JP2904710B2 - 手提袋及びその製造方法 - Google Patents

手提袋及びその製造方法

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JP2904710B2 JP22630694A JP22630694A JP2904710B2 JP 2904710 B2 JP2904710 B2 JP 2904710B2 JP 22630694 A JP22630694 A JP 22630694A JP 22630694 A JP22630694 A JP 22630694A JP 2904710 B2 JP2904710 B2 JP 2904710B2
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小野木信良
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、小分け収納が利く手提
袋と、その手提袋を効率的に生産するための製造方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】パルプ紙や合成紙から成る手提袋は簡便
であり、ショッピング用などとして多用されている。
【0003】これらの手提袋は、上述のようなパルプ紙
やポリプロピレン、ポリスチレン、ポリ塩化ビニルなど
を主原料とする合成紙などの一枚のシート状部材を素材
とし、これを製袋機にて順次折り込み袋状に成形してい
る。
【0004】ところで、その手提袋の形態としては、側
面にガセットを付けた角底タイプのものが主流であり、
取り分け上部の開口縁に手提げ用の紐や取手を付けたも
のが一般的である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の手提袋は、製袋機による自動成形が可能であるもの
の、収納物を収納する箇所すなわち収納部が一つだけで
あるから小物類を整理して収納することができないとい
う欠点があった。
【0006】一方、鞄や財布などのように収納部を複数
有するものがあるが、これらは複数枚の皮革を縫合させ
ているから、製造の自動化は非常に困難であった。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明はそのような課題
を解決するため、一枚のシート状部材から形成され、上
部が開口部として開口される3つの収納部をもち、その
開口部を閉じ得る蓋部を有するとともに、側部にガセッ
トが形成されて成ることを特徴とする手提袋を提供する
ものである。
【0008】また、本発明は一枚のシート状部材から形
成され、上部が開口部として開口される3つの収納部を
もち、その開口部を閉じ得る蓋部を有するとともに、側
部にガセットが形成される手提袋の製造方法であって、
前記シート状部材の一辺略半分に前記蓋部を成す突片を
形成しておき、そのシート状部材における前記突片と直
交する二辺の一方端を一定幅折り込み、折り返して内側
に向く襞目を形成するとともに、この襞目の外側の折り
目に沿って該シート状部材の一端を折り込んで前記襞目
と重合する貼着片を形成し、そのシート状部材の略中央
を一定幅折り込み、折り返して一方端側に向く襞目を形
成し、次いで中央部に形成された襞目の外側の折り目に
沿ってシート状部材を折り込んで当該シート状部材の他
方端と前記貼着片を重合、接着させ、その後開口部両側
を向き合わせるようにして当該シート状部材を折り込む
とともに、当該開口部と直交する両端縁を重合、接着さ
せることを特徴とする手提袋の製造方法を提供するもの
である。
【0009】
【作用】本発明の手提袋によれば、一枚のシート状部材
から形成され、上部が開口部として開口される3つの収
納部をもち、その開口部を閉じ得る蓋部を有するととも
に、側部にガセットが形成されているため、各収納部に
小物類を小分けに整理して収納することができ、しかも
開口部の口幅を大きく広げることができるので収容量が
向上する。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。先ず、図1に本発明に係る手提袋を示す。
この手提袋1は一枚のシート状部材から成る紙あるいは
合成樹脂製の袋物である。図示するように、この手提袋
1は長方形状を呈し、その側部2,2と底部3は密封さ
れ、また上部は開口部4として開口されている。
【0011】特に、裏面5は側部2の最上端である開口
縁4aより突出してあって、そこが蓋部6とされてい
る。そして、その裏面5には開口縁4aと合致する部分
か、それより僅かに上方の位置にて折込線Nが付してあ
って、この折込線Nの箇所にて蓋部6を内側に送り込む
ことにより開口部4を閉じれるようにしてある。
【0012】また、側部2,2には山形状に折り込まれ
たガセット8,8が付けてあり、開口部4の口幅を大き
く広げられるようにしてある。更に、表面9と裏面5の
間には二枚の膜壁10,11が設けられており、これに
より手提袋1の内部が3つの収納部13a,13b,1
3cに区画されている。特に、この膜壁10,11には
中央にそれぞれギャザー14,14が付けてあり、また
各開口縁4a,4b,4cには段差が付けてある。
【0013】従って、各収納部13a,13b,13c
に小物類や種類の異なる書類などを分類して収納するこ
とができ、特にギャザー14が伸びる分だけ特定の収納
部に集中させて多くを収納することができ、また各開口
縁4a,4b,4cに段差があるため収納物の出し入れ
を円滑に行うことができる。ここで、蓋部6は強度を上
げるべく二つ折りにして厚くしておくことが好ましい。
なお、図2には手提袋1の横断面を示してある。
【0014】ここで、以上のように構成される手提袋1
の製造方法について説明する。図3は手提袋1を展開し
た状態を示すシート状部材の平面図であり、このシート
状部材Sは図示する如く長方形の一辺略半分とこれに対
向する辺の逆側略半分に突片T1,T2がそれぞれ突出
された状態に形成されている。なお、このシート状部材
Sはパルプ紙や合成樹脂を主体とする合成紙などから成
る。
【0015】このようなシート状部材Sにあって、先ず
突片T1を折込線N1の箇所にて略二つ折りにし、折り
込んだ部分をホットメルトなどの接着剤にて接着させ
る。また、これと前後して、図4(a)に示すように、
突片T1と直交する二辺のうち突片T1に近い方のシー
ト状部材Sの一方端S1を折込線N2の箇所にて一定幅
(15〜60mm程度)折り込み、また折込線N3の箇
所にて一定幅(10〜40mm程度)折り返して内側に
向く幅5〜20mm程度の襞目Pを形成するとともに、
その襞目Pの外側の折り目すなわち折込線N2に沿って
一方端S1を折込線N4の箇所にて一定幅(5〜20m
m程度)折り込んで襞目Pと重合する貼着片Eを形成す
る。
【0016】一方、図4(b)に示すように、シート状
部材Sの略中央を折込線N5の箇所にて一定幅(15〜
60mm程度)折り込み、また折込線N6の箇所にて一
定幅(10〜40mm程度)折り返して一方端S1側に
向く幅5〜20mm程度の襞目Qを形成するとともに、
この襞目Qとシート状部材の他方端S2との間におい
て、シート状部材Sを折込線N7の箇所にて折り込み、
また折込線N8の箇所にて折り返して幅5〜20mm程
度のギャザーRを形成する。
【0017】次いで、図4(c)に示すように、襞目Q
の外側の折り目すなわち折込線N5に沿ってシート状部
材Sを折込線N9の箇所にて折り込み、当該シート状部
材Sの他方端S2と貼着片Eとを重合、接着させる。
【0018】なお、貼着片Eには他方端S2と重合する
部分にホットメルトなどの接着剤を重合直前に塗布して
おく。勿論、合成紙など素材が合成樹脂主体の場合には
重合後において熱融着するようにしてもよいが、このと
き貼着片Eと襞目Pが融着しないようにすることが肝要
である。
【0019】また、2つの襞目P,Qはどちらを先に成
形してもよいが、同時に成形することも可能である。さ
らに図1に示すギャザー14,14となるギャザーRの
成形は襞目P,Qの先でも後でも構わない。
【0020】ところで、他方端S2と貼着片Eを接着さ
せたとき、図4(c)中の上下両側は開口部F,Fとし
て開口した状態となっている。
【0021】そこで、その開口部F,F両側を向き合わ
せるようにして、特に図4(d)のように開口縁4aに
対して開口縁4bを開口逆側にずらせるようにして当該
シート状部材Sを折込線N10の箇所にて折り込むとと
もに、開口部Fと直交する両端縁G,G(図4c中にお
ける面Xの両端)を重合、接着させる。
【0022】なお、両端縁G,Gにはシート状部材Sを
折り込む直前にホットメルトなどの接着剤を塗布してお
く。勿論、合成紙など素材が合成樹脂主体の場合には折
り込み後において熱融着することも可能であるが、この
とき両端縁G,Gと重合状態にある襞目Pまたは襞目Q
が融着しないようにすることが肝要である。
【0023】こうして、図1に示すような手提袋1を得
ることができるのであるが、この手提袋1は特に蓋部6
を成す突片T1を折込線Nの箇所にて折り込むことによ
り財布や各種カード入れとして利用することもできる。
【0024】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明の
手提袋は一枚のシート状部材から形成され、上部が開口
部として開口される3つの収納部をもち、その開口部を
閉じ得る蓋部を有するとともに、側部にガセットが形成
されているため、各収納部に小物類や種類の異なる書類
などを分類して収納することができ、しかも開口部の口
幅を大きく広げることができるので収容量が増すという
効果を得る。
【0025】また、そのような手提袋の製造方法とし
て、シート状部材の一辺略半分に蓋部を成す突片を形成
しておき、そのシート状部材における突片と直交する二
辺の一方端を一定幅折り込み、折り返して内側に向く襞
目を形成するとともに、この襞目の外側の折り目に沿っ
て該シート状部材の一端を折り込んで襞目と重合する貼
着片を形成し、そのシート状部材の略中央を一定幅折り
込み、折り返して一方端側に向く襞目を形成し、次いで
中央部に形成された襞目の外側の折り目に沿ってシート
状部材を折り込んで当該シート状部材の他方端と貼着片
を重合、接着させ、その後開口部両側を向き合わせるよ
うにして当該シート状部材を折り込むとともに、当該開
口部と直交する両端縁を重合、接着させるようにしてい
るため、製袋機による自動成形が可能であるという優れ
た効果を得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の手提袋を示す斜視図
【図2】図1に示す手提袋の断面図
【図3】図1の手提袋を展開した状態を示すシート状部
材の平面図
【図4】図1に示す手提袋の成形工程図
【符号の説明】
S シート状部材 S1 一方端 S2 他方端 T1 突片 E 貼着片 G 両端縁 P,Q 襞目 1 手提袋 2 側部 4 開口部 4a,4b,4c 開口縁 6 蓋部 8 ガセット 10,11 膜壁 13a〜13c 収納部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) A45C 3/04 B65D 27/08 B65D 30/22

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一枚のシート状部材から形成され、上部
    が開口部として開口される3つの収納部をもち、その開
    口部を閉じ得る蓋部を有するとともに、側部にガセット
    が形成されて成ることを特徴とする手提袋。
  2. 【請求項2】 一枚のシート状部材から形成され、上部
    が開口部として開口される3つの収納部をもち、その開
    口部を閉じ得る蓋部を有するとともに、側部にガセット
    が形成される手提袋の製造方法であって、前記シート状
    部材の一辺略半分に前記蓋部を成す突片を形成してお
    き、そのシート状部材における前記突片と直交する二辺
    の一方端を一定幅折り込み、折り返して内側に向く襞目
    を形成するとともに、この襞目の外側の折り目に沿って
    該シート状部材の一端を折り込んで前記襞目と重合する
    貼着片を形成し、そのシート状部材の略中央を一定幅折
    り込み、折り返して一方端側に向く襞目を形成し、次い
    で中央部に形成された襞目の外側の折り目に沿ってシー
    ト状部材を折り込んで当該シート状部材の他方端と前記
    貼着片を重合、接着させ、その後開口部両側を向き合わ
    せるようにして当該シート状部材を折り込むとともに、
    当該開口部と直交する両端縁を重合、接着させることを
    特徴とする手提袋の製造方法。
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