JP2837001B2 - 加圧流動床ボイラ - Google Patents
加圧流動床ボイラInfo
- Publication number
- JP2837001B2 JP2837001B2 JP25149491A JP25149491A JP2837001B2 JP 2837001 B2 JP2837001 B2 JP 2837001B2 JP 25149491 A JP25149491 A JP 25149491A JP 25149491 A JP25149491 A JP 25149491A JP 2837001 B2 JP2837001 B2 JP 2837001B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- bed boiler
- pressure vessel
- fluidized
- boiler
- fluidized bed
- Prior art date
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- Expired - Lifetime
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- Fluidized-Bed Combustion And Resonant Combustion (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は,事業用または産業用の
火力発電設備などに適用される加圧流動床ボイラ,特に
その支持機構に関する。
火力発電設備などに適用される加圧流動床ボイラ,特に
その支持機構に関する。
【0002】
【従来の技術】図2は従来の加圧流動床ボイラの支持構
造の一例を示す概要図である。加圧流動床ボイラは,流
動床ボイラ(2)を加圧状態で運転するために圧力容器
(1)内に格納したものである。圧力容器(1)は支持
レッグ(5)で地上から支持されている。一方流動床ボ
イラ(2)は,圧力容器(1)内に設けた支持梁(3)
から吊り棒(4)によって吊り下げられている。また,
燃料配管(6)やガス配管(7)その他の配管が圧力容
器(1)を貫通しており,伸縮継手(8),(9)が設
けられている。
造の一例を示す概要図である。加圧流動床ボイラは,流
動床ボイラ(2)を加圧状態で運転するために圧力容器
(1)内に格納したものである。圧力容器(1)は支持
レッグ(5)で地上から支持されている。一方流動床ボ
イラ(2)は,圧力容器(1)内に設けた支持梁(3)
から吊り棒(4)によって吊り下げられている。また,
燃料配管(6)やガス配管(7)その他の配管が圧力容
器(1)を貫通しており,伸縮継手(8),(9)が設
けられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記従来の加圧流動床
ボイラ支持機構には,次のような問題があった。 1) 図2中に示すように,圧力容器(1)は地上から
支持レッグ(5)で支持され,起点Aから,上方向に伸
びる。一方流動床ボイラ(2)は,起点Bから下方向に
伸びる。したがって,多数の燃料配管(6)等が圧力容
器(1)を貫通する下部に伸びが集積し,メインテナン
スの不便な容器下部に複雑な伸縮継手(8)を設けなけ
ればならない。 2) 流動床ボイラ(1)を吊り下げ方式としているの
で,圧力容器(1)内に支持梁(3)を設置した後でな
ければ,流動床ボイラを据付けることができない。ま
た,支持梁(3)が物の搬入の邪魔をして,据付け工数
が増加する。そのため,別の場所で支持梁(3),吊り
棒(4),流動床ボイラ(2)を一体に組んだ後,圧力
容器(1)に組み入れる等の方法でなければ,据付を簡
素化することはできない。
ボイラ支持機構には,次のような問題があった。 1) 図2中に示すように,圧力容器(1)は地上から
支持レッグ(5)で支持され,起点Aから,上方向に伸
びる。一方流動床ボイラ(2)は,起点Bから下方向に
伸びる。したがって,多数の燃料配管(6)等が圧力容
器(1)を貫通する下部に伸びが集積し,メインテナン
スの不便な容器下部に複雑な伸縮継手(8)を設けなけ
ればならない。 2) 流動床ボイラ(1)を吊り下げ方式としているの
で,圧力容器(1)内に支持梁(3)を設置した後でな
ければ,流動床ボイラを据付けることができない。ま
た,支持梁(3)が物の搬入の邪魔をして,据付け工数
が増加する。そのため,別の場所で支持梁(3),吊り
棒(4),流動床ボイラ(2)を一体に組んだ後,圧力
容器(1)に組み入れる等の方法でなければ,据付を簡
素化することはできない。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は,前記従来の課
題を解決するために,圧力容器内に流動床ボイラを設置
するものにおいて,上記圧力容器の支持レッグの熱伸び
基点と同一レベルの上記圧力容器内部に支持梁を設け,
同支持梁上に上記流動床ボイラを載置することを特徴と
する加圧流動床ボイラを提案するものである。
題を解決するために,圧力容器内に流動床ボイラを設置
するものにおいて,上記圧力容器の支持レッグの熱伸び
基点と同一レベルの上記圧力容器内部に支持梁を設け,
同支持梁上に上記流動床ボイラを載置することを特徴と
する加圧流動床ボイラを提案するものである。
【0005】
【作用】本発明によれば,ボイラ運転時に圧力容器も流
動床ボイラも同じ方向に伸びるので,メインテナンスの
不便な圧力容器下部における圧力容器と流動床ボイラと
の伸び差がほとんど無くなり,多数ある配管の伸縮継手
が不要もしくは簡素化できる。また,ボイラが自立型と
なるので,圧力容器上部から吊り下げる必要がなくな
り,下部から順次据付けることができる。
動床ボイラも同じ方向に伸びるので,メインテナンスの
不便な圧力容器下部における圧力容器と流動床ボイラと
の伸び差がほとんど無くなり,多数ある配管の伸縮継手
が不要もしくは簡素化できる。また,ボイラが自立型と
なるので,圧力容器上部から吊り下げる必要がなくな
り,下部から順次据付けることができる。
【0006】
【実施例】図1は本発明の一実施例を示す概要図であ
る。圧力容器(1)内には流動床ボイラ(2)を支持す
る支持梁が必要であるが,本実施例では流動床ボイラ
(2)の下部に支持梁(10)を設置し,流動床ボイラ
(2)は,吊下げ方式でなく自立型とする。また,上記
支持梁(10)の位置(レベル)Cを圧力容器(1)の
支持レッグ(5)と合わせる配置とした。
る。圧力容器(1)内には流動床ボイラ(2)を支持す
る支持梁が必要であるが,本実施例では流動床ボイラ
(2)の下部に支持梁(10)を設置し,流動床ボイラ
(2)は,吊下げ方式でなく自立型とする。また,上記
支持梁(10)の位置(レベル)Cを圧力容器(1)の
支持レッグ(5)と合わせる配置とした。
【0007】これにより,運転時には圧力容器(1)も
流動床ボイラ(2)も同じ方向に伸びるので,圧力容器
(1)の下部における伸び差はほとんどなく,多数ある
配管(6)の伸縮継手が不要,もしくは簡素化できる。
また,流動床ボイラ(2)が自立型なので,圧力容器
(1)の上部から吊下げる必要がなく,下部から順次据
付けることができる。
流動床ボイラ(2)も同じ方向に伸びるので,圧力容器
(1)の下部における伸び差はほとんどなく,多数ある
配管(6)の伸縮継手が不要,もしくは簡素化できる。
また,流動床ボイラ(2)が自立型なので,圧力容器
(1)の上部から吊下げる必要がなく,下部から順次据
付けることができる。
【0008】
【発明の効果】本発明によれば次の効果が得られる。 1) 圧力容器とその内部に設置する流動床ボイラの支
持位置(伸びの起点)を同一にすることにより,圧力容
器,流動床ボイラとも同じ伸び方向となり,メインテナ
ンスの不便な圧力容器下部における容器とボイラの伸び
差がほとんどなくなるので,多数ある配管の伸縮継手
が,不要もしくは簡素化できる。したがって,コストを
低減できるばかりでなく,配管の熱応力も軽減されて,
信頼性が向上する。 2) ボイラを自立型とすることにより,ボイラ下部か
ら順次据付けができる。また,上部に支持梁が無いため
物の搬入も容易で,工程を短縮できる。
持位置(伸びの起点)を同一にすることにより,圧力容
器,流動床ボイラとも同じ伸び方向となり,メインテナ
ンスの不便な圧力容器下部における容器とボイラの伸び
差がほとんどなくなるので,多数ある配管の伸縮継手
が,不要もしくは簡素化できる。したがって,コストを
低減できるばかりでなく,配管の熱応力も軽減されて,
信頼性が向上する。 2) ボイラを自立型とすることにより,ボイラ下部か
ら順次据付けができる。また,上部に支持梁が無いため
物の搬入も容易で,工程を短縮できる。
【図1】図1は本発明の一実施例を示す概要図である。
【図2】図2は従来の加圧流動床ボイラの支持構造の一
例を示す概要図である。
例を示す概要図である。
(1) 圧力容器 (2) 流動床ボイラ (3) 支持梁 (4) 吊り棒 (5) 支持レッグ (6) 燃料配管 (7) ガス配管 (8),(9) 伸縮継手 (10) 支持梁
Claims (1)
- 【請求項1】 圧力容器内に流動床ボイラを設置するも
のにおいて,上記圧力容器の支持レッグの熱伸び基点と
同一レベルの上記圧力容器内部に支持梁を設け,同支持
梁上に上記流動床ボイラを載置することを特徴とする加
圧流動床ボイラ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25149491A JP2837001B2 (ja) | 1991-09-30 | 1991-09-30 | 加圧流動床ボイラ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25149491A JP2837001B2 (ja) | 1991-09-30 | 1991-09-30 | 加圧流動床ボイラ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0587301A JPH0587301A (ja) | 1993-04-06 |
JP2837001B2 true JP2837001B2 (ja) | 1998-12-14 |
Family
ID=17223638
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP25149491A Expired - Lifetime JP2837001B2 (ja) | 1991-09-30 | 1991-09-30 | 加圧流動床ボイラ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2837001B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6451961B2 (en) | 2000-02-03 | 2002-09-17 | Nippon Shokubai Co Ltd | Ethylenimine polymer, aqueous solution of ethylenimine polymer, production process for the same and purifying process therefor |
-
1991
- 1991-09-30 JP JP25149491A patent/JP2837001B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0587301A (ja) | 1993-04-06 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19980901 |