JP2907133B2 - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置の製造方法

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JP2907133B2
JP2907133B2 JP8197527A JP19752796A JP2907133B2 JP 2907133 B2 JP2907133 B2 JP 2907133B2 JP 8197527 A JP8197527 A JP 8197527A JP 19752796 A JP19752796 A JP 19752796A JP 2907133 B2 JP2907133 B2 JP 2907133B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は半導体装置の製造方
法に関し、特に半導体基板の表面上に垂直方向に細長い
断面形状の半導体層を形成する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、半導体技術の進展に伴い半導体装
置の設計寸法は微細化してきており、下層の半導体層や
配線に対してコンタクトを目合わせす際の目合わせ余裕
(マージン)がほとんど確保できない状況になりつつあ
る。したがって、微細な半導体装置で、下層の半導体層
や配線に対してセルフアラインでコンタクトが形成可能
な製造プロセスが用いられる。このようなセルフアライ
ンコンタクトを形成する方法として、従来では図5に示
す方法が用いられている。この方法では、先ず、図8
(a)のように、素子分離のフィールド酸化膜32を有
するシリコン基板31上にゲート酸化膜33、多結晶シ
リコン膜34、シリコン窒化膜35をこの順に堆積した
後、ゲート電極の加工を行い、ゲート電極34上にシリ
コン窒化膜35が形成された状態とする。次に、図8
(b)のように、全面にシリコン窒化膜36を形成し、
そのエッチバックを行い、ゲート電極34の側面にシリ
コン窒化膜36の側壁を形成する。
【0003】その後、図8(c)のように、シリコン酸
化膜からなる層間絶縁膜37を形成し、平坦化を行った
後、レジストを用いてコンタクトマクス38を形成す
る。そして、このコンタクトマスク38を用いて層間絶
縁膜37のコンタクトエッチングを行う。このコンタク
トエッチングはシリコン窒化膜35,36に対して十分
選択比のある条件で行うことにより、シリコン窒化膜3
5,36は殆どエッチングされないので、図8(d)の
ように、コンタクトマスク38の形成時に多少の目合わ
せずれがあっても、ゲート電極34が露出されることな
くセルフアラインでコンタクトホール39が開孔でき
る。
【0004】しかしながら、この従来方法では、コンタ
クトホール39を開孔するための層間絶縁膜37のエッ
チング時にシリコン窒化膜35,36とのエッチング選
択比が十分ある条件でエッチングを行っても、どうして
もゲート電極34上に形成したシリコン窒化膜35の角
の部分でのエッチングレートが速いため、この角の部分
でゲート電極34が露出されるおそれがある。このゲー
ト電極34が露出しないようにするためにはゲート電極
34上のシリコン窒化膜35の膜厚を厚くしなければな
らず、その結果、層間絶縁膜37の膜厚が厚くなり、後
工程で形成するコンタクトホール39のアスペクト比を
増大させる原因となっていた。また、コンタクトホール
39の露光時の目合わせずれが大きくなると、コンタク
トホールの寸法が小さくなってしまい、コンタクト抵抗
の増大を招くことになる。
【0005】このようなことから、選択エピタキシャル
成長技術を利用したコンタクトを形成する技術が提案さ
れている。例えば、特開平3−49259号公報には、
MOSトランジスタのソース・ドレイン領域にシリコン
層を選択成長させることで、このシリコン層をコンタク
トとして形成する技術が記載されている。したがって、
この技術を図8に示したようなコンタクトに適用すれ
ば、層間絶縁膜を形成する前工程でソース・ドレイン領
域にシリコン層を成長させ、その後に層間絶縁膜を成長
すれば、層間絶縁膜にコンタクトホールをエッチングす
ることなくコンタクトが形成されることになる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、一般に
用いられている選択エピタキシャル成長法によるシリコ
ン層の成長技術では、シリコンは等方的に成長すること
が知られている。このため、前記したコンタクトとして
のシリコン層が等方的に成長されると、シリコン基板と
垂直方向に成長するのに伴ってフィールド酸化膜上を平
面方向にも成長されることになり、その結果隣接して成
長されるシリコン層同士が互いに接触されて電気的に短
絡してしまうことになる。このため、微細な半導体装置
に前記した選択エピタキシャル成長法によるシリコン層
のコンタクトを形成することは実質的には困難な状況に
ある。因みに、0.3μmの膜厚のシリコン層でコンタ
クトを形成しようとした場合、平面方向にも0.3μm
の幅で成長が行われるため、素子分離幅が0.6μm以
下であるとフィールド酸化膜の上で隣接するシリコン層
が互いに電気的に短絡してしまうことになる。
【0007】本発明の目的は、このようなシリコン基板
の平面方向に対して垂直方向に成長速度が速く、垂直方
向に長いエピタキシャルシリコン層からなる半導体層を
形成し、これをコンタクトに利用することで微細な半導
体装置の製造を可能にした半導体装置の製造方法を提供
することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の製造方法は、半
導体基板の主面に形成された一導電型半導体領域上に、
基板面に対して平行な方向に比較して垂直な方向の成長
速度が大きい条件で基板材料と同一の半導体材料からな
る半導体層を選択的にエピタキシャル成長する工程を
んでおり、この選択エピタキシャル成長は、Si26
ガス用いて単結晶シリコン基板の表面に成長を行う選
択エピタキシャル成長であり、Si26 ガスの流量を
1cc/分、シリコン基板温度を700℃に設定する。
【0009】本発明の製造方法としては、例えば、半導
体基板の主面上にゲート酸化膜とゲート電極を形成する
工程と、前記ゲート電極を用いた自己整合法により前記
半導体基板の主面に不純物を導入してソース・ドレイン
領域を形成する工程と、前記ソース・ドレイン領域に対
するコンタクト領域以外の前記半導体基板の主面を絶縁
膜で被覆する工程と、前記ソース・ドレイン領域に露呈
される前記半導体基板の主面にシリコンを選択エピタキ
シャル成長して半導体層を形成する工程と、この半導体
層を層間絶縁膜で被覆し、かつ前記半導体層の上端部に
おいて上層の配線層を形成する工程とを含んでMOSト
ランジスタを形成する。
【0010】また、本発明の他の製造方法としては、半
導体基板の主面上に絶縁膜を介してゲート電極を形成す
る工程と、前記ゲート電極の側面にゲート酸化膜を形成
する工程と、前記ゲート電極及びゲート酸化膜に隣接す
る領域の前記半導体基板の主面に一導電型の不純物を導
入して不純物層を形成する工程と、この不純物層の主面
上に選択エピタキシャル成長法により半導体層を形成す
る工程と、この半導体層に高さ方向に順次反対導電型の
不純物と一導電型の不純物を導入して反対導電型の不純
物層と一導電型の不純物層をそれぞれ形成する工程を含
み、前記一導電型の不純物をソース・ドレイン領域
として形成して縦型MOSトランジスタを形成する。
【0011】さらに、本発明の他の製造方法としては、
半導体基板を複数の領域に区画し、一部の選択された領
域には選択エピタキシャル成長による半導体層を形成す
る工程を含み、他の領域には選択エピタキシャル成長に
よる半導体層を形成する工程を含まないことを特徴とす
る。例えば、DRAMを構成するための半導体基板にメ
モリセル部と周辺回路部が構成され、メモリセル部の形
成工程にはコンタクト層として選択エピタキシャル成長
による半導体層が含まれ、周辺回路部の形成工程には当
該半導体層の形成工程が含まれない方法とする。
【0012】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施形態を図面を
参照して説明する。図1は本発明をDRAM(ダイナミ
ックRAM)のメモリセルを構成するMOSトランジス
タのソース・ドレインの各コンタクトに適用した第1の
実施形態をその工程順に示す断面図である。まず、図1
(a)のように、素子分離用のフィールド酸化膜2を形
成したシリコン基板1の素子領域にゲート酸化膜3を形
成し、その上に多結晶シリコン4を成長し、その上面に
シリコン酸化膜5を堆積あるいは成長した上で、これを
選択エッチングし、ゲート電極4を形成する。そして、
このゲート電極4を利用した自己整合法によりシリコン
基板1に不純物をイオン注入し、ソース・ドレインの各
不純物領域6を形成する。
【0013】しかる上で、全面にCVD法等によりシリ
コン酸化膜7を被着し、その上でこれを異方性エッチン
グすることにより、ゲート電極4の側面と上面が前記各
シリコン酸化膜7,4によって被覆され、その一方でゲ
ート電極4の両側の領域でシリコン基板1の表面が露呈
された構造が形成される。そして、Si26 ガスとP
3 ガスを用いた選択エピタキシャル成長を行うと、図
1(b)のように、シリコン基板1の露呈面、すなわち
前記ソース・ドレイン不純物領域6上にエピタキシャル
シリコン層8が成長される。
【0014】このとき、Si26 ガスの流量を1cc
/分、シリコン基板温度を700℃に設定すると、選択
エピタキシャル成長されるシリコン層8は、シリコン基
板1の表面に対して垂直な方向の成長速度が、平面方向
の成長速度に比較して10:1の速度となる。また、こ
のときリンを雰囲気中に供給することで、成長されるシ
リコン層8はリンを含有した導電性の有るシリコン層と
して形成される。リンのドーズ量は7×1019cm-3
した。したがって、形成されるシリコン層8は、シリコ
ン基板1の露呈面を底面として垂直方向に細長いシリコ
ン柱として形成され、隣接するシリコン柱が互いに接触
されることは生じない。
【0015】その後、図1(c)のように、CVD法に
よりシリコン酸化膜9を堆積し、その上でこのシリコン
酸化膜9の所定領域に前記エピタキシャルシリコン層8
に接続されるビットコンタクト10を形成し、そして、
必要な領域にビット線としての上層配線11をパターン
形成する。更に、その上に図1(d)のように、第2の
層間絶縁膜12を形成する。さらに、この第2の層間絶
縁膜12に対して従来と同様のコンタクトホール製造技
術を適用し、容量コンタクト13を形成し、その上に容
量電極14を形成する。以降の工程は省略するが、これ
により微細なメモリセルを有するDRAMが形成可能と
なる。
【0016】ここで、図2(a)に示すように、前記エ
ピタキシャルシリコン層8をゲート電極4の高さよりも
さらに高い位置まで成長させ、層間絶縁膜としてのシリ
コン酸化膜9を形成した後にその表面を機械化学研磨し
て平坦化することで、図2(b)のように、エピタキシ
ャルシリコン層8の上端部を層間絶縁膜9上に露呈さ
せ、これによりシリコン柱をコンタクトとするコンタク
トホールを形成してもよい。このようにすれば、前記し
た実施形態におけるビットコンタクト10を形成する必
要がなく、構造の簡易化が達成できるとともに、工程数
が削減できる。
【0017】本発明の第2の実施形態は、本発明の半導
体層の製造方法を縦型MOSに適用した例である。先
ず、図3(a)のように、シリコン基板21に素子分離
用のフィールド酸化膜22を形成した後、シリコン酸化
膜23と多結晶シリコン24を形成し、これを所要のパ
ターンに形成しゲート電極24を形成する。そして、図
3(b)のように、熱酸化法によりゲート電極24の表
面に薄い酸化膜を成長し、特に側面の酸化膜をゲート酸
化膜25として形成する。次いで、図3(c)のよう
に、全面にシリコン酸化膜からなる層間絶縁膜26を成
長し、前記ゲート電極24の一側に沿う領域のみをエッ
チング除去し、この領域に前記シリコン基板21の表面
を露呈させる。そして、この露呈されたシリコン基板2
1の領域に不純物を導入し、例えばN型不純物層27を
形成する。
【0018】しかる上で、Si26 ガスとPH3 ガス
を用いた選択エピタキシャル成長を行うと、図3(d)
のように、シリコン基板21の露呈面、すなわち前記N
型不純物層27の表面上にエピタキシャルシリコン層2
8が成長される。このとき、Si26 ガスの流量を1
cc/分、シリコン基板温度を700℃に設定すると、
選択エピタキシャル成長されるシリコン層28は、シリ
コン基板21の表面に対して垂直な方向の成長速度が、
平面方向の成長速度に比較して10:1の速度となる。
そして、このエピタキシャル成長の進行に伴ない、最初
にP型不純物を、次いでN型不純物をエピタキシャル成
長層に導入することで、前記ゲート電極24の高さ寸法
に略等しい領域にP型不純物層29を形成し、その上に
N型不純物層30を積層状態に形成することができる。
【0019】さらに、図示は省略するが全面に第2の層
間絶縁膜を形成し、常法によって前記上側のN型不純物
層に電気接続されるコンタクトを形成し、また、前記P
型不純物層に対しては、図面と垂直方向の図には示され
ない箇所において他の配線層に電気接続する。これによ
り、前記ゲート電極24及びゲート酸化膜25と、前記
シリコン基板21のN型不純物層27と、エピタキシャ
ルシリコン層28のN型不純物層30をそれぞれソース
・ドレイン領域とする縦型MOSトランジスタを形成す
ることができる。したがって、ソース・ドレイン領域を
微細な面積領域に形成することができ、微細なMOSト
ランジスタの製造が実現でき、半導体装置の高集積化が
可能となる。
【0020】なお、図4(a)に示すように、ゲート電
極24の両側の領域においてシリコン基板21の表面を
露呈させ、かつ各露呈面にエピタキシャル成長を行って
エピタキシャルシリコン層28を成長し、このエピタキ
シャルシリコン層28に設けた不純物層30をシリコン
基板21に設けた不純物層27と共にそれぞれをソース
・ドレイン領域として構成することで、図4(b)に示
すように、ゲート電極とドレイン電極が共通接続された
一対のMOSトランジスタQ1,Q2を微細構造に形成
することができる。
【0021】本発明の第3の実施形態は、本発明を半導
体記憶装置に適用した例である。現在の製品としてのD
RAMでは、ほとんどCMOS(相補型MOS)で構成
されており、周辺回路部はNMOSおよびPMOSの各
トランジスタが用いられている。したがって、周辺回路
部を含めた回路全体に前記第1の実施形態のような選択
異方性エピタキシャル成長でコンタクト層を形成する
と、例えばNMOSのコンタクト層にはリン等のn型不
純物を、PMOSのコンタクト層にはボロン等のp型不
純物をそれぞれ拡散する必要があり、工程数が増大され
てしまう。したがって、周辺回路部には選択異方性エピ
タキシャル成長を行なわないことが考えられる。
【0022】図5〜図7は本発明の第3の実施形態を製
造工程順に示す断面図である。なお、各図において、左
側はメモリセル部Aを、右側は周辺回路部Bをそれぞれ
示しており、周辺回路部BはさらにPMOS部BpとN
MOS部Bnとして構成されている。先ず、図5(a)
のように、メモリセル部Aと周辺回路部Bのいずれも、
シリコン基板41に素子分離のフィールド酸化膜42を
形成し、かつゲート酸化を行ってゲート酸化膜43を形
成する。その上にゲート電極材料44とシリコン窒化膜
45を順次堆積する。なお、このシリコン窒化膜45は
シリコン酸化膜であってもよい。次いで、図5(b)の
ように、前記シリコン窒化膜45とゲート電極材料44
の加工を行い、上面にシリコン窒化膜45が残されたゲ
ート電極44を形成する。
【0023】次いで、図5(c)のように、全面にシリ
コン窒化膜46を成長した後、フォトリソグラフィ技術
によりメモリセル部Aと周辺回路部BのPMOS部Bp
を図外のレジストでマスクし、周辺回路部のNMOS部
Bnにのみn- 型ソース・ドレイン領域47を形成す
る。次いで、図5(d)のように、フォトリソグラフィ
技術により周辺回路部Bをレジスト48で覆いメモリセ
ル部Aに対してのみリンやヒ素等のn型不純物を注入
し、メモリセル部Aにn型ソース・ドレイン領域49を
形成する。さらに、このレジスト48が存在する状態で
前記シリコン窒化膜46をエッチングバックし、メモリ
セル部Aのゲート電極44の側壁にのみ前記シリコン窒
化膜46を残存させる。なお、前記n型ソース・ドレイ
ン領域49の形成とエッチングバックとの形成順序は逆
であってもよい。
【0024】次に、図6(a)のように、Si2 6
スとPH3 ガスを用いてシリコンの選択エピタキシャル
成長を行い、リンがドープされたシリコン層50を成長
させる。このとき、周辺回路部Bでは前記レジスト48
により覆われているため、このシリコン層50が成長さ
れることはない。なお、このエピタキシャル成長の条件
は第1の実施形態と同じでよい。しかる後、前記レジス
ト48を除去し、図6(b)のように、全面にシリコン
酸化膜51を堆積し、かつエッチングバックすること
で、周辺回路部Bのゲート電極44の側壁にシリコン酸
化膜51からなるサイドウォールが形成される。そし
て、フォトリソグラフィ技術により図外のレジストをマ
スクにして周辺回路部BのNMOS部Bnに対してのみ
ヒ素等のn型不純物を注入し、n+ 型ソース・ドレイン
領域52を形成する。また、同様のフォトリソグラフィ
技術により周辺回路部BのPMOS部Bpに対してのみ
ボロン等のp型不純物を注入し、p+ 型ソース・ドレイ
ン領域53を形成する。
【0025】次いで、図6(c)のように、メモリセル
部Aと周辺回路部Bの全面にシリコン酸化膜54を堆積
し、ビットコンタクト55を開孔し、かつこのビットコ
ンタクト55を利用して選択された前記シリコン層50
に接続されるビット線56を形成する。さらに、図7
(a)のように、シリコン酸化膜57を全面に堆積し、
容量コンタクト58を開孔した後、容量電極59を形成
し、さらに図7(b)のように容量絶縁膜60を全面に
形成した後、容量上部電極61を形成し、メモリセル部
Aが形成される。さらに、図7(c)のように、全面に
シリコン酸化膜62を形成し、平坦化を行った後にコン
タクトを開孔し、チタン、窒化チタン、アルミニウム等
の導電膜をスパッタ形成し、パターニングすることで金
属配線63を形成する。
【0026】このように第3の実施形態では、メモリセ
ル部にのみシリコンの選択異方性エピタキシャル成長を
行うことで、形成されたコンタクト層に対して不純物を
導入する場合にもメモリセル部に対して、しかもn型不
純物のみを導入すればよいため、周辺回路部を含めた全
ての領域にそれぞれ不純物を導入する場合に比較して工
程数を削減することが可能となる。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、基板面に
対して平行な方向に比較して垂直な方向の成長速度が大
きい条件で半導体層を選択的にエピタキシャル成長する
工程を含み、その選択エピタキシャル成長は、Si 2
6 ガスを用いて単結晶シリコン基板の表面に成長を行う
選択エピタキシャル成長であり、Si 2 6 ガスの流量
を1cc/分、シリコン基板温度を700℃に設定して
いるので、半導体基板の微細な面積上に垂直方向に細長
い断面形状の半導体層を形成することができ、隣接する
半導体層との電気的な短絡が生じることなく、コンタク
トの形成が可能となり、或いはソース・ドレイン等の半
導体層の形成が可能となり、微細でかつ高集積な半導体
装置を実現することができる効果がある。
【0028】また、半導体基板上の選択された領域に対
してのみ選択的にエピタキシャル成長を行って垂直方向
に細長い断面形状の半導体層を形成することにより、微
細化がそれほど要求されない回路部においてはこのよう
な半導体層に対する不純物の導入等の工程が不要とな
り、半導体基板の全面に半導体層を形成する場合に比較
して、その分製造工程を削減することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態の製造方法を工程順に
示す断面図である。
【図2】第1の実施形態の変形例の工程一部を示す断面
図である。
【図3】本発明の第2の実施形態の製造方法を工程順に
示す断面図である。
【図4】第2の実施形態の変形例とその等価回路図であ
る。
【図5】第3の実施形態の製造方法を工程順に示す断面
図のその1である。
【図6】第3の実施形態の製造方法を工程順に示す断面
図のその2である。
【図7】第3の実施形態の製造方法を工程順に示す断面
図のその3である。
【図8】従来の製造方法を工程順に示す断面図である。
【符号の説明】
1 シリコン基板 2 フィールド酸化膜 3 ゲート酸化膜 4 ゲート電極 5,7 シリコン酸化膜 6 不純物領域 8 シリコン層(選択エピタキシャル成長層) 9 層間絶縁膜 11 ビット線 12 第2の層間絶縁膜 13 容量コンタクト 14 容量電極 21 シリコン基板 24 ゲート電極 25 ゲート酸化膜 26 層間絶縁膜 27 N型不純物領域 28 エピタキシャルシリコン層 30 N型不純物領域 41 シリコン基板 44 ゲート電極 46 シリコン窒化膜(側壁) 47 n- 型ソース・ドレイン領域 49 n型ソース・ドレイン領域 50 シリコン層(選択エピタキシャル成長層) 52 n+ 型ソース・ドレイン領域 53 p+ 型ソース・ドレイン領域 56 ビット線 59 容量電極 60 容量絶縁膜 61 容量上部電極 63 金属配線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H01L 27/108 H01L 27/10 681F 681D (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H01L 21/20 H01L 21/205

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体基板に、基板面に対して平行な
    方向に比較して垂直な方向の成長速度が大きい条件で基
    板材料と同一の半導体材料からなる半導体層を選択的に
    エピタキシャル成長する工程を含み、前記選択エピタキ
    シャル成長は、Si 2 6 ガスを用いて単結晶シリコン
    基板の表面に成長を行う選択エピタキシャル成長であ
    り、前記Si 2 6 ガスの流量を1cc/分、シリコン
    基板温度を700℃に設定したことを特徴とする半導体
    装置の製造方法。
  2. 【請求項2】 前記選択エピタキシャル成長は、前記S
    2 6 ガスにPH 3 ガスを混合したガス雰囲気で行う
    請求項1に記載の半導体装置の製造方法。
  3. 【請求項3】 前記半導体基板の主面上にゲート酸化膜
    とゲート電極を形成する工程と、前記ゲート電極を用い
    た自己整合法により前記半導体基板の主面に不純物を導
    入してソース・ドレイン領域を形成する工程と、前記ソ
    ース・ドレイン領域に対するコンタクト領域以外の前記
    半導体基板の主面を絶縁膜で被覆する工程と、前記ソー
    ス・ドレイン領域に露呈される前記半導体基板の主面に
    シリコンを選択エピタキシャル成長して半導体層を形成
    する工程と、前記半導体層を層間絶縁膜で被覆し、かつ
    前記半導体層の上端部において上層の配線層を形成する
    工程とを含むことを特徴とする請求項1に記載の半導体
    装置の製造方法。
  4. 【請求項4】 前記半導体基板の主面上に絶縁膜を介し
    てゲート電極を形成する工程と、前記ゲート電極の側面
    にゲート酸化膜を形成する工程と、前記ゲート電極及び
    ゲート酸化膜に隣接する領域の前記半導体基板の主面に
    一導電型の不純物を導入して一導電型の不純物層を形成
    する工程と、前記一導電型の不純物層の主面上に選択エ
    ピタキシャル成長法により半導体層を形成する工程と、
    前記半導体層に高さ方向に順次反対導電型の不純物と一
    導電型の不純物を導入して反対導電型の不純物層と一導
    電型の不純物層をそれぞれ形成する工程とを含み、前記
    一導電型の不純物をソース・ドレイン領域として形
    することを特徴とする請求項1に記載の半導体装置の
    製造方法。
  5. 【請求項5】 前記半導体基板を複数の領域に区画し、
    一部の選択された領域には選択エピタキシャル成長によ
    る半導体層を形成する工程を含み、他の領域には選択エ
    ピタキシャル成長による半導体層を形成する工程を含ま
    ない請求項1ないし4のいずれかに記載の半導体装置の
    製造方法。
  6. 【請求項6】 前記半導体基板にメモリセル部と周辺回
    路部が構成され、メモリセル部の形成工程にはコンタク
    ト層として選択エピタキシャル成長による半導体層が含
    まれ、周辺回路部の形成工程には当該半導体層の形成工
    程が含まれない請求項5に記載の半導体装置の製造方
    法。
  7. 【請求項7】 前記周辺回路部の形成に際しては、NM
    OSトランジスタとPMOSトランジスタの各トランジ
    スタの形成工程が含まれる請求項6に記載の半導体装置
    の製造方法。
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