JP2911454B2 - アルミニウム製オフセット印刷版用の基礎材料およびその製造方法 - Google Patents

アルミニウム製オフセット印刷版用の基礎材料およびその製造方法

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JP2911454B2 JP63102813A JP10281388A JP2911454B2 JP 2911454 B2 JP2911454 B2 JP 2911454B2 JP 63102813 A JP63102813 A JP 63102813A JP 10281388 A JP10281388 A JP 10281388A JP 2911454 B2 JP2911454 B2 JP 2911454B2
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、0.2〜0.6%の重量%の鉄、0.1〜0.3重量%
のマンガン、0.05〜0.25重量%の珪素および残量のアル
ミニウムおよび製造に伴う不純物(銅を含む)より成る
アルミニウム製オフセット印刷版用の基礎材料およびそ
の製造方法に関する。
使用寿命(印刷回数)が向上されたオフセット印刷版
が要求されている。この要求は写真フィルムを(230〜2
40℃で数分の間)バーニングまたは硬化することによっ
て達成される。結果として該印刷版は耐摩耗性が非常に
高く成る。
HCl浴およびHNO3浴の両方で電気化学的に粗面化し、
次に輝きのある均一な外観を示し得る印刷版の為には、
専らアルミニウムが使用されている(Aluminium−Tasch
enbuch、第14版、第109頁)。しかしながら純粋なアル
ミニウムは、バーニングの間にその強度が著しく低下す
るので、かかる材料は印刷の際の多くの要求を満足する
ことができない。
それ故に若干の版製造者は、約1%のMnを含有してお
りそして純粋なアルミニウムよりも引っ張りが熱的に更
に安定しているAlMn合金AA 3003を使用している。マン
ガン含有合金より成るオフセット印刷版は、ヨーロッパ
特許出願公開第164,856号明細書でも知られている。マ
ンガン含有合金の全てが、表面をHCl浴中で粗面化する
だけで、方法パラメーターを変更しながらどの様にも満
足することができるという長所を有しているが、いずれ
にしてもHNO3浴中で非常に貧弱な(不均一な)粗面化し
かできない。両方の酸の系において、複写特性に不利な
影響を及ぼす暗色被覆が表面に形成される。ヨーロッパ
特許出願公開第164,856号明細書では、一方のHCl中での
およびもう一方のHNO3浴中でのAlMnの粗面化挙動につい
ての報告および含有マンガンの役割としての粗面化挙動
についての報告がない。
更に、後続の陽極処理と共に塩化物含有の電界質水溶
液中で表面を処理することによって印刷版の為のアルミ
ニウム−ベースのシートを製造する方法がドイツ特許第
2,557,222号明細書から公知である。
本発明の課題は、HCL浴中およびHNO3浴中で粗面化し
た後にバーニング条件のもとで同様に良好な熱安定性を
示しつつ、マンガン含有合金よりも均一で輝きのある表
面を有しそして純粋なアルミニウムで達成できる表面品
質に匹敵しているアルミニウム製オフセット用版を提供
することである。
この課題は本発明によって特許請求の範囲に記載の請
求項に記載の構成要件によって達成できる。狭く限定さ
れたマンガン含有量および一定の製造法を守ることによ
って、粗面化挙動および引っ張り強度に関する熱安定性
の両方の観点から最適な性質を示す組織がこれを達成し
得ることが明らかになった。
従って本発明はの対象は、0.2〜0.6重量%、好ましく
は0.27〜0.29重量%の鉄、0.1〜0.3、好ましくは0.11〜
0.13重量%のマンガン、0.05〜0.25重量%、好ましくは
0.12〜0.14重量%の珪素および残量のアルミニウムおよ
び製造に伴う不純物(銅を含む)より成るアルミニウム
製オフセット印刷版用の基礎材料において、 単位体積当たりのAlMnSi:AlFe:AlMnの金属間化合物相の
互いの数比が1:1:2〜1:1:3(透過電子顕微鏡で数えた相
の比)で、平均粒径が0.05〜0.10μmで且つ最大粒子の
径が<0.3μmである二次析出物(固体状態から析出す
る金属間化合物相)および 1μm3当たり<50相の分散度を持つ析出組織に特徴のあ
る、上記のアルミニウム製オフセット印刷版用の基礎材
料に関する。
ここで相分散度は、1μm3当たりの金属間化合物の相
の個数で規定される。相分散度は焼鈍工程に著しく左右
される。焼鈍工程が長いと各相が大きく且つ多数とな
る。
本発明の材料は、機械的におよび/または化学的にお
よび/または電気化学的に粗面化することができる。例
えば純粋なアルミニウムと同様に、電気化学的にHClま
たはHNO3浴中で満足に粗面化することができる。
驚くべきことにHClまたはHNO3系での粗面化を、純粋
なアルミニウムとの為に調整された浴パラメーター(酸
濃度、浴温度、電流密度)を調整することなしに実施す
ることができる。即ち、純粋なアルミニウムの為の標本
的な方法を、ここで開示したAlMn合金の為に場合によっ
ては(および結果的に経済的に)用いることができる。
本発明の基礎材料で製造されたアルミニウム製オフセ
ット印刷版は酸化物フィルムまたは親水性フィルムを担
持していてもよいしまたは感光性被覆が設けられていて
もよい。
熱安定性 沢山の実験を基礎として、FeおよびMn−−両方は固溶
した状態および微細析出物として−−なる元素が熱安定
性に対する負担を負っていることが伴った。0.2〜0.6%
の鉄含有量は、一方においては固溶したFeと微細なAlFe
析出物の為に、強度を高める効果をもたらしそしてもう
一方においては>10μmの粗大なAlFeSiおよびAlMnFeSi
相が鋳造組織に生じないように選択する。
0.1〜0.3%のマンガン含有量が、固溶体中のMnおよび
またAlMnSi析出物に起因して、熱安定性を更に増加させ
る。マンガン含有量は粗面化挙動だけに関連して制限さ
れている。即ち、AlMnSiおよびAlMn相が非常に微細であ
りそして電気化学的な粗面化において妨害しないように
多過ぎるべきでない。
また、アルミニウム製オフセット印刷版の為の同様な
組成物の合金がヨーロッパ特許出願公開第164,856号明
細書に記載されている。この関係において、材料の性質
を分析によってだけでなく製造プロセスによっても決め
られることを指摘する。
本発明の製造方法は、アルミニウム製オフセット印刷
版の性質が基礎材料中の第二の相の性質、量および密度
に依存しているという思想に基づいている。沢山の実験
によって、本発明者はホットストリップ製造温度が実質
的に相の形成の制御に寄与することを見出した。
従って本発明は、単位体積当たりのAlMnSi:AlFe:AlMn
の金属間化合物相の互いの数比が1:1:2〜1:1:3で、平均
粒径が0.05〜0.10μmで且つ最大粒子が<0.3μmの径
である二次析出物および1μm3当たり<50相の分散度を
持つ析出組織に特徴のある請求項1または2に記載のア
ルミニウム製オフセット印刷版用の基礎材料を製造する
に当たって、0.1〜0.3%のマンガン含有量の、厚さ400
〜600mmのインゴットを連続的に鋳造した後に550〜600
℃の被加工金属温度および少なくとも4時間の灼熱時間
を使用して均一化し、 その後に460〜550℃の被加工金属温度で圧延を開始し、
そして最終ホットストリップの厚さが2.5〜3.5mmとなる
時のホットストリップの温度が300〜330℃であり、 そして室温に冷却した後に冷間圧延加工を実施して0.5
〜0.1mmの最終厚とする ことを特徴とする、上記アルミニウム製オフセット印刷
版用の基礎材料の製造方法にも関する。
上記の本発明の方法において、320〜380℃および少な
くとも3時間の均熱時間の間の中間焼鈍を伴い多段式冷
間圧延を行い、最後の冷間圧延の後に焼鈍を行わず、少
なくとも70%薄くなった最終厚としてもよい。
なお、本明細書において、二次析出物は、本発明の方
法の上記の条件のもとで生じる析出物を意味し、この二
次析出物の形成は温度および最終厚への直接的冷間圧延
加工によって影響される。
更に、150〜200℃の温度での熱処理を、例えばヨーロ
ッパ特許出願公開第164,856号明細書に記載されている
ような粗面化の前に実施しないことが重要である。反対
に、本発明の方法においては化学的粗面化法をHCl浴中
またはHNO3浴中で、最終的な厚さに冷間圧延した直後に
および、場合によっては予めの機械的および/または化
学的粗面化の後に、0.4〜2%のHClの塩素系中で50〜20
0A/dm2の電流密度、20〜60Vの電圧、5〜30秒の滞留時
間および35〜50℃の温度で実施するかまたは0.4〜2%
のHNO3中で50〜200A/dm2の電流密度、20〜60Vの電圧、
5〜30秒の滞留時間および40〜55℃の温度で処理して電
気化学的粗面化してもよい。場合によっては、粗面化の
前に1〜6%のNaOH中での45〜55℃で10〜60秒間のアル
カリ酸洗い処理を実行してもよい。
本発明で開発された材料は、1μm3当たり<50相の分
散度を持つ微細析出組織に特徴がある。同時にAlMnSi、
AlFeおよびAlMn相は、0.05〜0.1μmの平均粒度のもと
で最大粒子の径が<0.3μmでなければならない。AlMnS
i:AlFe:AlMnの各金属間化合物相の互いの数比は1:1:2〜
1:1:3である。これは、0.1〜0.3%のマンガン含有量の
インゴットを連続的に鋳造した後に550〜600℃の比加工
金属温度および少なくとも4時間の灼熱時間を使用して
均一化し、その後に460〜550℃の被加工金属温度で圧延
を開始し、そして最終的ホットストリップの厚さが2.5
〜3.5mmとなる時のホットストリップの温度が300〜330
℃であり、そして室温に冷却した後に冷間圧延加工を実
施して0.5〜0.1mmの最終厚とするによって製造される。
ヨーロッパ特許出願公開第164、856号明細書の関係で
は、焼鈍が長いと各相が大きく且つ多数と成るので、回
復焼鈍(=低温焼き戻しとも言う)を行わないのが重要
である。本発明で開発した材料の引っ張り強度に関する
熱安定性は、市販の純粋なアルミニウムおよびAlMn1Cu
(3003)材料と比較した第1表の引っ張り強度の値から
判る。
電気化学的粗面化: 試験の為に0.1〜1%のMnを含有しているMn含有のAlM
n合金およびAl99.5を同じ条件で、一方においてはHCl法
でそしてもう一方においては硫酸法で粗面化する。
条件は下記の通りである。
アルカリ酸洗い: 4%の水酸化ナトリウム溶液で50℃で25秒間行う。
塩酸系: 42℃で1%のAlCl3・9H2O含有の0.9%の塩酸、98A/dm
2の電流密度および30〜50Vの電圧、10秒の滞留時間。次
いで 中間酸洗い: 10%硫酸にて15秒の間50℃で行う。
硫酸系:2%のAl(NO3・6H2Oの含有の1.2%の硫酸、
48℃、98A/dm2の電流密度および30〜50Vの電圧、10秒の
滞留時間。
陽極処理: 18%の硫酸中で20Vの電圧にて行う硫酸での粗面化の
場合には、酸化重量は4g/m2である。
ポスト処理: 50℃で35%の得ポリビニルホスホン酸中で行う(ドイ
ツ特許第1,621,478号明細書)。
コーティングは以下の組成のポジティブワーキング感
放射線混合物(positive−working radiation−sensiti
ve mixture)を用いて実施する: 塗膜重量:2gm2 1.8部のナフトキノン−ジアジドスルホン酸エステル
(ヨーロッパ特許53,819号明細書に従って製造); 0.2部のナフトキノン−ジアジドスルホン酸クロライ
ド; 1.8部の105〜120℃の融点を持つクレゾール−ホルム
アルデヒド−ノボラック; 0.1部の、エチレングリコールモノメチルエーテルに
溶解したクリスタル・バイオレット。
電気化学的粗面化の品質を評価する為に以下のパラメ
ーターを選択する: 1.ピークから谷までの高さ(peak−to−valley heigh
t) ピークから谷までの高さはアルミニウム含有の光感性
フィルムへのその後のキーと成る。要するに現像性およ
び印刷に影響する。
●=HCl浴中で粗面化した後のピークから谷までの高さ ○=HNO3浴中で粗面化した後のピークから谷までの高さ 2.輝き 印刷版はできるだけ輝きを持ちそして均一な灰色の色
調を有しているべきである。斑点があるか、縞があるか
または不均一な色調の表面は市場に適合しない。
3.耐酸化性 あらゆる条件のもとで製版できる印刷版は、一方にお
いては二三秒の間に非常に迅速に製版することができ、
もう一方においては過剰の現像に対して本質的に耐える
ことができそして要するに更に攻撃的な他の現像剤に対
しても可能であることが期待されている。特に、酸化物
はアルカリによって容易に崩壊され得る。このような事
情のもとに酸化物フィルムはチョーク状白色華を生じ
る。
この結果はアルカリ濃度および暴露時間に左右されそ
して要求される試験成分の直ぐ近くでおよびハーフトー
ン段階(half tone steps)で現れる。更に強く暴露す
ると、酸化物は激しく崩壊し、その結果として印刷版の
有効寿命が著しく短くなる。更に、かゝる版は印刷活動
停止後に色調が変化する傾向がある。これは費用のかゝ
る清掃処理によってのみ排除することができる。
△=耐酸化性 4.インキのハロー 印刷版にしばしば起こるこの現象は特に、版の修正の
後に認められる。これは酸化物の微細な孔に吸収されて
いる染料およびフィルム残渣のせいであり、通例の現像
プロセスの間に除くことができる。更に攻撃的な修正剤
だけが不完全な現像を明瞭にする。欠陥は特に、無像点
がインキを吸収する印刷プロセスにおいて修正された領
域と見修正の領域との間の接点に生じ得る。修正された
領域が無修正の領域から肉眼で視覚的に区別がつかない
非常に良好な印刷版が期待されている。
▲=インキのハロー 5.水のバランス できるだけ僅かしか蒸発しない溶液が印刷の間に必要
とされる。これはインキの乳化および紙の湿潤および波
打ちを防止する。更に、紙の上のインキによって生じる
コントラストが、蒸発し難い溶液を用いると高く成る。
最後に溶液の蒸発消費は費用に関して重要なファクター
である。
上記の各パラメーターを評価する為に、1〜6の評点
を、試験した物質の性質を表す意図で用いる。その際大
きい値が良好な結果を示しそして低い値が悪い結果を示
す。粗面度の場合には、ピークから谷までの高さが測定
値として評価され、水のバランスの場合には溶液から蒸
発消費される量を点数で評価する。他のパラメーターは
光学的印象によって適切なクラスに割り当てる。結果は
第2表から明らかである。0.1〜0.3%のマンガン含有量
である本発明の範囲においては、電気化学的粗面化の為
の基準はAl 99.5の材料に比較して実質的に低下しない
ことは明らかである。結果として、本発明の合金の長所
はAl 99.5の材料に比較して熱安定性が匹敵しており、
他の性質においても実質的に不利益を被っていない。結
果的にこの効果は、HCl浴またはNHO3浴中で電気化学的
に粗面化した場合に最良であり、アルミニウム製オフセ
ット印刷版の合金組成物を狭い制限範囲内に堅持しそし
て特別な製造方法によって形成される組織を確保するこ
とが必要である
フロントページの続き (72)発明者 ウオルフガング・フオン・アステン ドイツ連邦共和国、プルハイム 3、イ ンゲンドルフエルヘーエ、19 (72)発明者 ギユンテル・シヤルフ ドイツ連邦共和国、ボン 1、ブリユツ セレル・ストラーセ、80 (72)発明者 バルバラ・グルツエムバ ドイツ連邦共和国、ボン 1、モーツア ルトストラーセ、38 (72)発明者 ゲルハルト・シユプリントシユニツク ドイツ連邦共和国、タウヌスシユタイン 4、ロースバツハヘーエ、30 (72)発明者 ウアルテル・ニーデルシユテーテル ドイツ連邦共和国、エルトフイーレ、リ ルケウエーク、1 (72)発明者 クルト・ライース ドイツ連邦共和国、ウイースバーデン、 ローミユールウエーク、7 (56)参考文献 特開 昭60−230951(JP,A) 特開 昭60−5861(JP,A) 特開 昭58−207374(JP,A) 特開 昭51−79802(JP,A)

Claims (20)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】0.2〜0.6重量%の鉄、0.1〜0.3重量%のマ
    ンガン、0.05〜0.25重量%の珪素および残量のアルミニ
    ウムおよび製造に伴う不純物(銅を含む)より成るアル
    ミニウム製オフセット印刷版用の基礎材料において、単
    位体積当たりのAlMnSi:AlFe:AlMnの金属間化合物相の互
    いの数比が1:1:2〜1:1:3で、平均粒径が0.05〜0.10μm
    で且つ最大粒子の径が<0.3μmである二次析出物およ
    び 1μm3当たり<50相の分散度を持つ析出組織に特徴を有
    する 上記のアルミニウム製オフセット印刷版用の基礎材料。
  2. 【請求項2】0.27〜0.29重量%の鉄、0.12〜0.14重量%
    の珪素、0.11〜0.13重量%のマガジン、残量のアルミニ
    ウムおよび製造に伴う不純物より成る請求項1に記載の
    アルミニウム製オフセット印刷版用の基礎材料。
  3. 【請求項3】機械的におよび/または化学的におよび/
    または電気化学的に粗面化した請求項1または2に記載
    のアルミニウム製オフセット印刷版用の基礎材料。
  4. 【請求項4】電気化学的なHClまたはHNO3処理で粗面化
    した請求項3に記載のアルミニウム製オフセット印刷版
    用の基礎材料。
  5. 【請求項5】酸化物フィルムを担持している請求項3ま
    たは4に記載のアルミニウム製オフセット印刷版用の基
    礎材料。
  6. 【請求項6】親水性フィルムを担持している請求項3〜
    5項の何れか一つに記載のアルミニウム製オフセット印
    刷版用の基礎材料。
  7. 【請求項7】光感性被覆が設けられている請求項3また
    は4に記載のアルミニウム製オフセット印刷版用の基礎
    材料。
  8. 【請求項8】単位体積当たりのAlMnSi:AlFe:AlMnの金属
    間化合物相の互いの数比が1:1:2〜1:1:3で、平均粒径が
    0.05〜0.10μmで且つ最大粒子の径が<0.3μmである
    二次析出物および1μm3当たり<50相の分散度を持つ析
    出組織に特徴を有する、請求項1または2に記載のアル
    ミニウム製オフセット印刷版用の基礎材料を製造するに
    当たって、0.1〜0.3%のマンガン含有量のインゴットを
    連続的に鋳造した後に550〜600℃の被加工金属温度およ
    び少なくとも4時間の灼熱時間を使用して均一化し、そ
    の後に460〜550℃の被加工金属温度で圧延を開始し、そ
    して最終的ホットストリップの厚さが2.5〜3.5mmとなる
    時のホットストリップの温度が300〜330℃であり、 そして室温に冷却した後に冷間圧延加工を実施して0.5
    〜0.1mmの最終厚とする ことを特徴とする、上記アルミニウム製オフセット印刷
    版用の基礎材料の製造方法。
  9. 【請求項9】単位体積当たりのAlMnSi:AlFe:AlMnの金属
    間化合物相の互いの数比が1:1:2〜1:1:3で、平均粒度が
    0.05〜0.10μmで且つ最大粒子が<0.3μmである二次
    析出物および1μm3当たり<50相の分散度を持つ析出組
    織に特徴を有する、請求項1または2に記載のアルミニ
    ウム製オフセット印刷版用の基礎材料を製造するに当た
    って、0.1〜0.3%のマンガン含有量のインゴットを連続
    的に鋳造した後に550〜600℃の被加工金属温度および少
    なくとも4時間の灼熱時間を使用して均一化し、 その後に460〜550℃の被加工金属温度で圧延を開始し、
    そして最終的ホットストリップの厚さが2.5〜3.5mmとな
    る時のホットストリップの温度が300〜330℃であり、 320〜380℃で少なくとも3時間にわたる灼熱時間の間の
    中間焼鈍を伴い多段式冷間圧延を行い、最後の冷間圧延
    の後に焼鈍を行わず、少なくとも70%薄くなった最終厚
    となる請求項8に記載の方法。
  10. 【請求項10】機械的および/または化学的および/ま
    たは電気化学的粗面化を続いて実施する請求項8または
    9に記載の方法。
  11. 【請求項11】電気化学的粗面化を、場合によっては予
    めの機械的および/または化学的粗面化の後に、0.4〜
    2%のHClの塩素系中で50〜200A/dm2の電流密度、20〜6
    0Vの電圧、5〜30秒の滞留時間および35〜50℃の温度で
    実施するかまたは0.4〜2%のHNO3中で50〜200A/dm2
    電流密度、20〜60Vの電圧、5〜30秒の滞留時間および4
    0〜55℃の温度で処理する請求項10に記載の方法。
  12. 【請求項12】1〜6%NaOH中での45〜55℃で10〜60秒
    間のアルカリ酸洗い処理を粗面化の前に実施する請求項
    11に記載の方法。
  13. 【請求項13】陽極処理を粗面化の後に実施する請求項
    11または12に記載の方法。
  14. 【請求項14】陽極処理をH2SO4中で実施する請求項13
    に記載の方法。
  15. 【請求項15】中間酸洗いを粗面化処理と陽極処理との
    間に実施する請求項13または14に記載の方法。
  16. 【請求項16】親水性化ポスト処理を粗面化および/ま
    たは陽極処理の後に実施する請求項13〜15の何れか一つ
    に記載の方法。
  17. 【請求項17】ポスト処理をポリビニルホスホン酸にて
    実施する請求項13〜16の何れか一つに記載の方法。
  18. 【請求項18】中間酸洗いを50〜350g/のH2SO4を含有
    する硫酸中で45〜75℃で3〜30秒間実施する請求項15に
    記載の方法。
  19. 【請求項19】陽極処理を30〜60℃の温度で15〜60Vの
    電圧のもとで、酸化物の重量が1〜6g/m2になるまで実
    施する請求項13または14に記載の方法。
  20. 【請求項20】ポスト処理を1〜5%のポリビニルホス
    ホン酸中で45〜90℃で3〜30秒間実施する請求項16に記
    載の方法。
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