JP2909821B2 - 版下デザイン装置及び方法 - Google Patents

版下デザイン装置及び方法

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JP2909821B2 JP63170558A JP17055888A JP2909821B2 JP 2909821 B2 JP2909821 B2 JP 2909821B2 JP 63170558 A JP63170558 A JP 63170558A JP 17055888 A JP17055888 A JP 17055888A JP 2909821 B2 JP2909821 B2 JP 2909821B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は版下デザイン装置及び方法に関し、例えばス
ポーツシヤツなどの布地に文字、数字、記号、図形(こ
れをキヤラクタと呼ぶ)などのデザイン要素をプリント
する場合等に適用して好適なものである。
〔発明の概要〕
本発明は版下デザイン装置及び方法において、再表示
処理した後色付処理を実行するようにしたことにより、
デザイナが所望の範囲に、色もれをさせることなく、確
実に、色付けをすることができる。
〔従来の技術〕
従来スポーツシヤツにキヤラクタをプリントする際に
用いられる版下は、デザイナが版下用画材上にキヤラク
タをデザインしながら手書きによつて描画し、かくして
描画された版下画像のうちキヤラクタ部分を手作業によ
つてカツタを用いて切り抜くことによつて版下を作成し
た後、当該版下をプリント対象となるスポーツシヤツ上
に載置して、例えばシルク印刷によつてプリントするよ
うな作業工程を実施するようになされていた。
〔発明が解決しようとする問題点〕
ところが実際上デザインが手書きで文字、数字、記号
(これを文字デザイン要素と呼ぶ)及び図形(これを図
形デザイン要素と呼ぶ)などのキヤラクタを描くために
は、それ自体かなり長大な作業時間が必要であるのみな
らず、一旦描画したキヤラクタがデザイナにとつて不満
足なものであるときには、新たな版下画像を書き直す必
要があり、実際上版下を作成する手間が膨大になること
を避け得なかつた。
この問題を解決する方法として、コンピユータの演算
機能を用いてデザインデータを作成してデイスプレイ装
置に表示できるようにすると共に、当該作成されたキヤ
ラクタデータを必要に応じて、拡大、縮小、変形、回
転、移動演算処理できるようにし、かくしてマン−マシ
ン方式で簡易に版下をデザインできるようにした版下デ
ザイン装置が提案されている(特開昭61−311332号、特
願昭62−18091号、特願昭62−6587号)。
この種の版下デザイン装置において、例えば第2図に
示すように、デイスプレイ装置の表示画面DIS上に、図
形デザイン要素として二重楕円図形DAEN1及びDAEN2を描
画すると共に、その間に文字デザイン要素として複数の
文字MOJIを表示するような場合には、実際上二重楕円図
形DAEN1及びDAEN2を図形モードを用いて図形データとし
て作成するのに対して、文字MOJIを図形作成モードとは
異なるキヤラクタ作成モードを用いてキヤラクタデータ
として作成し、これをデイスプレイ装置の表示画面DIS
上に互いに重畳するように表示させる方法が用いられ
る。
ところがこのような図形及びキヤラクタを重畳させる
ような版下デザイン要素に色付けをする場合、表示画面
DISにおいて、楕円図形DAEN1又はDAEN2上に交差するよ
うに文字MOJIを形成したような場合に、色付けを簡易に
なし得ない場合がある。
因に表示画面DISの所定の領域に色付けをする簡易な
手法としては、楕円図形DAEN1、DAEN2のように、それ自
体閉塞した図形の内部をカーソルKAによつて着色領域と
して指定し、当該指定点OELからこれを取り囲む図形DAE
N1に至るまでの領域を指定した色で埋め込むような手法
を用いれば良いと考えられる。
ところが楕円図形DAEN1及びDAEN2と交差するような文
字MOJIを形成して一旦表示した後、これを削除又は修正
処理により表示を消去すると、第1図に示すように、当
該消去した部分に切り目BRKが生ずる結果になり、この
ような場合には、指定点OELを閉塞するように取り囲ん
でいるはずの内部の楕円図形DAEN1を埋め込む色表示が
切れ目BRKから外部の楕円図形DAEN2に漏れ出す。
本発明は以上の点を考慮してなされたもので、かかる
色もれを確実に防止し得るようにした版下デザイン装置
及び方法を提案しようとするものである。
問題点を解決するための手段 かかる問題点を解決するため本発明においては、表示
手段7に表示された図形のうち、周囲を囲む線によつて
閉塞された図形の内部を着色領域として指定すると共
に、当該着色領域内の点に色データを割り当てることに
より、着色領域に対して色付け処理をすると共に、デザ
イン処理対象であるデザイン要素データを第1のメモリ
手段2Aに一時記憶し、第1のメモリ手段2Aに一時記憶さ
れたデザイン要素データを登録データとして第2のメモ
リ手段2Bに順次登録する版下デザイン装置及び方法であ
つて、第1のメモリ手段2Aに一時記憶されたデザイン要
素データが消去された状態において、第2のメモリ手段
2Bに登録されている登録データを、デザイン処理対象で
あるデザイン要素として、表示手段7に再表示し、当該
再表示されたデザインデータに色付け処理をする。
〔作用〕
デイスプレイ装置7の表示画面DIS上に色付けすべき
表示範囲を決める図形DAEN1、DAEN2に切れ目BRKがある
とき、再表示手段(2、SP8、PT12)によつて図形DAEN
1、DAEN2の登録データを再表示させるようにしたことに
より、色付手段(2、RT9)によつて色付処理をする際
には、切れ目BRKがない図形DAEN1、DAEN2をデイスプレ
イ装置7上に表示でき、これにより色もれ現象の発生を
有効に回避し得る。
〔実施例〕
以下図面について、本発明の一実施例を詳述する。
〔1〕実施例の全体構成 第3図において、1は全体として版下デザイン装置を
示し、コンピユータ構成の中央処理ユニツト(CPU)2
を有する。CPU2は内部メモリ2A及びデザインデータレジ
スタ2Bを有し、デザイナによつてデータ入力手段として
のキーボード3又はマウス4からバス5を介して入力さ
れる指令信号や入力データに基づいて、当該入力データ
や、外部メモリ6から転送されるデータを内部メモリ2A
に取り込むことにより、処理すべき基礎データとして保
持すると共に、バス5を介してデイスプレイ装置7に表
示する。
CPU2はこの基礎データをデザイン処理してデザインデ
ータレジスタ2Bに順次登録すると共に、この登録したデ
ザインデータをバス5を介してデイスプレイ装置7の表
示画面DIS上(第1図、第2図)に表示させる。
かくしてデザイナがデイスプレイ装置7の表示を見な
がら、キーボード3又はマウス4を用いてマン−マシン
手法によつて版下画像の作成、修正等のデザイン作業を
し得るようになされている。
この実施例の場合、デイスプレイ装置7は第2図につ
いて上述したような色塗り機能を有し、CPU2が指定点O
ELについてのデータ、指定点OELを取り囲む図形を表す
図形データ、着色すべき色データなどのデータをデイス
プレイ装置7に与えたとき、デイスプレイ装置7は指定
点OELから図形データが表す図形までの領域に色を塗り
込めるような動作をする。
外部メモリ6は例えばフロツピーデイスク装置でな
り、プログラムデータメモリ部6A、キヤラクタデータメ
モリ部6B、デザインデータメモリ部6Cを有する。プログ
ラムデータメモリ部6Aに格納されているプログラムデー
タは、CPU2の内部メモリ2Aに読み出されてCPU2を制御す
ることにより、版下デザインデータの作成、修正等の処
理を実行させると共に、処理結果の版下デザインデータ
をデザインデータレジスタ2Bに登録させる。
かくしてデザインデータレジスタ2Bに登録されて行く
版下デザインデータは、デザイナがデザイン作業を終了
したときに、CPU2によつてバス5を介して外部メモリ6
のデザインデータメモリ部6Cに格納できると共に、プリ
ンタ8においてコピーとして打ち出すことができ、又は
XYプロツタ9を用いて版下を自動的に作成することがで
き、又はモデム10によつて電話回線11を通じて版下画像
データを遠隔地にある受信装置に送信し、又は受信し得
るようになされている。
キヤラクタデータメモリ部6Bにはキヤラクタについて
の標準データとして、文字、数字、記号、図形などのデ
ザイン要素を描画するためのデザインデータ、文字の種
類を表す文字種類データ、文字間隔を表す文字間隔デー
タ等が格納されている。
CPU2は第4図に示すメインルーチンを実行することに
より、デザイナの入力操作に応じてデザイン処理を実行
する。
すなわち電源投入時CPU2はメインルーチンPT0に入つ
て、初期設定サブルーチンRT1において版下デザイン装
置1を全体として初期設定した後キーチエツクサブルー
チンRT2に入る。
このキーチエツクサブルーチンRT2においてCPU2は第
5図に示すように、ステツプSP01においてマウス4のマ
ウス座標を読み取つた後ステツプSP02において当該マウ
ス座標をカーソルKAによつてデイスプレイ装置7上に表
示し、続いてステツプSP03においてマウスボタン4Aのキ
ー操作データMF0及びキーボード3のフアンクシヨンキ
ー(この実施例の場合20個のフアンクシヨンキーKY1〜K
Y20を有する)キー操作データを読み取つてメインフラ
グMFi(i=1〜20)を発生した後、ステツプSP04から
メインルーチンに戻る。
かくしてCPU2は、第5図のキーチエツクサブルーチン
RT2において、デザイナがマウスボタン4A又はフアンク
シヨンキーKY1〜KY20によつて指定入力しようとするデ
ザイン処理モードに対応するデータを取り込んで、以下
これに対応するデザイン処理サブルーチンを実行する。
すなわちCPU2はメインルーチンRT0(第4図)におい
て、メインフラグMFiがMFi=MF1、MF2、MF3、MF4、MF5
のときそれぞれ、「文字作成サブルーチン」RT3、「文
字形式サブルーチン」RT4、「図形処理サブルーチン」R
T5、「書体チエンジサブルーチン」RT6、「データセー
ブサブルーチン」RT7を実行する。
またCPU2はメインフラグMFiがMFi=MF6、MF7、MF8、M
F9、MF10のときそれぞれ、「データロードサブルーチ
ン」RT8、「色付処理サブルーチン」RT9、「全消去サブ
ルーチン」RT10、「1文字消去サブルーチン」RT11、
「再表示サブルーチン」RT12を実行する。
さらにCPU2は、メインフラグMFiがMFi=MF13、MF14、
MF15、MF16、MF17のときそれぞれ「ズーム第1サブルー
チン」RT13、「ズーム第2サブルーチン」RT14、「レイ
アウトサブルーチン」R15、「プロツタ処理サブルーチ
ン」RT16、「エデイタサブルーチン」RT17を実行する。
これらのサブルーチン、すなわち「文字作成サブルー
チン」RT3〜「エデイタサブルーチン」RT17において、C
PU2はデザイナが必要に応じてキーボード3のフアンク
シヨンキーKY1〜KY20を操作すると共に、マウス4及び
キーボード3のテンキーTENからデザイナによつて入力
された指令信号及びデータに基づいて版下を構成するデ
ザイン要素の作成、修正などの処理を実行する。
ここでCPU2は、1つのキヤラクタを作成したとき当該
作成されたキヤラクタを規定するためのデータ(これを
キヤラクタ規定データと呼ぶ)を、作成された順序で順
次読み出し得るようなメモリエリアに、キヤラクタの順
位を表すデザイン順序データ(作成順序が古い順に一連
の登録番号1、2……を付ける)を付加して、デザイン
データレジスタ2Bに登録するようになされている。
これに対してメインフラグMFIがMFi=MF11、MF12にな
つたときCPU2は、デザイナが版下のテザイン作業の終了
を指令したと判断して「終了処理サブルーチン」RT18を
実行した後、ステツプRT19において当該メインルーチン
の処理を終了する。
以上の構成において、文字作成サブルーチンRT3及び
図形処理サブルーチンRT5は、色付処理サブルーチンRT9
を実行する際に、第2図について上述した色もれ現象の
原因となる切れ目BRKを生じさせないようにするため再
表示処理を実行するようになされている。
これに加えてデザイナが必要に応じて任意のタイミン
グで再表示処理を実行できるように、再表示サブルーチ
ンRT12が設けられている。
〔2〕文字作成時の再表示処理 CPU2は第1図、第2図について上述したように、図形
によつて囲まれた領域に対してデザイナが所望の色を着
色指定しようとする場合、文字作成サブルーチンRT3に
おいて文字を作成する際に、第6図に示すように、再表
示処理を含むようなプログラムを実行することによつ
て、第1図、第2図について上述した色もれ現象の発生
を回避するようになされている。
すなわちCPU2は文字作成サブルーチンRT3に入ると、
第6図に示すように、ステツプSP1においてデザイナが
マウス4を用いてカーソルKAによつて指定した文字作成
位置の座標を読み取つた後、ステツプSP2においてデザ
イナが文字指定データを入力するのを待ち受ける。
デザイナが文字を指定すると、CPU2はステツSP3に移
つて当該文字データを内部メモリ2Aに書き込むと共にこ
れをデイスプレイ装置7上に表示させ、その後ステツプ
SP4においてデザイナが当該作成した文字を登録するか
否かの判断をするのを待ち受ける。
ここでデザイナはデイスプレイ装置7に表示された文
字を目視確認して、これを登録するキー操作をしたと
き、CPU2はステツプSP4において肯定結果を得ることに
よつてステツプSP5に移つて当該デザインデータをデザ
インデータレジスタ2Bに登録してステツプSP6からメイ
ンルーチン(第4図)に戻る。
これに対してCPU2はステツプSP4において否定結果が
得られたとき(このことはデザイナが当該デザインデー
タを登録せずに消去すべきことを指定操作したことを意
味する)、CPU2はステツプSP7に移つて当該文字データ
を内部メモリ2Aから消去する。
このようにして内部メモリ2Aから文字データが消去さ
れると、対応する文字がデイスプレイ装置7から消去さ
れる。
ところがこのとき当該消去された文字が、第1図につ
いて上述したように、内側の楕円図形DAEN1と交差して
いた場合には、楕円図形DAEN1のうち、当該消去された
文字データと重複した部分に切れ目BRKができる。
因に楕円図形DAEN1と重複した文字データ部分は両者
が共有する共通のデータをもつていたことを表してお
り、当該共通のデータが文字消去されたときにこれと同
時に消去されることにより、楕円図形DAEN1には切れ目B
RKが生ずることになる。
CPU2はステツプSP7においてかかる処理をした後、ス
テツプSP8に移つて再表示サブルーチンを実行する。
この再表示サブルーチンSP8は、今までの文字作成処
理によつて、デザインデータレジスタ2Bに登録されたキ
ヤラクタデータの全てをデイスプレイ装置7に改めて表
示させる(これを再表示と呼ぶ)ための処理を実行する
サブルーチンで、CPU2は第7図に示すように、ステツプ
SP11において、先ず文字デザイン要素について、デザイ
ンデータレジスタ2Bの登録文字数と、デイスプレイ装置
7に表示させたキヤラクタ数との差が正であるか否かの
判断をする。
ここで肯定結果が得られると、このことは未だ登録さ
れたデータの全部をデイスプレイ装置7に表示していな
いことを意味しており、このときCPU2はステツプSP12に
移つて1つの登録番号のキヤラクタ(この実施例の場合
若い登録番号のキヤラクタ)をデイスプレイ装置7に表
示させた後上述のステツプSP11に戻る。
このようにしてCPU2はデイスプレイ装置7に1つのキ
ヤラクタを表示させると共に、表示キヤラクタ数を「+
1」加算した後再度ステツプSP11の判断をする。
以下同様にしてステツプSP11において否定結果が得ら
れるまでCPU2はステツプSP11−SP12−SP11の循環ループ
の処理を実行することにより、デザインデータレジスタ
2Bに登録された文字を登録順に1つずつ表示させて行
く。
やがてステツプSP11において否定結果が得られると、
このことはデザインデータレジスタ2Bに登録されていた
全部の文字がデイスプレイ装置7上に表示させることに
より、再表示処理が終了したことを意味する。
そこでCPU2はステツプSP13に移つてデザインデータレ
ジスタ2Bに登録されている図形デザイン要素についての
再表示処理を実行する。
すなわちCPU2はステツプSP13においてデザインデータ
レジスタ2Bの登録図形数と表示図形数との差が正である
か否かの判断をし、肯定結果が得られたときステツプSP
14に移つてデザインデータレジスタ2Bに登録されている
1つの図形をデイスプレイ装置7上に表示させた後上述
のステツプSP13に戻る。
以下同様にしてCPU2はステツプSP13において否定結果
が得られるまでステツプSP13−SP14−SP13の循環ループ
の処理を実行することにより、デザインデータレジスタ
2Bに登録されている全ての図形をデイスプレイ装置7上
に表示させ、やがてステツプSP13において否定結果が得
られることによりステツプSP15から文字作成サブルーチ
ン(第6図)に戻る。
このときCPU2は文字作成サブルーチンの処理を終了し
てステツプSP9からメインルーチンに戻る。
第6図の構成によれば、第2図について上述したよう
に、楕円図形DAEN1及びDAEN2の図形データと、文字MOJI
等のキヤラクタデータとを互いに重畳させるような版下
をデザインしようとする際に、キヤラクタデータを作成
して行く途中において、ステツプSP4の判断に応じて一
旦デイスプレイ装置7上に表示したキヤラクタデータを
登録せずにステツプSP7において消去した場合には、第
1図について上述したように、楕円図形DAEN1、DAEN2と
交差するように文字MOJIが形成されていたときには、ス
テツプSP7のキヤラクタ消去時に切れ目BRKが生ずる。
ところがこの切れ目BRKは、再表示サブルーチンSP8
(第7図)のステツプSP13及びSP14において、デザイン
データレジスタ2Bに消去されずに残つている楕円図形DA
EN1、DAEN2の登録図形データを改めてデイスプレイ装置
7に表示することにより、切れ目BRKがない楕円図形DAE
N1、DAEN2が再表示される。
〔3〕図形処理時の再表示処理 メインルーチンRT0(第4図)において図形処理サブ
ルーチンRT5に入るとCPU2は、第8図に示すように、ス
テツプSP11においてデザイナが図形選択操作をするのを
待ち受け、図形選択操作がされたときステツプSP12に移
つて当該選択された図形の図形データを作成して内部メ
モリ2Aに書き込む。
ここで図形として、例えば直線が選択されたときCPU2
は開始点及び終了点のデータがデザイナによつて入力さ
れるのを待ち受けて当該データを含む図形データを内部
メモリ2Aに書き込む。
続いてCPU2はステツプSP13においてデザイナが登録指
令を入力したか否かを判断し、肯定結果が得られたとき
ステツプSP14において当該作成された図形データをデザ
インデータレジスタ2Bに登録した後ステツプSP15からメ
インルーチンに戻る。
これに対してステツプSP13において否定結果が得られ
たときCPU2はステツプSP16に移つて当該作成された図形
データを内部メモリ2Aから消去した後ステツプSP17にお
いて再表示サブルーチン(第7図)を実行し、この処理
が終了したときステツプSP18からメインルーチンに戻
る。
第8図の構成によれば、すでにデザインデータレジス
タ2Bに登録されている図形に重なるような図形データを
作成して内部メモリ2Aに書き込んだような場合におい
て、当該新たな図形データを登録せずにステツプSP16に
おいて消去すれば、第1図について上述したと同様にし
てデイスプレイ装置7の表示に切れ目BRKが図形に生じ
る。
このような場合においてもCPU2は、ステツプSP17にお
いて再表示サブルーチンを実行することにより、デザイ
ンデータレジスタ2Bにすでに登録されている図形データ
をデイスプレイ装置7に再表示させることにより、切れ
目BRKがない図形表示をデイスプレイ装置7上に残した
状態でメインルーチンに戻ることができる。
〔4〕色付処理 CPU2はメインルーチンRT0(第4図)の色付処理サブ
ルーチンRT9が指定されたとき第9図に示す色付処理プ
ログラムを実行する。
すなわちステツプSP21においてクリアキーがオン操作
されていないことを条件としてCPU2は、順次ステツプSP
22、SP23において上シフトキー、下シフトキーがオン操
作されたか否かを確認し、オン操作されたときそれぞれ
ステツプSP24X及びSP25Xに移つてペイントカラーナンバ
を「−1」及び「+1」だけ変更させる処理を実行する
ことによりデイスプレイ装置7上の色の明るさを変更す
るような設定をする。
また、ステツプSP22及びSP23において否定結果が得ら
れたとき、順次ステツプSP24、SP25、SP26、SP27、SP2
8、SP29においてそれぞれテンキーTENの「1」キー、
「7」キー、「2」キー、「8」キー、「3」キー、
「9」キーが操作されたことを確認したときステツプSP
30、SP31、SP32、SP33、SP34、SP35においてそれぞれ線
データに「+1」を加算し、線データに「−1」を減算
し、赤データに「+1」を加算し、赤データに「−1」
を減算し、青データに「+1」を加算し、青データに
「−1」を減算するような処理を実行することにより、
デイスプレイ装置7に表示される色の色素を変更させる
ような処理を実行する。
またステツプSP24〜SP29において否定結果が得られた
ときCPU2は、ステツプSP36及びSP37においてそれぞれマ
ウス4(第3図)のマウスボタン4A、4Bがオン操作され
たことを確認してそれぞれステツプSP38、SP39に移る。
ステツプSP38においてCPU2はペイントカラーナンバと
して「0」を指定し(このことは黒色を指定したことを
意味する)、これを標準色としてデイスプレイ装置7に
表示されるキヤラクタに標準色として色付けした後上述
のステツプSP21に戻る。
またステツプSP39においてCPU2は、ステツプSP24X、S
P25Xの処理によつて指定されたペイントカラーナンバの
明るさでデイスプレイ装置7上のキヤラクタを色付けし
た後上述のステツプSP21に戻る。
CPU2はステツプSP21において肯定結果が得られたとき
CPU2はステツプSP40においてメインフラグMFiをMFi=MF
0に初期化した後ステツプSP41からメインルーチンRT0
(第4図)に戻る。
第9図の色付け処理を実行する前にCPU2は、メインル
ーチンRT0のキーチエツクサブルーチンRT2(第5図)に
おいてマウス4によつて指定されたマウス座標を読み取
つていることに基づいて、当該マウス座標によつて指定
された点の座標データをデイスプレイ装置7に与えるこ
とにより、当該指定された点から、これを取り囲む図形
の範囲において色付処理を実行させるようになされてい
る。
かかる色付処理を実行させるにつきCPU2は、文字作成
サブルーチンRT3(第6図)及び図形処理サブルーチンR
T5(第8図)において、文字データ又は図形データを消
去したとき再表示処理(ステツプSP8、SP17)を実行す
ることによつて色付処理をすべき範囲を取り囲む図形に
切れ目BRKを生じさせないように処理している。従つて
色もれによつてデザイナが指定した範囲以外の範囲に誤
つて色付けするような現象の発生を有効に回避し得る
(第1図)。
〔5〕再表示サブルーチンによる再表示処理 CPU2はメインルーチンRT0(第4図)において、デザ
イナがキー操作によつてメインフラグMF10を立てたと
き、再表示サブルーチンRT12を実行することにより、デ
イスプレイ装置7にデザインデータレジスタ2Bの登録デ
ータを再表示させることができるようになされ、これに
より、文字作成モード又は図形処理モード以外の処理モ
ード、例えばエデイタサブルーチンRT17における処理モ
ードにおいて図形の切れ目BRK(第1図)が発生したと
きこれを色付処理モードに先立つて修復できるようにな
されている。
この実施例の場合再表示サブルーチンRT12は、第7図
について上述した再表示サブルーチンSP8と同一の処理
を実行するようになされている。
以上の構成において、CPU2はデザイナが第10図に示す
ような作業手順で色付作業TSK1を実施することにより、
デイスプレイ装置7上に色もれ現象を生じさせないよう
にし得る。
すなわちデザイナが作業ステツプTSK2、TSK3において
エデイタサブルーチンRT17、1文字消去サブルーチンRT
11などの処理をCPU2に実行させた際に、デイスプレイ装
置7に表示された図形上に切れ目BRKが発生しているこ
とが分かつたとき、デザイナは作業手順TSK4に移つて再
表示サブルーチンRT12を実行させることにより、現在デ
ザインデータレジスタ2Bに登録されている図形をデイス
プレイ装置7上に再表示させる。
このときエデイタサブルーチンRT17、1文字消去サブ
ルーチンRT11などによつて例えばデイスプレイ装置7上
の図形に切れ目BRKが発生したとしても、デザインデー
タレジスタ2Bには当該切れ目BRKを生じさせないような
登録図形データが残されているので、デイスプレイ装置
7には切れ目BRKがない図形を表示させることができ
る。
この状態においてデザイナが作業手順TSK5において色
付処理サブルーチンRT9の実行を指示する。このときCPU
2は第9図について上述したように、キーチエツクサブ
ルーチンRT2において指定されたマウス座標の点を中心
として、周囲の図形までの範囲を色付けするような処理
を実行する。ここで、デイスプレイ装置7上には色付処
理に先立つて再表示処理がなされていることにより、色
もれ現象(第1図)の発生を有効に防止し得る。
以上の構成によれば、デザイナが必要に応じてCPU2に
対して再表示処理を指定できるような再表示サブルーチ
ンRT12を設けるようにしたことにより、デイスプレイ装
置7上の色もれ現象の発生を確実に防止することができ
る。
〔6〕他の実施例 (1) 上述の実施例においては、色付処理サブルーチ
ン(第9図)によつて作成した色付データを登録せずに
デイスプレイ装置7に表示するようにしたが、これに代
え、当該色付データをデザインデータレジスタ2Bに版下
デザインデータの一部として登録することにより、デイ
スプレイ装置7上に表示したとき登録した色付データを
表示できるようにしても良い。
(2) 上述の実施例においては、文字作成サブルーチ
ンRT3(第6図)及び図形処理サブルーチンRT5(第8
図)において、文字データ及び図形データを消去したと
き再表示処理を実行するようにすると共に、これとは別
にメインルーチンRT0に再表示サブルーチンRT12を設け
るようにした場合について述べたが、これに代え、文字
作成サブルーチンRT3及び図形処理サブルーチンRT5にお
ける再表示サブルーチインSP8及びSP17を省略して、第1
0図に示す色付作業手順TSK1においてメインルーチンRT0
の再表示サブルーチンRT12を用いて再表示処理をするよ
うにしても良い。
(3) 上述の実施例においては、デイスプレイ装置7
に対して、色付範囲に含まれる点及びその範囲を表すデ
ータを供給することにより、当該指定点から指定範囲に
まで色付けを実行するような機能をデイスプレイ装置7
の機能としてもたせるように構成した場合について述べ
たが、かかる機能をデイスプレイ装置7以外の構成部分
に分担させるように構成しても上述の場合と同様の効果
を得ることができる。
(4) 上述の実施例においては、図形上に文字を重畳
させるように表示するようにした場合について述べた
が、文字以外の数字、記号等の文字デザイン要素を表示
する場合にも同様にして本発明を適用し得る。
〔発明の効果〕
上述のように本発明によれば、色付け処理に先立つて
デザイン処理対象であるデザインデータの一部が消去さ
れたとき、それまでに登録されていた登録データをデザ
イン処理対象として再表示処理させるようにしたことに
より、デザイナが指定した範囲にも色もれを生じさせる
ことなく確実に着色できる版下デザイン装置及び方法を
容易に実現し得る。
【図面の簡単な説明】
第1図は色もれ現象の説明に供する略線図、第2図は着
色指定処理の説明に供する略線図、第3図は本発明によ
る版下デザイン装置の全体構成を示すブロック図、第4
図はそのCPUのメインルーチンを示すフローチヤート、
第5図及び第6図は第4図のキーチエツクサブルーチン
及び文字作成サブルーチンの詳細を示すフローチヤー
ト、第7図は再表示サブルーチンの詳細を示すフローチ
ヤート、第8図及び第9図は第4図の図形処理サブルー
チン及び色付処理サブルーチンの詳細を示すフローチヤ
ート、第10図は色付作業手順を示すフローチヤートであ
る。 1……版下デザイン装置、2……CPU、3……キーボー
ド、4……マウス、5……バス、6……外部メモリ、7
……デイスプレイ装置。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】表示手段に表示された図形のうち、周囲を
    囲む線によつて閉塞された図形の内部を着色領域として
    指定すると共に、当該着色領域内の点に色データを割り
    当てることにより、上記着色領域に対して色付け処理を
    する版下デザイン装置であつて、 デザイン処理中のデザイン要素データを一時記憶する第
    1のメモリ手段と、 上記第1のメモリ手段に一時記憶されたデザイン要素デ
    ータを登録データとして順次登録する第2のメモリ手段
    と、 上記第1のメモリ手段に一時記憶されたデザイン要素デ
    ータが消去されたとき、上記第2のメモリ手段に登録さ
    れている上記登録データを、上記デザイン処理対象であ
    るデザイン要素として、上記表示手段に再表示するデザ
    インデータの再表示手段と、 上記表示手段に再表示された上記デザインデータに色付
    け処理をする色付け処理手段と を具えることを特徴とする版下デザイン装置。
  2. 【請求項2】デザイン要素データを作成して表示手段に
    表示した後、当該表示手段に表示されたデザイン要素を
    見ながら新たなデザイン要素データを作成する版下デザ
    イン方法であつて、 第1のメモリ手段において、デザイン要素データを作成
    して当該第1のメモリ手段にデザイン処理対象として一
    時記憶するステツプと、 上記第1のメモリ手段に一時記憶されたデザイン要素デ
    ータを登録データとして第2のメモリ手段に登録するス
    テツプと、 上記登録されたデザイン要素データに対して新たなデザ
    イン要素データを作成して上記第1のメモリ手段に一時
    記憶することにより合成されたデザインデータを形成す
    るステツプと、 上記第1のメモリ手段に記憶されている上記新たに作成
    されたデザイン要素データを消去するステツプと、 その後、上記第2のメモリ手段に登録されている上記登
    録データを表示手段に再表示するステツプと、 上記表示手段に表示された図形のうち、周囲を囲む線に
    よつて閉塞された図形の内部を着色領域として指定する
    と共に、当該着色領域内の点に色データを割り当てるこ
    とにより、上記着色領域に対して色付け処理をするステ
    ツプと を具えることを特徴とする版下デザイン方法。
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