JP2908712B2 - アナログ時計 - Google Patents

アナログ時計

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JP2908712B2
JP2908712B2 JP28296994A JP28296994A JP2908712B2 JP 2908712 B2 JP2908712 B2 JP 2908712B2 JP 28296994 A JP28296994 A JP 28296994A JP 28296994 A JP28296994 A JP 28296994A JP 2908712 B2 JP2908712 B2 JP 2908712B2
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hand
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hour
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俊之 村田
博好 正木
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RIZUMU TOKEI KOGYO KK
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RIZUMU TOKEI KOGYO KK
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は針部により時刻を表示し
正時などに針部を伸縮させるアナログ時計に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】今日、置時計や掛時計では指針に伸縮機
能をもつものが知られており、伸縮可能な指針と文字板
にカムを形成し、このカムと指針を摺動させることによ
り指針を伸縮させているもの(例えば特開平2−389
89号)や、伸縮可能な指針に永久磁石と電磁石装置を
取り付け通電することにより指針を伸縮させているもの
(例えば特開平2−112790号)がある。
【0003】又、今日、アナログ時計としては、通常は
単一の駆動用モータを用い、このモータの回転を歯車列
により順次減速し、60分で1回転する分針車、分針車
の回転を更に日の裏車などの歯車により減速して12時
間で1回転する時針車を形成し、この分針車により分針
軸及び分針を回転させ、時針車により時針軸及び時針を
回転させる時針用ムーブメントを使用することが一般的
であるも、本件出願人は、2個の正逆回転可能なパルス
モータを用い、1個のパルスモータを分針駆動用として
用いることにより分針軸及び分針を60分で360度回
転させるか、又は60分間に360度未満の所定の角度
だけ一定速度で一方向に駆動した後、60分毎に前記所
定の角度だけ単時間に逆転させて元の回転角度位置に戻
すこととし、他の1個のパルスモータを時針用として時
針軸及び時針を12時間で360度回転させるか、また
は12時間に360度未満の所定の角度だけ一定速度で
一方向に駆動した後、12時間毎に前記所定の角度だけ
短時間に逆転させて元の回転角度位置に戻すものとし、
この2個のパルスモータの制御をマイクロコンピュータ
を用いて行うことにより、プログラムによって単純に分
針軸及び時針軸を連続回転させるのみでなく、例えば1
80度の範囲など一定の角度内を分針及び時針が移動す
るようにし、指針とした分針及び時針による時刻表示範
囲を扇型など種々の形状の文字板を使用することを可能
とするムーブメントを用いたアナログ時計を提案してい
る。(例えば特開平5−93784号)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】文字板にカムを形成
し、伸縮可能な指針をこのカムにより摺動させることに
よって指針の長さを変化させる時計は、指針は刻々と長
時間をかけゆっくりとその長さを変化させるものであ
り、視覚的な印象を強く与えることができない。
【0005】又、伸縮可能な指針に永久磁石と電磁石装
置を取り付け通電させることにより指針を伸縮させてい
る時計は、指針の重量が重くなってしまう欠点があっ
た。
【0006】本発明はこのような事情をかえりみて視聴
者に視覚的な印象を強く与え指針の重量が重くならない
伸縮可能な指針を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、枠体と、前記
枠体内に位置する文字板と、前記文字板の背面に位置す
るムーブメントと、前記ムーブメントから突出し前記文
字板の前面にせりだす指針軸と、前記指針軸と固着する
針部本体と、前記針部本体に伸縮自在に取り付けてあり
永久磁石が付加されている可動針部と、前記可動針部の
伸縮方向に位置し枠体に配置された電磁石装置と、を具
備するアナログ時計である。さらに、請求項1記載のア
ナログ時計において、前記ムーブメントは前記指針軸を
左右に移動するための正逆回転可能な指針軸用モータを
有していることを特徴とするアナログ時計である。
【0008】
【作用】正時等の所定時間にムーブメントからの信号に
より枠体に配置された電磁石装置のON、OFFを制御
することによってその近辺に位置する先端部に永久磁石
が配置された伸縮可能な針部が反発もしくは吸引の力を
受け針部の伸縮方向の伸縮が可能になる。さらに、正逆
回転可能なパルスモータを有するムーブメントを用いれ
ば指針軸を左右に移動させながら針部を伸縮方向へ伸縮
させることが可能でありバリエーションのあるアナログ
時計ができる。
【0009】
【実施例】以下に、本発明を図示の実施例に基づいて説
明する。
【0010】図2に示すように枠体1の内部には文字板
3が配設され、該文字板の背面にはムーブメント4が固
着されている。前記文字板3の略中央には前記ムーブメ
ント4から突出する時針軸4a及び分針軸4bを該文字
板の前面にせりださせるための貫通孔5が設けられ、該
時針軸4a及び分針軸4bにはそれぞれ針部本体10
a、10aが固着されている。
【0011】針部10の詳細は図3に示すように針部本
体10aと可動針部10bとからなり、針部本体10a
の両先端部には可動針部10bを保持するための保持部
10aaと前記時針軸4aや分針軸4bに固着するため
の取付部10abが設けられている。
【0012】一方の可動針部10bの両先端部付近には
係止部10ba、10bbが前記保持部10aaを挟み
込むように設けられており、取付部10abから外周位
置にある該係止部10bbと該保持部10aaとの間に
は付勢バネ10bdが配されており可動針部10bを外
周方向に付勢する役目をしている。また、前記可動針部
10bの先端部には永久磁石が取り付けられている。
【0013】前記枠体1には図1及び図2に示すよう
に、文字板3の指標15(実施例ではとりわけ12の文
字)の上方に位置するように電磁石装置2が配置されて
いる。
【0014】次に上記構成による具体的な動作を説明す
る。
【0015】まず正時になると図1に示すように分針で
ある方の針部10は常に指標15の12の文字を指し示
している。従ってこの状態でムーブメント4からの正時
信号により前記電磁石装置2がONになったとき該電磁
石装置2とその下方に位置する針部に取り付けられた永
久磁石10bcとが反発しあい、可動針部10bが図3
の状態から図4に示すような状態に下方へ下がる。その
すぐ後、前記電磁石装置2をOFFにすれば前記付勢バ
ネ10bdの作用により図4の状態から図3に示すよう
な状態に上方へ上がる。
【0016】この場合前記電磁石装置2と前記永久磁石
10bcが互いに反発しあっているので両方の磁石は同
じ極であるが、必ずしもそうする必要はなく、お互いに
異極どうしであってもよい。
【0017】前記電磁石装置2と前記永久磁石がお互い
異極であるときは該電磁石装置2に通電した際、両者に
吸引力が作用するので、図5に示すように前記付勢バネ
10bdは内周位置にある前記係止部10baと前記保
持部10aaとの間に配置させることになる。
【0018】従ってこの場合の動作を説明すると前記電
磁石装置2がONになったとき該電磁石装置2とその下
方に位置する針部10に取り付けられた永久磁石10b
cとが吸引しあい、前記可動針部10bが図5の状態か
ら図6に示すような状態に上方へ上がる。そのすぐ後前
記電磁石装置2をOFFにすれば前記付勢バネ10bd
の作用により図6の状態から図5に示すような状態に下
方へ下がる。
【0019】よって前記電磁石装置2のON、OFFを
バックミュージックにあわせて制御すればバリエーショ
ンのあるアナログ時計ができる。
【0020】本発明の第2実施例は、マイクロコンピュ
ータ(以下単にマイコンという)により時針用パルスモ
ータと分針用パルスモータとを駆動し、時針用パルスモ
ータにより時針軸4aを一定速度で回転させて12時間
で360度回転させることとし、分針用パルスモータに
より分針軸4bを一定速度で回転させて1時間に360
度回転させることとしている時計用ムーブメントを用い
るものである。
【0021】例えばパルスモータの1ステップ回転によ
って1度づつ分針軸4aを回転させるように適宜の減速
歯車を介して該分針軸4bに接続される分針用モータを
有し同様にパルスモータの1ステップ回転によって1度
づつ時針軸4aを回転させるように減速歯車を介して該
時針軸4bに接続される時針用モータを有するムーブメ
ントであって、分針用モータに10分の1ヘルツの駆動
パルスを印加して分針軸4aを10秒毎に1度づつ回転
させ、時針用モータに2分毎に1つのパルスモータを駆
動パルスとして印加する制御用プログラムを内蔵するマ
イコンにより分針用モータ及び時針用モータを制御する
時計用ムーブメントを用い、このマイコンに組みこまれ
ているプログラムの一部を変更し、1時間毎に例えば1
00ヘルツ余りなどの駆動パルスを分針用モータに印加
して分針軸4aを所定範囲内で素早く往復させることが
可能である。
【0022】従って第1実施例に述べたムーブメント4
を前記マイコンにより分針用モータ及び時針用モータを
制御する時計用ムーブメントに変更することで、前記取
付部10abを中心として針部10を左右に移動させる
と同時に該針部10の伸縮方向に伸縮可能なアナログ時
計ができる。
【0023】本実施例では前記枠体1に配置される前記
電磁石装置2は図1に示すように前記文字板3の12の
文字の上方に位置するように記載されているがこれに限
ることはなく、伸縮方向に位置すればよい。
【0024】また本実施例では前記可動針部10bの先
端部に永久磁石10bcを設けたが、該可動針部10b
全体を永久磁石に、もしくは該先端部以外の該先端部に
近い部分に永久磁石を配置してもよい。
【0025】さらに図7に示すように複数の電磁石装置
2を前記可動針部10bの伸縮方向に位置する枠体に配
置し各々制御してもよい。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように、本願によれば、所
定時間になると枠体に配置された電磁石装置に通電さ
れ、伸縮可能な針部に永久磁石が配されているが故、電
磁石装置のON、OFFを制御することによりその近辺
に位置する針部は伸縮方向に伸縮することになる。
【0027】また、電磁石装置が枠体に配置されている
ので従来の技術に述べたような指針としての針部の重量
が重くなってしまうという欠点がない。
【0028】さらに、本願第2実施例において、図7に
示すように複数の電磁石装置2を可動針部10bの伸縮
方向に位置する枠体に配置し各々制御すればバリエーシ
ョンのあるアナログ時計ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかるアナログ時計の正面図。
【図2】本発明にかかるアナログ時計の断面側面図。
【図3】本発明に係る針部の背面図。
【図4】本発明に係る針部が反発力を受けた状態を示す
背面図。
【図5】本発明に係る針部の背面図。
【図6】本発明に係る針部が吸引力を受けた状態を示す
背面図。
【図7】本発明にかかるアナログ時計の正面図。
【符号の説明】
1 枠体 2 電磁石装置 3 文字板 4 ムーブメント 10 針部 10a 針部本体 10aa 保持部 10ab 取付部 10b 可動針部 10ba 係止部(内周方向) 10bb 係止部(外周方向) 10bc 永久磁石 10bd 付勢バネ

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 枠体と、前記枠体内に位置する文字板
    と、前記文字板の背面に位置するムーブメントと、前記
    ムーブメントから突出し前記文字板の前面にせりだす指
    針軸と、前記指針軸と固着する針部本体と、前記針部本
    体に伸縮自在に取り付けてあり永久磁石が付加されてい
    る可動針部と、前記可動針部の伸縮方向に位置し枠体に
    配置された電磁石装置と、を具備するアナログ時計。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のアナログ時計において、
    前記ムーブメントは前記指針軸を左右に移動するための
    正逆回転可能な指針軸用モータを有していることを特徴
    とするアナログ時計。
JP28296994A 1994-10-21 1994-10-21 アナログ時計 Expired - Lifetime JP2908712B2 (ja)

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