JPH087208Y2 - バーナの支持装置 - Google Patents

バーナの支持装置

Info

Publication number
JPH087208Y2
JPH087208Y2 JP3910990U JP3910990U JPH087208Y2 JP H087208 Y2 JPH087208 Y2 JP H087208Y2 JP 3910990 U JP3910990 U JP 3910990U JP 3910990 U JP3910990 U JP 3910990U JP H087208 Y2 JPH087208 Y2 JP H087208Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
burner
hanger
boiler
front plate
furnace wall
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP3910990U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH043212U (ja
Inventor
周廣 岩瀬
Original Assignee
石川島播磨重工業株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 石川島播磨重工業株式会社 filed Critical 石川島播磨重工業株式会社
Priority to JP3910990U priority Critical patent/JPH087208Y2/ja
Publication of JPH043212U publication Critical patent/JPH043212U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH087208Y2 publication Critical patent/JPH087208Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Combustion Of Fluid Fuel (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、ボイラに対するバーナの支持装置に関する
ものである。
[従来の技術] 一般的なバーナの支持装置を第4図〜第7図を用いて
説明する。
図中1は図示しないボイラ鉄骨枠に吊下げ支持され
た、ボイラを構成するボイラ炉壁であって、第4図右側
がボイラの内部2を左側がボイラの外部3を示す。
4はボイラ炉壁1の外部3側に上下に隔てて複数取付
けられたウインドボックス、5はウインドボックス4の
ボイラ炉壁1と平行な面を構成する正面板である。
6はウインドボックス4をボイラの外部3から内部2
へ貫通し、正面板5とボイラ炉壁1により支持された、
水平方向に延びる一般的なバーナである。
7,8は正面板5,5間を連結するロッド、9はロッド7,8
の間に設けられた支持荷重の変化に応じて上下に伸縮自
在なバリアブルハンガである。
該バリアブルハンガ9は、第5図に示すように、ロッ
ド7の下端に接続された上下に延びる円筒容器状のばね
ケース10と、該ばねケース10の内部に昇降自在に設けら
れ、且つばねケース10下端の開口11を貫通するボルト1
2、ターンバックル13を介して前記ロッド8の上端に接
続された円板状のばねプレート14と、ばねケース10及び
ばねプレート14の間に設けられたばねプレート14を上方
へ付勢するコイルばね15とで構成されており、ロッド7,
8間に作用する支持荷重が変化すると、コイルばね15が
伸縮してばねケース10に対するばねプレート14の相対位
置が変位し、ロッド7,8の全長が変わるようになってい
る。
16,17は最も上方の正面板5を前記図示しないボイラ
鉄骨枠を構成するボイラ鉄骨18から吊下げ支持するため
のロッド、19はロッド16,17の間に設けられたコンスタ
ントハンガである。
該コンスタントハンガ19は第6図・第7図に示すよう
に、ロッド16の下端に接続されたフレーム20と、フレー
ム20に固定された水平方向に延びる円筒状のばねケース
21と、ばねケース21の内部に水平移動自在に設けられた
ばねプレート22と、前記フレーム20にメインシャフト23
を介して上下に揺動自在に支持され、且つ前記ロッド17
の上端に取付けられたターンバックル24、荷重受け部材
25をピン26を用いて枢支する回転アーム27と、該回転ア
ーム27及びばねプレート22間を連結する屈伸リンク28
と、ばねプレート22及びばねケース21の間に設けられた
ばねプレート22を第6図右方へ付勢するコイルばね29と
で構成されており、ロッド17に作用する荷重の変化をコ
イルばね29の弾性力により吸収してロッド16に作用する
支持荷重を一定に調整するようになっている。
ボイラ低温時には、バーナ6の荷重は、ボイラ炉壁1
と正面板5によって支持される。このうち、各正面板5
に掛かる荷重は、ロッド7,8及びバリアブルハンガ9を
介して上方の正面板5に支持され、更に最も上方の正面
板5に掛かる荷重はロッド17、コンスタントハンガ19、
ロッド16を介してボイラ鉄骨18により吊下げ支持され
る。
ボイラ高温時には、ボイラは前記したように図示しな
いボイラ鉄骨枠から吊下げられているので、第4図に矢
印で示すように、ボイラ炉壁1が熱膨張により下方へ伸
びる。
すると、ボイラ炉壁1の下方への伸びに伴い、バーナ
6及び正面板5も下方へ変位しようとするので、バリア
ブルハンガ9に掛かる支持荷重が増加する。
このため、コイルばね15が縮み、ばねプレート14がば
ねケース10に対し下方へ相対変位してバリアブルハンガ
9が伸長動する。従って、正面板5,5間を連結するロッ
ド7,8及びコンスタントハンガ19の全長が伸びてボイラ
炉壁1の伸びに応じて正面板5が下方へ変位される。
その結果、ボイラ炉壁1が伸びてもバーナ6は支障な
く支持される。
ところが近年、一般的なバーナ6に比べて高性能なワ
イドレンジバーナのような大重量のバーナ(以下大重量
バーナという)31が開発され、該大重量バーナ31をボイ
ラ炉壁1に対して支持させる必要が生じて来たが、大重
量バーナ31を上記のようにしてボイラ炉壁1に支持させ
た場合、ボイラ高温時にボイラ炉壁1は伸びると共に強
度が低下するので、伸びきった状態のボイラ炉壁1が大
重量バーナ31の荷重に耐えられなくなって損傷したり、
又、この時正面板5側でも、ボイラ炉壁1の伸びに伴っ
て増加する支持荷重が大重量バーナ31を設けたことによ
りバリアブルハンガ9の許容支持荷重範囲を越えるよう
になって大重量バーナ31を支持できなくなる等の問題が
ある。
そこで、大重量バーナ31を支持する場合、第4図に示
すように、大重量バーナ31を最も下方の正面板5に対し
て設け、且つ床32上にサポート台30を設けて、ボイラ高
温時に大重量バーナ31が下降すると、大重量バーナ31が
床32上のサポート台30で支持されるようにすることが考
えられている。
[考案が解決しようとする課題] しかしながら、上記したように床32上にサポート台30
を設けるとバーナ6,31下方の床回りが狭くなるので、バ
ーナ6,31に対するメンテナンススペースを確保できなく
なる。
本考案は上述の実情に鑑み、床上にサポート台を設置
することなく大重量バーナを支持し得るようにしたバー
ナの支持装置を提供することを目的とするものである。
[課題を解決するための手段] 本考案はボイラ炉壁に上下に隔てて複数取付けられ
た、バーナを支持するための正面板と、各正面板間を連
結する支持荷重の変化に応じて上下に伸縮自在なバリア
ブルハンガと、最も上方の正面板をボイラ鉄骨から一定
の支持荷重を保って吊下げ支持するコンスタントハンガ
とを備えたバーナの支持構造において、少なくとも一部
のバーナを大重量バーナに代える場合に、大重量バーナ
を設けようとする正面板の外部側へサポート部材を突設
して該サポート部材により大重量バーナを支持すると共
に、正面板間を連結するバリアブルハンガに該バリアブ
ルハンガがボイラ炉壁の最大伸び量と等しい量だけ伸び
たらバリアブルハンガの伸びを停止させるストッパを設
けたことを特徴とするバーナの支持装置にかかるもので
ある。
[作用] ボイラ炉壁が低温の場合には、バーナの荷重はボイラ
炉壁と正面板によって支持され、且つ大重量バーナは正
面板の外部側へ突設されたサポート部材で支持されてい
るため荷重の大部分が正面板に掛かる。
各正面板に掛かる荷重はバリアブルハンガを介して上
方の正面板に支持され、更に最も上方の正面板に掛かる
荷重はコンスタントハンガを介してボイラ鉄骨により吊
下げ支持される。
ボイラ炉壁は、高温になると、熱膨張により下方へ伸
びる。
すると、これに伴いバリアブルハンガが伸長してバー
ナ及び正面板を下方へ変位させる。
ボイラの最大伸び量と等しい量だけバリアブルハンガ
が伸びると、ストッパがバリアブルハンガの伸びを停止
し、バリアブルハンガがリジットハンガとして機能する
ようになる。
このため、ボイラの伸びによりバリアブルハンガに掛
かる支持荷重が、大重量バーナを設けた影響でバリアブ
ルハンガの許容支持荷重範囲を越えた場合でも、大重量
バーナを支障なく支持することが可能となる。
又、大重量バーナの荷重の大部分はサポート部材によ
り正面板に掛かるようになっているので、大重量バーナ
からの大きな荷重が高温により強度の低下したボイラ炉
壁に掛かってボイラ炉壁を損傷するのが防止される。
[実施例] 以下、図面に基づいて本考案の実施例を説明する。
第1図〜第3図は本考案の一実施例であり、図中第4
図〜第7図と同一の符号を付した部分は同一物を表わし
ている。
最も下方の正面板5の外部3側にサポート部材33を突
設し、該サポート部材33にワイドレンジバーナのような
大重量バーナ31を直接支持させて、大重量バーナ31の荷
重の全てがサポート部材33を介して正面板5に掛かるよ
うにする。
バリアブルハンガ9′のばねケース10の内周部にスト
ッパ34を設け、ばねプレート14′の外周部にストッパ34
を設け、ばねプレート14′の外周部にストッパ34に係止
する係止部35を形成して、バリアブルハンガ9′がボイ
ラ高温時のボイラ炉壁1の最大伸び量と等しい量だけ伸
長動したらバリアブルハンガ9′の伸長動が停止される
ようにする。
大重量バーナ31の設置による支持荷重の増加分だけ、
ボイラ鉄骨18と最も上方の正面板5との間のコンスタン
トハンガ19及びロッド16,17の数を増やす(第2図では
従来2組だったのを3組としている)。
ボイラ低温時には、バーナ6の荷重はボイラ炉壁1と
正面板5によって支持され、大重量バーナ31は正面板5
の外部3側へ突設されたサポート部材33に直接支持され
ているため荷重の全てが正面板5に掛けられる。
このうち、各正面板5に掛かる荷重は、ロッド7,8及
びバリアブルハンガ9′を介して上方の正面板5に支持
され、更に最も上方の正面板5に掛かる荷重はロッド1
7、コンスタントハンガ19、ロッド16を介してボイラ鉄
骨18により吊下げ支持される。
このとき、ボイラ鉄骨18と最も上方の正面板5との間
のコンスタントハンガ19及びロッド16,17の数を増加す
ることにより、ボイラ低温時に大重量バーナ31の設置に
よる支持荷重の増加分が支持される。
ボイラ高温時には、ボイラは図示しないボイラ鉄骨枠
から吊下げられているので、第1図・第2図に矢印で示
すように、ボイラ炉壁1が熱膨張により下方へ伸びる。
すると、ボイラ炉壁1の下方への伸びに伴い、バーナ
6,31及び正面板5も下方へ変位しようとするので、バリ
アブルハンガ9′に掛かる支持荷重が増加する。
このため、コイルばね15が縮み、ばねプレート14′が
ばねケース10に対して下方へ相対変位してバリアブルハ
ンガ9′が伸長動する。従って、正面板5,5間を連結す
るロッド7,8及びコンスタントハンガ19の全長が伸び
て、ボイラ炉壁1の伸びに応じて正面板5が下方へ変位
される。
ボイラ炉壁1の最大伸び量と等しい量だけバリアブル
ハンガ9′が伸びると、バリアブルハンガ9′はストッ
パ34にばねプレート14′の係止部35が係止されてこれ以
上の伸長動が停止される。すると、ロッド7,8及びバリ
アブルハンガ9′は以後はリジットハンガとして機能す
るので、ボイラ炉壁1の伸びに伴って増加する支持荷重
が、大重量バーナ31を設けたことによりバリアブルハン
ガ9′の許容支持荷重範囲を越えたとしても、大重量バ
ーナ31を支障なく支持することが可能となる。
又、大重量バーナ31の荷重の全てはサポート部材33に
より正面板5に掛かるようになっているので、大重量バ
ーナ31からの大きな荷重がボイラ高温時に強度の低下し
たボイラ炉壁1に掛かることが防止され、ボイラ炉壁1
の損傷が防止される。
このように、正面板1の外部3側に突設したサポート
部材33により大重量バーナ31を支持し、且つバリアブル
ハンガ9′にストッパ34を設けてバリアブルハンガ9′
の一定量以上の伸びを停止させたので、バーナ6,31下方
の床32の回りに大重量バーナ31用のサポート台を設ける
必要がなくなり、バーナ6,31に対するメンテナンススペ
ースを確保することができるようになる。
尚、本考案のバーナの支持装置は、上述の実施例にの
み限定されるものではなく、本考案の要旨を逸脱しない
範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
[考案の効果] 以上説明したように本考案のバーナの支持装置によれ
ば、下記の如き種々の優れた効果を奏し得る。
大重量バーナを正面板の外部側に突設したサポート
部材に支持させたので、大重量バーナの大きな荷重がボ
イラ炉壁に掛かってボイラ炉壁を損傷するのを防止でき
る。
バリアブルハンガにストッパを設けて、バリアブル
ハンガがボイラ炉壁の最大伸び量と等しい量だけ伸びた
らバリアブルハンガの伸びが停止してリジットハンガと
して機能するようにしたので、ボイラの伸びによりバリ
アブルハンガに掛かる支持荷重が、大重量バーナの影響
でバリアブルハンガの許容支持荷重範囲を越えた場合で
も、大重量バーナを支障なく支持することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例の側面図、第2図は第1図の
II-II矢視図、第3図は本考案に使用するバリアブルハ
ンガの側方断面図、第4図は従来例の側面図、第5図は
従来のバリアブルハンガの側方断面図、第6図は従来及
び本考案に使用するコンスタントハンガの側方断面図、
第7図は第6図のVII-VII矢視図である。 図中1はボイラ炉壁、3は外部、5は正面板、6はバー
ナ、9,9′はバリアブルハンガ、18はボイラ鉄骨、19は
コンスタントハンガ、31は大重量バーナ、33はサポート
部材、34はストッパを示す。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ボイラ炉壁に上下に隔てて複数取付けられ
    た、バーナを支持するための正面板と、各正面板間を連
    結する支持荷重の変化に応じて上下に伸縮自在なバリア
    ブルハンガと、最も上方の正面板をボイラ鉄骨から一定
    の支持荷重を保って吊下げ支持するコンスタントハンガ
    とを備えたバーナの支持構造において、少なくとも一部
    のバーナを大重量バーナに代える場合に、大重量バーナ
    を設けようとする正面板の外部側へサポート部材を突設
    して該サポート部材により大重量バーナを支持すると共
    に、正面板間を連結するバリアブルハンガに該バリアブ
    ルハンガがボイラ炉壁の最大伸び量と等しい量だけ伸び
    たらバリアブルハンガの伸びを停止させるストッパを設
    けたことを特徴とするバーナの支持装置。
JP3910990U 1990-04-12 1990-04-12 バーナの支持装置 Expired - Lifetime JPH087208Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3910990U JPH087208Y2 (ja) 1990-04-12 1990-04-12 バーナの支持装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3910990U JPH087208Y2 (ja) 1990-04-12 1990-04-12 バーナの支持装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH043212U JPH043212U (ja) 1992-01-13
JPH087208Y2 true JPH087208Y2 (ja) 1996-03-04

Family

ID=31547722

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3910990U Expired - Lifetime JPH087208Y2 (ja) 1990-04-12 1990-04-12 バーナの支持装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH087208Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5714628Y2 (ja) * 1979-04-05 1982-03-26

Also Published As

Publication number Publication date
JPH043212U (ja) 1992-01-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4286549A (en) Steam generator support system
US4972806A (en) Device enabling a mass cantilevered from a vertically moveable element to rest against a fixed framework
JPH02290405A (ja) 外殻部材の半径方向支持装置
JPH087208Y2 (ja) バーナの支持装置
US4299362A (en) Supporting structure for multicable-containing elongated tray
JP3130509B2 (ja) 塔頂変位抑制型多径間吊橋
KR102386165B1 (ko) 보일러 구조
CN216555707U (zh) 新型三向大位移管道支吊架
JP2713599B2 (ja) 制振装置
JP2000304202A (ja) ボイラ本体の制振構造体及び制振方法
CN220102316U (zh) 一种用于消防的抗震支架
KR20150065833A (ko) 보일러 구조물 및 조립 방법
US2878641A (en) Thermal gravity motor
CN114001201A (zh) 一种用于高温管道三向大位移的支吊架
EP0094454A2 (en) Thermally self-stressing rigid link support
JPH062804A (ja) ボイラ振れ止め装置
KR20210074706A (ko) 중량물 인양장치 및 이를 구비한 중량물 인양 시스템
JP4410433B2 (ja) ボイラの支持構造体
RU2766915C1 (ru) Раскладная конструкция для многоярусного размещения оборудования с компенсацией гравитационного усилия на складывание и раскладывание шарнирно-рычажного механизма, раскрывающегося в вертикальной плоскости
CN214791436U (zh) 一种明装暖气片管道保护装置
JPS6246787Y2 (ja)
EP3311073B1 (en) Circulating fluidized bed apparatus
CN220732295U (zh) 一种电缆支撑结构
CN215371319U (zh) 一种折叠式抗震支吊架
CN216918433U (zh) 一种加热炉炉管用平衡锤吊挂系统