JP2000028105A - 吊り下げ過熱器の一体組立工法 - Google Patents

吊り下げ過熱器の一体組立工法

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JP2000028105A
JP2000028105A JP10194895A JP19489598A JP2000028105A JP 2000028105 A JP2000028105 A JP 2000028105A JP 10194895 A JP10194895 A JP 10194895A JP 19489598 A JP19489598 A JP 19489598A JP 2000028105 A JP2000028105 A JP 2000028105A
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JP
Japan
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superheater
suspension
factory
site
boiler
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JP10194895A
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English (en)
Inventor
Takeshi Isaka
武 猪坂
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IHI Corp
Original Assignee
IHI Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 管寄せ部とループ管部との現場溶接を不要に
することができ、これにより工期の短縮と溶接部の品質
を向上させることができる吊り下げ過熱器の一体組立工
法を提供する。 【解決手段】 管寄せ部1とループ管部2とからなる吊
り下げ過熱器3を工場内で溶接接合して一体化し、これ
を組立式の架台4内に固定し、架台と共に据え付け現場
まで輸送し、現場で吊り下げ過熱器を吊り上げてボイラ
内に組み込む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ボイラにおける吊
り下げ過熱器の一体組立工法に関する。
【0002】
【従来の技術】図3は、発電用大型ボイラの全体構成図
である。この図において、Aは蒸気ドラム、Bは下降
管、Cはバーナ、Dは火炉、Eは2次過熱器(放射
形)、Fは3次過熱器(吊下げ形)、Gは4次過熱器
(吊下げ形)、Hは再熱器(リヒータ)、Iは1次過熱
器(横置形)、Jはエコノマイザである。火炉Dで発生
した高温の燃焼ガスは、2次過熱器E、3次過熱器F、
4次過熱器G、再熱器H、及び1次過熱器Iを通って熱
回収され、下流側の排ガス処理設備に排出するようにな
っている。
【0003】図4は、図3の3次過熱器Fや4次過熱器
Gのような吊り下げ過熱器の模式図であり、図5はかか
る吊り下げ過熱器の従来の組立工法の説明図である。図
4に示すように、吊り下げ過熱器は、最上部の複数の管
寄せ部1と、これから吊り下げられる多数のループ状の
伝熱管2(以下、ループ管部という)とからなる。ま
た、図5に示すように、管寄せ部1は、水平に延びるド
ラム1aと、ドラムに一端が溶接され、他端がループ管
2に連結される複数の枝管1bからなる。ドラム1a
は、ボイラの火炉全幅の長さにわたって多数のループ管
2を吊り下げるため、通常20〜30mの長さを有す
る。一方、ループ管部2も大型ボイラの場合には、約1
0〜15m程度の高さを有し、かつ同一の管寄せ部1に
50〜150本程度を吊り下げる必要がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】図5に示すように、従
来かかる吊り下げ過熱器は、(A)の管寄せ部1と
(B)のループ管部2を別々に工場で製造し、これをボ
イラの据え付け現場まで別々に輸送し、現場で管寄せ部
1を据え付け、次いでその下方にループ管部2を吊り上
げて溶接していた。しかし、かかる従来の組立工法で
は、多数(例えば50〜150本)のループ管部2を作
業環境の悪い現場で吊り上げて溶接する必要があり、作
業に長期間を必要とするばかりでなく、品質管理が困難
であり、欠陥が生じやすい問題点があった。また、通
常、同一工場から溶接作業員を派遣するため、その間の
工場における溶接作業にも影響を及ぼす等の問題点があ
った。
【0005】本発明は、かかる要望を満たすために創案
されたものである。すなわち、本発明の目的は、管寄せ
部1とループ管部2との現場溶接を不要にすることがで
き、これにより工期の短縮と溶接部の品質を向上させる
ことができる吊り下げ過熱器の一体組立工法を提供する
ことにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、管寄せ
部(1)とループ管部(2)とからなる吊り下げ過熱器
を工場内で溶接接合して一体化し、これを組立式の架台
内に固定し、架台と共に据え付け現場まで輸送し、現場
で吊り下げ過熱器を吊り上げてボイラ内に組み込む、こ
とを特徴とする吊り下げ過熱器の一体組立工法が提供さ
れる。
【0007】上記本発明の工法によれば、工場内で管寄
せ部(1)とループ管部(2)とを溶接接合して一体化
した吊り下げ過熱器にするので、多数(例えば50〜1
50本)のループ管部を設備の整った作業環境の良い工
場内で溶接することができ、効率的に溶接作業ができ、
かつ品質管理も容易であり、欠陥の発生を最小限度にす
ることができる。また、一体化した吊り下げ過熱器を組
立式の架台内に固定し、架台と共に据え付け現場まで輸
送し、現場で単に過熱器を吊り上げてボイラ内に組み込
むことにより、据え付けが完了するので、据え付け期間
を大幅に短縮することきができる。更に、現場溶接が大
幅に少なくなるので、工場からの溶接作業員の派遣期間
が大幅に短縮され、工場における溶接作業への影響を低
減することができる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好ましい実施形態
を図面を参照して説明する。なお、各図において、共通
する部分には同一の符号を付し、重複した説明を省略す
る。図1は、本発明の吊り下げ過熱器の一体組立工法の
模式図であり、図2は、図1の現場据え付け時の模式図
である。図1及び図2に示すように、本発明の吊り下げ
過熱器の一体組立工法では、管寄せ部1とループ管部2
とからなる吊り下げ過熱器3を工場内で溶接接合して一
体化し、これを組立式の架台4内に固定し、架台4と共
に据え付け現場まで輸送し、現場で吊り下げ過熱器3を
吊り上げてボイラ内に組み込む。
【0009】組立式の架台4は、底部を構成する床部材
4a、互いに積み重ねて2本の支柱を形成する複数の支
柱ブロック4b、2本の支柱の上面に両端部が支持され
る梁部材4c、及び吊り下げ過熱器3を支柱ブロック4
bと梁部材4cに固定する固定部材4dとからなる。床
部材4aは、1000トン以上の重量物を輸送するスー
パーキャリーやドーリ上に安定して載るように構成され
ている。支柱ブロック4bは、積木状に互いに積層して
吊り下げ過熱器3に適した高さに形成できるようになっ
ている。梁部材4cは、細長い複数の型鋼からなり、例
えば現場で吊り下げ過熱器3を吊り上げてボイラ内に組
み込んだ後、1本毎に別々に分解することができるよう
になっている。固定部材4dは、工場から据え付け現場
までの輸送の間に、吊り下げ過熱器3の各部の変形を抑
えるためのものであり、例えば、ボイラドラム1aを梁
部材4cに吊る吊り金具、ループ管部2を互いに固定す
るループ保護金具、その他からなる。なお、これらの部
材4a,4b,4c,4dは、現場で容易に解体して、
工場に輸送し、次のプラント等に再使用できるようにな
っている。
【0010】上述した本発明の工法によれば、工場内で
管寄せ部1とループ管部2とを溶接接合して一体化した
吊り下げ過熱器3にするので、多数(例えば50〜15
0本)のループ管部を設備の整った作業環境の良い工場
内で溶接することができ、効率的に溶接作業ができ、か
つ品質管理も容易であり、欠陥の発生を最小限度にする
ことができる。また、一体化した吊り下げ過熱器3を組
立式の架台4内に固定し、架台4と共にドーリ等で据え
付け現場まで輸送し、現場で単に過熱器3を吊り上げて
ボイラ内に組み込むことにより、据え付けが完了するの
で、据え付け期間を大幅に短縮することきができる。更
に、現場溶接が大幅に少なくなるので、工場からの溶接
作業員の派遣期間が大幅に短縮され、工場における溶接
作業への影響を低減することができる。
【0011】なお、本発明は上述した実施形態に限定さ
れず、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変更できる
ことは勿論である。
【0012】
【発明の効果】上述したように、本発明の吊り下げ過熱
器の一体組立工法は、管寄せ部とループ管部との現場溶
接を不要にすることができ、これにより工期の短縮と溶
接部の品質を向上させることができる、等の優れた効果
を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の吊り下げ過熱器の一体組立工法の模式
図である。
【図2】図1の現場据え付け時の模式図である。
【図3】従来の発電用大型ボイラの全体構成図である。
【図4】吊り下げ過熱器の模式図である。
【図5】吊り下げ過熱器の従来の組立工法の説明図であ
る。
【符号の説明】
A 蒸気ドラム B 下降管 C バーナ D 火炉 E 2次過熱器(放射形) F 3次過熱器(吊下げ形) G 4次過熱器(吊下げ形) H 再熱器(リヒータ) I 1次過熱器(横置形) J エコノマイザ 1 管寄せ部 1a ドラム 1b 枝管 2 ループ管部 3 吊り下げ過熱器 4 架台 4a 床部材 4b 支柱ブロック 4c 梁部材 4d 固定部材

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 管寄せ部(1)とループ管部(2)とか
    らなる吊り下げ過熱器を工場内で溶接接合して一体化
    し、これを組立式の架台内に固定し、架台と共に据え付
    け現場まで輸送し、現場で吊り下げ過熱器を吊り上げて
    ボイラ内に組み込む、ことを特徴とする吊り下げ過熱器
    の一体組立工法。
JP10194895A 1998-07-10 1998-07-10 吊り下げ過熱器の一体組立工法 Pending JP2000028105A (ja)

Priority Applications (1)

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ID=16332123

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110645562A (zh) * 2018-12-08 2020-01-03 广东韶钢松山股份有限公司 一种解决锅炉过热器蛇形管排下沉的提升方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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