JP3793344B2 - ボイラ火炉壁伝熱管貫通部のシール構造 - Google Patents

ボイラ火炉壁伝熱管貫通部のシール構造 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ボイラ火炉壁外に配置された管寄せに接合された伝熱管をボイラ火炉壁に開口された伝熱管貫通部を貫通してボイラ火炉壁内に配置するボイラ装置における前記伝熱管貫通部のシール構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
図14に、従来より知られている発電用大型ボイラの代表的な構造を示す。この種の大型ボイラでは、ボイラ火炉4が、伝熱管とフィンバーとを交互に溶接することによって製作された火炉側壁2と火炉天井壁3とから構成され、鉄骨1から吊りボルト10aで吊り下げられる。鉄骨1と火炉天井壁3との間に設けられた天井室9には、過熱器又は再熱器を構成する伝熱管群7が接続された管寄せ6とマニホールド5とが吊りボルト10bで吊り下げられ、前記伝熱管群7は火炉天井壁3に開口された伝熱管貫通部8を貫通してボイラ火炉4内に配置され、過熱器又は再熱器となる。
【0003】
伝熱管群7は、ボイラ火炉4内で1000℃以上の燃焼ガスによって加熱されており、内部流体である蒸気も高温になるため、管全体が熱膨張によって下方に伸びる。これに対して、鉄骨1から火炉天井壁3を吊り下げている吊りボルト10aは、火炉天井壁3からの熱伝導で多少の温度上昇はあるものの伝熱管群7ほど高温にならないため、熱膨張による下方への伸び量は小さい。したがって、伝熱管貫通部8における伝熱管群7と火炉天井壁3との相対的な伸び量の差は、数10mmから100mmにも達する。
【0004】
伝熱管貫通部8は、通常、図15に示すように、天井壁管12を連結するフィンバー11の一部を省略することによって構成され、当該伝熱管貫通部8の周囲とこれに貫通された伝熱管群7との間にクリアランス17を設けることにより、伝熱管群7と火炉天井壁3との間に生じる相対変位を逃がし、伝熱管群7に過大な熱応力が作用するのを防止している。
【0005】
ところで、近年火力発電プラントの主力になっている石炭焚きボイラにおいては、伝熱管貫通部と伝熱管群7との間にクリアランス17を設けると、天井室9内に燃焼灰が侵入するという問題を生じる。即ち、通常、ボイラ運転時は火炉4内が天井室9に対して負圧となるように制御されているが、バーナの着火時や消火時等の過渡的な運転状態においては一時的に火炉4内が1kg/cm2 以下の正圧になる場合があり、その期間は火炉4内の燃焼灰が前記クリアランス17から天井室9内に侵入して堆積する。このように天井室9内に燃焼灰が侵入して堆積すると、1〜2年に1度行われるボイラ装置の定期検査時に、天井室9内に配置された管寄せ6等の配管類の点検に先立って大量に堆積した燃焼灰の除去作業を行わなくてはならないため、点検に多大の時間と労力を要するという不都合を生じる。
【0006】
従来より、天井室9内への灰の侵入を防止する手段としては、以下の如きものが提案されている。
【0007】
▲1▼図16に示したように、伝熱管貫通部8を被覆可能な形状に形成されたシールボックス101の一端を天井壁管12に溶接すると共に、当該シールボックス101の他端側に伝熱管群7に沿って伸びるスリーブ102を設けたもの。
【0008】
▲2▼図17に示すように、伝熱管貫通部8を覆うように火炉天井壁3上に耐火材111を設け、当該耐火材111と伝熱管群7との間に断熱材112が充填されたベローズ113を設けたもの(特開平6−137506号公報に記載)。
【0009】
▲3▼図18に示すように、伝熱管貫通部8の周囲を、伝熱管群7にシール溶接された溝形鋼121と、その外面に溶接されたサイドプレート122と、隣接して配置された2つのサイドプレート122に両端が溶接されたクラウンプレート123で覆い、伝熱管群7と溝形鋼121とサイドプレート122とで構成される空間内に保温材124を充填したもの(実開平7−32309号公報に記載)。
【0010】
▲4▼図19に示すように、火炉天井壁3の上に受板131を配して、当該受板131の上に断熱材132と耐火材133を置き、さらに伝熱管群7の火炉天井壁3よりも突出した部分全体を囲むように取付け枠134に対してスライド可能なガスシールド用のスキンケーシング135を設けたもの(特開平1−300102号公報に記載)。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、前記各公知例のうち、▲1▼の公知例は、伝熱管群7の伸縮に伴うシールボックス103の変形ひいては疲労破壊を防止する必要上、伝熱管群7とスリーブ102との間にある程度のクリアランス17をもたせなくてはならないため、当該クリアランス17から燃焼灰が天井室9内に侵入しやすく、天井室9内への燃焼灰の侵入を十分に防止できないという不都合がある。
【0012】
また、前記公知例のうち、▲2▼〜▲4▼の公知例は、いずれも耐火材、断熱材、保温材を必須の構成要件とするので、構造が複雑でコスト高の原因となるばかりでなく、1〜2年に1度行われるボイラ装置の定期検査時に交換しなくてはならないので、配管類の点検に要する時間と労力の軽減にあまり効果がないという問題がある。
【0013】
さらに伝熱管群7は一般に耐熱性に優れたオーステナイト鋼によって作製されるが、オーステナイト鋼は高価であるため、公知例▲2▼におけるベローズ113やそれを支えるフランジ114、それに公知例▲3▼における溝形鋼121、サイドプレート122、クラウンプレート123等は安価なフェライト鋼をもって作製される。したがって、これらの異種金属どうしを溶接によって接合する前記▲2▼及び▲3▼の公知例では溶接部から熱膨張率差に起因する割れを生じやすく、ボイラ装置の寿命に悪影響があるという問題もある。
【0014】
加えて、▲4▼の公知例は、管寄せ6の長さ方向と火炉天井壁を構成する天井壁管12の長さ方向とが直交して配置されているので、管寄せ6及び天井壁管12の熱膨張を逃がすためには、スキンケーシング135の下端を取付け枠134にスライド可能に取り付けざるを得ず、したがって、スキンケーシング135と取付け枠134との取付構造が複雑になるという不都合がある。また、スキンケーシング135の下端と取付け枠134とがスライド可能に取り付けられているので、天井室9内への燃焼灰の侵入を完全には防止できないという不都合がある。
【0015】
本発明は、このような従来技術の不備を解決するためになされたものであって、その課題とするところは、簡単な構成で天井室9内への燃焼灰の侵入を完全に防止でき、かつ耐久性に優れたボイラ火炉壁伝熱管貫通部のシール構造を提供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】
本発明は、前記の課題を解決するため、管寄せに接合された伝熱管をボイラ火炉壁に開口された伝熱管貫通部を貫通してボイラ火炉壁内に配置するボイラ装置において、前記管寄せの長さ方向と前記ボイラ火炉壁を構成する火炉壁管の長さ方向とを平行に設定し、前記伝熱管貫通部の周囲を被覆可能な形状に形成されたシールボックスの一端を前記管寄せに溶接すると共に、当該シールボックスの他端を前記伝熱管貫通部の周囲のボイラ火炉壁に直接溶接するか、当該ボイラ火炉壁に溶接された帯状の平板に溶接するという構成にした。
【0017】
例えば、図2に示す伝熱管貫通部のシール構造において、シールボックス13の一端を管寄せ6に溶接し、他端を伝熱管貫通部8の周囲の火炉天井壁3又は当該火炉天井壁3に溶接された平板24に溶接すると、伝熱管貫通部8の周囲をシールボックス13にて完全に密閉することができるので、天井室9内への燃焼灰の侵入を完全に防止することが、天井室9に配置された配管類の点検を極めて容易なものにすることができる。
【0018】
また、管寄せ6の長さ方向と火炉天井壁3を構成する天井壁管12の長さ方向とを平行に配置したので、管寄せ6と天井壁管12とにシールボックス13の両端を溶接しても、シールボックス13にねじれ方向の熱応力が作用しない。また、前記したように伝熱管群7は一般に耐熱性に優れたオーステナイト鋼によって作製されるが、管寄せ6や火炉天井壁3又は平板24についてはコスト低減のために安価なフェライト鋼をもって作製されるので、シールボックス13をフェライト鋼をもって作製すれば異種金属どうしを溶接を避けることができ、溶接部に大きな熱応力が作用しない。よって、これらのことから、シールボックス13を設けたことによるボイラ寿命の短縮化を防止できる。
【0019】
前記シールボックス13は、単純な箱型に形成することもできるが、シールボックス13及びその溶接部に作用する熱応力をより低減するため、図3に示すように、シールボックス13の一部にエキスパンション(容易変形部)21を設けることもできる。
【0020】
また、前記シールボックス13は、当該シールボックス13の内部に配置された配管類の検査をも行えるようにするため、前記管寄せ6び火炉天井壁3又は平板24に溶接された固定部と、当該固定部に対して着脱可能に取り付けられた着脱部とから構成することが好ましい。この場合、固定部に対して着脱部をねじ締結することによって着脱可能とすることもできるし、固定部に対して着脱部をシール溶接することによって着脱可能とすることもできる。なお、シールボックス13にエキスパンション21が設けられる場合には、当該エキスパンション21を着脱部とすることが装置を簡略化する上で特に好ましい。
【0021】
前記シールボックス13は、その一端及び他端を管寄せ6及び火炉天井壁3又は平板24に直接溶接することもできるが、シールボックス13の取外し及び再溶接を容易にするため、図5に示すように、管寄せ6、火炉天井壁3、平板24に予め溶接用突条部16を設けておき、当該溶接用突条部16にシールボックス13の一端及び他端を溶接することもできる。
【0022】
また、前記シールボックス13には、当該シールボックス13内に堆積した燃焼灰を前記伝熱管貫通部8を通してボイラ火炉4内に戻すため、図10に示すように、高圧空気噴射ノズル31を設けることもできる。
【0023】
その他、前記シールボックス13は、必要に応じて任意の形状に形成することができる。例えば、単純な四角形のほか、図4に示すように、火炉天井壁3側に至るにしたがって幅狭となるテーパ部を設けることもできる。
【0024】
【発明の実施の形態】
〈第1実施形態例〉
第1実施形態例に係るボイラ火炉壁伝熱管貫通部のシール構造を、図1及び図2に基づいて説明する。図1は本例に係るシール構造の概略構成図、図2は本例に係るシール構造のより具体的な構成を示す断面図である。
【0025】
これらの図から明らかなように、本例のシール構造は、管寄せ6に連結される伝熱管を材質が異なる2つの部分22、23から構成すると共に、断面がL字状に形成されたシールボックス13の上端部を管寄せ6に溶接し、当該シールボックス13の下端部を火炉天井壁3上に溶接された平板24に溶接して、火炉天井壁3に開設された伝熱管貫通部8の周囲をシールボックス13にて覆ったことを特徴とする。なお、図中の符号25は、管寄せ6と吊りボルト10bとを連結するための吊り金具を示している。
【0026】
管寄せ6及び当該管寄せ6に直接溶接される伝熱管22は、例えば1Cr− 0.5Mo鋼などの耐熱性に優れたフェライト鋼をもって形成され、フェライト伝熱管22の下端に溶接される伝熱管23は、より高い耐熱性を有するオーステナイト鋼をもって形成される。これらの各伝熱管22,23は、異材溶接部16を介して接合される。また、火炉天井壁3を構成する天井壁管12及びフィンバー11、それに当該火炉天井壁3に溶接される平板24は、1Cr−0.5Mo鋼などのフェライト鋼をもって形成される。一方、シールボックス13は、300℃程度までしか加熱されないために火炉天井壁3ほどの耐酸化性が要求されないこと、及び管寄せ6や平板24との異材溶接を避ける意味から、0.5Mo鋼や炭素鋼などのフェライト鋼をもって形成される。
【0027】
本例のボイラ火炉壁伝熱管貫通部のシール構造は、シールボックス13の一端を管寄せ6に溶接し、他端を伝熱管貫通部8の周囲に溶接された平板24に溶接したので、伝熱管貫通部8の周囲をシールボックス13にて完全に密閉することができ、天井室9内への燃焼灰の侵入を完全に防止することができる。よって、天井室9に配置された配管類の点検を極めて容易なものにすることができる。
【0028】
また、管寄せ6の長さ方向と火炉天井壁3を構成する天井壁管12の長さ方向とを平行にし、かつ管寄せ6と火炉天井壁3とを共にフェライト鋼をもって形成したので、管寄せ6と火炉天井壁3との伸び方向が一致し、かつその伸び量差が小さいことから、シールボックス13の両端を管寄せ6と平板24とに溶接してもシールボックス13の長さ方向に大きな熱応力が作用しない。また、管寄せ6、火炉天井壁3、平板24及びシールボックス13がフェライト鋼にて形成されることから、異種金属どうしを溶接を避けることができ、溶接部に大きな熱応力が作用しない。加えて、管寄せ6を吊り下げている吊りボルト10bと火炉天井壁3を吊り下げている吊りボルト10aとは直接加熱されず、ほとんど同じ温度であるので、管寄せ6と火炉天井壁3との相対変位は僅かなものであり、シールボックス13の上下方向にも大きな熱応力が作用しない。よって、これらのことから、シールボックス13に熱応力を逃げるための特別な手段を何ら備えなくても、シールボックス13及びボイラ装置の破壊を防止することができる。
【0029】
なお、本例においては、シールボックス13の下端を火炉天井壁3の上面に溶接された平板24に溶接したが、かかる構成に代えて、シールボックス13の下端を火炉天井壁3を構成する天井壁管12又はフィンバー11に直接溶接することもできる。
【0030】
〈第2実施形態例〉
第2実施形態例に係るボイラ火炉壁伝熱管貫通部のシール構造を、図3に基づいて説明する。図3は本例に係るシール構造を示す断面図である。
【0031】
この図から明らかなように、本例のシール構造は、シールボックス13の一部に、シールボックス13の上下方向に作用する熱応力を吸収するためのエキスパンション21を設けたことを特徴とする。エキスパンション21は、図3に示すようにW字形に屈曲形成されており、その上辺及び下辺が管寄せ6に溶接された上側シール部品18及び平板24に溶接された下側シール部品20に溶接されている。なお、本例においては、エキスパンション21をW字形に屈曲形成したが、シールボックス13の上下方向に作用する熱応力を吸収可能なものであれば、任意の形状にできることは勿論である。その他については、第1実施形態例に係るシール構造と同じであるので、重複を避けるために説明を省略する。
【0032】
本例のボイラ火炉壁伝熱管貫通部のシール構造は、第1実施形態例に係るシール構造と同様の効果を奏するほか、シールボックス13の一部にエキスパンション21を設けたので、シールボックス13を上下方向に伸縮させることができ、シールボックス13及び各溶接部に作用する熱応力をより一層緩和することができる。前記したように、管寄せ6と火炉天井壁3との相対変位は僅かなものであり、通常はシールボックス13に作用する熱応力が問題になることはないが、シールボックス13が上下方向に長くてシールボックス自体の熱膨張が無視できないような場合に好適である。
【0033】
〈第3実施形態例〉
第3実施形態例に係るボイラ火炉壁伝熱管貫通部のシール構造を、図4に基づいて説明する。図4は本例に係るシール構造を示す断面図である。
【0034】
この図から明らかなように、本例のシール構造は、シールボックス13を上側シール部品18と下側シール部品20とエキスパンション21とから構成し、上側シール部品18及び下側シール部品20に対してエキスパンション21を着脱自在に取り付けたこと、及び下側シール部品20を火炉天井壁側に至るにしたがって幅狭となるテーパ状に形成したことを特徴とする。
【0035】
エキスパンション21は、図4に示すように略V字形に屈曲形成されており、その上辺及び下辺が管寄せ6に溶接された上側シール部品18及び平板24に溶接された下側シール部品20に取付ねじ26で締結されている。なお、本例においては、エキスパンション21の断面形状が略V字形に形成されているが、シールボックス13に作用する上下方向の熱応力を吸収可能なものであれば、任意の形状にすることも可能であることは勿論である。一方、下側シール部品20の下端部は、平板24の最内周部に溶接される。その他については、第2実施形態例に係るシール構造と同じであるので、重複を避けるために説明を省略する。
【0036】
本例のボイラ火炉壁伝熱管貫通部のシール構造は、第2実施形態例に係るシール構造と同様の効果を奏するほか、シールボックス13の一部にエキスパンション21を着脱自在に取り付けたので、取付ねじ26を緩めて上側シール部品18及び下側シール部品20からエキスパンション21を取り外すだけで、シールボックス13にて囲まれた配管類の点検が可能になる。シールボックス13内には燃焼灰が侵入しているが、シールボックス13という限られた空間内の燃焼灰だけを除去すれば配管類の点検を行うことができるので、天井室9全体に燃焼灰が侵入した場合に比べて格段に容易化できる。また、下側シール部品20をテーパ状に形成し、その下端部を平板24の最内周部に溶接したので、シールボックス13内に堆積した燃焼灰を掻き落とすだけで、掻き落とされた燃焼灰を効率良く伝熱管貫通部8を通してボイラ火炉4内に戻すことができ、シールボックス13内の清掃が容易であるという効果もある。
【0037】
〈第4実施形態例〉
第4実施形態例に係るボイラ火炉壁伝熱管貫通部のシール構造を、図5及び図6に基づいて説明する。図5は本例に係るシール構造を示す断面図であり、図6はその側面図である。
【0038】
これらの図から明らかなように、本例のシール構造は、シールボックス13を直接管寄せ6及び平板24に溶接するのではなく、管寄せ6及び平板24に予め溶接された溶接用突条部27,27aに溶接したこと、及びシールボックス13を上側シール部品18と下側シール部品20の2部分から構成し、これらの各部分を溶接により接合したことを特徴とする。
【0039】
溶接用突条部27,27aは、Mo鋼や炭素鋼によって形成される。新缶ボイラの場合、管寄せ6に対する溶接用突条部27の取り付け、火炉天井壁3に対する平板24及び溶接用突条部27aの取り付けは、管寄せ6及び火炉天井壁3の工場内での製作時に行い、溶接後熱処理を施す。その他については、第2実施形態例に係るシール構造と同じであるので、重複を避けるために説明を省略する。
【0040】
本例のボイラ火炉壁伝熱管貫通部のシール構造は、第1実施形態例に係るシール構造と同様の効果を奏するほか、シールボックス13を管寄せ6及び平板24に予め溶接された溶接用突条部27,27aに溶接し、かつ上側シール部品18と下側シール部品20の突合せ部を溶接により接合したので、定期検査時に管寄せ6と伝熱管22との溶接部及び伝熱管22と伝熱管23との溶接部等について点検する必要が生じた場合、シールボックス13と各溶接用突条部27,27aとの溶接部及び上側シール部品18と下側シール部品20の突合せ溶接部をグラインダ等で削り落とすことによってシールボックス13の全部又は一部を容易に取り外すことができるので、シールボックス13内の点検を容易に行うことができる。復旧の際は、切断した部分を再度溶接してシールする。このように、本例のシール構造は、切断と再溶接とがシールボックス13と溶接用突条部27,27aとの接合部及び上側シール部品18と下側シール部品20の突合せ溶接部に限られるため、重要な高温耐圧部材である管寄せ6や天井壁管12を損傷させることがなく、施工不良による内部流体の漏洩事故も防止できる。また、溶接用突条部27,27aは、Mo鋼や炭素鋼によって形成されるので、再溶接後の熱処理も不必要である。
【0041】
〈第5実施形態例〉
第5実施形態例に係るボイラ火炉壁伝熱管貫通部のシール構造を、図7に基づいて説明する。図7は本例に係るシール構造を示す断面図である。
【0042】
この図から明らかなように、本例のシール構造は、図5及び図6に示した第4実施形態例に係るボイラ火炉壁伝熱管貫通部のシール構造において、下側シール部品20にエキスパンション21を形成したことを特徴とする。その他については、第4実施形態例に係るシール構造と同じであるので、重複を避けるために説明を省略する。
【0043】
本例のボイラ火炉壁伝熱管貫通部のシール構造は、第4実施形態例に係るシール構造と同様の効果を奏するほか、シールボックス13の下側シール部品20にエキスパンション21を形成したので、シールボックス13を上下方向に伸縮させることができ、シールボックス13及び各溶接部に作用する熱応力をより一層緩和することができる。
【0044】
〈第6実施形態例〉
第6実施形態例に係るボイラ火炉壁伝熱管貫通部のシール構造を、図8に基づいて説明する。図8は本例に係るシール構造を示す断面図である。
【0045】
この図から明らかなように、本例のシール構造は、図7に示した第5実施形態例に係るボイラ火炉壁伝熱管貫通部のシール構造において、下側シール部品20の下端部を平板24に予め溶接された溶接用突条部27aに溶接するのではなく、火炉天井壁3を構成する天井壁12に直接溶接された溶接用突条部27aに溶接したことを特徴とする。その他については、第5実施形態例に係るシール構造と同じであるので、重複を避けるために説明を省略する。
【0046】
本例のボイラ火炉壁伝熱管貫通部のシール構造も、第5実施形態例に係るシール構造と同様の効果を奏する。
【0047】
〈第7実施形態例〉
第7実施形態例に係るボイラ火炉壁伝熱管貫通部のシール構造を、図9に基づいて説明する。図9は本例に係るシール構造を示す側面図である。
【0048】
この図から明らかなように、本例のシール構造は、シールボックス13を管寄せ6及び平板24に予め溶接された溶接用突条部27,27aに溶接される固定部13aと当該固定部13aに溶接された遮蔽板13bとから構成したことを特徴とする。遮蔽板13bは、シールボックス13に開設された角形の窓孔28の周辺部にシール溶接される。その他については、第4実施例に係るシール構造と同じであるので、重複を避けるために説明を省略する。
【0049】
本例のボイラ火炉壁伝熱管貫通部のシール構造は、遮蔽板29の溶接部をグラインダ等で削り落とすことによってシールボックス13の一部に窓孔28を開口することができるので、シールボックス13内の点検を容易に行うことができ、第4実施形態例に係るシール構造と同様の効果を奏する。復旧の際は、切断した部分を再度溶接してシールする。
【0050】
〈第8実施形態例〉
第8実施形態例に係るボイラ火炉壁伝熱管貫通部のシール構造を、図10に基づいて説明する。図10は本例に係るシール構造を示す断面図である。
【0051】
この図から明らかなように、本例のシール構造は、シールボックス13のうち管寄せ6に溶接される上側シール部品18に空気噴射ノズル31を設けたことを特徴とする。空気噴射ノズル31は、上側シール部品18の水平部に垂直下向きに取り付けられ、当該空気噴射ノズル31に接続された空気配管32には、空気噴射ノズル31からの高圧空気の噴射を断続するための空気弁33が設けられる。その他については、第3実施形態例に係るシール構造と同じであるので、重複を避けるために説明を省略する。
【0052】
本例のボイラ火炉壁伝熱管貫通部のシール構造は、図4に示した第3実施形態例に係るシール構造と同様の効果を奏するほか、上側シール部品18の水平部に空気噴射ノズル31を垂直下向きに取り付けたので、ボイラの定期点検時に空気噴射ノズル31より圧力空気を噴射することによって、シールボックス13内に堆積した燃焼灰を自動的かつ高能率に伝熱管貫通部8を通して排出することができ、シールボックス13内に備えられた配管類の検査をより容易化することができる。
【0053】
〈第9実施形態例〉
第9実施形態例に係るボイラ火炉壁伝熱管貫通部のシール構造を、図11に基づいて説明する。図11は本例に係るシール構造を示す断面図である。
【0054】
この図から明らかなように、本例のシール構造は、シールボックス13の上側シール部品18と下側シール部品20とにそれぞれ2組の空気噴射ノズル31a及び空気噴射ノズル31bを設けたことを特徴とする。上側シール部品18に取り付けられる空気噴射ノズル31aは、当該上側シール部品18の垂直部に斜め下向きに取り付けられ、下側シール部品20に取り付けられる空気噴射ノズル31bは、垂直下向きに取り付けられる。その他については、第8実施形態例に係るシール構造と同じであるので、重複を避けるために説明を省略する。
【0055】
本例のボイラ火炉壁伝熱管貫通部のシール構造は、図10に示した第8実施形態例に係るシール構造と同様の効果を奏するほか、シールボックス13の上側シール部品18と下側シール部品20とにそれぞれ2組の空気噴射ノズル31a,31bを設けたので、上側シール部品18に取り付けられた空気噴射ノズル31aにてシールボックス13内に堆積した燃焼灰を吹き飛ばし、この吹き飛ばされた燃焼灰を下側シール部品20に取り付けられた空気噴射ノズル31bにて火炉4内に排出することができ、シールボックス13内の燃焼灰をより効率良く排出することができる。即ち、テーパ状に形成された下側シール部品20に空気噴射ノズル31bを垂直下向きに取り付けたので、当該空気噴射ノズル31bより高圧空気を噴射すると伝熱管貫通部8に高速の空気流が発生して強力な吸引力が発生する。よって、上側シール部品18に垂直下向きの空気噴射ノズル31aのみを備える場合に比べて、シールボックス13内の燃焼灰を効率良く排出することができる。
【0056】
〈第10実施形態例〉
第10実施形態例に係るボイラ火炉壁伝熱管貫通部のシール構造を、図12に基づいて説明する。図12は本例に係るシール構造を示す断面図である。
【0057】
この図から明らかなように、本例のシール構造は、下側シール部品20をテーパ状に形成するのではなく、平板24上に垂直に溶接したことを特徴とする。その他については、図10に示した第8実施形態例に係るシール構造と同じであるので、重複を避けるために説明を省略する。
【0058】
本例のボイラ火炉壁伝熱管貫通部のシール構造は、下側シール部品20を平板24上に垂直に設定したので、当該下側シール部品20を平板24上にテーパ状に設定した場合に比べて、空気噴射ノズル31による燃焼灰の排出効果はやや低下するが、下側シール部品20を平板24上に垂直に溶接したので、シールボックス13の構造強度を高めることができ、耐震性を高めることができる。
【0059】
〈第11実施形態例〉
第11実施形態例に係るボイラ火炉壁伝熱管貫通部のシール構造を、図13に基づいて説明する。図13は本例に係るシール構造を示す断面図である。
【0060】
この図から明らかなように、本例のシール構造は、エキスパンション21を上側シール部品18及び下側シール部品20にねじ26等により着脱自在に取り付けるのではなく、エキスパンション21の端部を上側シール部品18及び下側シール部品20の端部にシール溶接15aをしたことを特徴とする。なお、図13においてはエキスパンション21の断面形状がU字形に形成されているが、シールボックス13に作用する上下方向の熱変形を吸収可能であれば良く、他の任意の形状にすることもできる。その他については、図10に示した第8実施形態例に係るシール構造と同じであるので、重複を避けるために説明を省略する。
【0061】
本例のボイラ火炉壁伝熱管貫通部のシール構造は、第8実施形態例に係るシール構造と同様の効果を奏するほか、エキスパンション21と上側シール部品18及び下側シール部品20とをシール溶接するので、これらの各部材をねじ止め等によって組み立てる場合に比べて各部材の構成の簡略化と、これら各部材の組立、分解、再組立の容易化とを図ることができる。即ち、エキスパンション21と上側シール部品18及び下側シール部品20とをシール溶接する場合には、各部材間にねじ孔等を開設する必要がないので、各部材の構成を簡略化できる。また、シール溶接によると、ねじ止め等に比べて各部材の接合を容易に行うことができるので、各部材の組立を容易化できる。分解時には、各シール溶接部をグラインダ等で削り落とすことによってエキスパンション21を上側シール部品18及び下側シール部品20から取り外すことができるので、定期検査時等におけるシールボックス13内の点検を支障なく実施することができ、復旧の際も、切断した部分を再度溶接することによって容易に行うことができる。
【0062】
なお、本発明の要旨は、前記各実施例に掲げられたものに限定されるものではなく、前記各実施例に掲げられた各部の構成を組み合わせることなどによって、他の構成にすることも勿論可能である。
【0063】
また、前記各実施例においては、火炉天井壁3に伝熱管貫通部8を開設して伝熱管群7を貫通させる場合のみを例にとって説明したが、本発明の要旨はこれに限定されるものではなく、ボイラ火炉壁の任意の個所に伝熱管貫通部を開設する場合にも応用できることは勿論である。
【0064】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によると、シールボックスの一端を管寄せに溶接し、他端をボイラ火炉壁又は当該ボイラ火炉壁に溶接された平板に溶接したので、伝熱管貫通部の周囲をシールボックスにて完全に密閉することができ、例えば天井室内等への燃焼灰の侵入を完全に防止することができる。よって、天井室等に配置された配管類の点検を極めて容易なものにすることができる。
【0065】
また、管寄せの長さ方向とボイラ火炉壁を構成する火炉壁管の長さ方向とを平行にしたので、シールボックスの両端を管寄せと平板とに溶接してもシールボックスに大きな熱応力が作用せず、シールボックス及びボイラ装置の破壊を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態例に係る伝熱管貫通部のシール構造を模式的に示す概略構成図である。
【図2】第1実施形態例に係る伝熱管貫通部のシール構造を示す断面図である。
【図3】第2実施形態例に係る伝熱管貫通部のシール構造を示す断面図である。
【図4】第3実施形態例に係る伝熱管貫通部のシール構造を示す断面図である。
【図5】第4実施形態例に係る伝熱管貫通部のシール構造を示す断面図である。
【図6】第4実施形態例に係る伝熱管貫通部のシール構造を示す側面図である。
【図7】第5実施形態例に係る伝熱管貫通部のシール構造を示す断面図である。
【図8】第6実施形態例に係る伝熱管貫通部のシール構造を示す断面図である。
【図9】第7実施形態例に係る伝熱管貫通部のシール構造を示す断面図である。
【図10】第8実施形態例に係る伝熱管貫通部のシール構造を示す断面図である。
【図11】第9実施形態例に係る伝熱管貫通部のシール構造を示す断面図である。
【図12】第10実施形態例に係る伝熱管貫通部のシール構造を示す断面図である。
【図13】第11実施形態例に係る伝熱管貫通部のシール構造を示す断面図である。
【図14】ボイラ装置の概略構成図である。
【図15】伝熱管貫通部の断面図である。
【図16】第1従来例に係る伝熱管貫通部のシール構造を示す断面図である。
【図17】第2従来例に係る伝熱管貫通部のシール構造を示す断面図である。
【図18】第3従来例に係る伝熱管貫通部のシール構造を示す断面図である。
【図19】第4従来例に係る伝熱管貫通部のシール構造を示す断面図である。
【符号の説明】
1 鉄骨
2 火炉側壁
3 火炉天井壁
4 火炉
5 マニホールド
6 管寄せ
7 伝熱管群
8 伝熱管貫通部
9 天井室
10a,10b 吊りボルト
11 フィンバー
12 天井壁管
13 シールボックス
16 異材溶接部
17 クリアランス
18 上側シール部品
20 下側シール部品
21 エキスパンション
22 フェライト伝熱管
23 オーステナイト伝熱管
24 平板
25 吊り金具
26 ねじ
31,31a,31b 空気噴射ノズル
32 空気配管
33 空気弁

Claims (8)

  1. 管寄せに接合された伝熱管をボイラ火炉壁に開口された伝熱管貫通部を貫通してボイラ火炉壁内に配置するボイラ装置において、前記管寄せの長さ方向と前記ボイラ火炉壁を構成する火炉壁管の長さ方向とを平行に設定し、前記伝熱管貫通部の周囲を被覆可能な形状に形成されたシールボックスの一端を前記管寄せに溶接すると共に、当該シールボックスの他端を前記伝熱管貫通部の周囲のボイラ火炉壁に直接溶接するか、当該ボイラ火炉壁に溶接された帯状の平板に溶接したことを特徴とするボイラ火炉壁伝熱管貫通部のシール構造。
  2. 請求項1に記載のボイラ火炉壁伝熱管貫通部のシール構造において、前記シールボックスに、熱応力を吸収するためのエキスパンションを設けたことを特徴とするボイラ火炉壁伝熱管貫通部のシール構造。
  3. 請求項1に記載のボイラ火炉壁伝熱管貫通部のシール構造において、前記シールボックスを、前記管寄せ及びボイラ火炉壁又は平板に溶接された固定部と、当該固定部に対して着脱可能に取り付けられた着脱部とから構成したことを特徴とするボイラ火炉壁伝熱管貫通部のシール構造。
  4. 請求項3に記載のボイラ火炉壁伝熱管貫通部のシール構造において、前記固定部に対して前記着脱部をねじ締結したことを特徴とするボイラ火炉壁伝熱管貫通部のシール構造。
  5. 請求項3に記載のボイラ火炉壁伝熱管貫通部のシール構造において、前記固定部に対して前記着脱部をシール溶接したことを特徴とするボイラ火炉壁伝熱管貫通部のシール構造。
  6. 請求項1に記載のボイラ火炉壁伝熱管貫通部のシール構造において、前記管寄せ及びボイラ火炉壁又は平板に設けられた溶接用突条部に、前記シールボックスの一端及び他端を溶接したことを特徴とするボイラ火炉壁伝熱管貫通部のシール構造。
  7. 請求項1に記載のボイラ火炉壁伝熱管貫通部のシール構造において、前記シールボックスに、当該シールボックス内に溜ったダストを前記伝熱管貫通部を通して前記ボイラ火炉内に戻す高圧空気噴射ノズルを設けたことを特徴とするボイラ火炉壁伝熱管貫通部のシール構造。
  8. 請求項1に記載のボイラ火炉壁伝熱管貫通部のシール構造において、前記シールボックスの前記ボイラ火炉壁側に、当該ボイラ火炉壁側に至るにしたがって幅狭となるテーパ部を設けたことを特徴とするボイラ火炉壁伝熱管貫通部のシール構造。
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