JP2902299B2 - ナイフと刃の刃研ぎ方法および装置 - Google Patents
ナイフと刃の刃研ぎ方法および装置Info
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Description
れた方法および装置に関する。
は、研磨中良好な角度に調節できないために、真に鋭利
な刃先や、いつも良好な状態の刃先でさえ得ることがで
きない。両側の切刃面を同時に刃研ぎするV溝型の刃研
ぎ器(以下簡単のためV型刃研ぎ器とも称す)がこれに
相当する。特に、手で研ぐ手段の場合は不十分である。
なぜなら、既存のV型研ぎ器は、角度を完全には支配し
ておらず、研いでいる間、常に使用者が刃であるブレー
ドを「垂直に」保持するのを当てにしているからであ
る。真に鋭利な刃先を実現するためには、ブレードが毎
ストローク正確に同じ角度で研磨面を通過することがき
わめて重要である。前後のストロークにおける角度の変
化が非常に小さくても、本当に鋭利な刃先は形成されな
い。本当に鋭い刃先は、ストローク間の角度の変化が1
/2度以内のときにだけ生成されうる。もちろんこれ
は、ブレードを案内する精密な手段なくしては不可能で
ある。
いスロットでさえうまくいかない。ブレードにはテーパ
が付いており、ブレードの厚さはハンドルから先端まで
大いに変わるからである。よって、ブレードがその長さ
方向に沿ってスロットの幅よりも1インチの数千分の1
だけ薄い場合、本当に鋭利な刃先を実現するには不十分
な角度調節しかできない。たとえブレード上のある点で
の厚さとぴったり一致するようにスロットを設計したと
しても、ブレードの他の部分はゆるくなりすぎたり、ま
たは厚すぎてスロットに入らなくなってしまう。
るような研ぎ器がある。この種の研ぎ器は、硬化金属、
セラミックス、または酸化物でできたホイール(または
ディスク)を重なり合うように配置して「V溝(V groov
e)」を形成し、このV溝の中をブレードの刃先がホイー
ルと密接に接触しながら通過するようにしたものであ
る。このタイプの研ぎ器は、ディスクの縁部(edge)での
研削作用(scraping action) によってブレードから金属
を除去するものであり、ディスクはシャフトに取り付け
られているので各研磨後にディスクを回転させることに
よって新しい「縁部(edge)」を露出させることができ
る。やがてディスクの端部が丸くなると研ぎ器は働かな
くなる。この種の研ぎ器はブレードに対して何ら角度の
調節を行わず、せいぜい図15に示されているように研
磨されるどのブレードよりも幅が広いスリットを設けて
いるのみである。したがって、角度の調節は不十分であ
り、ディスクの縁部は急速に摩耗し研ぎ器としての有用
寿命は短くなる。
4,912,885号に記載されているようなコモン・
クロック・スティック(common crock stick)研ぎ器があ
る。この研ぎ器は、1対の交差したセラミック棒(ロッ
ド)を用いてV形スロットを形成したものである。この
構造においてナイフの刃先は2本のロッドで形成された
枝分れ部分(crotch)を通って引っ張られる。一般にロッ
ドは焼結酸化アルミニウムのような研磨材で作られてい
る。研磨作用は、主として、各切刃面と接触するロッド
上の直線に沿う研磨材の作用によっている。切刃面は、
研磨材の領域と接触しておらず、上記ホイールと同様、
線と接触しているだけである。よって、この場合も角度
の調節は何ら行われず、たとえ毎ストロークブレードに
どんな回転運動を与えようと(垂直からのずれ)または
ブレードを横にどんなに傾けようともブレードに鋭利な
刃先が得られる見込みは減少する。
1,909,743号には、一連の平らな1つ1つ違う
矩形の研磨棒(バー)を用いてVスロットを形成した大
型Vタイプ研ぎ器が記載されているが、この場合にも、
ブレードが研ぎ器を通って引っ張られる時にブレードの
角度調節は何ら行われない。この研ぎ器では急速に摩耗
して輪郭を失う比較的柔らかな研磨要素を使用している
ため、よい幾何学的形状(geometry)を持った前記バーの
領域が表面(top) に露出されるようにV部の角度を定期
的に変えなければならない。これには、他のVタイプ研
ぎ器と同様、ブレードを「垂直に」保持する熟練したオ
ペレータを必要とするが、これは実行不可能な要求であ
る。これら従来の研ぎ器においてはすべて、ブレードが
スロットを通過する時に刃先を形成する両側の切刃面を
研磨することが意図されている。このためには、図17
に示されているように、ブレードの中心線とVノッチの
中心線とが毎ストローク完全に角度的に整合していなけ
ればならない。明らかにこれはある種のガイドなしには
実際的ではない。ストロークごとに角度を変えると各切
刃面は新しい違った角度に変わってしまう。これは、刃
先を研いで鋭利にするというよりは、刃先を鈍くするま
たは刃先を変形させる傾向がある。
する上記V型研ぎ器には、切刃面がホイールと同じ形状
に成形されるという不都合がある。上記したように、こ
の成形は、切刃面がホイールの鋭利な縁部を摺動する時
に切刃面から金属を削り落としたり又は衝突を解消する
ことによって行なわれる。ホイールは円形なので、切刃
面は凹面となりホイールと同じ半径に湾曲する。これ
は、図18に示されているように、刃先の後ろに脆弱で
支えのない切刃面の幾何学的形状を生成する。
刃面はもっと堅固であり、図18の凹面形の切刃面より
も好ましい。
されているような凸面形の切刃面(ゴシックアーチ構
造)である。
研ぎする改良された方法および装置を提供することであ
る。
タ補助構成において上記改良された方法および装置を実
施するためのガイドならびに研磨面の改良された配置を
提供することである。
にかかるユニークな改良点を用いれば、V型研ぎ器によ
って、図19の理想的なゴシックアーチ状を含むどんな
形状の切刃面をも精密に生成することができる。本発明
で開示されている特殊な研磨部材の幾何学的形状は、金
属を除去する速度と生成される切刃面の精密性の両方の
点で従来の設計よりもはるかに有効でかつ効率的であ
る。その特殊な幾何学的形状によって、ブレードの刃先
に強化された最適な支えを付与する特殊な切刃面輪郭形
状を得ることが実用的に可能となる。よって、従来のど
の手動研ぎ器よりもきわめてすぐれた刃先の質と形状を
生成することができる。
研ぎ器で研磨する際にブレードにきわめて正確でかつ非
研削的(non-scraping)なガイドを提供するために、1以
上のユニークなホイールまたはローラからなるきわめて
ユニークなブレードガイドを有している。
を組み入れて非常に鋭利な刃先を生成しうるユニークな
単一または多ステージ研ぎ器を提供することである。好
ましくは、これらの研ぎ器は、固体研磨材と違ってそう
した鋭利な刃先を作り出すために使用中自身の幾何学的
形状を維持する特殊なダイヤモンドコーティングした研
磨部材を組み入れている。
て詳細に説明する。
ステージ手動V型研ぎ器が示されている。各ステージ
は、図8と図9に示されるものと同様のユニークな研磨
材コーティングされた交差指部材を有している。この交
差指部材とは、両手の指を組み合わせた、くし状の構造
のものである。つまり、歯部の幅が嵌入用スロットまた
は空間部よりもわずかに小さく、歯部が対向するスロッ
トに嵌まるようになっているので、両手の指を組み合わ
せたようにすることができる。交差指部材は、刃先で終
りかつ当該刃先を支える部分となる切刃面上に生成され
る所望の全切刃角と等しい角度で交差するように配置さ
れる。切刃面の成形は、上記のユニークな剛性のある研
磨部材の表面にコーティングされた研磨材、好ましくは
ダイヤモンドによって行われる。研磨材コーティング構
造は、平面または凸面、または図13に示されるような
凹面形状などどのような形状でもよい。凹面構造にすれ
ばブレードの切刃面は凸面形状に生成され、形成される
刃先を支え強化する優れた堅固なゴシックアーチ形状と
なる。ブレードを毎ストローク正確に案内するために本
発明は1以上のホイール状のガイドを有している。この
ガイドは、ガイドの周囲が薄いディスク状のものあるい
はより厚いものでもよいが、円錐形状、あるいは当該ガ
イドの半径と直角な面に沿う好ましい幾何学的形状の輪
郭の表面を有するものである。ブレードは、種々設計で
き、特に厚さやホイール状ガイドと接触する表面の角度
が違っているが、上記の幾何学形状としては、たとえ
ば、ブレードをほぼ垂直に保持するものを選択すること
が好ましい。
おくことは、連続する各ストロークごと、つまり毎スト
ローク、ブレードをその長さに沿った任意の所定の点に
おいて同一の角度にしておくことほど重要ではない。角
度はブレードの刃先に沿った各点で同一である必要はな
い。ブレードの軸がその長さに沿った所定の点で完全に
「垂直」ではない、つまり、左右の前記研磨部材によっ
て形成された全開先V角度(total included V angle)を
正確に二等分しているわけではない場合、両側の切刃面
はブレードの軸に対して正確に同じ角度にはならない。
ブレードの中心線をブレードの刃先とブレードの峰の厚
さの中心とを結ぶ線とし、かかる中心線がVスロットの
角度の二等分線と一致する場合において、ブレードはV
スロットの全開先角度を正確に二等分することになる。
正確に二等分することは生成される刃先の精密性にぜひ
とも必要というものではなく、これらの角度的関係がそ
れぞれ連続する研磨ストロークで同一であることがむし
ろ重要である。
ぎ器は、図10に示されているようにブレードを1つの
研磨用の溝部の中へ案内するのに使われるのと同一のホ
イールが、ブレードを第2の溝部にも案内できるように
設計することも可能である。ナイフは、研磨中、各研磨
用の溝部を通過している時にホイールの表面に絶えず押
し付けられるように置かれる。
研磨部材は、刃先から離れている切刃面の部分のうち、
切刃面の間の金属厚さが最大でありかつ研磨中金属を最
も効率的かつ完全に除去することが望ましい部分に沿っ
て研磨作用が強化されるように設計される。上記部分に
おける金属の有効除去は、刃先のごく近くまたは刃先自
身で起こる金属除去処理用の「逃げ」を保証する。これ
によって、生成される刃先の質と完全性が増加する。こ
の改良型研ぎ器で研がれたことのないナイフの場合は、
切刃面をこの改良型研ぎ器の開先角度にするために、工
場でまたは使用者によって、切刃面の上部に沿ってかな
りの量の金属の除去を必要とするように、より大きな角
度となるように僅かに研磨しておくことである。このた
めに、金属を切刃面の上部から取り除く最大の許容量を
有していることも重要である。本発明のユニークな研磨
部材の設計によってこれら重要な利点が与えられる。こ
こで述べた原理は手動V型研ぎ器に直接適用されるが、
ここで開示した特殊な研磨材がコーティングされた剛性
のある複数の研磨部材を、同期させて機械的に駆動して
いくつかの平面または直線内で移動させ、もって研磨作
用を向上させることができる。
するために球体(sphere)を用いてもよい。さらに、V溝
部構造を持たない研ぎ器を含む各種研ぎ器のナイフガイ
ドとして、球体またはホイールの平面を用いてもよい。
または非熟練者に対して、非常に鋭利でかつ完全な、つ
まり他の手段で研がれた多くのブレードに見られるある
種の微小セレーション(microserration)がほとんどない
切刃を生成する改良された低コストの手段が提供され
る。
を組み込んだ一実施例が示されている。これは手動式の
2ステージ研ぎ器であって、一方の手でハンドルを持っ
て押さえ、もう一方の手に持ったナイフをそのブレード
をステージ1と2のV溝部を通って連続的に引っ張るこ
とによって研磨するものである。普通はステージ1のV
溝部はステージ2のV溝部よりも角度が小さくなってい
る。これにより、図11に示されているように切刃面に
2段の斜面が生成される。このように第2ステージは刃
先に近いほうを研磨し、第2ステージでは一般により細
かなグリットの研磨材を用いて刃先の幾何学的形状を洗
練された完全なものにするようになっている。もっと簡
単な構造においてはこの研ぎ器にはただ1つのステージ
だけあればよい。第2ステージは、より細かなダイヤモ
ンドを用いることができ、また、先に第1ステージで違
った角度(小さい角度)に研磨することによって第2ス
テージでの金属除去に逃げが提供されるために、より鋭
利でより完全な刃先を得ることができるという利点をも
たらす。最終研磨が刃先に非常に近いところでのみ起こ
り、また、当該ステージにおいて過剰量の金属を取り除
く必要がなければ、一層すぐれた刃先の幾何学的形状が
得られることがわかっている。ステージ2でより大きな
角度に研磨することによって、結果として生じる刃先は
図19に示されているようにゴシックアーチに近い形状
を持つようになる。また、ステージ1や2よりも大きな
角度に研磨する第3ステージを設けて、3段斜面の切刃
面、つまり完全なゴシックアーチにさらに近い形状を生
成することも可能である。ゴシックアーチ構造は刃先の
後ろにより多くの支えを与えるので、刃先はより長期に
わたって鋭利なままとなる。(図14に関して後述する
ように)研磨中にV溝部の角度を変えうる単一ステージ
を備えた研ぎ器を設計することができる。たとえば、小
さな角度から研磨を始め、機械的リンクを使用して研磨
の進行につれて上記角度を徐々に増加させる。具体的に
は、たとえば40°の全開先角度から始め、研磨終了時
に50°となるまで前記角度を増加させる。これにより
ほぼ完全なゴシックアーチが生成される。
めには研磨中毎ストロークブレードを同一の角度に維持
することが非常に重要である。適切に設計されたホイー
ル、円錐体、円錐断面、または成型円筒体は、正確に位
置決めされれば、単一または2ステージ研ぎ器において
広範囲のナイフに対して角度を高度にずっと再現しうる
ユニークで簡単な手段を提供できることがわかった。図
1と図10には、2ステージ研ぎ器の研磨材がコーティ
ングされた研磨部材によって形成されたV溝部の上方に
あってその中に伸長する1以上の円錐台または成型ホイ
ールが示されている。使用時各溝部内にあるブレード
は、図10に示されているように、上記ホイールまたは
円錐台に立て掛けられている。ホイールまたは円錐類似
の回転部材の幾何学的形状は、厚さや幅、さらにはブレ
ードの切刃面の間の開先角度が異なるいろいろなブレー
ドを収容できるように調節される。
非常にさまざまである。たとえば、ポケットナイフは比
較的幅が狭いが、峰の部分(ブレードの最も厚い部分)
ではかなり厚い。小さなポケットナイフの切刃面の角度
は一般に12°であり、いくつかの狩猟用ナイフの場合
は12°よりも大きく、料理ナイフの場合は3°ほどと
小さい。その他の一般的ナイフの場合は上記範囲の中間
となる。また、ナイフは、刃先を生成する切刃面のすぐ
後ろの(に隣接した)ブレードの厚さが違っている。刃
先の鋭い食卓用刃物の場合には上記点での厚さはわずか
1インチの数千分の1であり、肉切りブレードまたは大
包丁の場合には強度を増すため一般にもっと厚い。
るほぼすべてのブレードに対して角度調節を行うユニー
クで再現可能な手段を提供することがわかっている。い
くつかのブレードは幅が非常に狭いので、V溝部の交点
部のすぐ近くにガイドを設けることが望ましい。小さな
ポケットナイフのブレードは幅がわずか0.2インチで
あるから、少なくとも前記交点部の近くに支持部を設け
ることが望ましい。料理用ブレードは幅が2インチ以上
であり、そして一般に切刃面のすぐ後ろはポケットナイ
フよりも薄い。非常に薄いディスク類似のホイールをV
溝部の交点部の上方0.2インチのところに設置すれ
ば、ホイールの直径にもたれている刃の厚いポケットナ
イフは軸が完全に垂直となる(つまり、V角度を二等分
する)。しかし、上記のように設置された薄いディスク
の直径に今度は薄い料理用ブレードを立て掛けて置いた
場合には、その料理用ブレードの軸は大体垂直からはず
れてしまう。前述したように、ブレードの軸が研磨中完
全に垂直であることは本質的に必要なことではないが、
研磨に要する時間を最小にするためにはできるだけ垂直
であることが望ましい。また、等角度の切刃面を持つ刃
先はもっとまっすぐに切れる。
イールを用いることによって、いろいろなブレードの軸
とV溝部の軸との整合性を最適化しうることがわかって
いる。ブレードは、ほぼ垂直、つまりV溝部によって形
成される全開先角度の二等分線と整合させることが望ま
しいものの、重要なのはブレード軸の角度整合性が同一
のナイフに対して毎ストローク高度に再現されることで
ある。これは円錐台形状のホイールによってよく実現さ
れる。図10は、左側溝部内の幅の狭いブレードが上記
円錐台とその底部の近くでいかに接触し、また、右側溝
部内の幅の広い(断面が長い)ブレードが上記円錐台と
その上端部でいかに接触しているかを示している。この
図10から明らかなように、幅の広いほうのブレードを
円錐台の底部で支えるようにすれば、当該ブレードの軸
はもっと左に寄って垂直性が低下することになる。
的形状は、高さが約0.5インチで、底部の直径が幅の
狭いブレードと垂直に整合するように適切に選択された
円錐であり、その円錐の面がその軸に対して約2°の角
度をなしているものである。2ステージ研ぎ器の両V溝
部が中心線を基準としてたとえば0.7インチ離れてお
り、また、円錐の底部がV溝部の交点部の上方0.2イ
ンチのところにある場合、円錐の底部の好適な直径は約
0.655インチである。これは、数学的に、中心線間
の距離(0.700インチ)から平均的な細いポケット
ナイフの厚さを差し引いた値に0.45インチを足した
値である。2度という角度は、多種多様の一般的なナイ
フの面の傾斜角の中央値に近いため、円錐に都合のよい
傾斜角である。狩猟用ブレードのような特殊な種類のナ
イフに対しては、ブレードの軸をさらに正確に整合させ
るために傾斜角をもっと大きくしたりまたは直径を変え
たりすればよい。いくつかのナイフの組み合わせに対し
ては、よい折衷として円錐の幾何学的形状にわずかな凹
面を重ねればよい。研磨中のブレードの角度を調節する
そうしたホイールの利点には劇的なものがある。もしそ
のような角度調節がなければ、本当によい鋭利な刃先を
得ることは偶然と幸運の問題である。そうしたガイドを
用いることによって、特にV型研ぎ器はかみそりのよう
に鋭利な刃先を短時間で生み出す。ホイールの静止ガイ
ドに対する大きな利点は、前者の場合にはブレードがホ
イールの円周上を流れていく際にブレードの表面にひっ
かき傷をつけることがないということである。静止ガイ
ドは、プラスチック製でさえも、わずかではあるが、驚
くべきことに使用中すべり摩擦や摩耗のためにブレード
の表面をみがくことになり、特にそこでのブレード上の
みがき作用はブレード表面上の最終の研削・つや出し線
の方向に対して直角をなしている。好ましくは、ここに
記載されているホイールまたは円錐体は、あらゆる状況
の下ブレードにひっかき傷をつける機会を最小にするた
めにプラスチックで作られている。
することも可能であるが、それが円錐形ホイールと同じ
くらい有効であるためには、円錐表面と同じ輪郭および
高さを持つ傾斜面を備えなければならない。本発明のさ
らなる改良は、各ブレードに対してホイールまたは円錐
体の軸とV溝部の中心線との間隔を調節し最適化する手
段を含んでいる。簡単な機械的手段を組み込むことによ
って、各V溝部内で研磨されている各ブレードに対して
上記調節を手動で行うことができる。
上に図19に示されているようなゴシックアーチ状の輪
郭形状を得るためには、前述したように、V溝部の開先
角度を一様にまたは間欠的に変えて研磨プロセスを直
す、つまり研磨の進行につれて角度を大きくしていくと
よい。これは図14に示されているような簡単な偏心カ
ムによって実現可能である。カムを回転させると研磨材
がコーティングされた研磨部材の間の距離が変化し、そ
れによって研磨面の間の開先角度が変わることになる。
前述した多ステージのアプローチには、角度可変の単一
ステージに対して、最終の刃先を仕上げる時にもっと大
きな角度を用いている間グリットサイズを変化または減
少させることができるという利点がある。
み出す他の簡単な手段は、図10と図12の平面状の研
磨部材の代わりに図13に示されているような研磨材の
コーティングされた凹面状の研磨部材を用いることであ
る。研磨材コーティング、好ましくはダイヤモンドは、
より多くの金属を除去しなければならない刃先から離れ
ている所には粗いグリットを、また、より精密な研磨が
必要とされまた通常は研磨中除去される金属が少ない刃
先にはより細かなグリットを堆積させればよい。
部材を開発したが、それは、スロットと歯部を備えた、
研磨材のコーティングされた、単一のくし状の剛性のあ
る金属ストリップとして作られている。一例が図8に示
されており、歯部とスロットは図9に示されているよう
に両手の指を組み合わせたようにされる。この構造にお
いて剛性金属ストリップは電気溶着金属で固定されたダ
イヤモンド研磨材によってコーティングされている。ダ
イヤモンドは、研磨中金属を除去しなければならない部
材の領域にだけ必要とされる。歯部の幅は相手部材の対
応するスロットよりも小さくなければならない。歯部お
よびスロットの深さは、組み合わされたときにそれらが
所望の角度的形状を持つV形構造の形成を妨げないよう
なものでなければならない。さらに、本発明の利益を十
分に実現するため、図9に示唆されているように、歯部
のベースラインと交差指部材の交点部との距離は研磨さ
れる切刃面の長さよりも短くなっている。たいていのブ
レードに対しては約0.020インチの距離が適切であ
り、理想的にはその距離は0.040インチ未満とな
る。望ましくは、少なくとも一方の部材の歯部のベース
ラインと上記交点部との間に十分な間隔があって、削り
くず(研磨の結果生じる金属くず)がその間隔を通り抜
けて落ち、したがって、幾何学的形状と角度に最大の精
密性が要求される上記交点部またはその近くの研磨面に
削りくずが「どっさり堆積する(loadingup)」するのを
回避しうるのがよい。しかし一方では、歯部のベースラ
インは、ベースラインの上方の部材の完全な(unbroken)
領域が大きな切刃面を持つ厚めのブレードの切刃面の上
部を研磨するのに十分なだけ上記交点部の近くにあるこ
とが望ましい。重要なのは、ひどく損傷した刃先を修復
しまたは先に他の手段によってあまりに大きな角度に研
磨されたブレードをもっと小さな角度に直すために切刃
面のそうした部分を再研磨する際において金属をすばや
く除去できることである。このようなくし状部材のユニ
ークな構造によって、それらが交差しまた鋭利な刃先の
生成が要求される所において角度および幾何学的形状を
非常に精密に調節することができる。図9の剛性支持金
属構造はかなりの平坦性を持たせて製造することがで
き、また、超平坦成型構造または他の手段によって支持
することもできる。研磨材としてダイヤモンドを使用す
ることは、耐摩耗性がすぐれておりまた長期間使用して
も表面の幾何学的形状を維持しうるため、非常に重要で
ある。強調すべき重要な点は、くし状の研磨部材はダイ
ヤモンドの研磨作用を通して研ぎ、また、鋭い端部(edg
e)によって金属を除去する従来のディスクタイプV形研
ぎ器と違って、ここでの新規な部材は金属除去にかかわ
っていないということである。
と同じくらいかたい物質を含んだ研磨材のほかには、ダ
イヤモンドと同じくらいよくその形状を維持しうるもの
はない。長期間にわたって過度の摩耗が生じるような場
合には、前記部材を迅速に交換できるように研ぎ器を設
計しておけばよい。ダイヤモンド研磨材は薄い層として
前記部材上に存在しているという事実に加え、その耐摩
耗性は従来のすべてのV型研ぎ器で用いられているよう
なバルク(bulk)研磨材と比べて非常によいので、この改
良型構造は本当によく研ぐことができ、また従来のどの
V型研ぎ器よりもかなり長くその幾何学的形状を維持す
ることができる。また、この設計ではほんの線またはエ
ッジ接触というよりむしろ広領域の研磨材によって研磨
を行うという事実も重要である。
するためには、くし状部材を歯部の軸と平行な方向に振
動(oscillate) させる機械的手段を設けるとよい。その
方向における研磨部材の運動、ならびに溝部を通るナイ
フの手動運動によって、研磨プロセスの速度が早くな
る。研磨材交差指部材を他の軸に沿って同期させて直線
運動または軌道運動させることによっても研磨プロセス
を加速することができる。図13のような凹面くし状部
材または凸面くし状部材の場合には、そのような部材の
歯部の軸に平行な直線運動は実行できず、ブレードの刃
先に平行な往復運動またはある軸を中心とした揺動(osc
illating) 運動が実用的である。
ンド研磨材の使用、前記部材の歯部の幾何学的形状の実
際的調節(practice control)、ブレードの軸の絶え間の
ない厳格な調節にかかっている。
号)は、それへの言及によってその詳細が本明細書中に
組み入れられているが、それには、刃物のブレードのガ
イドとしてローラを使用して切刃面を研磨部材に対して
適切な位置に案内することが開示されている。本発明は
そうした概念の有利な変更例を提供するものである。
り、ここでは手動操作される研ぎ器が例示されている。
しかし、もちろん、本発明の概念は電気的またはモータ
で作動する研ぎ器にも適用可能である。たとえば、くし
形部材を電気的に往復運動させてもよい。図1〜図7に
示されているように、研ぎ器10は、研磨部を保持する
ハウジングの一部であるハンドル12を有している。ハ
ウジングは任意の適当な方法で形成すればよく、たとえ
ば、上部ハウジング14と下部ハウジング16を継ぎ目
または合わせ目18で接合することによって形成されて
いる。研磨部のハウジングは成形パネル20を有し、ま
た下部ハウジング16と上部ハウジング14を有してい
る。上部ハウジング14は研磨部のほぼ全高にわたって
伸長している。ローラ表面22、24を持つガイドホイ
ールが、研磨ステージ1、2のそれぞれに設けられてい
る。図1に最もよく示されているように、ガイドローラ
は研磨部材26、28の上方に伸長している。したがっ
て、図10に示されているように、ナイフブレード30
は各ローラに立て掛けて置かれ、刃先32は研磨部材ま
たはパッド26、28によって形成されるV部に配置さ
れる。
ラ22、24の取付けを示している。図6と図10に示
されているように、台座34が研磨部材内に形成されて
いる。台座34は、支持肩36と上方に伸長する突出部
38とを有している。各肩36にはローラベアリング4
0が載置されている。ローラ22、24は、ローラベア
リング支持部40の間を下方に伸長する突出部44を持
つカバー部材42によって所定の位置に保持される。
座34の各コーナには斜面46、48が設けられている
ので、研磨部材26、28は適当な角度でそれぞれの斜
面に立て掛けられる。同様に、ハウジングの内面にも各
研磨部材が立て掛けられる斜面50、52が設けられて
いる。ハウジング壁54、56は外側にテーパが付けら
れており、各ナイフブレードが研磨ステージ1と2に容
易に入るようになっている。ハウジングの下部には、研
磨部材26、28が載り掛かる1対のV形突起部58、
60が設けられている。このV形突起部は前記斜面と関
係して、交差する研磨部材によって形成される角度を設
定する。たとえば、45°の角度はV形突起部58によ
って設定され、また、50°の角度はV形突起部60に
よって設定される。
グ14と下部ハウジング16は、下部ハウジング16か
ら上部ハウジング14の対応する穴の中に伸長する支柱
70によって相互に所定の位置に保持される。また、図
7には、上部ハウジング14と下部ハウジング16の間
の結合線の所にシフトラップ式の嵌合ジョイント72(s
hift-lap engagement joint)を示してある。
ーラベアリング支持部40に摩擦力によって嵌挿される
ピンまたは伸長部44が示されている。
細に示したものである。同図に示されているように、各
研磨部材は、パッドまたはベース部62、64を持つく
し形の形状をしている。ベース部64は複数の指または
歯66を有し、またベース部62は複数の指または歯6
8を有している。それぞれの指は、図9、さらには図
1、図6、図10および図12〜図14に示されている
組み合わせ品を形成するためにかみ合わされまたは交差
する寸法と位置が決められている。
たブレード30の刃先32を示している。同図に示され
ているように、刃先32は45°と50°の複合角度と
なっている。有利にも、この研ぎ器10はどの従来のサ
イズのブレードであっても研ぐことができる。たとえ
ば、図10は、ポケットナイフサイズのブレードが研磨
ステージ1にあり、また、もっと大きな肉切りナイフが
研磨ステージ2にあるところを示している。ガイドロー
ラ22、24は、ゴシック状の研磨部材26、28によ
って形成される交差部に刃先が配置されるように各ブレ
ード30の適正な位置決めを保証する。ナイフブレード
は、研磨ステージを通過する時に、まず一方のローラと
接触しそれからもう一方のローラと接触して、研磨作用
中少なくとも1つのローラと常に接触し続ける。
を示している。同図に示されているように、V形突起部
74がかみ合わされたパッド間の下部に位置している。
かみ合わされたパッドの上部は、研磨部材を所定の位置
に所望の角度でしっかり保持するため、斜面76、78
と斜面80、82に立て掛けられている。
では、研磨部材26Aと28Aはより一層のゴシック形
状を形成する凹面形状をしている。
り、ここでは、かみ合いまたは交差指研磨部材26Bと
28Bによって形成される角度がカムによって調節さ
れ、可変となっている。すなわち、回動自在のカム84
が研磨部材の下部の間に配置されている。研磨部材の端
部はばね86のような任意の適当なバイアス手段によっ
てお互いのほうに付勢されている。ベアリング88が、
カム84の回転に従って研磨部材26Bと28Bが移動
する時にこれらを案内するために設けられている。
0の詳細は単に例示的なものにすぎない。特に図示され
ている研ぎ器は手動研ぎ器であって、研磨部材は動かな
いように載置されており、研磨作用はかみ合わされた研
磨部材の交差部分によって形成されたV部を横切ってナ
イフの刃先を案内することによって行われる。摺動動作
はナイフブレードをローラガイドと接触させることによ
って容易になる。本発明はモータ補助研ぎ器に対しても
適用可能であり、したがって本発明は手動研ぎ器に限定
されないことはもちろんである。
想的なゴシックアーチ構造を含むどんな形状の切刃面を
も迅速かつ精密に生成することができる。
削的に案内することができる。
(右側はその鏡像)
れる前のくし形研磨パッドの底面図
ドの底面図
す図7と同様の部分拡大断面図
フの刃を示す図
れた研磨パッドを示す拡大断面図
様の図
本発明の他の実施例を示す断面図
図
材 30…ナイフブレード 32…刃先 34…台座支持部材 40…ローラベアリング支持部 42…カバー部材 46、48、50、52、76、78、80、82…斜
面 58、60、74…V形突起部 62、64…ベース部 66、68…指または歯 84…カム
Claims (7)
- 【請求項1】 両面刃の両側の切刃面を同時に刃研ぎす
る刃研ぎ装置であって、 露出した刃研ぎ部を有するハウジングと、 前記刃研ぎ部に設けられ、双方の研磨面の間の開先角度
が前記切刃面の全開先角度に相当する所定の角度とほぼ
等しくされた2つの研磨材がコーティングされた研磨部
材とを備え、 当該各研磨部材は、おのおのが隙間によって離間された
複数の歯部を有する単一の剛性のあるくし状ストリップ
からなり、 前記各研磨部材の前記歯部を対応する相手研磨部材の前
記隙間と両手の指を組み合わせるように嵌合し、これら
研磨部材の表面の間の開先角度を定める交点部を形成す
るように交差したことを特徴とする刃研ぎ装置。 - 【請求項2】 細長い刃の刃先を刃研ぎする刃研ぎ装置
であって、 露出した刃研ぎ部を有するハウジングと、 前記刃研ぎ部に固定して動かないように載置され、研磨
材コーティング面を有する第1の1対の研磨部材とを備
え、 前記研磨材コーティング面は、互いに並置されかつそれ
らの間に開先角度を定める交点部を形成するように交差
しており、 前記研磨材コーティング面の真上でかつ前記角度の二等
分線の一方の側のみに配置され、前記刃と接触しながら
回転する外部案内面を有する少なくとも1つの回転部材
を有し、前記刃の刃先とその峰の厚さの中心とを結ぶ前
記刃の中心線が前記研磨材コーティング面の前記開先角
度の二等分線の上にほぼくるように前記刃と接触しなが
ら前記刃を整合させる刃案内手段を備えた刃研ぎ装置。 - 【請求項3】 両面刃の両側の切刃面を同時に刃研ぎす
る刃研ぎ装置であって、 露出した刃研ぎ部を有するハウジングと、 前記刃研ぎ部に設けられ、第1の1対の研磨材コーティ
ング面とを備え、 当該1対の研磨材コーティング面は交点部を形成しそし
て全開先角度が前記切刃面の全開先角度に相当する所定
の角度とほぼ等しくなるように交差しており、 前記刃研ぎ部に設けられ、前記刃の刃先とその峰の厚さ
の中心とを結ぶ前記刃の中心線が前記研磨材コーティン
グ面の前記開先角度の二等分線の近傍にくるように前記
刃と接触しながら前記刃を整合させる刃案内手段を備
え、 当該刃案内手段は少なくとも1つの回転部材を含み、こ
れによって前記刃案内手段は前記切刃面が前記研磨材コ
ーティング面を摺動する時に前記刃を案内し、 交点部を形成しそして全開先角度が前記第1の1対の研
磨材コーティング面のそれと少し異なる角度になるよう
に交差した第2の1対の研磨材コーティング面を備え、 前記回転部材は前記第1の1対の研磨材コーティング面
の開先角度の二等分線近傍の点から前記第2の1対の研
磨材コーティング面の開先角度の二等分線近傍の点まで
伸長した大きさを有する刃研ぎ装置。 - 【請求項4】 細長い刃先を刃研ぎする装置であって、 露出した刃研ぎ部を有するハウジングと、 前記刃研ぎ部に固定して載置された2つの研磨部材とを
備え、 当該2つの研磨部材は、各々細長いベース部と当該ベー
ス部から外に向かって伸長する複数の同一平面上の歯部
とを有する平面くし状ストリップからなり、 前記歯部は、これらの間の隙間によって互いに離間され
ており、 前記2つの研磨部材は前記歯部の上に研磨面を有し、 前記各研磨部材の前記歯部は、他方の部材の前記隙間と
両手の指を組み合わせたように交差して当該交差した歯
部と歯部の間に角度を形成した刃研ぎ装置。 - 【請求項5】 前記研磨材コーティング面は、前記切刃
面をゴシックアーチ状に形成するように凹状とした請求
項1〜3に記載の刃研ぎ装置。 - 【請求項6】 細長い刃の刃先を刃研ぎする方法であっ
て、 互いに並置された研磨面を有しかつそれらの間の角度で
交差した1対の固定して載置された研磨部材を有する刃
研ぎ器を提供し、 前記刃の刃先とその峰の厚さの中心とを結ぶ前記刃の中
心線が前記研磨面の前記角度の二等分線の上にほぼくる
ように前記刃と接触しながら前記刃を整合させるため、
前記研磨面の真上に位置しかつ前記角度の二等分線の一
方の側のみに位置する回転案内面に対して前記刃をスラ
イドさせ、 前記回転案内面は固定して載置された少なくとも1つの
回転部材の外面であり、 前記回転部材の前記外面は前記刃が前記研磨面に沿って
動く時に前記刃と回転しながら接触する刃研ぎ方法。 - 【請求項7】 回転可能に載置されかつ前記角度の二等
分線の一方の側のみに位置する回転案内部材の外面に対
して前記切刃面を配置し、 前記刃先が前記研磨面と接触した状態で前記刃研ぎ器を
通過する間前記回転案内部材の前記外面を持続的に前記
切刃面と回転しながら接触させることを含む請求項6に
記載の刃研ぎ方法。
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