JP2910654B2 - レジストパターン形成方法 - Google Patents

レジストパターン形成方法

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JP2910654B2 JP8014063A JP1406396A JP2910654B2 JP 2910654 B2 JP2910654 B2 JP 2910654B2 JP 8014063 A JP8014063 A JP 8014063A JP 1406396 A JP1406396 A JP 1406396A JP 2910654 B2 JP2910654 B2 JP 2910654B2
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  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)
  • Photosensitive Polymer And Photoresist Processing (AREA)
  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は半導体装置の製造方
法に関し、特に微細なレジストパターンの形成方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来の光リソグラフィは、その露光光に
g(436nm)線、i(365nm)線を用いたもの
で、そのレジストとしては、ベース樹脂にノボラック樹
脂を用い、感光剤にナフトキノンジアジドを用いた溶解
抑止型ポジ型レジストが主流であった。しかし、より微
細化に有利な遠紫外光であるエキシマレーザ光(248
nm,193nm等)を用いたリソグラフィが必要とな
り、そのレジストとしては、従来のg線、i線用では光
吸収が大きすぎ、良好なレジストパターンが得られず、
また感度も大幅に低下するという状況であった。
【0003】しかし、光酸発生剤(PAG;Photo
Acid Generator)から発生する酸触媒
による増感反応を利用した化学増幅レジストが考案され
(Ito et al.1982 Symposium
on VLSI Technology)、現在では
エキシマレーザリソグラフィ用レジストとして主流にな
っている。この化学増幅レジストは、ポジ型レジストの
場合、溶解抑止基を導入した樹脂とPAGから構成され
る。このポジ型レジストに露光を行うと、露光部ではP
AGから酸が発生し、露光後ベークにより酸が溶解抑止
基に触媒として作用し、溶解抑止基の脱離が生じる。そ
の結果、露光部はアルカリ可溶性となるため、ポジパタ
ーンが形成される。一方、ネガ型レジストは、樹脂と架
橋剤とPAGから構成される。このネガ型レジストに露
光を行うと、露光部ではPAGから酸が発生し、露光後
ベークにより発生した酸が架橋剤に触媒として作用し、
樹脂の架橋が生じる。その結果、露光部はアルカリ難溶
性となるため、ネガパターンが形成される。
【0004】上述のように、化学増幅レジストにおいて
は、露光後ベークがパターン形成に重要な役割をもち、
そのベーク方法としては特開平5−216233に提案
されているように、化学増幅反応が十分に生じる100
℃以上でかつレジスト相転移温度以下の温度で60秒〜
120秒程度行うのが一般的となっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】一方、露光波長がi線
からエキシマ光へと短波長化することにより、下地基板
からの反射率は大きく増大する。レジストに入射した光
は基板との界面で反射し、この反射光が入射光と干渉す
ることによって、レジスト膜内には定在波が形成され
る。よって、レジスト膜内の光強度は膜厚方向に周期的
に変化することになる。そのため、図2に示すようにレ
ジスト膜内の発生酸濃度に膜厚方向の周期的な分布が生
じる。従来より行われているレジスト相転移温度以下の
単一ステップの露光後ベークの場合、酸の拡散長が小さ
いため、定在波による酸濃度の分布は平均化されず、そ
の結果、図3に示すようにレジストパターン33の側壁
に波状の凹凸(以後、「側壁の定在波」と呼ぶ)が形成
され、寸法精度が劣化するという問題が生じる。
【0006】本発明の目的は、上述の問題を解決し、高
解像かつ側壁の定在波のない矩形性・寸法精度の良好な
化学増幅レジストパターンを形成する方法を提供するこ
とである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、半導体基板上
に化学増幅型のフォトレジスト膜を形成し、所望の半導
体集積回路パターンを描いたマスクを通して紫外線を照
射し、露光後ベークの後、アルカリ現像液を用いて現像
を行うレジストパターンの形成方法において、露光後ベ
ークを2段階とし、第1ベークをレジスト膜の相転移温
度以上の温度で5秒以上15秒以下のベーク時間で行
い、第2ベークをレジスト膜の相転移温度以下の温度で
行うことを特徴とする。
【0008】高温で行う第1ベークでは、酸の拡散長が
大きくなるため、定在波による膜厚方向の発生酸量の分
布が均一化される。相転移温度以上の温度でベークを行
うため、レジストがわずかに軟化することも酸濃度分布
の均一化を助長する。第1ベークの時間は5秒以上15
秒以下と短いため、解像性が低下するほどレジストが軟
化することはない。ここで、15秒以下という短いベー
ク時間は、化学増幅反応を完了させるには不十分である
ため、第2ベークが行われる。
【0009】第2ベークは、従来の単一ステップの露光
後ベークに当たるもので、レジスト相転移温度以下の温
度で60秒〜120秒程度のベーク時間で行われ、この
第2ベークにより化学増幅反応が完全に進行する。
【0010】
【発明の実施の形態】次に、本発明について図面を参照
して説明する。図1(a),(b)は本発明の実施の形
態のレジストパターンの形成方法を説明する断面図であ
る。ベース樹脂として、平均分子量15000のポリビ
ニルフェノール(PVP)を用い、フェノール性水酸基
の約30%をターシャリブトキシカルボニル基(t−B
OC)により保護し、酸発生剤として、約4重量%(対
樹脂比)のトリフェニルサルフオニウムヘキサフルオロ
アンティモネートを添加し、レジスト固体成分とした。
これらレジスト固体成分の相転移温度は約120℃であ
った。レジスト固体成分をプロピレングリコールメチル
エーテルアセテートに溶解させたものをレジスト溶液と
した。ここでレジスト相転移温度の測定は、一般にDS
C(Differential Scanning C
alorimetry)と呼ばれる方法を用いる。すな
わち、熱分析装置を用いて、レジストの吸熱量の変化点
を求めることによりレジスト相転移温度が求まる。
【0011】このレジスト溶液をSi基板11上にスピ
ン塗布し、120℃、90秒間の露光前ベークを行っ
て、膜厚0.7μmの化学増幅ポジ型レジスト膜12を
形成した。続いて、KrFエキシマレーザステッパによ
りマスクを通したパターン露光を行った(図1
(a))。
【0012】パターン露光の後、150℃、10秒間の
第1の露光後ベークを行い、引き続き100℃、90秒
間の第2露光後ベークを行った。続いて、2.38%の
テトラメチルアンモニウムハイドロオキサイド(TMA
H)水溶液により現像を行った。これにより、側壁の定
在波のない矩形の0.25μmL/Sレジストパターン
が得られた(図1(b))。
【0013】一方、100℃、90秒間の単一ステップ
の露光後ベークを行った場合には、図3に示すようにパ
ターン側壁には大きな定在波がみられた。また、150
℃、90秒間の単一ステップの露光後ベークを行った場
合には、解像力が低下し、また、膜減りが大きく丸まっ
た形状の図4に示すようなパターンとなった。
【0014】
【発明の効果】以上説明したように本発明の方法によ
り、従来の露光後ベーク方法による化学増幅レジストパ
ターンでみられる側壁の定在波を解消することができ、
良好な形状の0.30μm以下の微細なレジストパター
ンを得ることができる。また、解像力、焦点深度、寸法
精度とも10%以上の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a),(b)は本発明の実施の形態のレジス
トパターンの形成方法を説明する断面図である。
【図2】レジスト膜内の膜厚方向の酸濃度分布を示す図
である。
【図3】従来の露光後ベーク(100℃、90秒)によ
るレジストパターンの断面図である。
【図4】150℃、90秒の露光後ベークによるレジス
トパターンの断面図である。
【符号の説明】
11,31,41 シリコン基板 12 化学増幅レジスト膜 13,33,43 レジストパターン

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体基板上に化学増幅型のフォトレジ
    スト膜を形成し、所望の半導体集積回路パターンを描い
    たマスクを通して紫外線あるいは遠紫外線を照射し、露
    光後ベークの後、アルカリ現像液を用いて現像を行うレ
    ジストパターンの形成方法において、露光後ベークを2
    段階とし、第1露光後ベークをレジスト膜の相転移温度
    以上の温度で、第2露光後ベークをレジスト膜の相転移
    温度以下の温度で行うことを特徴とするレジストパター
    ン形成方法。
  2. 【請求項2】 前記第1露光後ベークのベーク時間は5
    秒以上15秒以下であることを特徴とする請求項1記載
    のレジストパターン形成方法。
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KR20220046598A (ko) 2019-08-16 2022-04-14 도쿄엘렉트론가부시키가이샤 확률 중심 결함 교정을 위한 방법 및 공정

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