JP2905751B2 - 電気コンロ装置 - Google Patents
電気コンロ装置Info
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Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、厨房キャビネット
に設けられる電気コンロ装置に関するものである。
に設けられる電気コンロ装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来から厨房キャビネットのトッププレ
ート部分に電気コンロを配置することが行われている。
そして、従来にあっては、トッププレートはホーロ仕上
げ又はステンレス製であり、電気コンロを配置したトッ
ププレートにおいてはトッププレートの表面をフッ素仕
上げしたものは用いられていなかった。これは、フッ素
コートは耐熱温度が低く、電気コンロの周りに使用する
ことができなかったためである。
ート部分に電気コンロを配置することが行われている。
そして、従来にあっては、トッププレートはホーロ仕上
げ又はステンレス製であり、電気コンロを配置したトッ
ププレートにおいてはトッププレートの表面をフッ素仕
上げしたものは用いられていなかった。これは、フッ素
コートは耐熱温度が低く、電気コンロの周りに使用する
ことができなかったためである。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】上記のように従来例に
あっては、電気コンロを配置したトッププレートにおい
て表面をフッ素仕上げしたものが使用できないという問
題があった。本発明にあっては、電気コンロを配置する
トッププレートとして表面をフッ素仕上げしたトッププ
レートが使用でき、トッププレートの表面を長期間奇麗
な状態とでき、掃除も簡単となり、また、開口部の内周
と電気コンロの外周面との間の隙間から煮汁等が内部に
入るのが防止できる電気コンロ装置を提供することを課
題とするものである。
あっては、電気コンロを配置したトッププレートにおい
て表面をフッ素仕上げしたものが使用できないという問
題があった。本発明にあっては、電気コンロを配置する
トッププレートとして表面をフッ素仕上げしたトッププ
レートが使用でき、トッププレートの表面を長期間奇麗
な状態とでき、掃除も簡単となり、また、開口部の内周
と電気コンロの外周面との間の隙間から煮汁等が内部に
入るのが防止できる電気コンロ装置を提供することを課
題とするものである。
【０００４】
【課題を解決するための手段】上記課題を達成するため
に、本発明の電気コンロ装置は、上面をヒータ面１とし
た電気コンロ２を、表面をフッ素コート仕上げした厨房
キャビネットのトッププレート３の開口部４に配置した
電気コンロ装置において、電気コンロ２の径をトッププ
レート３の開口部４の径より小径とし、電気コンロ２の
上面より下方の電気コンロ２の外周面に鍔部１３を設
け、カバーリング５を電気コンロ２の上部の鍔部１３に
着脱自在に嵌め込み支持し、このカバーリング５で、開
口部４の内周と電気コンロ２の外周面との間の隙間６を
被覆し、カバーリング５をトッププレート３に非接触と
することを特徴とするものである。このような構成とす
ることで、耐熱性の低いフッ素仕上げされたトッププレ
ート３を電気コンロ装置から離れた構造にできて、耐熱
性の低いフッ素コートが電気コンロ２の熱により劣化さ
せられることがないものである。また、カバーリング５
をトッププレート３に非接触とすることで、よりいっそ
う電気コンロ２の熱の影響をトッププレート３が受けな
いものである。そして、トッププレート３の表面はフッ
素仕上げしてあることで、長期間表面を奇麗な状態にで
き、また、拭き取り作業等が容易に行えることになる。
また、電気コンロ２の熱の影響がトッププレート３の表
面のフッ素仕上げ部分に及ばないように、トッププレー
ト３と電気コンロ２とを接触しないように開口部４の内
周と電気コンロ２の外周面との間に隙間６を形成したと
言えども、電気コンロ２の上面より下方の電気コンロ２
の外周面に内周縁をあてがったカバーリング５で、開口
部４の内周と電気コンロ２の外周面との間の隙間６を被
覆することで、カバーリング５により煮汁を受けて、隙
間６から煮汁等が内部に入らないようにできるものであ
り、また、カバーリング５により異物が隙間６から内部
に入るのが防止できるものである。また、カバーリング
５を電気コンロ２に対して着脱自在としておくことで、
カバーリング５の掃除が簡単にでき、また、カバーリン
グ５により覆われる部分の掃除が簡単にできるものであ
る。また、電気コンロ２の上部に下方程径が大きくなっ
た外周が傾斜面となった鍔部１３を設け、カバーリング
５の中央の孔５ａの孔縁よりもやや外周側のカバーリン
グ５の下面の周方向に複数本のガイドピン５ｂを垂下
し、カバーリング５の中央 の孔５ａを電気コンロ２の鍔
部１３に嵌め込み支持すると共に複数のガイドピン５ｂ
を鍔部の下端部の外周縁に接近させることが好ましく、
ガイドピン５ｂがカバーリング５の取付け時の位置決め
ガイドの役目をすると同時に、カバーリング５の中央の
孔５ａが電気コンロ２の鍔部１３の正規の位置に嵌め込
み支持されていない状態では、ガイドピン５ｂが鍔部１
３の傾斜面に当たってカバーリング５が大きく傾くこと
で、カバーリング５が正常に取付けられていないことが
使用者に直ぐに判るようになっている。
に、本発明の電気コンロ装置は、上面をヒータ面１とし
た電気コンロ２を、表面をフッ素コート仕上げした厨房
キャビネットのトッププレート３の開口部４に配置した
電気コンロ装置において、電気コンロ２の径をトッププ
レート３の開口部４の径より小径とし、電気コンロ２の
上面より下方の電気コンロ２の外周面に鍔部１３を設
け、カバーリング５を電気コンロ２の上部の鍔部１３に
着脱自在に嵌め込み支持し、このカバーリング５で、開
口部４の内周と電気コンロ２の外周面との間の隙間６を
被覆し、カバーリング５をトッププレート３に非接触と
することを特徴とするものである。このような構成とす
ることで、耐熱性の低いフッ素仕上げされたトッププレ
ート３を電気コンロ装置から離れた構造にできて、耐熱
性の低いフッ素コートが電気コンロ２の熱により劣化さ
せられることがないものである。また、カバーリング５
をトッププレート３に非接触とすることで、よりいっそ
う電気コンロ２の熱の影響をトッププレート３が受けな
いものである。そして、トッププレート３の表面はフッ
素仕上げしてあることで、長期間表面を奇麗な状態にで
き、また、拭き取り作業等が容易に行えることになる。
また、電気コンロ２の熱の影響がトッププレート３の表
面のフッ素仕上げ部分に及ばないように、トッププレー
ト３と電気コンロ２とを接触しないように開口部４の内
周と電気コンロ２の外周面との間に隙間６を形成したと
言えども、電気コンロ２の上面より下方の電気コンロ２
の外周面に内周縁をあてがったカバーリング５で、開口
部４の内周と電気コンロ２の外周面との間の隙間６を被
覆することで、カバーリング５により煮汁を受けて、隙
間６から煮汁等が内部に入らないようにできるものであ
り、また、カバーリング５により異物が隙間６から内部
に入るのが防止できるものである。また、カバーリング
５を電気コンロ２に対して着脱自在としておくことで、
カバーリング５の掃除が簡単にでき、また、カバーリン
グ５により覆われる部分の掃除が簡単にできるものであ
る。また、電気コンロ２の上部に下方程径が大きくなっ
た外周が傾斜面となった鍔部１３を設け、カバーリング
５の中央の孔５ａの孔縁よりもやや外周側のカバーリン
グ５の下面の周方向に複数本のガイドピン５ｂを垂下
し、カバーリング５の中央 の孔５ａを電気コンロ２の鍔
部１３に嵌め込み支持すると共に複数のガイドピン５ｂ
を鍔部の下端部の外周縁に接近させることが好ましく、
ガイドピン５ｂがカバーリング５の取付け時の位置決め
ガイドの役目をすると同時に、カバーリング５の中央の
孔５ａが電気コンロ２の鍔部１３の正規の位置に嵌め込
み支持されていない状態では、ガイドピン５ｂが鍔部１
３の傾斜面に当たってカバーリング５が大きく傾くこと
で、カバーリング５が正常に取付けられていないことが
使用者に直ぐに判るようになっている。
【０００５】
【発明の実施の形態】以下、本発明を添付図面に示す実
施形態に基づいて説明する。図中７はシステムキッチン
のような厨房キャビネットのカウンターであり、該カウ
ンター７に図１に示すように、コンロ装置８が装備して
ある。本実施形態において、コンロ装置８は図２に示す
ように、ガスコンロ９と電気コンロ２とを備えたもので
あり、更に、下部にグリル装置１０を備えている。
施形態に基づいて説明する。図中７はシステムキッチン
のような厨房キャビネットのカウンターであり、該カウ
ンター７に図１に示すように、コンロ装置８が装備して
ある。本実施形態において、コンロ装置８は図２に示す
ように、ガスコンロ９と電気コンロ２とを備えたもので
あり、更に、下部にグリル装置１０を備えている。
【０００６】コンロ装置８の上面部にはトッププレート
３が設けてあり、このトッププレート３には表面にフッ
素仕上げがしてあってフッ素コートの層が形成してあ
る。表面をフッ素仕上げしたトッププレート３には図
１、図３に示すように開口部４が設けてあり、この開口
部４に上面がヒータ面１となった電気コンロ２が挿入し
てあって、電気コンロ２の上面がトッププレート３表面
よりやや上方に位置している。電気コンロ２としては、
例えば抵抗線加熱によるもの、電磁誘導加熱によるも
の、ハロゲンランプの加熱によるもの等が採用できる。
３が設けてあり、このトッププレート３には表面にフッ
素仕上げがしてあってフッ素コートの層が形成してあ
る。表面をフッ素仕上げしたトッププレート３には図
１、図３に示すように開口部４が設けてあり、この開口
部４に上面がヒータ面１となった電気コンロ２が挿入し
てあって、電気コンロ２の上面がトッププレート３表面
よりやや上方に位置している。電気コンロ２としては、
例えば抵抗線加熱によるもの、電磁誘導加熱によるも
の、ハロゲンランプの加熱によるもの等が採用できる。
【０００７】電気コンロ２の径はトッププレート３の開
口部４の径より小径となっており、開口部４の内周縁と
電気コンロ２の外周面との間に図１、図４に示すよう
に、隙間６が形成してあって、電気コンロ２の熱の影響
がトッププレート３の表面のフッ素コートに及ばないよ
うにしている。トッププレート３の開口部４はトッププ
レート３の他の部分よりも一段低くなった段部１１部分
に形成してある。また、この段部１１の外周部には立ち
上がり突条１２が環状に形成してあり、立ち上がり突条
１２によりトッププレート３の表面に落ちた煮汁等が段
部１１に設けた開口部４側に流れ込まないようにしてあ
る。
口部４の径より小径となっており、開口部４の内周縁と
電気コンロ２の外周面との間に図１、図４に示すよう
に、隙間６が形成してあって、電気コンロ２の熱の影響
がトッププレート３の表面のフッ素コートに及ばないよ
うにしている。トッププレート３の開口部４はトッププ
レート３の他の部分よりも一段低くなった段部１１部分
に形成してある。また、この段部１１の外周部には立ち
上がり突条１２が環状に形成してあり、立ち上がり突条
１２によりトッププレート３の表面に落ちた煮汁等が段
部１１に設けた開口部４側に流れ込まないようにしてあ
る。
【０００８】電気コンロ２の上部には下方程径が大きく
なった外周が傾斜面となった鍔部１３が設けてあり、鍔
部１３の傾斜した側面は電気コンロ２の上面のヒータ面
１よりも下位置となっている。この電気コンロ２の上部
の鍔部１３の外周の傾斜面にはカバーリング５を嵌め込
み支持してあって、該カバーリング５により開口部４の
内周と電気コンロ２の外周面との間の隙間６を上方より
被覆している。カバーリング５を電気コンロ２の上面の
ヒータ面１よりも下位置に配置したのは、電気コンロ２
の上面のヒータ面１に鍋等を置いて加熱調理してもカバ
ーリング５が鍋等に接触せず、熱が伝わらないようにす
るためである。
なった外周が傾斜面となった鍔部１３が設けてあり、鍔
部１３の傾斜した側面は電気コンロ２の上面のヒータ面
１よりも下位置となっている。この電気コンロ２の上部
の鍔部１３の外周の傾斜面にはカバーリング５を嵌め込
み支持してあって、該カバーリング５により開口部４の
内周と電気コンロ２の外周面との間の隙間６を上方より
被覆している。カバーリング５を電気コンロ２の上面の
ヒータ面１よりも下位置に配置したのは、電気コンロ２
の上面のヒータ面１に鍋等を置いて加熱調理してもカバ
ーリング５が鍋等に接触せず、熱が伝わらないようにす
るためである。
【０００９】カバーリング５の上面部の略外側半部は外
方に行くほど下となるように傾斜しており、また、カバ
ーリング５の外端部はトッププレート３の立ち上がり突
条１２よりも外側の上方に位置しており、このため、カ
バーリング５に煮汁が滴下しても煮汁は隙間６に流れ込
むことがなく、トッププレート３の表面に流れることに
なる。
方に行くほど下となるように傾斜しており、また、カバ
ーリング５の外端部はトッププレート３の立ち上がり突
条１２よりも外側の上方に位置しており、このため、カ
バーリング５に煮汁が滴下しても煮汁は隙間６に流れ込
むことがなく、トッププレート３の表面に流れることに
なる。
【００１０】ここで、カバーリング５を電気コンロ２に
対して着脱自在としておくことで、カバーリング５の掃
除が簡単にでき、また、カバーリング５により覆われる
立ち上がり突条１２及び段部１１の掃除が簡単にできる
ことになる。カバーリング５を電気コンロ２に対して着
脱自在とするには、例えば、カバーリング５の中央の孔
５ａを電気コンロ２の鍔部１３に上方から嵌め込むこと
で、カバーリング５の中央の孔５ａの内周縁を電気コン
ロ２の鍔部１３の傾斜面に当てて支持させるだけでカバ
ーリング５を電気コンロ２に取付けるようにすると、カ
バーリング５を摘んで上方に持ち上げるだけで簡単に電
気コンロ２から取り外すことができるものである。ここ
で添付図面に示す実施形態においては、図１、図４、図
５に示すように、カバーリング５の中央の孔５ａの孔縁
よりもやや外周側のカバーリング５の下面には周方向に
複数本のガイドピン５ｂを垂下してある。そして、カバ
ーリング５の中央の孔５ａを電気コンロ２の鍔部１３の
正規の位置に嵌め込み支持された状態で、複数のガイド
ピン５ｂがいずれも鍔部１３の下端部の外周縁に接近す
る（ガイドピン５ｂと鍔部１３の下端部の外周縁との間
に製作時の寸法誤差を吸収するためのごくわずかな隙間
しか残らない程度まで接近する）ようになっており、こ
のような構成とすることで、ガイドピン５ｂはカバーリ
ング５の取付け時の位置決めガイドの役目をすると同時
に、カバーリング５の中央の孔５ａが電気コンロ２の鍔
部１３の正規の位置に嵌め込み支持されていない状態で
は、ガイドピン５ｂが鍔部１３の傾斜面に当たってカバ
ーリング５が大きく傾くことで、カバーリング５が正常
に取付けられていないことが使用者に直ぐに判るように
なっている。
対して着脱自在としておくことで、カバーリング５の掃
除が簡単にでき、また、カバーリング５により覆われる
立ち上がり突条１２及び段部１１の掃除が簡単にできる
ことになる。カバーリング５を電気コンロ２に対して着
脱自在とするには、例えば、カバーリング５の中央の孔
５ａを電気コンロ２の鍔部１３に上方から嵌め込むこと
で、カバーリング５の中央の孔５ａの内周縁を電気コン
ロ２の鍔部１３の傾斜面に当てて支持させるだけでカバ
ーリング５を電気コンロ２に取付けるようにすると、カ
バーリング５を摘んで上方に持ち上げるだけで簡単に電
気コンロ２から取り外すことができるものである。ここ
で添付図面に示す実施形態においては、図１、図４、図
５に示すように、カバーリング５の中央の孔５ａの孔縁
よりもやや外周側のカバーリング５の下面には周方向に
複数本のガイドピン５ｂを垂下してある。そして、カバ
ーリング５の中央の孔５ａを電気コンロ２の鍔部１３の
正規の位置に嵌め込み支持された状態で、複数のガイド
ピン５ｂがいずれも鍔部１３の下端部の外周縁に接近す
る（ガイドピン５ｂと鍔部１３の下端部の外周縁との間
に製作時の寸法誤差を吸収するためのごくわずかな隙間
しか残らない程度まで接近する）ようになっており、こ
のような構成とすることで、ガイドピン５ｂはカバーリ
ング５の取付け時の位置決めガイドの役目をすると同時
に、カバーリング５の中央の孔５ａが電気コンロ２の鍔
部１３の正規の位置に嵌め込み支持されていない状態で
は、ガイドピン５ｂが鍔部１３の傾斜面に当たってカバ
ーリング５が大きく傾くことで、カバーリング５が正常
に取付けられていないことが使用者に直ぐに判るように
なっている。
【００１１】ところで図４に示すように、カバーリング
５はトッププレート３に対して非接触となっており、こ
のようにカバーリング５をトッププレート３に対して非
接触とすることで、よりいっそう電気コンロ２の熱の影
響をトッププレート３が受けないようにできるものであ
る。
５はトッププレート３に対して非接触となっており、こ
のようにカバーリング５をトッププレート３に対して非
接触とすることで、よりいっそう電気コンロ２の熱の影
響をトッププレート３が受けないようにできるものであ
る。
【００１２】なお、図１において１５はコンロ装置８に
設けたガスコンロ９に備わっている温度センサーであ
り、ガスコンロ９の五徳１６に鍋等を載せて調理する場
合、鍋等の下面に温度センサーが接して鍋等の下面の温
度を検出し、異常温度になるとガスの供給を停止するよ
うになっており、天ぷら油の過熱防止や、焦げつき防止
ができるものである。また、図３において１９はガスコ
ンロ９に設けられる汁受け皿である。
設けたガスコンロ９に備わっている温度センサーであ
り、ガスコンロ９の五徳１６に鍋等を載せて調理する場
合、鍋等の下面に温度センサーが接して鍋等の下面の温
度を検出し、異常温度になるとガスの供給を停止するよ
うになっており、天ぷら油の過熱防止や、焦げつき防止
ができるものである。また、図３において１９はガスコ
ンロ９に設けられる汁受け皿である。
【００１３】また、図１、図３において１７はグリル装
置１０の排気をするための排気部であって、該排気部１
７には着脱自在に排気カバー１８が取付けてある。
置１０の排気をするための排気部であって、該排気部１
７には着脱自在に排気カバー１８が取付けてある。
【００１４】
【発明の効果】本発明の請求項１記載の発明にあって
は、上述のように、上面をヒータ面とした電気コンロ
を、表面をフッ素コート仕上げした厨房キャビネットの
トッププレートの開口部に配置した電気コンロ装置にお
いて、電気コンロの径をトッププレートの開口部の径よ
り小径とし、電気コンロの上面より下方の電気コンロの
外周面に鍔部を設け、カバーリングを電気コンロの上部
の鍔部に着脱自在に嵌め込み支持し、このカバーリング
で、開口部の内周と電気コンロの外周面との間の隙間を
被覆し、カバーリングをトッププレートに非接触とする
ので、表面を耐熱性の低いフッ素仕上げしたトッププレ
ートが電気コンロ装置から離れた構造にできて、耐熱性
の低いフッ素コートが電気コンロの熱により劣化しない
ものであり、更に、カバーリングをトッププレートに非
接触とすることで、よりいっそう電気コンロの熱の影響
をトッププレートが受けないものであって、この結果、
トッププレートの表面をフッ素仕上げにより長期間表面
を奇麗な状態にできるものであり、また、拭き取り作業
等が容易に行えるものである。しかも、電気コンロの熱
の影響がトッププレートの表面のフッ素仕上げ部分に及
ばないように、トッププレートと電気コンロとを接触し
ないように開口部の内周と電気コンロの外周面との間に
隙間を形成したと言えども、カバーリングにより隙間を
被覆するので、カバーリングにより煮汁を受けて、隙間
から煮汁等が内部に入らないようにでき、また、カバー
リングにより異物が隙間から内部に入るのが防止でき
て、内部の機器に悪影響を及ぼさないものである。しか
も、カバーリングの内周縁は電気コンロの上面から下方
に離れており、鍋等を置いて加熱調理してもカバーリン
グに鍋等が接触せず、熱が伝わらないようにできるもの
であり、しかもカバーリングを電気コンロに対して着脱
自在としてあるので、カバーリングの掃除が簡単にで
き、また、カバーリングにより覆われる部分の掃除が簡
単にできるものである。 また、請求項２記載の発明にあ
っては、上記請求項１記載の発明の効果に加えて、電気
コンロの上部に下方程径が大きくなった外周が傾斜面と
なった鍔部を設け、カバーリングの中央の孔の孔縁より
もやや外周側のカバーリングの下面の周方向に複数本の
ガイドピンを垂下し、カバーリングの中央の孔を電気コ
ンロの鍔 部に嵌め込み支持すると共に複数のガイドピン
を鍔部の下端部の外周縁に接近させてあるので、ガイド
ピンがカバーリングの取付け時の位置決めガイドの役目
をすると同時に、カバーリングの中央の孔が電気コンロ
の鍔部の正規の位置に嵌め込み支持されていない状態で
は、ガイドピンが鍔部の傾斜面に当たってカバーリング
が大きく傾くことで、カバーリングが正常に取付けられ
ていないことが使用者に直ぐに判るものである。
は、上述のように、上面をヒータ面とした電気コンロ
を、表面をフッ素コート仕上げした厨房キャビネットの
トッププレートの開口部に配置した電気コンロ装置にお
いて、電気コンロの径をトッププレートの開口部の径よ
り小径とし、電気コンロの上面より下方の電気コンロの
外周面に鍔部を設け、カバーリングを電気コンロの上部
の鍔部に着脱自在に嵌め込み支持し、このカバーリング
で、開口部の内周と電気コンロの外周面との間の隙間を
被覆し、カバーリングをトッププレートに非接触とする
ので、表面を耐熱性の低いフッ素仕上げしたトッププレ
ートが電気コンロ装置から離れた構造にできて、耐熱性
の低いフッ素コートが電気コンロの熱により劣化しない
ものであり、更に、カバーリングをトッププレートに非
接触とすることで、よりいっそう電気コンロの熱の影響
をトッププレートが受けないものであって、この結果、
トッププレートの表面をフッ素仕上げにより長期間表面
を奇麗な状態にできるものであり、また、拭き取り作業
等が容易に行えるものである。しかも、電気コンロの熱
の影響がトッププレートの表面のフッ素仕上げ部分に及
ばないように、トッププレートと電気コンロとを接触し
ないように開口部の内周と電気コンロの外周面との間に
隙間を形成したと言えども、カバーリングにより隙間を
被覆するので、カバーリングにより煮汁を受けて、隙間
から煮汁等が内部に入らないようにでき、また、カバー
リングにより異物が隙間から内部に入るのが防止でき
て、内部の機器に悪影響を及ぼさないものである。しか
も、カバーリングの内周縁は電気コンロの上面から下方
に離れており、鍋等を置いて加熱調理してもカバーリン
グに鍋等が接触せず、熱が伝わらないようにできるもの
であり、しかもカバーリングを電気コンロに対して着脱
自在としてあるので、カバーリングの掃除が簡単にで
き、また、カバーリングにより覆われる部分の掃除が簡
単にできるものである。 また、請求項２記載の発明にあ
っては、上記請求項１記載の発明の効果に加えて、電気
コンロの上部に下方程径が大きくなった外周が傾斜面と
なった鍔部を設け、カバーリングの中央の孔の孔縁より
もやや外周側のカバーリングの下面の周方向に複数本の
ガイドピンを垂下し、カバーリングの中央の孔を電気コ
ンロの鍔 部に嵌め込み支持すると共に複数のガイドピン
を鍔部の下端部の外周縁に接近させてあるので、ガイド
ピンがカバーリングの取付け時の位置決めガイドの役目
をすると同時に、カバーリングの中央の孔が電気コンロ
の鍔部の正規の位置に嵌め込み支持されていない状態で
は、ガイドピンが鍔部の傾斜面に当たってカバーリング
が大きく傾くことで、カバーリングが正常に取付けられ
ていないことが使用者に直ぐに判るものである。
【図１】本発明の一実施形態のコンロ装置を厨房キャビ
ネットのカウンターに組み込んだ状態の断面図である。
ネットのカウンターに組み込んだ状態の断面図である。
【図２】同上に用いるコンロ装置の斜視図である。
【図３】同上の要部分解斜視図である。
【図４】同上の要部拡大断面図である。
【図５】（ａ）は同上のカバーリングの平面図であり、
（ｂ）は断面図である。
（ｂ）は断面図である。
１ ヒータ面 ２ 電気コンロ ３ トッププレート ４ 開口部 ５ カバーリング ６ 隙間
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 富永 明浩 大阪市港区南市岡１丁目１番52号 株式 会社ハーマン内 (72)発明者 智多 祐章 大阪市港区南市岡１丁目１番52号 株式 会社ハーマン内 (56)参考文献 実開 平１−75710（ＪＰ，Ｕ) (58)調査した分野(Int.Cl.6，ＤＢ名) F24C 7/04 - 7/06 F24C 15/08 A47B 77/08
Claims (2)
- 【請求項１】 上面をヒータ面とした電気コンロを、表
面をフッ素コート仕上げした厨房キャビネットのトップ
プレートの開口部に配置した電気コンロ装置において、
電気コンロの径をトッププレートの開口部の径より小径
とし、電気コンロの上面より下方の電気コンロの外周面
に鍔部を設け、カバーリングを電気コンロの上部の鍔部
に着脱自在に嵌め込み支持し、このカバーリングで、開
口部の内周と電気コンロの外周面との間の隙間を被覆
し、カバーリングをトッププレートに非接触とすること
を特徴とする電気コンロ装置。 - 【請求項２】 電気コンロの上部に下方程径が大きくな
った外周が傾斜面となった鍔部を設け、カバーリングの
中央の孔の孔縁よりもやや外周側のカバーリングの下面
の周方向に複数本のガイドピンを垂下し、カバーリング
の中央の孔を電気コンロの鍔部に嵌め込み支持すると共
に複数のガイドピンを鍔部の下端部の外周縁に接近させ
て成ることを特徴とする請求項１記載の電気コンロ装
置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1883897A JP2905751B2 (ja) | 1997-01-31 | 1997-01-31 | 電気コンロ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1883897A JP2905751B2 (ja) | 1997-01-31 | 1997-01-31 | 電気コンロ装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10220776A JPH10220776A (ja) | 1998-08-21 |
| JP2905751B2 true JP2905751B2 (ja) | 1999-06-14 |
Family
ID=11982709
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1883897A Expired - Fee Related JP2905751B2 (ja) | 1997-01-31 | 1997-01-31 | 電気コンロ装置 |
Country Status (1)
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|---|---|
| JP (1) | JP2905751B2 (ja) |
-
1997
- 1997-01-31 JP JP1883897A patent/JP2905751B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH10220776A (ja) | 1998-08-21 |
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