JP2906929B2 - 天然芝生の育成方法 - Google Patents

天然芝生の育成方法

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JP2906929B2
JP2906929B2 JP5175723A JP17572393A JP2906929B2 JP 2906929 B2 JP2906929 B2 JP 2906929B2 JP 5175723 A JP5175723 A JP 5175723A JP 17572393 A JP17572393 A JP 17572393A JP 2906929 B2 JP2906929 B2 JP 2906929B2
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sheet
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寛 鍛冶沢
保雄 田中
徹 青柳
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OOBAYASHIGUMI KK
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、育成した芝生の回収や
移植が容易なように、芝生をマット状に育成する方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】芝生を育成した後、回収し他の場所へ移
植する作業などが容易なように、網状の敷物の上に土を
入れ、芝生種を蒔き、芝生をマット状に育成させ、この
敷物を巻いて芝生を回収し別の場所に移植する技術を、
本出願人は考えている。又、細かな樹皮薄片を敷き詰め
たものをベースとし、その上に芝生を育成してマット状
にする技術も公開されている(特開昭53−75035
号公報)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、マット
状の芝生を巻き取って回収する作業、あるいは巻き取っ
たシートを別の場所で巻き出して敷詰め移植する作業な
どは、巻いた状態の芝生の重量が大きいことなどにより
困難となりがちである。又、従来技術の後者の技術で
は、マット状の芝生の柔軟性が乏しく、取扱いが容易で
ないと思われる。
【0004】本発明は、以上の問題点を解決するために
なされたもので、マット状の芝生の重量を軽くでき、柔
軟性を高めることができ、しかも取扱いが容易な天然芝
生の育成方法を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、以上の目的を
達成するためになされたもので、苗床に多孔性のシート
を敷いて、その上に土を入れ、芝生種を蒔き、芝生の育
成とともに芝生の根がシートの孔にからみマット状とな
るようにした後、外周面上にピンを有する押え金具を設
けた円柱状の芯材に、前記押え金具のピンにより芝生の
端部を固定して前記シートとともに芝生を巻き込み、所
望の時期に前記シートを前記芯材から巻き出して前記シ
ートの端部を前記押え金具から解放することを特徴とす
る。
【0006】
【作用】発芽した芝生種は、シートの孔を通して下根を
苗床に延ばし、シートの上の土の中に根を這って、土の
上に葉を延ばす。そして、シートと芝生と土がマット状
になる。また、外周面上にピンを有する押え金具を設け
た円柱状の芯材に、押え金具のピンにより芝生の端部を
固定してシートとともに芝生を巻き込み、所望の時期に
シートを芯材から巻き出してシートの端部を押え金具か
ら解放するようにしたので、育成した天然芝生を容易に
取り扱うことができる。
【0007】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1乃至図5にお
いて説明する。図1に示すように、本実施例のシート1
は幅が1.2〜1.8メートルで長さが20メートル程
度の帯状をしている。シート1の材質は塩化ビニールで
あり、パンチングにより多孔性となっている(図2)。
孔3の大きさは種々考えられるが、あまり小さいと芝生
5の根7が苗床に向かって伸びにくく、余り大きいと伸
びた根7を支えにくい。又、孔3と孔3の間隔があまり
大きいと、根7がからみにくい。間隔が小さすぎるとシ
ート1全体の強度を弱めることになる。従って、シート
1の肉厚とも関係するが、孔3の大きさ間隔は、芝生5
の根7がからみやすくシート1の強度を弱めないような
範囲に設定することが望ましい。
【0008】又、シート1の周辺には、他のシート1と
ジョイントするためのマジックファスナー9(登録商
標)が設けられている。このマジックファスナー9は例
えばシート1の長手方向に2メートル間隔程度で設けら
れる。そしてシート1の図中右側及び上側の辺では下向
きに設けられ、左側及び下側の辺では下向きに設けられ
る。このようにマジックファスナー9の上下の向きを変
えることで、隣り合うシート1がうまくジョイントでき
る。
【0009】以下、前記シート1を用いた芝生5の育成
方法について説明する。まず畑などの苗床10に、シー
ト1を敷く。このとき、前述したマジックファスナー9
で隣り合うシート1がジョイントされ、苗床の広い面積
をシート1で被う。そして、シート1の上に芝生種11
を蒔く。その上から、土13を入れる。土13を入れる
ことで芝生種11が風などで飛ばされることを防止でき
る。その後、水や肥料をやり所定の時間が経過すると芝
生5が発芽し育成する。
【0010】育成した芝生5は、シート1の孔3を通っ
て下根7Aが苗床10へ向かって伸びる。又,シート1
の上の土13にも上根7Bが伸びる。このようにして根
7がシート1にからむ。又,シート1の上の土13から
芝生5の葉15が上方へ伸びる。このようにして芝生
5、土13、シート1の三者が一体となってマット状と
なる。マット状となった芝生5は、単に端から丸めるこ
とで、巻き取ることができる。又、端部を芯材17に巻
き付ける(図5)ことで端部を痛めないようにすること
が可能である。即ち,単に端部を丸めただけでは、端部
の曲率半径が小さくなり過ぎ芝生5を傷めるおそれがあ
る。そこで、芝生5の端部を芯材17に固定して、巻き
取りを行なう。この芝生5の芯材17は、中心に配置さ
れる鋼管19の外周に発泡スチロール21が設けられ、
更にその外周に塩化ビニール管23が設けられる。そし
て、鋼管19の外周には半径方向に向かってフランジ2
5が形成され、塩化ビニール管23の内周には半径方向
に向かってフランジ27が設けられ、両フランジ25、
27の働きにより発泡スチロール21に対する円周方向
の滑りを防止している。又、発泡スチロール21を用い
ることで、芯材17全体の重量を軽くできる。
【0011】塩化ビニール管17の外周には断面L字型
の押え金具29が取り付けられる。押え金具29の内側
には円錐状のピン31が設けられ、芝生5の端部を固定
できるようになっている。
【0012】従って、芝生5の端部を押え金具29に挿
入しピン31により固定した後、芯材17を中心にして
芝生5を巻き取れば、芝生5の端部を痛めることなく巻
き取りを行なうことができる。
【0013】このようにして巻き取った芝生5は、その
まま他の場所へ搬送し、移植する。移植する場合には、
巻いた芝生5を逆方向に回転させることで地面に敷き詰
めていくことができる。又、移植ではなく、他の場所に
仮置きすることもできる。即ちグラウンドを一時的に天
然芝生の状態するために、マット状の芝生5を敷き詰め
ることもできる。
【0014】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の天然芝生
の育成方法によれば、シートが従来の網状の敷物や樹皮
薄片の層に比べ軽いので、マット状の芝生全体の重量を
軽くできる。又、シート自体は極めて柔軟性に富むの
で、マット状の芝生全体の柔軟性を高めることができ
る。更に、外周面上にピンを有する押え金具を設けた円
柱状の芯材に、押え金具のピンにより芝生の端部を固定
してシートとともに芝生を巻き込み、所望の時期にシー
トを芯材から巻き出してシートの端部を押え金具から解
放するようにしたので、マット状の芝生の端部を痛めな
いようにすることができると共に、取扱いを容易なもの
とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係るマット状の芝生の平面
図である。
【図2】図1のII部拡大図である。
【図3】本実施例を示すための芝生の発芽前の苗床の縦
断面図である。
【図4】図3の発芽後における断面図である。
【図5】図4の育成されたマット状の芝生を巻き取った
状態を示す図である。
【符号の説明】
1 シート 3 孔 5 マット状の芝生 9 マジックフ
ァスナー 7A 下根 7B 上根 10 苗床 11 芝生種 13 土 15 葉
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭51−114217(JP,A) 特開 平2−291212(JP,A) 特開 昭46−61225(JP,A) 特開 昭50−81829(JP,A) 特開 平5−49344(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) A01G 1/12 A01G 1/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 苗床に多孔性のシートを敷いて、その上
    に土を入れ、芝生種を蒔き、芝生の育成とともに芝生の
    根がシートの孔にからみマット状となるようにした後、
    外周面上にピンを有する押え金具を設けた円柱状の芯材
    に、前記押え金具のピンにより芝生の端部を固定して前
    記シートとともに芝生を巻き込み、所望の時期に前記シ
    ートを前記芯材から巻き出して前記シートの端部を前記
    押え金具から解放することを特徴とする天然芝生の育成
    方法。
JP5175723A 1993-07-15 1993-07-15 天然芝生の育成方法 Expired - Lifetime JP2906929B2 (ja)

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JP5175723A JP2906929B2 (ja) 1993-07-15 1993-07-15 天然芝生の育成方法

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JPH0731283A JPH0731283A (ja) 1995-02-03
JP2906929B2 true JP2906929B2 (ja) 1999-06-21

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ID=16001116

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