JP2904783B1 - シールド掘進機用エレクタ装置 - Google Patents
シールド掘進機用エレクタ装置Info
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- JP2904783B1 JP2904783B1 JP10214297A JP21429798A JP2904783B1 JP 2904783 B1 JP2904783 B1 JP 2904783B1 JP 10214297 A JP10214297 A JP 10214297A JP 21429798 A JP21429798 A JP 21429798A JP 2904783 B1 JP2904783 B1 JP 2904783B1
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Abstract
【要約】
【課題】新規セグメントのローリング方向の姿勢調節を
簡単化し、新規セグメントのピッチング方向の姿勢調節
を簡単化し、セグメント組付けの作業能率を高め、構造
を極力簡単化したシールド掘進機用エレクタ装置を提供
する。 【解決手段】セグメント把持部23をスライダー本体2
2に対してY方向に向き且つスライダー本体22中心に
対してオフセットした軸心回りに回動自在に枢支するピ
ッチング枢支機構42と、セグメント把持部23をスラ
イダー本体22に対して軸心と平行でY方向に離隔し且
つスライダー本体22中心に対してオフセットした1対
のローリング軸心回りに回動自在に枢支する1対のロー
リング枢支機構47と、枢支用連結を夫々解除可能な1
対の解除機構50とを備えたことで、一方の解除機構5
0を作動させて他方のローリング枢支機構47を介して
新規セグメントSbのローリング姿勢を簡単に調節でき
る。
簡単化し、新規セグメントのピッチング方向の姿勢調節
を簡単化し、セグメント組付けの作業能率を高め、構造
を極力簡単化したシールド掘進機用エレクタ装置を提供
する。 【解決手段】セグメント把持部23をスライダー本体2
2に対してY方向に向き且つスライダー本体22中心に
対してオフセットした軸心回りに回動自在に枢支するピ
ッチング枢支機構42と、セグメント把持部23をスラ
イダー本体22に対して軸心と平行でY方向に離隔し且
つスライダー本体22中心に対してオフセットした1対
のローリング軸心回りに回動自在に枢支する1対のロー
リング枢支機構47と、枢支用連結を夫々解除可能な1
対の解除機構50とを備えたことで、一方の解除機構5
0を作動させて他方のローリング枢支機構47を介して
新規セグメントSbのローリング姿勢を簡単に調節でき
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】 本発明は、シ−ルド掘進機
用エレクタ装置に関し、セグメントをトンネル内面の組
付け位置に移送し、セグメントの姿勢(ローリング姿
勢、ピッチング姿勢、ヨーイング姿勢)を微調節して組
付けることのできるエレクタ装置に関する。
用エレクタ装置に関し、セグメントをトンネル内面の組
付け位置に移送し、セグメントの姿勢(ローリング姿
勢、ピッチング姿勢、ヨーイング姿勢)を微調節して組
付けることのできるエレクタ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】 各種のシールド坑(上下水道用トンネ
ル、地下鉄用トンネル、通信ケーブル用トンネル、共同
溝用トンネルなど)をシールド工法により構築する為の
掘削装置としてシールド掘進機が広く実用に供されてい
る。シールド掘進機は、通常カッターディスクを正回転
させつつ掘削する状態と逆回転させつつ掘削する状態と
を切換えながら、円形断面トンネルを掘削するように構
成され、シ−ルド掘進機には、掘削したトンネルの内面
にセグメントを組付けるエレクタ装置が設けられ、トン
ネルを1リング分掘削する毎にトンネルの掘削を停止し
た状態において、エレクタ装置によりトンネルの内面に
複数のセグメントをリング状に組付ける。
ル、地下鉄用トンネル、通信ケーブル用トンネル、共同
溝用トンネルなど)をシールド工法により構築する為の
掘削装置としてシールド掘進機が広く実用に供されてい
る。シールド掘進機は、通常カッターディスクを正回転
させつつ掘削する状態と逆回転させつつ掘削する状態と
を切換えながら、円形断面トンネルを掘削するように構
成され、シ−ルド掘進機には、掘削したトンネルの内面
にセグメントを組付けるエレクタ装置が設けられ、トン
ネルを1リング分掘削する毎にトンネルの掘削を停止し
た状態において、エレクタ装置によりトンネルの内面に
複数のセグメントをリング状に組付ける。
【0003】従来、トンネルの内面に覆工したセグメン
ト同士を連結するのにボルトが適用されてきたが、最近
ではセグメント組付けの能率向上の為に、ボルトレスに
てセグメント同士を連結する特殊連結機構が適用されつ
つある。掘削したトンネルの軸心とエレクタ装置のリン
グ状のエレクタ基枠の軸心とを一致させることが望まし
いが、両者間には誤差があるので、最近のエレクタ装置
では、セグメント組付けの能率を高める為に、セグメン
ト把持部に把持したセグメントの姿勢を少なくともロー
ル方向、ピッチング方向、ヨーイング方向に微調整する
機構が設けられている。
ト同士を連結するのにボルトが適用されてきたが、最近
ではセグメント組付けの能率向上の為に、ボルトレスに
てセグメント同士を連結する特殊連結機構が適用されつ
つある。掘削したトンネルの軸心とエレクタ装置のリン
グ状のエレクタ基枠の軸心とを一致させることが望まし
いが、両者間には誤差があるので、最近のエレクタ装置
では、セグメント組付けの能率を高める為に、セグメン
ト把持部に把持したセグメントの姿勢を少なくともロー
ル方向、ピッチング方向、ヨーイング方向に微調整する
機構が設けられている。
【0004】例えば、特開平7−62996号公報に記
載のセグメント組立装置においては、エレクタ基枠に回
転自在に支持された支持フレームにエレクタ本体を装備
し、このエレクタ本体の把持機構を介してセグメントを
把持し、その把持したセグメントの姿勢を、少なくと
も、ローリング方向、ピッチング方向、ヨーイング方向
に微調節可能に構成してある。
載のセグメント組立装置においては、エレクタ基枠に回
転自在に支持された支持フレームにエレクタ本体を装備
し、このエレクタ本体の把持機構を介してセグメントを
把持し、その把持したセグメントの姿勢を、少なくと
も、ローリング方向、ピッチング方向、ヨーイング方向
に微調節可能に構成してある。
【0005】即ち、エレクタ本体は、支持フレームに固
定の水平移動ボックス部、この水平移動ボックス部に連
結支持されて周方向に位置調節される旋回ボックス部、
この旋回ボックス部に連結支持されてヨー軸心回りに姿
勢調節されるヨーイングボックス部、このヨーイングボ
ックス部に連結支持されて1つのロール軸心回りに姿勢
調節されるローリングボックス部、このローリングボッ
クス部に連結支持されて1つのピッチ軸心回りに姿勢調
節されるピッチングボックス部などで構成され、このピ
ッチングボックス部をセグメントの内径面に当接させる
状態にセグメントを把持する。
定の水平移動ボックス部、この水平移動ボックス部に連
結支持されて周方向に位置調節される旋回ボックス部、
この旋回ボックス部に連結支持されてヨー軸心回りに姿
勢調節されるヨーイングボックス部、このヨーイングボ
ックス部に連結支持されて1つのロール軸心回りに姿勢
調節されるローリングボックス部、このローリングボッ
クス部に連結支持されて1つのピッチ軸心回りに姿勢調
節されるピッチングボックス部などで構成され、このピ
ッチングボックス部をセグメントの内径面に当接させる
状態にセグメントを把持する。
【0006】尚、前記ヨー軸心はエレクタ本体のほぼ中
心を通る位置にあり、前記ロール軸心はエレクタ本体の
中心に対応する位置にあり、前記ピッチ軸心はエレクタ
本体の中心に対応する位置にある。さらに、前記ピッチ
ングボックス部の周方向両端部から隣接する既設セグメ
ントに接触可能に張り出すガイドを設け、このガイド
に、エレクタ本体が保持する新規セグメントの内径面に
一致する円筒面に押圧される1対の押圧部を設け、何れ
かの押圧部を既設セグメントの内径面部へ押圧させて、
新規セグメントと既設セグメントとの内径面部を一致さ
せ段差の発生を防止するように構成してある。
心を通る位置にあり、前記ロール軸心はエレクタ本体の
中心に対応する位置にあり、前記ピッチ軸心はエレクタ
本体の中心に対応する位置にある。さらに、前記ピッチ
ングボックス部の周方向両端部から隣接する既設セグメ
ントに接触可能に張り出すガイドを設け、このガイド
に、エレクタ本体が保持する新規セグメントの内径面に
一致する円筒面に押圧される1対の押圧部を設け、何れ
かの押圧部を既設セグメントの内径面部へ押圧させて、
新規セグメントと既設セグメントとの内径面部を一致さ
せ段差の発生を防止するように構成してある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】 前記公報に記載のエ
レクタ装置では、エレクタ本体の中心に対応する位置に
設けた1つのロール軸心の回りにセグメントをローリン
グさせてローリング姿勢を調節するように構成してある
ため、把持した新規のセグメントの片方の端部を既設セ
グメントに一致させるようにローリング姿勢を調節する
と、セグメントの他方の端部が逆方向にずれてしまう傾
向があり、セグメントのローリング姿勢を調節するのが
非常に難しい。このことは、ピッチング姿勢についても
ほぼ同様であり、セグメントのピッチング姿勢を調節す
るのも容易ではない。
レクタ装置では、エレクタ本体の中心に対応する位置に
設けた1つのロール軸心の回りにセグメントをローリン
グさせてローリング姿勢を調節するように構成してある
ため、把持した新規のセグメントの片方の端部を既設セ
グメントに一致させるようにローリング姿勢を調節する
と、セグメントの他方の端部が逆方向にずれてしまう傾
向があり、セグメントのローリング姿勢を調節するのが
非常に難しい。このことは、ピッチング姿勢についても
ほぼ同様であり、セグメントのピッチング姿勢を調節す
るのも容易ではない。
【0008】前記公報に記載のエレクタ装置では、1対
のガイドに夫々押圧部を設け、それら押圧部を既設セグ
メントに押圧させて既設セグメントと新規セグメントの
トンネル径方向位置を設定する構成であるので、エレク
タ本体が大型化し、構造が複雑化する。前記ガイドや押
圧部の他に、押圧部が押圧する際の押し付け力を検知す
る為の高価な力センサ等が必要になるので、製作コスト
的に不利である。本発明の目的は、新規セグメントのロ
ーリング方向の姿勢調節を簡単化すること、新規セグメ
ントのピッチング方向の姿勢調節を簡単化すること、セ
グメント組付けの作業能率を高めること、構造を極力簡
単化すること、等である。
のガイドに夫々押圧部を設け、それら押圧部を既設セグ
メントに押圧させて既設セグメントと新規セグメントの
トンネル径方向位置を設定する構成であるので、エレク
タ本体が大型化し、構造が複雑化する。前記ガイドや押
圧部の他に、押圧部が押圧する際の押し付け力を検知す
る為の高価な力センサ等が必要になるので、製作コスト
的に不利である。本発明の目的は、新規セグメントのロ
ーリング方向の姿勢調節を簡単化すること、新規セグメ
ントのピッチング方向の姿勢調節を簡単化すること、セ
グメント組付けの作業能率を高めること、構造を極力簡
単化すること、等である。
【0009】
【課題を解決するための手段】 請求項1のシ−ルド掘
進機用エレクタ装置は、シールド掘進機でトンネルを掘
進する掘進方向と平行な軸心回りに回動可能なエレクタ
基枠と、エレクタ基枠に前記軸心と直交する第1方向へ
移動可能に装備されたスライダー装置とを備え、スライ
ダー装置は前記軸心と平行な第2方向へ移動可能に支持
されたスライダー本体と、セグメントを把持するセグメ
ント把持部を備えたシールド掘進機用エレクタ装置にお
いて、前記セグメント把持部をスライダー本体に対して
第1,第2方向の双方に直交する第3方向に向き且つス
ライダー本体の中心に対してオフセットした軸心回りに
回動自在に枢支するピッチング枢支機構と、前記セグメ
ント把持部をスライダー本体に対して前記軸心と平行で
第3方向に離隔し且つスライダー本体の中心に対してオ
フセットした1対のローリング軸心回りに回動自在に枢
支する1対のローリング枢支機構と、前記1対のローリ
ング枢支機構の枢支用連結を夫々解除可能な1対の解除
機構と、を備えたことを特徴とするものである。
進機用エレクタ装置は、シールド掘進機でトンネルを掘
進する掘進方向と平行な軸心回りに回動可能なエレクタ
基枠と、エレクタ基枠に前記軸心と直交する第1方向へ
移動可能に装備されたスライダー装置とを備え、スライ
ダー装置は前記軸心と平行な第2方向へ移動可能に支持
されたスライダー本体と、セグメントを把持するセグメ
ント把持部を備えたシールド掘進機用エレクタ装置にお
いて、前記セグメント把持部をスライダー本体に対して
第1,第2方向の双方に直交する第3方向に向き且つス
ライダー本体の中心に対してオフセットした軸心回りに
回動自在に枢支するピッチング枢支機構と、前記セグメ
ント把持部をスライダー本体に対して前記軸心と平行で
第3方向に離隔し且つスライダー本体の中心に対してオ
フセットした1対のローリング軸心回りに回動自在に枢
支する1対のローリング枢支機構と、前記1対のローリ
ング枢支機構の枢支用連結を夫々解除可能な1対の解除
機構と、を備えたことを特徴とするものである。
【0010】セグメントを把持する際には、スライダー
装置を第1方向に移動させて下降させ、スライダー本体
を第2方向に移動させてセグメント把持部にセグメント
を把持する。次に、セグメントを組付けるべき位置に移
動させる際には、スライダー装置を第1方向に径縮小方
向へ移動させてから、エレクタ基枠を周方向へ回動させ
る。次に、スライダー装置を第1方向に径拡大方向へ移
動させて新規のセグメントをトンネル内面へ接近させ、
そのセグメントの姿勢をローリング方向、ピッチング方
向、ヨーイング方向へ夫々微調節してトンネル内面に組
付ける。
装置を第1方向に移動させて下降させ、スライダー本体
を第2方向に移動させてセグメント把持部にセグメント
を把持する。次に、セグメントを組付けるべき位置に移
動させる際には、スライダー装置を第1方向に径縮小方
向へ移動させてから、エレクタ基枠を周方向へ回動させ
る。次に、スライダー装置を第1方向に径拡大方向へ移
動させて新規のセグメントをトンネル内面へ接近させ、
そのセグメントの姿勢をローリング方向、ピッチング方
向、ヨーイング方向へ夫々微調節してトンネル内面に組
付ける。
【0011】セグメント把持部は、前記軸心と平行で第
3方向に離隔し且つスライダー本体の中心に対してオフ
セットした1対のローリング軸心回りに回動自在に枢支
する1対のローリング枢支機構を介してエレクタ本体に
枢支され、1対のローリング枢支機構の枢支用連結を夫
々解除可能な1対の解除機構を設けてあるため、セグメ
ントのローリング姿勢を調節する際に、いずれか一方の
解除機構を作動させて他方のローリング枢支機構を介し
てセグメントのローリング姿勢を調節することができ
る。このとき、新規セグメントの一端側の位置を既設セ
グメントに対して合わせる際、他端側の位置が逆向きに
ずれなくなり、簡単に且つ能率的にローリング姿勢を調
節できる。
3方向に離隔し且つスライダー本体の中心に対してオフ
セットした1対のローリング軸心回りに回動自在に枢支
する1対のローリング枢支機構を介してエレクタ本体に
枢支され、1対のローリング枢支機構の枢支用連結を夫
々解除可能な1対の解除機構を設けてあるため、セグメ
ントのローリング姿勢を調節する際に、いずれか一方の
解除機構を作動させて他方のローリング枢支機構を介し
てセグメントのローリング姿勢を調節することができ
る。このとき、新規セグメントの一端側の位置を既設セ
グメントに対して合わせる際、他端側の位置が逆向きに
ずれなくなり、簡単に且つ能率的にローリング姿勢を調
節できる。
【0012】また、セグメント把持部をスライダー本体
に対して第1,第2方向の双方に直交する第3方向に向
き且つスライダー本体の中心に対してオフセットした軸
心回りに回動自在に枢支するピッチング枢支機構を介し
て枢支してあるため、新規セグメントの掘進前端側の位
置を既設セグメントに対して合わせる際、掘進後端側の
位置が逆向きにずれなくなり、簡単に能率的にピッチン
グ姿勢を調節できる。
に対して第1,第2方向の双方に直交する第3方向に向
き且つスライダー本体の中心に対してオフセットした軸
心回りに回動自在に枢支するピッチング枢支機構を介し
て枢支してあるため、新規セグメントの掘進前端側の位
置を既設セグメントに対して合わせる際、掘進後端側の
位置が逆向きにずれなくなり、簡単に能率的にピッチン
グ姿勢を調節できる。
【0013】請求項2のシ−ルド掘進機用エレクタ装置
は、請求項1の発明において、前記セグメント把持部を
スライダー本体に対して第1方向と平行な軸心回りに回
動自在に枢支するヨーイング枢支機構を備えたことを特
徴とするものである。セグメント把持部を、ヨーイング
枢支機構を介してスライダー本体に対して第1方向と平
行な軸心回りに回動させヨーイング姿勢を調節すること
ができる。
は、請求項1の発明において、前記セグメント把持部を
スライダー本体に対して第1方向と平行な軸心回りに回
動自在に枢支するヨーイング枢支機構を備えたことを特
徴とするものである。セグメント把持部を、ヨーイング
枢支機構を介してスライダー本体に対して第1方向と平
行な軸心回りに回動させヨーイング姿勢を調節すること
ができる。
【0014】請求項3のシールド掘進機用エレクタ装置
は、請求項2の発明において、前記スライダー本体は、
第2方向へ移動可能に支持された第1フレームと、第1
フレームに前記ヨーイング枢支機構を介して連結された
第2フレームと、第2フレームに前記ピッチング枢支機
構を介して連結された第3フレームと、第3フレームに
1対のローリング枢支機構を介して連結された第4フレ
ームとを有することを特徴とするものである。従って、
前記第1,第2,第3,第4フレームを介して、ヨーイ
ング枢支機構とピッチング枢支機構とローリング枢支機
構を確実に機能させることができる。
は、請求項2の発明において、前記スライダー本体は、
第2方向へ移動可能に支持された第1フレームと、第1
フレームに前記ヨーイング枢支機構を介して連結された
第2フレームと、第2フレームに前記ピッチング枢支機
構を介して連結された第3フレームと、第3フレームに
1対のローリング枢支機構を介して連結された第4フレ
ームとを有することを特徴とするものである。従って、
前記第1,第2,第3,第4フレームを介して、ヨーイ
ング枢支機構とピッチング枢支機構とローリング枢支機
構を確実に機能させることができる。
【0015】請求項4のシールド掘進機用エレクタ装置
は、請求項1〜3の何れか1項の発明において、前記各
ローリング枢支機構は、第3フレーム側の1対の枢支穴
と、この1対の枢支穴に嵌脱自在に嵌合され且つ第4フ
レーム側に設けられた1対の嵌合ピンとを有し、前記各
解除機構は1対の嵌合ピンを嵌脱駆動可能な油圧シリン
ダを有することを特徴とするものである。
は、請求項1〜3の何れか1項の発明において、前記各
ローリング枢支機構は、第3フレーム側の1対の枢支穴
と、この1対の枢支穴に嵌脱自在に嵌合され且つ第4フ
レーム側に設けられた1対の嵌合ピンとを有し、前記各
解除機構は1対の嵌合ピンを嵌脱駆動可能な油圧シリン
ダを有することを特徴とするものである。
【0016】つまり、各ローリング枢支機構を機能させ
る場合には、前記油圧シリンダにより1対の枢支穴に1
対の嵌合ピンを嵌合させた状態に保持し、また、各ロー
リング枢支機構を機能させない場合には、前記油圧シリ
ンダにより1対の嵌合ピンを1対の枢支穴から離脱させ
て分離状態に保持する。それ故、何れか一方の所望のロ
ーリング枢支機構を選択的に機能させ、他方のローリン
グ枢支機構を分離状態に保持することができる。
る場合には、前記油圧シリンダにより1対の枢支穴に1
対の嵌合ピンを嵌合させた状態に保持し、また、各ロー
リング枢支機構を機能させない場合には、前記油圧シリ
ンダにより1対の嵌合ピンを1対の枢支穴から離脱させ
て分離状態に保持する。それ故、何れか一方の所望のロ
ーリング枢支機構を選択的に機能させ、他方のローリン
グ枢支機構を分離状態に保持することができる。
【0017】請求項5のシールド掘進機用エレクタ装置
は、請求項4の発明において、前記第4フレームの第3
方向の両端部に、新設されるセグメントと既設セグメン
ト間のトンネル径方向の段差を検出する為の1対の段差
検出手段を設け、第4フレームの第3方向の中央部に新
設されるセグメントの周方向位置を検知する為の周方向
位置検出手段を設けたことを特徴とするものである。
は、請求項4の発明において、前記第4フレームの第3
方向の両端部に、新設されるセグメントと既設セグメン
ト間のトンネル径方向の段差を検出する為の1対の段差
検出手段を設け、第4フレームの第3方向の中央部に新
設されるセグメントの周方向位置を検知する為の周方向
位置検出手段を設けたことを特徴とするものである。
【0018】1対の段差検出手段により、新設するセグ
メントの両端付近において新設されるセグメントと既設
セグメント間のトンネル径方向の段差を検出し、その検
出結果に基づいて、ローリング姿勢を調節することがで
きる。周方向位置検出手段により新設されるセグメント
の周方向位置を検知し、その検出結果に基づいて、エレ
クタ基枠を回動させて、新設するセグメントのトンネル
の周方向位置を調節することができる。
メントの両端付近において新設されるセグメントと既設
セグメント間のトンネル径方向の段差を検出し、その検
出結果に基づいて、ローリング姿勢を調節することがで
きる。周方向位置検出手段により新設されるセグメント
の周方向位置を検知し、その検出結果に基づいて、エレ
クタ基枠を回動させて、新設するセグメントのトンネル
の周方向位置を調節することができる。
【0019】請求項6のシールド掘進機用エレクタ装置
は、請求項5の発明において、前記段差検出手段は、レ
ーザ光投光器とCCDカメラを有することを特徴とする
ものである。既設セグメントの端面にレーザ光を照射し
て、その画像をCCDカメラで撮像し、その画像を解析
することで、既設セグメントに対する新設セグメントの
トンネル径方向の段差を精度よく検出し、その段差が解
消するまで、セグメントの姿勢を調節する。
は、請求項5の発明において、前記段差検出手段は、レ
ーザ光投光器とCCDカメラを有することを特徴とする
ものである。既設セグメントの端面にレーザ光を照射し
て、その画像をCCDカメラで撮像し、その画像を解析
することで、既設セグメントに対する新設セグメントの
トンネル径方向の段差を精度よく検出し、その段差が解
消するまで、セグメントの姿勢を調節する。
【0020】請求項7のシールド掘進機用エレクタ装置
は、請求項6の発明において、前記段差検出手段は、レ
ーザ光投光器及びCCDカメラを段差検出位置と格納位
置とに位置切換え可能な位置切換手段を有することを特
徴とするものである。レーザ光投光器及びCCDカメラ
を位置切換手段により段差検出位置に切換えて、既設セ
グメントに対する新設セグメントのトンネル径方向の段
差を精度よく検出してセグメントの姿勢を調節すること
ができ、レーザ光投光器及びCCDカメラを、シールド
ジャッキ等に干渉しないように格納位置に切換えること
ができる。
は、請求項6の発明において、前記段差検出手段は、レ
ーザ光投光器及びCCDカメラを段差検出位置と格納位
置とに位置切換え可能な位置切換手段を有することを特
徴とするものである。レーザ光投光器及びCCDカメラ
を位置切換手段により段差検出位置に切換えて、既設セ
グメントに対する新設セグメントのトンネル径方向の段
差を精度よく検出してセグメントの姿勢を調節すること
ができ、レーザ光投光器及びCCDカメラを、シールド
ジャッキ等に干渉しないように格納位置に切換えること
ができる。
【0021】請求項8のシールド掘進機用エレクタ装置
は、請求項7の発明において、前記段差検出手段は、段
差検出位置のときのレーザ光投光器およびCCDカメラ
が、セグメントの内面に対して所定位置関係となるよう
に付勢する付勢機構を備えたことを特徴とするものであ
る。位置切換手段によりレーザ光投光器およびCCDカ
メラを段差検出位置に切換え、付勢機構の付勢力により
レーザ光投光器およびCCDカメラは、常に新規セグメ
ントの内面に対して所定位置関係となる。それ故レーザ
光投光器およびCCDカメラの位置合わせを簡単に行う
ことができる。
は、請求項7の発明において、前記段差検出手段は、段
差検出位置のときのレーザ光投光器およびCCDカメラ
が、セグメントの内面に対して所定位置関係となるよう
に付勢する付勢機構を備えたことを特徴とするものであ
る。位置切換手段によりレーザ光投光器およびCCDカ
メラを段差検出位置に切換え、付勢機構の付勢力により
レーザ光投光器およびCCDカメラは、常に新規セグメ
ントの内面に対して所定位置関係となる。それ故レーザ
光投光器およびCCDカメラの位置合わせを簡単に行う
ことができる。
【0022】請求項9のシールド掘進機用エレクタ装置
は、請求項5の発明において、前記周方向位置検出手段
は、レーザ光投光器とCCDカメラを有することを特徴
とするものである。例えば、既設セグメントの表面に複
数の基準線を印しておき、レーザ光投光器から既設セグ
メントの表面にレーザ光を照射し、そのレーザ光と基準
線とをCCDカメラで撮像し、レーザ光がセンターの所
定の基準線に合致するまで、セグメントを周方向に位置
調節する。
は、請求項5の発明において、前記周方向位置検出手段
は、レーザ光投光器とCCDカメラを有することを特徴
とするものである。例えば、既設セグメントの表面に複
数の基準線を印しておき、レーザ光投光器から既設セグ
メントの表面にレーザ光を照射し、そのレーザ光と基準
線とをCCDカメラで撮像し、レーザ光がセンターの所
定の基準線に合致するまで、セグメントを周方向に位置
調節する。
【0023】請求項10のシールド掘進機用エレクタ装
置は、請求項4の発明において、前記セグメント把持部
をローリング方向へ正逆駆動可能なローリング用油圧シ
リンダと、前記セグメント把持部をヨーイング方向へ正
逆駆動可能なヨーイング用油圧シリンダとを有すること
を特徴とするものである。ヨーイング姿勢の修正時に
は、ヨーイング用油圧シリンダを駆動させてセグメント
把持部をヨーイング方向に正逆回動させ調節する。ロー
リング姿勢の修正時には、いずれか一方の移動させる必
要のある方のローリング枢支機構を分離状態に保持し、
他方のローリング枢支機構を機能可能な状態に保持し、
ローリング用油圧シリンダにより、セグメント把持部と
セグメントとを他方のローリング軸心回りに回動させて
調節するので、人力に依らずに油圧力で姿勢調節できる
から、省力化を図ることができ、作業能率も向上する。
置は、請求項4の発明において、前記セグメント把持部
をローリング方向へ正逆駆動可能なローリング用油圧シ
リンダと、前記セグメント把持部をヨーイング方向へ正
逆駆動可能なヨーイング用油圧シリンダとを有すること
を特徴とするものである。ヨーイング姿勢の修正時に
は、ヨーイング用油圧シリンダを駆動させてセグメント
把持部をヨーイング方向に正逆回動させ調節する。ロー
リング姿勢の修正時には、いずれか一方の移動させる必
要のある方のローリング枢支機構を分離状態に保持し、
他方のローリング枢支機構を機能可能な状態に保持し、
ローリング用油圧シリンダにより、セグメント把持部と
セグメントとを他方のローリング軸心回りに回動させて
調節するので、人力に依らずに油圧力で姿勢調節できる
から、省力化を図ることができ、作業能率も向上する。
【0024】請求項11のシールド掘進機用エレクタ装
置は、請求項4の発明において、前記ピッチング方向に
原点設定する第1原点設定手段と、前記1対のローリン
グ方向に夫々原点設定する1対の第2原点設定手段とを
設けたことを特徴とするものである。それ故、セグメン
トの組付毎に、セグメント把持部をピッチング方向、ロ
ーリング方向に原点設定することができる。
置は、請求項4の発明において、前記ピッチング方向に
原点設定する第1原点設定手段と、前記1対のローリン
グ方向に夫々原点設定する1対の第2原点設定手段とを
設けたことを特徴とするものである。それ故、セグメン
トの組付毎に、セグメント把持部をピッチング方向、ロ
ーリング方向に原点設定することができる。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。最初に、シールド掘進機に
ついて概略説明し、その後このシールド掘進機に適用す
るエレクタ装置について説明する。図1、図2に示すよ
うに、シールド掘進機1は、前胴1aとその後側に連結
された後胴1bとを有し、前胴1aと後胴1bとは中折
れ部2及び複数の中折れジャッキ3を介して連結されて
いる。
て図面を参照して説明する。最初に、シールド掘進機に
ついて概略説明し、その後このシールド掘進機に適用す
るエレクタ装置について説明する。図1、図2に示すよ
うに、シールド掘進機1は、前胴1aとその後側に連結
された後胴1bとを有し、前胴1aと後胴1bとは中折
れ部2及び複数の中折れジャッキ3を介して連結されて
いる。
【0026】前胴1aの前端側には、カッターディスク
4が配設され、このカッターディスク4はディスク本体
5とディスク本体5に複数の連結部材5cにて連結され
た環状のカッタードラム6とを有する。ディスク本体5
は、前胴1aとほぼ同径に形成されたリング部材5a
と、複数のカッタースポーク5bと、カッタースポーク
5bの前面部に設けられた多数のカッタービット7と、
一部のカッタースポーク5b内に設けられ、径方向の外
方へ突出可能な余掘りの為のコピーカッター装置8とを
有している。
4が配設され、このカッターディスク4はディスク本体
5とディスク本体5に複数の連結部材5cにて連結され
た環状のカッタードラム6とを有する。ディスク本体5
は、前胴1aとほぼ同径に形成されたリング部材5a
と、複数のカッタースポーク5bと、カッタースポーク
5bの前面部に設けられた多数のカッタービット7と、
一部のカッタースポーク5b内に設けられ、径方向の外
方へ突出可能な余掘りの為のコピーカッター装置8とを
有している。
【0027】前記ディスク本体5の背部には、チャンバ
ー9が形成され、チャンバー9の後端は、前胴1aの内
側に横断状に溶接接合された隔壁11により液密に仕切
られている。隔壁11は、その中央部に前方に突設され
た中央壁部11aを有し、隔壁11の外周側前面と前胴
1aとに夫々接合された前壁部11bを備えている。こ
の隔壁11には、複数のカッター駆動モータ12が取り
付けられ、カッタードラム6は、前壁部11bと中央壁
部11aとの間でこれらカッター駆動モータ12の駆動
により正逆回転する。
ー9が形成され、チャンバー9の後端は、前胴1aの内
側に横断状に溶接接合された隔壁11により液密に仕切
られている。隔壁11は、その中央部に前方に突設され
た中央壁部11aを有し、隔壁11の外周側前面と前胴
1aとに夫々接合された前壁部11bを備えている。こ
の隔壁11には、複数のカッター駆動モータ12が取り
付けられ、カッタードラム6は、前壁部11bと中央壁
部11aとの間でこれらカッター駆動モータ12の駆動
により正逆回転する。
【0028】前胴1a及び後胴1b内には、複数のシー
ルドジャッキ13が、トンネル掘進時の掘進推力を発生
させる為に設けられ、各シールドジャッキ13は、前胴
1aの内面付近に前後方向に向けて且つロッドを後方向
きにして配設され、それらのジャッキ本体は前胴1aの
内周に沿って設けられた環状の支持フレーム10に固定
されている。各シールドジャッキ13のロッドの後端部
には偏心金具14が連結され、スプレッダー15がその
偏心金具14に連結されている。トンネル掘進時には、
トンネルの内面に覆工された既設セグメントSaの前端
に複数のスプレッダー15で反力をとり掘進推力を発生
させる。
ルドジャッキ13が、トンネル掘進時の掘進推力を発生
させる為に設けられ、各シールドジャッキ13は、前胴
1aの内面付近に前後方向に向けて且つロッドを後方向
きにして配設され、それらのジャッキ本体は前胴1aの
内周に沿って設けられた環状の支持フレーム10に固定
されている。各シールドジャッキ13のロッドの後端部
には偏心金具14が連結され、スプレッダー15がその
偏心金具14に連結されている。トンネル掘進時には、
トンネルの内面に覆工された既設セグメントSaの前端
に複数のスプレッダー15で反力をとり掘進推力を発生
させる。
【0029】前記隔壁11には、スイベルジョイント1
6が設けられ、ディスク本体5から後方へ延びるセンタ
ー部材17が設けられている。スイベルジョイント16
とセンター部材17には、複数の油路、グリース導入流
路(いずれも図示略)が設けられ、コピーカッター装置
8まで導設されている。
6が設けられ、ディスク本体5から後方へ延びるセンタ
ー部材17が設けられている。スイベルジョイント16
とセンター部材17には、複数の油路、グリース導入流
路(いずれも図示略)が設けられ、コピーカッター装置
8まで導設されている。
【0030】排土設備に関して、前壁部11bから後方
へ向けてスクリューコンベヤ18が設けられ、スクリュ
ーコンベヤ18は、チャンバー9に連通し、チャンバー
9内の土砂を後胴1b内のベルトコンベヤ(図示略)等
へ移送し、そのベルトコンベヤに送られた土砂はベルト
コンベヤ又は搬送台車によりトンネル内の後方へ搬送さ
れ、地上に搬送される。
へ向けてスクリューコンベヤ18が設けられ、スクリュ
ーコンベヤ18は、チャンバー9に連通し、チャンバー
9内の土砂を後胴1b内のベルトコンベヤ(図示略)等
へ移送し、そのベルトコンベヤに送られた土砂はベルト
コンベヤ又は搬送台車によりトンネル内の後方へ搬送さ
れ、地上に搬送される。
【0031】次に、トンネルの内面にセグメントを組付
けるエレクタ装置について図3〜図7に基づいて説明す
る。図3、図4に示すように、エレクタ装置19は、エ
レクタ基枠20と、スライダー装置21とを主体に構成
され、スライダー装置21はスライダー本体22とセグ
メント把持部23を備え、スライダー本体22は第1,
第2,第3,第4フレーム35,38,43,48を有
する。
けるエレクタ装置について図3〜図7に基づいて説明す
る。図3、図4に示すように、エレクタ装置19は、エ
レクタ基枠20と、スライダー装置21とを主体に構成
され、スライダー装置21はスライダー本体22とセグ
メント把持部23を備え、スライダー本体22は第1,
第2,第3,第4フレーム35,38,43,48を有
する。
【0032】後胴1bの内周にはリングフレーム24が
固着され、このリングフレーム24には複数のブラケッ
ト24aを介して遊転ローラからなる案内ローラ25が
取付けられ、エレクタ基枠20の外周部の支持部26を
複数の案内ローラ25で支持することにより、エレクタ
基枠20は掘進方向と平行な軸心回りに回転可能に支持
されている。エレクタ基枠20の後面には、連結部材2
7を介して1対のガイド筒28が図4における左右対称
位置に配設され、エレクタ基枠20の外周面にはチェー
ン20aが設けられている。環状フレーム24には、エ
レクタ基枠20を回転駆動する為の駆動モータ29が設
けられ、駆動モータ29のモータ軸にはスプロケット2
9aが固着されている。スプロケット29aはチェーン
20aに噛合し、駆動モータ29の回転駆動力をチェー
ン20aを介してエレクタ基枠20に伝達する。
固着され、このリングフレーム24には複数のブラケッ
ト24aを介して遊転ローラからなる案内ローラ25が
取付けられ、エレクタ基枠20の外周部の支持部26を
複数の案内ローラ25で支持することにより、エレクタ
基枠20は掘進方向と平行な軸心回りに回転可能に支持
されている。エレクタ基枠20の後面には、連結部材2
7を介して1対のガイド筒28が図4における左右対称
位置に配設され、エレクタ基枠20の外周面にはチェー
ン20aが設けられている。環状フレーム24には、エ
レクタ基枠20を回転駆動する為の駆動モータ29が設
けられ、駆動モータ29のモータ軸にはスプロケット2
9aが固着されている。スプロケット29aはチェーン
20aに噛合し、駆動モータ29の回転駆動力をチェー
ン20aを介してエレクタ基枠20に伝達する。
【0033】前記ガイド筒28の側面には、第1油圧シ
リンダ30が、トンネル掘進方向と平行な軸心(以下、
前記軸心という)と直交する第1方向(矢印Z方向で示
し、以下Z方向と呼ぶ)に伸縮可能に夫々設けられ、こ
のシリンダ本体30aの長さ方向途中部は、前記軸心と
平行な第2方向(矢印X方向で示し、以下、X方向と呼
ぶ)の軸心回りに回動可能にガイド筒28の支持部28
aにトラニオン支持されている。
リンダ30が、トンネル掘進方向と平行な軸心(以下、
前記軸心という)と直交する第1方向(矢印Z方向で示
し、以下Z方向と呼ぶ)に伸縮可能に夫々設けられ、こ
のシリンダ本体30aの長さ方向途中部は、前記軸心と
平行な第2方向(矢印X方向で示し、以下、X方向と呼
ぶ)の軸心回りに回動可能にガイド筒28の支持部28
aにトラニオン支持されている。
【0034】図3に示すように、前記スライダー装置2
1は、1対のガイド筒28の下端側に位置するビーム構
造31を有し、ビーム構造31には、1対のガイド筒2
8で夫々案内される1対のガイドロッド28Aが固着さ
れている。即ち、ビーム構造31は、その長手方向を、
軸心方向とZ方向の双方に直交する第3方向(矢印Y方
向で示し、以下、Y方向と呼ぶ)に向けて配設され、ビ
ーム構造31の両端部は1対の第1油圧シリンダ30の
ロッド部30bに夫々連結されている。スライダー装置
21とそのビーム構造31は、第1油圧シリンダ30の
駆動によりガイドロッド28Aと一体的にガイド筒28
に案内されつつZ方向に移動する。ビーム構造31の後
側には、1対のホルダー32を介して1対のスライドロ
ッド33が図4における左右対称位置にX方向に向けて
夫々平行に突設されている。
1は、1対のガイド筒28の下端側に位置するビーム構
造31を有し、ビーム構造31には、1対のガイド筒2
8で夫々案内される1対のガイドロッド28Aが固着さ
れている。即ち、ビーム構造31は、その長手方向を、
軸心方向とZ方向の双方に直交する第3方向(矢印Y方
向で示し、以下、Y方向と呼ぶ)に向けて配設され、ビ
ーム構造31の両端部は1対の第1油圧シリンダ30の
ロッド部30bに夫々連結されている。スライダー装置
21とそのビーム構造31は、第1油圧シリンダ30の
駆動によりガイドロッド28Aと一体的にガイド筒28
に案内されつつZ方向に移動する。ビーム構造31の後
側には、1対のホルダー32を介して1対のスライドロ
ッド33が図4における左右対称位置にX方向に向けて
夫々平行に突設されている。
【0035】図3、図6に示すように、スライダー装置
21のスライダー本体22は、1対のスライドロッド3
3に外装されてX方向に夫々案内される1対のガイド筒
部34を備え、1対のガイド筒部34は第1フレーム3
5により一体的に連結されている。ガイド筒部34の上
側近傍には、第2油圧シリンダ36が、X方向に伸縮可
能に夫々設けられ、このシリンダ本体36aの長さ方向
途中部は、ガイド筒部34の支持部34aに回動可能に
トラニオン支持され、そのロッド部36bはビーム構造
31に夫々連結されている。ガイド筒部34及び第1フ
レーム35を含むスライダー本体22は、第2油圧シリ
ンダ36の駆動によりガイド筒部34がスライドロッド
33に案内されつつX方向に移動する。
21のスライダー本体22は、1対のスライドロッド3
3に外装されてX方向に夫々案内される1対のガイド筒
部34を備え、1対のガイド筒部34は第1フレーム3
5により一体的に連結されている。ガイド筒部34の上
側近傍には、第2油圧シリンダ36が、X方向に伸縮可
能に夫々設けられ、このシリンダ本体36aの長さ方向
途中部は、ガイド筒部34の支持部34aに回動可能に
トラニオン支持され、そのロッド部36bはビーム構造
31に夫々連結されている。ガイド筒部34及び第1フ
レーム35を含むスライダー本体22は、第2油圧シリ
ンダ36の駆動によりガイド筒部34がスライドロッド
33に案内されつつX方向に移動する。
【0036】図5、図7、図8に示すように、前記第1
フレーム35の下面に、ヨーイング枢支機構37を介し
て第2フレーム38がZ方向と平行な軸心回りに回動自
在に連結され、ヨーイング枢支機構37は、第1フレー
ム35に固着されたヨーイング軸37aと、このヨーイ
ング軸37aに外装されたヨーイング軸受37bとを有
し、ヨーイング用油圧シリンダ39が、ヨーイング軸受
37bより外側の第2フレーム38側に設けられ、この
ヨーイング用油圧シリンダ39は複動両ロッド型のシリ
ンダであり、このヨーイング用油圧シリンダ39の両ロ
ッド39aに夫々当接・離隔自在な1対の板体40が第
1フレーム35側に設けられている。第2フレーム38
は、ヨーイング用油圧シリンダ39の駆動により片方の
ロッド39aが1対の板体40のいずれか一方に当接
し、この板体40との反力により、ヨーイング方向(Z
方向と平行な軸心回り)に正逆回動する。
フレーム35の下面に、ヨーイング枢支機構37を介し
て第2フレーム38がZ方向と平行な軸心回りに回動自
在に連結され、ヨーイング枢支機構37は、第1フレー
ム35に固着されたヨーイング軸37aと、このヨーイ
ング軸37aに外装されたヨーイング軸受37bとを有
し、ヨーイング用油圧シリンダ39が、ヨーイング軸受
37bより外側の第2フレーム38側に設けられ、この
ヨーイング用油圧シリンダ39は複動両ロッド型のシリ
ンダであり、このヨーイング用油圧シリンダ39の両ロ
ッド39aに夫々当接・離隔自在な1対の板体40が第
1フレーム35側に設けられている。第2フレーム38
は、ヨーイング用油圧シリンダ39の駆動により片方の
ロッド39aが1対の板体40のいずれか一方に当接
し、この板体40との反力により、ヨーイング方向(Z
方向と平行な軸心回り)に正逆回動する。
【0037】図5、図6に示すように、前記ヨーイング
方向にセンタリングする為のヨーイングセンタリング装
置41が、ヨーイング用油圧シリンダ39付近のY方向
の両側に夫々設けられている。ヨーイングセンタリング
装置41は、上述した1対の板体40と1対の圧縮ばね
41aを介してヨーイング用油圧シリンダ39の非駆動
時に第2フレーム38をヨーイング方向の原点にセンタ
リングするようになっている。
方向にセンタリングする為のヨーイングセンタリング装
置41が、ヨーイング用油圧シリンダ39付近のY方向
の両側に夫々設けられている。ヨーイングセンタリング
装置41は、上述した1対の板体40と1対の圧縮ばね
41aを介してヨーイング用油圧シリンダ39の非駆動
時に第2フレーム38をヨーイング方向の原点にセンタ
リングするようになっている。
【0038】図5〜図8に示すように、前記第2フレー
ム38の下面に、ピッチング枢支機構42を介して第3
フレーム43がY方向の軸心回りに回動自在に連結さ
れ、ピッチング枢支機構42はピッチング枢支部45を
備えている。ピッチング枢支部45は、スライダー本体
22の中心から後方へオフセットしてX方向の既設セグ
メントSa側(後側)に配設された1本のピッチング軸
45aと、このピッチング軸45aに外装された第2フ
レーム38側のピッチング軸受け45bと、第3フレー
ム43側の1対のピッチング軸受45cとを有する。第
2フレーム38、第3フレーム43間には、1対のピッ
チング用油圧シリンダ44が、X方向の切羽側(前側)
で且つ平面視で左右対称位置(図6参照)に夫々トラニ
オン支持されている。第3フレーム43は、1対のピッ
チング用油圧シリンダ44の駆動により、ピッチング軸
45aを回動中心として切羽側が回動する。
ム38の下面に、ピッチング枢支機構42を介して第3
フレーム43がY方向の軸心回りに回動自在に連結さ
れ、ピッチング枢支機構42はピッチング枢支部45を
備えている。ピッチング枢支部45は、スライダー本体
22の中心から後方へオフセットしてX方向の既設セグ
メントSa側(後側)に配設された1本のピッチング軸
45aと、このピッチング軸45aに外装された第2フ
レーム38側のピッチング軸受け45bと、第3フレー
ム43側の1対のピッチング軸受45cとを有する。第
2フレーム38、第3フレーム43間には、1対のピッ
チング用油圧シリンダ44が、X方向の切羽側(前側)
で且つ平面視で左右対称位置(図6参照)に夫々トラニ
オン支持されている。第3フレーム43は、1対のピッ
チング用油圧シリンダ44の駆動により、ピッチング軸
45aを回動中心として切羽側が回動する。
【0039】ところで、ピッチング用油圧シリンダ44
の付近には、シリンダのストローク途中でピッチング動
作をロックする為のピッチングロック装置46が設けら
れ、このピッチングロック装置46は、第2フレーム3
8にY方向に向けて配設され且つトラニオン支持された
ピッチングロック用油圧シリンダ46aと、この油圧シ
リンダ46aのロッド部に固着された係合部46bと、
第2フレーム38に固着された係合部用ガイド筒部46
cと、第3フレーム43側に設けられ、係合部46bが
係合可能な係合凹部を有する係合凹部形成部材46dと
を有する。第3フレーム43のピッチング姿勢をピッチ
ング方向原点位置に設定した状態において、油圧シリン
ダ46aを駆動し、係合部46bを係合凹部46dに係
合させることで、ピッチングロックすることができるよ
うに構成してある。
の付近には、シリンダのストローク途中でピッチング動
作をロックする為のピッチングロック装置46が設けら
れ、このピッチングロック装置46は、第2フレーム3
8にY方向に向けて配設され且つトラニオン支持された
ピッチングロック用油圧シリンダ46aと、この油圧シ
リンダ46aのロッド部に固着された係合部46bと、
第2フレーム38に固着された係合部用ガイド筒部46
cと、第3フレーム43側に設けられ、係合部46bが
係合可能な係合凹部を有する係合凹部形成部材46dと
を有する。第3フレーム43のピッチング姿勢をピッチ
ング方向原点位置に設定した状態において、油圧シリン
ダ46aを駆動し、係合部46bを係合凹部46dに係
合させることで、ピッチングロックすることができるよ
うに構成してある。
【0040】つまり、ピッチングロック装置46は、第
3フレーム43をピッチング方向に原点設定する機能を
有し、第1原点位置設定手段に相当する。第3フレーム
43のピッチング姿勢がピッチング正方向か否か検出す
る近接スイッチと、第3フレーム43のピッチング姿勢
がピッチング負方向か否か検出する近接スイッチが設け
られ、必要に応じてこれらの近接スイッチの検出信号に
基づいて、ピッチング用油圧シリンダ44を駆動してピ
ッチング姿勢を調節する。第3フレーム43のピッチン
グ姿勢をピッチング方向原点位置に設定する際にも、前
記近接スイッチの検出信号に基づいて油圧シリンダ44
を駆動する。
3フレーム43をピッチング方向に原点設定する機能を
有し、第1原点位置設定手段に相当する。第3フレーム
43のピッチング姿勢がピッチング正方向か否か検出す
る近接スイッチと、第3フレーム43のピッチング姿勢
がピッチング負方向か否か検出する近接スイッチが設け
られ、必要に応じてこれらの近接スイッチの検出信号に
基づいて、ピッチング用油圧シリンダ44を駆動してピ
ッチング姿勢を調節する。第3フレーム43のピッチン
グ姿勢をピッチング方向原点位置に設定する際にも、前
記近接スイッチの検出信号に基づいて油圧シリンダ44
を駆動する。
【0041】図5〜図8に示すように、前記第3フレー
ム43の下側には第4フレーム48が配設され、この第
4フレーム48は1対のローリング枢支機構47を介し
て第3フレーム43に連結され、図6、図8に示すよう
に、スライダー本体22のY方向の中心に対応する位置
において、1対のローリング用油圧シリンダ49が、第
3フレーム43、第4フレーム48間にトラニオン支持
されている。各ローリング枢支機構47は、第3フレー
ム43側に設けられた1対の枢支穴形成部材47a及び
枢支穴形成部材47aに同心に固着されたガイドリング
47bと、第4フレーム48側に設けられた1対の嵌合
ピン47c及び嵌合ピン47cを案内するピンガイドリ
ング47dとを有する。枢支穴形成部材47aには枢支
穴47eが形成されている。
ム43の下側には第4フレーム48が配設され、この第
4フレーム48は1対のローリング枢支機構47を介し
て第3フレーム43に連結され、図6、図8に示すよう
に、スライダー本体22のY方向の中心に対応する位置
において、1対のローリング用油圧シリンダ49が、第
3フレーム43、第4フレーム48間にトラニオン支持
されている。各ローリング枢支機構47は、第3フレー
ム43側に設けられた1対の枢支穴形成部材47a及び
枢支穴形成部材47aに同心に固着されたガイドリング
47bと、第4フレーム48側に設けられた1対の嵌合
ピン47c及び嵌合ピン47cを案内するピンガイドリ
ング47dとを有する。枢支穴形成部材47aには枢支
穴47eが形成されている。
【0042】1対のローリング枢支機構47は、平面視
でY方向に離隔し且つスライダー本体22の中心からY
方向へ所定距離オフセットした位置に水平状に夫々設け
られている。各ローリング枢支機構47は把持したセグ
メントの周方向端部の付近に対応する位置にある。各ロ
ーリング枢支機構47において、1対の嵌合ピン47c
を1対の枢支穴47eに嵌合させると、ローリング枢支
機構47として機能し、1対の嵌合ピン47cを1対の
枢支穴47eから離脱させると連結が解除されてローリ
ング枢支機構47として機能しなくなる。
でY方向に離隔し且つスライダー本体22の中心からY
方向へ所定距離オフセットした位置に水平状に夫々設け
られている。各ローリング枢支機構47は把持したセグ
メントの周方向端部の付近に対応する位置にある。各ロ
ーリング枢支機構47において、1対の嵌合ピン47c
を1対の枢支穴47eに嵌合させると、ローリング枢支
機構47として機能し、1対の嵌合ピン47cを1対の
枢支穴47eから離脱させると連結が解除されてローリ
ング枢支機構47として機能しなくなる。
【0043】前記第4フレーム48には、1対のローリ
ング枢支機構47の枢支用連結を夫々解除可能な1対の
解除機構50が設けられ、各解除機構50は1対の嵌合
ピン47cを嵌脱させる為のX方向向きの嵌脱用油圧シ
リンダ50aを有し、このロッドとシリンダ本体とに1
対の嵌合ピン47cが連結固定され、この油圧シリンダ
50aを伸長させると1対の嵌合ピン47cが1対の枢
支穴47eに夫々嵌合し、また、油圧シリンダ50aを
縮小させると1対の嵌合ピン47cが1対の枢支穴47
eから離脱する。
ング枢支機構47の枢支用連結を夫々解除可能な1対の
解除機構50が設けられ、各解除機構50は1対の嵌合
ピン47cを嵌脱させる為のX方向向きの嵌脱用油圧シ
リンダ50aを有し、このロッドとシリンダ本体とに1
対の嵌合ピン47cが連結固定され、この油圧シリンダ
50aを伸長させると1対の嵌合ピン47cが1対の枢
支穴47eに夫々嵌合し、また、油圧シリンダ50aを
縮小させると1対の嵌合ピン47cが1対の枢支穴47
eから離脱する。
【0044】例えば、図5において、把持したセグメン
トSbの右端部を下方へ位置調節する際には、左側の油
圧シリンダ50aを伸長させて左側のローリング枢支機
構47を機能させ、右側の油圧シリンダ50aを縮小し
て右側のローリング枢支機構47を機能停止させた状態
にして、ローリング油圧シリンダ49により左側のロー
リング枢支機構47を回動中心として第4フレーム48
をローリングさせて位置調節する。また、把持したセグ
メントSbの左端部を下方へ位置調節する際には、前記
と反対に行うものとする。
トSbの右端部を下方へ位置調節する際には、左側の油
圧シリンダ50aを伸長させて左側のローリング枢支機
構47を機能させ、右側の油圧シリンダ50aを縮小し
て右側のローリング枢支機構47を機能停止させた状態
にして、ローリング油圧シリンダ49により左側のロー
リング枢支機構47を回動中心として第4フレーム48
をローリングさせて位置調節する。また、把持したセグ
メントSbの左端部を下方へ位置調節する際には、前記
と反対に行うものとする。
【0045】ここで、第4フレーム48のローリング姿
勢をローリング方向の原点位置にした状態において、両
方の油圧シリンダ50aを伸長させることで、両方のロ
ーリング枢支機構47を機能させ、第4フレーム48を
ローリング不能にロックすることができる。各ローリン
グ枢支機構47のみを機能状態にしたとき、第4フレー
ム43のローリング姿勢がローリング正方向か否か検出
する近接スイッチと、第4フレーム48のローリング姿
勢がローリング負方向か否か検出する近接スイッチが設
けられ、必要に応じてこれらの近接スイッチの検出信号
に基づいて、ローリング用油圧シリンダ49を駆動して
ローリング姿勢を調節する。第4フレーム48のローリ
ング姿勢をピッチング方向原点位置に設定する際にも、
前記近接スイッチの検出信号に基づいて油圧シリンダ4
9を駆動する。
勢をローリング方向の原点位置にした状態において、両
方の油圧シリンダ50aを伸長させることで、両方のロ
ーリング枢支機構47を機能させ、第4フレーム48を
ローリング不能にロックすることができる。各ローリン
グ枢支機構47のみを機能状態にしたとき、第4フレー
ム43のローリング姿勢がローリング正方向か否か検出
する近接スイッチと、第4フレーム48のローリング姿
勢がローリング負方向か否か検出する近接スイッチが設
けられ、必要に応じてこれらの近接スイッチの検出信号
に基づいて、ローリング用油圧シリンダ49を駆動して
ローリング姿勢を調節する。第4フレーム48のローリ
ング姿勢をピッチング方向原点位置に設定する際にも、
前記近接スイッチの検出信号に基づいて油圧シリンダ4
9を駆動する。
【0046】前記第3フレーム43、第4フレーム48
間には、第4フレーム48を1対のローリング方向に夫
々原点設定する為の1対の第2原点設定装置(これは、
1対のローリング枢支機構47と1対の解除機構50を
主体とするものである)が設けられている。つまり、第
2原点設定装置は、ローリング原点で感知する近接セン
サ(図示略)等を第3フレーム43もしくは第4フレー
ム48に備え、近接センサが感知することで、嵌合ピン
47cが枢支穴47eに嵌合し、ローリング動作をロッ
クし、第4フレーム48がローリング原点で保持され
る。
間には、第4フレーム48を1対のローリング方向に夫
々原点設定する為の1対の第2原点設定装置(これは、
1対のローリング枢支機構47と1対の解除機構50を
主体とするものである)が設けられている。つまり、第
2原点設定装置は、ローリング原点で感知する近接セン
サ(図示略)等を第3フレーム43もしくは第4フレー
ム48に備え、近接センサが感知することで、嵌合ピン
47cが枢支穴47eに嵌合し、ローリング動作をロッ
クし、第4フレーム48がローリング原点で保持され
る。
【0047】前記セグメント把持部23は、第4フレー
ム48の略中心位置にZ方向に向けこの第4フレーム4
8を貫通するように溶接接合された把持ブラケット23
aを備え、把持ブラケット23aには、引き込み用油圧
シリンダ51がトラニオン支持され、引き込み用油圧シ
リンダ51のロッド部51aにチャッキングジャッキ5
2が枢支連結されている。チャッキングジャッキ52の
ロッド部52aは、第4フレーム48の下方に突設さ
れ、ロッド部52a及びチャッキングジャッキ52は、
引き込み用油圧シリンダ51の駆動により第4フレーム
48側に引き込み可能に構成されている。
ム48の略中心位置にZ方向に向けこの第4フレーム4
8を貫通するように溶接接合された把持ブラケット23
aを備え、把持ブラケット23aには、引き込み用油圧
シリンダ51がトラニオン支持され、引き込み用油圧シ
リンダ51のロッド部51aにチャッキングジャッキ5
2が枢支連結されている。チャッキングジャッキ52の
ロッド部52aは、第4フレーム48の下方に突設さ
れ、ロッド部52a及びチャッキングジャッキ52は、
引き込み用油圧シリンダ51の駆動により第4フレーム
48側に引き込み可能に構成されている。
【0048】前記チャッキングジャッキ52のロッド部
52aには、この外周に沿って複数の係合部52bが、
ロッド部52a内の油路(図示略)への油圧の供給によ
り径方向の外方へ突出可能に設けられている。
52aには、この外周に沿って複数の係合部52bが、
ロッド部52a内の油路(図示略)への油圧の供給によ
り径方向の外方へ突出可能に設けられている。
【0049】一方、既設セグメントSa及び新規セグメ
ントSbには、ロッド部52aが嵌合する嵌合穴53が
形成され、この嵌合穴53の穴底側の側面には、突出し
た各係合部52bに係合可能な複数の被係合部(図示
略)が形成されている。セグメント把持部23は、この
ロッド部52aを新規セグメントSbの嵌合穴53に嵌
合させた状態において、複数の係合部52bを突出さ
せ、係合部52bと被係合部とを係合させて新規セグメ
ントSbを把持する。
ントSbには、ロッド部52aが嵌合する嵌合穴53が
形成され、この嵌合穴53の穴底側の側面には、突出し
た各係合部52bに係合可能な複数の被係合部(図示
略)が形成されている。セグメント把持部23は、この
ロッド部52aを新規セグメントSbの嵌合穴53に嵌
合させた状態において、複数の係合部52bを突出さ
せ、係合部52bと被係合部とを係合させて新規セグメ
ントSbを把持する。
【0050】更に、セグメント把持部23は、新規セグ
メントSbの第4フレーム48に対する相対位置を決め
る為の1対のセグメント位置決め装置54を有し、1対
のセグメント位置決め装置54は、第4フレーム48の
Y方向に離隔した双方に設けられ、夫々、第4フレーム
48にトラニオン支持された位置決め用油圧シリンダ5
4aと、その一端が第4フレーム48に枢着され且つそ
の一端付近部が位置決め用油圧シリンダ54aのロッド
部に連結された位置決め用ガイド54bとを有し、この
位置決め用油圧シリンダ54aの駆動により、位置決め
用ガイド54bが枢支ピンを中心として回動させ、1対
の位置決め用ガイド54bを新規セグメントSbの前端
面のうちのY方向に離隔した2点に当接させて新規セグ
メントSbを位置決めする。
メントSbの第4フレーム48に対する相対位置を決め
る為の1対のセグメント位置決め装置54を有し、1対
のセグメント位置決め装置54は、第4フレーム48の
Y方向に離隔した双方に設けられ、夫々、第4フレーム
48にトラニオン支持された位置決め用油圧シリンダ5
4aと、その一端が第4フレーム48に枢着され且つそ
の一端付近部が位置決め用油圧シリンダ54aのロッド
部に連結された位置決め用ガイド54bとを有し、この
位置決め用油圧シリンダ54aの駆動により、位置決め
用ガイド54bが枢支ピンを中心として回動させ、1対
の位置決め用ガイド54bを新規セグメントSbの前端
面のうちのY方向に離隔した2点に当接させて新規セグ
メントSbを位置決めする。
【0051】尚、第4フレーム48の下面には、ウレタ
ンゴム等で形成された矩形状のパッド55が複数個所に
固着され、新規セグメントSb把持状態において、この
パッド55が新規セグメントSbの上面に当接するよう
に配設され、新規セグメントSbの組付時の衝撃等を緩
和する。
ンゴム等で形成された矩形状のパッド55が複数個所に
固着され、新規セグメントSb把持状態において、この
パッド55が新規セグメントSbの上面に当接するよう
に配設され、新規セグメントSbの組付時の衝撃等を緩
和する。
【0052】前記第4フレーム48には、そのY方向に
離隔した双方に、ガイドブラケット56aを介してLM
ガイド56がX方向に沿って配設され、LMガイド56
を介して1対のコッター打込み装置57がそのハンドル
部57aの手動操作によりX方向に夫々摺動自在に設け
られている。コッター打込み装置57は、既設セグメン
トSaと新規セグメントSbの周方向の合わせ面を略H
形のコッター継手(図示略)で接合する為の装置であ
り、この装置内に多数のコッター継手が収納されてい
る。コッター打込み装置57は、夫々油圧バルブユニッ
ト57bを備え、この油圧バルブの開閉により適宜コッ
ター継手をセグメントSa,Sb間に打ち込むことがで
きる。勿論、各セグメントSa,Sbには、コッター継
手を打ち込む為の溝が形成されている。尚、各種セグメ
ントの幅寸法の違いに応じて上述したハンドル部57a
を操作し、コッター打込み装置57をX方向に摺動調整
する。
離隔した双方に、ガイドブラケット56aを介してLM
ガイド56がX方向に沿って配設され、LMガイド56
を介して1対のコッター打込み装置57がそのハンドル
部57aの手動操作によりX方向に夫々摺動自在に設け
られている。コッター打込み装置57は、既設セグメン
トSaと新規セグメントSbの周方向の合わせ面を略H
形のコッター継手(図示略)で接合する為の装置であ
り、この装置内に多数のコッター継手が収納されてい
る。コッター打込み装置57は、夫々油圧バルブユニッ
ト57bを備え、この油圧バルブの開閉により適宜コッ
ター継手をセグメントSa,Sb間に打ち込むことがで
きる。勿論、各セグメントSa,Sbには、コッター継
手を打ち込む為の溝が形成されている。尚、各種セグメ
ントの幅寸法の違いに応じて上述したハンドル部57a
を操作し、コッター打込み装置57をX方向に摺動調整
する。
【0053】前記第4フレーム48には、その前端側の
うちのY方向に離隔した両端付近部に位置する1対の段
差検出装置58が設けられ、また、第4フレーム48に
は、その後端側のうちのY方向中央部に位置する周方向
位置検出装置59が設けられている。図5、図9、図1
0に示すように、各段差検出装置58は、第4フレーム
48にトラニオン支持された位置決め用油圧シリンダ5
4a(位置切換え手段に相当する)と、位置決め用ガイ
ド54bと、この位置決め用ガイド54bに連結部材6
2を介して一体的に連結された第1ブラケット63と、
第1ブラケット63に対して圧縮バネ64(付勢機構に
相当する)により付勢された第2ブラケット65と、第
2ブラケット65に夫々取付けられたレーザ光投光器5
8aおよびCCDカメラ58bとを有する。更に、第2
ブラケット65には、複数本の位置調節可能な規制ボル
ト65aが新規セグメントSb側に向けて突設され、各
規制ボルト64の先端部を新規セグメントSbの内面に
当接させることで、新規セグメントSbの内面に対する
レーザ光投光器58aおよびCCDカメラ58bの位置
を所期の位置に設定するように構成してある。
うちのY方向に離隔した両端付近部に位置する1対の段
差検出装置58が設けられ、また、第4フレーム48に
は、その後端側のうちのY方向中央部に位置する周方向
位置検出装置59が設けられている。図5、図9、図1
0に示すように、各段差検出装置58は、第4フレーム
48にトラニオン支持された位置決め用油圧シリンダ5
4a(位置切換え手段に相当する)と、位置決め用ガイ
ド54bと、この位置決め用ガイド54bに連結部材6
2を介して一体的に連結された第1ブラケット63と、
第1ブラケット63に対して圧縮バネ64(付勢機構に
相当する)により付勢された第2ブラケット65と、第
2ブラケット65に夫々取付けられたレーザ光投光器5
8aおよびCCDカメラ58bとを有する。更に、第2
ブラケット65には、複数本の位置調節可能な規制ボル
ト65aが新規セグメントSb側に向けて突設され、各
規制ボルト64の先端部を新規セグメントSbの内面に
当接させることで、新規セグメントSbの内面に対する
レーザ光投光器58aおよびCCDカメラ58bの位置
を所期の位置に設定するように構成してある。
【0054】前記段差検出装置58は、位置決め用油圧
シリンダ54aの駆動により位置決め用ガイド54b及
び連結部材62を介して、レーザ光投光器58aとCC
Dカメラ58bが、段差検出位置と格納位置とに位置切
換えされる。段差検出位置のときのレーザ光投光器58
aおよびCCDカメラ58bが、軸部材に外装された圧
縮バネ64の付勢力により各規制ボルト64の先端部が
新規セグメントSbの内面に当接し、新規セグメントS
bの内面に対して所定位置関係(レーザ光投光器58a
のレーザ光が新規セグメントSbの内面に沿って照射さ
れ既設セグメントSaまで届く位置関係)となるように
設けられている。
シリンダ54aの駆動により位置決め用ガイド54b及
び連結部材62を介して、レーザ光投光器58aとCC
Dカメラ58bが、段差検出位置と格納位置とに位置切
換えされる。段差検出位置のときのレーザ光投光器58
aおよびCCDカメラ58bが、軸部材に外装された圧
縮バネ64の付勢力により各規制ボルト64の先端部が
新規セグメントSbの内面に当接し、新規セグメントS
bの内面に対して所定位置関係(レーザ光投光器58a
のレーザ光が新規セグメントSbの内面に沿って照射さ
れ既設セグメントSaまで届く位置関係)となるように
設けられている。
【0055】具体的には、既設セグメントSaの端面に
レーザ光を照射して、その画像をCCDカメラ58bで
撮像し、その画像を解析することで、既設セグメントS
aに対する新規セグメントSbのトンネル径方向の段差
δ1 を精度よく検出し、その段差が解消するまで、新規
セグメントSbの姿勢を調節する。
レーザ光を照射して、その画像をCCDカメラ58bで
撮像し、その画像を解析することで、既設セグメントS
aに対する新規セグメントSbのトンネル径方向の段差
δ1 を精度よく検出し、その段差が解消するまで、新規
セグメントSbの姿勢を調節する。
【0056】図11、図12に示すように、前記周方向
位置検出装置59は、レーザ光投光器59aと、CCD
カメラ59bとを備え、これらにより既設セグメントS
aに対する新規セグメントSbの周方向位置を検知す
る。具体的には、例えば、既設セグメントSaの表面に
複数の基準線を印しておき、レーザ光投光器59aから
既設セグメントSaの表面にレーザ光を照射し、そのレ
ーザ光と基準線とをCCDカメラ59bで撮像し、レー
ザ光がセンターの所定の基準線に合致するまで(基準線
同士の位置ずれδ2 が解消するまで) 、新規セグメント
Sbを周方向に位置調節する。
位置検出装置59は、レーザ光投光器59aと、CCD
カメラ59bとを備え、これらにより既設セグメントS
aに対する新規セグメントSbの周方向位置を検知す
る。具体的には、例えば、既設セグメントSaの表面に
複数の基準線を印しておき、レーザ光投光器59aから
既設セグメントSaの表面にレーザ光を照射し、そのレ
ーザ光と基準線とをCCDカメラ59bで撮像し、レー
ザ光がセンターの所定の基準線に合致するまで(基準線
同士の位置ずれδ2 が解消するまで) 、新規セグメント
Sbを周方向に位置調節する。
【0057】ところで、新規セグメントSbの後端面に
は複数の連結ピン(図示略)が突設され、既設セグメン
トSaの前端面には複数の連結ピンに嵌合する複数のピ
ン穴(図示略)が形成され、新規セグメントSbをセグ
メント把持部23で把持した状態で、段差検出装置58
及び周方向位置検出装置59を使用して新規セグメント
Sbのヨーイング、ピッチング、ローリング姿勢の調節
を行い、連結ピンとピン穴との位置合わせを行い仮嵌合
する。この後新規セグメントSbの前端面をシールドジ
ャッキ13で押圧し嵌合する。
は複数の連結ピン(図示略)が突設され、既設セグメン
トSaの前端面には複数の連結ピンに嵌合する複数のピ
ン穴(図示略)が形成され、新規セグメントSbをセグ
メント把持部23で把持した状態で、段差検出装置58
及び周方向位置検出装置59を使用して新規セグメント
Sbのヨーイング、ピッチング、ローリング姿勢の調節
を行い、連結ピンとピン穴との位置合わせを行い仮嵌合
する。この後新規セグメントSbの前端面をシールドジ
ャッキ13で押圧し嵌合する。
【0058】次に、エレクタ装置19へ油圧を給排する
為の油圧系について説明する。前記各油圧シリンダ及び
チャッキングジャッキ52は、油圧制御回路(図示略)
に接続され、制御装置により油圧制御回路を介して各ロ
ッド部の出退方向、出退量等及び油路への給排が制御さ
れる。この油圧制御回路は、共通の油圧供給源(油タン
ク、油圧ポンプ、ポンプ駆動モータ、フィルター等から
なる)と、油圧供給源から各油圧シリンダに延びる油路
と、油路に介装された制御弁などを有する。制御装置
は、マイクロコンピュータ及びこのマイクロコンピュー
タに予め入力格納された制御プログラムとを含むもので
ある。尚、電線類や信号線類はケーブルベア60(図3
参照)に結束され、可動部分に干渉しないように配設さ
れている。
為の油圧系について説明する。前記各油圧シリンダ及び
チャッキングジャッキ52は、油圧制御回路(図示略)
に接続され、制御装置により油圧制御回路を介して各ロ
ッド部の出退方向、出退量等及び油路への給排が制御さ
れる。この油圧制御回路は、共通の油圧供給源(油タン
ク、油圧ポンプ、ポンプ駆動モータ、フィルター等から
なる)と、油圧供給源から各油圧シリンダに延びる油路
と、油路に介装された制御弁などを有する。制御装置
は、マイクロコンピュータ及びこのマイクロコンピュー
タに予め入力格納された制御プログラムとを含むもので
ある。尚、電線類や信号線類はケーブルベア60(図3
参照)に結束され、可動部分に干渉しないように配設さ
れている。
【0059】次に、以上説明したエレクタ装置19の作
用について説明する。シールド掘進機1の掘進停止時に
おいて、エレクタ装置19を用いて既設セグメントSa
に対して新規セグメントSbを順次組付けていく。ま
ず、新規セグメントSbを把持する際には、新規セグメ
ントSbをセグメントフィーダ61(図1参照)でエレ
クタ装置19の近傍に搬入しておき、スライダー装置2
1を第1油圧シリンダ30の駆動によりZ方向に移動さ
せて下降させ、スライダー本体22を第2油圧シリンダ
36の駆動によりX方向に移動させてセグメント把持部
23のチャッキングジャッキ52のロッド部52aを新
規セグメントSbの嵌合穴53に嵌合させ、この後ロッ
ド部52a内の油路に油圧を供給して複数の係合部52
bを突出させ、係合部52bと被係合部とを係合させて
新規セグメントSbを把持する。更に位置決め用油圧シ
リンダ54aを駆動させて位置決め位置に切換え、1対
の位置決め用パッド54bを新規セグメントSbのY方
向に離隔した2点に当接させて新規セグメントSbを位
置決めする。
用について説明する。シールド掘進機1の掘進停止時に
おいて、エレクタ装置19を用いて既設セグメントSa
に対して新規セグメントSbを順次組付けていく。ま
ず、新規セグメントSbを把持する際には、新規セグメ
ントSbをセグメントフィーダ61(図1参照)でエレ
クタ装置19の近傍に搬入しておき、スライダー装置2
1を第1油圧シリンダ30の駆動によりZ方向に移動さ
せて下降させ、スライダー本体22を第2油圧シリンダ
36の駆動によりX方向に移動させてセグメント把持部
23のチャッキングジャッキ52のロッド部52aを新
規セグメントSbの嵌合穴53に嵌合させ、この後ロッ
ド部52a内の油路に油圧を供給して複数の係合部52
bを突出させ、係合部52bと被係合部とを係合させて
新規セグメントSbを把持する。更に位置決め用油圧シ
リンダ54aを駆動させて位置決め位置に切換え、1対
の位置決め用パッド54bを新規セグメントSbのY方
向に離隔した2点に当接させて新規セグメントSbを位
置決めする。
【0060】次に、新規セグメントSbを組付けるべき
位置に移動させる際には、スライダー装置21を第1油
圧シリンダ30の駆動によりZ方向に径縮小方向へ移動
させてから、エレクタ基枠20を駆動モータ29の駆動
により周方向へ回動させる。続いてエレクタ基枠20を
第1油圧シリンダ30の駆動によりZ方向に径拡大方向
へ移動させて新規セグメントSbをトンネル内面へ接近
させ、その新規セグメントSbの姿勢をヨーイング方
向、ローリング方向、ピッチング方向へ夫々微調節して
トンネル内面に組付ける。
位置に移動させる際には、スライダー装置21を第1油
圧シリンダ30の駆動によりZ方向に径縮小方向へ移動
させてから、エレクタ基枠20を駆動モータ29の駆動
により周方向へ回動させる。続いてエレクタ基枠20を
第1油圧シリンダ30の駆動によりZ方向に径拡大方向
へ移動させて新規セグメントSbをトンネル内面へ接近
させ、その新規セグメントSbの姿勢をヨーイング方
向、ローリング方向、ピッチング方向へ夫々微調節して
トンネル内面に組付ける。
【0061】新規セグメントSbの姿勢をヨーイング方
向へ微調節する際には、ヨーイング用油圧シリンダ39
を駆動させてセグメント把持部23をヨーイング方向に
正逆回動させ調節する。新規セグメントSbの姿勢をロ
ーリング方向へ微調節する際には、オフセットした位置
のいずれか一方の移動させる必要のある方のローリング
枢支機構47を嵌脱用油圧シリンダ50aの駆動により
分離状態に保持し、他方のローリング枢支機構47を機
能可能な状態に保持し、ローリング用油圧シリンダ49
の駆動により、セグメント把持部23と新規セグメント
Sbとを他方のローリング軸心回りに回動させて調節す
る。それ故、人力に依らずに油圧力で姿勢調節できるか
ら、省力化を図ることができ、作業能率も向上する。
向へ微調節する際には、ヨーイング用油圧シリンダ39
を駆動させてセグメント把持部23をヨーイング方向に
正逆回動させ調節する。新規セグメントSbの姿勢をロ
ーリング方向へ微調節する際には、オフセットした位置
のいずれか一方の移動させる必要のある方のローリング
枢支機構47を嵌脱用油圧シリンダ50aの駆動により
分離状態に保持し、他方のローリング枢支機構47を機
能可能な状態に保持し、ローリング用油圧シリンダ49
の駆動により、セグメント把持部23と新規セグメント
Sbとを他方のローリング軸心回りに回動させて調節す
る。それ故、人力に依らずに油圧力で姿勢調節できるか
ら、省力化を図ることができ、作業能率も向上する。
【0062】新規セグメントSbの姿勢をピッチング方
向へ微調節する際には、1対のピッチング用油圧シリン
ダ44の駆動によりセグメント把持部23と新規セグメ
ントSbとを、スライダー本体22の中心からオフセッ
トした位置にあるピッチング軸45aを回動中心として
回動させて調節する。それ故、新規セグメントSbの掘
進前端側の位置を既設セグメントSaに対して合わせる
際、掘進後端側の位置が逆向きにずれなくなり、簡単に
且つ能率的にピッチング姿勢を調節できる。
向へ微調節する際には、1対のピッチング用油圧シリン
ダ44の駆動によりセグメント把持部23と新規セグメ
ントSbとを、スライダー本体22の中心からオフセッ
トした位置にあるピッチング軸45aを回動中心として
回動させて調節する。それ故、新規セグメントSbの掘
進前端側の位置を既設セグメントSaに対して合わせる
際、掘進後端側の位置が逆向きにずれなくなり、簡単に
且つ能率的にピッチング姿勢を調節できる。
【0063】上述したヨーイング、ピッチング、ローリ
ング方向の調節時において、段差検出装置58の位置決
め用油圧シリンダ54aを駆動して位置決め用ガイド5
4bを段差検出位置に切換え、圧縮バネ64の付勢力に
より各規制ボルト64の先端部が新規セグメントSbの
内面に当接して、レーザ光投光器58aおよびCCDカ
メラ58bは、新規セグメントSbの内面に対して上述
した所定位置関係となる。これらレーザ光投光器58
a、CCDカメラ58bにより既設セグメントSaと新
規セグメントSbのトンネル径方向の段差δ1 を精度よ
く検出し、その段差δ1 が解消するまで新規セグメント
Sbの姿勢を調節するとともに、周方向位置検出装置5
9により、レーザ光投光器59aから既設セグメントS
aの表面にレーザ光を照射し、そのレーザ光と基準線と
をCCDカメラ59bで撮像し、レーザ光がセンターの
所定の基準線に合致するまで(基準線同士の位置ずれδ
2 が解消するまで) 、新規セグメントSbを周方向に位
置調節する。
ング方向の調節時において、段差検出装置58の位置決
め用油圧シリンダ54aを駆動して位置決め用ガイド5
4bを段差検出位置に切換え、圧縮バネ64の付勢力に
より各規制ボルト64の先端部が新規セグメントSbの
内面に当接して、レーザ光投光器58aおよびCCDカ
メラ58bは、新規セグメントSbの内面に対して上述
した所定位置関係となる。これらレーザ光投光器58
a、CCDカメラ58bにより既設セグメントSaと新
規セグメントSbのトンネル径方向の段差δ1 を精度よ
く検出し、その段差δ1 が解消するまで新規セグメント
Sbの姿勢を調節するとともに、周方向位置検出装置5
9により、レーザ光投光器59aから既設セグメントS
aの表面にレーザ光を照射し、そのレーザ光と基準線と
をCCDカメラ59bで撮像し、レーザ光がセンターの
所定の基準線に合致するまで(基準線同士の位置ずれδ
2 が解消するまで) 、新規セグメントSbを周方向に位
置調節する。
【0064】各調節を行い、新規セグメントSbの複数
の連結ピンを既設セグメントSaの複数のピン穴に仮嵌
合させる。この後新規セグメントSbの前端面をシール
ドジャッキ13で押圧して嵌合する。続いて既設セグメ
ントSaと新規セグメントSbの周方向の合わせ面を接
合する為に、コッター打込み装置57の油圧バルブユニ
ット57bを開閉させ、コッター継手をセグメントS
a,Sb間の溝に打ち込み両者を接合する。
の連結ピンを既設セグメントSaの複数のピン穴に仮嵌
合させる。この後新規セグメントSbの前端面をシール
ドジャッキ13で押圧して嵌合する。続いて既設セグメ
ントSaと新規セグメントSbの周方向の合わせ面を接
合する為に、コッター打込み装置57の油圧バルブユニ
ット57bを開閉させ、コッター継手をセグメントS
a,Sb間の溝に打ち込み両者を接合する。
【0065】以上、説明したシールド掘進機用エレクタ
装置19によれば、セグメント把持部23は、前記軸心
と平行でY方向に離隔し且つスライダー本体22の略中
心に対してオフセットした1対のローリング軸心回りに
回動自在に枢支する1対のローリング枢支機構47を介
してスライダー本体22に枢支され、1対のローリング
枢支機構47の枢支用連結を夫々解除可能な1対の解除
機構50を設けてあるため、新規セグメントSbのロー
リング姿勢を調節する際に、いずれか一方の解除機構5
0を作動させて他方のローリング枢支機構47を介して
新規セグメントSbのローリング姿勢を調節することが
できる。この時、新規セグメントSbの一端側の位置を
既設セグメントSaに対して合わせる際、他端側の位置
が逆向きにずれなくなり、簡単に且つ能率的にローリン
グ姿勢を調節することができる。
装置19によれば、セグメント把持部23は、前記軸心
と平行でY方向に離隔し且つスライダー本体22の略中
心に対してオフセットした1対のローリング軸心回りに
回動自在に枢支する1対のローリング枢支機構47を介
してスライダー本体22に枢支され、1対のローリング
枢支機構47の枢支用連結を夫々解除可能な1対の解除
機構50を設けてあるため、新規セグメントSbのロー
リング姿勢を調節する際に、いずれか一方の解除機構5
0を作動させて他方のローリング枢支機構47を介して
新規セグメントSbのローリング姿勢を調節することが
できる。この時、新規セグメントSbの一端側の位置を
既設セグメントSaに対して合わせる際、他端側の位置
が逆向きにずれなくなり、簡単に且つ能率的にローリン
グ姿勢を調節することができる。
【0066】セグメント把持部23をスライダー本体2
2に対してZ,X方向の双方に直交するY方向に向き且
つスライダー本体22の中心に対してオフセットした軸
心回りに回動自在に枢支するピッチング枢支機構42を
介して枢支してあるため、新規セグメントSbの掘進前
端側の位置を既設セグメントSaに対して合わせる際、
掘進後端側の位置が逆向きにずれなくなり、簡単に且つ
能率的に、ピッチング姿勢を調節することができる。
2に対してZ,X方向の双方に直交するY方向に向き且
つスライダー本体22の中心に対してオフセットした軸
心回りに回動自在に枢支するピッチング枢支機構42を
介して枢支してあるため、新規セグメントSbの掘進前
端側の位置を既設セグメントSaに対して合わせる際、
掘進後端側の位置が逆向きにずれなくなり、簡単に且つ
能率的に、ピッチング姿勢を調節することができる。
【0067】セグメント把持部23をスライダー本体2
2に対してZ方向と平行な軸心回りに回動自在に枢支す
るヨーイング枢支機構37を備えたので、セグメント把
持部23を、ヨーイング枢支機構37を介してスライダ
ー本体22に対してZ方向と平行な軸心回りに回動させ
ヨーイング姿勢を調節することができる。
2に対してZ方向と平行な軸心回りに回動自在に枢支す
るヨーイング枢支機構37を備えたので、セグメント把
持部23を、ヨーイング枢支機構37を介してスライダ
ー本体22に対してZ方向と平行な軸心回りに回動させ
ヨーイング姿勢を調節することができる。
【0068】前記スライダー本体22は第1,第2,第
3,第4フレーム35,38,43,48を有し、第1
フレーム35にヨーイング枢支機構37を介して第2フ
レーム38を連結し、第2フレーム38にピッチング枢
支機構42を介して第3フレーム43を連結し、第3フ
レーム43に1対のローリング枢支機構47を介して第
4フレーム48を連結しているので、ヨーイング枢支機
構37、ピッチング枢支機構42、1対のローリング枢
支機構47を第1,第2,第3,第4フレーム35,3
8,43,48を介して確実に機能させることができ
る。
3,第4フレーム35,38,43,48を有し、第1
フレーム35にヨーイング枢支機構37を介して第2フ
レーム38を連結し、第2フレーム38にピッチング枢
支機構42を介して第3フレーム43を連結し、第3フ
レーム43に1対のローリング枢支機構47を介して第
4フレーム48を連結しているので、ヨーイング枢支機
構37、ピッチング枢支機構42、1対のローリング枢
支機構47を第1,第2,第3,第4フレーム35,3
8,43,48を介して確実に機能させることができ
る。
【0069】前記各ローリング枢支機構47は、第3フ
レーム43側の1対の枢支穴47eと、この1対の枢支
穴47eに嵌脱自在に嵌合され且つ第4フレーム48側
に設けられた1対の嵌合ピン47cとを有し、各解除機
構50は1対の嵌合ピン47cを離脱側へ駆動する嵌脱
用油圧シリンダ50aを有することから、各ローリング
枢支機構47を機能させる場合には、嵌脱用油圧シリン
ダ50aにより1対の枢支穴47eに1対の嵌合ピン4
7cを嵌合させた状態に保持し、各ローリング枢支機構
47を機能させない場合には、嵌脱用油圧シリンダ50
aにより1対の嵌合ピン47cを1対の枢支穴47eか
ら離脱させて分離状態に保持する。こうして、スライダ
ー本体22の略中心からオフセットした位置にある何れ
か一方の所望のローリング枢支機構47を選択的に機能
させ、他方のローリング枢支機構47を分離状態に保持
することができる。
レーム43側の1対の枢支穴47eと、この1対の枢支
穴47eに嵌脱自在に嵌合され且つ第4フレーム48側
に設けられた1対の嵌合ピン47cとを有し、各解除機
構50は1対の嵌合ピン47cを離脱側へ駆動する嵌脱
用油圧シリンダ50aを有することから、各ローリング
枢支機構47を機能させる場合には、嵌脱用油圧シリン
ダ50aにより1対の枢支穴47eに1対の嵌合ピン4
7cを嵌合させた状態に保持し、各ローリング枢支機構
47を機能させない場合には、嵌脱用油圧シリンダ50
aにより1対の嵌合ピン47cを1対の枢支穴47eか
ら離脱させて分離状態に保持する。こうして、スライダ
ー本体22の略中心からオフセットした位置にある何れ
か一方の所望のローリング枢支機構47を選択的に機能
させ、他方のローリング枢支機構47を分離状態に保持
することができる。
【0070】前記第4フレーム48に、1対の段差検出
装置58と周方向位置検出装置59を設けたことから、
1対の段差検出装置58により、新規セグメントSbの
両端付近において、新規セグメントSbと既設セグメン
トSa間のトンネル径方向の段差を検出し、その検出結
果に基づいて、ローリング姿勢を調節することができ
る。周方向位置検出装置59により新規セグメントSb
の周方向位置を検知し、その検出結果に基づいて、エレ
クタ基枠20を回動させて、新規セグメントSbのトン
ネル周方向位置を調節することができる。
装置58と周方向位置検出装置59を設けたことから、
1対の段差検出装置58により、新規セグメントSbの
両端付近において、新規セグメントSbと既設セグメン
トSa間のトンネル径方向の段差を検出し、その検出結
果に基づいて、ローリング姿勢を調節することができ
る。周方向位置検出装置59により新規セグメントSb
の周方向位置を検知し、その検出結果に基づいて、エレ
クタ基枠20を回動させて、新規セグメントSbのトン
ネル周方向位置を調節することができる。
【0071】段差検出装置58は、レーザ光投光器58
aとCCDカメラ58bを有することから、レーザ光投
光器58aから既設セグメントSaの端面にレーザ光を
照射して、その画像をCCDカメラ58bで撮像し、そ
の画面を解析することで、既設セグメントSaに対する
新設セグメントSbのトンネル径方向の段差を精度よく
検出し、その段差が解消するまで、新規セグメントSb
の姿勢を調節し、新規セグメントSbを段差の無い状態
に組付けることができる。
aとCCDカメラ58bを有することから、レーザ光投
光器58aから既設セグメントSaの端面にレーザ光を
照射して、その画像をCCDカメラ58bで撮像し、そ
の画面を解析することで、既設セグメントSaに対する
新設セグメントSbのトンネル径方向の段差を精度よく
検出し、その段差が解消するまで、新規セグメントSb
の姿勢を調節し、新規セグメントSbを段差の無い状態
に組付けることができる。
【0072】段差検出装置58は、レーザ光投光器58
a及びCCDカメラ58bを段差検出位置と格納位置と
に位置切換え可能な位置決め用油圧シリンダ54aを有
することから、レーザ光投光器58a及びCCDカメラ
58bを位置決め用油圧シリンダ54aにより段差検出
位置に切換えて、既設セグメントSaに対する新設セグ
メントSbのトンネル径方向の段差を精度よく検出して
新規セグメントSbの姿勢を調節することができ、レー
ザ光投光器58a及びCCDカメラ58bを、シールド
ジャッキ13等に干渉しないように格納位置に切換える
ことができる。
a及びCCDカメラ58bを段差検出位置と格納位置と
に位置切換え可能な位置決め用油圧シリンダ54aを有
することから、レーザ光投光器58a及びCCDカメラ
58bを位置決め用油圧シリンダ54aにより段差検出
位置に切換えて、既設セグメントSaに対する新設セグ
メントSbのトンネル径方向の段差を精度よく検出して
新規セグメントSbの姿勢を調節することができ、レー
ザ光投光器58a及びCCDカメラ58bを、シールド
ジャッキ13等に干渉しないように格納位置に切換える
ことができる。
【0073】段差検出装置58は、段差検出位置のとき
のレーザ光投光器58aおよびCCDカメラ58bが、
新規セグメントSbの内面に対して所定位置関係となる
ように付勢する圧縮バネ64を備えたので、位置決め用
油圧シリンダ54aによりレーザ光投光器58a及びC
CDカメラ58bを段差検出位置に切換え、圧縮バネ6
4の付勢力によりレーザ光投光器58a及びCCDカメ
ラ58bは、常に新規セグメントSbの内面に対して所
定位置関係となる。それ故、レーザ光投光器58aおよ
びCCDカメラ58bの位置合わせを簡単に行うことが
できる。
のレーザ光投光器58aおよびCCDカメラ58bが、
新規セグメントSbの内面に対して所定位置関係となる
ように付勢する圧縮バネ64を備えたので、位置決め用
油圧シリンダ54aによりレーザ光投光器58a及びC
CDカメラ58bを段差検出位置に切換え、圧縮バネ6
4の付勢力によりレーザ光投光器58a及びCCDカメ
ラ58bは、常に新規セグメントSbの内面に対して所
定位置関係となる。それ故、レーザ光投光器58aおよ
びCCDカメラ58bの位置合わせを簡単に行うことが
できる。
【0074】周方向位置検出装置59は、レーザ光投光
器59aとCCDカメラ59bを有することから、例え
ば、既設セグメントSaの表面に複数の基準線を印して
おき、レーザ光投光器59aから既設セグメントSaの
表面にレーザ光を照射し、そのレーザ光と基準線とをC
CDカメラ59bで撮像し、レーザ光がセンターの所定
の基準線に合致するまで、新規セグメントSbを周方向
に位置調節することができる。
器59aとCCDカメラ59bを有することから、例え
ば、既設セグメントSaの表面に複数の基準線を印して
おき、レーザ光投光器59aから既設セグメントSaの
表面にレーザ光を照射し、そのレーザ光と基準線とをC
CDカメラ59bで撮像し、レーザ光がセンターの所定
の基準線に合致するまで、新規セグメントSbを周方向
に位置調節することができる。
【0075】セグメント把持部23をローリング方向へ
正逆駆動可能なローリング用油圧シリンダ49と、セグ
メント把持部23をヨーイング方向へ正逆駆動可能なヨ
ーイング用油圧シリンダ39とを有することから、ヨー
イング姿勢の修正時には、ヨーイング用油圧シリンダ3
9を駆動させてセグメント把持部23をヨーイング方向
に正逆回動させ調節する。ローリング姿勢の修正時に
は、いずれか一方の移動させる必要のある方のローリン
グ枢支機構47を分離状態に保持し、他方のローリング
枢支機構47を機能可能な状態に保持し、ローリング用
油圧シリンダ49により、セグメント把持部23と新規
セグメントSbとを他方のローリング軸心回りに回動さ
せて調節するので、人力に依らずに油圧力で姿勢調節で
きるから、省力化を図ることができ、作業能率も向上す
る。
正逆駆動可能なローリング用油圧シリンダ49と、セグ
メント把持部23をヨーイング方向へ正逆駆動可能なヨ
ーイング用油圧シリンダ39とを有することから、ヨー
イング姿勢の修正時には、ヨーイング用油圧シリンダ3
9を駆動させてセグメント把持部23をヨーイング方向
に正逆回動させ調節する。ローリング姿勢の修正時に
は、いずれか一方の移動させる必要のある方のローリン
グ枢支機構47を分離状態に保持し、他方のローリング
枢支機構47を機能可能な状態に保持し、ローリング用
油圧シリンダ49により、セグメント把持部23と新規
セグメントSbとを他方のローリング軸心回りに回動さ
せて調節するので、人力に依らずに油圧力で姿勢調節で
きるから、省力化を図ることができ、作業能率も向上す
る。
【0076】前記ピッチング方向に原点設定する第1原
点設定装置と、1対のローリング方向に夫々原点設定す
る1対の第2原点設定装置とを設けたことから、新規セ
グメントSbの組付毎に、セグメント把持部23をピッ
チング方向、ローリング方向に夫々原点設定することが
できる。
点設定装置と、1対のローリング方向に夫々原点設定す
る1対の第2原点設定装置とを設けたことから、新規セ
グメントSbの組付毎に、セグメント把持部23をピッ
チング方向、ローリング方向に夫々原点設定することが
できる。
【0077】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、セグメント把
持部は、掘進方向と平行な軸心と平行で第3方向に離隔
し且つスライダー本体の中心に対してオフセットした1
対のローリング軸心回りに回動自在に枢支する1対のロ
ーリング枢支機構を介してスライダー本体に枢支され、
1対のローリング枢支機構の枢支用連結を夫々解除可能
な1対の解除機構を設けてあるため、セグメントのロー
リング姿勢を調節する際に、いずれか一方の解除機構を
作動させて他方のローリング枢支機構を介してセグメン
トのローリング姿勢を調節することができる。このと
き、新規セグメントの一端側の位置を既設セグメントに
対して合わせる際、他端側の位置が逆向きにずれなくな
り、簡単に且つ能率的にローリング姿勢を調節できる。
持部は、掘進方向と平行な軸心と平行で第3方向に離隔
し且つスライダー本体の中心に対してオフセットした1
対のローリング軸心回りに回動自在に枢支する1対のロ
ーリング枢支機構を介してスライダー本体に枢支され、
1対のローリング枢支機構の枢支用連結を夫々解除可能
な1対の解除機構を設けてあるため、セグメントのロー
リング姿勢を調節する際に、いずれか一方の解除機構を
作動させて他方のローリング枢支機構を介してセグメン
トのローリング姿勢を調節することができる。このと
き、新規セグメントの一端側の位置を既設セグメントに
対して合わせる際、他端側の位置が逆向きにずれなくな
り、簡単に且つ能率的にローリング姿勢を調節できる。
【0078】また、セグメント把持部をスライダー本体
に対して第1,第2方向の双方に直交する第3方向に向
き且つスライダー本体の中心に対してオフセットした軸
心回りに回動自在に枢支するピッチング枢支機構を介し
て枢支してあるため、新規セグメントの掘進後端側の位
置を既設セグメントに対して合わせる際、掘進前端側の
位置が逆向きにずれなくなり、簡単に且つ能率的に、ピ
ッチング姿勢を調節できる。
に対して第1,第2方向の双方に直交する第3方向に向
き且つスライダー本体の中心に対してオフセットした軸
心回りに回動自在に枢支するピッチング枢支機構を介し
て枢支してあるため、新規セグメントの掘進後端側の位
置を既設セグメントに対して合わせる際、掘進前端側の
位置が逆向きにずれなくなり、簡単に且つ能率的に、ピ
ッチング姿勢を調節できる。
【0079】請求項2の発明によれば、セグメント把持
部をスライダー本体に対して第1方向と平行な軸心回り
に回動自在に枢支するヨーイング枢支機構を備えたの
で、セグメント把持部を、ヨーイング枢支機構を介して
スライダー本体に対して第1方向と平行な軸心回りに回
動させヨーイング姿勢を調節することができる。その他
請求項1と同様の効果を奏する。
部をスライダー本体に対して第1方向と平行な軸心回り
に回動自在に枢支するヨーイング枢支機構を備えたの
で、セグメント把持部を、ヨーイング枢支機構を介して
スライダー本体に対して第1方向と平行な軸心回りに回
動させヨーイング姿勢を調節することができる。その他
請求項1と同様の効果を奏する。
【0080】請求項3の発明によれば、第1,第2,第
3,第4フレームを介して、ヨーイング枢支機構、ピッ
チング枢支機構、ローリング枢支機構を確実に機能させ
ることができる。その他請求項1と同様の効果を奏す
る。
3,第4フレームを介して、ヨーイング枢支機構、ピッ
チング枢支機構、ローリング枢支機構を確実に機能させ
ることができる。その他請求項1と同様の効果を奏す
る。
【0081】請求項4の発明によれば、各ローリング枢
支機構を機能させる場合には、前記油圧シリンダにより
1対の枢支穴に1対の嵌合ピンを嵌合させた状態に保持
し、また、各ローリング枢支機構を機能させない場合に
は、前記油圧シリンダにより1対の嵌合ピンを1対の枢
支穴から離脱させて分離状態に保持する。こうして、何
れか一方の所望のローリング枢支機構を選択的に機能さ
せ、他方のローリング枢支機構を分離状態に保持するこ
とができる。その他、請求項1〜3の何れか1項と同様
の効果を奏する。
支機構を機能させる場合には、前記油圧シリンダにより
1対の枢支穴に1対の嵌合ピンを嵌合させた状態に保持
し、また、各ローリング枢支機構を機能させない場合に
は、前記油圧シリンダにより1対の嵌合ピンを1対の枢
支穴から離脱させて分離状態に保持する。こうして、何
れか一方の所望のローリング枢支機構を選択的に機能さ
せ、他方のローリング枢支機構を分離状態に保持するこ
とができる。その他、請求項1〜3の何れか1項と同様
の効果を奏する。
【0082】請求項5の発明によれば、第4フレームの
第3方向の両端部に、新設されるセグメントと既設セグ
メント間のトンネル径方向の段差を検出する為の1対の
段差検出手段を設け、第4フレームの第3方向の中央部
に新設されるセグメントの周方向位置を検知する為の周
方向位置検出手段を設けたので、1対の段差検出手段に
より、新設するセグメントの両端付近において新設され
るセグメントと既設セグメント間のトンネル径方向の段
差を検出し、その検出結果に基づいて、ローリング姿勢
を調節することができる。周方向位置検出手段により新
設されるセグメントの周方向位置を検知し、その検出結
果に基づいて、エレクタ基枠を回動させて、新設するセ
グメントのトンネル周方向位置を調節することができ
る。その他請求項4と同様の効果を奏する。
第3方向の両端部に、新設されるセグメントと既設セグ
メント間のトンネル径方向の段差を検出する為の1対の
段差検出手段を設け、第4フレームの第3方向の中央部
に新設されるセグメントの周方向位置を検知する為の周
方向位置検出手段を設けたので、1対の段差検出手段に
より、新設するセグメントの両端付近において新設され
るセグメントと既設セグメント間のトンネル径方向の段
差を検出し、その検出結果に基づいて、ローリング姿勢
を調節することができる。周方向位置検出手段により新
設されるセグメントの周方向位置を検知し、その検出結
果に基づいて、エレクタ基枠を回動させて、新設するセ
グメントのトンネル周方向位置を調節することができ
る。その他請求項4と同様の効果を奏する。
【0083】請求項6の発明によれば、前記段差検出手
段は、レーザ光投光器とCCDカメラとを有することか
ら、既設セグメントの端面にレーザ光を照射して、その
画像をCCDカメラで撮像し、その画面を解析すること
で、既設セグメントに対する新設セグメントのトンネル
径方向の段差を精度よく検出し、その段差が解消するま
で、セグメントの姿勢を調節し、新設のセグメントを段
差の無い状態に組付けることができる。その他請求項5
と同様の効果を奏する。
段は、レーザ光投光器とCCDカメラとを有することか
ら、既設セグメントの端面にレーザ光を照射して、その
画像をCCDカメラで撮像し、その画面を解析すること
で、既設セグメントに対する新設セグメントのトンネル
径方向の段差を精度よく検出し、その段差が解消するま
で、セグメントの姿勢を調節し、新設のセグメントを段
差の無い状態に組付けることができる。その他請求項5
と同様の効果を奏する。
【0084】請求項7の発明によれば、レーザ光投光器
及びCCDカメラを位置切換手段により段差検出位置に
切換えて、既設セグメントに対する新設セグメントのト
ンネル径方向の段差を精度よく検出してセグメントの姿
勢を調節することができ、レーザ光投光器及びCCDカ
メラを、シールドジャッキ等に干渉しないように格納位
置に切換えることができる。その他請求項6と同様の効
果を奏する。
及びCCDカメラを位置切換手段により段差検出位置に
切換えて、既設セグメントに対する新設セグメントのト
ンネル径方向の段差を精度よく検出してセグメントの姿
勢を調節することができ、レーザ光投光器及びCCDカ
メラを、シールドジャッキ等に干渉しないように格納位
置に切換えることができる。その他請求項6と同様の効
果を奏する。
【0085】請求項8の発明によれば、位置切換手段に
よりレーザ光投光器およびCCDカメラを段差検出位置
に切換え、付勢機構の付勢力によりレーザ光投光器およ
びCCDカメラは、常に新規セグメントの内面に対して
所定位置関係となる。それ故、レーザ光投光器およびC
CDカメラの位置合わせを簡単に行うことができる。そ
の他請求項7と同様の効果を奏する。
よりレーザ光投光器およびCCDカメラを段差検出位置
に切換え、付勢機構の付勢力によりレーザ光投光器およ
びCCDカメラは、常に新規セグメントの内面に対して
所定位置関係となる。それ故、レーザ光投光器およびC
CDカメラの位置合わせを簡単に行うことができる。そ
の他請求項7と同様の効果を奏する。
【0086】請求項9の発明によれば、レーザ光投光器
とCCDカメラを有するので、例えば、既設セグメント
の表面に複数の基準線を印しておき、レーザ光投光器か
ら既設セグメントの表面にレーザ光を照射し、そのレー
ザ光と基準線とをCCDカメラで撮像し、レーザ光がセ
ンターの所定の基準線に合致するまで、セグメントを周
方向に位置調節する。その他請求項5と同様の効果を奏
する。
とCCDカメラを有するので、例えば、既設セグメント
の表面に複数の基準線を印しておき、レーザ光投光器か
ら既設セグメントの表面にレーザ光を照射し、そのレー
ザ光と基準線とをCCDカメラで撮像し、レーザ光がセ
ンターの所定の基準線に合致するまで、セグメントを周
方向に位置調節する。その他請求項5と同様の効果を奏
する。
【0087】請求項10の発明によれば、ヨーイング姿
勢の修正時には、ヨーイング用油圧シリンダを駆動させ
てセグメント把持部をヨーイング方向に正逆回動させ調
節する。ローリング姿勢の修正時には、いずれか一方の
移動させる必要のある方のローリング枢支機構を分離状
態に保持し、他方のローリング枢支機構を機能可能な状
態に保持し、ローリング用油圧シリンダにより、セグメ
ント把持部とセグメントとを他方のローリング軸心回り
に回動させて調節するので、人力に依らずに油圧力で姿
勢調節できるから、省力化を図ることができ、作業能率
も向上する。その他請求項4と同様の効果を奏する。
勢の修正時には、ヨーイング用油圧シリンダを駆動させ
てセグメント把持部をヨーイング方向に正逆回動させ調
節する。ローリング姿勢の修正時には、いずれか一方の
移動させる必要のある方のローリング枢支機構を分離状
態に保持し、他方のローリング枢支機構を機能可能な状
態に保持し、ローリング用油圧シリンダにより、セグメ
ント把持部とセグメントとを他方のローリング軸心回り
に回動させて調節するので、人力に依らずに油圧力で姿
勢調節できるから、省力化を図ることができ、作業能率
も向上する。その他請求項4と同様の効果を奏する。
【0088】請求項11の発明によれば、ピッチング方
向に原点設定する第1原点設定手段と、1対のローリン
グ方向に夫々原点設定する1対の第2原点設定手段とを
設けたので、セグメントの組付毎にセグメント把持部を
ピッチング方向、ローリング方向に夫々原点設定するこ
とができる。その他請求項4と同様の効果を奏する。
向に原点設定する第1原点設定手段と、1対のローリン
グ方向に夫々原点設定する1対の第2原点設定手段とを
設けたので、セグメントの組付毎にセグメント把持部を
ピッチング方向、ローリング方向に夫々原点設定するこ
とができる。その他請求項4と同様の効果を奏する。
【図1】本発明の実施形態に係るシールド掘進機の縦断
側面図である。
側面図である。
【図2】前記シールド掘進機の正面図である。
【図3】図1の要部拡大図である。
【図4】図3のA−A線端面図である。
【図5】図4の要部拡大図である。
【図6】図5のB−B線断面図である。
【図7】図6のC−C線断面図及びD−D線端面図であ
る。
る。
【図8】図5のE−E線断面図である。
【図9】図5の要部拡大図である。
【図10】図9のF−F線断面図である。
【図11】図8の要部拡大図である。
【図12】図11のG−G線端面図である。
1 シールド掘進機 19 エレクタ装置 20 エレクタ基枠 21 スライダー装置 22 スライダー本体 Sa 既設セグメント Sb 新規セグメント 23 セグメント把持部 35 第1フレーム 37 ヨーイング枢支機構 38 第2フレーム 39 ヨーイング用油圧シリンダ 41 ピッチング枢支機構 42 第3フレーム 47 ローリング枢支機構 47c 嵌合ピン 47e 枢支穴 48 第4フレーム 49 ローリング用油圧シリンダ 50 解除機構 50a 嵌脱用油圧シリンダ 54a 位置決め用油圧シリンダ 54b 位置決め用ガイド 58 段差検出装置 58a レーザ光投光器 58b CCDカメラ 59 周方向位置検出装置 59a レーザ光投光器 59b CCDカメラ 64 圧縮バネ δ1 段差 δ2 基準線同士の位置ずれ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 颯田 敏和 大阪府大阪市西区阿波座一丁目3番15号 鹿島建設株式会社関西支店内 (72)発明者 池添 勝次 福岡県福岡市博多区博多駅前三丁目12番 10号鹿島建設株式会社九州支店内 (72)発明者 佐藤 安美 神戸市中央区東川崎町1丁目1番3号 川崎重工業株式会社 神戸本社内 (72)発明者 磯部 直 神戸市中央区東川崎町1丁目1番3号 川崎重工業株式会社 神戸本社内 (72)発明者 酒井 義雄 神戸市中央区東川崎町1丁目1番3号 川崎重工業株式会社 神戸本社内 (56)参考文献 特開 平9−189200(JP,A) 特開 平8−128300(JP,A) 特開 平8−144698(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) E21D 11/40
Claims (11)
- 【請求項1】 シールド掘進機でトンネルを掘進する掘
進方向と平行な軸心回りに回動可能なエレクタ基枠と、
エレクタ基枠に前記軸心と直交する第1方向へ移動可能
に装備されたスライダー装置とを備え、スライダー装置
は前記軸心と平行な第2方向へ移動可能に支持されたス
ライダー本体と、セグメントを把持するセグメント把持
部を備えたシールド掘進機用エレクタ装置において、 前記セグメント把持部をスライダー本体に対して第1,
第2方向の双方に直交する第3方向に向き且つスライダ
ー本体の中心に対してオフセットした軸心回りに回動自
在に枢支するピッチング枢支機構と、 前記セグメント把持部をスライダー本体に対して前記軸
心と平行で第3方向に離隔し且つスライダー本体の中心
に対してオフセットした1対のローリング軸心回りに回
動自在に枢支する1対のローリング枢支機構と、 前記1対のローリング枢支機構の枢支用連結を夫々解除
可能な1対の解除機構と、 を備えたことを特徴とするシールド掘進機用エレクタ装
置。 - 【請求項2】 前記セグメント把持部をスライダー本体
に対して第1方向と平行な軸心回りに回動自在に枢支す
るヨーイング枢支機構を備えたことを特徴とする請求項
1に記載のシールド掘進機用エレクタ装置。 - 【請求項3】 前記スライダー本体は、第2方向へ移動
可能に支持された第1フレームと、第1フレームに前記
ヨーイング枢支機構を介して連結された第2フレーム
と、第2フレームに前記ピッチング枢支機構を介して連
結された第3フレームと、第3フレームに1対のローリ
ング枢支機構を介して連結された第4フレームとを有す
ることを特徴とする請求項2に記載のシールド掘進機用
エレクタ装置。 - 【請求項4】 前記各ローリング枢支機構は、第3フレ
ーム側の1対の枢支穴と、この1対の枢支穴に嵌脱自在
に嵌合され且つ第4フレーム側に設けられた1対の嵌合
ピンとを有し、前記各解除機構は1対の嵌合ピンを嵌脱
駆動可能な油圧シリンダを有することを特徴とする請求
項1〜3の何れか1項に記載のシールド掘進機用エレク
タ装置。 - 【請求項5】 前記第4フレームの第3方向の両端部
に、新設されるセグメントと既設セグメント間のトンネ
ル径方向の段差を検出する為の1対の段差検出手段を設
け、第4フレームの第3方向の中央部に新設されるセグ
メントの周方向位置を検知する為の周方向位置検出手段
を設けたことを特徴とする請求項4に記載のシールド掘
進機用エレクタ装置。 - 【請求項6】 前記段差検出手段は、レーザ光投光器と
CCDカメラを有することを特徴とする請求項5に記載
のシールド掘進機用エレクタ装置。 - 【請求項7】 前記段差検出手段は、レーザ光投光器及
びCCDカメラを段差検出位置と格納位置とに位置切換
え可能な位置切換手段を有することを特徴とする請求項
6に記載のシールド掘進機用エレクタ装置。 - 【請求項8】 前記段差検出手段は、段差検出位置のと
きのレーザ光投光器およびCCDカメラが、セグメント
の内面に対して所定位置関係となるように付勢する付勢
機構を備えたことを特徴とする請求項7に記載のシール
ド掘進機用エレクタ装置。 - 【請求項9】 前記周方向位置検出手段は、レーザ光投
光器とCCDカメラを有することを特徴とする請求項5
に記載のシールド掘進機用エレクタ装置。 - 【請求項10】 前記セグメント把持部をローリング方
向へ正逆駆動可能なローリング用油圧シリンダと、前記
セグメント把持部をヨーイング方向へ正逆駆動可能なヨ
ーイング用油圧シリンダとを有することを特徴とする請
求項4に記載のシールド掘進機用エレクタ装置。 - 【請求項11】 前記ピッチング方向に原点設定する第
1原点設定手段と、前記1対のローリング方向に夫々原
点設定する1対の第2原点設定手段とを設けたことを特
徴とする請求項4に記載のシールド掘進機用エレクタ装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10214297A JP2904783B1 (ja) | 1998-07-29 | 1998-07-29 | シールド掘進機用エレクタ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10214297A JP2904783B1 (ja) | 1998-07-29 | 1998-07-29 | シールド掘進機用エレクタ装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2904783B1 true JP2904783B1 (ja) | 1999-06-14 |
JP2000045696A JP2000045696A (ja) | 2000-02-15 |
Family
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10214297A Expired - Fee Related JP2904783B1 (ja) | 1998-07-29 | 1998-07-29 | シールド掘進機用エレクタ装置 |
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JP (1) | JP2904783B1 (ja) |
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CN109578029A (zh) * | 2018-12-30 | 2019-04-05 | 中船重型装备有限公司 | 一种盾构机拼装机管片抓取结构 |
JP7364185B2 (ja) * | 2019-07-24 | 2023-10-18 | 大成建設株式会社 | 支保工建込方法および支保工建込システム |
-
1998
- 1998-07-29 JP JP10214297A patent/JP2904783B1/ja not_active Expired - Fee Related
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JP2000045696A (ja) | 2000-02-15 |
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