JP2904615B2 - 家屋ユニットの据付け調整治具 - Google Patents

家屋ユニットの据付け調整治具

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JP2904615B2 JP18466191A JP18466191A JP2904615B2 JP 2904615 B2 JP2904615 B2 JP 2904615B2 JP 18466191 A JP18466191 A JP 18466191A JP 18466191 A JP18466191 A JP 18466191A JP 2904615 B2 JP2904615 B2 JP 2904615B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ユニット住宅を構成す
る家屋ユニットの据付け時に、各家屋ユニットの間隔を
調整するための治具に関し、特に、傾斜面をもつ台形ユ
ニットと通常の直方体ユニットとの間隔を調整する際に
用いて好適の家屋ユニットの据付け調整治具に関する。
【0002】
【従来の技術】複数個の家屋ユニットを据え付けること
により建造されるユニット住宅では、各家屋ユニット
を、運搬可能な一定の大きさの箱状のものとして工場で
予め組み立ててから建築現場へ運搬し、その建築現場に
おいて、前後左右あるいは上下に配列し据え付け互いに
接合(水平ジョイント,垂直ジョイント)して、一戸の家
屋とする。
【0003】その据付けに当って、家屋ユニットは、例
えばクレーンの使用により所定の位置へ置かれた後、隣
接する他の家屋ユニットとの間隙が一定となるように、
また、隣接する他の家屋ユニットとの側面と正確に揃う
ように、その据付けの状態が調整されながら水平ジョイ
ントが行なわれる。
【0004】このような家屋ユニットの据付け時(特に
水平ジョイント時)に、ユニット間隔を調整する治具と
しては、例えば、図4に示すようなものがある(特公昭5
5-32135号公報参照)。この図4において、1は両端にね
じ山1a,1aを形成された案内棒、2はこの案内棒1
の各ねじ山1aに螺合し案内棒1の回転により移動しう
る螺合部、3は各螺合部2から突設された係止用脚部で
ある。
【0005】ここで、案内棒1両端のねじ山1a,1a
は、その巻き方向が互いに逆向きのものとして刻設され
ており、案内棒1を回転させる方向によって、係止用脚
部3,3相互の間隔が、広げられたり狭められたりして
変化せしめられるようになっている。
【0006】上述の構成により、所定の位置へ置かれた
隣接する家屋ユニットの据付け状態を調整する際には、
まず、一対の係止用脚部3,3を、それぞれ家屋ユニッ
トに形成されている開口部等に挿入し、家屋ユニット相
互の間隔が狭い場合には、係止用脚部3,3相互の間隔
を広げる方向へ案内棒1を回転させる一方、家屋ユニッ
ト相互の間隔が広い場合には、係止用脚部3,3相互の
間隔を狭める方向へ案内棒1を回転させる。このように
して、隣接する家屋ユニットの据付け状態が調整され
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述のよう
な従来の家屋ユニットの据付け調整治具では、図5に示
すように、妻壁面が全体的に傾斜しているユニット4
と、通常の直方体ユニット5との間の間隔を調整しよう
としても、調整治具の係止用脚部3,3を挿入する各ユ
ニット4,5における開口部(柱頭孔)4a,5aの高さ
位置が異なるため、係止用脚部3,3を確実に開口部4
a,5aへ挿入することができず、間隔調整を行なえな
いという課題があった。
【0008】本発明は、このような課題を解決しようと
するもので、傾斜面をもつ台形ユニットと直方体ユニッ
トとの間隔を容易に調整できるようにした、家屋ユニッ
トの据付け調整治具を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の家屋ユニットの据付け調整治具は、一対の
係止用脚部を、案内棒に、該案内棒の回転により前記一
対の係止用脚部相互の間隔が変化せしめられるように取
り付けてなるものにおいて、前記一対の係止用脚部を、
それぞれ、台形ユニットの傾斜面および直方体ユニット
の上面付近に設けられた吊りアイボルト取付用のナット
に挿入して各ユニットに係止するとともに、前記一対の
係止用脚部が、前記の各ナットへの挿入時に前記案内棒
を前記直方体ユニットの上面と平行な状態に保持するに
十分な長さを有して形成されたことを特徴としている。
【0010】
【作用】上述した本発明の家屋ユニットの据付け調整治
具では、各ユニットに予め設けられている吊りアイボル
ト取付用のナットに、一対の係止用脚部をそれぞれ挿入
することにより、各係止用脚部が各ユニットに係止さ
れ、このような状態で、一対の係止用脚部相互の間隔を
変化させ各ユニット間の据付け状態を調整する。
【0011】このとき、一対の係止用脚部は十分な長さ
を有して形成されているため、各ナットへ挿入した状態
で、案内棒を直方体ユニットの上面と平行な状態に保持
することができ、各ユニット間の据付け状態の調整を確
実に行なえる。
【0012】
【実施例】以下、図面により本発明の一実施例としての
家屋ユニットの据付け調整治具について説明すると、図
1はその調整治具およびその取付状態を示す側面図、図
2はその取付前状態を示す分解斜視図、図3はその斜視
図である。
【0013】図1,図3に示すように、本実施例の調整
治具6も、図4に示した従来のものとほぼ同様に構成さ
れており、案内棒1の両端に形成されたねじ山1a,1
aには、それぞれ螺合部2,2が螺合され、各螺合部2
から係止用脚部3Aが突設されている。
【0014】ここで、案内棒1両端のねじ山1a,1a
は、従来と同様に、その巻き方向が互いに逆向きのもの
として刻設されており、案内棒1を回転させる方向によ
って、係止用脚部3A,3A相互の間隔が、広げられた
り狭められたりして変化せしめられるようになってい
る。
【0015】本実施例における調整治具6は、特に、図
1,図2に示すように、妻壁面が全体的に傾斜した台形
ユニット7と直方体ユニット8との据付け状態を調整す
るためのもので、一対の係止用脚部(例えば長さ15cm)
3A,3Aは、それぞれ、台形ユニット7の傾斜面のラ
ンバー(例えば厚さ3.8cm)7aおよび直方体ユニット
8の上面のランバー(例えば厚さ3.8cm)8aに形成さ
れた吊りアイボルト孔7b,8bを通って、各ユニット
7,8のダブルスタッド7c,8cの箱金物9,10内
部に溶接された吊りアイボルト取付用のナット11,1
2に挿入されて、各ユニット7,8に係止されている。
【0016】このとき、各係止用脚部3Aは、図1に示
すように、各ナット11,12への挿入時に案内棒1を
直方体ユニット8の上面と平行な状態に保持するに十分
な長さを有して形成されている。
【0017】ここで、係止用脚部3Aの十分な長さとし
ては、ユニット7,8を形成するランバー7a,8aの
厚さの3倍以上が適当であるが、あまり長く設定する
と、重量的にも取扱を行ない難くなるので、ランバー7
a,8aの厚さの4倍程度までとする。実際長では、1
2〜18cm程度である。本実施例では、ランバー厚さ
3.8cmに対して、係止用脚部長は15cmとしている。
【0018】なお、図1〜図3中、符号1bは案内棒1
の両端に形成された回転駆動用六角部で、この六角部1
bに、図1に示すように、ラチェット13等を係合させ
て、案内棒1を回転するようになっている。
【0019】また、図1,図2中、符号14はユニット
7,8にまたがって配設されこれらのユニット7,8を
後述するごとく連結するためのジョイントプレートで、
このジョイントプレート14には、調整治具6の係止用
脚部3A,3Aが貫通する一対の穴部14a,14aが
形成されている。各穴部14aは、調整治具6によるユ
ニット7,8の間隔調整に際しての各係止用脚部3Aの
移動を許容できるように、若干大きめに形成されてい
る。
【0020】上述の構成により、所定の位置へ置かれた
隣接する台形ユニット7と直方体ユニット8との据付け
状態を調整する際には、まず、ジョイントプレート14
をこれらのユニット7,8のランバー7a,8a上にま
たがって仮置きした後、一対の係止用脚部3A,3A
を、それぞれ、ジョイントプレート14の各穴部14
a,14aおよびランバー7a,8aの吊りアイボルト
孔7b,8bを通して、箱金物9,10内の吊りアイボ
ルト取付用のナット11,12に挿入する。
【0021】このとき、調整治具6の台形ユニット7側
については、図1に示すように、手で支持したり、案内
棒1と台形ユニット7の傾斜面との間に三角形状の当て
木15を挿入したりして、水平状態を保持しながら、案
内棒1の端部に形成された回転駆動用六角部1bにラチ
ェット13を係合させて、このラチェット13により案
内棒1をゆっくり回転させることで、ユニット7,8の
間隔が調整される。
【0022】つまり、ユニット7,8相互の間隔が狭い
場合には、係止用脚部3A,3A相互の間隔を広げる方
向へ案内棒1を回転させる一方、ユニット7,8相互の
間隔が広い場合には、係止用脚部3A,3A相互の間隔
を狭める方向へ案内棒1を回転させて、隣接するユニッ
ト7,8の据付け状態が調整される。
【0023】隣接するユニット7,8の据付け状態の調
整後には、図1に示すように、ハンマー16にて釘17
を打ち付けることにより、ジョイントプレート14をユ
ニット7,8に対して固定した後、調整治具6を弛めて
取り外す。
【0024】このように、本実施例の調整治具6によれ
ば、一対の係止用脚部3A,3Aは十分な長さを有して
形成されているため、吊りアイボルト取付用のナット1
1,12へそれぞれ挿入した状態で、案内棒1を直方体
ユニット8の上面と平行な状態に保持することができ、
各ユニット7,8間の据付け状態の調整を確実に且つ容
易に行なえるようになる。
【0025】なお、本発明は、上記実施例に限定される
ことなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲での設計変更
等があっても、本発明の範囲に含まれる。例えば、上記
実施例では、係止用脚部3A,3Aがいずも移動してそ
の間隔を調整する場合について説明したが、本発明は、
これに限定されるものではなく、例えば、一方の係止用
脚部3Aを軸方向へ移動しないものとし、他方の係止用
脚部3Aのみが案内棒1の回転に伴って移動するように
してもよく、この場合も、上記実施例と同様の作用効果
が得られる。
【0026】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の家屋ユニ
ットの据付け調整治具によれば、一対の係止用脚部を、
それぞれ、台形ユニットの傾斜面および直方体ユニット
の上面付近に設けられた吊りアイボルト取付用のナット
に挿入して各ユニットに係止するとともに、一対の係止
用脚部を、各ナットへの挿入時に案内棒を直方体ユニッ
トの上面と平行な状態に保持するに十分な長さを有して
形成するという極めて簡素な構成により、吊りアイボル
ト取付用のナットを利用しながら、傾斜面をもつ台形ユ
ニットと直方体ユニットとの間隔を容易に且つ確実に調
整できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例としての家屋ユニットの据付
け調整治具およびそのユニットへの取付状態を示す側面
図である。
【図2】本実施例の調整治具のユニットへの取付前状態
を示す分解斜視図である。
【図3】本実施例の調整治具を示す斜視図である。
【図4】従来の家屋ユニットの据付け調整治具を示す側
面図である。
【図5】従来の家屋ユニットの据付け調整治具を台形ユ
ニットと直方体ユニットとにまたがって配置した状態を
示す側面図である。
【符号の説明】
1 案内棒 1a ねじ山 1b 回転駆動用六角部 2 螺合部 3A 係止用脚部 6 調整治具 7 台形ユニット 8 直方体ユニット 7a,8a ランバー 7b,8b 吊りアイボルト孔 7c,8c ダブルスタッド 9,10 箱金物 11,12 吊りアイボルト取付用のナット 13 ラチェット 14 ジョイントプレート 14a 穴部 15 当て木 16 ハンマー 17 釘

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一対の係止用脚部を、案内棒に、該案内
    棒の回転により前記一対の係止用脚部相互の間隔が変化
    せしめられるように取り付けてなる家屋ユニットの据付
    け調整治具において、 該調整治具により台形ユニットと直方体ユニットとの据
    付け状態を調整すべく、前記一対の係止用脚部が、それ
    ぞれ、前記台形ユニットの傾斜面および前記直方体ユニ
    ットの上面付近に設けられた吊りアイボルト取付用のナ
    ットに挿入されて各ユニットに係止されるとともに、前
    記一対の係止用脚部が、前記の各ナットへの挿入時に前
    記案内棒を前記直方体ユニットの上面と平行な状態に保
    持するに十分な長さを有して形成されていることを特徴
    とする家屋ユニットの据付け調整治具。
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