JP3096785U - 包装箱 - Google Patents

包装箱

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JP3096785U JP2003001680U JP2003001680U JP3096785U JP 3096785 U JP3096785 U JP 3096785U JP 2003001680 U JP2003001680 U JP 2003001680U JP 2003001680 U JP2003001680 U JP 2003001680U JP 3096785 U JP3096785 U JP 3096785U
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packaging box
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slits
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俊丸 樋田
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日本ハイパック株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 一枚のシート材から略直方体の包装箱を組み
立てる際に、ステッチなどの止め具やグルアー止め(糊
付け)などを用いることなしに、係止することができ、
包装箱の組立及び解体する際の作業性を向上できる包装
箱を提供する。 【解決手段】 、蓋部を閉じる際に、第1、第2側面フ
ラップ9、10の第3、第4スリット22、23より先
端側を、第3、第4スリット18、19の前面板8側の
端部24、25から第1、第2側面フラップ9、10先
端の縁端部20、21に直交するように折り曲げ、後面
フラップ8の第1、第2スリットを18、19介し、後
面フラップ8の表側から裏側に挿通し、挿通された折り
曲げ部を平坦状に曲げ戻すことによって、第1、第2の
側面フラップ9、10と後面フラップ8とを係止し、延
いては、第1、第2の側壁5、6と後面板4とを略直方
体に係止する。そして、前面フラップ7を折り曲げて切
れ目33に挿入する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、予め定めた形状に切断された一枚のシート材から組み立てられる包 装箱に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、一枚のシート材を折り曲げて、底面板の周囲に立設した前面板、後面板 及び一対の側面板と、それぞれから延出した蓋部とからなる略直方体の包装箱が 知られている。また、この種の包装箱を組み立てる際には、ステッチなどの止め 具やグルアー(糊)などを用いて、前面板、後面板、一対の側面板、蓋部等を係 止するものがある。
【0003】 例えば、前面板、第1の側面板、後面板、第2の側面板を、夫々折り目を介し て方形状に折り曲げ、この方形状の開放端を糊付けし、前面板、第1の側面板、 後面板、第2の側面板から延出した上蓋フラップ、底蓋フラップを互いに係止す るものがある(例えば、特許文献1参照)。
【0004】
【特許文献1】 特開平2002−104379号公報(第2頁、第1−3図)
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、特許文献1によれば、包装箱を組み立てる際の糊付け作業や包 装箱を解体する際の糊付け部の剥離作業において手間がかかり、製造原価や作業 性が損なわれるという問題があった。また、糊付けに代わるステッチ止めにおい ても、包装箱を組み立てる際にステッチ止めのための専用工具を必要とするので 手間がかかり、更には、包装箱を解体するにも手間がかかり、製造原価や作業性 が損なわれるという問題があった。
【0006】 従って、本考案は前述の問題を鑑みて、一枚のシート材から略直方体の包装箱 を組み立てる際に、ステッチなどの止め具やグルアー止め(糊付け)などを用い ることなしに係止でき、包装箱の組立及び解体における作業性を向上できる包装 箱を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段及び考案の効果】
かかる目的を達成するためになされた請求項1記載の考案は、底面板の周囲に 立設した前面板、後面板及び一対の第1、第2側面板から成る略直方体の箱であ り、蓋部が、前記前面板、前記後面板及び一対の前記側面板から延出された、前 面フラップ、後面フラップ、第1、第2側面フラップによって形成され、前記後 面フラップを前記後面板の上端部が稜線となるように折り曲げてから、前記第1 、第2側面フラップを前記第1、第2側面板の各上端部が稜線となるように折り 曲げ、残る前記前面フラップを前記前面板の上端部が稜線となるように折り曲げ て、前記前面フラップ、前記後面フラップ、前記第1、第2側面フラップを係止 可能な包装箱であって、前記後面フラップは、前記第1、第2側面フラップの先 端の縁端部に沿って、該後面フラップ先端の縁端部を開口する第1、第2のスリ ットが形成され、前記第1、第2側面フラップは、前記第1、第2のスリットに 沿って、前記後面板側の縁端部を開口する第3、第4のスリットが形成され、前 記第1、第2スリットは、前記後面板側の端部が、前記第1、第2側面フラップ 先端の後面板側の端部よりも前記前面板側に位置するように形成され、前記第3 、第4スリットは、前記前面板側の端部が、前記第1、第2スリットの前記後面 板側の端部より前記前面板側に位置するように形成され、前記後面フラップ及び 前記第1、第2側面フラップは、当該第1、第2側面フラップにおける前記第3 、第4スリットより先端側が、当該第3、第4スリットの前記前面板側の端部か ら当該第1、第2側面フラップ先端の縁端部に直交するように折り曲げられ、前 記後面フラップの第1、第2スリットを介し、前記後面フラップの表側から裏側 に挿通され、互いに係止されるように構成されていることを特徴とする。
【0008】 請求項1に記載の包装箱によれば、後面フラップ及び第1、第2側面フラップ は、第1、第2側面フラップにおける第3、第4スリットより先端側が、当該第 3、第4スリットの前面板側の端部から当該第1、第2側面フラップ先端の縁端 部に直交するように折り曲げられ、前記後面フラップの第1、第2スリットを介 し、前記後面フラップの表側から裏側に挿通され、互いに係止されるように構成 されているので、蓋部を閉じる際に、第1、第2側面フラップにおける第3、第 4スリットより先端側を、第3、第4スリットの前面板側の端部から当該第1、 第2側面フラップ先端の縁端部に直交するように折り曲げ、後面フラップの第1 、第2スリットを介し、前記後面フラップの表側から裏側に挿通し、挿通された 折り曲げ部を平坦状に曲げ戻すことによって、第1、第2の側面フラップと後面 フラップとを係止でき、延いては、第1、第2の側壁と後面板とを略直方体に係 止できる。そして、ステッチなどの止め具やグルアー(糊)などの接着剤を用い ることなしに係止することができるので、包装箱の組立及び解体における作業性 を向上できる。
【0009】 次に、請求項2に記載の考案は、請求項1に記載の包装箱において、前記第1 、第2側面フラップは、前記第3、第4スリットの前記前面板側の端部から、当 該第1、第2フラップ先端の縁端部に直交する折り曲げ促進部が形成されている ことを特徴とする。
【0010】 請求項2に記載の包装箱によれば、第3、第4スリットの前記前面板側の端部 から、当該第1、第2フラップ先端の縁端部に直交する折り曲げ促進部が形成さ れているので、第1、第2側面フラップにおける第3、第4スリットより先端側 を、第3、第4スリットの前面板側の端部から当該第1、第2側面フラップ先端 の縁端部に直交するように折り曲げる際に、精度良く折り曲げることができる。
【0011】 また、請求項1又は請求項2に記載の包装箱は、請求項3に記載の考案のよう に、前記折り曲げ促進部を折れ線又はミシン目で形成すれば、第1、第2側面フ ラップの第3、第4スリットより先端側を容易に折り曲げることができる。 次に、請求項4に記載の考案は、請求項1〜請求項3の何れか記載の包装箱に おいて、前記前面フラップには、当該前面フラップの先端に突き出した挿入片が 形成されるとともに、前記後面フラップと前記後面板との連結部の近傍には、当 該挿入片が挿入される切れ目が形成されていることを特徴とする。
【0012】 請求項4に記載の包装箱によれば、前面フラップには前面フラップの先端に突 き出した挿入片が形成されるとともに、後面フラップと後面板との連結部の近傍 には挿入片が挿入される切れ目が形成されているので、蓋部を閉じる際に、第1 、第2側面フラップと後面フラップとを折り曲げた後に、前面フラップを折り曲 げて挿入片を切れ目に挿入し、後面フラップ、第1、第2側面フラップ、前面フ ラップを互いに係止できる。延いては、後面板、第1、第2側面板、前面板等を 略直方体に係止できる。
【0013】 また、請求項1〜請求項4の何れか記載の包装箱は、請求項5に記載の考案の ように、前記前面板と後面板は、前記底板の相対向する両底縁部に折り目を介し て延出され、前記第1、第2側面板は、前記後面板側の側縁が該後面板の側縁部 に折り目を介して延出され、且つ、前記前面板側の側縁部には、前記前面板に沿 って折り曲げられる第3側面フラップ、第4側面フラップが折り目を介して延出 されるように形成すれば、前面板、後面板、第1、第2側面板を一枚のシート材 から折り目沿いに略直方体に折り曲げることができ、且つ、前面板が第3側面フ ラップ、第4側面フラップと重なって、隙間が少なく品位の良好な包装箱を得る ことができる。
【0014】 次に、請求項6に記載の考案は、請求項1〜請求項5の何れか記載の包装箱に おいて、前記底面板は、前記後面板及び前記前面板の夫々の底縁部に折り目を介 して連結され、前記第1、第2側面板は、前記底面板側の底縁部に折り目を介し て延出された第1、第2底面フラップを備え、当該第1、第2底面フラップを当 該底面板の内側に重なるように配設したことを特徴とする。
【0015】 請求項6に記載の包装箱によれば、後面板及び前記前面板の夫々の底縁部に連 結された底面板の内側に重なるように、第1、第2側面板から延出された第1、 第2底面フラップを配設したので、包装箱の底部が二重に構成され、耐久性を向 上できる。
【0016】 次に、請求項7に記載の考案は、請求項1〜請求項6の何れか記載の包装箱に おいて、前記第1、第2底面フラップの一方の先端には、当該他方の底面フラッ プに向かって突き出した係合片が、当該係合片の先端側の幅が基端側の幅より大 きくなるようにテーパ状に形成され、当該第1、第2底面フラップの他方には、 前記係合片が係合するように、当該係合片の外形に沿った係合孔が形成されてい ることを特徴とする。
【0017】 請求項7に記載の包装箱によれば、第1、第2底面フラップの一方の先端には 、他方の底面フラップに向かって突き出した係合片が、係合片の先端側の幅が基 端側の幅より大きくなるようにテーパ状に形成され、第1、第2底面フラップの 他方の先端には、前記係合片が係合するように、当該係合片の外形に沿った係合 孔が形成されているので、第1、第2底面フラップをそれぞれ、係合孔に係合片 を嵌合させて係止させ、耐久性を向上できる。
【0018】 次に、請求項8に記載の考案は、請求項1〜請求項7の何れか記載の包装箱に おいて、材質が段ボール紙であることを特徴とする。 請求項8に記載の包装箱によれば、材質が段ボール紙であるので、一枚のシー ト材から容易に箱状に組立ができて安価に製造できる。且つ、箱状から一枚のシ ート材への解体も容易にできる。
【0019】
【考案の実施の形態】
以下に、本考案の実施形態を、添付図面に基づいて説明する。図1は、本考案 の実施の形態における包装箱において、蓋部を閉じる前の構成を表す斜視図であ る。図2は、同実施の形態における包装箱において、後面フラップと側面フラッ プとを係止する方法を表す斜視図である。図3は、同実施の形態における包装箱 において、前面フラップを係止する方法を表す斜視図である。図4は、同実施の 形態における包装箱において、底部の構成を表す斜視図である。図5は、同実施 の形態における包装箱を一枚のシート状に展開した展開形状を表す図である。
【0020】 次に、図1〜図5を参照して包装箱1の構成について説明する。 図1に表したように、包装箱1は、底面板2と、底面板2の周囲に立設した前 面板3、後面板4及び第1、第2側面板5、6と、前面板3の上端部14から延 出された前面フラップ7、後面板3の上端部11から延出された後面フラップ8 、第1側面板5の上端部12から延出された第1側面フラップ9、第2側面板6 の上端部13から延出された第2側面フラップ10によって構成される蓋部とか ら成る略直方体の箱である。
【0021】 この包装箱1は、図5に表した一枚の段ボールシート100から組み立てられ る。図5において、前面板3と後面板4は、底板2の相対向する両底縁部に折り 目61g、61kを介して延出され、第1側面板5、第2側面板6は、後面板4 の側縁部に折り目61a、61bを介して延出されている。
【0022】 第1側面板5、第2側面板6には、第3側面フラップ42、第4側面フラッ4 3等が折り目61e、61fを介して延出され、第1底面フラップ44、第2底 面フラップ45が折り目61c、61dを介して延出されている。 また、前面板3には、前面フラップ7が折り目61mを介して延出され、後面 板4には、後面フラップ8が折り目61hを介して延出されている。
【0023】 段ボールシート100は、次の手順によって、図1に表した包装箱1の形状に 組み立てることができる。まず、第1側面板5、第2側面板6を、後面板4に対 して、折り目61a、61b沿いに、略直角に折り曲げる。次いで、第1底面フ ラップ44、第2底面フラップ45を折り目61c、61d沿いに、略直角に折 り曲げる。この際、図4に表したように、第1底面フラップ44を第2底面フラ ップ45の外面に重ねるように底縁部35、36から折り曲げ、第1底面フラッ プ44の先端部に形成された係合片46を第2底面フラップ45に形成された係 合孔47に嵌合させる。尚、係合片46は先端46a側が基端4b側より幅広に なるようにテーパ46c、46dが形成され、係合孔47は係合片46の外形に 沿って形成されている。そして、第1底面フラップ44及び第2底面フラップ4 5は、係合片46が係合孔47に嵌合されることによって、第1側面板5から第 2側面板6の方向に係止される。
【0024】 次いで、図5において、第3側面フラップ42、第4側面フラップ43を、折 り目61e、61f沿いに略直角に折り曲げ、底面板2を後面板4に対して略直 角になるように折り目61g沿いに折り曲げ、前面板3を、折り目61m沿いに 折り曲げることにより、図1に表した包装箱1が得られる。
【0025】 図1に表したように、後面フラップ8は、第1側面フラップ9、第2側面フラ ップ10の先端の縁端部15、16に沿って、後面フラップ8先端の縁端部17 を開口する第1スリット18、第2スリット19が形成され、第1側面フラップ 9、第2側面フラップ10は、第1スリット18、第2スリット19に沿って、 後面板8側の縁端部20、21を開口する第3スリット22、第4スリット23 が形成されている。
【0026】 また、第1側面フラップ9、第2側面フラップ10、後面フラップ8が第1側 面板5の上端部12、第2側面板6の上端部13、後面板4の上端部11より略 直角に内側に向けて折り曲げられた際に、第1スリット18、第2スリット19 は、後面板4側の端部24、25が、第1側面フラップ9、第2側面フラップ1 0先端の後面板8側の端部26、27よりも前面板3側に位置するように形成さ れ、第3スリット22、第4スリット23は、前面板3側の端部28、29が、 第1スリット18、第2スリット19の後面板4側の端部24、25よりも前面 板3側に位置するように形成されている。
【0027】 また、第1側面フラップ9、第2側面フラップ10は、第3スリット22、第 4スリット23の端部28、29から、第1側面フラップ9、第2側面フラップ 10先端の縁端部15、16に直交する折り曲げ促進部30、31が、折れ線又 はミシン目などで形成されている。
【0028】 そして、第1側面フラップ9、第2側面フラップ10及び後面フラップ8は、 第3スリット22、第4スリット23より先端側が、第3スリット22、第4ス リット23の端部28、29から第1側面フラップ9、第2側面フラップ10先 端の縁端部15、16に直交するように折り曲げられ、後面フラップ8の第1ス リット18、第2スリット19を介し、後面フラップ8の表側から裏側に挿通さ れ、互いに係止されるように構成されている。
【0029】 即ち、図2(a)に表したように、第1側面フラップ9、第2側面フラップ1 0先端の後面板8側の端部26、27を、折り曲げ促進部30、31沿いに、内 側に向けて折り曲げ、後面板8と連結した側縁部38、39を支点にして矢印Q 、Rの方向に回転させつつ、後面フラップ8の第1、第2スリット18、19に 挿入し、図2(b)に表したように、後面フラップ8の表側から裏側に挿通する 。また、第1側面フラップ9、第2側面フラップ10の先端を後面フラップ8の 第1、第2スリット18、19に挿入した後には、折り曲げ促進部30、31沿 いに折り曲げられた先端部を略平坦状に戻す。これによって、第1側面フラップ 9、第2側面フラップ10の先端(図中の一点鎖線で示したS1、S2の範囲) が、後面フラップ8の裏側に挿通され、第1側面フラップ9、第2側面フラップ 10及び後面フラップ8が互いに係止される。尚、包装箱の材質が段ボールで形 成されているので、第1側面フラップ9、第2側面フラップ10の折り曲げ促進 部30、31沿いに折り曲げられた先端部が、後面フラップ8の裏側で自らの弾 性で略平坦状に戻る。
【0030】 また、図1に表したように、前面フラップ7には、前面フラップ7の先端に突 き出した挿入片32が折れ目61nを介して延出し、後面フラップ8と後面板3 3との連結部には、挿入片32が挿入される切れ目33が形成されている。また 、挿入片32の基端部には、後面板8の上端部11に延出するように形成された 浮上防止片51が挿入される切れ目52と孔53が形成されている。
【0031】 そして、図3に表したように、前面フラップ7を、前面板3の上端部14が稜 線となるように折り曲げるとともに、挿入片32を切れ目33に挿入し、次いで 、浮上防止片51を切れ目52、孔53に挿入することによって、前面フラップ 7を後面フラップ8、第1、第2側面フラップ9、10に重なるように係止され る。
【0032】 以下に、前記の構成を有する実施形態の包装箱1の作用効果を記載する。 本考案の実施形態における包装箱1によれば、蓋部を閉じる際に、第1、第2 側面フラップ9、10における第3、第4スリット22、23より先端側を、第 3、第4スリット18、19の前面板8側の端部26、29から第1、第2側面 フラップ9、10先端の縁端部15、16に直交するように折り曲げ、後面フラ ップ8の第1、第2スリット18、19を介し、後面フラップ8の表側から裏側 に挿通し、挿通された折り曲げ部を平坦状に曲げ戻すことによって、第1、第2 側面フラップ9、10と後面フラップ8とを係止でき、延いては、第1、第2側 面板5、6と後面板4とを略直方体に係止できる。そして、ステッチなどの止め 具やグルアー(糊)などの接着剤を用いることなしに係止することができるので 、包装箱1の組立及び解体する際の作業性を向上できる。
【0033】 また、第3、第4スリット22、23の前面板3側の端部30、31から、第 1、第2フラップ9、10先端の縁端部15、16に直交する折り曲げ促進部3 0、31が形成されているので、第1、第2側面フラップ9、10における第3 、第4スリット22、23より先端側を、前面板8側の端部28、29から第1 、第2側面フラップ9、10先端の縁端部15、16に直交するように精度良く 折り曲げることができる。
【0034】 また、蓋を閉じる際に、第1、第2側面フラップ9、10と後面フラップ8と を折り曲げた後に、前面フラップ3を折り曲げて挿入片32を切れ目33に挿入 し、後面フラップ、第1、第2側面フラップ、前面フラップを互いに係止できる 。
【0035】 また、実施の形態の包装箱1によれば、第1、第2側面板から延出された第1 、第2底面フラップ44、45を、前面板3及び後面板4の夫々の縁端部34、 35に連結された底面板2の内側に重なるように折り曲げて底部を二重にし、耐 久性を向上できる。
【0036】 また、第1底面フラップ44に設けた係合片46を第2底面フラップ45に設 けたを係合孔に47嵌合させることで、第1底面フラップ44と第2底面フラッ プ45とを係止でき、耐久性を向上できる。 また、実施の形態の包装箱1によれば、材質が段ボール紙であるので、一枚の シート材から容易に箱状に組立ができて安価に製造できる。且つ、箱状から一枚 のシート材への解体も容易にできる。
【0037】 以上、本考案の実施形態を説明したが、本考案はこれに限定されず、本考案の 要旨を逸脱しない範囲内で種々の態様を採用することができる。 例えば、本実施形態によれば、第1〜第4スリット18、19、22、23は 間隙を有する孔状に図示したが、孔状のスリットに代えて切れ目で形成してもよ い。
【0038】 また、本実施形態によれば、包装箱1の材質として段ボール紙を用いたが、例 えば、他の紙材や、紙と繊維、合成樹脂との複合材でもよい。 また、本実施形態によれば、段ボールシート100から図1の包装箱1の形状 に組み立てる際に、第1側面板5、第2側面板6を、後面板4に対して、略直角 に折り曲げて、次いで、第1底面フラップ44、第2底面フラップ45を折り曲 げ、次いで、底面板2、前面板3を折り曲げたが、この折り曲げ順に制限される ものではなく、例えば、第1底面フラップ44、第2底面フラップ45を折り曲 げてから第1側面板5、第2側面板6を折り曲げるなど、折り曲げ順を変更でき る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案の実施の形態における包装箱におい
て、蓋部を閉じる前の構成を表す斜視図である。
【図2】 同実施の形態における包装箱において、後面
フラップと側面フラップとを係止する方法を表す斜視図
である。
【図3】 同実施の形態における包装箱において、前面
フラップを係止する方法を表す斜視図である。
【図4】 同実施の形態における包装箱において、底部
の構成を表す斜視図である。
【図5】 同実施の形態における包装箱を一枚のシート
状に展開した展開形状を表す図である。
【符号の説明】
1…包装箱、2…底面板、3…前面板、4後面板…、5
…第1側面板、6…第1側面板、7…前面フラップ、8
…後面フラップ、9…第1側面フラップ、10…第2側
面フラップ、11,12,13,14…上端部、15,1
6,17,20,21,36,37…縁端部、18…第2ス
リット、19…第2スリット、22…第3スリット、2
3…第4スリット、24,25,26,27,28,29…
端部、30,31…折り曲げ促進部、32…挿入片、3
3,52…切れ目、34,3536,37…底縁部、38,
39,40,41…側縁部、42…第3側面フラップ、4
3…第4側面フラップ、44…第1底面フラップ、45
…第2底面フラップ、46…係合片、47…係合孔、5
1…浮き防止片、53…孔、61a〜61q…折れ目、
100…段ボールシート。

Claims (8)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 底面板の周囲に立設した前面板、後面板
    及び一対の第1、第2側面板から成る略直方体の箱であ
    り、蓋部が、前記前面板、前記後面板及び一対の前記側
    面板から延出された、前面フラップ、後面フラップ、第
    1、第2側面フラップによって形成され、前記後面フラ
    ップを前記後面板の上端部が稜線となるように折り曲げ
    てから、前記第1、第2側面フラップを前記第1、第2
    側面板の各上端部が稜線となるように折り曲げ、残る前
    記前面フラップを前記前面板の上端部が稜線となるよう
    に折り曲げて、前記前面フラップ、前記後面フラップ、
    前記第1、第2側面フラップを係止可能な包装箱であっ
    て、 前記後面フラップは、前記第1、第2側面フラップの先
    端の縁端部に沿って、該後面フラップ先端の縁端部を開
    口する第1、第2のスリットが形成され、 前記第1、第2側面フラップは、前記第1、第2のスリ
    ットに沿って、前記後面板側の縁端部を開口する第3、
    第4のスリットが形成され、 前記第1、第2スリットは、前記後面板側の端部が、前
    記第1、第2側面フラップ先端の後面板側の端部よりも
    前記前面板側に位置するように形成され、 前記第3、第4スリットは、前記前面板側の端部が、前
    記第1、第2スリットの前記後面板側の端部より前記前
    面板側に位置するように形成され、 前記後面フラップ及び前記第1、第2側面フラップは、
    当該第1、第2側面フラップにおける前記第3、第4ス
    リットより先端側が、当該第3、第4スリットの前記前
    面板側の端部から当該第1、第2側面フラップ先端の縁
    端部に直交するように折り曲げられ、前記後面フラップ
    の第1、第2スリットを介し、前記後面フラップの表側
    から裏側に挿通され、互いに係止されるように構成され
    ている、 ことを特徴とする包装箱。
  2. 【請求項2】 前記第1、第2側面フラップは、前記第
    3、第4スリットの前記前面板側の端部から、当該第
    1、第2フラップ先端の縁端部に直交する折り曲げ促進
    部が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の
    包装箱。
  3. 【請求項3】 前記折り曲げ促進部は、折れ線又はミシ
    ン目であることを特徴とする請求項1又は請求項2に記
    載の包装箱。
  4. 【請求項4】 前記前面フラップには、当該前面フラッ
    プの先端に突き出した挿入片が形成されるとともに、前
    記後面フラップと前記後面板との連結部の近傍には、当
    該挿入片が挿入される切れ目が形成されていることを特
    徴とする請求項1〜請求項3の何れか記載の包装箱。
  5. 【請求項5】 前記前面板と後面板は、前記底板の相対
    向する両底縁部に折り目を介して延出され、 前記第1、第2側面板は、前記後面板側の側縁部が該後
    面板の側縁部に折り目を介して延出され、且つ、前記前
    面板側の側縁部には、前記前面板に沿って折り曲げられ
    る第3側面フラップ、第4側面フラップが折り目を介し
    て延出されている、 ことを特徴とする請求項1〜請求項4の何れか記載の包
    装箱。
  6. 【請求項6】 前記底面板は、前記後面板及び前記前面
    板の夫々の底縁部に折り目を介して連結され、前記第
    1、第2側面板は、前記底面板側の底縁部に折り目を介
    して延出された第1、第2底面フラップを備え、当該第
    1、第2底面フラップを当該底面板の内側に重なるよう
    に配設したことを特徴とする請求項1〜請求項5の何れ
    か記載の包装箱。
  7. 【請求項7】 前記第1、第2底面フラップの一方の先
    端には、当該他方の底面フラップに向かって突き出した
    係合片が、当該係合片の先端側の幅が基端側の幅より大
    きくなるようにテーパ状に形成され、 当該第1、第2底面フラップの他方には、前記係合片が
    係合するように、当該係合片の外形に沿った係合孔が形
    成れている、 ことを特徴とする請求項1〜請求項6の何れか記載の包
    装箱。
  8. 【請求項8】 材質が段ボール紙であることを特徴とす
    る請求項1〜請求項7の何れか記載の包装箱。
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