JP2023004351A - 包装箱 - Google Patents

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Abstract

Figure 2023004351000001
【課題】筒状の胴部の開口部を閉鎖する閉鎖部の閉鎖状態を保持できる包装箱を提供する。
【解決手段】筒状の胴部10と、胴部10の開口部を閉鎖する閉鎖部(上側閉鎖部30)とを備えた包装箱1において、閉鎖部は、互いに対向する一対のフラップ(外フラップ31)を有し、一対のフラップの先端部には、重なり合った状態で箱の内側に差し込まれる差込片33がそれぞれ形成されており、差込片33には、重なり合った差込片33,33同士を固定するための係止片35が形成されている。閉鎖部は、フラップの内側に設けられる内フラップ32をさらに備え、内フラップ32には、差込片33を挿通するスリット55が形成されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、包装箱に関する。
包装箱において、筒状の胴部の開口部を閉鎖する閉鎖部としては、内フラップに形成されたスリットに、外フラップの先端部に設けられた差込片を挿入する構造が知られている(例えば特許文献1参照)。差込片は、スリットを通過して包装箱の内側に向かって垂下している。
実用新案登録第3228500号公報
前記した従来の包装箱を、例えばペットの搬送に用いると、ペットが箱の内部で動いたときなどに内側から差込片に力が加わると、閉鎖部が開封してしまう場合があるという問題があった。
本発明は、前記した問題を解決し、筒状の胴部の開口部を閉鎖する閉鎖部の閉鎖状態を保持できる包装箱を提供することを課題とする。
前記課題を解決するため、本発明は、筒状の胴部と、前記胴部の開口部を閉鎖する閉鎖部とを備えた包装箱において、前記閉鎖部は、互いに対向する一対のフラップを有し、一対の前記フラップの先端部には、重なり合った状態で箱の内側に差し込まれる差込片がそれぞれ形成されており、前記差込片には、重なり合った前記差込片同士を固定するための係止片が形成されていることを特徴とする。
本発明の包装箱によれば、係止片で差込片同士が固定されるので、箱の内側から力が加わったとしても、差込片は重なり合ったままである。つまり、本発明の包装箱によれば、フラップが開き難くなるので、閉鎖部の閉鎖状態を保持することができる。
本発明の一形態に係る包装箱では、前記閉鎖部は、前記フラップの内側に設けられる内フラップをさらに備え、前記内フラップには、前記差込片を挿通するスリットが形成されている。このような構成によれば、フラップと内フラップが重なって閉鎖部の強度が増すとともに、差込片がスリットに位置決めされるので、閉鎖部の閉鎖作業を行いやすくなる。
本発明の他の形態に係る包装箱では、前記内フラップは、前記フラップと連設されている。このような構成によれば、フラップと内フラップとの接続部の強度が増すとともに、フラップが開き難くなるので閉鎖性が向上する。
本発明のさらに他の形態に係る包装箱では、前記閉鎖部は、前記胴部の上部開口部を閉鎖するものであり、切妻形状を呈している。このような構成によれば、包装箱の内部空間が大きくなるとともに、包装箱の外観の意匠性が向上する。
本発明の包装箱によれば、筒状の胴部の開口部を閉鎖する閉鎖部の閉鎖状態を保持することができる。
本発明の実施形態に係る包装箱を前方右上から見た斜視図である。 本発明の実施形態に係る包装箱のブランクシートを示した図である。 本発明の実施形態に係る包装箱の差込片を示した拡大図である。 本発明の実施形態に係る包装箱の閉鎖部を閉じる前の状態を前方右上から見た斜視図である。 本発明の実施形態に係る包装箱の差込片同士の固定状態を示した斜視図である。 本発明の実施形態に係る包装箱の差込片同士の固定状態を示した断面図である。 変形例に係る差込片を示した側面図である。 変形例に係る差込片同士の固定状態を示した斜視図である。
本発明の実施形態について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。本実施形態では、ペットを搬送する際に用いるペット搬送用の包装箱を例に挙げて説明する。
なお、本実施形態の説明において、同一の構成要素に関しては同一の符号を付し、重複した説明は省略するものとする。また、以下の説明において、前後左右方向とは、本実施形態の包装箱を説明する上で便宜上設定したものであり、包装箱の構成や使用状態を限定するものではない。
実施形態に係る包装箱1は、図1に示すように、四角筒状に形成された胴部10と、胴部10の下側の開口部を閉塞する下側閉鎖部20と、胴部10の上側の開口部を閉塞する上側閉鎖部30と、を備えている。上側閉鎖部30は、幅方向中間部が高くなった切妻形状を呈している。
包装箱1は、図2に示すように、一枚の段ボール製のシートを切り抜いたブランクシートSを各罫線において山折りまたは谷折りすることで形成される。図2に示すブランクシートSは外面側が見えるように配置されている。
ブランクシートSの各罫線(折線)は、ブランクシートSの表面を押し込んで形成された線状の溝(押罫)である。なお、罫線に断続的な切れ込みを形成してもよい。このようにすると、罫線においてブランクシートSを折り曲げ易くなる。
胴部10は、図1にも示すように、前後一対の端壁11,12と、左右一対の側壁13,14と、を備えている。左右の側壁13,14は、側面視において四角形に形成されている。前後の端壁11,12は、上辺の中央部が高くなっており、側面視で五角形に形成されている。胴部10の上面および下面には、平面視で四角形の開口部が形成されている。
本実施形態では、左側の側壁14の後縁部に接合片15が連設されている。接合片15は、後側の端壁12の左側端部の内面に接合されている。
前側の端壁11には、ペットが出入りする開閉扉16が形成されている。開閉扉16は、四角形に形成され四隅が面取りされている。開閉扉16の周縁部のうち、左右の一方の縦線の一部は、罫線を介して端壁11と繋がっており、その他の部分は、端壁11から切り離されている。つまり、開閉扉16は、罫線を介して端壁11に対して折れ曲がり可能に連設されており、端壁11と繋がった罫線を軸として開閉可能となっている。開閉扉16の形状は一例であって、適宜変更可能である。
左側の側壁13には、窓17が形成されている。窓17は、例えば縦長の四角形に形成され、横方向に間隔をあけて複数設けられている。窓17の周縁部は、切断線であり側壁13から切り離されている。窓17の形状および個数は一例であって、適宜変更可能である。
ブランクシートS(図2参照)を各罫線で折り曲げつつ、接合片15を後側の端壁12の内面に接合すると、前側の端壁11、後側の端壁12、左側の側壁13、右側の側壁14によって、平面視で四角形の筒状の胴部10が形成される。
下側閉鎖部20は、左右の側壁13,14の下縁部に連設された左右一対の閉塞フラップ21,21と、前後の端壁11,12の下縁部に連設された前後一対の係止フラップ22,22と、を備えている。
左側の閉塞フラップ21は、図1に示すように、胴部10の下側の開口部の左半分を覆うものである。右側の閉塞フラップ21は、胴部10の下側の開口部の右半分を覆うものである。左右の閉塞フラップ21,21の先端縁部同士は、胴部10の下側の開口部の左右方向の中央で突き合わされている。両閉塞フラップ21,21によって胴部10の下側の開口部が閉塞されている。
各閉塞フラップ21の前部および後部には、連結口23,23がそれぞれ形成されている。連結口23は、後記する係止フラップ22の固定片24が差し込まれる穴である。連結口23を閉塞する蓋板の周縁部のうち、閉塞フラップ21の前後方向端部側の一辺は、罫線を介して閉塞フラップ21と繋がっており、その他の部分は、閉塞フラップ21から切り離されている。つまり、連結口23を閉塞する蓋板は、罫線を介して閉塞フラップ21に対して折れ曲がり可能に連設されている。
前側の係止フラップ22は、両閉塞フラップ21,21の前部の下面に重ねられている。前側の係止フラップ22の先端部の左右両側の出隅部は面取りされている。前側の係止フラップ22の先端縁部の左右方向中間部には、前方に窪む凹部25が形成されている。左右両側の面取り部と凹部25とで囲まれた部分が固定片24となる。固定片24は、左右両側に二か所形成されており、閉塞フラップ21,21の下側に係止フラップ22を重ねたときに、左右の閉塞フラップ21,21の前側の連結口23,23にそれぞれ差し込まれる。係止フラップ22には、左右方向に延在する折れ線26が形成されており、固定片24の差込時に、係止フラップ22を一時的に側面視でL字状に折り曲げ可能となっている。
後側の係止フラップ22は、両閉塞フラップ21,21の後部の下面に重ねられている。後側の係止フラップ22は、前側の係止フラップ22と前後対称の形状を呈しており、前側の係止フラップ22と同様に、固定片24,凹部25および折れ線26を備えている。後側の係止フラップ22の固定片24は、閉塞フラップ21,21の下側に係止フラップ22を重ねたときに、左右の閉塞フラップ21,21の後側の連結口23,23にそれぞれ差し込まれる。このとき、連結口23を閉塞していた蓋板は、固定片24によって箱の内側に押される。
上側閉鎖部30は、左右の側壁13,14の上縁部に連設された左右一対の外フラップ(フラップ)31,31と、前後の端壁11,12の上縁部に連設された前後一対の内フラップ32,32と、を備えている。左側の外フラップ31は、図1に示すように、左側の側壁13の上縁部に連設され、胴部10の上側の開口部の左半分を覆うものである。右側の外フラップ31は、右側の側壁14の上縁部に連設され、胴部10の上側の開口部の右半分を覆うものである。左右一対の外フラップ31,31の先端部には、箱の内側に差し込まれる差込片33がそれぞれ形成されている。差込片33は、外フラップ31の先端縁部に罫線を介して連設されている。左側の差込片33と右側の差込片33とは、互いに重なり合った状態で下方に垂下している。差込片33の前端縁部の基端側と、後端縁部の基端側には、前後方向中間部に窪む凹部34が形成されている。凹部34は、後記する内フラップ32のスリット55の端部の係止部56に係止される(図1参照)。
左側の外フラップ31の後縁部には、接合片41が連設されている。接合片41は、接合片15にも連設されており、後側の内フラップ32の左側端部の内面に接合されている。接合片41は、内フラップ32の先端部より突出している。
差込片33の先端縁部(下端縁部)には、係止片35が形成されている。係止片35は、重なり合った左右の差込片33,33同士を固定するものであり、外側係止片35aと内側係止片35bとを備えている。
図3に示すように、外側係止片35aは、差込片33の先端縁部から基端側に向かって延在する二本の切断線36,36にて区画されており、基端側は罫線37を介して差込片33に対して折曲可能に連設されている。二本の切断線36,36は、先端側から基端側に向かうに連れて離間距離が小さくなるようにハ字状に傾斜している。罫線37は、前後方向(差込片33の長手方向)に沿って延在しており、差込片33の先端の辺と平行になっている。二本の切断線36,36の先端側部分には、切断線36,36同士が離れる方向に広がる段差部38が形成されている。つまり。外側係止片35aは、先端縁部が基端縁部よりも長く、先端側がより一層広がった二段の略台形形状となっている。
内側係止片35bは、差込片33の先端縁部から基端側に向かって延在する二本の切断線39,39にて区画されており、基端側は罫線40を介して差込片33に対して折曲可能に連設されている。二本の切断線39,39は、先端側から基端側に向かうに連れて離間距離が小さくなるようにハ字状に傾斜している。罫線40は、前後方向(差込片33の長手方向)に沿って延在しており、差込片33の先端の辺と平行になっている。二本の切断線39,39は、ともに直線状になっている。つまり、内側係止片25bは、先端縁部が基端縁部よりも長い、台形形状となっている。切断線39,39の先端間の距離は、切断線36,36の先端間の距離より小さく、内側係止片25bは、外側係止片25aよりも段差部38の分小さくなっている。
図5に示すように、一方の差込片33の外側係止片35aと、他方の差込片33の内側係止片35bとは、互いに重なり合う位置に配置されている。具体的には、図4に示すように、左側の差込片33には、後方に外側係止片35aが形成され、前方に内側係止片35bが形成されている。右側の差込片33には、前方に外側係止片35aが形成され、後方に内側係止片35bが形成されている。左側の差込片33の後方の外側係止片35aは、右側の差込片33の後方の内側係止片35bと重なり合い、左側の差込片33の前方の内側係止片35bは、右側の差込片33の前方の外側係止片35aと重なり合う。図5および図6に示すように、互いに重なり合った外側係止片35aと内側係止片35bとは、外側係止片35a側から内側係止片35b側に折り曲げられて、差込片33,33同士を固定する。このとき、外側係止片35aの段差部38が、内側係止片35bを切り離した後に形成される切欠きの周縁部を超えて折り曲げられるため、外側係止片35aが元の位置に戻ろうとしたときに、内側係止片35bを切り離した後に形成される切欠きの周縁部に引っかかる。つまり、外側係止片35aは、元の位置に戻り難い。よって、差込片33,33同士の固定状態が維持される。
図4に示すように、前側の内フラップ32は、前側の端壁11の上縁部に連設され、罫線54において折り畳まれた状態で、両外フラップ31,31の前部の下面に重ねられている。前側の内フラップ32は、罫線を介して山形の端壁11の上縁部に連設され、後方に向かって折り曲げられている。後側の内フラップ32は、後側の端壁12の上縁部に連設され、罫線54において折り畳まれた状態で、両外フラップ31,31の後部の下面に重ねられている。後側の内フラップ32は、罫線を介して山形の端壁12の上縁部に連設され、前方に向かって折り曲げられている。内フラップ32の側縁部は、罫線を介して外フラップ31の側縁部に連設されている。なお、後側の内フラップ32と右側の外フラップ31とは、接合片41を介して接続されている。本実施形態では、後側の内フラップ32の先端縁部の右側端に突出部43が形成されている。突出部43は、接合片41の突出部分と接合される部分であって、後側の内フラップ32と右側の外フラップ31との接続強度を高めている。
内フラップ32の先端縁部の左右幅方向中間部には、山形の端壁11の頂部に向かってV字状に延在する切欠き線51が形成されている。切欠き線51の底部には、折畳み片52が形成されている。内フラップ32は、切欠き線51によって、左右に分割されている。分割された左右の分割板部53,53は、内フラップ32の基端側の左右方向端部から、先端側の切欠き線51の端部に向かう罫線54によってそれぞれが折畳み可能になっている。分割板部53は、三角形に折り畳まれる。内フラップ32が折り畳まれると、切欠き線51の間にスリット55(図1参照)が形成されるとともに、スリット55の端部に折畳み片52が折り畳まれてなる係止部56(図1参照)が形成される。スリット55には、外フラップ31の差込片33が下方に向かって差し込まれる。このとき、差込片33の端部の凹部34が係止部56に係止され、外フラップ31が内フラップ32に固定される。
上側閉鎖部30を閉鎖するに際しては、まず、内フラップ32を内側に折り曲げる。このとき、図3に示すように、分割板部53が折り畳まれ、外フラップ31が引っ張られて内側に傾斜する。その後、さらに外フラップ31,31を倒して、差込片33,33同士を重ね合わせて、内フラップ32のスリット55に差し込む。そして、箱の内側から、図4および図5に示すように、互いに重なり合った外側係止片35aと内側係止片35bとを折り曲げて、差込片33,33同士を固定する。このとき、外側係止片35a側から内側係止片35b側に折り曲げる。すると、外側係止片35aの段差部38が、内側係止片35bが切り離されることにより形成された切欠きの周縁部を超えて折り曲げられるため、外側係止片35aが元の位置に戻ろうとしても、内側係止片35bが切り離されることにより形成された切欠きの周縁部に引っかかるため戻り難い。よって、差込片33,33同士の固定状態が維持される。なお、差込片33,33同士の固定は、下側閉鎖部20を閉鎖する前の状態、あるいは開閉扉16を開けた状態で行うことができる。
本実施形態の包装箱1によれば、係止片35によって、左右の差込片33,33同士が固定されているので、箱の内側から差込片33に力が加わったとしても、差込片33,33同士は離間せずに重なり合ったままである。つまり、箱の内側から差込片33に力が加わったとしても、差込片33が上昇することはなく、その結果、フラップが開き難くなるので、閉鎖部の閉鎖状態を保持することができる。
本実施形態では、係止片35は、ともに台形形状の外側係止片35aと内側係止片35bとを備え、重なり合った外側係止片35aと内側係止片35bとを、外側係止片35a側から内側係止片35b側に折り曲げているので、内側係止片35bを切り離した後に形成される切欠きの周縁部に、外側係止片35aの先端側の長辺部が引っかかる。よって、差込片33,33同士が係止され易くなる。特に、外側係止片35aは、両側辺に外側に広がる段差部38がそれぞれ形成されているので、内側係止片35bを切り離した後に形成される切欠きの周縁部に、段差部38が引っかかる。よって、外側係止片35aが元の位置に戻ろうとしても戻り難いので、差込片33,33同士の固定性能がより一層高くなる。
本実施形態では、外フラップ31の内側に設けられる内フラップ32が設けられているので、外フラップ31と内フラップ32が重なって上側閉鎖部30の強度が増す。また、内フラップ32には、差込片33が挿通されるスリット55が形成されているので、差込片33がスリット55に案内されて位置決めされる。したがって、上側閉鎖部30の閉鎖作業を行いやすくなる。さらに、差込片33の両端部には凹部34が形成され、凹部34が内フラップ32のスリット55の端部の係止部56に係止されるので、差込片33が抜け難くなる。
内フラップ32の側縁部は、外フラップ31の側縁部と連設されているので、外フラップ31と内フラップ32との接続部の強度が増す。さらに、外フラップ31が開き難くなるので上側閉鎖部30の閉鎖性が向上する。
上側閉鎖部30は、切妻形状を呈しているので、上側閉鎖部30の剛性が高くなる。さらに、包装箱1の内部空間が大きくなるとともに、包装箱1の外観の意匠性が向上する。
次に、図7および図8を参照しながら変形例に係る差込片について説明する。変形例に係る差込片33は、係止片135の形状が前記実施形態と異なる。前記実施形態の係止片35は、外側係止片35aと内側係止片35bとを備えているが、変形例に係る係止片135は、内側係止片を備えておらず、外側係止片35aのみを備えている。外側係止片35aは、前記実施形態の外側係止片35aと同等の構成であるので、同じ符号を付して説明を省略する。内側係止片に相当する部分には、切欠き部135bが形成されている。切欠き部135bは、前記実施形態の内側係止片35bの外周形状と同等の形状を呈している。
かかる係止片135では、外側係止片35aは、切欠き部135b側に折り曲げられて、差込片33,33同士を固定する。このとき、外側係止片35aの段差部38が、切欠き部135bの周縁部を超えて折り曲げられるため、外側係止片35aが元の位置に戻ろうとしたときに、切欠き部135bの周縁部に引っかかるため戻り難い。よって、差込片33,33同士の固定状態が維持される。変形例に係る係止片135によれば、折り曲げられるものが外側係止片35aのみであるので、折り曲げ作業を行い易い。さらに、折り曲げられた係止片135が元に戻ろうとする力は前記実施形態の半分(係止片1枚分)であるので、差込片33同士の固定性能が高くなる、
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は前記実施形態に限定されることなく、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜に変更が可能である。前記実施形態では、上側閉鎖部30は、切妻形状を呈しているが、これに限定されるものではなく、平板状であってもよい。
また、前記実施形態では、下側閉鎖部20は、閉塞フラップ21,21と係止フラップ22,22とを備えているが、前記構成に限定されるものではない。例えば、外フラップを内フラップに接着するような、他の構成であってもよい。但し、本実施形態の下側閉鎖部20の構成を採用するのが、包装箱1の組み立てにおいて接着剤を用いなくて済むので好ましい。
1 包装箱
10 胴部
30 上側閉鎖部(閉鎖部)
31 外フラップ(フラップ)
32 内フラップ
33 差込片
35a 外側係止片
35b 内側係止片
55 スリット
56 係止部

Claims (4)

  1. 筒状の胴部と、前記胴部の開口部を閉鎖する閉鎖部とを備えた包装箱において、
    前記閉鎖部は、互いに対向する一対のフラップを有し、
    一対の前記フラップの先端部には、互いに重なり合った状態で箱の内側に差し込まれる差込片がそれぞれ形成されており、
    前記差込片には、重なり合った前記差込片同士を固定するための係止片が形成されている
    ことを特徴とする包装箱。
  2. 前記閉鎖部は、前記フラップの内側に設けられる内フラップをさらに備え、
    前記内フラップには、前記差込片を挿通するスリットが形成されている
    ことを特徴とする請求項1に記載の包装箱。
  3. 前記内フラップは、前記フラップと連設されている
    ことを特徴とする請求項2に記載の包装箱。
  4. 前記閉鎖部は、前記胴部の上部開口部を閉鎖するものであり、切妻形状を呈している
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載の包装箱。
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