JP2907107B2 - クリップタイプ組立ケース - Google Patents

クリップタイプ組立ケース

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JP2907107B2
JP2907107B2 JP8906996A JP8906996A JP2907107B2 JP 2907107 B2 JP2907107 B2 JP 2907107B2 JP 8906996 A JP8906996 A JP 8906996A JP 8906996 A JP8906996 A JP 8906996A JP 2907107 B2 JP2907107 B2 JP 2907107B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する利用分野】この発明は、クリップを利用
して接着剤または綴り針等を使用せずに手作業で組み立
てるケースに関する。
【0002】
【従来の技術】周知のように、板紙、段ボール等の材料
とする箱を組み立てる場合は、通例、相隣合う側壁を接
着剤や綴り針等で固着して連結状態にしている。そのた
め、側壁隣接部分に糊しろまたは綴りしろとよばれるフ
ラップを一体に形成しておき、該フラップに接着剤を塗
布したりステープラーにより綴じ針を打ち込んでフラッ
プ相互を合体させている。箱を解体する場合は、接着部
分または綴じた部分を剥がしまたは針を取り外すことに
より解体する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の箱は、接着剤の
塗布、綴り針の打ち込みを要するので箱の組み立て作業
は迅速になしえない。解体に際しては、フラップの合体
部を剥がしあるいは切り離すため箱が破損されるので、
再使用できない。
【0004】また箱は、予め製函されてユーザーに供給
されるほか、フラットなブランク状態のままでユーザー
に供給され、ユーザーがこれを製函して使用するという
供給状態がとられることがある。この場合、いわゆる小
口のユーザーは、製函機械を使わずに、手作業で箱を組
み立てることが多いものである。手作業での組立作業で
は、かなりの人員を投入しないと一定時間内に多くの箱
を製函できない。
【0005】そこで本発明、上記のような状況で使用す
るに適するとともに、従来の問題点を解決できるクリッ
プを利用して接着剤または綴り針等を使用せずに手作業
で組み立てることのできるクリップタイプ組立ケースを
提案することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、1枚の紙製ブ
ランクを折り曲げて、底部及び4側壁を形成するように
した箱本体と、箱本体の相隣り合う側壁を直立状態に連
結するためのクリップとから成る組立ケースであって、
前記箱本体の左右側壁及び前後側壁の延長部に形成した
フラップに、クリップ取付用切り欠き及び孔を設け、一
方、前記クリップは全体が弾性を有するほぼU型状に形
成されていると共に、両端部が互いに近づくように形成
した一対の挟持脚を有し、かつ一方の挟持脚の端部には
他方の脚の端部の直ぐ上に向ってほぼ直角に屈曲して突
出し突出し、かつ箱組立時に重合させた側壁とフラップ
とを貫通する長さを持った固定用突部を設けて成り、
組立時、前記クリップの一対の挟持脚で前記箱本体の側
壁と内側に重ねた前記フラップとを挟み、かつクリップ
取り付け用切り欠きの直下に設けた孔に前記クリップの
固定用突部を挿入することを特徴とする。なお前記クリ
ップは、剛性とばね弾性を有する材料であればよく、金
属、合板、繊維板等からも形成することができるが、使
用時のコストがやすいことから合成樹脂が適当である。
【0007】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施の一例を図面を
参照して具体的に説明する。図1は本発明を適用した紙
製箱本体のブランクを示す平面図であり、段ボールを使
用して形成されている。
【0008】図1において、符号1は矩形状をした底
板、2、2及び3、3は前記底板の4周縁に延長して形
成した左右及び前後の各側壁である。前後側壁3、3の
左右両端縁には、隣合う側壁を直立状態に連結するた
め、左右の側壁の内側に重ね合わせる折込フラップ5、
5を延設する。なお、直立させた側壁2の内側に折込フ
ラップ5を重合させたとき、この折込フラップ5、5と
前記左右側壁2、2の相対応する位置には、それぞれク
リップ取付用切り欠き6または7及び孔8または9を設
ける。
【0009】本実施例に示すように切り欠き6とは、
側壁2またはフラップ5の縁側に形成されていて、孔8
と9は、前記切り欠き6または7の直下に設けて、この
両者により後記するクリップを定位置に固定する。なお
符号10で示すものは、側壁2に形成した孔である。こ
の孔に対応してフラップ側に切り欠き11が形成されて
いる。
【0010】符号12は、後の側壁3の一側に形成した
天蓋であり、底板1と対応している。また符号13は、
前の側壁3の一側に形成した縁フラップを示している。
【0011】図2は、箱の相隣り合う側壁を直立状態に
連結するためのクリップ20の斜視図である。該クリッ
プは合成樹脂より成形されているもので、全体が弾性を
有するほぼU型状に形成されていると共に、両端部が互
いに近づくように形成した一対の挟持脚21,21を有
し、かつ一方の挟持脚の端部には他方の脚の端部の直ぐ
上に向ってほぼ直角に突出し、かつ箱組立時に、図3に
示すように重合させた側壁2とフラップ5とを貫通する
長さを持った固定用突部22を設けている。
【0012】上記のクリップ20を使用して図1のブラ
ンクから本発明の箱を組み立てる手順を、以下説明す
る。図3(A)に示したように、隣合う側壁を直立状態
に連結するため、まず側壁2と3を立ち上げる。次に、
直立させた側壁2の内側に折込フラップ5を折り込み重
ね合せる。この折込フラップ5、5と前記左右側壁3、
3の相対応する位置には、それぞれクリップ取付用切り
欠き6または7及び孔8または9が形成されているの
で、その切り欠き6または7及び孔8に対して図3
(B)に示したように、クリップ20を取り付ける。す
なわち、挟持脚21、21で側壁2とフラップ5とを挟
み、かつ前記切り欠き6または7にクリップ上部を係止
させる。また前記固定用突部22を側壁とフラップの孔
8または9に挿入して、隣り合う側壁2と3を直立状態
に連結する。
【0013】以上のようにして、クリップで箱の4側壁
を直立させて固定すると箱本体の組立が終了する。取り
付けたクリップは、切り欠き溝6または7及び孔8また
は9内に係止され、かつ固定用突部22が孔8または9
に挿入されるので、上方向への引っ張りや箱の上下振動
などで動いたり外れたりすることはなく、また箱内スペ
ースをとることもない。したがって、箱内に商品を詰め
るとき、また開口部を天蓋12で閉鎖する際にもクリッ
プが邪魔になることがない。
【0014】箱を解体する場合は、クリップの前記固定
用突部22を孔8または9から抜き、挟持脚21を上方
に移動して、側壁2と折込フラップ5からクリップ20
を取り外すことにより解体する。このようにすれば、フ
ラットなブランク状態に戻るので、この状態で再使用す
るときまで保管する。ちなみに取り外したクリップ20
は、再度使用するときまで、側壁2に形成した孔10の
縁に仮留めしておき散逸を防ぐ。
【0015】
【発明の効果】以上のとおり本発明によると、製函に際
し、接着剤の塗布または綴り針等の打ち込みを要せず、
取り外し自在のクリップ20で直立させた側壁とその内
側に重ねたフラップを挟持するのみの手作業により製函
できるので組立能率を向上できる。また取り付けたクリ
ップは、切り欠き6または7及び孔8または9内に係止
されるのでみだりに外れることがなく、スペースをとる
こともないので、箱内に商品を詰めるとき、また開口部
を天蓋12で閉鎖する際にも邪魔にならない。また解体
に際しても、クリップの取りはずすだけで、箱を破損さ
せることもなく、さらにフラットなブランク状態に戻る
ので保管も容易である。さらにまた箱、クリップはいず
れも構成簡単であるので、安価に提供できる効果を有す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用される紙箱の展開図である。
【図2】本発明で使用するクリップの一例を示す斜視図
である。
【図3】(A)は、クリップの取付前の箱の組立説明図
であり、(B)はクリップの取付後の状態を示す箱の組
立説明図である。
【符号の説明】
1 底板 2、3 側壁 5 折込フラップ 6、7 クリップ取付用切り欠き 8、9 クリップ取付用孔 10 孔 20 クリップ 21 挟持脚 22 固定用突部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B65D 5/42 - 5/44

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1枚の紙製ブランクを折り曲げて、底部
    及び4側壁を形成するようにした箱本体と、箱本体の相
    隣り合う側壁を直立状態に連結するためのクリップとか
    ら成る組立ケースであって、前記箱本体は 左右側壁及び前後側壁の延長部に形成した
    フラップに、クリップ取付用切り欠き及び孔を設け 一方、前記クリップは全体が弾性を有するほぼU型状に
    形成されていると共に、両端部が互いに近づくように形
    成した一対の挟持脚を有し、かつ一方の挟持脚の端部に
    は他方の脚の端部の直ぐ上に向ってほぼ直角に屈曲して
    突出し、かつ箱組立時に重合させた側壁とフラップとを
    貫通する長さを持った固定用突部を設けて成り、 箱組立時、前記クリップの一対の挟持脚で前記箱本体の
    側壁と内側に重ねた前記フラップとを挟み、かつクリッ
    プ取り付け用切り欠きの直下に設けた孔に前記クリップ
    の固定用突部を挿入することを特徴とする クリップタイ
    プ組立ケース。
  2. 【請求項2】 クリップの散逸を防止する仮留孔が側壁
    に形成されている請求項1記載のケース。
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