JP2907983B2 - 発光素子アレイ - Google Patents

発光素子アレイ

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JP2907983B2 JP24927390A JP24927390A JP2907983B2 JP 2907983 B2 JP2907983 B2 JP 2907983B2 JP 24927390 A JP24927390 A JP 24927390A JP 24927390 A JP24927390 A JP 24927390A JP 2907983 B2 JP2907983 B2 JP 2907983B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、光情報の書き込みが可能であって、光情報
の転送機能を有する発光索子アレイに係り、特に光感度
が向上され、かつ論理演算機能が付与された発光素子ア
レイに関する。
〔発明の概要〕
本発明は、発光素子の第1の制御電極に電流を注入す
る機構を設けたものであって、この注入電流により少な
い光電流で発光素子をターンオンさせること、即ち光感
度を大きく向上させることを可能ならしめた発光素子ア
レイである。また、さらには光感度を外部から制御で
き、光情報のオア機能、アンド機能を実現できる発光素
子アレイである。
〔従来の技術〕
従来の発光素子アレイとしては、特開平2-14584号公
報に記載されるものがある。第4図にこのような従来の
発光素子アレイの等価回路図を示す。
第4図において、T(0)〜T(5)は発光サイリス
タ(発光素子)であり、D0〜D5は発光サイリスタT
(0)〜T(5)のゲート(第1の制御電極)間を接続
する結合用ダイオード(一方向性を有する電気素子)で
ある。また、RL0〜RL2はゲート負荷抵抗であり、RA0
〜RA2はアノード負荷抵抗である。VGKは直流電源の電
源電圧であり、本従来例では5〔V〕に設定される。φ
1、φ2は転送クロックであり、φSはスタートパルスで
ある。
次に、第4図に示す発光素子アレイの動作を説明す
る。
発光サイリスタのT(0)〜T(5)のアノード(第
2の制御電極)とカソードとの間のターンオン電圧はゲ
ート電圧VGより拡散電位Vdif(約1〔V〕)だけ高
い。まず最初に、スタートパルスφSとして電源電圧5
〔V〕より1〔V〕以上高い電圧をその供給ラインに供
給する。この時、発光サイリスタT(0)はオンする。
この際、T(0)のゲートからもゲート負荷抵抗RL0
介して電流を吸い込む。このため、ゲートの電位はほぼ
零ボルトとなる。同時に、結合用ダイオードD0にも図
の右側の回路から電流が流れ込み、結合用ダイオードの
順方向の立ち上がり電圧VD dif(約1〔V〕)の電位差
が結合用ダイオードD0の両端に発生する。従って、発
光サイリスタT(0)のゲート電圧は約1〔V〕)とな
る。
なお、この時、同様に結合用ダイオードD1、D2の両
端電位差の影響で発光サイリスタT(2)のゲート電圧
は約2〔V〕、発光サイリスタT(3)のゲート電圧は
約3〔V〕になっている。つまり、ターンオン電圧はT
(1)、T(2)、T(3)の各々の発光サイリスタで
2〔V〕、3〔V〕、4〔V〕になっている。
この状態で転送クロックφ2として2〜3〔V〕の電
圧パルスをその供給ラインに加えると、発光サイリスタ
T(1)のみがオンすることになる。そして、スタート
パルスφSの供給を停止すると、T(0)がオフとなり
オン状態が図の右側に移動したことになる。以下同様に
転送クロックφ1、φ2を交互にそれらの供給ラインに加
えて行くことでオン状態が図の右側へ移動していく。な
お、発光サイリスタT(2)からT(3)にオン状態が
移動する際であるが、オフ状態の発光サイリスタT
(1)のゲート電圧は結合用ダイオードD1が逆バイア
スになるために電源電圧の5〔V〕となり、T(1)の
ターンオン電圧は6〔V〕となる。従って、発光サイリ
スタT(1)がオン状態になることはない。
第4図に示す等価回路は同時に複数の発光サイリスタ
を点灯させ、移動させることも可能である。2相の転送
クロック(φ1、φ2)による駆動の場合は、2つの素子
(発光サイリスタ)に1つの素子の割合までオン状態と
させることができる。また、3相の転送クロック(φ1
〜φ3)による駆動の場合は、3つの素子に1つの素子
の割合までオン状態とさせることができる。このオン状
態(光情報)の書き込みは、スタートパルスφSによっ
ても可能であるし、また光によっても可能である。これ
については発光サイリスタのターンオン電圧が低下する
という現象を利用したものである。
なお、この方法については既に黒田他によって1990年
度春季応用物理学関係連合講演会、30p−F−11にて報
告されている。
また、第2の従来の発光素子アレイとして、特開平1-
238962号公報に記載されるものがある。第5図にこの第
2の従来例の等価回路図を示す。第5図に示す構成では
各々の発光サイリスタT(−2)〜T(2)のゲート間
の接続を、第4図のような結合用ダイオードD0〜D5
はなく、結合用抵抗RIを用いて行ったものである。こ
の場合、ゲート電圧の低下という効果はオン状態の発光
サイリスタ(例えばT(0)の左右に対象に広がってい
くので、第4図のように2相クロック(φ1、φ2)でな
く3相の転送クロック(φ1〜φ3)が必要となる。
次に、第6図に第3の従来例の等価回路図を示す。な
お、第6図において、各々の発光サイリスタT(−2)
〜T(2)はそれぞれ2つのトランジスタTr1、Tr2
よって構成されている。また、RLとReは抵抗である。
本従来例は発光サイリスタT(−2)〜T(2)のゲ
ート間を結合用抵抗RIで接続したもので、やはりゲー
ト電圧が結合用抵抗RIを介して伝わることを利用して
いる。今、発光サイリスタT(0)がオンしているとす
ると、そのゲート(即ち、トランジスタTr2(0)のベー
ス)の電圧が上昇し、発光サイリスタT(1)、T(−
1)のゲート電圧が上昇する。つまり、トランジスタT
r2(1)、Tr2(-1)のベース電圧が上昇する、従って、こ
れらのトランジスタTr2(1)、Tr2(-1)の電流駆動能力
が高まり、発光サイリスタT(1)、T(−1)のター
ンオン電圧が下がる。
一方、発光サイリスタT(2)、T(−2)について
は、電流が結合用抵抗RIを介して流れるためゲート電
圧が低下する。この理由により、発光サイリスタT
(1)、T(−1)のターンオン電圧に比べて、発光サ
イリスタT(2)、T(−2)のターンオン電圧は高く
なる。このターンオン電圧の差を利用して、3相の転送
クロックφ1〜φ3によってオン状態の転送が可能とな
る。
次に、第7図に第4の従来例の等価回路図を示す。な
お、第7図において、各々の発光サイリスタT(−1)
〜T(2)はそれぞれ2つのトランジスタTr1、Tr2
よって構成されている。なお、Reは抵抗である。ま
た、この等価回路はカーレントミラー回路を応用して構
成されている。
今、第7図において発光サイリスタT(0)がオン状
態(発光状態)であるとする。この時、トランジスタT
r2(0)とトランジスタTr3(0)とがカーレントミラー回路
を構成することとなり、発光サイリスタT(0)に流れ
る電流と同じ電流がトランジスタTr3(0)に流れる。こ
のため、ゲートG1はほぼ零ボルトとなる。従って、発
光サイリスタT(1)のターンオン電圧は約1〔V〕に
まで低下する。一方、発光サイリスタT(−1)のゲー
ト電圧は電源電圧VGK(通常5〔V〕)になっているの
で、ターンオン電圧は約6〔V〕となる。このターンオ
ン電圧の差を利用して2相の転送クロックφ1、φ2によ
って転送動作を行わせることができる。
さらに、第5の従来の発光素子アレイとして、特開平
2-14584号公報に記載されるものがある。第8図にこの
第5の従来例の等価回路図を示す。本従来例は光による
結合を用いた発光素子アレイである。
第8図において、発光サイリスタT(−2)、T
(2)は、光が入射すると内部で光電流が流れて、その
ターンオン電圧が低下する。今、発光サイリスタT
(0)が発光しているとすると、その発光による光L1
は隣接する発光サイリスタT(1)、T(−1)に入射
し、ターンオン電圧を下げる。発光サイリスタT
(2)、T(−2)に対しては、光が入射しないために
ターンオン電圧は不変である。これを利用して転送クロ
ックφ1〜φ3をそれらの供給ラインに供給することで発
光状態の転送を行わせることができる。
〔発明が解決しようとする課題〕
上記従来例において述べた自己走査機能を有する発光
素子アレイを光コンピューティング等の光情報処理へ応
用する場合、光によって情報を書き込む機能が重要とな
る。しかしながら、上記従来技術の各々の発光素子アレ
イは光感度が悪く、発光する側の装置にかなり大きな発
光強度が必要であった。このために、発光する側の装置
にはかなり大きな電力を供給する必要があり、システム
として低消費電力を達成できないという問題点があっ
た。
本発明の目的は、上記従来技術の問題点を解消し、少
ない光電流で発光素子をターンオンさせること、即ち光
感度を大きく向上させることを可能ならしめた発光素子
アレイを提供することである。また、さらには光感度を
外部から制御でき、光情報のオア機能、アンド機能を実
現できる発光素子アレイを提供することである。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するために、本発明の発光素子アレイ
は、発光動作のためのしきい電圧を制御するための第1
の制御電極をそれぞれ有する複数の発光素子が配列され
ており、各々の前記発光素子の前記第1の制御電極が近
傍に位置する少なくとも1つの前記発光素子の前記第1
の制御電極に、直接、あるいは第1の電気抵抗や電気的
に一方向性を有する電気素子を介して接続され、各々の
前記発光素子に発光を制御するための第2の制御電極が
設けられており、これらの第2の制御電極の各々に外部
から電圧もしくは電流を供給する複数の供給ラインが接
続されている発光素子アレイ、または、発光動作のため
のしきい電圧を制御するための第1の制御電極をそれぞ
れ有し発光を開始するためのしきい電圧が入射する光強
度によって変化する複数の発光素子が配列されており、
各々の前記発光素子の発光が近傍に位置する少なくとも
1つの前記発光素子に入射するように構成されており、
各々の前記発光素子に発光を制御するための第2の制御
電極が設けられており、これらの第2の制御電極の各々
に外部から電圧もしくは電流を供給する複数の供給ライ
ンが接続されている発光素子アレイであって、前記発光
素子に対して外部から照射される光情報に応じて前記第
1の制御電極に外部端子から制御可能な電流を流すため
の手段を備える。
なお、本発明の発光素子アレイは、その好ましい態様
によれば、前記外部端子から制御可能な電流を流すため
の手段が各々の前記発光素子の前記第1の制御電極と前
記外部端子とを接続するコンデンサを備える。さらに好
ましくは、前記コンデンサは、各々の前記発光素子に応
じて異なる静電容量値に設定される。
また、本発明の発光素子アレイは、その好ましい態様
によれば、前記外部端子から制御可能な電流を流すため
の手段が各々の前記発光素子の前記第1の制御電極と前
記外部端子とを接続するダイオードと電気抵抗とを備え
る。さらに好ましくは、前記電気抵抗は、各々の前記発
光素子に応じて異なる抵抗値に設定される。
〔作用〕
外部端子から制御可能な電流を流すための手段は、各
々の発光素子の第1の制御電極に電流を注入する機構を
有する。このため、その注入電流により少ない光電流で
も発光素子をターンオンさせることができる。
例えば、上記機構は各々の発光素子の第1の制御電極
に接続したコンデンサを有する。このコンデンサの他端
に外部端子から光感度制御パルスが供給される。そし
て、光感度制御パルスが供給されると、電圧変化に応じ
て変位電流がそのコンデンサを介して流れる。この変位
電流が発光素子の第1の制御電極に流れる電流となる。
発光素子がターンオンするために必要な電流のかなりの
割合をこの変位電流で充足させておくと、少ない光電流
で発光素子はターンオンすることができる。従って、各
々の発光素子の光感度は大きく向上する。
また、上記の注入電流を発光素子アレイのそれぞれの
発光素子に対して異なった量に設定しておく。すると、
1つの発光素子に2つの光情報が入射された際に、オア
機能又はアンド機能を生じさせることができる。
本発明によれば、光による情報の書き込みをより簡単
にすることができる。従って、光コンピューティング用
の素子として消費電力の小さいシステムの構築に適す
る。
〔実施例〕
〈実施例1〉 第1図は本発明の第1の実施例を示す等価回路図であ
る。第1図において、この等価回路は第4図に示した自
己走査機能を有する発光素子アレイの構成を基本的に採
用している。第1図の発光素子アレイの構成は発光サイ
リスタT(1)〜T(5)の各々のゲート(G1〜G5
にコンデンサC1、又はC2が接続され、それらの他端に
光感度を制御するための光感度制御パルスφPが外部端
子14から供給される構成となっている点で、第4図の発
光素子アレイと異なっている。なお、第1図では第4図
と同一の物に同一の符号を付している。また、A1〜A5
はアノードである。
次に、第1図に示す発光素子アレイの動作を説明す
る。
制御パルスφPがその供給ラインに供給されない場合
は、コンデンサC1、C2は機能せず、第4図に示す従来
例の場合と全く同様に動作する。さて、光書き込みを行
う場合について説明する。2相の転送クロックφ1、φ2
にて転送動作を行わせる場合には、一つおきの発光サイ
リスタにしか情報を書き込むことはできない。そこで、
転送クロックφ1の供給ラインに接続される発光サイリ
スタT(1)、T(3)、T(5)のみをオンさせる場
合について説明することにする。
転送クロックφ1の電圧を発光サイリスタT(1)、
T(3)、T(5)がターンオンしないようなレベルの
ハイレベルに設定する。そして、光情報を各々の発光サ
イリスタT(1)〜T(5)に照射する。この後、光感
度制御パルスφPをローレベルに設定して、その供給ラ
インに供給する。この光照射の時点と制御パルスφP
供給の時点との間にある程度の時間が必要である。それ
は光が照射されてから、その光量に比例する電流が発光
サイリスタT(1)〜T(5)に流れるまで、光電荷が
発光サイリスタT(1)〜T(5)の内部に蓄積される
必要があるためである。
第2図に第1図の発光サイリスタT(1)とその周辺
回路とを抜き出した図を示す。第2図において、発光サ
イリスタT(1)はPNPN構造を有する。そして、アノー
ド(A1)になるP形半導体層10に抵抗RA1を介して転
送クロックφ1が供給され、カソードになるN形半導体
層13は接地されている。ゲート(G1)になるN形半導
体層11は抵抗RL1を介して電源電圧VGKの直流電源に接
続され、かつコンデンサC1を介して光感度制御パルス
φPの供給ラインに接続されている。なお、12はP形半
導体層である。
第2図において、転送クロックφ1の供給ラインに電
圧が供給され、光が発光サイリスタT(1)に照射され
たとする。この時、光電流iPが発光サイリスタT
(1)に流れる。次に、制御パルスφPの電圧を引き下
げると、その瞬間に変位電流iCがコンデンサC1に流れ
る。この電流iCはT(1)のゲート(G1)から電流i
C1を引き出す。電流iC1は電流iCより小さく、それら
の差の電流はゲート負荷抵抗RL1を通って流れる電流に
相当する。この電流iC1は発光サイリスタT(1)のア
ノード・カソード間を通る電流iC2を誘起する。この電
流iC2は電流iC1に電流増幅率βを乗じた大きさになっ
ている。
発光サイリスタT(1)がターンオンするためのしき
い電流をIthとすると、発光サイリスタT(1)のター
ンオンの条件は Ith<ip+iC2=ip+βiC1 である。この関係から、電流iC2をしきい電流Ithの近
くに設定することで光電流ipを小さくすることができ
る。即ち、発光サイリスタT(1)の光感度を向上させ
ることができる。
なお、第2図では発光サイリスタT(1)を例に挙げ
て説明したが、第1図に示す他の発光サイリスタT
(2)〜T(5)においても同様に動作する。
第1図において、転送クロックφ1の供給ラインに電
圧が供給されるとともに、光情報が発光サイリスタT
(1)に照射され、制御パルスφPがその供給ラインに
供給されて発光サイリスタT(1)がオン状態になった
とする。この後のオン状態の転送は第4図に示す従来例
と全く同様に行われる。光感度制御パルスφPとして電
圧パルスがその供給ラインに供給されない限りコンデン
サC1、C2は動作に影響を与えない。
さて、転送クロックφ1の供給ラインに接続された発
光サイリスタT(1)、T(3)、T(5)のゲートの
それぞれにつながるコンデンサをC1とする。また、転
送クロックφ2の供給ラインに接続された発光サイリス
タT(2)、T(4)のゲートのそれぞれにつながるコ
ンデンサをC2とする。そして、それぞれのコンデンサ
1、C2の静電容量値を異ならせる。この時、先述の変
位電流iCの量がコンデンサC1、C2で異なることにな
り、それぞれの発光サイリスタの光感度を異なった状態
に設定できる。これを利用すると、1つの発光サイリス
タに2つの光情報が入射された際に、光感度を上げてお
くと、どちらか1つの光情報で発光サイリスタがオンす
る。即ち、発光サイリスタはオア機能を果たすことがで
きる。
一方、発光サイリスタの光感度を下げておくと、両方
の光情報が入射された時にオンする。即ち、発光サイリ
スタはアンド機能を果たすことができる。このように、
発光素子アレイT(1)〜T(5)の光感度を大きく向
上させることができ、それのみならず、光の演算機能ま
でも持たせることができる。
〈実施例2〉 第3図は本発明の第2の実施例を示す等価回路図であ
る。第3図の発光素子アレイの構成は、第1図のコンデ
ンサC1、C2の代わりに、ダイオードD′及び抵抗
P1、RP2を設けた点で第1図の発光素子アレイと異な
っている。なお第3図において、第1図と同一の物には
同一の符号が付されている。
次に、第3図に示す発光素子アレイの動作を説明す
る。
今、光感度制御パルスφPを電源電圧VGKと同じ電圧
(例えば5〔V〕)に設定する。この場合、ダイオード
D′は逆バイアスとなり、ダイオードD′に電流は流れ
ない。従って、本発光素子アレイは第4図に示す従来例
の場合と全く同様に動作する。次に、制御パルスφP
電圧を例えば零ボルトに設定したとする。この時、ダイ
オードD′は順方向にバイアスされて電流iDが流れ
る。この電流iDの一部は抵抗RL1(又はRL2)を介し
て流れるが、大部分は発光サイリスタT(1)〜T
(5)のゲート(G1〜G5)から流れ出る。
ダイオードD′を流れる電流iDはこれに直列に接続
されたRP1(又はRP2)によって制限される。この電流
Dは第1の実施例にて述べたコンデンサC1、C2での
変位電流iCと同じであり、発光サイリスタT(1)〜
T(5)の内部を流れる電流iC2を誘起する。従って、
第1の実施例と全く同じ理由で発光サイリスタT(1)
〜T(5)の光感度を向上させることができる。
さて第3図において、転送クロックφ1の供給ライン
に接続された発光サイリスタT(1)、T(3)、T
(5)のゲートのそれぞれにダイオードD′を介してつ
ながる抵抗をRP1とする。また、転送クロックφ2の供
給ラインに接続された発光サイリスタT(2)、T
(4)のゲートのそれぞれにダイオードD′を介してつ
ながる抵抗をRP2とする。そして、それぞれの抵抗
P1、RP2の抵抗値を異ならせる。この時、先述の電i
Dの量が抵抗RP1、RP2で異なることになり、それぞれ
の発光サイリスタの光感度を異なった状態に設定でき
る。これによって、第1の実施例と同様にしてオア機
能、アンド機能が達成され得る。
なお、以上説明した実施例の発光素子アレイは、第4
図に示す発光素子アレイの構成を応用した場合を示して
いる。しかし、本発明はこの構成だけに限られず、他の
従来例についても同様に成立する。
例えば、第5図では発光サイリスタT(−2)〜T
(2)のゲート(G-2〜G2)の部分にコンデンサC1
2を設けるか、あるいはダイオードD′と抵抗RP1
P2とを設ければよい。また、第6図ではトランジスタ
r1(-2)〜Tr1(2)のベースの部分にコンデンサC1、C
2を設けるか、あるいはダイオードD′と抵抗RP1、R
P2とを設ければよい。さらに、第7図では発光サイリス
タT(−1)〜T(2)のゲート(G-1〜G2)の部分
に、第8図では開放状態になっている発光サイリスタT
(−2)〜T(2)のゲート(G-2〜G2)の部分にそ
れぞれコンデンサC1、C2を設けるか、あるいはダイオ
ードD′と抵抗RP1、RP2とを設ければよい。
〔発明の効果〕
本発明は、以上説明したように構成されているので、
以下に記載されるような効果を奏する。
即ち、外部端子から制御可能な電流を流す(光感度制
御パルスを供給する)ことにより、光感度を大きく向上
させることを可能ならしめた発光素子アレイを提供する
ことができる。従って、発光する側の装置は大きな電力
を必要とせず、システムとして低消費電力を達成でき
る。
また、発光素子の光感度を個別に制御することによ
り、光情報のオア機能、アンド機能を実現できる発光素
子アレイを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1の実施例を示す等価回路図、第2
図は第1の実施例の動作を説明するための図、第3図は
本発明の第2の実施例を示す等価回路図、第4図は第1
の従来例を示す等価回路図、第5図は第2の従来例を示
す等価回路図、第6図は第3の従来例を示す等価回路
図、第7図は第4の従来例を示す等価回路図、第8図は
第5の従来例を示す等価回路図である。 なお図面に用いた符号において、 T(−2)〜T(5)……発光サイリスタ(発光素子) G2〜G5……ゲート(第1の制御電極) A1〜A5……アノード(第2の制御電極) RI……結合用抵抗(第1の電気抵抗) D0〜D5……ダイオード(一方向性を有する電気素子) φ1、φ2……転送クロック φP……光感度制御パルス 14……外部端子 C1、C2……コンデンサ D′……ダイオード RP1、RP2……抵抗(第2の電気抵抗) である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H01L 33/00 B41J 3/21

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】発光動作のためのしきい電圧を制御するた
    めの第1の制御電極をそれぞれ有する複数の発光素子が
    配列されており、各々の前記発光素子の前記第1の制御
    電極が近傍に位置する少なくとも1つの前記発光素子の
    前記第1の制御電極に、直接、あるいは第1の電気抵抗
    や電気的に一方向性を有する電気素子を介して接続さ
    れ、各々の前記発光素子に発光を制御するための第2の
    制御電極が設けられており、これらの第2の制御電極の
    各々に外部から電圧もしくは電流を供給する複数の供給
    ラインが接続されている発光素子アレイ または、発光動作のためのしきい電圧を制御するための
    第1の制御電極をそれぞれ有し発光を開始するためのし
    きい電圧が入射する光強度によって変化する複数の発光
    素子が配列されており、各々の前記発光素子の発光が近
    傍に位置する少なくとも1つの前記発光素子に入射する
    ように構成されており、各々の前記発光素子に発光を制
    御するための第2の制御電極が設けられており、これら
    の第2の制御電極の各々に外部から電圧もしくは電流を
    供給する複数の供給ラインが接続されている発光素子ア
    レイであって 前記発光素子に対して外部から照射される光情報に応じ
    て前記第1の制御電極に外部端子から制御可能な電流を
    流すための手段を備えることを特徴とする発光素子アレ
    イ。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の発光素子アレイにおい
    て、前記外部端子から制御可能な電流を流すための手段
    は、各々の前記発光素子の前記第1の制御電極と前記外
    部端子とを接続するコンデンサを備えることを特徴とす
    る発光素子アレイ。
  3. 【請求項3】請求項2に記載の発光素子アレイにおい
    て、前記コンデンサは、各々の前記発光素子に応じて異
    なる静電容量値に設定されることを特徴とする発光素子
    アレイ。
  4. 【請求項4】請求項1に記載の発光素子アレイにおい
    て、 前記外部端子から制御可能な電流を流すための手段は、
    各々の前記発光素子の前記第1の制御電極と前記外部端
    子とを接続するダイオードと第2の電気抵抗とを備える
    ことを特徴とする発光素子アレイ。
  5. 【請求項5】請求項4に記載の発光素子アレイにおい
    て、 前記第2の電気抵抗は、各々の前記発光素子に応じて異
    なる抵抗値に設定されることを特徴とする発光素子アレ
    イ。
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