するもので
ある。
【0010】このような操作を画像データの全画素につ
いてスキャンして行うことにより画像の2値画像が出力
される。
【0011】
【実施例】図2の空間周波数解析手段は画像メモリから
の参照画素を中心とした例えば8×8の領域の空間周波
数を計算する。空間周波数解析には一般的に離散フーリ
エ変換が用いられるが、8×8の領域の周囲になるほど
画素値が小さい値となるように窓関数を乗じてから離散
フーリエ変換を行なってもよい。離散フーリエ変換は数
1で与えられる、Qi,j (μ, ν)は数2の周期に対す
るサイン成分、コサイン成分の振幅であるが、実際の振
幅は数3で与えられる。
【0012】
【数1】
【0013】
【数2】
【0014】
【数3】
【0015】
【数4】
【0016】数1において、p(i,j)は座標(i,
j)における画素値であり、イタリック(斜体)のiは
虚数単位を示す。窓関数を乗じた場合はサイン成分、ま
たはコサイン成分のいずれかの成分に対する振幅は小さ
くなるので片方の成分だけを扱ってもよい。離散フーリ
エ変換の代わりに数4で示される離散コサイン変換を用
いても良い。ドット分散型2値化手段はベイヤータイプ
組織的ディザ法、または誤差拡散法が採用される。図2
はベイヤータイプ組織的ディザ法で用いられる閾値行列
の一例である。
【0017】ベイヤータイプ組織的ディザ法、後述の網
点タイプ組織的ディザ法は共に多値の画像の原稿から読
み取った入力信号の1画素を2値記録の1画素に対応さ
せ、入力信号を入力画素の位置に固定的に対応させた周
期性を持った閾値テーブルと比較し、“出力する”、
“出力しない”を決定する2値化手法であるが、閾値の
分布の仕方の違いにより、ドット分散型とドット集中型
に分けられる。誤差拡散法は、参照画素となる入力画素
の濃度値、またはその濃度値に誤差加算分を加算した対
象値を閾値との比較により2値化する場合に、前記対象
値と閾値との差を、参照画素の移動にともなって同時に
移動する拡散係数行列の要素に比例した大きさの前記誤
差加算分に分割して前記参照画素の周囲の入力画素の対
象値に加える2値化手法である。図5に誤差拡散法で用
いられる拡散行列の一例を示す。
【0018】ドット集中型2値化手段は網点型組織的デ
ィザ法が採用される。図3は網点タイプ組織的ディザ法
で用いられる閾値行列の一例である。カラー画像の場合
は閾値行列を色ごとの異なった回転角度で回転させても
良い。同様の処理が入力の画素全体に対し、主走査、副
走査の順に行われて1フレームについての処理を完了す
る。次に網点型ディザ法の場合に用いられる閾値行列の
回転に関し説明する。図6において、10cは前記の閾値
行列10を角度θだけ回転させたものでり、10cは入力の
多値の入力画像の画素di,j に対応した要素bi,j を持
った閾値行列であり、要素bi,j の値はar,l の値に等
しく、 r=[i・cos(A)−j・sin(A)]mod m. l=[i・sin(A)+j・cos(A)]mod n. の関係がある。ここで[]は丸め処理を表す。
【0019】閾値行列10の代りに、色ごとに異なった角
度を用いて回転させた拡散係数行列10cを用いることに
より、出力時の見当ずれにより生ずるモアレ、色差を少
なくする2値画像が得られる。
【0020】
【発明の効果】このように、この発明によれば忠実な階
調再現性を有し、また画質的に優れた処理画像を得るこ
とができる画像2値化装置を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の構成図である。
【図2】ベイヤータイプ組織的ディザ法で用いられる閾
値行列の一例である。
【図3】網点タイプ組織的ディザ法で用いられる閾値行
列の一例である。
【図4】ディザ法で用いられる閾値行列の説明図であ
る。
【図5】誤差拡散法で用いられる拡散係数行列の一例を
示す説明図である。
【図6】角度θで回転させた拡散係数行列の説明図であ
る。
【符号の説明】
1 画像メモリ 2 周波数解析手段 3 ドット分散型2値化手段 4 ドット集中型2値化手段 5 切り替え手段 6 切り替え信号 7 2値信号 8 2値信号 9 閾値行列 10 閾値行列 11 拡散係数行列
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 4226−5C H04N 1/40 103 A

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多値の画像情報を2値出力が可能な出力
    装置により再製する際に、ドット分散型、およびドット
    集中型の2種類の2値化手段、空間周波数解析手段を設
    け、前記空間周波数解析手段により参照画素の周囲の所
    定の大きさの領域の画素値の空間周波数分布の中の所定
    の振幅閾値以上で最大の振幅を取る周波数と所定の周波
    数閾値と比較により前記2値化手段の出力信号を切り替
    えることを特徴とする画像2値化装置。
JP5290292A 1993-11-19 1993-11-19 画像2値化装置 Pending JPH07143338A (ja)

Priority Applications (1)

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JP5290292A JPH07143338A (ja) 1993-11-19 1993-11-19 画像2値化装置

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JP5290292A JPH07143338A (ja) 1993-11-19 1993-11-19 画像2値化装置

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