JP2902855B2 - 再生セルロース系繊維構造物のストーンウォッシュ調仕上方法 - Google Patents
再生セルロース系繊維構造物のストーンウォッシュ調仕上方法Info
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-
- D—TEXTILES; PAPER
- D06—TREATMENT OF TEXTILES OR THE LIKE; LAUNDERING; FLEXIBLE MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- D06B—TREATING TEXTILE MATERIALS USING LIQUIDS, GASES OR VAPOURS
- D06B11/00—Treatment of selected parts of textile materials, e.g. partial dyeing
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- D06B11/0096—Treatments carried out during or after a regular application of treating materials, in order to get differentiated effects on the textile material to get a faded look
-
- D—TEXTILES; PAPER
- D06—TREATMENT OF TEXTILES OR THE LIKE; LAUNDERING; FLEXIBLE MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- D06C—FINISHING, DRESSING, TENTERING OR STRETCHING TEXTILE FABRICS
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- Engineering & Computer Science (AREA)
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- Treatment Of Fiber Materials (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、再生セルロース系繊維
構造物のストーンウォッシュ調仕上方法に関する。
構造物のストーンウォッシュ調仕上方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、キュプラ,レーヨン,ポリノジッ
ク等の再生セルロース系繊維は独特の光沢と風合及び皺
になり易い特性を活かしたコーティング加工,皺加工等
のカジュアル用途として用いられ市場に数多く出回って
おり、今や婦人物の中心となっている。しかしながら、
近年消費の多様化により再生セルロース系繊維の風合を
残しながら光沢を消した素材が要求されてきた。
ク等の再生セルロース系繊維は独特の光沢と風合及び皺
になり易い特性を活かしたコーティング加工,皺加工等
のカジュアル用途として用いられ市場に数多く出回って
おり、今や婦人物の中心となっている。しかしながら、
近年消費の多様化により再生セルロース系繊維の風合を
残しながら光沢を消した素材が要求されてきた。
【0003】そこで、再生セルロース系繊維構造物をフ
ィブリル化して光沢を消す試みがなされ、例えばワッシ
ャー,液流染色機等でこの繊維構造物を揉む事が行なわ
れてきた。しかしながら、再生セルロース系繊維はフィ
ブリル化しやすいため、ワッシャーで処理すると繊維構
造物が絡まり、擦れのない部分が出来る事や、液流染色
機で処理すると不均一な擦れが発生する事や、更にワッ
シャー,液流染色機で揉むだけでは光沢が若干残在して
いる商品しか作れないという問題があった。
ィブリル化して光沢を消す試みがなされ、例えばワッシ
ャー,液流染色機等でこの繊維構造物を揉む事が行なわ
れてきた。しかしながら、再生セルロース系繊維はフィ
ブリル化しやすいため、ワッシャーで処理すると繊維構
造物が絡まり、擦れのない部分が出来る事や、液流染色
機で処理すると不均一な擦れが発生する事や、更にワッ
シャー,液流染色機で揉むだけでは光沢が若干残在して
いる商品しか作れないという問題があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この考案は、再生セル
ロース系繊維構造物のストーンウォッシュ調仕上におけ
る上記のような問題を解決することを課題とするもので
あり、風合がソフトで、擦れ形状の斑がなく、しかも光
沢のない繊維構造物が得られるようにすることを課題と
するものである。
ロース系繊維構造物のストーンウォッシュ調仕上におけ
る上記のような問題を解決することを課題とするもので
あり、風合がソフトで、擦れ形状の斑がなく、しかも光
沢のない繊維構造物が得られるようにすることを課題と
するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明においては、上
記のような課題を解決するため、再生セルロース系繊維
構造物にタッキングを施し、しかる後ワッシャーで揉み
加工する工程と、揉み加工した繊維構造物をクラッシン
グする工程と、クラッシングした繊維構造物を積極回転
する熱シリンダーと、その外周に圧接して回転する無端
状ゴムベルトの間に導入し、圧迫収縮する工程とを設け
るようにしたのである。
記のような課題を解決するため、再生セルロース系繊維
構造物にタッキングを施し、しかる後ワッシャーで揉み
加工する工程と、揉み加工した繊維構造物をクラッシン
グする工程と、クラッシングした繊維構造物を積極回転
する熱シリンダーと、その外周に圧接して回転する無端
状ゴムベルトの間に導入し、圧迫収縮する工程とを設け
るようにしたのである。
【0006】以下、本発明方法について具体的に説明す
る。
る。
【0007】本発明に言う繊維構造物とは、織物,編
物,不織布等を言い、再生セルロース系繊維としては、
キュプラ,レーヨン,ポリノジック等単独及びそれらの
混用が挙げられ、更にはキュプラ,レーヨン,ポリノジ
ック等と他種繊維の混紡,交織したものであってもよ
い。
物,不織布等を言い、再生セルロース系繊維としては、
キュプラ,レーヨン,ポリノジック等単独及びそれらの
混用が挙げられ、更にはキュプラ,レーヨン,ポリノジ
ック等と他種繊維の混紡,交織したものであってもよ
い。
【0008】本発明においては、まず公知の準備工程,
例えば毛焼,糊抜工程及び染色工程を終了した再生セル
ロース系繊維構造物にタッキングを施し、ワッシャーで
揉み加工する。
例えば毛焼,糊抜工程及び染色工程を終了した再生セル
ロース系繊維構造物にタッキングを施し、ワッシャーで
揉み加工する。
【0009】本発明で言うタッキングは、特に限定され
ず、例えば再生セルロース系繊維構造物を縫目で分割
し、幅方向を軸に裏どうしが合うように2枚に畳んだ
後、耳部を糸で緩く綴じる方法でもよいし、吊練,吊染
と同様巻き吊り、耳部を糸で緩く綴じる方法でもよい。
ず、例えば再生セルロース系繊維構造物を縫目で分割
し、幅方向を軸に裏どうしが合うように2枚に畳んだ
後、耳部を糸で緩く綴じる方法でもよいし、吊練,吊染
と同様巻き吊り、耳部を糸で緩く綴じる方法でもよい。
【0010】本発明に使用されるワッシャーの処理条件
は、回転数10〜100回転/分、浴比1:50〜1:
300、設定温度50〜100℃でかつ設定時間5〜9
0分の範囲が好ましく、回転数20〜70回転/分、浴
比1:100〜1:200、設定温度50°〜90℃で
かつ設定時間20〜60分の範囲が更に好ましい。上記
の処理条件の範囲外であると擦れ形状の斑が発生した
り、再生セルロース系繊維構造物の表面にピリング等の
欠点が発生する場合がある。
は、回転数10〜100回転/分、浴比1:50〜1:
300、設定温度50〜100℃でかつ設定時間5〜9
0分の範囲が好ましく、回転数20〜70回転/分、浴
比1:100〜1:200、設定温度50°〜90℃で
かつ設定時間20〜60分の範囲が更に好ましい。上記
の処理条件の範囲外であると擦れ形状の斑が発生した
り、再生セルロース系繊維構造物の表面にピリング等の
欠点が発生する場合がある。
【0011】次に揉み加工した再生セルロース系繊維構
造物をクラッシングする方法について説明する。ここで
クラッシングを行なうにあたっては、一般に、図1に示
すようなクラッシング加工機を用いるようにする。
造物をクラッシングする方法について説明する。ここで
クラッシングを行なうにあたっては、一般に、図1に示
すようなクラッシング加工機を用いるようにする。
【0012】このクラッシング加工機は、同図に示すよ
うに、ベンチュリーチューブ(1)と、このベンチュリ
ーチューブ(1)に圧縮空気を送るタービン(2)と、
上記ベンチュリーチューブ(1)の出口側に設けた金網
(3)と、ベンチュリーチューブ(1)の入口側に設け
た一対の絞りシリンダー(4),(4)と、処理を行な
う繊維構造物(5)を滞留させるスクレー(6)と、蒸
気を吹き出す蒸気吹出口(7)と、上記スクレー(6)
に滞留された繊維構造物(5)を引き上げて、上記の絞
りシリンダー(4),(4)間に導く案内ローラ(8)
を有している。
うに、ベンチュリーチューブ(1)と、このベンチュリ
ーチューブ(1)に圧縮空気を送るタービン(2)と、
上記ベンチュリーチューブ(1)の出口側に設けた金網
(3)と、ベンチュリーチューブ(1)の入口側に設け
た一対の絞りシリンダー(4),(4)と、処理を行な
う繊維構造物(5)を滞留させるスクレー(6)と、蒸
気を吹き出す蒸気吹出口(7)と、上記スクレー(6)
に滞留された繊維構造物(5)を引き上げて、上記の絞
りシリンダー(4),(4)間に導く案内ローラ(8)
を有している。
【0013】そして、このクラッシング加工機を用いて
再生セルロース系繊維構造物(5)をクラッシングする
にあたっては、この繊維構造物(5)をロープ状にして
絞りシリンダー(4),(4)間に導入し、次いでこの
繊維構造物(5)をベンチュリーチューブ(1)に導
き、タービン(2)からの圧縮空気により繊維構造物
(5)に衝撃を与えながらベンチュリーチューブ(1)
内に送り、このベンチュリーチューブ(1)から繊維構
造物(5)を金網(3)に打ちつけてクラッシングさせ
た後、この繊維構造物(5)をスクレー(6)に一時的
に滞留させ、その後スクレー(6)に滞留された繊維構
造物(5)を案内ローラ(8)によって引き上げて、こ
の繊維構造物(5)を再度絞りシリンダー(4),
(4)間に導くようにすると共に、繊維構造物(5)の
両端部を縫合させて無端状にし、上記の操作を繰り返し
て行なうようにする。
再生セルロース系繊維構造物(5)をクラッシングする
にあたっては、この繊維構造物(5)をロープ状にして
絞りシリンダー(4),(4)間に導入し、次いでこの
繊維構造物(5)をベンチュリーチューブ(1)に導
き、タービン(2)からの圧縮空気により繊維構造物
(5)に衝撃を与えながらベンチュリーチューブ(1)
内に送り、このベンチュリーチューブ(1)から繊維構
造物(5)を金網(3)に打ちつけてクラッシングさせ
た後、この繊維構造物(5)をスクレー(6)に一時的
に滞留させ、その後スクレー(6)に滞留された繊維構
造物(5)を案内ローラ(8)によって引き上げて、こ
の繊維構造物(5)を再度絞りシリンダー(4),
(4)間に導くようにすると共に、繊維構造物(5)の
両端部を縫合させて無端状にし、上記の操作を繰り返し
て行なうようにする。
【0014】ここで、再生セルロース系繊維構造物
(5)に上記のようなクラッシングを行うにあたって
は、一般に繊維構造物(5)の速度を300〜1000
m/min、処理温度を40〜120℃、繊維構造物の
水分率を0〜70%、クラッシング回数を30〜300
回行なうようにすると共に、必要に応じて蒸気吹出口
(7)からスチーミングを行なうようにする。
(5)に上記のようなクラッシングを行うにあたって
は、一般に繊維構造物(5)の速度を300〜1000
m/min、処理温度を40〜120℃、繊維構造物の
水分率を0〜70%、クラッシング回数を30〜300
回行なうようにすると共に、必要に応じて蒸気吹出口
(7)からスチーミングを行なうようにする。
【0015】次にクラッシングした再生セルロース系繊
維構造物を圧迫収縮する方法について説明する。ここで
圧迫収縮を行なうにあたっては、一般に、図2に示すご
とき(特公昭42−13419号公報に見られる収縮機
もその一例)圧迫収縮機を用いるようにする。
維構造物を圧迫収縮する方法について説明する。ここで
圧迫収縮を行なうにあたっては、一般に、図2に示すご
とき(特公昭42−13419号公報に見られる収縮機
もその一例)圧迫収縮機を用いるようにする。
【0016】ここで、図2に示す圧迫収機においては、
積極回転する熱シリンダー(11)の外周に送りローラ
(13)によって送られる無端状ゴムベルト(12)を
圧接させ、上記のようにクラッシング処理された繊維構
造物(5)を無端状ゴムベルト(12)の伸長部分
(イ)に接するよう導入し、繊維構造物(5)を熱シリ
ンダー(11)と無端状ゴムベルト(12)の間を通過
せしめると、(ロ)の部分でS字状に曲がるのでゴムベ
ルト(12)の表面が圧縮状態になり、その短縮分のみ
繊維構造物(5)が圧縮され収縮を受けることを利用し
て繊維構造物(5)をソフトにすると共にプレス作用に
より表面を落ちつかせる。
積極回転する熱シリンダー(11)の外周に送りローラ
(13)によって送られる無端状ゴムベルト(12)を
圧接させ、上記のようにクラッシング処理された繊維構
造物(5)を無端状ゴムベルト(12)の伸長部分
(イ)に接するよう導入し、繊維構造物(5)を熱シリ
ンダー(11)と無端状ゴムベルト(12)の間を通過
せしめると、(ロ)の部分でS字状に曲がるのでゴムベ
ルト(12)の表面が圧縮状態になり、その短縮分のみ
繊維構造物(5)が圧縮され収縮を受けることを利用し
て繊維構造物(5)をソフトにすると共にプレス作用に
より表面を落ちつかせる。
【0017】
【作用】本発明は、タッキングを施ししかる後ワッシャ
ーで揉み加工するようにしているので、タッキングによ
りワッシャーで繊維構造物が絡まることがなくなり、擦
れ形状の斑が発生することなく均一にフィブリル化さ
れ、光沢が少なくなる。このようにして得られた繊維構
造物をクラッシング工程を通すことにより、揉み効果,
収縮効果が作用し、ソフトにそして更にフィブリル化さ
れることにより光沢がなくなる。更にこのようにして得
られた繊維構造物を圧迫収縮工程を通すことにより、揉
み効果,プレス効果,収縮効果が作用し、ソフトにそし
て表面が落ちついた感じの繊維構造物となり得る。
ーで揉み加工するようにしているので、タッキングによ
りワッシャーで繊維構造物が絡まることがなくなり、擦
れ形状の斑が発生することなく均一にフィブリル化さ
れ、光沢が少なくなる。このようにして得られた繊維構
造物をクラッシング工程を通すことにより、揉み効果,
収縮効果が作用し、ソフトにそして更にフィブリル化さ
れることにより光沢がなくなる。更にこのようにして得
られた繊維構造物を圧迫収縮工程を通すことにより、揉
み効果,プレス効果,収縮効果が作用し、ソフトにそし
て表面が落ちついた感じの繊維構造物となり得る。
【0018】以下、実施例に基づき詳細に説明する。
【0019】実施例1 経糸にキュプラ100%,75デニール、緯糸に綿10
0%,60番手単糸を用い、経糸密度171本/イン
チ,緯糸密度94本/インチに製織した交織平織物を常
法により準備,染色処理を行なった。
0%,60番手単糸を用い、経糸密度171本/イン
チ,緯糸密度94本/インチに製織した交織平織物を常
法により準備,染色処理を行なった。
【0020】次に、柔軟剤として、メチルシリコン(共
栄社油脂株式会社製,ライトシリコンR−167)30
g/l、アニオン・ノニオン系柔軟剤(高松油脂株式会
社製,アクリナーW310)30g/lからなる処理液
を用い、この処理液中に上記の平織物を通過させ、ピッ
クアップ率70%に搾液した後、これを乾燥させた。
栄社油脂株式会社製,ライトシリコンR−167)30
g/l、アニオン・ノニオン系柔軟剤(高松油脂株式会
社製,アクリナーW310)30g/lからなる処理液
を用い、この処理液中に上記の平織物を通過させ、ピッ
クアップ率70%に搾液した後、これを乾燥させた。
【0021】そして、このように柔軟剤を付与した平織
物を縫目で分割し、幅方向を軸に裏どうしが合うように
2枚に畳み、耳部を10cm間隔で糸で緩く綴じた。そ
の後タッキングした平織物をワッシャーにて揉み加工し
た。ここで、上記の平織物に対して揉み加工するにあた
ってのワッシャーの処理条件は30回転/分、浴比1:
100、温度80℃、時間30分であった。
物を縫目で分割し、幅方向を軸に裏どうしが合うように
2枚に畳み、耳部を10cm間隔で糸で緩く綴じた。そ
の後タッキングした平織物をワッシャーにて揉み加工し
た。ここで、上記の平織物に対して揉み加工するにあた
ってのワッシャーの処理条件は30回転/分、浴比1:
100、温度80℃、時間30分であった。
【0022】次いで、このように揉み加工処理した平織
物を、上記の図1に示すクラッシング加工機を用いてク
ラッシングさせるようにした。ここで、上記の平織物に
対してクラッシングを行なうにあたっては、織物速度を
950m/min、処理温度100℃、水分率を30%
にし、40分間クラッシングして、上記平織物をクラッ
シングした。
物を、上記の図1に示すクラッシング加工機を用いてク
ラッシングさせるようにした。ここで、上記の平織物に
対してクラッシングを行なうにあたっては、織物速度を
950m/min、処理温度100℃、水分率を30%
にし、40分間クラッシングして、上記平織物をクラッ
シングした。
【0023】次いで、このようにクラッシングした平織
物を、上記の図2に示す圧迫収縮機を用いて圧迫収縮さ
せ、実施例1の製品を得た。
物を、上記の図2に示す圧迫収縮機を用いて圧迫収縮さ
せ、実施例1の製品を得た。
【0024】比較例1 実施例と同様の染色上りの平織物を用いて、実施例1の
タッキング処理及びワッシャー処理を行わなかった他は
実施例1と同様の処理を行い比較例1の製品を得た。
タッキング処理及びワッシャー処理を行わなかった他は
実施例1と同様の処理を行い比較例1の製品を得た。
【0025】比較例2 実施例1と同様の染色上りの平織物を用い、実施例1と
同様にタッキング処理及びワッシャー処理を行ない、シ
ョートループ乾燥機で乾燥し、次いで図2に示す圧迫収
縮機を用いて圧迫収縮し、比較例2の製品を得た。
同様にタッキング処理及びワッシャー処理を行ない、シ
ョートループ乾燥機で乾燥し、次いで図2に示す圧迫収
縮機を用いて圧迫収縮し、比較例2の製品を得た。
【0026】比較例3 比較例1と同様の染色上りの平織物を用いて、実施例1
と同様にタッキング処理及びワッシャー処理を行ない、
次いで実施例1と同様にクラッシング処理を行ない、シ
ョートループ乾燥機で乾燥し、比較例3の製品を得た。
と同様にタッキング処理及びワッシャー処理を行ない、
次いで実施例1と同様にクラッシング処理を行ない、シ
ョートループ乾燥機で乾燥し、比較例3の製品を得た。
【0027】実施例1で得られた製品はキュプラ部分の
フィブリル化が顕著なためストーンウォッシュ調の外観
を示すものであったが、比較例1,2で得られた製品は
キュプラ部分の若干のフィブリル化は認められたがスト
ーンウォッシュ調の外観を示すものではなかった。ま
た、比較例3で得られた製品はキュプラ部分のフィブリ
ル化は顕著であったが、表面が落ちついた感じではな
く、商品価値の低いものであった。
フィブリル化が顕著なためストーンウォッシュ調の外観
を示すものであったが、比較例1,2で得られた製品は
キュプラ部分の若干のフィブリル化は認められたがスト
ーンウォッシュ調の外観を示すものではなかった。ま
た、比較例3で得られた製品はキュプラ部分のフィブリ
ル化は顕著であったが、表面が落ちついた感じではな
く、商品価値の低いものであった。
【0028】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明方法は三つ
の工程を組み合わせることにより予期せぬ相乗効果が発
現し、ソフトで、擦れ形状の斑がなく、しかも光沢のな
いストーンウォッシュ調繊維構造物が得られ、カジュア
ル用途等として頗る有用である。
の工程を組み合わせることにより予期せぬ相乗効果が発
現し、ソフトで、擦れ形状の斑がなく、しかも光沢のな
いストーンウォッシュ調繊維構造物が得られ、カジュア
ル用途等として頗る有用である。
【図1】クラッシング加工機を説明する概略側面図であ
る。
る。
【図2】圧迫収縮機を説明する概略側面図である。
1 ベンチュリーチューブ 2 タービン 3 金網 4 絞りシリンダー 5 繊維構造物 6 スクレー 7 蒸気吹出口 8 案内ローラ 11 熱シリンダー 12 無端状ゴムベルト 13 送りローラ
Claims (1)
- 【請求項1】 再生セルロース系繊維構造物にタッキン
グを施し、しかる後ワッシャーで揉み加工する工程と、
揉み加工した繊維構造物をクラッシングする工程と、ク
ラッシングした繊維構造物を積極回転する熱シリンダー
と、その外周に圧接して回転する無端状ゴムベルトの間
に導入し、圧迫収縮する工程とからなることを特徴とす
る再生セルロース系繊維構造物のストーンウォッシュ調
仕上方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4148241A JP2902855B2 (ja) | 1992-05-13 | 1992-05-13 | 再生セルロース系繊維構造物のストーンウォッシュ調仕上方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4148241A JP2902855B2 (ja) | 1992-05-13 | 1992-05-13 | 再生セルロース系繊維構造物のストーンウォッシュ調仕上方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06240562A JPH06240562A (ja) | 1994-08-30 |
JP2902855B2 true JP2902855B2 (ja) | 1999-06-07 |
Family
ID=15448402
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP4148241A Expired - Lifetime JP2902855B2 (ja) | 1992-05-13 | 1992-05-13 | 再生セルロース系繊維構造物のストーンウォッシュ調仕上方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2902855B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102230266B (zh) * | 2011-06-15 | 2012-09-05 | 苏州博杰思达机械有限公司 | 气流式织物后整理机 |
-
1992
- 1992-05-13 JP JP4148241A patent/JP2902855B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH06240562A (ja) | 1994-08-30 |
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