JP2787832B2 - 画像縮小方法 - Google Patents

画像縮小方法

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JP2787832B2
JP2787832B2 JP1167033A JP16703389A JP2787832B2 JP 2787832 B2 JP2787832 B2 JP 2787832B2 JP 1167033 A JP1167033 A JP 1167033A JP 16703389 A JP16703389 A JP 16703389A JP 2787832 B2 JP2787832 B2 JP 2787832B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は2値画像を縮小する画像縮小方法に関するも
のである。
[従来の技術] 従来の静止画像通信装置の代表的な例であるフアクシ
ミリ装置においては、画像をシーケンシヤルに順次ラス
タ方向に走査し、符号化伝送していく方式がとられてい
る。この方式では、画像の全体像を把握するには全画像
の符号化データを伝送する必要があるため、伝送時間が
長くかかり画像データベースサービス・ビデオテツクス
等の画像通信サービスへの適応は困難であつた。
そこで、画像の全体像を迅速に把握するために階層的
符号化が考えられている。第10図(a)に従来の階層的
符号化例を示す。
101〜104はそれぞれ1,1/2,1/4,1/8の縮小画像を格納
するためのフレームメモリ、105〜107はそれぞれ1/2,1/
4,1/8の縮小画像を生成する縮小部、108〜111はそれぞ
れ1/8,1/4,1/2,1の縮小画像を符号化するエンコーダで
ある。
縮小部105はフレームメモリ101からの画像を主走査,
副走査方向共に1/2にサブサンプリングする等の手法に
より縮小して1/2サイズの画像を生成し、フレームメモ
リ102に格納する。更に1/2サイズの画像を縮小部106に
より縮小して1/4サイズの画像を作りフレームメモリ103
に格納し、同様に縮小部107により1/8サイズの低解像画
像を作成し、フレームメモリ104に格納する。
そして、低解像のものから順次符号伝送することによ
り、大まかな全体画像が迅速に把握できるようになつて
いる。第10図(a)の例では画像を主走査,副走査方向
とも、1/2,1/4,1/8に縮小し、符号化は1/8,1/4,1/2,1
(原寸画像)の順に行い、この順で伝送する例である。
1/8画像の符号化にはフレームメモリ104に格納された10
8画像を順次スキヤンし、エンコーダ108により符号化す
る注目画素と、周囲画素を参照して算術符号化等のエン
トロピーコーデイングを行う。1/4画像については、フ
レームメモリ103からの注目画素の周囲画素と、フレー
ムメモリ104からの1/8画像の周囲画素を参照することに
よりエンコーダ109にて符号化を行い符号化効率を上げ
ている。同様にフレームメモリ102の1/2画像については
フレームメモリ103の1/4画像を、フレームメモリ101の
原寸画像はフレームメモリ102の1/2画像を参照してエン
コーダ110,111にて夫々符号化を行う。
また、静止画像通信装置以外においても2値画像の縮
小は行われている。たとえば出力解像度が異るプリンタ
に同じ画像データベースから画像を出力する場合であ
る。400dpiで読みとつた2値画像を300dpiあるいは200d
piのプリンタに出力する場合はそれぞれたて方向、よこ
方向とも3/4,1/2に画像を縮小する必要がある。
従来このような縮小を行う場合には画素を一定間隔に
間引くサブサンプリング、或いは、ローパスフイルタを
かけた後再2値化しサブサンプリングする方式がとられ
ている。
[発明が解決しようとしている課題] 階層的符号化方式においては、前述の様に縮小画像を
低解像度順に順次符号伝送することにより全体画像の早
期伝送が可能である。したがつて縮小された低解像画像
には全体画像の把握が容易となるように情報を残してお
く必要がある。
このような縮小を従来方式で行うと情報が失われてし
まう欠点があつた。第10図(b)は原画像(1)の×印
の画素をサブサンプリングし、たて,よこ方向1/2に縮
小画像(2)を得る例である。
サブサンプリングのみの場合、同図のように1本のラ
インLがサンプリング点(図中×印)の中間にある場
合、このラインは縮小により消失する。このような欠点
を解消するためにフイルタリングを行つた後サブサンプ
リングする方式が考えられている。その例を第10図
(c)に示す。第10図(c)で×印はサンプリング点で
ある。第10図(c)の例ではサブサンプリングを行う前
に第10図(c)の(3)のような係数をもつ3×3のロ
ーパスフイルタをかけ、フイルタ出力の2値化を行う。
たとえばフイルタ出力が8以上の場合は1、8未満の場
合は0と2値化定義できる。しかしながらフイルタリン
グを用いる方式においても、第10図(c)の例で原画中
のたて1本線L2がサブサンプリングの間にあるときはラ
インが消失する欠点が改良されない。
従つて、縮小を何回もくり返すシステムにおいては1
画素巾のラインを保存しなくては、低解像画像におい
て、最終的にはラインが消えてしまう。そこでサンプリ
ング点にかかわらず1画素ラインのような細線を保存す
る必要がある。
また、デイザ画像等の2値の疑似中間調画像におい
て、このような縮小を行うと、サンプリング点により濃
度情報が失われてしまう欠点があつた。特に低濃度ある
いは高濃度において、疑似中間調によるドツトが離散点
在している場合、中間調が急に失われたり、濃度の逆転
が発生する問題があつた。
[課題を解決するための手段] 本発明は以上の点に鑑みてなされたもので、線画等に
おける細線の消失やデイザ画像における濃度や情報の欠
落を防止して2値画像を縮小することを目的とする。
この目的を達成するために、本発明の画像縮小方法
は、 原稿画像を表す原稿画像データを入力する第1の工程
と、 前記第1の工程で入力された原稿画像データを縮小処
理する第2の工程と、 前記第2の工程で得られた縮小画像を表す縮小画像デ
ータを出力する第3の工程とを具備する画像縮小方法を
具備し、前記第2の工程が、 前の画像縮小サイクルの第2の工程で得られた縮小画
像データを保持する第4の工程と、 このサイクルでの縮小画像を形成する任意の画素の縮
小画像データを決定するために複数の画素の画像データ
を参照する第5の工程とを具備することを特徴とする。
特に、前記第5の工程は、 (a−1) 前記第1の工程で入力された注目画素の原
稿画像データと、 (a−2) 前記第1の工程で入力された、前記注目画
素の周囲の画素の画像データと、 (b−1) 前記第4の工程で保持された、前記注目画
素の前に位置する任意の第1の縮小画素の縮小画像デー
タと、 (b−2) 前記第4の工程で保持された、前記注目画
素の上に位置する任意の第2の縮小画素の縮小画像デー
タと (b−3) 前記第4の工程で保持された、前記第1の
縮小画素の上で且つ前記第2の縮小画素の前方に位置す
る任意の第3の縮小画素の縮小画像データ、 とを参照することを特徴とする。
本発明の好適な一態様に拠れば、前記参照した複数の
画素の画像データをフィルタ処理する。
本発明の好適な一態様に拠れば、前記フィルタ処理の
係数は、前記第1,第2,第3の縮小画素について負の数に
設定されている。
本発明の好適な一態様に拠れば、前記注目画素をXij
とし、前記周囲の画素をXi−1,j−1,Xi,j−1,X
i+1,j−1,Xi−1,j,Xi+1,j,Xi−1,j+1,X
i,j+1,Xi+1,j+1とし、前記第1の縮小画素,第2
の縮小画素,第3の縮小画素を夫々決定する縮小画素を
l−1,m,Yl,m−1,Yl−1,m−1とすると、前記第5
の工程において、フイルタ演算値SUMが、 SUM=4×Xij +2×(Xi,j−1+Xi−1,j+Xi+1,j+X
i,j+1) +(Xi−1,j−1+Xi+1,j−1+X
i−1,j+1+Xi+1,j+1) −3×(Yl,m−1+Yl−1,m) −Yl−1,m−1 として計算される。
本発明の好適な一態様に拠れば、前記第2の工程で得
られた縮小画像データは、前記フィルタ処理される画像
データが所定のパターンを有する場合に、補正される。
本発明の好適な一態様に拠れば、前記フィルタ処理の
ための係数は、前記第1の縮小画素と第2の縮小画素に
対して同じ値に設定される。
本発明の好適な一態様に拠れば、前記第5の工程で得
られた画像データはさらに二値化される。
本発明の好適な一態様に拠れば、前記二値化データは
さらにサブサンプリングされる。
[実施例] 第1図は本発明を適用した2値画像縮小装置の構成を
示している。本実施例ではたて,よこ共に1/2に縮小す
る例を示す。1は縮小すべき2値画像を格納するための
フレームメモリである。2値画像は例えば、イメージリ
ーダー等から入力Iを介してフレームメモリ1に入力さ
れている。フレームメモリ1に格納された画像はフイル
タ演算部2へラスタ毎に入力される。また、すでに縮小
した画素がフイードバックライン71を通じてフイルタ演
算部2へ入力される。フイルタ演算部2では縮小処理を
行おうとする注目画素と周辺の画素とさらにすでに縮小
した2値画素の間で画素間演算が行われる。
第2図にフイルタ演算部2で行われるフイルタ演算に
用いる演算画素を示す。(a)は縮小処理を行う注目画
素Xij(i=1〜M、j=1,N;MNは横・縦方向の画像サ
イズ)と周辺画素であり、注目画素Xijを中心とした3
×3画素である。(b)はすでに縮小処理を施した画素
A,B,Cと、これから決定しようとする縮小画素ijの位
置関係を示す。
第2図(b)において、A,B,Cはそれぞれ、これから
決定しようとする縮小画素ij(演算結果Yijを2値化
したもの)の前の縮小画素,前ラインの縮小画素の同位
置の縮小画素及びその前の縮小画素である。フイルタ演
算は次のように行われる。フイルタ出力をYijとする
と、 Yij=4×Xi,j+2(Xi,j−1+Xi−1,j+Xi+1,j
+Xi,j+1) +(Xi−1,j−1+Xi+1,j−1+X
i−1,j+1+Xi+1,j+1) −3(A+B)−C …(1) すなわち、第3図のごとく、注目画素周辺には同図
(a)の係数が、また、すでにフイルタ処理を行つた縮
小画素には同図(b)の係数が与えられた再帰形フイル
タの構成となつている。第3図(a)の注目画素
(Xij)を中心として係数値が回転対称であるため、周
辺画素値を均等に演算することができる。また、第3図
(b)の如く、フイルタ演算を行い2値化後サブサンプ
リングされた画素のうち、左(直前)と上(1ライン
前)と左上(1ライン前の画素の直前)の画素を再帰部
の係数として演算することにより、たて,よこ,ななめ
方向の細線の保存性を向上させることができる。また、
再帰部の係数が対称にフイードバックされているため、
1画素おきのライン、例えば市松模様等の周期パターン
の形を保存して縮小することができる。
第4図はサブサンプリング点*を中心とする非縮小画
素とすでに縮小した画素A,B,Cの関係を示したものであ
る。
第3図のフイルタ係数から明らかなように、縮小結果
画素ijと最も相関の強い非縮小画素は太線で囲まれた
3×3画素であり、すべての縮小画素は図の様に方向に
かたよりのないものとなつている。
尚、第2図及び第3図示の例ではフイルタ演算に用い
る縮小画像としてフイルタ演算により決定する縮小画素
の前の縮小画素,前ライン上にある注目画素の真上に位
置する縮小画素及びその前の縮小画素を用いたが、この
3つの縮小画素に限るものではなく、例えば、これら縮
小画素に更に決定する縮小画素の2つ前の縮小画素や2
つ前のライン上にある注目画素の真上に位置する縮小画
素等を加えた4以上の縮小画素をフイルタ演算に用いて
もよい。これによると、縮小画像に原画像の特徴を更に
良好に保存できるが、フイルタ演算部の規模が大きくな
る。
フイルタ演算部2において(1)式によつて演算され
た値Yij(多値データ)は、フイルタ演算部2から比較
器4へ入力される。比較器4では次のようにYijの2値
化を行う。即ち、ijをYijの2値化後の値とすると Yij≧T なら ij=1 Yij<T なら ij=0 のように2値化する。
この2値化方式による入力データに対する1,0の出現
確率を等確率(0.5)とすると、フイルタ演算出力の期
待値は4.5である。従つて、T=5とすると、入力デー
タパターンに対し、1,0シンメトリツクなパターンの2
値化出力も1,0シンメトリツクなものとなる。尚、本実
施例ではT=5とするが、このTの値を変化させると2
値出力つまり画質が変化する。つまり、Tの値を上げて
いくと出力0となる割合が多くなり、下げていくと出力
1となる割合が多くなる。従つて、1を黒,0を白とする
と、前者はネガ画像,後者はポジ画像に特に有効であ
る。
比較器4で2値化されたデータはセレクタ部5で選択
され、サブサンプリング部6に入力される。第5図はサ
ブサンプリング部6のサンプリング位置を示したもので
ある。主走査方向(よこ方向),副走査方向(たて方
向)に1つおきのタイミングで図の斜線で示したデータ
をサンプルすることにより、たて,よこ共1/2サイズ
(面積比で1/4)のサブサンプリング画像を形成するこ
とができる。このサブサンプリング比を変化させること
により縮小率を変えることも可能である。
サンプリング部6でサブサンプリングされた縮小画像
はラスタ毎に順次フレームメモリ7へ格納される。フレ
ームメモリ7からはすでに縮小されて格納済の画素デー
タをフイルタ演算部2にライン71を通じて送り、再帰成
分としてフイルタ演算部2ではフイルタ演算を行つてい
る。
次に例外処理部3について説明する。以上述べた方法
により縮小画像を生成する方式においても、細線等の保
存がされない場合がある。第6図及び第7図にその例を
示す。それぞれの図は第2図の各画素に対応し、小さい
3×3画素は非縮小画素MIに、大きい3画素は既に縮小
した縮小画素RIに対応する。また■,□はそれぞれ黒画
素,白画素、 はDon't careの画素である。
第6図はサブサンプリング点が3×3の非縮小画素MI
の中央である場合に1画素ラインが縮小により消失する
例である。また、画像のエツジ等においても同様な消失
が生ずる。第6図の例では縮小画素RIがどんな場合でも
フイルタ演算値は4以下となり、白画素に縮小される。
第7図はデイザ画像等の疑似中間調を縮小する際の問
題点を説明する。疑似中間調画像は黒画素に周期性があ
るためサンプリング点との位置関係により中間調濃度が
著しく変化したり画像が消失したりする問題が生じる。
第7図(a),(b),(c),(d)で縮小画素RIの
3画素がすべて白画素の場合、フイルタ演算値はすべて
4以下であり白画素に縮小される。しかし、これらの場
合、中間調画像の孤立点である可能性が高く黒画像に縮
小しなければ前述の問題が発生する。
そこで、第1図の如く例外処理部3を設け、フイルタ
演算処理とサブサンプリングによる縮小処理とは別に例
外処理を施すことにより、細線,エツジ,孤立点等の情
報を保存する。
例外処理部3には、フイルタ演算部2と同様にフレー
ムメモリ1から縮小しようとする画像信号がラスタ毎に
順次入力されている。ここではフイルタ演算部2で参照
する3×3画素と同画素を同タイミングで参照する。ま
た、フレームメモリ7に格納されている既に縮小処理を
施した画素(第2図A,B,C)もライン71を通じて例外処
理部3へ入力される。すなわち、フイルタ演算部2と例
外処理部3は完全に並列な処理を行つている。
例外処理部3へ入力された非縮小画素3×3画素と縮
小画素3画素が第6図又は第7図のようなパターンの場
合はフイルタ演算後に比較器4で2値化した結果は縮小
画素としては好ましくない。そこで、これらの場合、例
外パターンとしてライン31へ縮小結果(白画素“0"又は
黒画素“1")を出力すると同時に例外であることを示す
信号“1"(例外でない場合は“0")をライン32へ出力す
る。ライン31,32はセレクタ部5に入力されており、ラ
イン32が“0"の場合は例外パターンでなく比較器4から
の信号を選択する。逆にライン32が“1"の場合、例外パ
ターンであり、例外処理部3の結果、すなわちライン31
を選択するようになつている。
セレクタ部6で選択された画素信号は前述の様にサブ
サンプリング部6でサブサンプルされた後、縮小画像と
してフレームメモリ7へ格納される。
以上示したように、すでに縮小した画素をフイードバ
ック係数とする再帰型フイルタ演算部2と演算結果を2
値化する比較器4を備えたので、細線周期パターン等の
保存性の良い縮小画像を生成することができる。更に、
フイルタ演算を補正する例外処理部3を備えることによ
り細線,エツジ,疑似中間調画像等の保存性を一層向上
させることができる。
[第2実施例] 第8図は第1図に示した縮小装置を階層的符号化に応
用した場合のブロツク図である。
15,17,19はフレームメモリ、16,18は第1図示の構成
の縮小回路、20,22,24は参照画素決定回路、21,23,25は
符号器である。
まず、2値画像信号の原画データIは、フレームメモ
リ15に記憶される。次にフレームメモリ15の原画データ
は縮小回路16により縮小され、フレームメモリ17に記憶
される。このときに縮小回路16はフレームメモリ15の原
画データとすでにフレームメモリ17に記憶されている縮
小データを用い、前述した(1)式のフイルタ演算を行
つて縮小動作する。そして、フレームメモリ17に記憶さ
れる信号は原画の1/2に縮小されたものとなつている。
同様に、フレームメモリ17から読み出された信号はフレ
ームメモリ19からの縮小データを考慮して縮小回路18に
よつて原画の1/4の画像に縮小され、フレームメモリ19
に記憶される。
参照画素決定回路20,22,24はそれぞれフレームメモリ
19,17,15に記憶されている画像データのサイズ(画素
数)を検出し、例えば算術符号による符号化に最適な参
照画素数、及び参照画素位置を設定する。
符号器21では参照画素決定回路20により設定された参
照画素を用いてフレームメモリ19に記憶された1/4の画
像信号が符号化され、第1段階の信号26として出力され
る。同様に符号器23,25ではそれぞれ参照画素決定回路2
2,24より設定された参照画素を用いてそれぞれフレーム
メモリ17,15に記憶された1/2の画像及び原画像信号が符
号化され、それぞれ第2段階の信号108、第3段階の信
号109として出力される。
このように第1段階から第3段階までの画像データを
解像度の低い画像データから順に符号化伝送することに
より、画像の全体像をいち早く識別し、もし、そのデー
タが不要の場合には、以後の伝送を停止させることが可
能となる。これにより効率のよい画像通信サービスが可
能となる。
また、ここでは第3段階までしか述べなかつたが、任
意の段階に容易に拡張する事が可能である事は言うまで
もない。
第8図示の符号器21,23,25は、それぞれ参照画素決定
回路20,22,24で得られた参照画素から注目画素の値を予
測符号化を行う算術符号等のエントロピー符号化により
構成できる。算術符号については一般的に知られている
ので説明は省略する。
以上述べたように第1図示の縮小装置を段階的符号化
に応用することにより、画質劣化の少ないプログレツシ
ブな画像符号化を行うことができる。
[第3実施例] 第9図は第1図示の縮小装置を画像入出力装置に用い
た場合のブロツク図である。即ち、画像入力装置の解像
度より出力装置の解像度が低い場合の解像度変換に適応
したものである。
91は画像入力装置で、画像読取装置あるいは画像受信
端末、92は第1図示の縮小回路、93は画像出力プリンタ
あるいは画像送信端末である。たとえば、画像入力装置
91により入力された画像が400dpiで画像出力装置93によ
り出力する画像が200dpiの場合、第1図示の構成におけ
る1/2縮小を行うことにより、画質劣化の少ない縮小画
像を生成することができる。他の解像度あるいは他の縮
小率においても縮小動作を繰返すことにより、又はサブ
サンプルの間隔を異ならせる等により適応できる。また
画像入出力装置の代わりに画像データベース等を格納し
てあるデイスク等の間の画像縮小にも適応できる。
[発明の効果] 以上説明したように本発明によれば、従来の2値画像
の縮小では縮小時に消失していた画像のエツジ,細線あ
るいはデイザ画像等の疑似中間調画像の情報が、縮小後
においても保存される。更に本発明を階層的符号化に応
用することにより、情報保存性の良い低解像画像を得る
ことができ、全体画像の早期伝送がより効果的に行え
る。また出力装置の解像度が入力装置のそれよりも低い
場合、本発明の縮小を行えば、劣化の少ない縮小画像を
得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明を適用した2値画像縮小装置の構成を示
すブロツク図、 第2図の(a),(b)はフイルタ演算画素を示す図、 第3図の(a),(b)はフイルタ演算係数を示す図、 第4図はサブサンプリング位置と縮小画素の位置関係を
示す図、 第5図はサブサンプリングの位置を示す図、 第6図の(a),(b)はフイルタ演算のみの縮小時に
細線が消失する例を示す図、 第7図の(a)乃至(e)はフイルタ演算のみの縮小時
にデイザ画像等の孤立点が消失する例を示す図、 第8図は本発明を階層的符号化に適用した場合のブロツ
ク図、 第9図は本発明を入出力装置に適用した場合のブロツク
図、 第10図(a)は従来の階層的符号化を示すブロツク図、 第10図(b)の(1),(2)は従来のサブサンプリン
グによる縮小例を示す図、 第10図(c)の(1)乃至(3)は従来のローパスフイ
ルタとサブサンプリングによる縮小例を示す図である。 1,7……フレームメモリ、2……フイルタ演算部、3…
…例外処理部、4……比較器、5……セレクタ部であ
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 河村 尚登 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キ ャノン株式会社内 (72)発明者 加藤 久晴 東京都新宿区西新宿2丁目3番2号 国 際電信電話株式会社内 (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H04N 1/387 - 1/393 G06T 5/00

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】原稿画像を表す原稿画像データを入力する
    第1の工程と、 前記第1の工程で入力された原稿画像データを縮小処理
    する第2の工程と、 前記第2の工程で得られた縮小画像を表す縮小画像デー
    タを出力する第3の工程とを具備する画像縮小方法であ
    って、 前記第2の工程は、 前の画像縮小サイクルの第2の工程で得られた縮小画像
    データを保持する第4の工程と、 複数の画像データを参照する第5の工程であって、この
    サイクルでの縮小画像を形成する任意の画素の縮小画像
    データを決定するために、 (a−1) 前記第1の工程で入力された注目画素の原
    稿画像データと、 (a−2) 前記第1の工程で入力された、前記注目画
    素の周囲の画素の画像データと、 (b−1) 前記第4の工程で保持された、前記注目画
    素の前に位置する任意の第1の縮小画素の縮小画像デー
    タと、 (b−2) 前記第4の工程で保持された、前記注目画
    素の上に位置する任意の第2の縮小画素の縮小画像デー
    タと (b−3) 前記第4の工程で保持された、前記第1の
    縮小画素の上で且つ前記第2の縮小画素の前方に位置す
    る任意の第3の縮小画素の縮小画像データ、 とを参照する第5の工程、 とを更に具備することを特徴とする画像縮小方法。
  2. 【請求項2】前記第5の工程は、前記参照した複数の画
    素の画像データをフィルタ処理することを特徴とする請
    求項1に記載の画像縮小方法。
  3. 【請求項3】前記フィルタ処理の係数が、前記第1,第2,
    第3の縮小画素について負の数に設定されていることを
    特徴とする請求項2に記載の画像縮小方法。
  4. 【請求項4】前記注目画素をXijとし、前記周囲の画素
    をXi−1,j−1,Xi,j−1,Xi+1,j−1,Xi−1,j,X
    i+1,j,Xi−1,j+1,Xi,j+1,Xi+1,j+1とし、前
    記第1の縮小画素,第2の縮小画素,第3の縮小画素を
    夫々決定する縮小画素をYl−1,m,Yl,m−1,Y
    l−1,m−1とすると、前記第5の工程において、フイ
    ルタ演算値SUMが、 SUM=4×Xij +2×(Xi,j−1+Xi−1,j+Xi+1,j
    i,j+1) +(Xi−1,j−1+Xi+1,j−1+Xi−1,j+1
    i+1,j+1) −3×(Yl,m−1+Yl−1,m) −Yl−1,m−1 として計算されることを特徴とする請求項2に記載の画
    像縮小方法。
  5. 【請求項5】前記第2の工程で得られた縮小画像データ
    を、前記参照される画像データが所定のパターンを有す
    る場合に、補正する補正工程を更に具備することを特徴
    とする請求項1に記載の画像縮小方法。
  6. 【請求項6】前記フィルタ処理のための係数は、前記第
    1の縮小画素と第2の縮小画素に対して同じ値に設定さ
    れることを特徴とする請求項2に記載の画像縮小方法。
  7. 【請求項7】前記第2の工程は、前記第5の工程で得ら
    れた画像データを二値化する第6の工程を具備すること
    を特徴とする請求項1に記載の画像縮小方法。
  8. 【請求項8】前記第2の工程は、前記第7の工程で得ら
    れた二値化データをサブサンプリングする第8の工程を
    具備することを特徴とする請求項7に記載の画像縮小方
    法。
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