JP2910334B2 - 接合方法 - Google Patents

接合方法

Info

Publication number
JP2910334B2
JP2910334B2 JP18004891A JP18004891A JP2910334B2 JP 2910334 B2 JP2910334 B2 JP 2910334B2 JP 18004891 A JP18004891 A JP 18004891A JP 18004891 A JP18004891 A JP 18004891A JP 2910334 B2 JP2910334 B2 JP 2910334B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
silicon
joined
joining
bonding
bodies
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP18004891A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0529183A (ja
Inventor
浩造 松本
亜樹 池田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fuji Electric Co Ltd
Original Assignee
Fuji Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Electric Co Ltd filed Critical Fuji Electric Co Ltd
Priority to JP18004891A priority Critical patent/JP2910334B2/ja
Publication of JPH0529183A publication Critical patent/JPH0529183A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2910334B2 publication Critical patent/JP2910334B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Pressure Welding/Diffusion-Bonding (AREA)
  • Crystals, And After-Treatments Of Crystals (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばシリコンウエー
ハのような素体同志を直接面接合する接合方法に関す
る。
【0002】例えば、半導体材料として最も一般的なシ
リコンの板同志を欠陥なく、また良好な電気的接続が得
られるように直接面接合できれば、半導体工業の分野で
種々の用途が考えられる。第一は、図2に示すように低
不純物濃度のSiウエーハ21と高不純物濃度のSiウエーハ
22を直接接合することができれば、深い拡散に代替する
ことができる。Siウエーハの一面から、例えば100 μm
以上の深さに不純物を拡散するには1週間以上の拡散時
間が必要であるが、直接接合によればはるかに短い時間
ですむことが期待できる。第二は、図3に示すように一
面から拡散によって高不純物濃度層23を形成した低不純
物濃度Siウエーハ21の拡散層23の面とSiウエーハ24との
直接接合である。このような基板21の上に高不純物濃度
層23と厚い低不純物濃度層21を積層することは、エピタ
キシャル成長の場合には厚い低不純物濃度層21の形成に
高温長時間が必要なために不純物の拡散が進行し、層2
1,23の間の濃度勾配がゆるやかになってしまう。短時間
に直接接合できればそのようなおそれはなく、また低不
純物濃度層21の厚さの制御も研磨などによって高精度に
行うことができる。第三は、図4に示すように表面に溝
25などを加工したSiウエーハ26をSiウエーハ24に接合で
きれば、シリコン素体の中にトンネル25を形成すること
ができ、入り組んだトンネル構造も得ることができるの
で、半導体センサへの利用が期待できる。
【0003】さらに、図5に示すように、表面に熱酸化
により酸化膜27を形成した2枚のSiウエーハ28を接合す
れば、三次元ICをはじめ、電力用MOS素子, センサ
などに使用できる誘電体分離基板 (SOI基板) を作る
ことができる。SOI基板の作成にはCVD法の適用な
どが考慮されたが価格の問題やプロセス上の制約のた
め、一般的でなかった。
【0004】このような特長をもつシリコンウエーハ同
志の接合は、ウエーハ表面を研磨で鏡面状態に仕上げた
のちに脱脂などの洗浄を行い、それを重ね合わせて1000
〜1300℃に数時間保持することで実現されていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記の従来の
シリコンウエーハを直接接合するための方法において
は、シリコンウエーハの表面を鏡面仕上げを行うととも
に、表面へのごみなどの異物付着を防止するため、シリ
コンウエーハに触れる水, 空気などの清浄化条件を厳し
く制御することが必要不可欠となる。すなわち、これら
の清浄化条件に不備があると歩留まりが極端に低下す
る。それ故、より良い清浄化条件を維持するための費用
がかさみ、接合品のコストが上昇する問題がある。
【0006】本発明の目的は、上記の問題を解決し、高
い費用を必要としないで、接合面の清浄な状態を維持し
てシリコンウエーハに限らない同一物質からなる素体同
志を欠陥なく直接接合できる接合方法を提供することに
ある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明の接合方法は、同一の物質からなる二つの
素体を接合する方法であって、各素体の接合すべき面に
近接する空間に放電プラズマを発生させたのち両面を重
ね合わせて加熱と共に加圧して接合するものである。ま
た、各素体が導電性を有し、両素体の接合すべき面を対
向させて両素体間に電圧を印加し、対向する面の間に放
電プラズマを発生させ、そのあとその対向した面を加圧
接触させ、両素体間に電圧を印加して加熱することによ
り接合することも有効である。これらの方法において、
素体の接合すべき面に凹部を有すること、あるいは素体
がシリコンよりなること、二つのシリコン素体の不純物
濃度が異なること、一方のシリコン素体の接合すべき面
の表面層が内部の層より高不純物濃度であること、さら
には二つのシリコン素体の接合すべき面がシリコン酸化
膜で覆われていることもそれぞれ有効である。
【0008】
【作用】素体の接合すべき面に近接して放電プラズマを
発生させれば、プラズマの衝撃により、接合すべき面の
酸化膜などの皮膜や不純物などの異物が蒸発して素体表
面に熱や歪みなどのエネルギーが蓄積して活性化され、
接合すべき面を重ね合わせて加熱した際素体相互間の原
子移動が容易となり、夾雑物の介在しない強固な結合が
得られる。
【0009】
【実施例】(その1)厚さ1mmで直径4インチのシリコン
ウエーハを鏡面研磨し、アセトンを用いて脱脂洗浄を行
ったのち、乾燥した。このシリコンウエーハの2枚を放
電プラズマ装置の対向電極の一つの上に置き、1Torrの
真空雰囲気下で両電極間に30MHz,5kVの高周波電圧を印
加し、プラズマを発生させて両ウエーハの表面を活性化
した。このような2枚のシリコンウエーハのプラズマ処
理を行った面を重ね合わせたのち、電気炉内にセット
し、大気中で1100℃で3時間の熱処理を施した。この工
程で得られたシリコンウエーハ接合品は、外部からの10
0 kg/cm2 程度の剪断応力を負荷しても剥離などの現象
はなく、かつ赤外線検査装置で接合界面を観察してもボ
イドなどの欠陥の発生は認められなかった。本条件であ
るならば、多数のサンプルを接合しても、その接合界面
での異常は発生しなかった。なお、シリコンウエーハの
重ね合わせの前に放電プラズマ処理を行わなかったもの
を重ね合わせて、上記と同様な熱処理条件で接合する
と、その約30%で接合界面にボイドの残留が認められ
た。なお、この方法は導電性のない素体の接合にも利用
できる。
【0010】(その2)図1は本発明の別の実施例に用い
る放電プラズマ装置を示す。上記の実施例と同様に、鏡
面研磨し、アセトンで脱脂洗浄を行ったのちに乾燥した
2枚の厚さ1mm, 直径4インチのシリコンウエーハ1を
図1の装置のパンチ2の面にそれぞれ真空吸着などの方
法で固定する。パンチ2は円筒3の中で上下に移動でき
るが、最初はウエーハ1間を離しておき、1Torrの真空
雰囲気もしくは窒素あるいはアルゴンなどの不活性雰囲
気中でパンチ2に付属した電極4の間に電源部5より高
周波電圧と直流電圧を交互あるいは重畳して印加する。
その結果、両ウエーハ1の間の空間6にプラズマが発生
し、シリコンウエーハ1の対向する面は清浄化される。
次いでパンチ2を接近させてシリコンウエーハ1の対向
面を接触させてパンチ2の間に加圧力7を加え、電極4
の間の電圧の印加を続けることによりウエーハを加熱し
て結合させる。印加電圧が1〜5kV, 周波数が20〜50MH
z,加圧力が0.2〜0.5t/cm2 であり、プラズマ発生時
間と加圧時間の合計が60〜180 秒のときに界面に欠陥が
存在せず、かつ強固な結合力を有するシリコンウエーハ
の直接結合を得ることができた。
【0011】上記の二つの方法のいずれを用いても、2
枚のシリコンウエーハを接合して図2ないし図5に示し
たような技術を実施することができる。
【0012】
【発明の効果】本発明によれば、二つの素体の接合すべ
き面を前もって放電プラズマ処理することにより、接合
すべき面の不純物が除去されると共に、その表面に熱や
歪みなどでエネルギーが蓄積して表面が活性化されるた
め、両面を重ね合わせて加熱することによって界面に欠
陥のない直接接合が可能になった。これにより、例えば
シリコンウエーハ接合時の歩留まりが飛躍的に向上し、
かつ結合力も従来の方法にくらべて格段に増加した。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に用いる放電プラズマ装置の
構成を一部断面で示す斜視図
【図2】直接接合したシリコンウエーハの用途の一つを
示す断面図
【図3】直接接合したシリコンウエーハの用途の一つを
示す断面図
【図4】直接接合したシリコンウエーハの用途の一つを
示す断面図
【図5】直接接合したシリコンウエーハの用途の一つを
示す断面図
【符号の説明】
1 シリコンウエーハ 2 パンチ 3 円筒 4 電極 5 電源部 7 加圧力

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】同一物質からなる二つの素体を接合する方
    法であって、各素体の接合すべき面に近接する空間に放
    電プラズマを発生させたのち、両面を重ね合わせて加熱
    と共に加圧して接合することを特徴とする接合方法。
  2. 【請求項2】各素体が導電性を有し、両素体の接合すべ
    き面を対向させて両素体間に電圧を印加し、対向する面
    の間に放電プラズマを発生させ、そのあと対向した面を
    加圧接触させ、両素体間に電圧を印加して加熱すること
    により接合する請求項1記載の接合方法。
  3. 【請求項3】素体の接合すべき面に凹部を有する請求項
    1あるいは2記載の接合方法。
  4. 【請求項4】素体がシリコンよりなる請求項1ないし3
    のいずれかに記載の接合方法。
  5. 【請求項5】二つのシリコン素体の不純物濃度が異なる
    請求項4記載の接合方法。
  6. 【請求項6】一方のシリコン素体の接合すべき面の表面
    層が内部の層より高不純物濃度である請求項4記載の接
    合方法。
  7. 【請求項7】二つのシリコン素体の接合すべき面がシリ
    コン酸化膜で覆われた請求項4記載の接合方法。
JP18004891A 1991-07-22 1991-07-22 接合方法 Expired - Lifetime JP2910334B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18004891A JP2910334B2 (ja) 1991-07-22 1991-07-22 接合方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18004891A JP2910334B2 (ja) 1991-07-22 1991-07-22 接合方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0529183A JPH0529183A (ja) 1993-02-05
JP2910334B2 true JP2910334B2 (ja) 1999-06-23

Family

ID=16076577

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP18004891A Expired - Lifetime JP2910334B2 (ja) 1991-07-22 1991-07-22 接合方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2910334B2 (ja)

Families Citing this family (18)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6962835B2 (en) * 2003-02-07 2005-11-08 Ziptronix, Inc. Method for room temperature metal direct bonding
JP5183874B2 (ja) * 2004-12-28 2013-04-17 信越化学工業株式会社 Soiウエーハの製造方法
JP2006210899A (ja) * 2004-12-28 2006-08-10 Shin Etsu Chem Co Ltd Soiウエーハの製造方法及びsoiウェーハ
JP2006210898A (ja) * 2004-12-28 2006-08-10 Shin Etsu Chem Co Ltd Soiウエーハの製造方法及びsoiウェーハ
US7485968B2 (en) 2005-08-11 2009-02-03 Ziptronix, Inc. 3D IC method and device
EP1981063B1 (en) * 2005-12-27 2021-04-07 Shin-Etsu Chemical Co., Ltd. Process for producing a soi wafer
KR20080086899A (ko) * 2005-12-27 2008-09-26 신에쓰 가가꾸 고교 가부시끼가이샤 Soi 웨이퍼의 제조 방법 및 soi 웨이퍼
WO2007074552A1 (ja) * 2005-12-27 2007-07-05 Shin-Etsu Chemical Co., Ltd. Soiウェーハの製造方法及びsoiウェーハ
US7745309B2 (en) * 2006-08-09 2010-06-29 Applied Materials, Inc. Methods for surface activation by plasma immersion ion implantation process utilized in silicon-on-insulator structure
DE102012111246A1 (de) * 2012-11-21 2014-05-22 Ev Group E. Thallner Gmbh Vorrichtung und Verfahren zum Bonden
US9953941B2 (en) 2015-08-25 2018-04-24 Invensas Bonding Technologies, Inc. Conductive barrier direct hybrid bonding
US10840205B2 (en) 2017-09-24 2020-11-17 Invensas Bonding Technologies, Inc. Chemical mechanical polishing for hybrid bonding
US11056348B2 (en) 2018-04-05 2021-07-06 Invensas Bonding Technologies, Inc. Bonding surfaces for microelectronics
US11393779B2 (en) 2018-06-13 2022-07-19 Invensas Bonding Technologies, Inc. Large metal pads over TSV
CN112585740A (zh) 2018-06-13 2021-03-30 伊文萨思粘合技术公司 作为焊盘的tsv
US11011494B2 (en) 2018-08-31 2021-05-18 Invensas Bonding Technologies, Inc. Layer structures for making direct metal-to-metal bonds at low temperatures in microelectronics
US11158573B2 (en) 2018-10-22 2021-10-26 Invensas Bonding Technologies, Inc. Interconnect structures
US11264357B1 (en) 2020-10-20 2022-03-01 Invensas Corporation Mixed exposure for large die

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0529183A (ja) 1993-02-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2910334B2 (ja) 接合方法
JP2791429B2 (ja) シリコンウェハーの常温接合法
TWI453857B (zh) Manufacturing method of electrostatic chuck mechanism
KR20030008163A (ko) 접합기판의 제조방법
TW201727753A (zh) 異質退火方法及裝置
JP2012004599A (ja) 電子工学、光学または光電子工学に使用される2つの基板を直接接合する方法
JP2000101019A5 (ja)
JP2007281166A (ja) 接合方法および接合装置ならびに接合基板
JP5181158B2 (ja) 接合方法およびこの方法により作成されるデバイス並びに接合装置
JP2018085536A (ja) 多層半導体デバイス作製時の低温層転写方法
JPS63101085A (ja) 拡散接合方法
JP4016701B2 (ja) 貼り合せ基板の製造方法
WO2004036626A2 (en) Isostatic pressure assisted wafer bonding method
JPH05275300A (ja) 半導体ウェーハの貼合わせ方法
JP2008235776A (ja) 貼り合わせウェーハの製造方法
JPH02170514A (ja) 半導体装置製造のためのシリコンウェーハ相互接着方法
JP2004111533A (ja) 静電吸着装置
JP7165342B1 (ja) 化学結合法及びパッケージ型電子部品,並びに電子デバイスのハイブリッド接合法
JPH08195334A (ja) シリコン基板の接合方法
JPH0691006B2 (ja) 半導体ウエハの接合方法
JPH0256916A (ja) 半導体基板の接合方法
JP2688082B2 (ja) 半導体基板の接合方法および接合装置
JPH0397215A (ja) 半導体ウェハの製造方法
JP2006073780A (ja) 常温接合方法と装置及びデバイス
TWI837774B (zh) 半導體裝置及半導體裝置之製造方法