JP2909468B2 - 油圧装置 - Google Patents

油圧装置

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JP2909468B2
JP2909468B2 JP29792896A JP29792896A JP2909468B2 JP 2909468 B2 JP2909468 B2 JP 2909468B2 JP 29792896 A JP29792896 A JP 29792896A JP 29792896 A JP29792896 A JP 29792896A JP 2909468 B2 JP2909468 B2 JP 2909468B2
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RIKEN KIKI KK
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KAKIZAKI KIKAI KK
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は重量物、大型構造
物或は建築物等のジャッキアップ、ダウンの作業や横押
し、横引き移動作業を行なったり、大型コンクリ−トブ
ロックの型枠からの脱型作業を行なったり、プレスによ
る長尺物の加工等に利用できる油圧装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来複数本の油圧シリンダを同調させる
ように用いて重量物のジャッキアップ、ダウンをする装
置として次のような装置がある。油圧シリンダのストロ
−ク位置をセンサ−で検出し、電気制御回路でフィ−ド
バックしながら同調させる装置があるが、同調精度はよ
いが、電気制御に要する費用が非常に高くなるという欠
点がある。また、カム軸がラジアルタイプ又はアキシャ
ルタイプのプランジャポンプに複数本のピストンが組込
まれている物を使用し、各々のピストンの吐出部を別々
に取出すことにより等容量の油を吐出させるようにした
ものがある。しかしながら、各吐出ポ−ト毎にジャッキ
ダウン時に必要な自動落下防止回路を構成するため、吐
出ポ−トと同じ個数の方向切換弁、落下防止弁、圧力保
持弁等が必要である。また、ポンプ本体に組込まれてい
るピストンの数に制限があるため、作業現場等では油圧
シリンダの数を簡単には変更できない。ピストン数を増
やすにはモ−タ出力やポンプを駆動するカム軸も大きく
する必要がある。
【0003】また、複数個の負荷となる同一の油圧シリ
ンダへそれぞれ同一の調整シリンダを使用して等量ずつ
の作動油を供給したり排出する油圧装置の提案が特開平
7−332309号に記載してあるが、各油圧シリンダ
毎に電磁弁が設けてあって非常に高価になったり、自動
運転ができなかったり、電磁弁を設けない場合もあるが
構成に不十分な点があるもので、何れも全く実用されて
いない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この発明は非常に安価
であり、自動運転が可能であり、かつコンパクトに構成
出来る重量物のジャッキアップ、ダウン或は移動等に使
用出来る油圧装置を提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明はそれぞれ負荷
へ連結して作動油を供給したり吸い戻しする複数個の吐
出ポ−トを有し、この各吐出ポ−ト毎に設ける装置と、
各吐出ポ−トに対して共通の制御装置とよりなる油圧装
置において、前記制御装置は第1の油圧回路と、第2の
油圧回路と、第3の油圧回路と、第4の油圧回路とを包
含し、前記各吐出ポ−ト毎に設ける装置としてそれぞれ
ポンプから前記第1の油圧回路を介して吐出ポ−トに作
動油を供給したり吸い戻すために順次連結した第1のパ
イロット付逆止弁と、これに続く第2のパイロット付逆
止弁と、それぞれ複動式のシリンダ本体とその一方側に
延びる内部断面積の小さい延長部を有しシリンダ本体内
と延長部内のそれぞれのピストンが一体とされた同調シ
リンダとを包含し、前記シリンダ本体の一方側を前記第
1と第2のパイロット付逆止弁の間に連結しかつ他方側
はそれぞれ第2の油圧回路により制御装置に連結してあ
り、前記第3の油圧回路は第1のパイロット付逆止弁に
パイロット圧力を与えるものであり、前記第4の油圧回
路は第2のパイロット付逆止弁にパイロット圧力を与え
ると共に前記各同調シリンダの延長部に作動油を供給し
たり排出することを特徴とする油圧装置を提供するもの
である。
【0006】
【発明の実施の形態】以下図面を参照しながらこの発明
の一実施例について説明する。図1に示すこの発明の一
実施例において、10は負荷となる油圧シリンダ等に対
して共通に使用する制御装置で、次に述べるように構成
してある。すなわち、12は例えば700kgf/cm
2 の圧力の作動油を供給出来るポンプである。13はソ
レノイド切換弁で、ポ−ト13a,13bをそれぞれソ
レノイド13c,13dの付勢により切換えるようにな
っている。15は第1の油圧回路、16は第2の油圧回
路である。20はポ−ト20aとポ−ト20bを手動操
作で切換える手動切換弁である。22はソレノイド切換
弁で、バネ22cにより常時ポ−ト22aが接続状態に
なっているが、ソレノイド22dの付勢状態でポ−ト2
2bに切換わるようになっている。25,26はそれぞ
れ第2の油圧回路16の異なった部分に設けたパイロッ
ト付き逆止弁である。30,31,32はそれぞれ圧力
スイッチである。35は落下防止弁、36はリリ−フ
弁、38は逆止弁付流量制御弁である。40は第3の油
圧回路、41は第4の油圧回路で、これらの動作は後述
する。43はタンクである。
【0007】50は負荷である図示してない油圧シリン
ダ等へ通ずる複数個の吐出ポートで、それぞれ第1の油
圧回路15に順次第1と第2のパイロット付逆止弁51
及び52と、開閉弁55を介して作動油を供給及び排出
するようになっている。第1のパイロット付逆止弁51
は第3の油圧回路からパイロット圧力を受けるようにな
っており、かつ第2のパイロット付逆止弁52は第4の
油圧回路からパイロット圧力を受けるようになってい
る。開閉弁55は手動式でも電磁式でもよい。57は同
調シリンダで、シリンダ本体59と一方側に内部の断面
積を小さくした延長部60が設けてある。この同調シリ
ンダのシリンダ本体59の延長部60と隣接する一方測
(以下引き側という)が第1と第2のパイロット付逆
止弁51と52の間に連結してあり、かつ他方側(以下
押し側という)が第2の油圧回路16に連結してあ
る。また、同調シリンダ57のシリンダ本体59内及び
延長部60内にあるそれぞれのピストン62,63は一
体に形成してあるが、ピストン63はピストン62から
棒状に突出して延長部60内に移動可能に内接するよう
に構成たものでもよい。延長部60には後述するように
して第4の油圧回路から作動油の供給を受けるようにな
っている。このような各同調シリンダ57は同一の形状
寸法に形成してある。
【0008】以上のように構成したものにおいて、重量
物を負荷となる油圧シリンダ等で持上げる場合について
動作を説明する。早送り。手動切換弁20をポ−ト20
b側に切換える。図示してないスイッチボックスのスイ
ッチを上昇側に切換え、早送りボタンを押すとポンプ1
2が起動し、ソレノイド13dが励磁して作動油がポ−
ト13bとポ−ト20bを通過し、更に第1の油圧回路
15を経て各パイロット付逆止弁51を通り同調シリン
ダ57のシリンダ本体59の引き側に流入する。シリン
ダ本体59の押し側の作動油はパイロット付逆止弁25
が第1の油圧回路15からパイロット圧力を受けて開い
ているため第2の油圧回路16より切換弁13のポ−ト
13bを通ってタンク43に戻る。各シリンダ本体59
でピストンが押し側に達すると同時にパイロット付逆止
弁51を通過した作動油はパイロット付逆止弁52を通
り吐出ポ−ト50から流出する。すべての負荷の油圧シ
リンダ等が荷に接触すると圧力が上がり始める。この圧
力上昇はリリ−フ弁36の設定圧力まで続いて早送りが
できる。リリ−フ弁36の設定圧は例えば250kgf
/cm2 以内等において適当に設定してある。
【0009】何れかの油圧シリンダ等の上の荷が浮き始
めたらその時点でスイッチボックスの停止ボタンを押
し、ポンプ12を停止し、その吐出ポ−ト50に連結し
た開閉弁55を閉め、再度ポンプ12を起動する。次に
他の何れかの油圧シリンダ等の上の荷が浮き始めたら同
様な動作を繰り返し行ってすべて負荷の油圧シリンダ等
へ通ずる吐出ポ−ト50の開閉弁55を閉じる。このよ
うな動作は負荷となる各油圧シリンダ等で重量物を支持
する場合その重心位置が中央に無かったり何処にあるか
不明な場合が普通であり、かつ各油圧シリンダ等の受け
持つ荷重が異なっているので各油圧シリンダ等が同一の
ストロ−クの位置に成るようにして自動運転に入るため
である。次に全ての開閉弁55を開く。
【0010】同調上昇作動。圧力スイッチ31の設定圧
を例えば100kgf/cm2 等の吐出ポ−ト50の圧
力より低くなるように設定する。スイッチボックスの上
昇/下降スイッチを上昇側に切換え、起動ボタンを押す
と次のように動作する。同調シリンダ57の吐出工程。
ソレノイド切換弁13のソレノイド13cが励磁して作
動油がポ−ト13aを介して第2の油圧回路16からパ
イロット付逆止弁25を通り、各同調シリンダ57のシ
リンダ本体59の押し側に入る。シリンダ本体59の引
き側にある作動油はそれぞれパイロット付逆止弁52を
通り吐出ポ−ト50より吐出され油圧シリンダ等に入
る。その際それぞれの油圧シリンダ等が動くストロ−ク
はシリンダ本体59の引き側の1ストロ−クの容積分の
みである。この1ストロ−クの容積が皆等容積であれ
ば、負荷の油圧シリンダ等の動くストロ−クも同じくな
る。それぞれのシリンダ本体59内のピストンが動くタ
イミングは、引き側の圧力の低いものから先に動くため
に当然油圧シリンダ等の動きも同様となる。各シリンダ
本体59内のピストンが全て引き側に行き着いたところ
で圧力が上がり始め、圧力スイッチ30の設定圧まで上
昇する。この設定圧は例えば622kgf/cm2 等以
内で適当に設定してあり、この設定圧に達したところで
この圧力スイッチが作動して切換弁13のソレノイド1
3cから13dへ自動的に切換わりポ−ト13bが接続
状態になる。
【0011】同調シリンダ57の吸入工程。ソレノイド
切換弁13のポ−ト13bを通った作動油は手動切換弁
20のポ−ト20bより各パイロット付逆止弁51を介
してシリンダ本体59の引き側に入る。シリンダ本体5
9の押し側の作動油は第1の油圧回路15からパイロッ
ト圧を受けてパイロット付逆止弁25が開いているため
第2の油圧回路16を通ってタンク43へ戻る。全ての
シリンダ本体59内でピストン62が押し側に行き着く
と手動切換弁20のポ−ト20b側の圧力が上がり始
め、圧力スイッチ31の設定圧まで昇圧し、この圧力ス
イッチが作動し、ソレノイド切換弁13のポ−ト13a
に自動的に切換わる。この場合圧力スイッチ31の設定
圧力は例えば100kgf/cm2 等でパイロット付逆
止弁52の下流側の圧力より低いため、パイロット付逆
止弁51を通過した作動油全部がシリンダ本体59の引
き側に流れ、パイロット付逆止弁52の下流側に流れる
ことがなく同調シリンダ57の戻し工程で油圧シリンダ
等の同調性が崩れることはない。
【0012】以下前述したと同様な同調シリンダ吐出工
程になって吐出ポ−ト50から油圧シリンダ等に作動油
を供給し、次に同調シリンダ吸入工程になり、同様な動
作を繰り返すことになる。油圧シリンダ等が適当な動作
位置まで達した場合に作業を停止する。必要に応じ開閉
弁55を閉じる場合があるが、次の動作に移る場合に開
放する。
【0013】油圧シリンダ等の同調下降作動。油圧シリ
ンダ等を最初の状態に複帰させる場合には手動切換弁2
0をポ−ト20a側に切換える。図示してないスイッチ
ボックスの上昇/下降切換スイッチを下降側に切換え、
起動ボタンを押すと次のように作動する。同調シリンダ
57の吐出工程。ポンプ12が起動し、ソレノイド13
cが励磁し、作動油はポ−ト13aより油圧回路16を
経てパイロット付逆止弁25を通ってシリンダ本体59
の押し側に入る。これと同時にソレノイド切換弁22で
ソレノイド22dが励磁してポ−ト22bに切換わり、
第1のパイロット付逆止弁51に第3の油圧回路40を
経てパイロット圧力を与えて開くことになり、シリンダ
本体59の引き側の作動油はパイロット付逆止弁51を
通り第1の油圧回路15及び手動切換弁20のポ−ト2
0aを経てタンク43に戻る。シリンダ本体59でピス
トンが全て引き側に行き着いた状態で第2の油圧回路1
6側の圧力が上がり始め、圧力スイッチ30の設定圧ま
で昇圧後この圧力スイッチが作動してソレノイド切換弁
22でソレノイド22dがオフとなってポ−ト22aに
切換わる。また、ソレノイド切換弁13ではポ−ト13
bに切換わる。
【0014】同調シリンダ57の吸い戻し工程。ソレノ
イド切換弁13のポ−ト13bから出た作動油は手動切
換弁20のポ−ト20aより逆止弁付流量調整弁38を
通過し、第4の油圧回路41に入る。したがって、パイ
ロット付逆止弁26,52が開きかつ落下防止弁35が
パイロット圧力を受けてその設定圧以上になると開くこ
とになる。そのため、各油圧シリンダ等の作動油が吐出
ポ−ト50からパイロット付逆止弁52を通りシリンダ
本体59の引き側に入る。また、シリンダ本体59の押
し側の作動油は落下防止弁35とパイロット付逆止弁2
6及びソレノイド切換弁13のポ−ト13bを通ってタ
ンク43に戻る。また、第4の油圧回路41から同調シ
リンダ57の延長部60内に作動油が供給される。この
場合の流量は少なくなっており、落下防止弁35と同調
シリンダ57の延長部60との間で落下防止弁35の設
定圧で圧力バランスしながら各同調シリンダ57のピス
トン62が押し側に戻る。このようにすることにより同
調シリンダ57の引き側に確実に作動油が流入する。ま
た、負荷である油圧シリンダ等の下降するストロ−クは
皆同じくなる。各油圧シリンダ等の圧力が異なる場合に
は圧力の低いものから順番にパイロット付逆止弁52が
開くので、油圧シリンダ等の戻る順序は上昇時とは逆に
荷重の軽い方から先に戻る。各同調シリンダ57でピス
トンが押し側に行き着いたところで、第4の油圧回路4
1の圧力が落下防止弁35の設定圧から圧力スイッチ3
2の例えば200kgf/cm2 等の設定圧まで上がり
ソレノイド切換弁13がポ−ト13aに切換わるのと同
時にソレノイド切換弁22でソレノイド22dが励磁し
てポ−ト22bに切換わる。
【0015】以下再び同調シリンダ吐出工程があり、次
に同調シリンダ吸い戻し工程をすることを繰り返し、油
圧シリンダ等に作動油が無くなった状態で作業を完了す
る。
【0016】この発明においては重量物を負荷となる油
圧シリンダ等で持上げる場合には前述したような早送り
をすることなく最初から自動運転にしても同じ結果が得
られるが、作業時間は増加する。また、負荷としては例
えば油タンク等油圧シリンダ以外の装置であってもよ
い。また、この発明においては吐出ポ−ト50は何個あ
ってもよく、それぞれにパイロット付逆止弁51、52
や同調シリンダ57等が設けてあればよい。
【0017】
【発明の効果】この発明は前述したように構成してある
から、各吐出ポート50毎にそれぞれ複動式のシリンダ
本体59とその一方側に延びる内部断面積の小さい延長
部60とを有し、シリンダ本体内と延長部内のそれぞれ
のピストンが一体とされた同調シリンダ57が設けてあ
り、吐出ポート50からの作動油の吸い戻し工程でシリ
ンダ本体59の一方側へ流入させる場合前記延長部60
に作動油を送り動作を確実にすると共にその油圧回路の
圧力上昇により所定量のシリンダ本体59での吸い戻し
ができたのを検出して信号を出すことによりこの場合の
自動運転が出来、他の段階の自動運転と組合わせて重量
物を持ち上げたり移動させる場合の動作を完全に自動化
出来るようにするという効果を有するものである。ま
た、吐出ポート50毎にそれぞれ方向切換電磁弁や落下
防止弁、流量調整弁等を設ける必要がなく低コストで小
型軽量になるものである。また、この発明において、開
閉弁55を設けなかったり或いは手動式のものを用いる
ものでは各吐出ポート毎に設ける装置に電磁弁が全く不
要になり著しく安価になるという効果を有するものであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示す油圧回路図である。
【符合の説明】
10 制御装置 12 ポンプ 13 ソレノイド切換弁 15 第1の油圧回路 16 第2の油圧回路 20 手動切換弁 22 ソレノイド切換弁 30 圧力スイッチ 31 圧力スイッチ 32 圧力スイッチ 35 落下防止弁 36 リリ−フ弁 38 逆止弁付流量調整弁 40 第3の油圧回路 41 第4の油圧回路 43 タンク 50 吐出ポ−ト 51 第1のパイロット付逆止弁 52 第2のパイロット付逆止弁 55 開閉弁 57 同調シリンダ 59 シリンダ本体 60 延長部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭60−112598(JP,A) 特開 昭59−225821(JP,A) 実開 昭49−122290(JP,U) 特公 昭45−5973(JP,B1) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F15B 11/22

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 それぞれ負荷へ連結して作動油を供給し
    たり吸い戻しする複数個の吐出ポートを有し、この各吐
    出ポート毎に設ける装置と、各吐出ポートに対して共通
    の制御装置とよりなる油圧装置において、前記制御装置
    は第1の油圧回路と、第2の油圧回路と、第3の油圧回
    路と、第4の油圧回路とを包含し、前記各吐出ポート毎
    に設ける装置としてそれぞれポンプから前記第1の油圧
    回路を介して吐出ポートに作動油を供給したり吸い戻す
    ために順次連結した第1のパイロット付逆止弁と、これ
    に続く第2のパイロット付逆止弁と、それぞれ複動式の
    シリンダ本体とその一方側に延びる内部断面積の小さい
    延長部を有しシリンダ本体内と延長部内のそれぞれのピ
    ストンが一体とされた同調シリンダとを包含し、前記シ
    リンダ本体の延長部と隣接する一方側を前記第1と第2
    のパイロット付逆止弁の間に連結しかつ他方側はそれぞ
    れ第2の油圧回路により制御装置に連結してあり、前記
    第3の油圧回路は第1のパイロット付逆止弁にパイロッ
    ト圧力を与えるものであり、前記第4の油圧回路は第2
    のパイロット付逆止弁にパイロット圧力を与えると共に
    前記各同調シリンダの延長部に作動油を供給したり排出
    するものであり、前記各吐出ポートへ作動油を供給する
    自動運転を開始した場合前記第1の油圧回路から作動油
    が第1のパイロット付逆止弁を通過して同調シリンダの
    シリンダ本体の一方側へ供給され他方側の作動油は第2
    の油圧回路から排出され、第1の油圧回路の圧力が上昇
    したのを圧力スイッチにより検出すると供給を停止し第
    2の油圧回路から作動油を同調シリンダのシリンダ本体
    の他方側へ供給して一方側の作動油を第2のパイロット
    付逆止弁を介して吐出ポートへ吐出し、第2の油圧回路
    の圧力が上昇したのを圧力スイッチにより検出すると供
    給を停止して第1の油圧回路から第1のパイロット付逆
    止弁を介して作動油を同調シリンダのシリンダ本体の一
    方側へ供給し次には作動油を同調シリンダのシリンダ本
    体の他方側へ供給するという同じ動作を繰り返し行い所
    望の状態に達したら作動油の供給を停止し、かつ各吐出
    ポートから作動油を吸い戻しする自動運転を開始すると
    第4の油圧回路から第2のパイロット付逆止弁にパイロ
    ット圧力を与えこれを通って吐出ポートからの作動油を
    同調シリンダのシリンダ本体の一方側へ供給すると共に
    同調シリンダの延長部へ第4の油圧回路から作動油を供
    給し同調シリンダのシリンダ本体の他方側の作動油を第
    2の油圧回路を介して排出し、 第4の油圧回路の圧力が
    上昇したのを圧力スイッチにより検出するとこの油圧回
    路からの作動油の供給を停止し、第1のパイロット付逆
    止弁に第3の油圧回路からパイロット圧力を与えかつ同
    調シリンダのシリンダ本体の他方側に第2の油圧回路か
    ら作動油を供給して一方側の作動油を第1のパイロット
    付逆止弁を介して第1の油圧回路から排出させ、第2の
    油圧回路の圧力上昇を検出すると第4の油圧回路から第
    2のパイロット付逆止弁にパイロット圧力を与えると共
    に同調シリンダの延長部に作動油を供給し吐出ポートか
    ら作動油を同調シリンダのシリンダ本体の一方側へ吸い
    戻し同じ動作を繰返し行い吐出ポートから作動油を吸い
    戻しすることを可能にしたことを特徴とする油圧装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の装置であって、前記制御
    装置は第4の油圧回路に作動油を供給する場合その流量
    を調整する各吐出ポ−トに対して共通の逆止弁付流量調
    整弁が設けてあることを特徴とする油圧装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載の装置であって、前
    記各第2のパイロット付逆止弁と吐出ポ−トの間に開閉
    弁が設けてあることを特徴とする油圧装置。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の装置であって、前記開閉
    弁は手動式のものであることを特徴とする油圧装置。
  5. 【請求項5】 請求項3記載の装置であって、重量物を
    持上げる場合最初の早送りとして前記第1の油圧回路か
    ら第1のパイロット付逆止弁を通って同調シリンダのシ
    リンダ本体の一方側へ作動油を供給し他方側の作動油を
    第2の油圧回路から排出した後第1のパイロット付逆止
    弁からの作動油を第2のパイロット付逆止弁と開閉弁を
    通って吐出ポ−トから吐出し、何れかの吐出ポ−トから
    作動油の供給を受ける位置で重量物が持上がる状態に達
    するとポンプを停止させその開閉弁を閉塞してポンプを
    起動し、順次このようにして全ての吐出ポ−トへの作動
    油の供給を停止した後、全ての開閉弁を開放して前記自
    動運転を行なうことを可能にしたことを特徴とする油圧
    装置。
  6. 【請求項6】 請求項1,2,3,4又は5記載の装置
    であって、前記第2の油圧回路には落下防止弁が設けて
    あり、吐出ポ−トから作動油を吸い戻しする場合に第4
    の油圧回路から設定値以上のパイロット圧力を受けた場
    合開放して同調シリンダのシリンダ本体の他方側からの
    作動油を通過させるものであることを特徴とする油圧装
    置。
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