JP2908575B2 - トンネル覆工版の運搬据付装置 - Google Patents

トンネル覆工版の運搬据付装置

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JP2908575B2
JP2908575B2 JP3025482A JP2548291A JP2908575B2 JP 2908575 B2 JP2908575 B2 JP 2908575B2 JP 3025482 A JP3025482 A JP 3025482A JP 2548291 A JP2548291 A JP 2548291A JP 2908575 B2 JP2908575 B2 JP 2908575B2
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信一 後藤
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大介 鷲見
忠夫 川原
督啓 白岩
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FUKUDAGUMI KK
KENSETSUSHO HOKURIKUCHIHO KENSETSUKYOKUCHO
NIPPON KONKURIITO KOGYO KK
Gifu Industry Co Ltd
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KENSETSUSHO HOKURIKUCHIHO KENSETSUKYOKUCHO
NIPPON KONKURIITO KOGYO KK
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、主として既設トンネ
ルの補修覆工などにおいて、トンネル外に設置した組立
架台において複数の円弧型のPC覆工版を前後左右に接
合一体化して組立てた複数スパン分のアーチ型組立覆
工版を、トンネル内に運搬して据付けるための運搬据付
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、PC覆工版を用いて覆工する工法
として、一般にトンネル外部から内部の覆工部までPC
覆工版をトラック等により運搬し、内部に敷設したレー
ルに沿って走行する据付機により覆工部において順次一
枚づつ建込んで組立てる方法が採用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】既設トンネルの修復覆
工においては、仮に据付機を門型に形成してその下を一
般車輛が通行可能としても、PC覆工版をトラック等で
運搬し、これを積み降ろしする際に一般車輛の通行が阻
害され、しかも狭いトンネルにおいてはレールが通行の
障害となる。
【0004】組立覆工作業をトンネル内でしかも据付機
との間の狭い空間で行わねばならないため、作業が困難
で施工能率も悪く、作業の安全性の確保、据付精度保持
も容易でない。
【0005】このような課題を解決するために、出願人
らは下方を車輛が通行可能な門型の車体を備え、タイヤ
車輪によって走行可能な運搬据付機に昇降および回転自
在な支持架台を設置し、この支持架台上にトンネル外で
複数枚のPC覆工版をアーチ型に組立てた組立覆工版を
載置し、この運搬据付機をトンネルの補修覆工部まで走
行させ、運搬据付機の下方を一般車輛を通行させながら
覆工作業を行うようにしたトンネル版の据付工法、なら
びにこれに用いるトンネル覆工版の組立装置および運搬
据付装置を開発した。
【0006】そして、このトンネル覆工版の据付工法は
出願人らによって既に実施したが、当該工事においては
当然のことながら建設工事の一般的な慣行に従って工事
現場 周辺に柵を設け、人の出入りをその都度警備員や作
業員がチェックして工事関係者以外のものの立ち入りを
禁止すると共に、本工事に使用する機械設備に工事関係
者以外のものが勝手に近寄って観察することなどできな
いように厳重にガードされた状態で行われ、使用した運
搬据付機はその下を通行する一般車内からその詳細な構
造や作動がほとんど観察できないような機構である上
に、車輛が通行する部分の車体の内側周辺は落下防止用
保護板で覆われた遮蔽状態で施工し、またPC覆工版の
組立装置(近くで綿密にその構造および動作を観察しな
い限り、装置の内容を知り得ない)も現場付近の道路を
通行する一般車の安全を確保する立場から、道路から相
当離れた部外者立入禁止の場所に配置又は待機させ、さ
らに当該運搬据付機のトンネル内の移動時などにトンネ
ル出入口の遥か手前で一般車を停止して待機させるな
ど、工法および使用した機械装置を全て外部から詳細に
観察できないような非公開の状況下で工事を実施した。
【0007】一方、この工事の一部の概要が刊行物(社
団法人日本トンネル技術協会発行の「トンネルと地下、
第12号」)に掲載されたが、これには覆工版の運搬据
付機の詳細な構造(例えば、操舵機構や組立覆工版の支
持架台やその支持機構)および作動については開示され
ていない。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明は、下方を車輛
が通行可能な門形フレームからなる車体と、その前後左
右の下端に設置され、車体に搭載した自家発電機を駆動
電源として電動で駆動するタイヤ式車輪を支承する台車
と、前記前部の車輪の旋回に同調して後部の車輪を同方
向に旋回させる四輪同調操舵機構と、前記車体上の前後
に油圧シリンダにより左右方向にスライド自在に、かつ
中央部を支点として水平旋回自在に設置した横行ビーム
と、この横行ビームの左右に昇降自在に設けた昇降調節
機構と、この昇降調節機構に前後左右部を支持された支
持架台と、この支持架台の中央部の左右部上に設けた複
数の前後送りローラと、前記支持架台の両側部に設けた
前後方向に水平な前後送りレールと、前記支持架台の前
後端に前後方向に進退自在に設けた上向きに突出する左
右一対の押圧部材と、複数の円弧型のPC覆工版を 前後
左右に接合一体化して複数スパン分のアーチ型に組立て
た組立覆工版の内面の中間に着脱自在に取付けて、前記
前後送りレール上に載せて前後移動自在に支持する支持
ローラを支承した台枠とからなるトンネル覆工版の運搬
据付装置を提案するものである。
【0009】さらにこの発明は上記台車の前後には、車
体の側方に向かって進退自在に取付けられ、後端に先端
方向に弾圧力を付与するバネが装着され、かつ先端にガ
イドローラを取付けた進退アームと、この進退アームと
同調して進退し、その進退方向の前後に設けた一対の
知部と、この前後の感知部間に配置され、このいずれか
感知部を検出して台車の操舵機構にトンネル側壁と車
体の間隔を一定に保つように操舵信号を発信するセンサ
ーとからなるセンサー機構を設けてなる上記覆工版の運
搬据付装置を提案するものである。
【0010】
【作用】作業空間として制限のないトンネル外に設置し
た組立架台において複数の円弧型のPC覆工版を前後左
右に接合一体化して複数スパン分のアーチ型組立覆工
版を安全かつ能率的に組立てる。
【0011】この組立の際には、固定支持台と移動支持
台の前部上端に取付けた複数の前後送りローラに、それ
ぞれ複数の円弧型PC覆工版の上部を移動自在に載せ、
さらにこの前部上端よりも低位置に取付けた前後送りレ
ールに、PC覆工版の内面の中間に着脱自在に取付けた
台枠の支持ローラを前後移動自在に支持させ、隣接して
支持されたPC覆工版を前後に移動して相互を接合一体
化し、この状態で移動支持台を固定支持台側に移動して
両支持台上のPC覆工版をその上端で接合し、各覆工版
相互をボルト又は継手金具等で接合一体化する。
【0012】このように組立てた組立覆工版を運搬据付
機の支持架台上に積み代えて支持し、運搬据付機により
トンネル内部の覆工部まで搬送して据付けた後、運搬据
付機をトンネル外に後退走行する。
【0013】運搬据付機においては、組立覆工版を車体
上に昇降かつ左右にスライド自在に設けた支持架台上に
前記組立覆工版を吊り込み、この組立覆工版を前記支持
架台上に設けた前後送りローラに支持すると共に、前記
支持ローラを支持架台の両側部に設けた前後方向に水平
な前後送りレール上に支持することにより前後に移動自
在に支持し、この状態で車体をトンネル内に予め設置し
た側壁に沿って走行させて覆工部まで移動し、覆工部に
おいて前記支持架台を昇降及びスライド調節した上で組
立覆工版を支持架台の後端に前後方向に進退自在に設け
た後部押圧部材により前方に移動し、先行して据付け覆
工したPC覆工版に接合する。
【0014】この場合、支持架台上の組立覆工版の支持
高さや傾きが先行覆工したPC覆工版の据付けレベルに
整合しない場合には、四点の昇降調節機構を昇降調節し
ながらレベル調整を行う。
【0015】さらに、支持架台上の組立覆工版の先端面
先行覆工したPC覆工版の後端面に対して平行となっ
ていない場合には、横行ビームを相反方向に移動して支
持架台と共に向きを調整し、また支持架台上の組立覆工
の先端面が先行覆工したPC覆工版の後端面に対して
左右方向に位置ずれしている場合には、横行ビームを左
右同方向に移動して支持架台と共に位置調整を行う。
【0016】この状態で組立覆工版の左右の下端に下向
きに突設した高さ調節ボルトを回転して、支持架台を下
降させる前に予め据付高さを調整した上で側壁の上端に
接地させることにより、先行覆工したPC覆工版に確実
に一連一体化して側壁上に正確に据付けることができる
と共に、組立覆工版の下部に埋設したインサートに予め
ねじ込んで外周面側に突設した水平調節ボルトを既設ト
ンネルに押し当てて支持することにより、組立覆工版
自重による地山方向への水平力を既設トンネルに支持す
ることができる。
【0017】運搬据付機の走行に際しては、センサー機
構の各進退アームのガイドローラを側壁又はこれに沿っ
て設けたガイドレールに接触させ、感知部をセンサーに
感知されない中間位置に調節セットして走行させ、カー
ブ等において、例えば車体が側壁に近付き過ぎていずれ
かの台車の少なくとも一方の進退アームが収縮する場合
には、これに同調する感知部がセンサーに感知されて台
車を側壁から離れる方向に自動操舵し、また逆に車体が
側壁から離れ過ぎていずれかの台車の少なくとも一方の
進退アームが伸長する場合には、感知部がセンサーに感
知されて台車を側壁に近付ける方向に自動操舵し、その
結果常時側壁と一定の距離を保って運搬据付機を走行す
る。
【0018】また、走行の際に各車輪は操舵用シリンダ
により四輪操舵、即ち左右の前車輪の旋回に同調して左
右の後車輪が同方向に旋回し、狭いトンネル内の走行に
おいて操舵を鋭敏に行い、屈曲走行の操舵性を向上する
ようになっている。
【0019】このようにして運搬据付機が組立覆工版の
載荷部から覆工部を往復する間に、組立架台において上
記同様に新たな組立覆工版を組立て、これを再び運搬据
付機に載せて覆工部まで搬送して順次据付ける工程を繰
り返す。
【0020】
【実施例】図示の実施例は既設トンネルを補修覆工する
場合を示したもので、図2に示すように、先ず既設トン
ネル1の左右の側壁部に建築限界内において現場打ちコ
ンクリートにより側壁2を構築すると共に、既設舗装路
盤を掘り下げてPC舗装板及び側溝ブロックを敷設して
路盤3を構築した後、左右一対の円弧形のPC覆工版
4,4’をその上端を天端において接合し、これらを複
数スパン分のアーチ型の組立覆工版に組立ててそれらの
下端を左右の側壁2,2上に支持固定しながら、既設ト
ンネル1のアーチ部に沿って建込み、既設トンネル1と
組立覆工版との空隙に裏込め材5を充填して一体化す
る。
【0021】PC覆工版4,4’は、主鉄筋に小径の硬
鋼線を用いてコンクリートの被りを充分に確保しながら
薄肉(80〜100mm 前後)とした方形円弧板で、図3、図
4に示すようにトンネル天端において接合する上端には
一方に凸部6が、また他方に凹部7が相互に噛み合うよ
うに相対向して形成され、それぞれ上端部及び下端部に
巾方向にボルト挿通孔8,8’が形成されており、図5
に示すように左右のPC覆工版4,4’を凸部6と凹部
7を噛み合わせながら前後に複数対(図では3対)接合
し、各ボルト挿通孔8,8’に一連にボルト9を通して
ナットにより締結一体化することにより、下端間の間隔
がほぼ左右の側壁間隔に等しい複数スパン分のアーチ型
の組立覆工版に組立てる。
【0022】このようなPC覆工版4,4’の組立は、
既設トンネル1の坑口付近の道路外に設置した組立架台
10において行う。
【0023】組立架台10は図6、図7に示すように、
基台11上に固定支持台12と移動支持台12’が相対
向して設置され、移動支持台12’はネジ棒とこれに被
嵌したナットとからなる回転ネジ送り機構等の送り移動
機構13により固定支持台12との対向方向に進退自在
に設置されている。
【0024】固定支持台12及び移動支持台12’は、
互いに相対する前部上端に複数の前後送りローラ14
が、また前部上端より低位置の後部上端には前後送りレ
ール15が取付けられている。
【0025】組立てるPC覆工版4,4’には図8に示
すように、予めその内面の中間に、前後送りレール15
上に載せて走行自在に支持する支持ローラ16を支承し
た台枠17をボルト18により着脱自在に複数取付け、
このPC覆工版4,4’を順次クレーンで吊り上げてそ
の上部内面を固定支持台12と後退位置にある移動支持
台13の各前後送りローラ14上に前後移動自在に支持
すると共に、各支持ローラ16を前後送りレール15
上に載せて前後移動自在に支持する。
【0026】このように固定支持台12と移動支持台1
3上にそれぞれ複数枚のPC覆工版4,4’を支持する
ことにより、PC覆工版4,4’は既設トンネル1のア
ーチ部に倣った状態にセットされ、この状態で下端部の
互いに合体したボルト挿通孔8’に一連にボルト9を通
してナットにより締結した上で、移動支持台13を固定
支持台12側に前進させ、相対する凸部6と凹部7を密
に噛み合わせ、上部の互いに合体したボルト挿通孔8に
一連にボルト9を通してナットにより締結一体化する。
【0027】なお、ボルト締結の外、必要に応じて前後
PC覆工版4,4及び4’,4’同士ならびに左右の
PC覆工版4,4’同士を適宜継手金具を介して接合し
てもよい。
【0028】組立覆工版の組立後、その上に図9に示す
吊架台19をクレーンで吊り降ろし、その下面に取付け
たアーチ形フレーム20に組立てた組立覆工版をボルト
で着脱自在に取付け、これを吊架台19と共にクレーン
で吊り上げて坑口付近に待機させた図1に示す運搬据付
機21上に移動して図20に示すようにセットし、その
後再び組立架台10において順次同様に後続の組立覆工
版の組立を行う。
【0029】運搬据付機21は、下方を大型自動車等の
車輛が通行可能な上部が屋根形をなす門形フレームから
なる車体22の左右の下端に前後のタイヤ式車輪23,
24が設けられ、車体22に搭載した自家発電機25を
駆動電源として電動で駆動するようになっており、各車
輪23,24を回転自在に支承する台車26は垂直軸廻
りに旋回自在に支持されて、それぞれ台車26と車体2
2との間に取付けた操舵用シリンダ27により四輪操
舵、即ち図10に示すように左右の前車輪23の旋回に
同調して左右の後車輪24が旋回し、狭いトンネル内の
走行において操舵を鋭敏に行い、屈曲走行の操舵性を向
上した機構となっている。
【0030】運搬据付機21の車体22の上面には、そ
の横巾方向にスライド自在な横行ビーム28,28’が
前後に平行に設置され、各横行ビーム28,28’上に
はその左右に昇降調節機構29が設けられ、この前後左
右四点の昇降調節機構29に組立覆工版の支持架台30
が昇降自在に支持されている。
【0031】横行ビーム28,28’は、図11〜図1
4に示すように左右端部の下面に取付けた滑り板31を
介して車体22のH型鋼からなる上部フレーム上にスラ
イド自在に載置され、左右部の両側に相対向して取付け
たL型の端部抱持体32の下端水平部を上部フレームの
上部フランジ22’の下側に当てがって脱落しないよう
に抱持しており、また横行ビーム28,28’の中央部
はその周囲を囲んで車体22の上部フレームに取付けた
ほぼ角筒状の中央抱持体33に若干のガタを許容する程
度に密に抱持されており、この状態において端部抱持体
32の垂直部と上部フランジ22’の側端との間には若
干の間隙が保持され、これによって横行ビーム28,2
8’は車体22の上部フレームの巾方向にも若干スライ
ドでき、そのスライド範囲内において中央部を支点とし
て若干の角度だけ水平旋回できるようになっている。
【0032】横行ビーム28,28’の中央の空洞部に
は、その長手方向に横行用シリンダ34が設置され、そ
の一端は横行ビーム28,28’に垂直な枢軸35によ
り枢着され、また他端は車体22の上部フレームに突設
した支持突部36に垂直な枢軸37により枢着されてお
り、相互の横行用シリンダ34,34を伸縮制御するこ
とにより、横行ビーム28,28’をその上に設置した
支持架台30と共に長手方向に同方向にスライドして平
行移動したり、相互に逆方向にスライドして中央部を支
点として若干の角度だけ水平旋回することができる。
【0033】各昇降調節機構29は図15に示すよう
に、横行ビーム28,28’上に垂直に固定された昇降
シリンダ38の伸縮ロッド38’の先端に、横行ビーム
28,28’に垂直に固定された筒状ガイド39にスラ
イド自在に嵌挿した昇降筒体40が枢軸41により枢着
されており、この筒体40の上端には支持架台30に取
付けた支持筒体42の閉鎖頭部が載置され、この支持筒
体42は筒状ガイド39の周囲に多少の間隙を保持して
遊嵌されており、これによって支持架台30を前後左右
に若干傾くことを許容して支持している。
【0034】支持架台30は、両側部が斜め下向きに傾
斜した屋根型に形成され、その中央の水平部の左右部上
にそれぞれ前後及び中間の3点に前後送りローラ43が
取付けられ、また両側部には前後方向に水平な前後送り
レール44が取付けられており、上記吊架台19と共に
クレーンで吊り降ろした組立覆工版を各前後送りローラ
43上に前後移動自在に支持すると共に、組立覆工版
各支持ローラ16を前後送りレール44の上に載せて
後移動自在に載置支持する。
【0035】支持架台30の前後端には図16、図17
に示すように、上記載置支持された組立覆工版の前後端
を押圧係止するための前部押圧部材45及び後部押圧部
材46がそれぞれ左右一対づつ斜め上向きに突設されて
いる。
【0036】前部押圧部材45は、その後端に設けた縦
向きのブラケット47を、支持架台30に固定された角
筒状のスリーブ48内にスライド自在に嵌挿した角筒状
の進退アーム49の先端に設けた縦向きのブラケット5
0に、横向きの支軸51により俯仰自在に枢着し、かつ
通常はその上方において挿脱自在の固定ピン52により
結合されており、必要に応じてこの固定ピン52を抜き
取ることにより、支軸51を支点として下向きに回動
し、組立覆工版の前端との掛合を外せるようになってい
る。
【0037】そして、前部押圧部材45はスリーブ48
と進退アーム49との間に取付けたシリンダ53により
前後に進退するようになっている。
【0038】なお、前部押圧部材45の進退アーム49
を円筒状のスリーブ48内に回転かつスライド自在な円
筒とし、これを回転することにより、前部押圧部材45
組立覆工版の前端との掛合を外すように傾倒させるよ
うにしてもよい。
【0039】後部押圧部材46は、支持架台30に固定
された角筒状のスリーブ54内にスライド自在に嵌挿し
た角筒状の進退アーム55の先端に取付けられ、スリー
ブ54と進退アーム55との間に取付けたシリンダ56
により前後に進退するようになっている。
【0040】支持架台30に組立覆工版を載置する際に
は、車体の前後左右のアウトリガー57を伸長して車体
22を支持し、横行ビーム28,28’を支持架台30
の中央部に移動調節し、前後の押圧部材45,46をそ
れぞれ一杯に伸長し、さらに4基の昇降調節機構29を
一旦下死点に下降した後に若干均等に上昇させた状態
で、組立覆工版を静かに吊り降ろして前後送りローラ
3及び前後送りレール44上に前後移動自在に載置支持
し、この状態でシリンダ53,56を後退作動すること
により、組立覆工版の前後端を前後の押圧部材45,4
6に挟持して固定する。
【0041】このように支持架台30上に組立覆工版
支持固定された後、車体22の車輪駆動機を駆動して主
として手動操舵により既設トンネル1内に入れ、覆工部
まで手動又は自動操舵により走行移動させる。
【0042】この坑内走行において、車体22を側壁2
に沿って常に一定間隔を保って走行させるために、各車
輪23,24の台車26には車体22と側壁2との距離
を一定に保つように自動操舵を行うそれぞれ前後一対の
操舵センサー機構58が設けられている。
【0043】操舵センサー機構58は図18,19に示
すように、台車26の前後部に車体22の巾方向に水平
に取付けたスリーブ59内に、突出先端にガイドローラ
60を回転自在に支承した進退アーム61がスライド自
在に挿嵌され、その後端とスリーブ59の後端との間に
介在した圧縮バネ62により車体22の側面外方に弾圧
力を受けて突出されており、進退アーム61の突出先端
部に設けた取付板63に調節ナット64により位置調節
自在に先端部を取付け、かつ後端部をスリーブ59に設
けた支持板65の透孔にスライド自在に挿通した進退ア
ーム61と平行な作動ロッド66を、進退アーム61の
進退作動に連動して進退させ、この作動ロッド66の中
間にその進退方向に僅少間隔を置いて突設した前後一対
の感知部67,67’をスリーブ59に取付けた接触又
は近接センサーからなる限界位置検出センサー68,6
8’により検出することにより、進退アーム61の進退
動作の許容限界を越える場合に操舵用シリンダ27に操
舵信号を発信し、これを作動することにより各台車26
の走行方向を自動的に若干変更制御し、車体22を側壁
2と常に一定距離を保って走行させるように構成されて
いる。
【0044】即ち、運搬据付機21の走行に際しては、
各進退アーム61のガイドローラ60を側壁2又はこれ
に沿って設けたガイドレールに接触させ、作動ロッド6
6の前後一対の感知部67,67’をセンサー68,6
8’に感知されない中間位置に調節セットして走行させ
る。
【0045】そして、カーブ等において、例えば車体2
2が側壁2に近付いていずれかの台車26の少なくとも
一方の進退アーム61が収縮する場合には、感知部67
がセンサー68に感知されて操舵用シリンダ27が作動
し、台車26を側壁2から離れる方向に操舵し、また逆
に車体22が側壁2から離れていずれかの台車26の少
なくとも一方の進退アーム61が伸長する場合には、感
知部67’がセンサー68’に感知されて操舵用シリン
ダ27が作動し、台車26を側壁2に近付ける方向に操
舵する。
【0046】なお、作動ロッド66の後端に異常感知部
69が設けられ、万一車体22が側壁2に過剰に接近す
る場合に、その異常感知部69を感知して非常ブレーキ
を作動し、車体22の走行を停止する停止センサー70
が設けられている。
【0047】また車体22の側面には、平常走行時には
側壁2に接触せず、万一車体22が側壁2に過剰に接近
する場合に側壁2に接触して車体22を支持するため
に、先端にローラ71を取付けた支持アーム72が突設
されている。
【0048】以上のように運搬据付機21を操舵制御し
ながら覆工部まで走行させ、覆工部において停止させて
組立覆工版の建込み据付け作業を行う。
【0049】図21、図22は先行して据付け覆工した
PC覆工版4,4’に一連に建込み据付けを行う場合を
示したもので、車体22を先行覆工したPC覆工版4,
4’に近接して停止させた状態で、後部押圧部材46を
ストロークエンドまで伸長させ、次に前部押圧部材45
を収縮して支持架台30上の組立覆工版を後方に後退さ
せ、先行覆工したPC覆工版と組立覆工版との間隙を後
部押圧部材46をストローク以内となるように車体22
を移動した後、アウトリガー57を下降して接地させ、
前部押圧部材45を固定している固定ピン55を抜き取
って下方に倒し、組立覆工版との係合を外した上で後部
押圧部材46を収縮し、後行の支持架台30上の組立覆
工版を先行覆工したPC覆工版4,4’に当接するまで
前進させ、図23に示すように相互の接合面に対向して
設けた位置決めピン73と係合穴74とを係合させ、間
にシール材75を介在して接合する。
【0050】この場合、支持架台30上の組立覆工版
支持高さや傾きが先行覆工したPC覆工版4,4’の据
付けレベルに整合しない場合には、四点の昇降調節機構
29を昇降調節しながらレベル調整を行う。
【0051】なお、四点の昇降調節機構29は、組立覆
工版を常に四点で安定して支持するように、前後左右に
互いに対角に位置する昇降調節機構29,29のみを同
時に作動することができないようになっている。
【0052】さらに、支持架台30上の組立覆工版の先
端面が先行覆工したPC覆工版4,4’の後端面に対し
て平行でない場合には、図24に示すように横行ビーム
28,28’を相反方向に移動して支持架台30と共に
向きを調整し、また支持架台30上の組立覆工版の先端
面が先行覆工したPC覆工版4,4’の後端面に対して
左右方向に位置ずれしている場合には、横行ビーム2
8,28’を左右同方向に移動して支持架台30と共に
位置調整を行う。
【0053】このように組立覆工版を先行覆工したPC
覆工版4,4’に接合した状態で、図25に示すように
組立覆工版左右の下端に下向きに突設した高さ調節ボ
ルト73の支脚74を回転し、側壁2の上端に接地させ
た後、昇降調節機構29を全て下降させ、支持ローラ1
6の台枠17を取り外した上で、アウトリガー57を上
昇して車体22を後退走行し、坑外に移動して既に組立
架台10で組立てられた新たな組立覆工版を搭載して上
記同様に据付ける。
【0054】側壁2上に据付けた組立覆工版はその自重
により地山方向への水平力が作用するため、図26に示
すようにその下部に埋設したインサート75に予めねじ
込んで外周面側に突設した水平調節ボルト76を既設ト
ンネル1に押し当てて支持し、さらに側壁2の上端に固
定した鉄筋77に連結鉄筋78の先端のフックを掛合
し、かつ後端を高さ調節ボルト73に溶接して組立覆工
の下部を固定し、この状態で組立覆工版の下部周囲の
間隙に根固めモルタル79を充填して固結した後、裏込
め材5を注入充填する。
【0055】なお、この発明による覆工施工において、
運搬据付機21の走行速度を積載時18m/分、空車時36m/
分、覆工部までの距離を600mとした場合、往復時間は51
分となり、組立覆工版の積替え時間を10分、調整据付時
間を約35分として、以上の一サイクルに要する時間は合
計約1時間30分で、作業の準備、後かたずけを含めて
1日の作業時間を6時間とすると、1日に4サイクルが
可能となる。
【0056】以上の実施例では、既設トンネルの修復覆
工について説明したが、この発明を新設トンネルに用い
ることができる。
【0057】
【発明の効果】以上の通りこの発明によれば、運搬据付
機の支持架台の中央部に取付けた複数の前後送りローラ
に、それぞれ複数スパン分のアーチ型の組立覆工版の上
部を移動自在に載せ、さらに両側部に取付けた前後送り
レールに、組立覆工版の内面の中間に着脱自在に取付け
た台枠の支持ローラを前後移動自在に支持するので、
立覆工版を前後に移動自在に簡単かつ確実に位置決めし
て支持することができ、 覆工部において支持架台を昇降
およびスライド調節した上で、組立覆工版を支持架台の
後端に進退自在に設けた押圧部材により先行して据付け
PC覆工版に当接するまで前進させて、機械的に容易
に接合することができ、トンネル内の据付け時間を短く
して能率的に覆工施工することが可能となる。
【0058】また、組立覆工版は、作業空間として制限
がなく、車輛の通行に障害とならないトンネル外に設置
した組立架台において複数の円弧型のPC覆工版を組立
てるので、安全かつ能率的に組立てることができると共
に、運搬据付機が覆工部に移動して組立覆工版を据付け
て戻ってくるまでの間に新たな組立覆工版を組立てるこ
とができ、タイムラグなく順次連続的に搬送して合理的
に据付けることができ、施工能率を向上することができ
る。
【0059】またトンネル内には下方を車輛が通行可能
な門型の車体を備えた運搬据付機のみが走行し、しかも
タイヤ式車輪で走行するので、既設トンネルの修復覆工
に際して一般車輛の通行を阻害したり遮断することなく
施工することができる。
【0060】運搬据付機はその車体に搭載した自家発電
機を駆動源として走行するので、外部電源を用いる場合
のように長いトンネルにおいてもケーブルの巻とりや繰
り出し操作が不要で、走行を単純化することができる。
【0061】さらに、支持架台上の組立覆工版の支持高
さや傾きが先行のPC覆工版の据付けレベルに整合しな
い場合には、四点の昇降調節機構を昇降調節しながらレ
ベル調整し、また支持架台上の組立覆工版の先端面が先
行覆工版の後端面に対して平行となっていない場合に
は、横行ビームを相反方向に移動して支持架台と共に向
きを調整し、さらに支持架台上の組立覆工版の先端面が
先行PC覆工版の後端面に対して左右方向に位置ずれし
ている場合には、横行ビームを左右同方向に移動して支
持架台と共に位置調整を行うことができる。
【0062】さらに運搬据付機の走行に際しては、各車
輪を回転自在に支承する台車は垂直 軸廻りに旋回自在に
支持されて、それぞれ台車と車体との間に取付けた操舵
用シリンダにより四輪操舵、即ち左右の前車輪の旋回に
同調して左右の後車輪が同方向に旋回し、狭いトンネル
内の走行において操舵を鋭敏に行い、屈曲走行の操舵性
を向上するようになっており、さらにセンサー機構の各
進退アームのガイドローラを側壁又はこれに沿って設け
たガイドレールに接触させ、感知部をセンサーに感知さ
れない中間位置に調節セットして走行させ、カーブ等に
おいて、例えば車体が側壁に近付いていずれかの台車の
少なくとも一方の進退アームが収縮する場合には、これ
に同調する感知部をセンサーが感知して台車を側壁から
離れる方向に操舵し、また逆に車体が側壁から離れてい
ずれかの台車の少なくとも一方の進退アームが伸長する
場合には、これに同調する感知部をセンサーが感知して
台車を側壁に近付ける方向に操舵するので、常に側壁と
一定間隔を保って安全に走行させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る運搬据付機の斜視図。
【図2】この発明の運搬据付装置により覆工施工した修
復トンネルの縦断正面図。
【図3】この発明に用いるPC覆工版の一態様を示す平
面図。
【図4】この発明に用いるPC覆工版の他の態様を示す
平面図。
【図5】この発明に用いる組立覆工版の平面図。
【図6】この発明に用いる組立覆工版を組立てるための
組立架台の正面図。
【図7】この発明に用いる組立覆工版を組立てるための
組立架台の平面図。
【図8】この発明に係る支持ローラの台枠の正面図。
【図9】この発明に関連して用いる吊架台の正面図。
【図10】この発明に係る運搬据付機の操舵の一態様を
示す系統図。
【図11】この発明に係る運搬据付機に用いる横行ビー
ムの縦断側面図。
【図12】この発明に係る運搬据付機に用いる横行ビー
ムの底面図。
【図13】この発明に係る運搬据付機に用いる横行ビー
ムの端部縦断正面図。
【図14】この発明に係る運搬据付機に用いる横行ビー
ムの中央部の縦断正面図。
【図15】この発明に係る運搬据付機に用いる昇降調節
機構の縦断正面図。
【図16】この発明に係る運搬据付機に用いる前部押圧
部材の縦断側面図。
【図17】この発明に係る運搬据付機に用いる後部押圧
部材の縦断側面図。
【図18】この発明の運搬据付機に用いる操舵センサー
機構の平面図。
【図19】この発明の運搬据付機に用いる操舵センサー
機構の縦断側面図。
【図20】この発明に係る運搬据付機により組立覆工版
を据付ける工程の一態様を示す正面図。
【図21】この発明に係る運搬据付機により組立覆工版
を据付ける工程の一態様を示す側面図。
【図22】この発明に係る運搬据付機により組立覆工版
を据付ける工程の他の態様を示す側面図。
【図23】この発明に用いる組立覆工版の接合部の部分
縦断側面図。
【図24】この発明の運搬据付機の支持架台の向きの調
節状態を示す平面図。
【図25】この発明の運搬据付装置により据付けた組立
覆工版の下端部の状態を示す部分縦断側面図。
【図26】この発明の運搬据付装置により据付けた組立
覆工版の中間部の状態を示す部分縦断側面図。
【符号の説明】
1 既設トンネル 2 側壁 3 路盤 4 PC覆工版 4’PC覆工版 5 裏込め材 6 凸部 7 凹部 8 ボルト挿通孔 8’ボルト挿通孔 9 ボルト 10 組立架台 11 基台 12 固定支持台 12’移動支持台 13 送り移動機構 14 前後送りローラ 15 前後送りレール 16 支持ローラ 17 台枠 18 ボルト 19 吊架台 20 アーチ形フレーム 21 運搬据付機 22 車体 23 前車輪 24 後車輪 25 自家発電機 26 台車 27 操舵用シリンダ 28 横行ビーム 28’横行ビーム 29 昇降調節機構 30 支持架台 31 滑り板 32 端部抱持体 33 中央抱持体 34 横行用シリンダ 35 枢軸 36 支持突部 37 枢軸 38 昇降シリンダ 39 筒状ガイド 40 昇降筒体 41 枢軸 42 支持筒体 43 前後送りローラ 44 前後送りレール 45 前部押圧部材 46 後部押圧部材 47 ブラケット 48 スリーブ 49 進退アーム 50 ブラケット 51 支軸 52 固定ピン 53 シリンダ 54 スリーブ 55 進退アーム 56 シリンダ 57 アウトリガー 58 操舵センサー機構 59 スリーブ 60 ガイドローラ 61 進退アーム 62 圧縮バネ 63 取付板 64 調節ナット 65 支持板 66 作動ロッド 67 感知部 67’感知部 68 限界位置検出センサー 68’限界位置検出センサー 69 異常感知部 70 停止センサー 71 ローラ 72 支持アーム 73 位置決めピン 74 係合穴 75 インサート 76 水平調節ボルト 77 鉄筋 78 連結鉄筋 79 根固めモルタル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 後藤 信一 新潟県新潟市一番堀通町3番地10 株式 会社福田組内 (72)発明者 正田 眞司 岐阜県岐阜市加納愛宕町10 (72)発明者 鷲見 大介 岐阜県岐阜市城田寺町1689の1 (72)発明者 川原 忠夫 神奈川県横浜市緑区桜台39−1528 (72)発明者 白岩 督啓 茨城県古河市中田2418−11 (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) E21D 11/40

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下方を車輛が通行可能な門形フレームか
    らなる車体と、その前後左右の下端に設置され、車体に
    搭載した自家発電機を駆動電源として電動で駆動するタ
    イヤ式車輪を支承する台車と、前記前部の車輪の旋回に
    同調して後部の車輪を同方向に旋回させる四輪同調操舵
    機構と、前記車体上の前後に油圧シリンダにより左右方
    向にスライド自在に、かつ中央部を支点として水平旋回
    自在に設置した横行ビームと、この横行ビームの左右に
    昇降自在に設けた昇降調節機構と、この昇降調節機構に
    前後左右部を支持された支持架台と、この支持架台の中
    央部の左右部上に設けた複数の前後送りローラと、前記
    支持架台の両側部に設けた前後方向に水平な前後送りレ
    ールと、前記支持架台の前後端に前後方向に進退自在に
    設けた上向きに突出する左右一対の押圧部材と、複数
    円弧型のPC覆工版を前後左右に接合一体化して複数ス
    パン分のアーチ型に組立てた組立覆工版の内面の中間に
    着脱自在に取付けて、前記前後送りレール上に載せて前
    後移動自在に支持する支持ローラを支承した台枠とから
    なることを特徴とするトンネル覆工版の運搬据付装置。
  2. 【請求項2】 台車の前後には、車体の側方に向かって
    進退自在に取付けられ、後端に先端方向に弾圧力を付与
    するバネが装着され、かつ先端にガイドローラを取付け
    た進退アームと、この進退アームと同調して進退し、そ
    の進退方向の前後に設けた一対の感知部と、この前後の
    感知部間に配置され、このいずれかの感知部を検出して
    台車の操舵機構にトンネル側壁と車体の間隔を一定に保
    つように操舵信号を発信するセンサーとからなるセンサ
    ー機構を設けてなることを特徴とする「請求項1」記載
    トンネル覆工版の運搬据付装置。
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