JP2906427B2 - 磁気記録再生装置 - Google Patents

磁気記録再生装置

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JP2906427B2
JP2906427B2 JP1061368A JP6136889A JP2906427B2 JP 2906427 B2 JP2906427 B2 JP 2906427B2 JP 1061368 A JP1061368 A JP 1061368A JP 6136889 A JP6136889 A JP 6136889A JP 2906427 B2 JP2906427 B2 JP 2906427B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、8ミリVTRのように、ビデオトラックの
延長上に時間軸圧縮されたPCMオーディオ信号が記録さ
れる磁気記録再生装置に関するもので、特に、PCMエリ
アに消し残しのPCMオーディオ信号があるかどうかを検
出する判断回路に係わる。
〔発明の概要〕
この発明は、ビデオトラックの延長上に時間軸圧縮さ
れたPCMオーディオ信号を記録するようにした磁気記録
再生装置において、PCMエリアのうちのポストアンブル
部に近接する位置に対応する部分から再生される信号中
のエラー状態からPCMエリアに消し残しのPCMオーディオ
信号があるかどうかを判断することにより、PCMエリア
に消し残しのPCMオーディオ信号があるかどうかを確実
に判断できるようにしたものである。
この発明は、ビデオトラックの延長上に時間軸圧縮さ
れたPCMオーディオ信号が記録される磁気記録再生装置
において、ポストアンブル部に記録される信号に対応す
る信号を検出して、PCMエリアに消し残しのPCMオーディ
オ信号があるかどうかを判断することにより、PCMエリ
アに消し残しのPCMオーディオ信号があるかどうかを確
実に判断できるようにしたものである。
この発明は、ビデオトラックの延長上に時間軸圧縮さ
れたPCMオーディオ信号を記録するようにした磁気記録
再生装置において、PCM記録エリアのうちのポストアン
ブル部に近い部分の再生信号中のエラーを検出するとと
もに、ポストアンブル部に記録される信号に対応する信
号の有無を検出して、PCM記録エリアに消し残しの信号
があるかどうかを判断することにより、PCMエリアに消
し残しのPCMオーディオ信号があるかどうかを確実に判
断できるようにしたものである。
〔従来の技術〕
8ミリVTRでは、オーディオ信号をFM変調しビデオト
ラックに多重化して記録する音声記録方式(以下、AFM
記録方式と称する)の他、ビデオトラックの延長上のPC
Mエリアにディジタルオーディオ信号を時間軸圧縮して
記録する音声記録方式(以下、PCM記録方式と称する)
が採り得る。
すなわち、PCM記録を行う場合には、テープが例えば2
21度巻付けられる。第6図に示すように、回転ヘッドが
テープに対接し始める部分が突入部101とされ、この突
入部101の後半の期間はPCMデータに同期するクロックラ
インの部分となるプリアンブル部102とされる。その後
が時間軸圧縮されたPCM信号が記録されるPCMエリア103
とされ、このPCMエリア103の後がポストアンブル部104
とされ、これに続く180度がビデオ記録エリア105とされ
る。PCMエリア103に1フィールド分のディジタルオーデ
ィオ信号が時間軸圧縮して記録される。
現在、市場では、PCM記録が設定できない8ミリVTR
と、PCM記録方式が設定可能な8ミリVTRとが販売されて
いる。
このような背景から、例えば、PCM記録方式が設定で
きないカメラ一体型の8ミリVTRと、PCM記録方式が設定
可能な据置き型の8ミリVTRを所有しているユーザーが
現れてきている。このようなユーザーは、状況に応じ
て、PCM記録方式が設定可能な8ミリVTRと、PCM記録方
式が設定できない8ミリVTRとを使い分けている。例え
ば、このようなユーザーは、外で撮影を行う時にはPCM
記録方式が設定できないカメラ一体型の8ミリVTRを使
用し、テレビジョン放送番組を録画したり、編集を行っ
たりする場合には、PCM記録方式が設定可能な据置き型
の8ミリVTRを使用している。
このようなユーザーは、PCM記録方式が設定可能な8
ミリVTRとPCM記録方式が設定できない8ミリVTRとで、
テープを共用している。このため、このようなユーザー
は、PCM記録方式で記録済のテープに、PCM記録方式が設
定できない8ミリVTRを用いて新たな映像を再記録する
ことがある。
ところが、このようにPCM記録方式で記録済のテープ
に、PCM記録方式が設定できない8ミリVTRを用いて新た
な映像を再記録させた場合、映像は再記録されるが、PC
Mエリアには古いPCMオーディオ信号が残ったままであ
る。PCMエリアの信号が残っていると、テープをPCM記録
可能なVTRで再生させた時に、映像と無関係な音声が再
生されてしまう可能性がある。
つまり、PCM方式で記録したテープ111には、第7図A
に示すように、トラックT1、T2、T3…には、ビデオ信号
V1、V2、V3…が記録されるとともに、その延長上にPCM
オーディオ信号P1、P2、P3…が記録される。
このテープ111に、PCM記録が設定できない8ミリVTR
でビデオ信号を再記録させると、第7図Bに示すよう
に、トラックT1、T2、T3…の古いビデオ信号V1、V2、V3
…が新たなビデオ信号VN1、VN2、VN3…に書換えられる
が、その延長上のPCMエリアのPCMオーディオ信号P1
P2、P3…は、残ったままとなる。
PCM記録方式が設定可能な8ミリVTRでは、PCM優先と
称される機能が働く。PCM優先機能は、高音質のPCM記録
方式が有効利用されるように、PCMオーディオ信号が記
録されているテープでは、自動的にPCMオーディオ信号
の再生モードに設定させる機能である。
このため、第7図Bに示すように、ビデオ信号が再記
録されているがPCMオーディオ信号が消し残されている
テープがPCM記録方式が設定可能な8ミリVTRに装着され
た場合には、PCM優先機能が働き、PCMオーディオ信号の
再生モードに設定され、映像とは無関係の古いPCMオー
ディオ信号が再生されてしまうことになる。
そこで、PCMエリアに記録されているPCM信号が映像と
関連しているものか、映像とは無関係の消し残しのもの
かを判断し、PCMエリアに記録されているPCM信号が映像
と関連していると判断された場合には、このPCM信号を
再生させ、PCMエリアに記録されているPCM信号が映像と
関連していない消し残しのものであると判断された場合
は、ビデオトラックに多重化されているFM変調オーディ
オ信号を再生させることが考えられる。
〔発明が解決しようとする課題〕
PCMエリアに記録されているPCM信号が映像と関連して
いるものか、映像とは無関係の消し残しのものかを判断
するために、PCMエリアから再生されるPCM信号のエラー
数が所定値以上かどうかを検出することが考えられる。
ところが、PCMエリアから再生されるPCM信号のエラー
数から、PCMエリアに記録されているPCM信号が映像と関
連しているものか映像とは無関係の消し残しのものかを
判断するようにすると、正しい判断を行えない場合があ
る。
つまり、第8図Aに示すように、再記録したビデオエ
リア105AがPCMエリア103と僅かに重複している場合に
は、PCMエリア103の信号の一部しか破壊されず、PCMエ
リア103の再生信号中のエラーの絶対数はあまり多くな
らない。したがって、上述のように、PCMエリアから再
生されるPCM信号のエラー数からPCMエリアに記録されて
いるPCM信号が映像と関連しているものか映像とは無関
係の消し残しのものかを判断すると、誤判別になる。PC
M信号のエラー数からPCMエリアに記録されているPCM信
号が映像と関連しているものか映像とは無関係の消し残
しのものかを判断する際の基準となるエラー数を下げれ
ば、このような場合にも、PCMエリアに記録されているP
CM信号が映像と関連しているかどうか判断できる。とこ
ろが、このように基準となるエラー数を下げると、PCM
エリアに映像と関連したPCM信号が記録されている場合
にも、通常起こり得るエラーが発生すると、PCMエリア
に記録されているPCM信号は映像と関連していないと判
断されてしまう。
また、第8図Bに示すよう、再記録したビデオエリア
105BがPCMエリア103と重複しない場合には、PCMエリア1
03の信号は全く破壊されない。したがって、PCMエリア1
03から再生されるPCM信号のエラー数から、PCMエリア10
3に記録されているPCM信号が映像と関連しているものか
映像とは無関係の消し残しのものかを判断することはで
きない。
なお、現在使用されているPCM記録が設定できない8
ミリVTRでは、テープがドラムに180度巻付けられるもの
と、テープがドラムに180度より僅かな角度αだけ多い
角度(180度+α)だけ巻付けられるものがある。
テープがドラムに(180度+α)だけ巻付けられる8
ミリVTRでビデオ信号の再記録を行うと、第8図Aに示
すような状態となる。テープがドラムに180度だけ巻付
けられる8ミリVTRでビデオ信号の再記録を行うと、第
8図Bに示すような状態となる。
したがって、この発明の目的は、PCMエリアに記録さ
れているPCM信号が映像と関連しているものか映像とは
無関係の消し残しのものかを確実に判断することができ
る磁気記録再生装置を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
この発明は、ビデオトラックの延長上に時間軸圧縮さ
れたPCMオーディオ信号が記録される磁気記録再生装置
において、 PCMエリアの中のポストアンブル部に近い部分から再
生される信号中のエラーを検出し、このPCMエリアの中
のポストアンブル部に近い部分から再生される信号中の
エラー状態からPCMエリアに消し残しのPCMオーディオ信
号があるかどうかを判断するようにした磁気記録再生装
置である。
この発明は、ビデオトラックの延長上に時間軸圧縮さ
れたPCMオーディオ信号が記録される磁気記録再生装置
において、 ポストアンブル部に記録される信号と対応する信号の
有無を検出し、このポストアンブル部に記録される信号
と対応する信号の有無によりPCMエリアに消し残しのPCM
オーディオ信号があるかどうかを判断するようにした磁
気記録再生装置である。
この発明は、ビデオトラックの延長上に時間軸圧縮さ
れたPCMオーディオ信号を記録するようにした磁気記録
再生装置において、 PCMエリアの中のポストアンブル部に近い部分の再生
信号中のエラーを検出するとともに、ポストアンブル部
に記録される信号に対応する信号の有無を検出し、PCM
エリアの中のポストアンブル部に近い部分から再生され
る信号中のエラー状態及びポストアンブル部に記録され
る信号に対応する信号の有無により、PCMエリアに消し
残しのPCMオーディオ信号があるかどうかを判断するよ
うにした磁気記録再生装置である。
〔作用〕
PCMエリア後半部の再生データのエラーを検出するよ
うにすれば、再記録したときのビデオエリアがPCMエリ
アと僅かに重複するような場合でも、PCMエリアに記録
されているPCM信号が映像と関連しているものか映像と
は無関係の消し残しのものかを確実に判断できる。
ポストアンブル部に記録されている信号と対応する信
号があるかどうかを検出すれば、再記録したときのビデ
オエリアとPCMエリアとが重複しない場合でも、PCMエリ
アに記録されているPCM信号が映像と関連しているもの
か映像とは無関係の消し残しのものかを判断することが
できる。
PCMエリアの後半部分のエラーが所定値以上かどうか
を検出するとともに、ポストアンブル部分から所定パタ
ーンの信号が検出されるかどうかを検出するようにすれ
ば、ポストアンブル部に相当する部分にインデックス消
去信号が打ち込まれている場合にも、PCMエリアの信号
が映像と関連して記録されたものか映像と関連していな
い消し残しのものであるかを正確に判断できる。
〔実施例〕
この発明の実施例について以下の順序で説明する。
a.第1の実施例 b.第2の実施例 c.第3の実施例 d.第4の実施例 a.第1の実施例 第1図は、この発明の第1の実施例を示すものであ
る。8ミリVTRでは、ビデオトラックの延長上に、PCMエ
リアが設けられる。このPCMエリアの再生信号がバイフ
ェーズ復調された後、第1図における入力端子1からPC
M再生回路2に供給される。
8ミリVTRにおけるPCM記録フォーマットでは、1CRCブ
ロックは、8ビットのアドレスコードと、各8ビットの
8つのワードW0〜W7と、8ビットの2つのパリティP及
びQと、16ビットのCRCコードとからなる。各ブロック
内にエラーがあるかどうかがCRCコードにより検出され
る。そして、エラーが発生していると、PCM再生回路2
から、エラー検出信号SCRCが出力される。このエラー検
出信号SCRCがPCM再生回路2からカウンター3に供給さ
れる。
入力端子4からPCM後半エリア設定回路5に、PCMエリ
ア信号が供給される。このPCMエリア信号は、例えばPCM
エリアに対応する部分が再生されている間、ハイレベル
になる。
PCM後半エリア設定回路5で、このPCMエリア信号を基
に、検出エリア設定信号SDETが形成される。この検出エ
リア設定信号SDETは、PCMエリアの後半部分に対応して
ハイレベルとなる。
この検出エリア設定信号SDETがPCM後半エリア設定回
路5からカウンタ3のカウントイネーブル端子に供給さ
れる。
カウンター3では、検出エリア設定信号SDETがハイレ
ベルの間、PCM再生回路2からのエラー検出信号SCRC
カウントされる。
カウンター3の所定ビットからは、出力端子6が導出
される。カウンター3が所定数以上カウントされると、
この所定ビットが「1」になり、出力端子6から出力が
現れる。この出力端子6からの出力がPCMエリアの信号
が映像と関連して記録されたものか、映像と関連してい
ない消し残しのものかの判別信号とされる。
この第1の実施例では、PCM後半エリア設定回路5でP
CMエリアの後半部を設定し、このPCMエリアの後半部の
再生データのエラー数を検出し、このエラー数が所定値
以上かどうかにより、PCMエリアに記録されているPCM信
号が映像と関連しているものか映像とは無関係の消し残
しのものかを判断するようにしている。
PCM信号が記録済のテープに、PCM記録方式が設定でき
ない8ミリVTRで新たな映像を再記録させると、PCMエリ
アの中で後半部のデータが集中して破壊される。これに
対して、通常のエラーは、PCMエリアのランダムな位置
で発生される。
上述のように、PCMエリアの後半部の再生データのエ
ラーを検出すれば、再記録したときのビデオエリアがPC
Mエリアと僅かに重複するような場合でも、PCMエリアに
記録されているPCM信号が映像と関連しているものか映
像とは無関係の消し残しのものかを確実に判断すること
ができる。
ビデオ信号を再記録した時の8ミリVTRがテープをド
ラムに(180度+α)巻付けるタイプのものであったな
ら、再記録したときのビデオエリアがPCMエリアと僅か
に重複するので、この第1の実施例により、PCMエリア
に記録されているPCM信号が映像と関連しているものか
映像とは無関係の消し残しのものかを確実に判別でき
る。
ところが、ビデオ信号を再記録した時の8ミリVTRが
テープをドラムに180度巻付けるタイプのものである
と、PCMエリアが全く破壊されないので、この実施例で
は、PCMエリアに記録されているPCM信号が映像と関連し
ているものか映像とは無関係の消し残しのものかを判断
することはできない。
b.第2の実施例 第2図は、この発明の第2の実施例を示すものであ
る。この実施例では、ビデオ信号を再記録した時の8ミ
リVTRがテープを180度巻付けるタイプのものであり、再
記録したときのビデオエリアがPCMエリアと重複してい
ない場合でも、PCMエリアに記録されているPCM信号が映
像と関連しているものか映像とは無関係の消し残しのも
のかを判断することができる。
第2図において、入力端子11からバイフェーズ復調回
路12にPCMエリアの再生信号が供給される。バイフェー
ズ復調回路12の出力がゲート回路17を介してカウンタ13
のカウントイネーブル端子に供給される。ゲート回路17
には、端子18からポストアンブル部の期間に対応するタ
イミングの信号が供給される。
入力端子14に基準クロックが供給される。この基準ク
ロックがバイフェーズ復調回路12に供給されるととも
に、1/2分周回路15を介してカウンタ13に供給される。
バイフェーズ復調回路12で、この基準クロックを基にし
て、入力端子11からの信号がバイフェーズ復調される。
PCMエリアの再生信号から「1」が連続する信号が出
力されると、カウンター13がカウントイネーブル状態と
なる。カウンター13で、バイフェーズ復調回路12の出力
が「1」となる間、1/2分周回路15の出力がカウントさ
れる。
カウンター13の所定ビットから出力端子16が導出され
る。この出力端子16からの出力がPCMエリアの信号が映
像と関連して記録されたものか、映像と関連していない
消し残しのものかの判別信号される。
この実施例は、ポストアンブル部に所定パターンの信
号が記録されているかどうかにより、PCMエリアの信号
が映像と関連して記録されたものか映像と関連していな
い消し残しのものかを判断するものである。
つまり、PCMエリアに映像と関連してPCM信号が記録さ
れていれば、ポストアンブル部に所定のパターンの信号
「1の連続信号」が記録されている。PCM信号が記録済
のテープに、PCM記録方式が設定できない8ミリVTRを用
いて新たな映像を再記録させると、このポストアンブル
部の信号が破壊される。
PCMエリアに映像と関連してPCM信号が記録されてお
り、ポストアンブル部の1の連続信号が再生されると、
バイフェーズ復調回路12から「1」が連続して出力され
る。ポストアンブル期間にバイフェーズ復調回路12から
所定時間連続して「1」が出力されると、出力端子16か
らの出力が現れる。
この実施例では、再記録したときのビデオエリアとPC
Mエリアとが重複しない場合でも、PCMエリアに記録され
ているPCM信号が映像と関連しているものか映像とは無
関係の消し残しのものかを判断することができる。
ところが、この場合には、ポストアンブル部にインデ
ックス信号の消去信号が打ち込まれると、誤判別とな
る。
つまり、ポストアンブル部にインデックス信号が打ち
込まれている場合には、書換え時にこのインデックス信
号を消去するためのインデックス消去信号がポストアン
ブル部に記録される。このインデックス信号の消去信号
は、「1」の連続信号で、ポストアンブル部に記録され
るべき信号のパターンと同様のパターンである。
上述の第2の実施例のように、ポストアンブル部にあ
る「1」の連続するパターンの信号が検出されるかどう
かだけから、PCMエリアに記録されているPCM信号が映像
と関連しているものか映像とは無関係の消し残しのもの
かを判断するようにすると、インデックス信号の消去信
号が打ち込まれている場合には、常にPCMエリアに記録
されているPCM信号が映像と関連していると判断される
ようになってしまう。
c.第3の実施例 第3図は、この発明の第3の実施例を示すものであ
る。この実施例では、PCMエリアの後半部分のエラーが
所定値以上かどうかを判断するPCM後半エリアエラー数
検出回路21と、ポストアンブル部分から所定パターンの
信号が検出されるかどうかを判断するポストアンブル検
出回路22とが設けられる。このように、PCMエリアの後
半部分のエラーが所定値以上かどうかを判断するととも
に、ポストアンブル部分から所定パターンの信号が検出
されるかどうかを判断することにより、判別精度が向上
される。
第3図において、入力端子23からPCMエリアの再生信
号が供給される。
PCMエリアの後半部分の再生信号中の所定数以上のエ
ラーが検出されなければ、PCM後半エリアエラー数検出
回路21の出力が例えば「1」であり、PCMエリアの後半
部分の再生信号中に所定数以上のエラーが検出される
と、PCM後半エリアエラー数検出回路21の出力が例えば
「0」になる。このPCM後半エリアエラー数検出回路21
の出力がANDゲート24に供給される。
ポストアンブル検出回路22で、ポストアンブル部分か
ら「1」の連続信号が検出されるかどうかが判断され
る。ポストアンブル部分から「1」の連続信号が検出さ
れると、ポストアンブル検出回路22の出力が例えば
「1」になり、ポストアンブル部分から「1」の連続信
号が検出されなければ、ポストアンブル検出回路22の出
力は「0」になる。
ANDゲート24の出力が出力端子25から取り出される。
この出力端子25からの出力から、PCMエリアの信号が映
像と関連して記録されたものか、映像と関連していない
消し残しのものかが判断される。
PCMエリアに記録されているPCM信号が映像と関連して
いれば、PCMエリアの後半部分の信号は破壊されていな
いので、PCM後半エリアエラー数検出回路21の出力が
「1」になる。また、PCMエリアに記録されているPCM信
号が映像と関連していれば、ポストアンブル部分の信号
は消去されていないので、ポストアンブル検出回路22の
出力は「1」になる。
PCM後半エリアエラー数検出回路21の検出出力が
「1」になり、且つ、ポストアンブル検出回路22の検出
出力が「1」になった場合に、ANDゲート24の出力が
「1」になる。
すなわち、この実施例では、PCMエリアの後半部分の
エラー数が所定値以下であり、且つ、ポストアンブル部
分から所定パターンの信号が検出される場合だけ、AND
ゲート24の出力が「1」になり、PCMエリアの信号が映
像と関連して記録されたものと判断される。
このようにPCMエリアの後半部分のエラー数が所定値
以上かどうかを検出するとともに、ポストアンブル部分
から所定パターンの信号が検出されるかどうかを検出す
るようにすれば、PCMエラーの信号が映像と関連して記
録されたものか映像と関連していない消し残しのもので
あるかの判断が正確になる。
すなわち、このようにすれば、ビデオ信号を再記録し
た時、ポストアンブル部にインデックス信号の消去信号
が記録されるとともに、再記録したときのビデオエリア
とPCMエリアとが全く重複するような場合以外、PCMエリ
アの信号が映像と関連して記録されたものか映像と関連
していない消し残しのものであるかを正しく判別でき
る。
d.第4の実施例 第4図はこの発明の第4の実施例を示すものである。
第4図において、入力端子31からバイフェーズ復調回路
32にPCMエリアの再生信号が供給される。バイフェーズ
復調回路32で、入力端子31からの再生信号がバイフェー
ズ復調される。
バイフェーズ復調回路32の出力がPCM再生回路33に供
給されるとともに、ポストアンブル検出回路37に供給さ
れる。ポストアンブル検出回路37は、再生信号中にポス
トアンブルの信号に対応するパターンの信号(「1」の
連続信号)があるかどうかを検出するものである。ポス
トアンブル検出回路37の出力がゲート回路35に供給され
る。
再生PCM信号中にエラーがなければ、PCM再生回路33か
ら無エラー信号CRCOKが出力される。この無エラー信号C
RCOKがPCM再生回路33からリトリガブルモノステーブル
マルチバイブレータ(以下リトリガブルモノマルチと略
称する)34に供給される。
リトリガブルモノマルチ34でゲート回路35のウィンド
ウパルスWPが形成される。このウィンドウパルスWPがゲ
ート回路35に供給される。ゲート回路35の出力が出力端
子36から取り出される。
PCMエリアの信号が映像と関連して記録されたもので
あれば、再生PCM信号中に殆どエラーがないので、第4
図Aに示すように、PCM再生回路33から無エラー信号CRC
OKが連続して出力される。この無エラー信号CRCOKによ
り、リトリガブルモノマルチ34が再トリガーされ続け、
第4図Bに示すようなウィンドウパルスWPが出力され
る。PCMエリアの信号が映像と関連して記録されたもの
であれば、PCMエリアの終了後リトリガブルモノマルチ3
4の遅延時間τ経過後まで、ウィンドウパルスWPが開か
れる。
PCMエリアの信号が映像と関連して記録されたもので
あれば、PCMエリアの終了後に、第4図Cに示すよう
に、ポストアンブル検出回路37でポストアンブル部の所
定パターンの信号が検出される。この信号が第4図Dに
示すようにゲート回路35を介して出力端子36から出力さ
れる。
ビデオ信号を再記録したときの8ミリVTRがテープを
(180+α)巻付けるタイプのものであり、PCMエリアの
信号が映像と関連していない消し残しのものであり、PC
Mエリアの後半の信号は破壊されている。したがって、
この場合には、リトリガブルモノマルチ34からのウィン
ドウパルスWPがPCMエリアの後半エリアに対応する部分
から出力されなくなる。
このため、PCMエリアの後にポストアンブル部の所定
パターンの信号が検出されても(この場合、インデック
ス信号の消去信号が検出される可能性がある)、この信
号が出力端子36から出力されない。
ビデオ信号を再記録したときの8ミリVTRがテープを1
80度巻付けるタイプのものであり、PCMエリアの信号が
映像と関連していない消し残しのものである場合にはPC
Mエリアの信号は破壊されていない。この場合には、リ
トリガブルモノマルチ34からのウィンドウパルスWPがPC
Mエリアの終了後、ポストアンブルの期間まで開けられ
る。PCMエリアの信号が映像と関連していない消し残し
のものであれば、PCMエリアの後にポストアンブル部の
所定パターンの信号が検出されないので、出力端子36か
ら出力が現れない。
なお、PCMエリアの信号が映像と関連していない消し
残しのものであり、PCMエリアの後半の信号は破壊され
ておらず、PCMエリアの後にポストアンブル部にインデ
ックス信号の消去信号がある場合は、誤検出となる。し
かしながら、このようなことが起こる可能性はほとんど
なく、実用上、何ら障害とならない。
〔発明の効果〕
この発明によれば、PCMエリアの信号が映像と関連し
て記録されたものか、映像とは無関係の消し残しのもの
かを確実に検出することができる。このため、PCMエリ
アに映像とは無関係の消し残しの信号があっても、この
信号が再生されてしまうことを防止できる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の第1の実施例のブロック図,第2図
はこの発明の第2の実施例のブロック図,第3図はこの
発明の第3の実施例のブロック図,第4図はこの発明の
第4の実施例のブロック図,第5図はこの発明の第4の
実施例の説明に用いるタイミングチャート,第6図はPC
M記録フォーマットの説明に用いる略線図,第7図及び
第8図は従来技術の説明に用いる略線図である。 図面における主要な符号の説明 1,11,23,31:入力端子, 2,33:PCM再生回路, 21:PCM後半エリアエラー数検出回路, 22,37:ポストアンブ検出回路。

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ビデオトラックの延長上に時間軸圧縮され
    たPCMオーディオ信号が記録される磁気記録再生装置に
    おいて、 PCMエリアの中のポストアンブル部に近い部分から再生
    される信号中のエラーを検出し、このPCMエリアの中の
    ポストアンブル部に近い部分から再生される信号中のエ
    ラー状態から上記PCMエリアに消し残しのPCMオーディオ
    信号があるかどうかを判断するようにした磁気記録再生
    装置。
  2. 【請求項2】ビデオトラックの延長上に時間軸圧縮され
    たPCMオーディオ信号が記録される磁気記録再生装置に
    おいて、 ポストアンブル部に記録される信号と対応する信号の有
    無を検出し、このポストアンブル部に記録される信号と
    対応する信号の有無により上記PCMエリアに消し残しのP
    CMオーディオ信号があるかどうかを判断するようにした
    磁気記録再生装置。
  3. 【請求項3】ビデオトラックの延長上に時間軸圧縮され
    たPCMオーディオ信号を記録するようにした磁気記録再
    生装置において、 PCMエリアの中のポストアンブル部に近い部分の再生信
    号中のエラーを検出するとともに、上記ポストアンブル
    部に記録される信号に対応する信号の有無を検出し、上
    記PCMエリアの中のポストアンブル部に近い部分から再
    生される信号中のエラー状態及び上記ポストアンブル部
    に記録される信号に対応する信号の有無により、上記PC
    Mエリアに消し残しのPCMオーディオ信号があるかどうか
    を判断するようにした磁気記録再生装置。
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