JP2836992B2 - 画像変倍処理装置 - Google Patents

画像変倍処理装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、2値化された入力画
像に対して変倍処理を行う画像変倍処理装置に関し、フ
ァクシミリ装置、ディジタル複写機、画像ファイリング
装置などに適用して好適のものである。
【0002】
【従来の技術】従来からファクシミリ装置など2値化さ
れた画像データを扱う機器では、入力画像に対する拡
大、縮小等の変倍処理が必要になっている。例えば、フ
ァクシミリ装置におけるメモリ通信モードでは、2値化
された画像データを一旦メモリに蓄積し、一定時間経過
後通信を開始する。そして、通信開始後初めて受信装置
の仕様が分かり、受信装置のプリンタサイズが送信原稿
サイズより小さい場合はメモリに蓄積してある画像デー
タに縮小処理を施したのち送信する。
【0003】このような縮小処理では、所定の間隔で画
素を間引く「間引き処理」が簡便であるが、「間引き処
理」では文字に途切れが起こり、ディザ処理された画像
ではモアレが生じ、誤差拡散処理された画像ではテキス
チャが乱れるなど画質劣化が生じる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】そこで、2値画像を一
旦所望の画素密度の多値画像に変換し、変換した多値画
像に対して変倍処理を施し、再び2値画像に変換するこ
とによって変換後の2値画像の画質を向上させる装置が
提案されている(例えば、特開平3−11879 号公報参
照)。
【0005】しかし、この装置では、2値/多値変倍部
に投影法を簡略化した補間法を使用し、また、多値/2
値変換部には一般的な誤差拡散法を使用しているため、
組織的ディザ画像を扱うとモアレが生じるという不都合
がある。この発明は、2値画像の変倍処理に際し、疑似
階調画像に生じるモアレなどの画質劣化を抑制し、同時
に文字や線画など通常の2値画像に対する解像度を維持
できる画像変倍処理装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明による画像変倍
処理装置は、入力2値画像データに対し平滑化処理を施
して多値画像データに変換する2値/多値変換手段と、
入力2値画像データの輪郭部分を検出する輪郭画素検出
手段と、この検出手段が輪郭部分を検出したときは上記
入力2値画像データを選択し、検出手段が他の部分を検
出したときは上記多値画像データを選択して濃度変換画
像を形成する手段と、濃度変換画像の所定の画素値と変
倍画素の位置関係とから変倍画素の濃度値を線形補間法
にて演算する変倍手段と、変倍画素の濃度値を2値化す
る際に、すでに2値化された周囲の画素の2値化に伴う
量子化誤差による補正を行って2値化する多値/2値変
換手段と、からなることを特徴とする。
【0007】
【作用】2値画像は大別して細線のつながりからなる文
字画像と、疑似階調表現された絵柄画像との2種類があ
る。これら2種類の画像に対する変倍では、要求される
性能が異なっている。つまり、文字画像では細線の抜け
や潰れが問題となり、細線の構造が保存されることが重
要である。これに対して絵柄画像では、細かな画素の配
置はほとんど意味を持たず、ある範囲内での平均濃度と
テクスチャの保存とが重要になる。
【0008】そこで、この発明では入力された2値画像
に対してこれら2種類の画像を判別し、それぞれに適し
た変倍処理を施す。しかし、文字と絵柄が混在した画像
に対してこのような判別を正確に行なうことは非常に困
難であるので、この発明では画素毎にそれが輪郭画素か
否かを判別し、その判別結果に基づいてそれぞれに異な
る処理を施すようにしている。このような判別処理は簡
便であり、この発明による後処理(変倍処理および多値
/2値変換処理)と組み合わせることによって変倍処理
結果の画質が改善される。
【0009】
【実施例】図1は、この発明による画像変倍処理装置の
一実施例を示すブロック図である。同図において、入力
2値画像データは、2値/多値変換部1に入力され同じ
画素密度の多値画像データに等倍変換される。同時に輪
郭画素検出部2に入力されて輪郭部の検出が行われる。
【0010】2値/多値変換部1における多値画像デー
タへの変換は、図2に示す3×3マトリクスサイズのマ
スクを用いた平滑化処理によって実現する。この処理は
ローパスフィルタ処理であり、疑似階調画像に対する変
倍処理の画質向上のための処理である。すなわち、疑似
階調画像はある範囲内の2値画素の平均濃度によって階
調を疑似的に表現するものであるから、その範囲内の細
かな形状はあまり情報を持たないばかりか変倍処理にあ
たってはモアレなど画質劣化の原因になる。そこで、こ
のように予め高周波成分を取り除くことによって変倍処
理された疑似階調画像の画質を改善することができる。
【0011】輪郭画素検出部2における輪郭部の検出
は、注目画素の周囲の画素の配置が、図3に示す8種類
のパターン、すなわち、縦または横に3画素並んだ白
(または黒)画素列に3画素の長さの黒(または白)画
素列が隣接する8種類のパターンのうち、少なくとも1
つのパターンと一致する画素(図中、○印を付した画
素)を輪郭として検出する。輪郭画素は文字などの縦、
横の線分を意味する。
【0012】輪郭画素検出部2における検出結果は選択
部3に供給される。選択部3では、検出部2での検出結
果に基づいて、各々の画素位置について当該位置の変換
部1から出力される2値/多値変換による多値画像デー
タと、入力2値画像データとの何れか一方を選択する。
これにより選択部3からは入力2値画像データのうち疑
似階調部分だけが多値に変換された多値画像データとし
て出力される。
【0013】変倍部4は選択部3から多値画像データと
して出力される画像データを画素密度の異なる多値画像
データに変換する変倍手段である。ここでは変換画素近
傍の3つの原画素を用いた線形補間により行う。図4を
参照してこの線形補間法について説明する。図4(a) は
変換後の注目画素Aを原画像上に写像したときの注目画
素Aとその近傍の原画素P,Q,R,Sを示す図であ
る。この補間法は4点の原画素のうち3点の原画素で線
形補間することによって変換後の画素Aの濃度値を求め
るものである。この例では、原画像面上に投影された注
目画素Aに対して、それを取り囲む3つの原画素P,
Q,Sを選択する。
【0014】次に、選択した3画素の濃度値を、それぞ
れCp ,Cq ,Cs とし、3点の濃度値の注目画素Aに
対する寄与率を画素Aの座標と原画素P,Q,Sの各頂
点で構成される三角形の面積比で求めることで線形補間
する。すなわち、図4(b) に示すように、濃度値Cp の
画素Aに対する寄与を画素Pの対角位置にある三角形の
面積Sc の比によって、濃度値Cq の画素Aに対する寄
与を画素Qの対角位置にある三角形の面積Sb の比によ
って、濃度値Cs の画素Aに対する寄与を画素Sの対角
位置にある三角形の面積Sa の比によって、それぞれ求
めると、注目画素Aの濃度値Ca は Ca =(Cp ×Sc +Cq ×Sb +Cs ×Sa )/(Sa +Sb +Sc ) となる。この式は、注目画素Aの相対位置を(x,y)
とすると Ca =(Cq−Cp )・x+(Cs −Cq )・y+Cp となる。こうして求めた変倍後の各画素の濃度値(多
値)データは、多値/2値変換部5で再び2値データに
変換される。
【0015】多値/2値変換部5における多値/2値変
換は、図5に示す誤差拡散法により行う。すなわち、エ
ラーバッファメモリ10に格納されているこれまでの誤
差データεijに、重み付け係数発生部11で重み係数α
ijを掛けた値が規格化されて加算器12で入力多値デー
タxijに加算される。図6に重み係数αijの一例を示
す。
【0016】加算器12から出力される加算データ
ij’は2値化回路13で閾値th と比較され、2値化
データyijを出力する。演算器14では、加算データx
ij’と2値化データyijとの差分を誤差データεijとし
て出力し、エラーバッファメモリ10の対応する画素位
置に格納される。この処理を繰り返すことによって入力
多値画像データの2値化処理が実行される。
【0017】多値/2値変換部5で誤差拡散法を用いる
ことにより、輪郭画素検出部2で検出される疑似階調画
像中の輪郭の問題が解決される。すなわち、入力2値画
像中で輪郭が検出されるのは、必ず白画素と黒画素がと
なりあう部分であり、それは中濃度の階調を表してい
る。他方、図3に示したパターンでは、白輪郭と黒輪郭
の両方がとなりあって検出される。したがって、選択部
3から出力される2値・多値合成画像上でもとなりあう
白画素と黒画素が現れ、極く局所的には濃度が保存され
る。そのため、この後、補間処理および誤差拡散処理を
かけることによって2値・多値合成画像上の隣合う白−
黒画素の組は、誤差拡散画像特有のテクスチャに隠され
て全く目立たなくなってしまう。
【0018】このようにして、輪郭画素検出のような単
純なパターンマッチングによる切替えにより、疑似階調
画像および細線画像の両画像を画質劣化なく変倍処理す
ることができる。
【0019】
【発明の効果】この発明によれば、入力2値画像の輪郭
でない部分だけを平滑化して変倍処理し、その後、再び
2値化するので、疑似階調画像のモアレやテクスチャ等
の画質劣化を抑えると同時に、文字画像の細線の抜けな
ども抑えることができる。また、白画素と黒画素がそれ
ぞれ所定個数連続しかつ隣接している部分を輪郭として
検出するため、小規模なハードウエアで輪郭検出が実現
できる。また、このような単純な方法で輪郭を検出して
も変倍結果の画質にはほとんど影響を与えることがな
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示すブロック図である。
【図2】2値/多値変換用マスクを示す図である。
【図3】輪郭画素検出パターンである。
【図4】線形補間を説明するための図である。
【図5】多値/2値変換部のブロック図である。
【図6】重み係数の一例を示す図である。
【符号の説明】
1 2値/多値変換部 2 輪郭画素検出部 3 選択部 4 変倍部 5 多値/2値変換部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G06T 3/40 G06T 5/00 H04N 1/393

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力2値画像データに対し平滑化処理を
    施して多値画像データに変換する2値/多値変換手段
    と、 上記入力2値画像データの輪郭部分を検出する輪郭画素
    検出手段と、 上記検出手段が輪郭部分を検出したときは上記入力2値
    画像データを選択し、 上記検出手段が他の部分を検出したときは上記多値画像
    データを選択して濃度変換画像を形成する手段と、 上記濃度変換画像の所定の画素値と変倍画素の位置関係
    とから上記変倍画素の濃度値を線形補間法にて演算する
    変倍手段と、 上記変倍画素の濃度値を2値化する際に、すでに2値化
    された周囲の画素の2値化に伴う量子化誤差による補正
    を行って2値化する多値/2値変換手段と、 からなることを特徴とする画像変倍処理装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記輪郭画素検出手
    段は、予め定めた所定の検出パターンと一致するか否か
    を判定する手段であり、白画素と黒画素とがそれぞれ所
    定個数連続しかつ隣接している部分を輪郭部分とするこ
    とを特徴とする画像変倍処理装置。
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