JP2909443B2 - ガス竪流れ廃熱回収ボイラにおける支持装置 - Google Patents
ガス竪流れ廃熱回収ボイラにおける支持装置Info
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Description
ガス竪流れ廃熱回収ボイラにおける伝熱管及び脱硝装置
の支持装置に関する。
図2に示すように、脱硝支持ビーム8により脱硝装置1
とその下方の下部伝熱管群2を支持し、支持架構7の中
間部に荷重を伝達していた。また、脱硝装置1より上方
の上部伝熱管群10はボイラケーシング4の上部に設け
られた上部支持ビーム3で支持され、同上部支持ビーム
3が支持架構7の上部に前記上部伝熱管群10の荷重を
伝達している。
ム3の2ヶ所の支持点があり、その間のボイラケーシン
グ4と支持架構7の熱伸びを吸収するためにボイラケー
シング4に伸縮継手9を設ける必要がある。
は、伸縮継手9を設置しているが、熱伸び差による反力
が上部支持ビーム3と脱硝支持ビーム8の間に発生する
ために、構造が複雑になり、かつ、価格も高くなる。ま
た、地震などで伸縮継手9等が破損してボイラケーシン
グ内部の高温排ガスが漏洩するおそれもある。
きるガス竪流れ廃熱回収ボイラにおける支持装置を提供
しようとするものである。
熱回収ボイラのボイラケーシング内部に設置される伝熱
管及び脱硝装置の支持装置において、脱硝装置より上方
に設置された上部伝熱管群と、脱硝装置及び同脱硝装置
より下方に設置された下部伝熱管群とを、それぞれ別の
吊り装置によってボイラケーシング上部に設けられた支
持ビームに吊り下げたことを特徴とする。
された高温の下部伝熱管群の荷重は、脱硝装置の上方に
設置された低温の伝熱管群に荷重を伝達することなく、
その吊り装置によってボイラケーシング上部の支持ビー
ムに伝達される。
下部伝熱管群の荷重も、その吊り装置によってボイラケ
ーシング上部の支持ビームに伝達される。
管群の支持は、1ヶ所のボイラケーシング上部の支持ビ
ームで行なわれることになり、構成の簡単化を実現する
ことができる。
ヶ所の支持点を設けた場合のように伸縮継手を設ける必
要がなく、構成が簡単となると共に、地震などにより伸
縮継手が破損してボイラケーシング内部の高温ガスの漏
洩のおそれもない。
よって説明する。支持架構7を備えたボイラケーシング
4内には、脱硝装置1、及び同脱硝装置1の上方と下方
にそれぞれ低温の上部伝熱管群10と高温の下部伝熱管
群2が設けられている。
て脱硝装置1に吊り下げられ、脱硝装置1は複数の吊り
装置としての高温部支持装置5によってボイラケーシン
グ4の上部に設けられ支持架構7によってその両端が支
持されている上部支持ビーム3に吊り下げられており、
下部伝熱管群2と脱硝装置1の荷重は直接上部支持ビー
ム3に伝達されるようになっている。
数の吊り装置としての低温部支持装置11によって前記
上部支持ビーム3に吊り下げられており、その荷重は直
接上部支持ビーム3に伝達されるようになっている。
装置5と低温部支持装置11は、上部支持ビーム3に設
けられた上下方向の孔部3aを貫通しており、これら支
持装置5,11を貫通するナット受板13とこれら支持
装置5,11に上方から螺合されナット受板13の上面
に接するナット12を介して上部支持ビーム3に吊り下
げられている。また、下部伝熱管群2を脱硝装置1に吊
り下げる支持装置6にも、これと同様な吊り下げ機構が
用いられている。
隙間を設け、脱硝装置1と下部伝熱管群2を上部支持ビ
ーム3に吊り下げる高温部支持装置5は、この隙間を通
って上部支持ビーム3に吊り下げられるようになってお
り、その数は、前記支持装置6より少数とされている。
高温の下部伝熱管群2の荷重は支持装置6で支持され脱
硝装置1へ伝達される。伝達された下部伝熱管群2の荷
重と脱硝装置1の荷重は合わせて、支持装置6より数の
少ない高温部支持装置5により、低温の上部伝熱管群1
0に荷重を伝達することなく、直接上部支持ビーム3に
伝達される。
低温部支持装置11により直接上部支持ビーム3に伝達
される。
下部伝熱管群2及び脱硝装置1の荷重とは、それぞれ別
に直接上部支持ビーム3に伝達されるので、それらの支
持装置である低温部支持装置11、高温部支持装置5の
吊材のサイズを小さくして費用を節減することができる
と共に、それらの支持点を上部支持ビーム3の1ヶ所に
することによって構成を簡単にすることができる。
荷重と、下部伝熱管群2及び脱硝装置1の荷重とを、そ
れぞれ別に直接上部支持ビーム3に伝達するようにして
いるので、図2に示す従来の装置におけるように、伸縮
継手9を設ける必要がなく、構成を簡単にすることがで
きると共に、地震などによる同伸縮継手9の破損によっ
てボイラケーシング4内に高温ガスが漏洩する事故の発
生のおそれをなくすことができる。
0が運転中のスス等で汚れた場合には定検時の水洗によ
り伝熱管の清掃が行なわれるが、脱硝装置1に設置して
いる触媒を水洗時に濡らさないよう脱硝装置1上部でシ
ールを行なう必要がある。本実施の形態では、前記のよ
うに、上部伝熱管群10の隙間を通る高温部支持装置5
の数を少なくしているので、伝熱管の水洗時における脱
硝装置1上部でのシールを容易に行なうことができる。
置より上方の上部伝熱管群と、脱硝装置及びそれより下
方の下部伝熱管群とを、それぞれ別の吊り装置によって
ボイラケーシング上部の支持ビームに吊り下げ、これら
の支持点を前記支持ビームの1ヶ所としているので、構
成を簡単にし、かつ、伸縮継手等の地震などによって破
損するものを必要とせず、ボイラケーシングの内部ガス
の漏洩のおそれをなくすことができる。
の全体を示す概略図、図1(b)は図1(a)のA部の
拡大図である。
概略図である。
Claims (1)
- 【請求項1】 ガス竪流れ廃熱回収ボイラのボイラケー
シング内部に設置される伝熱管及び脱硝装置の支持装置
において、脱硝装置より上方に設置された上部伝熱管群
と、脱硝装置及び同脱硝装置より下方に設置された下部
伝熱管群とを、それぞれ別の吊り装置によってボイラケ
ーシング上部に設けられた支持ビームに吊り下げたこと
を特徴とするガス竪流れ廃熱回収ボイラにおける支持装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP135097A JP2909443B2 (ja) | 1997-01-08 | 1997-01-08 | ガス竪流れ廃熱回収ボイラにおける支持装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP135097A JP2909443B2 (ja) | 1997-01-08 | 1997-01-08 | ガス竪流れ廃熱回収ボイラにおける支持装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10196906A JPH10196906A (ja) | 1998-07-31 |
JP2909443B2 true JP2909443B2 (ja) | 1999-06-23 |
Family
ID=11499051
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP135097A Expired - Lifetime JP2909443B2 (ja) | 1997-01-08 | 1997-01-08 | ガス竪流れ廃熱回収ボイラにおける支持装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2909443B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3755957B2 (ja) * | 1997-04-04 | 2006-03-15 | バブコック日立株式会社 | 大型機器の据付構造体 |
CN104033875B (zh) * | 2014-06-25 | 2015-07-22 | 常州德峰节能电力工程技术有限公司 | 一种新型的余热锅炉 |
CN105465764B (zh) * | 2015-03-12 | 2017-11-17 | 无锡华光锅炉股份有限公司 | 一种过热器蛇形管系吊杆装置 |
-
1997
- 1997-01-08 JP JP135097A patent/JP2909443B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH10196906A (ja) | 1998-07-31 |
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