JP2909169B2 - 接着用樹脂組成物およびこれを用いた積層体 - Google Patents

接着用樹脂組成物およびこれを用いた積層体

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JP2909169B2 JP21222690A JP21222690A JP2909169B2 JP 2909169 B2 JP2909169 B2 JP 2909169B2 JP 21222690 A JP21222690 A JP 21222690A JP 21222690 A JP21222690 A JP 21222690A JP 2909169 B2 JP2909169 B2 JP 2909169B2
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Description

【発明の詳細な説明】 発明の技術分野 本発明は、接着用樹脂組成物およびこの接着用樹脂組
成物を用いた積層体に関し、さらに詳しくは、高温水と
接触した場合にも接着力が低下することがないような接
着用樹脂組成物およびこの接着用樹脂組成物を用いたガ
スバリヤー性に優れるとともにレトルト処理にも対応し
うる積層体に関する。
発明の技術的背景 ポリエチレンテレフタレート樹脂に代表されるポリエ
ステル樹脂は、機械的強度、剛性、耐熱性、耐薬品性、
耐油性、透明性等に優れており、これらの特性を利用し
てフィルム、シートおよび容器等の包装材料として広く
用いられている。しかしながら、このようなポリエステ
ル樹脂は、酸素などのガスの透過性が大きいため、食
品、薬品、化粧品などの高い耐ガス透過性が要求される
包装材料には用いることができなかった。
またポリカーボネート樹脂も同様に、透明姓、耐熱
性、保香性等には優れているが、酸素などのガスの透過
性が大きく、特に食品などの高い耐ガス透過性が要求さ
れる包装材料には用いることができなかった。
ポリエチレンテレフタレート樹脂あるいはポリカーボ
ネート樹脂の耐ガス透過性を高めるため、ポリエチレン
テレフタレート樹脂あるいはポリカーボネート樹脂に、
これらの樹脂よりも耐ガス透過性に優れる樹脂たとえば
エチレン・酢酸ビニル共重合体鹸化物などを積層する方
法が提案されている。しかしながら、ポリエチレンテレ
フタレート樹脂あるいはポリカーボネート樹脂と、エチ
レン・酢酸ビニル共重合体鹸化物との接着性は必ずしも
十分ではなく、積層時あるいは使用時に一部が剥離し、
耐ガス透過性が低下したり、製品の外観あるいは機械強
度が低下したりしてしまうことがあるという問題点があ
った。
これらの問題点を解決するため、たとえば特開昭61−
270155号公報および特願昭61−254号明細書には、不飽
和カルボン酸またはその誘導体によりグラフト変性され
たグラフト変性エチレン・α−オレフィンランダム共重
合体を中間接着層として、ポリカーボネート層あるいは
ポリエステル層と、エチレン・酢酸ビニル共重合体鹸化
物層とを接着させてなる積層体が開示されている。これ
らの積層体は、優れた耐ガス透過性を有するとともに常
温では優れた接着性を備えているが、たとえばこれらの
積層体を、製造時あるいは喫食時に高温充填あるいはレ
トルト処理などの加熱処理を行なった場合には、加熱に
よって接着力が低下することがあり、このため層が剥離
して耐ガス透過性が低下するという問題点があった。
そして、本願出願人に係る特開昭64−45445号公報に
は、高温充填あるいはレトルト処理をしても、積層体の
各層の接着力が低下しないような接着用樹脂組成物とし
て、 (a)メルトフローレート:0.1〜50g/10分 密度:0.850〜0.900g/cm3 エチレン含有量:75〜95モル% X線による結晶化度:30%未満である、 エチレン・α−オレフィン共重合体:95〜50重量% (b)メルトフローレート:0.1〜50g/10分 酢酸ビニル含有量:5〜40重量%である エチレン・酢酸ビニル共重合体:5〜50重量%、および (c)不飽和カルボン酸またはその誘導体のグラフト
量:0.05〜15重量% メルトフローレート:0.1〜50g/10分 密度:0.900〜0.980g/cm3 X線による結晶化度:30%以上である、一部または全
部がグラフト変性されたグラフト変性ポリエチレン:上
記(a)+(b)の合計重量100重量%に対して1.0〜30
重量% からなり、組成物全体としてのグラフト率が0.01〜3重
量%であり、MFRが0.1〜50g/10分であり、かつ結晶化度
が35%未満である接着用樹脂組成物、およびポリエステ
ル層またはポリカーボネート層と、上記接着用樹脂組成
物からなる中間層と、オレフィン・酢酸ビニル共重合体
鹸化物層とから構成されてなる積層体が開示されてい
る。
しかしながら、上記の接着用樹脂組成物は、高温下に
おける耐熱接着性に優れているものの、高温充填あるい
はレトルト処理をした際に、たまに上記積層体が層間剥
離を起こすことがあった。
したがって、高温充填あるいはレトルト処理をして
も、積層体の層間剥離を完全に防止できるような接着用
樹脂組成物の出現が望まれていた。
発明の目的 本発明は、上記のような従来技術に伴う問題点を解決
しようとするものであって、高温充填あるいはレトルト
処理などの苛酷な処理が行なわれても、積層体の層間剥
離を完全に防止することができるほど高温下における耐
熱接着性に優れた接着用樹脂組成物を提供することを目
的としている。
また本発明は、上記のような接着用樹脂組成物を用い
て、ポリカーボネート層またはポリアルキレンテレフタ
レート層と、エチレン・酢酸ビニル鹸化物層とを接着さ
せてなる、優れた耐ガス透過性を有するとともに高温充
填あるいはレトルト処理を受けても層間剥離を起こさな
いような積層体を提供することを目的としている。
発明の概要 本発明に係る第1の接着用樹脂組成物は、 (a)スチレン系エラストマー:20〜99重量%、 (b)不飽和カルボン酸またはその誘導体のグラフト
量:0.05〜15重量% エチレン含有量:45〜95モル%である、 一部または全部がグラフト変性されたグラフト変性エ
チレン・α−オレフィン共重合体:80〜1重量%、およ
び (c)酢酸ビニル含有量:5〜40重量%である、 エチレン・酢酸ビニル共重合体:80〜0重量% からなり、組成物全体としてのグラフト率が0.01〜3重
量%であり、MFRが0.1〜50g/10分であり、かつ結晶化度
が35%未満であることを特徴としている。
本発明に係る第2の接着用樹脂組成物は、 (a)スチレン系エラストマー:20〜98重量%、 (b)不飽和カルボン酸またはその誘導体のグラフト
量:0.05〜15重量% エチレン含有量:45〜95モル%である、 一部または全部がグラフト変性されたグラフト変性エ
チレン・α−オレフィン共重合体:80〜1重量%、およ
び (c)不飽和カルボン酸またはその誘導体のグラフト
量:0.05〜15重量% 酢酸ビニル含有量:5〜40重量%である、 一部または全部がグラフト変性されたグラフト変性エ
チレン・酢酸ビニル共重合体:80〜1重量% からなり、組成物全体としてのグラフト率が0.01〜3重
量%であり、MFRが0.1〜50g/10分であり、かつ結晶化度
が35%未満であることを特徴としている。
本発明に係る第3の接着用樹脂組成物は、 (a)スチレン系エラストマー:20〜99重量%、 (b)エチレン含有量:45〜95モル%である、 エチレン・α−オレフィン共重合体:80〜0重量%、
および (c)不飽和カルボン酸またはその誘導体のグラフト
量:0.05〜15重量% 酢酸ビニル含有量:5〜40重量%である、 一部または全部がグラフト変性されたグラフト変性エ
チレン・酢酸ビニル共重合体:80〜1重量% からなり、組成物全体としてのグラフト率が0.01〜3重
量%であり、MFRが0.1〜50g/10分であり、かつ結晶化度
が35%未満であることを特徴としている。
本発明に係る第4の接着用樹脂組成物は、 (a)不飽和カルボン酸またはその誘導体のグラフト
量:0.05〜15重量%である、 一部または全部がグラフト変性されたグラフト変性ス
チレン系エラストマー:20〜100重量%、 (b)エチレン含有量:45〜95モル%である、 エチレン・α−オレフィン共重合体:80〜0重量%、
および (c)酢酸ビニル含有量:5〜40重量%である、 エチレン・酢酸ビニル共重合体:80〜0重量% からなり、組成物全体としてのグラフト率が0.01〜3重
量%であり、MFRが0.1〜50g/10分であり、かつ結晶化度
が35%未満であることを特徴としている。
本発明に係る第5の接着用樹脂組成物は、 (a)不飽和カルボン酸またはその誘導体のグラフト
量:0.05〜15重量%である、 一部または全部がグラフト変性されたグラフト変性ス
チレン系エラストマー:20〜99重量%、 (b)不飽和カルボン酸またはその誘導体のグラフト
量:0.05〜15重量% エチレン含有量:45〜95モル%である、 一部または全部がグラフト変性されたグラフト変性エ
チレン・α−オレフィン共重合体:80〜1重量%、およ
び (c)酢酸ビニル含有量:5〜40重量%である、 エチレン・酢酸ビニル共重合体:80〜0重量% からなり、組成物全体としてのグラフト率が0.01〜3重
量%であり、MFRが0.1〜50g/10分であり、かつ結晶化度
が35%未満であることを特徴としている。
本発明に係る第6の接着用樹脂組成物は、 (a)不飽和カルボン酸またはその誘導体のグラフト
量:0.05〜15重量%である、 一部または全部がグラフト変性されたグラフト変性ス
チレン系エラストマー:20〜98重量%、 (b)不飽和カルボン酸またはその誘導体のグラフト
量:0.05〜15重量% エチレン含有量:45〜95モル%である、 一部または全部がグラフト変性されたグラフト変性エ
チレン・α−オレフィン共重合体:80〜1重量%、およ
び (c)不飽和カルボン酸またはその誘導体のグラフト
量:0.05〜15重量% 酢酸ビニル含有量:5〜40重量%である、 一部または全部がグラフト変性されたグラフト変性エ
チレン・酢酸ビニル共重合体:80〜1重量% からなり、組成物全体としてのグラフト率が0.01〜3重
量%であり、MFRが0.1〜50g/10分であり、かつ結晶化度
が35%未満であることを特徴としている。
本発明に係る第7の接着用樹脂組成物は、 (a)不飽和カルボン酸またはその誘導体のグラフト
量:0.05〜15重量%である、 一部または全部がグラフト変性されたグラフト変性ス
チレン系エラストマー:20〜99重量%、 (b)エチレン含有量:45〜95モル%である、 エチレン・α−オレフィン共重合体:80〜0重量%、
および (c)不飽和カルボン酸またはその誘導体のグラフト
量:0.05〜15重量% 酢酸ビニル含有量:5〜40重量%である、 一部または全部がグラフト変性されたグラフト変性エ
チレン・酢酸ビニル共重合体:80〜1重量% からなり、組成物全体としてのグラフト率が0.01〜3重
量%であり、MFRが0.1〜50g/10分であり、かつ結晶化度
が35%未満であることを特徴としている。
本発明に係る第1の積層体は、 (I)ポリアルキレンテレフタレート樹脂層と、 (II)(a)スチレン系エラストマー:20〜99重量%、 (b)不飽和カルボン酸またはその誘導体のグラフト
量:0.05〜15重量% エチレン含有量:45〜95モル%である、 一部または全部がグラフト変性されたグラフト変性エ
チレン・α−オレフィン共重合体:80〜1重量%、およ
び (c)酢酸ビニル含有量:5〜40重量%である、 エチレン・酢酸ビニル共重合体:80〜0重量% からなり、組成物全体としてのグラフト率が0.01〜3重
量%であり、MFRが0.1〜50g/10分であり、かつ結晶化度
が35%未満であるような中間層と、 (III)オレフィン・酢酸ビニル共重合体鹸化物層とか
ら構成されてなることを特徴としている。
本発明に係る第2の積層体は、 (I)ポリカーボネート樹脂層と、 (II)(a)スチレン系エラストマー:20〜99重量%、 (b)不飽和カルボン酸またはその誘導体のグラフト
量:0.05〜15重量% エチレン含有量:45〜95モル%である、 一部または全部がグラフト変性されたグラフト変性エ
チレン・α−オレフィン共重合体:80〜1重量%、およ
び (c)酢酸ビニル含有量:5〜40重量%である、 エチレン・酢酸ビニル共重合体:80〜0重量% からなり、組成物全体としてのグラフト率が0.01〜3重
量%であり、MFRが0.1〜50g/10分であり、かつ結晶化度
が35%未満であるような中間層と、 (III)オレフィン・酢酸ビニル共重合体鹸化物層とか
ら構成されてなることを特徴としている。
本発明に係る第3の積層体は、 (I)ポリアルキレンテレフタレート樹脂層と、 (II)(a)スチレン系エラストマー:20〜98重量%、 (b)不飽和カルボン酸またはその誘導体のグラフト
量:0.05〜15重量% エチレン含有量:45〜95モル%である、 一部または全部がグラフト変性されたグラフト変性エ
チレン・α−オレフィン共重合体:80〜1重量%、およ
び (c)不飽和カルボン酸またはその誘導体のグラフト
量:0.05〜15重量% 酢酸ビニル含有量:5〜40重量%である、 一部または全部がグラフト変性されたグラフト変性エ
チレン・酢酸ビニル共重合体:80〜1重量% からなり、組成物全体としてのグラフト率が0.01〜3重
量%であり、MFRが0.1〜50g/10分であり、かつ結晶化度
が35%未満であるような中間層と、 (III)オレフィン・酢酸ビニル共重合体鹸化物層とか
ら構成されてなることを特徴としている。
本発明に係る第4の積層体は、 (I)ポリカーボネート樹脂層と、 (II)(a)スチレン系エラストマー:20〜98重量%、 (b)不飽和カルボン酸またはその誘導体のグラフト
量:0.05〜15重量% エチレン含有量:45〜95モル%である、 一部または全部がグラフト変性されたグラフト変性エ
チレン・α−オレフィン共重合体:80〜1重量%、およ
び (c)不飽和カルボン酸またはその誘導体のグラフト
量:0.05〜15重量% 酢酸ビニル含有量:5〜40重量%である、 一部または全部がグラフト変性されたグラフト変性エ
チレン・酢酸ビニル共重合体:80〜1重量% からなり、組成物全体としてのグラフト率が0.01〜3重
量%であり、MFRが0.1〜50g/10分であり、かつ結晶化度
が35%未満であるような中間層と、 (III)オレフィン・酢酸ビニル共重合体鹸化物層とか
ら構成されてなることを特徴としている。
本発明に係る第5の積層体は、 (I)ポリアルキレンテレフタレート樹脂層と、 (II)(a)スチレン系エラストマー:20〜99重量%、 (b)エチレン含有量:45〜95モル%である、 エチレン・α−オレフィン共重合体:80〜0重量%、
および (c)不飽和カルボン酸またはその誘導体のグラフト
量:0.05〜15重量% 酢酸ビニル含有量:5〜40重量%である、 一部または全部がグラフト変性されたグラフト変性エ
チレン・酢酸ビニル共重合体:80〜1重量% からなり、組成物全体としてのグラフト率が0.01〜3重
量%であり、MFRが0.1〜50g/10分であり、かつ結晶化度
が35%未満であるような中間層と、 (III)オレフィン・酢酸ビニル共重合体鹸化物層とか
ら構成されてなることを特徴としている。
本発明に係る第6の積層体は、 (I)ポリカーボネート樹脂層と、 (II)(a)スチレン系エラストマー:20〜99重量%、 (b)エチレン含有量:45〜95モル%である、 エチレン・α−オレフィン共重合体:80〜0重量%、
および (c)不飽和カルボン酸またはその誘導体のグラフト
量:0.05〜15重量% 酢酸ビニル含有量:5〜40重量%である、 一部または全部がグラフト変性されたグラフト変性エ
チレン・酢酸ビニル共重合体:80〜1重量% からなり、組成物全体としてのグラフト率が0.01〜3重
量%であり、MFRが0.1〜50g/10分であり、かつ結晶化度
が35%未満であるような中間層と、 (III)オレフィン・酢酸ビニル共重合体鹸化物層とか
ら構成されてなることを特徴としている。
本発明に係る第7の積層体は、 (I)ポリアルキレンテレフタレート樹脂層と、 (II)(a)不飽和カルボン酸またはその誘導体のグラ
フト量:0.05〜15重量%である、 一部または全部がグラフト変性されたグラフト変性ス
チレン系エラストマー:20〜100重量%、 (b)エチレン含有量:45〜95モル%である、 エチレン・α−オレフィン共重合体:80〜0重量%、
および (c)酢酸ビニル含有量:5〜40重量%である、 エチレン・酢酸ビニル共重合体:80〜0重量% からなり、組成物全体としてのグラフト率が0.01〜3重
量%であり、MFRが0.1〜50g/10分であり、かつ結晶化度
が35%未満であるような中間層と、 (III)オレフィン・酢酸ビニル共重合体鹸化物層とか
ら構成されてなることを特徴としている。
本発明に係る第8の積層体は、 (I)ポリカーボネート樹脂層と、 (II)(a)不飽和カルボン酸またはその誘導体のグラ
フト量:0.05〜15重量%である、 一部または全部がグラフト変性されたグラフト変性ス
チレン系エラストマー:20〜100重量%、 (b)エチレン含有量:45〜95モル%である、 エチレン・α−オレフィン共重合体:80〜0重量%、
および (c)酢酸ビニル含有量:5〜40重量%である、 エチレン・酢酸ビニル共重合体:80〜0重量% からなり、組成物全体としてのグラフト率が0.01〜3重
量%であり、MFRが0.1〜50g/10分であり、かつ結晶化度
が35%未満であるような中間層と、 (III)オレフィン・酢酸ビニル共重合体鹸化物層とか
ら構成されてなることを特徴としている。
本発明に係る第9の積層体は、 (I)ポリアルキレンテレフタレート樹脂層と、 (II)(a)不飽和カルボン酸またはその誘導体のグラ
フト量:0.05〜15重量%である、 一部または全部がグラフト変性されたグラフト変性ス
チレン系エラストマー:20〜99重量%、 (b)不飽和カルボン酸またはその誘導体のグラフト
量:0.05〜15重量% エチレン含有量:45〜95モル%である、 一部または全部がグラフト変性されたグラフト変性エ
チレン・α−オレフィン共重合体:80〜1重量%、およ
び (c)酢酸ビニル含有量:5〜40重量%である、 エチレン・酢酸ビニル共重合体:80〜0重量% からなり、組成物全体としてのグラフト率が0.01〜3重
量%であり、MFRが0.1〜50g/10分であり、かつ結晶化度
が35%未満であるような中間層と、 (III)オレフィン・酢酸ビニル共重合体鹸化物層とか
ら構成されてなることを特徴としている。
本発明に係る第10の積層体は、 (I)ポリカーボネート樹脂層と、 (II)(a)不飽和カルボン酸またはその誘導体のグラ
フト量:0.05〜15重量%である、 一部または全部がグラフト変性されたグラフト変性ス
チレン系エラストマー:20〜99重量%、 (b)不飽和カルボン酸またはその誘導体のグラフト
量:0.05〜15重量% エチレン含有量:45〜95モル%である、 一部または全部がグラフト変性されたグラフト変性エ
チレン・α−オレフィン共重合体:80〜1重量%、およ
び (c)酢酸ビニル含有量:5〜40重量%である、 エチレン・酢酸ビニル共重合体:80〜0重量% からなり、組成物全体としてのグラフト率が0.01〜3重
量%であり、MFRが0.1〜50g/10分であり、かつ結晶化度
が35%未満であるような中間層と、 (III)オレフィン・酢酸ビニル共重合体鹸化物層とか
ら構成されてなることを特徴としている。
本発明に係る第11の積層体は、 (I)ポリアルキレンテレフタレート樹脂層と、 (II)(a)不飽和カルボン酸またはその誘導体のグラ
フト量:0.05〜15重量%である、 一部または全部がグラフト変性されたグラフト変性ス
チレン系エラストマー:20〜98重量%、 (b)不飽和カルボン酸またはその誘導体のグラフト
量:0.05〜15重量% エチレン含有量:45〜95モル%である、 一部または全部がグラフト変性されたグラフト変性エ
チレン・α−オレフィン共重合体:80〜1重量%、およ
び (c)不飽和カルボン酸またはその誘導体のグラフト
量:0.05〜15重量% 酢酸ビニル含有量:5〜40重量%である、 一部または全部がグラフト変性されたグラフト変性エ
チレン・酢酸ビニル共重合体:80〜1重量% からなり、組成物全体としてのグラフト率が0.01〜3重
量%であり、MFRが0.1〜50g/10分であり、かつ結晶化度
が35%未満であるような中間層と、 (III)オレフィン・酢酸ビニル共重合体鹸化物層とか
ら構成されてなることを特徴としている。
本発明に係る第12の積層体は、 (I)ポリカーボネート樹脂層と、 (II)(a)不飽和カルボン酸またはその誘導体のグラ
フト量:0.05〜15重量%である、 一部または全部がグラフト変性されたグラフト変性ス
チレン系エラストマー:20〜98重量%、 (b)不飽和カルボン酸またはその誘導体のグラフト
量:0.05〜15重量% エチレン含有量:45〜95モル%である、 一部または全部がグラフト変性されたグラフト変性エ
チレン・α−オレフィン共重合体:80〜1重量%、およ
び (c)不飽和カルボン酸またはその誘導体のグラフト
量:0.05〜15重量% 酢酸ビニル含有量:5〜40重量%である、 一部または全部がグラフト変性されたグラフト変性エ
チレン・酢酸ビニル共重合体:80〜1重量% からなり、組成物全体としてのグラフト率が0.01〜3重
量%であり、MFRが0.1〜50g/10分であり、かつ結晶化度
が35%未満であるような中間層と、 (III)オレフィン・酢酸ビニル共重合体鹸化物層とか
ら構成されてなることを特徴としている。
本発明に係る第13の積層体は、 (I)ポリアルキレンテレフタレート樹脂層と、 (II)(a)不飽和カルボン酸またはその誘導体のグラ
フト量:0.05〜15重量%である、 一部または全部がグラフト変性されたグラフト変性ス
チレン系エラストマー:20〜99重量%、 (b)エチレン含有量:45〜95モル%である、 エチレン・α−オレフィン共重合体:80〜0重量%、
および (c)不飽和カルボン酸またはその誘導体のグラフト
量:0.05〜15重量% 酢酸ビニル含有量:5〜40重量%である、 一部または全部がグラフト変性されたグラフト変性エ
チレン・酢酸ビニル共重合体:80〜1重量% からなり、組成物全体としてのグラフト率が0.01〜3重
量%であり、MFRが0.1〜50g/10分であり、かつ結晶化度
が35%未満であるような中間層と、 (III)オレフィン・酢酸ビニル共重合体鹸化物層とか
ら構成されてなることを特徴としている。
本発明に係る第14の積層体は、 (I)ポリカーボネート樹脂層と、 (II)(a)不飽和カルボン酸またはその誘導体のグラ
フト量:0.05〜15重量%である、 一部または全部がグラフト変性されたグラフト変性ス
チレン系エラストマー:20〜99重量%、 (b)エチレン含有量:45〜95モル%である、 エチレン・α−オレフィン共重合体:80〜0重量%、
および (c)不飽和カルボン酸またはその誘導体のグラフト
量:0.05〜15重量% 酢酸ビニル含有量:5〜40重量%である、 一部または全部がグラフト変性されたグラフト変性エ
チレン・酢酸ビニル共重合体:80〜1重量% からなり、組成物全体としてのグラフト率が0.01〜3重
量%であり、MFRが0.1〜50g/10分であり、かつ結晶化度
が35%未満であるような中間層と、 (III)オレフィン・酢酸ビニル共重合体鹸化物層とか
ら構成されてなることを特徴としている。
発明の具体的説明 以下、本発明に係る接着用樹脂組成物およびこれを用
いた積層体について具体的に説明する。
まず本発明に係る接着用樹脂組成物について説明す
る。
本発明に係る接着用樹脂組成物は、不飽和カルボン酸
またはその誘導体でグラフト変性された、グラフト変性
スチレン系エラストマー、グラフト変性エチレン・α−
オレフィン共重合体およびグラフト変性エチレン・酢酸
ビニル共重合体のうち、少なくとも一の成分を必須成分
として含むことを特徴としている。また本発明では、上
記の3成分のほかに、グラフト変性されていない未変性
のスチレン系エラストマー、エチレン・α−オレフィン
共重合体、エチレン・酢酸ビニル共重合体を接着用樹脂
組成物の構成成分として用いることができる。以下に、
上記の各構成成分について説明する。
スチレン系エラストマー このスチレン系エラストマーは、一般にポリスチレン
ブロックとゴム中間ブロックとを有し、ポリスチレン部
分が物理架橋(ドメイン)を形成して橋かけ点となり、
中間のゴムブロックは製品にゴム弾性を付与する。本発
明で用いられるスチレン系エラストマーは、中間のソフ
トセグメントがエチレン・ブチレン(EB)で、かつ末端
部のハードセグメントがポリスチレン(S)で構成され
ているブロックコポリマー(SEBS)である。このような
スチレン系エラストマーは、シェル化学(株)より商品
名「クレイトンG」で製造販売されている。
グラフト変性スチレン系エラストマー 本発明で用いられるグラフト変性スチレン系エラスト
マーは、上記スチレン系エラストマーの一部または全部
が不飽和カルボン酸またはその誘導体でグラフト変性さ
れており、本発明では、不飽和カルボン酸またはその誘
導体のグラフト量が0.05〜15重量%、好ましくは0.1〜1
0重量%のグラフト変性スチレン系エラストマーが用い
られる。
上記のようなグラフト変性スチレン系エラストマー
は、上記スチレン系エラストマーの一部または全部を、
不飽和カルボン酸またはその誘導体でグラフト変性する
ことにより得られるが、この際用いられる不飽和カルボ
ン酸またはその誘導体としては、具体的には、アクリル
酸、マレイン酸、フマール酸、テトラヒドロフタル酸、
イタコン酸、シトラコン酸、クロトン酸、イソクロトン
酸、ナジック酸 (エンドシス−ビシクロ[2,2,1]ヘ
プト−5−エン−2,3−ジカルボン酸)などの不飽和カ
ルボン酸、またはその誘導体たとえば酸ハライド、アミ
ド、イミド、無水物、エステルなどが用いられ、具体的
には、塩化マレニル、マレイミド、無水マレイン酸、無
水シトラコン酸、マレイン酸モノメチル、マレイン酸ジ
メチル、グリシジルマレエートなどが用いられる。これ
らの中では、不飽和ジカルボン酸またはその酸無水物が
好適であり、とくにマレイン酸、ナジック酸 またはこ
れらの酸無水物が好ましく用いられる。
このような不飽和カルボン酸またはその誘導体から選
ばれるグラフトモノマーを、スチレン系エラストマーに
グラフト共重合して変性物を製造するには、従来公知の
種々の方法を採用することができる。たとえば、スチレ
ン系エラストマーを溶融させ、グラフトモノマーを添加
してグラフト共重合させる方法あるいは溶媒に溶解させ
グラフトモノマーを添加してグラフト共重合させる方法
がある。いずれの場合にも、前記グラフトモノマーを効
率よくグラフト共重合させるためには、ラジカル開始剤
の存在下に反応を実施することが好ましい。グラフト反
応は通常60〜350℃の温度で行なわれる。ラジカル開始
剤の使用割合は、スチレン系エラストマー100重量部に
対して、通常0.001〜1重量部の範囲である。ラジカル
開始剤としては有機ペルオキシド、有機ペルエステル、
たとえばベンゾイルペルオキシド、ジクロルベンゾイル
ペルオキシド、ジクミルペルオキシド、ジ−tert−ブチ
ルペルオキシド、2,5−ジメチル−2,5−ジ(ペルオキシ
ドベンゾエート)ヘキシン−3、1,4−ビス(tert−ブ
チルペルオキシイソプロピル)ベンゼン、ラウロイルペ
ルオキシド、tert−ブチルペルアセテート、2,5−ジメ
チル−2,5−ジ(tert−ブチルペルオキシ)ヘキシン−
3、2,5−ジメチル−2,5−ジ(tert−ブチルペルオキ
シ)ヘキサン、tert−ブチルペルベンゾエート、tert−
ブチルペルフェニルアセテート、tert−ブチルぺルイソ
ブチレート、tert−ブチルペル−sec−オクトエート、t
ert−ブチルペルピバレート、クミルペルピバレートお
よびtert−ブチルペルジエチルアセテート、その他アゾ
化合物たとえばアゾビスイソブチロニトリル、ジメチル
アゾイソブチレートなどが用いられる。これらのうちで
はジクミルペルオキシド、ジ−tert−ブチルペルオキシ
ド、2,5−ジメチル−2,5−ジ(tert−ブチルペルオキ
シ)ヘキシン−3、2,5−ジメチル−2,5−ジ(tert−ブ
チルペルオキシ)ヘキサン、1,4−ビス(tert−ブチル
ペルオキシイソプロピル)ベンゼンなどのジアルキルペ
ルオキシドが好ましい。
エチレン・α−オレフィン共重合体 本発明で用いられるエチレン・α−オレフィン共重合
体は、エチレンとα−オレフィンとがランダムに共重合
しており、本発明では、エチレン含有量が45〜95モル
%、好ましくは45〜90モル%のエチレン・α−オレフィ
ン共重合体が用いられる。
本発明で用いられるエチレン−α−オレフィン共重合
体は、一般に、メルトフローレート(ASTM D 1238、2,1
60g荷重、190℃)が0.1〜50g/10分、好ましくは0.3〜30
g/10分であり、密度が0.850〜0.900g/cm3、好ましくは
0.850〜0.890g/cm3であり、X線による結晶化度が30%
未満好ましくは25%未満である。
このエチレン・α−オレフィン共重合体を構成するα
−オレフィンとしては、炭素数3〜20のα−オレフィン
が用いられ、具体的には、プロピレン、1−ブテン、1
−ヘキセン、4−メチル−1−ペンテン、1−オクテ
ン、1−デセン、1−テトラデセン、1−オクタデセン
などが用いられ、これらのα−オレフィンは単独または
2種以上の混合物として用いられる。
このようなエチレン・α−オレフィン共重合体は、そ
の融点(ASTM D 3418)が通常100℃以下である。
グラフト変性エチレン・α−オレフィン共重合体 本発明で用いられるグラフト変性エチレン・α−オレ
フィン共重合体は、上記エチレン・α−オレフィン共重
合体の一部または全部が不飽和カルボン酸またはその誘
導体でグラフト変性されており、本発明では、不飽和カ
ルボン酸またはその誘導体のグラフト量が0.05〜15重量
%、好ましくは0.10〜10重量%であり、エチレン含有量
が45〜95モル%、好ましくは45〜90モル%のグラフト変
性エチレン・α−オレフィン共重合体が用いられる。
本発明で用いられるグラフト変性エチレン・α−オレ
フィン共重合体は、一般に、メルトフローレート(ASTM
D 1238、2,160g荷重、190℃)が0.1〜50g/10分、好ま
しくは0.3〜30g/10分であり、密度が0.850〜0.900g/c
m3、好ましくは0.850〜0.890g/cm3であり、X線による
結晶化度が30%未満、好ましくは25%未満である。
上記のようなグラフト変性エチレン・α−オレフィン
共重合体は、上記エチレン・α−オレフィン共重合体の
一部または全部を不飽和カルボン酸またはその誘導体で
グラフト変性することにより得られるが、グラフト変性
の際に用いられる不飽和カルボン酸またはその誘導体と
して、具体的には、上記グラフト変性スチレン系エラス
トマーの製造の際に用いられる不飽和カルボン酸または
その誘導体として列挙した化合物などが挙げられる。
上記の不飽和カルボン酸またはその誘導体から選ばれ
るグラフトモノマーを、エチレン・α−オレフィン共重
合体にグラフト共重合して変性物を製造するには、従来
公知の種々の方法を採用することができる。たとえば、
エチレン・α−オレフィン共重合体を溶融させグラフト
モノマーを添加してグラフト共重合させる方法あるいは
溶媒に溶解させグラフトモノマーを添加してグラフト共
重合させる方法がある。いずれの場合にも、前記グラフ
トモノマーを効率よくグラフト共重合させるためには、
ラジカル開始剤の存在下に反応を実施することが好まし
い。グラフト反応は通常60〜350℃の温度で行なわれ
る。ラジカル開始剤の使用割合は、エチレン・α−オレ
フィン共重合体100重量部に対して、通常0.001〜1重量
部の範囲である。
ラジカル開始剤としては、具体的には、上記グラフト
変性スチレン系エラストマーの製造の際に用いられるラ
ジカル開始剤として列挙した化合物が挙げられる。
エチレン・酢酸ビニル共重合体 本発明では、酢酸ビニル含有量が5〜40重量%、好ま
しくは10〜35重量%のエチレン・酢酸ビニル共重合体が
用いられる。
本発明で用いられるエチレン・酢酸ビニル共重合体
は、一般に、メルトフローレート(ASTM D 1238、2,160
g荷重、190℃)が0.1〜50g/10分、好ましくは0.3〜30g/
10分である。
グラフト変性エチレン・酢酸ビニル共重合体 本発明で用いられるグラフト変性エチレン・酢酸ビニ
ル共重合体は、上記エチレン・酢酸ビニル共重合体の一
部または全部が不飽和カルボン酸またはその誘導体でグ
ラフト変性されており、本発明では、不飽和カルボン酸
またはその誘導体のグラフト量が0.05〜15重量%、好ま
しくは0.10〜10重量%であり、酢酸ビニル含有量が5〜
40重量%、好ましくは10〜35重量%のグラフト変性エチ
レン・酢酸ビニル共重合体が用いられる。
本発明で用いられるグラフト変性エチレン・酢酸ビニ
ル共重合体は、一般に、メルトフローレート(ASTM D 1
238、2,160g荷重、190℃)が0.1〜50g/10分、好ましく
は0.3〜30g/10分である。
上記のようなグラフト変性エチレン・酢酸ビニル共重
合体は、上記エチレン・酢酸ビニル共重合体の一部また
は全部を不飽和カルボン酸またはその誘導体でグラフト
変性することにより得られるが、グラフト変性の際に用
いられる不飽和カルボン酸またはその誘導体として、具
体的には、上記グラフト変性スチレン系エラストマーの
製造の際に用いられる不飽和カルボン酸またはその誘導
体として列挙した化合物などが挙げられる。
上記の不飽和カルボン酸またはその誘導体から選ばれ
るグラフトモノマーを、エチレン・酢酸ビニル共重合体
にグラフト共重合して変性物を製造するには、従来公知
の種々の方法を採用することができる。たとえば、エチ
レン・酢酸ビニル共重合体を溶融させグラフトモノマー
を添加してグラフト共重合させる方法あるいは溶媒に溶
解させグラフトモノマーを添加してグラフト共重合させ
る方法がある。いずれの場合にも、前記グラフトモノマ
ーを効率よくグラフト共重合させるためには、ラジカル
開始剤の存在下に反応を実施することが好ましい。グラ
フト反応は通常60〜350℃の温度で行なわれる。ラジカ
ル開始剤の使用割合は、エチレン・酢酸ビニル共重合体
100重量部に対して、通常0.001〜1重量部の範囲であ
る。
ラジカル開始剤としては、具体的には、上記グラフト
変性スチレン系エラストマーの製造の際に用いられるラ
ジカル開始剤として列挙した化合物が挙げられる。
配合割合 本発明に係る接着用樹脂組成物が、上記のスチレン系
エラストマーとグラフト変性エチレン・α−オレフィン
共重合体とエチレン・酢酸ビニル共重合体とからなる場
合には、スチレン系エラストマーは20〜99重量%、好ま
しくは20〜90重量%の量で、グラフト変性エチレン・α
−オレフィン共重合体は80〜1重量%、好ましくは80〜
10重量%の量で、エチレン・酢酸ビニル共重合体は80〜
0重量%の量で用いられる。ただし、スチレン系エラス
トマー、グラフト変性エチレン・α−オレフィン共重合
体およびエチレン・酢酸ビニル共重合体の合計重量は10
0重量%である。
本発明に係る接着用樹脂組成物が、上記のスチレン系
エラストマーとグラフト変性エチレン・α−オレフィン
共重合体とグラフト変性エチレン・酢酸ビニル共重合体
とからなる場合には、スチレン系エラストマーは20〜98
重量%、好ましくは20〜80重量%の量で、グラフト変性
エチレン・α−オレフィン共重合体は80〜1重量%、好
ましくは80〜10重量%の量で、グラフト変性エチレン・
酢酸ビニル共重合体は80〜1重量%、好ましくは80〜10
重量%の量で用いられる。ただし、スチレン系エラスト
マー、グラフト変性エチレン・α−オレフィン共重合体
およびグラフト変性エチレン・酢酸ビニル共重合体の合
計重量は100重量%である。
本発明に係る接着用樹脂組成物が、上記のスチレン系
エラストマーとエチレン・α−オレフィン共重合体とグ
ラフト変性エチレン・酢酸ビニル共重合体とからなる場
合には、スチレン系エラストマーは20〜99重量%、好ま
しくは20〜90重量%の量で、エチレン・α−オレフィン
共重合体は80〜0重量%の量で、グラフト変性エチレン
・酢酸ビニル共重合体は80〜1重量%、好ましくは80〜
10重量%の量で用いられる。ただし、スチレン系エラス
トマー、エチレン・α−オレフィン共重合体およびグラ
フト変性エチレン・酢酸ビニル共重合体の合計重量は10
0重量%である。
本発明に係る接着用樹脂組成物が、上記のグラフト変
性スチレン系エラストマーとエチレン・α−オレフィン
共重合体とエチレン・酢酸ビニル共重合体とからなる場
合には、グラフト変性スチレン系エラストマーは20〜10
0重量%の量で、エチレン・α−オレフィン共重合体は8
0〜0重量%の量で、エチレン・酢酸ビニル共重合体は8
0〜0重量%の量で用いられる。ただし、グラフト変性
スチレン系エラストマー、エチレン・α−オレフィン共
重合体およびエチレン・酢酸ビニル共重合体の合計重量
は100重量%である。
本発明に係る接着用樹脂組成物が、上記のグラフト変
性スチレン系エラストマーとグラフト変性エチレン・α
−オレフィン共重合体とエチレン・酢酸ビニル共重合体
とからなる場合には、グラフト変性スチレン系エラスト
マーは20〜99重量%、好ましくは20〜90重量%の量で、
グラフト変性エチレン・α−オレフィン共重合体は80〜
1重量%、好ましくは80〜10重量%の量で、エチレン・
酢酸ビニル共重合体は80〜0重量%の量で用いられる。
ただし、グラフト変性スチレン系エラストマー、グラフ
ト変性エチレン・α−オレフィン共重合体およびエチレ
ン・酢酸ビニル共重合体の合計重量は100重量%であ
る。
本発明に係る接着用樹脂組成物が、上記のグラフト変
性スチレン系エラストマーとグラフト変性エチレン・α
−オレフィン共重合体とグラフト変性エチレン・酢酸ビ
ニル共重合体とからなる場合には、グラフト変性スチレ
ン系エラストマーは20〜98重量%、好ましくは20〜80重
量%の量で、グラフト変性エチレン・α−オレフィン共
重合体は80〜1重量%、好ましくは80〜10重量%の量
で、グラフト変性エチレン・酢酸ビニル共重合体は80〜
1重量%、好ましくは80〜10重量%の量で用いられる。
ただし、グラフト変性スチレン系エラストマー、グラフ
ト変性エチレン・α−オレフィン共重合体およびグラフ
ト変性エチレン・酢酸ビニル共重合体の合計重量は100
重量%である。
本発明に係る接着用樹脂組成物が、上記のグラフト変
性スチレン系エラストマーとエチレン・α−オレフィン
共重合体とグラフト変性エチレン・酢酸ビニル共重合体
とからなる場合には、グラフト変性スチレン系エラスト
マーは20〜99重量%、好ましくは20〜90重量%の量で、
エチレン・α−オレフィン共重合体は80〜0重量%の量
で、グラフト変性エチレン・酢酸ビニル共重合体は80〜
1重量%、好ましくは80〜10重量%の量で用いられる。
ただし、グラフト変性スチレン系エラストマー、エチレ
ン・α−オレフィン共重合体およびグラフト変性エチレ
ン・酢酸ビニル共重合体の合計重量は100重量%であ
る。
このように、本発明に係る接着用樹脂組成物は、不飽
和カルボン酸またはその誘導体でグラフト変性された、
グラフト変性スチレン系エラストマー、グラフト変性エ
チレン・α−オレフィン共重合体およびグラフト変性エ
チレン・酢酸ビニル共重合体のうち、少なくとも一の成
分を必須成分として含むが、この組成物全体としてのグ
ラフト率は0.01〜3重量%、好ましくは0.05〜2.5重量
%であり、MFR(ASTM D 1238、2,160g荷重、190℃)は
0.1〜50g/10分、好ましくは0.2〜40g/10分であり、かつ
X線による結晶化度は35%未満である。
本発明に係る接着用樹脂組成物は、その各構成成分
を、上記のような範囲で種々公知の方法、たとえばヘン
シェルミキサー、v−ブレンダー、リボンブレンダー、
タンブラブレンダー等で混合する方法、あるいは混合
後、一軸押出機、二軸押出機、ニーダー、バンバリーミ
キサー等で溶融混練後、造粒あるいは粉砕する方法を採
用して製造することができる。
本発明に係る接着用樹脂組成物には、前記成分に加え
て、耐熱安定剤、耐候安定剤、帯電防止剤、顔料、染
料、発錆防止剤等を、本発明の目的を損わない範囲で配
合することもできる。
次に、本発明に係る積層体について説明するが、本発
明に係る積層体は、(I)ポリアルキレンテレフタレー
ト樹脂層またはポリカーボネート樹脂層と、(II)上記
の接着用樹脂組成物からなる中間層と、(III)オレフ
ィン・酢酸ビニル共重合体鹸化物層とで構成されてい
る。
本発明に係る積層体を構成する一の層(I)は、ポリ
アルキレンテレフタレート樹脂またはポリカーボネート
樹脂から選ばれる。
ポリエステル樹脂は、エチレングリコール、プロピレ
ングリコール、1,4−ブタンジオール、ネオペンチルグ
リコール、ヘキサメチレングリコール等の脂肪族グリコ
ール、シクロヘキサンジメタノール等の脂環族グリコー
ル、ビスフェノール等の芳香族ジヒドロキシ化合物、あ
るいはこれらの2種以上から選ばれたジヒドロキシ化合
物単位と、テレフタル酸、イソフタル酸、2,6−ナフタ
リンジカルボン酸等の芳香族ジカルボン酸、シュウ酸、
コハク酸、アジピン酸、セバシン酸、ウンデカジカルボ
ン酸等の脂肪族ジカルボン酸、ヘキサヒドロテレフタル
酸等の脂環族ジカルボン酸、あるいはこれらの2種以上
から選ばれたジカルボン酸単位とから形成されるポリエ
ステルであって、熱可塑性を示す限り、少量のトリオー
ルまたはトリカルボン酸のような3価以上のポリヒドロ
キシ化合物あるいはポリカルボン酸などで変性されてい
てもよい。これら熱可塑性ポリエステルとしては、具体
的には、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテ
レフタレート、ポリエチレンイソフタレート・テレフタ
レート共重合体等が用いられる。
またポリカーボネート樹脂は、ジヒドロキシ化合物と
ホスゲンまたはジフェニルカーボネートとを公知の方法
で反応させて得られる種々のポリカーボネートおよびコ
ポリカーボネートである。ジヒドロキシ化合物として
は、具体的には、ハイドロキノン、レゾルシノール、4,
4′−ジヒドロキシ−ジフェニル−メタン、4,4′−ジヒ
ドロキシ−ジフェニル−エタン、4,4′−ジヒドロキシ
−ジフェニル−n−ブタン、4,4′−ジヒドロキシ−ジ
フェニル−ヘプタン、4,4′−ジヒドロキシ−ジフェニ
ル−フェニル−メタン、4,4′−ジヒドロキシ−ジフェ
ニル−2,2−プロパン(ビスフェノールA)、4,4′−ジ
ヒドロキシ−3,3′−ジメチル−ジフェニル−2,2−プロ
パン、4,4′−ジヒドロキシ−3,3′−ジフェニル−ジフ
ェニル−2,2−プロパン、4,4′−ジヒドロキシ−ジクロ
ロ−ジフェニル−2,2−プロパン、4,4′−ジヒドロキシ
−ジフェニル−1,1−シクロペンタン、4,4′−ジヒドロ
キシ−ジフェニル−1,1−シクロヘキサン、4,4′−ジヒ
ドロキシ−ジフェニル−メチル−フェニル−メタン、4,
4′−ジヒドロキシ−ジフェニル−エチル−フェニル−
メタン、4,4′−ジヒドロキシ−ジフェニル−2,2,2−ト
リクロロ−1,1−エタン、2,2′−ジヒドロキシジフェニ
ル、2,6−ジヒドロキシナフタレン、4,4′−ジヒドロキ
シジフェニルエーテル、4,4′−ジヒドロキシ−3,3′−
ジクロロジフェニルエーテルおよび4,4′−ジヒドロキ
シ−2,5−ジエトキシフェニルエーテルなどが挙げられ
る。このうち4,4′−ジヒドロキシ−ジフェニル−2,2−
プロパン(ビスフェノールA)を用いたポリカーボネー
トが機械的性能、透明性に優れているので好ましい。
また、本発明に係る積層体を構成する中間層(II)に
は、上述した本発明に係る接着用樹脂組成物が用いられ
る。
さらに、本発明に係る積層体を構成する層(III)
は、オレフィン・酢酸ビニル共重合体鹸化物からなって
いるが、このオレフィン・酢酸ビニル共重合体鹸化物と
しては、オレフィン含有量が15〜60モル%、好ましくは
25〜50モル%のオレフィン・酢酸ビニル共重合体を、そ
の鹸化度が50%以上、好ましくは90%以上になるように
鹸化したものが用いられる。オレフィン含有量が上記の
ような範囲内にあると、熱分解しにくく、溶融成形が容
易で、延伸性、耐水性に優れるとともに、耐ガス透過性
に優れる。また、鹸化度が50%以上であると、耐ガス透
過性に優れる。
酢酸ビニルと共重合されるオレフィンとしては具体的
にはエチレン、プロピレン、1−ブテン、1−ヘキセ
ン、4−メチル−1−ペンテン、1−オクテン、1−デ
セン、1−テトラデセン、1−オクタデセンが例示で
き、中でも機械的強度、成形性の点からエチレンが好ま
しく用いられる。
本発明に係る積層体を製造するには、ポリアルキレン
テレフタレート樹脂またはポリカーボネート樹脂、接着
用樹脂組成物、およびオレフィン・酢酸ビニル共重合体
鹸化物を、それぞれ別個の押出機で溶融後、三層構造の
ダイに供給し、接着用樹脂組成物が中間層となるように
共押し成形する共押出し成形法、あるいは予め、ポリア
ルキレンテレフタレート樹脂またはポリカーボネート樹
脂層、およびオレフィン・酢酸ビニル共重合体鹸化物層
を成形し、これらの両層間に接着用樹脂組成物を溶融押
出しするサンドイッチラミネート法などが採用できる。
これらのうち層間接着力の点で、共押出し成形法が好ま
しい。共押出し成形法としてはフラット・ダイを用いる
T−ダイ法とサーキュラー・ダイを用いるインフレーシ
ョン法とがある。フラット・ダイはブラック・ボックス
を使用したシングル・マニフォールド形式あるいはマル
チ・マニフォールド形式のいずれを用いても良い。イン
フレーション法に用いるダイについてもいずれも公知の
ダイを用いることができる。
このような積層体における各層の厚さは、用途に応じ
て適宜決定され得るが、通常、積層体をシートまたはフ
ィルムとして得る場合には、ポリアルキレンテレフタレ
ート樹脂またはポリカーボネート樹脂層は0.02〜5mm、
接着剤としての中間層は0.01〜1mm、エチレン・酢酸ビ
ニル共重合体鹸化物層は0.01〜1mm程度であることが好
ましい。
また本発明に係る積層体では、(I)層を両側に配し
た(I)/(II)/(III)/(II)/(I)の構造
や、ポリオレフィン層をさらに有する構造であってもよ
く、たとえばポリプロピレン/(II)/(III)/(I
I)/(I)、ポリエチレン/(II)/(III)/(II)
/(I)などの積層体であってもよい。
発明の効果 本発明に係る接着用樹脂組成物は、たとえばポリアル
キレンテレフタレート樹脂またはポリカーボネート樹脂
から選ばれる層(I)と、オレフィン・酢酸ビニル共重
合体鹸化物層(III)とを接着する際に用いると、層
(I)と層(III)とを強固に接着させ、たとえ高温充
填あるいはレトルト処理に代表されるような苛酷な条件
にさらされても、層(I)と層(III)とが剥離するこ
とがない。
また層(I)と層(III)とを積層してなる積層体
は、層(I)と層(III)とが強固に接着されており、
たとえ高温充填あるいはレトルト処理に代表されるよう
な苛酷な条件にさらされても、層(I)と層(III)と
が剥離することがなく、しかも酸素などのガス透過性も
小さいため、レトルト食品用包装材料として極めて優れ
た性質を有している。
以下、本発明を実施例により説明するが、本発明はこ
れら実施例に限定されるものではない。
実施例1 SEBS(クレイトンG 1652)40重量部と、無水マレイン
酸を2重量%グラフト変性したエチレン・プロピレン共
重合体(MFR 1.0g/10分、エチレン含有量90モル%)30
重量部と、EVA(MFR 2.5g/10分、酢酸ビニル含有量25重
量%)30重量部とを混合した組成物(1)[グラフト率
0.6重量%、MFR 0.7g/10分、結晶化度11%]、ポリカー
ボネート(以下PCという;商品名帝人パンライトL−12
50、帝人化成(株)製)、エチレン・酢酸ビニル共重合
体ケン化物(以下EVOHという;MFR 1.3g/10分、密度1.19
g/cm3、エチレン含有量32モル%、商品名クラレエバー
ルEP−F(株)クラレ製)、ポリプロピレン(以下PPと
いう;商品名ハイポールF 401三井石油化学工業(株)
製)を用いて、下記条件で5層シートを成形した。
シート構成:PC/(1)/EVOH/(1)/PP 各層の膜厚(μm):80/50/50/50/80 押出機:40mmΦ押出機 280℃(PC用) 30mmΦ押出機 250℃((1)用) 30mmΦ押出機 210℃(EVOH用) 40mmΦ押出機 230℃(PP用) 得られた5層シートのPC層と、(1)層との界面接着
強度(FPC、g/15mm)および、EVOH層と(1)層との界
面接着強度(FEVOH、g/15mm)を、剥離雰囲気温度23℃
および80℃、剥離速度300mm/分でT型剥離し求めた。
さらに、このシートを131℃で30分間レトルト処理を
行なった後、上記の条件と同一条件でT型剥離試験を行
なった。
結果を表1に示す。
次に、組成物(1)、前記EVOH、ポリエチレンテレフ
タレート(PET;三井ペット(株)製 J135に結晶化促進
剤を添加したもの)、PPを用いて下記条件で5層シート
を成形した。
シート構成:PET/(1)/EVOH/(1)/PP 各層の膜厚(μm):80/50/50/50/80 押出機 40mmΦ押出機 280℃(PET用) 30mmΦ押出機 250℃((1)用) 30mmΦ押出機 210℃(EVOH用) 40mmΦ押出機 230℃(PP用) 得られたシートについて、PET層と(1)層との界面
接着強度(FPET、g/15mm)と、EVOH層と(1)層との界
面接着強度(FEVOH、g/15mm)を上記PCの場合と同一条
件で求めた。
結果を表2に示す。
実施例11 実施例1で用いた組成物(1)の代わりに、実施例1
のSEBS60重量部と、実施例1のグラフト変性エチレン・
プロピレン共重合体20重量部と、無水マレイン酸を2重
量%グラフト変性したEVA(MFR 0.5g/10分、結晶化度23
%、酢酸ビニル含有量25重量%)30重量部とを混合した
組成物(2)[グラフト率1・0重量%、MFR 0.3g/10
分、結晶化度10%]を用いた以外は、実施例1と同様に
して、5層シートを得、T型剥離試験を行なった。
結果を表1および表2に示す。
実施例21 実施例1で用いた組成物(1)の代わりに、実施例1
のSEBS75重量部と、エチレン・ブテン−1共重合体(MF
R 4.0g/10分、結晶化度15%、エチレン含有量90モル
%)10重量部と、実施例11のグラフト変性EVA 15重量部
とを混合した組成物(3)[グラフト率0.3重量%、MFR
0.3g/10分、結晶化度5%]を用いた以外は、実施例1
と同様にして、5層シートを得、T型剥離試験を行なっ
た。
結果を表1および表2に示す。
実施例31 実施例1で用いた組成物(1)の代わりに、無水マレ
イン酸を0.5重量%グラフト変性したSEBS(SEBSクレイ
トン G 1652、MFR 0.1g/10分)80重量部と、実施例21
のエチレン・ブテン−1共重合体10重量部と、実施例1
のEVA 10重量部とを混合した組成物(4)[グラフト率
0.4重量%、MFR 0.2g/10分、結晶化度3%]を用いた以
外は、実施例1と同様にして、5層シートを得、T型剥
離試験を行なった。
結果を表1および表2に示す。
実施例41 実施例1で用いた組成物(1)の代わりに、実施例31
のグラフト変性SEBS 60重量部と、実施例1のグラフト
変性エチレン・プロピレン共重合体20重量部と、実施例
1のEVA30重量部とを混合した組成物(5)[グラフト
率0.7重量%、MFR 0.3g/10分、結晶化度10%]を用いた
以外は、実施例1と同様にして、5層シートを得、T型
剥離試験を行なった。
結果を表1および表2に示す。
実施例51 実施例1で用いた組成物(1)の代わりに、実施例31
のグラフト変性SEBS 80重量部と、実施例1のグラフト
変性エチレン・プロピレン共重合体10重量部と、実施例
11のグラフト変性EVA 10重量部とを混合した組成物
(6)[グラフト率0.8重量%、MFR 0.15g/10分、結晶
化度4%]を用いた以外は、実施例1と同様にして、5
層シートを得、T型剥離試験を行なった。
結果を表1および表2に示す。
実施例61 実施例1で用いた組成物(1)の代わりに、実施例31
のグラフト変性SEBS 75重量部と、実施例21のエチレン
・ブテン−1共重合体10重量部と、実施例11のグラフト
変性EVA 15重量部とを混合した組成物(7)[グラフト
率0.7重量%、MFR 0.2g/10分、結晶化度5%]を用いた
以外は、実施例1と同様にして、5層シートを得、T型
剥離試験を行なった。
結果を表1および表2に示す。
比較例1 実施例1で用いた組成物(1)の代わりに、実施例1
のグラフト変性エチレン・プロピレン共重合体50重量部
と、実施例1のEVA 50重量部とを混合した組成物(8)
[グラフト率1.0重量%、MFR 1.6g/10分、結晶化度19
%]を用いた以外は、実施例1と同様にして、5層シー
トを得、T型剥離試験を行なった。 結果を表1および
表2に示す。
比較例2 実施例1で用いた組成物(1)の代わりに、実施例1
のグラフト変性エチレン・プロピレン共重合体50重量部
と、実施例11のグラフト変性EVA 50重量部とを混合した
組成物(9)[グラフト率2.0重量%、MFR 0.7g/10分、
結晶化度19%]を用いた以外は、実施例1と同様にし
て、5層シートを得、T型剥離試験を行なった。
結果を表1および表2に示す。
比較例3 実施例1で用いた組成物(1)の代わりに、実施例21
のエチレン・ブテン−1共重合体50重量部と、実施例11
のグラフト変性EVA 50重量部とを混合した組成物(10)
[グラフト率1.0重量%、MFR l.4g/10分、結晶化度19
%]を用いた以外は、実施例1と同様にして、5層シー
トを得、T型剥離試験を行なった。
結果を表1および表2に示す。
比較例4 実施例1で用いた組成物(1)の代わりに、実施例21
のエチレン・ブテン−1共重合体80重量部と、実施例1
のEVA 20重量部とを混合した組成物(11)[グラフト率
0重量%、MFR 3.6g/10分、結晶化度17%]を用いた以
外は、実施例1と同様にして、5層シートを得、T型剥
離試験を行なった。
結果を表1および表2に示す。
比較例5 実施例1で用いた組成物(1)の代わりに、実施例1
のSEBS 80重量部と、実施例1のEVA 20重量部とを混合
した組成物(12)[グラフト率0重量%、MFR 0.3g/10
分、結晶化度5%]を用いた以外は、実施例1と同様に
して、5層シートを得、T型剥離試験を行なった。
結果を表1および表2に示す。
比較例6 実施例1で用いた組成物(1)の代わりに、実施例1
のSEBS 80重量部と、実施例11のグラフト変性EVA 20重
量部とを混合した組成物(13)[グラフト率0.4重量
%、MFR 0.2g/10分、結晶化度5%]を用いた以外は、
実施例1と同様にして、5層シートを得、T型剥離試験
を行なった。
結果を表1および表2に示す。
比較例7 実施例1で用いた組成物(1)の代わりに、実施例1
のSEBS 80重量部と、実施例21のエチレン・ブテン−1
共重合体20重量部とを混合した組成物(16)[グラフト
率0重量%、MFR 0.4g/10分、結晶化度3%]を用いた
以外は、実施例1と同様にして、5層シートを得、T型
剥離試験を行なった。
結果を表1および表2に示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C08L 53/00 C08L 53/00 C09J 123/08 C09J 123/08 151/00 151/00 153/00 153/00 (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) C08L 51/00 - 51/06 C08L 53/00 - 53/02 C08L 23/08 C09J 151/00 - 151/06 C09J 153/00 - 153/02 C09J 123/08 C08F 287/00 B32B 27/28,27/36

Claims (21)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(a)スチレン系エラストマー:20〜99重
    量%、 (b)不飽和カルボン酸またはその誘導体のグラフト
    量:0.05〜15重量% エチレン含有量:45〜95モル%である、 一部または全部がグラフト変性されたグラフト変性エチ
    レン・α−オレフィン共重合体:80〜1重量%、および (c)酢酸ビニル含有量:5〜40重量%である、 エチレン・酢酸ビニル共重合体:80〜0重量% からなり、組成物全体としてのグラフト率が0.01〜3重
    量%であり、MFRが0.1〜50g/10分であり、かつ結晶化度
    が35%未満であることを特徴とする接着用樹脂組成物。
  2. 【請求項2】(a)スチレン系エラストマー:20〜98重
    量%、 (b)不飽和カルボン酸またはその誘導体のグラフト
    量:0.05〜15重量% エチレン含有量:45〜95モル%である、 一部または全部がグラフト変性されたグラフト変性エチ
    レン・α−オレフィン共重合体:80〜1重量%、および (c)不飽和カルボン酸またはその誘導体のグラフト
    量:0.05〜15重量% 酢酸ビニル含有量:5〜40重量%である、 一部または全部がグラフト変性されたグラフト変性エチ
    レン・酢酸ビニル共重合体:80〜1重量% からなり、組成物全体としてのグラフト率が0.01〜3重
    量%であり、MFRが0.1〜50g/10分であり、かつ結晶化度
    が35%未満であることを特徴とする接着用樹脂組成物。
  3. 【請求項3】(a)スチレン系エラストマー:20〜99重
    量%、 (b)エチレン含有量:45〜95モル%である、 エチレン・α−オレフィン共重合体:80〜0重量%、お
    よび (c)不飽和カルボン酸またはその誘導体のグラフト
    量:0.05〜15重量% 酢酸ビニル含有量:5〜40重量%である、 一部または全部がグラフト変性されたグラフト変性エチ
    レン・酢酸ビニル共重合体:80〜1重量% からなり、組成物全体としてのグラフト率が0.01〜3重
    量%であり、MFRが0.1〜50g/10分であり、かつ結晶化度
    が35%未満であることを特徴とする接着用樹脂組成物。
  4. 【請求項4】不飽和カルボン酸またはその誘導体のグラ
    フト量:0.05〜15重量%である、 一部または全部がグラフト変性されたグラフト変性スチ
    レン系エラストマー:20〜100重量%、 (b)エチレン含有量:45〜95モル%である、 エチレン・α−オレフィン共重合体:80〜0重量%、お
    よび (c)酢酸ビニル含有量:5〜40重量%である、 エチレン・酢酸ビニル共重合体:80〜0重量% からなり、組成物全体としてのグラフト率が0.01〜3重
    量%であり、MFRが0.1〜50g/10分であり、かつ結晶化度
    が35%未満であることを特徴とする接着用樹脂組成物。
  5. 【請求項5】(a)不飽和カルボン酸またはその誘導体
    のグラフト量:0.05〜15重量%である、 一部または全部がグラフト変性されたグラフト変性スチ
    レン系エラストマー:20〜99重量%、 (b)不飽和カルボン酸またはその誘導体のグラフト
    量:0.05〜15重量% エチレン含有量:45〜95モル%である、 一部または全部がグラフト変性されたグラフト変性エチ
    レン・α−オレフィン共重合体:80〜1重量%、および (c)酢酸ビニル含有量:5〜40重量%である、 エチレン・酢酸ビニル共重合体:80〜0重量% からなり、組成物全体としてのグラフト率が0.01〜3重
    量%であり、MFRが0.1〜50g/10分であり、かつ結晶化度
    が35%未満であることを特徴とする接着用樹脂組成物。
  6. 【請求項6】(a)不飽和カルボン酸またはその誘導体
    のグラフト量:0.05〜15重量%である、 一部または全部がグラフト変性されたグラフト変性スチ
    レン系エラストマー:20〜98重量%、 (b)不飽和カルボン酸またはその誘導体のグラフト
    量:0.05〜15重量% エチレン含有量:45〜95モル%である、 一部または全部がグラフト変性されたグラフト変性エチ
    レン・α−オレフィン共重合体:80〜1重量%、および (c)不飽和カルボン酸またはその誘導体のグラフト
    量:0.05〜15重量% 酢酸ビニル含有量:5〜40重量%である、 一部または全部がグラフト変性されたグラフト変性エチ
    レン・酢酸ビニル共重合体:80〜1重量% からなり、組成物全体としてのグラフト率が0.01〜3重
    量%であり、MFRが0.1〜50g/10分であり、かつ結晶化度
    が35%未満であることを特徴とする接着用樹脂組成物。
  7. 【請求項7】(a)不飽和カルボン酸またはその誘導体
    のグラフト量:0.05〜15重量%である、 一部または全部がグラフト変性されたグラフト変性スチ
    レン系エラストマー:20〜99重量%、 (b)エチレン含有量:45〜95モル%である、 エチレン・α−オレフィン共重合体:80〜0重量%、お
    よび (c)不飽和カルボン酸またはその誘導体のグラフト
    量:0.05〜15重量% 酢酸ビニル含有量:5〜40重量%である、 一部または全部がグラフト変性されたグラフト変性エチ
    レン・酢酸ビニル共重合体:80〜1重量% からなり、組成物全体としてのグラフト率が0.01〜3重
    量%であり、MFRが0.1〜50g/10分であり、かつ結晶化度
    が35%未満であることを特徴とする接着用樹脂組成物。
  8. 【請求項8】(I)ポリアルキレンテレフタレート樹脂
    層と、 (II)(a)スチレン系エラストマー:20〜99重量%、 (b)不飽和カルボン酸またはその誘導体のグラフト
    量:0.05〜15重量% エチレン含有量:45〜95モル%である、 一部または全部がグラフト変性されたグラフト変性エチ
    レン・α−オレフィン共重合体:80〜1重量%、および (c)酢酸ビニル含有量:5〜40重量%である、 エチレン・酢酸ビニル共重合体:80〜0重量% からなり、組成物全体としてのグラフト率が0.01〜3重
    量%であり、MFRが0.1〜50g/10分であり、かつ結晶化度
    が35%未満であるような中間層と、 (III)オレフィン・酢酸ビニル共重合体鹸化物層とか
    ら構成されてなることを特徴とする積層体。
  9. 【請求項9】(I)ポリカーボネート樹脂層と、 (II)(a)スチレン系エラストマー:20〜99重量%、 (b)不飽和カルボン酸またはその誘導体のグラフト
    量:0.05〜15重量% エチレン含有量:45〜95モル%である、 一部または全部がグラフト変性されたグラフト変性エチ
    レン・α−オレフィン共重合体:80〜1重量%、および (c)酢酸ビニル含有量:5〜40重量%である、 エチレン・酢酸ビニル共重合体:80〜0重量% からなり、組成物全体としてのグラフト率が0.01〜3重
    量%であり、MFRが0.1〜50g/10分であり、かつ結晶化度
    が35%未満であるような中間層と、 (III)オレフィン・酢酸ビニル共重合体鹸化物層とか
    ら構成されてなることを特徴とする積層体。
  10. 【請求項10】(I)ポリアルキレンテレフタレート樹
    脂層と、 (II)(a)スチレン系エラストマー:20〜98重量%、 (b)不飽和カルボン酸またはその誘導体のグラフト
    量:0.05〜15重量% エチレン含有量:45〜95モル%である、 一部または全部がグラフト変性されたグラフト変性エチ
    レン・α−オレフィン共重合体:80〜1重量%、および (c)不飽和カルボン酸またはその誘導体のグラフト
    量:0.05〜15重量% 酢酸ビニル含有量:5〜40重量%である、 一部または全部がグラフト変性されたグラフト変性エチ
    レン・酢酸ビニル共重合体:80〜1重量% からなり、組成物全体としてのグラフト率が0.01〜3重
    量%であり、MFRが0.1〜50g/10分であり、かつ結晶化度
    が35%未満であるような中間層と、 (III)オレフィン・酢酸ビニル共重合体鹸化物層とか
    ら構成されてなることを特徴とする積層体。
  11. 【請求項11】(I)ポリカーボネート樹脂層と、 (II)(a)スチレン系エラストマー:20〜98重量%、 (b)不飽和カルボン酸またはその誘導体のグラフト
    量:0.05〜15重量% エチレン含有量:45〜95モル%である、 一部または全部がグラフト変性されたグラフト変性エチ
    レン・α−オレフィン共重合体:80〜1重量%、および (c)不飽和カルボン酸またはその誘導体のグラフト
    量:0.05〜15重量% 酢酸ビニル含有量:5〜40重量%である、 一部または全部がグラフト変性されたグラフト変性エチ
    レン・酢酸ビニル共重合体:80〜1重量% からなり、組成物全体としてのグラフト率が0.01〜3重
    量%であり、MFRが0.1〜50g/10分であり、かつ結晶化度
    が35%未満であるような中間層と、 (III)オレフィン・酢酸ビニル共重合体鹸化物層とか
    ら構成されてなることを特徴とする積層体。
  12. 【請求項12】(I)ポリアルキレンテレフタレート樹
    脂層と、 (II)(a)スチレン系エラストマー:20〜99重量%、 (b)エチレン含有量:45〜95モル%である、 エチレン・α−オレフィン共重合体:80〜0重量%、お
    よび (c)不飽和カルボン酸またはその誘導体のグラフト
    量:0.05〜15重量% 酢酸ビニル含有量:5〜40重量%である、 一部または全部がグラフト変性されたグラフト変性エチ
    レン・酢酸ビニル共重合体:80〜1重量% からなり、組成物全体としてのグラフト率が0.01〜3重
    量%であり、MFRが0.1〜50g/10分であり、かつ結晶化度
    が35%未満であるような中間層と、 (III)オレフィン・酢酸ビニル共重合体鹸化物層とか
    ら構成されてなることを特徴とする積層体。
  13. 【請求項13】(I)ポリカーボネート樹脂層と、 (II)(a)スチレン系エラストマー:20〜99重量%、 (b)エチレン含有量:45〜95モル%である、 エチレン・α−オレフィン共重合体:80〜0重量%、お
    よび (c)不飽和カルボン酸またはその誘導体のグラフト
    量:0.05〜15重量% 酢酸ビニル含有量:5〜40重量%である、 一部または全部がグラフト変性されたグラフト変性エチ
    レン・酢酸ビニル共重合体:80〜1重量% からなり、組成物全体としてのグラフト率が0.01〜3重
    量%であり、MFRが0.1〜50g/10分であり、かつ結晶化度
    が35%未満であるような中間層と、 (III)オレフィン・酢酸ビニル共重合体鹸化物層とか
    ら構成されてなることを特徴とする積層体。
  14. 【請求項14】(I)ポリアルキレンテレフタレート樹
    脂層と、 (II)(a)不飽和カルボン酸またはその誘導体のグラ
    フト量:0.05〜15重量%である、 一部または全部がグラフト変性されたグラフト変性スチ
    レン系エラストマー:20〜100重量%、 (b)エチレン含有量:45〜95モル%である、 エチレン・α−オレフィン共重合体:80〜0重量%、お
    よび (c)酢酸ビニル含有量:5〜40重量%である、 エチレン・酢酸ビニル共重合体:80〜0重量% からなり、組成物全体としてのグラフト率が0.01〜3重
    量%であり、MFRが0.1〜50g/10分であり、かつ結晶化度
    が35%未満であるような中間層と、 (III)オレフィン・酢酸ビニル共重合体鹸化物層とか
    ら構成されてなることを特徴とする積層体。
  15. 【請求項15】(I)ポリカーボネート樹脂層と、 (II)(a)不飽和カルボン酸またはその誘導体のグラ
    フト量:0.05〜15重量%である、 一部または全部がグラフト変性されたグラフト変性スチ
    レン系エラストマー:20〜100重量%、 (b)エチレン含有量:45〜95モル%である、 エチレン・α−オレフィン共重合体:80〜0重量%、お
    よび (c)酢酸ビニル含有量:5〜40重量%である、 エチレン・酢酸ビニル共重合体:80〜0重量% からなり、組成物全体としてのグラフト率が0.01〜3重
    量%であり、MFRが0.1〜50g/10分であり、かつ結晶化度
    が35%未満であるような中間層と、 (III)オレフィン・酢酸ビニル共重合体鹸化物層とか
    ら構成されてなることを特徴とする積層体。
  16. 【請求項16】(I)ポリアルキレンテレフタレート樹
    脂層と、 (II)(a)不飽和カルボン酸またはその誘導体のグラ
    フト量:0.05〜15重量%である、 一部または全部がグラフト変性されたグラフト変性スチ
    レン系エラストマー:20〜99重量%、 (b)不飽和カルボン酸またはその誘導体のグラフト
    量:0.05〜15重量% エチレン含有量:45〜95モル%である、 一部または全部がグラフト変性されたグラフト変性エチ
    レン・α−オレフィン共重合体:80〜1重量%、および (c)酢酸ビニル含有量:5〜40重量%である、 エチレン・酢酸ビニル共重合体:80〜0重量% からなり、組成物全体としてのグラフト率が0.01〜3重
    量%であり、MFRが0.1〜50g/10分であり、かつ結晶化度
    が35%未満であるような中間層と、 (III)オレフィン・酢酸ビニル共重合体鹸化物層とか
    ら構成されてなることを特徴とする積層体。
  17. 【請求項17】(I)ポリカーボネート樹脂層と、 (II)(a)不飽和カルボン酸またはその誘導体のグラ
    フト量:0.05〜15重量%である、 一部または全部がグラフト変性されたグラフト変性スチ
    レン系エラストマー:20〜99重量%、 (b)不飽和カルボン酸またはその誘導体のグラフト
    量:0.05〜15重量% エチレン含有量:45〜95モル%である、 一部または全部がグラフト変性されたグラフト変性エチ
    レン・α−オレフィン共重合体:80〜1重量%、および (c)酢酸ビニル含有量:5〜40重量%である、 エチレン・酢酸ビニル共重合体:80〜0重量% からなり、組成物全体としてのグラフト率が0.01〜3重
    量%であり、MFRが0.1〜50g/10分であり、かつ結晶化度
    が35%未満であるような中間層と、 (III)オレフィン・酢酸ビニル共重合体鹸化物層とか
    ら構成されてなることを特徴とする積層体。
  18. 【請求項18】(I)ポリアルキレンテレフタレート樹
    脂層と、 (II)(a)不飽和カルボン酸またはその誘導体のグラ
    フト量:0.05〜15重量%である、 一部または全部がグラフト変性されたグラフト変性スチ
    レン系エラストマー:20〜98重量%、 (b)不飽和カルボン酸またはその誘導体のグラフト
    量:0.05〜15重量% エチレン含有量:45〜95モル%である、 一部または全部がグラフト変性されたグラフト変性エチ
    レン・α−オレフィン共重合体:80〜1重量%、および (c)不飽和カルボン酸またはその誘導体のグラフト
    量:0.05〜15重量% 酢酸ビニル含有量:5〜40重量%である、 一部または全部がグラフト変性されたグラフト変性エチ
    レン・酢酸ビニル共重合体:80〜1重量% からなり、組成物全体としてのグラフト率が0.01〜3重
    量%であり、MFRが0.1〜50g/10分であり、かつ結晶化度
    が35%未満であるような中間層と、 (III)オレフィン・酢酸ビニル共重合体鹸化物層とか
    ら構成されてなることを特徴とする積層体。
  19. 【請求項19】(I)ポリカーボネート樹脂層と、 (II)(a)不飽和カルボン酸またはその誘導体のグラ
    フト量:0.05〜15重量%である、 一部または全部がグラフト変性されたグラフト変性スチ
    レン系エラストマー:20〜98重量%、 (b)不飽和カルボン酸またはその誘導体のグラフト
    量:0.05〜15重量% エチレン含有量:45〜95モル%である、 一部または全部がグラフト変性されたグラフト変性エチ
    レン・α−オレフィン共重合体:80〜1重量%、および (c)不飽和カルボン酸またはその誘導体のグラフト
    量:0.05〜15重量% 酢酸ビニル含有量:5〜40重量%である、 一部または全部がグラフト変性されたグラフト変性エチ
    レン・酢酸ビニル共重合体:80〜1重量% からなり、組成物全体としてのグラフト率が0.01〜3重
    量%であり、MFRが0.1〜50g/10分であり、かつ結晶化度
    が35%未満であるような中間層と、 (III)オレフィン・酢酸ビニル共重合体鹸化物層とか
    ら構成されてなることを特徴とする積層体。
  20. 【請求項20】(I)ポリアルキレンテレフタレート樹
    脂層と、 (II)(a)不飽和カルボン酸またはその誘導体のグラ
    フト量:0.05〜15重量%である、 一部または全部がグラフト変性されたグラフト変性スチ
    レン系エラストマー:20〜99重量%、 (b)エチレン含有量:45〜95モル%である、 エチレン・α−オレフィン共重合体:80〜0重量%、お
    よび (c)不飽和カルボン酸またはその誘導体のグラフト
    量:0.05〜15重量% 酢酸ビニル含有量:5〜40重量%である、 一部または全部がグラフト変性されたグラフト変性エチ
    レン・酢酸ビニル共重合体:80〜1重量% からなり、組成物全体としてのグラフト率が0.01〜3重
    量%であり、MFRが0.1〜50g/10分であり、かつ結晶化度
    が35%未満であるような中間層と、 (III)オレフィン・酢酸ビニル共重合体鹸化物層とか
    ら構成されてなることを特徴とする積層体。
  21. 【請求項21】(I)ポリカーボネート樹脂層と、 (II)(a)不飽和カルボン酸またはその誘導体のグラ
    フト量:0.05〜15重量%である、 一部または全部がグラフト変性されたグラフト変性スチ
    レン系エラストマー:20〜99重量%、 (b)エチレン含有量:45〜95モル%である、 エチレン・α−オレフィン共重合体:80〜0重量%、お
    よび (c)不飽和カルボン酸またはその誘導体のグラフト
    量:0.05〜15重量% 酢酸ビニル含有量:5〜40重量%である、 一部または全部がグラフト変性されたグラフト変性エチ
    レン・酢酸ビニル共重合体:80〜1重量% からなり、組成物全体としてのグラフト率が0.01〜3重
    量%であり、MFRが0.1〜50g/10分であり、かつ結晶化度
    が35%未満であるような中間層と、 (III)オレフィン・酢酸ビニル共重合体鹸化物層とか
    ら構成されてなることを特徴とする積層体。
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