JP2902289B2 - 商品販売登録データ処理装置 - Google Patents

商品販売登録データ処理装置

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JP2902289B2
JP2902289B2 JP935994A JP935994A JP2902289B2 JP 2902289 B2 JP2902289 B2 JP 2902289B2 JP 935994 A JP935994 A JP 935994A JP 935994 A JP935994 A JP 935994A JP 2902289 B2 JP2902289 B2 JP 2902289B2
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和彦 西原
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Toshiba TEC Corp
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、POS(Point Of Sale
s)ターミナル等の商品販売登録データ処理装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】現在、POSターミナル等の商品販売登
録データ処理装置では、一般的に商品を区別する識別子
である商品コード毎に部門コードや商品名称や販売単価
などを設定することで商品データが構成されており、こ
のような商品データを記憶するデータ記憶手段がRAM
(Random Access Memory)のPLU(Price Look Up)テー
ブルなどで構成されている。そして、上述した商品デー
タの商品コードを入力するためのデータ入力手段が、バ
ーコードスキャナやキーボードで構成されており、この
ようなデータ入力手段で入力された商品コードでデータ
記憶手段から商品データを選択的に読出して登録処理を
実行するデータ登録手段や、このデータ登録手段が登録
処理する商品データの単価を累計する金額合計手段や、
このような各種手段による販売業務を終了して締め処理
を実行する複数種類のデータ締め手段が、CPU(Centr
al Processing Unit)等で構成されている。
【0003】そこで、このような商品販売登録データ処
理装置では、例えば、顧客が購入を要望する複数の商品
の商品データに基づいて登録処理を実行して締め処理す
ることで、この締め処理により登録処理された複数の商
品データの販売単価の合計金額が算出されるようになっ
ている。
【0004】ここで、このような商品販売登録データ処
理装置は、例えば、現金による締め処理や、クレジット
カードによる締め処理や、プリペイドカードによる締め
処理や、商品券による締め処理や、小切手による締め処
理などを、顧客の要望に対応して自在に実行できるよう
になっており、このような各種の締め処理を個々に指定
するため、預/現計キーや、クレジットキーや、プリペ
イドキーや、商品券キーや、小切手キーなどの各種の締
めキーが、複数種類の締め指定手段としてキーボードに
形成されている。そこで、このような商品販売登録デー
タ処理装置では、登録処理に引続いて上述のような各種
の締めキーの一つを入力操作することで、この締めキー
で選択的に指定された一つの締め処理が実行されるよう
になっている。
【0005】さらに、このような商品販売登録データ処
理装置には、顧客の要望に対応して領収証をR/J(Rec
eipt/Journal)プリンタなどで発行する機種もあり、こ
のような商品販売登録データ処理装置では、例えば、締
め処理で算定された合計金額と“領収証”などのヘッダ
とをレシート用紙に印字することで領収証を発行するよ
うになっている。
【0006】ここで、このような商品販売登録データ処
理装置では、上述のように各種形式の締め処理を選択的
に実行することができるが、例えば、クレジットカード
などの特定の締め処理に対しては領収証の発行の禁止が
必要な場合もある。つまり、締め処理をクレジットカー
ドで実行した場合などには、顧客がサインをする専用の
用紙が領収証として機能するため、これとは別にレシー
ト用紙などで領収証を発行すると、領収証が二重に発行
されることになる。
【0007】そこで、このようなことに対処するため、
複数種類のデータ締め手段の各々に対する領収証の発行
の許可データ又は禁止データがフラグなどとして予め設
定された可否記憶手段をRAMなどで構成し、領収証を
発行する場合に可否記憶手段を参照して実行の可否を判
断する商品販売登録データ処理装置もある。
【0008】また、このような商品販売登録データ処理
装置には、一人の顧客に対する一つの販売業務において
複数種類の締め処理を混在させることができる機種もあ
り、このような場合には登録処理した多数の商品データ
の合計金額を複数の小計金額に分割して各々に複数種類
の締め処理の一つを選択的に設定するようになってい
る。このようにすることで、例えば、クレジットカード
などは一度に使用できる上限金額が規定されているの
で、顧客がクレジットカードで合計金額を支払う場合に
規定の上限金額を超過しても、この超過した金額だけを
現金で支払うようなことができるので、顧客に対するサ
ービス性を向上させることができる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上述したPOSターミ
ナル等の商品販売登録データ処理装置では、顧客の要望
により各種形式の締め処理を実行することができ、この
締め処理した合計金額で領収証を発行することもでき
る。
【0010】ここで、このような商品販売登録データ処
理装置で実行する販売業務において、例えば、顧客が複
数種類の締め処理の混在と領収証の発行とを同時に要望
すると、発行の許可データが設定された締め処理と発行
の禁止データが設定された締め処理とが混在することが
ある。
【0011】このような場合、従来の商品販売登録デー
タ処理装置では、混在する複数種類の締め処理の一部に
設定された発行の禁止データに対応して領収証の発行を
完全に拒否する機種があるが、これでは発行の許可デー
タが設定された締め処理の小計金額による領収証も発行
されないことになる。より具体的には、発行の許可デー
タが設定された締め処理の小計金額が十万円で発行の禁
止データが設定された締め処理の小計金額が百円でも領
収証が発行されないようなことが発生するので、この場
合は、本来は発行される十万円の領収証が百円のために
発行されないことになる。
【0012】また、上述のような場合において、混在す
る複数種類の締め処理の一部に設定された発行の許可デ
ータに対応して領収証を発行する商品販売登録データ処
理装置もあるが、これでは発行の禁止データが設定され
た締め処理の小計金額まで包含した合計金額で領収証を
発行することになる。より具体的には、例えば、発行の
許可データが設定された締め処理の小計金額が百円で発
行の禁止データが設定された締め処理の小計金額が十万
円でも十万百円の領収証が発行されるようなことが発生
するので、この場合は、本来は百円の領収証を発行する
べきなのに十万百円もの領収証が発行されることにな
る。
【0013】
【課題を解決するための手段】商品の識別子が入力操作
されるデータ入力手段を設け、少なくとも識別子と販売
単価とを包含した多数の商品データが予め設定されたデ
ータ記憶手段を設け、販売業務において前記データ入力
手段で入力操作された識別子で前記データ記憶手段から
商品データを選択的に読出して登録処理を実行するデー
タ登録手段を設け、このデータ登録手段が登録処理する
少なくとも一つの商品データの単価を累計する金額合計
手段を設け、この金額合計手段や前記データ登録手段な
どによる販売業務を終了して締め処理を実行する複数種
類のデータ締め手段を設け、これらのデータ締め手段の
各々に対する領収書の発行の許可データ又は禁止データ
が予め設定された可否記憶手段を設け、複数種類の前記
データ締め手段の少なくとも一つを選択的に指定する締
め指定手段を設け、前記金額合計手段が一つの販売業務
で累計した商品データの合計金額を複数の小計金額に分
割する金額分割手段を設け、この金額分割手段で分割さ
れた複数の小計金額の各々に複数種類の前記データ締め
手段の締め処理の一つを選択的に設定する締め設定手段
を設け、領収書の発行を指定する発行指定手段を設け、
この発行指定手段の指定に対応して前記締め設定手段で
設定されると共に前記可否記憶手段で発行の許可データ
が設定された締め処理のみの合計金額で領収書を発行す
る領収書発行手段を設けた。
【0014】
【作用】一つの販売業務の合計金額を金額分割手段で複
数の小計金額に分割し、これらの分割された複数の小計
金額の各々に締め設定手段で複数のデータ締め手段の一
つを選択的に設定し、この締め設定手段で設定されて可
否記憶手段で発行の許可データが設定された締め処理の
みの合計金額で領収証発行手段が領収証を発行すること
により、領収証の発行を現金の締め処理では許可してカ
ードの締め処理では禁止するような場合に、一つの販売
業務に複数種類の締め処理を混在させても正当な金額の
みを記載した領収証を発行する。
【0015】
【実施例】本発明の一実施例を図面に基づいて以下に説
明する。まず、この商品販売登録データ処理装置である
POSターミナル1は、外観的には図2に例示するよう
に、金銭(図示せず)を収納するドロワユニット2が扁
平な装置本体3の底部に一体に形成されており、この装
置本体3の上面に、各種データを表示出力するディスプ
レイ4と、プリペイドカード(図示せず)に各種データ
を磁気的に読み書きするカードリーダライタ5と、識別
子である商品コードなどの各種データが入力操作される
データ入力手段であるキーボード6と、各種データを印
字出力するR/Jプリンタ7と、クレジットカード(図
示せず)から各種データを磁気的に読取るカードリーダ
8とが一体に形成されている。さらに、このPOSター
ミナル1では、商品のバーコード(共に図示せず)の読
取走査で商品コードなどが入力されるデータ入力手段で
あるタッチスキャナ9と、テレフォンやインターフォン
として機能するハンドセット10とが、前記装置本体3
に有線接続された状態で着脱自在に装着されている。
【0016】ここで、このPOSターミナル1では、詳
細には後述するように、現金やプリペイドカードやクレ
ジットカードや商品券や小切手(何れも図示せず)など
による複数種類の締め処理が実行自在となっており、こ
れらの締め処理の実行を個々に宣言する複数の締めキー
(何れも図示せず)が締め指定手段として前記キーボー
ド6に設けられている。さらに、このPOSターミナル
1では、一つの販売業務で一種類の締め処理のみを実行
する通常締めの他、一つの販売業務で複数種類の締め処
理を混在させて実行する分割締めも実行自在となってお
り、このような分割締めの開始を宣言する分割キー(図
示せず)も前記キーボード6に設けられている。
【0017】さらに、このPOSターミナル1は、ハー
ドウェア的には図1に例示するように、登録処理や締め
処理等の各種のデータ処理を実行するデータ処理手段で
あるCPU11に、各種データを固定的に予め記憶した
ROM12、各種データを更新自在に一時記憶するRA
M13、私用の通信回線であるLAN14用のインター
フェイス15、前記ドロワユニット2、前記ディスプレ
イ4、前記キーボード6、前記R/Jプリンタ7、前記
カードリーダ8、前記タッチスキャナ9、時計回路1
6、スピーカ17等を、システムバス18で接続した構
造となっている。
【0018】ここで、このPOSターミナル1の前記R
AM13には、図3に例示するように、図8及び図9の
フローチャートで後述する各種のステップなどを実行す
る制御プログラムが予め設定されたプログラムエリア1
9、多数の商品データが予め設定されたデータ記憶手段
であるPLUテーブル20、詳細には後述する発行可否
データが予め設定された可否記憶手段である発行可否テ
ーブル21、詳細には後述する取引データを締め処理毎
に分類して蓄積する取引記憶エリア22、各種の書式デ
ータが予め設定された書式エリア23、各種の印字デー
タを一時記憶するメモリエリア24、締め処理で生成さ
れる売上データを蓄積する売上ファイル25、各種の処
理データを一時記憶するワークエリア26等が、所定の
記憶エリアで構成されている。
【0019】ここで、図4に例示するように、前記RA
M13の前記PLUテーブル20に設定された商品デー
タは、例えば、販売する多数の商品の各々に商品コード
を設定し、この商品コードの各々に、部門コード、商品
名称、販売単価、ステータス、備考等を設定した構造と
なっている。
【0020】また、図5に例示するように、前記RAM
13の前記発行可否テーブル21に設定された発行可否
データは、識別コード毎に登録処理の分類名称と二値の
可否フラグとを設定した構造となっており、この可否フ
ラグは“1”が領収証27,28の発行の許可データを
示すと共に“0”が発行の禁止データを示すようになっ
ている。そして、このPOSターミナル1では、前記R
/Jプリンタ7でレシート用紙に各種データを印字出力
することで前記領収証27,28を発行するようになっ
ており、このような領収証27,28の発行を指定する
発行指定手段である領収証発行キーが前記キーボード6
に設けられている。
【0021】さらに、前記RAM13の前記取引記憶エ
リア22は、複数種類の締め処理毎に分類されて各々に
締めナンバーが設定されており、図6に例示するよう
に、これらの分類された記憶エリアが個々に記憶する取
引データは、レシートナンバー毎に小計金額や合計金額
などの販売金額を設定した構造となっている。
【0022】また、前記RAM13の前記書式エリア2
3には、図7(a)に例示するように、収入印紙(図示
せず)の貼付位置29が形成されない前記領収証27の
第一の書式と、同図(b)に例示するように、収入印紙
の貼付位置29が形成された前記領収証28の第二の書
式とが設定されている。
【0023】そして、このPOSターミナル1では、前
記タッチスキャナ9や前記キーボード6で入力された商
品コードで前記RAM13の前記PLUテーブル20か
ら商品データを選択的に読出して登録処理するデータ登
録手段と、このデータ登録手段が登録処理する商品デー
タの単価を累計する金額合計手段とが、前記CPU11
や後述するステップS3を実行する制御プログラム等で
構成されており、このCPU11等の金額合計手段やデ
ータ登録手段などによる販売業務を終了して締め処理を
実行する複数種類のデータ締め手段が、前記CPU11
や後述するステップS6,S8を実行する制御プログラ
ム等で構成されている。
【0024】さらに、一つの販売業務で前記CPU11
等のデータ登録手段が登録処理する多数の商品データの
合計金額を複数の小計金額に分割する金額分割手段が、
前記CPU11や後述するステップS5,S8を実行す
る制御プログラム等で構成されており、このCPU11
等の金額分割手段で分割された複数の小計金額の各々に
複数種類の締め処理の一つを選択的に設定する締め設定
手段が、前記CPU11や後述するステップS8を実行
する制御プログラム等で構成されている。
【0025】そして、この締め設定手段が設定した複数
種類の締め処理の各々でレシートナンバーに小計金額を
設定して取引データを生成するデータ生成手段が、前記
CPU11や後述するステップS8,S9を実行する制
御プログラム等で構成されており、このCPU11等の
データ生成手段が生成する取引データを締めナンバー毎
に蓄積するデータ蓄積手段が、前記RAM13の前記取
引記憶エリア22で構成されている。さらに、このPO
Sターミナル1では、前記取引記憶エリア22に蓄積さ
れた取引データや前記発行可否テーブル21に設定され
た発行可否データなどを参照することで、前記CPU1
1等の締め設定手段で設定されて前記RAM13の前記
発行可否テーブル21で発行の許可データが設定された
締め処理のみの合計金額で前記領収証27,28を発行
する領収証発行手段が、前記R/Jプリンタ7や前記C
PU11や後述するステップT4〜T8を実行する制御
プログラム等で構成されている。
【0026】つぎに、このPOSターミナル1では、顧
客が購入を要望する複数の商品の商品データに基づいた
登録処理を実行してから締め処理を実行するようになっ
ているが、この締め処理を実行する場合に、顧客の要望
により一つの販売業務に複数種類の締め処理を混在させ
て実行することもできるようになっている。さらに、こ
のPOSターミナル1では、上述のように複数種類の締
め処理を混在させた販売業務を完了してから顧客が領収
証27,28の発行を要望した場合には、販売業務で実
行した複数種類の締め処理のうち、領収証27,28の
発行の許可データが予め設定された締め処理のみの合計
金額で領収証27,28を発行するようになっている。
【0027】そこで、上述のようにPOSターミナル1
が販売業務を実行する場合のデータ処理と領収証27,
28を発行する場合のデータ処理とを図8及び図9に基
づいて以下に順次説明する。
【0028】まず、このPOSターミナル1では、商品
の購入を要望する顧客に対して販売業務を実行する場合
は、図8に例示するように、開始する販売業務の識別ナ
ンバーとなるレシートナンバーをRAM13のワークエ
リア26などに設定し(ステップS1)、この状態でタ
ッチスキャナ9やキーボード6による商品コードの入力
の有無を検知することで登録処理の実行の有無を判断す
る(ステップS2)。そして、このステップS2で商品
コードの入力を検知して登録処理の実行を判断すると、
この商品コードでRAM13のPLUテーブル20から
商品データを読出してワークエリア26に登録処理する
(ステップS3)。
【0029】つぎに、締めキーの入力操作の検知の有無
により、合計金額を一種類で締め処理する通常締めの実
行の有無を判断し(ステップS4)、分割キーの入力操
作の検知の有無により、合計金額を複数の小計金額に分
割して個々に締め処理する分割締めの実行の有無を判断
し(ステップS5)、次の商品コードの入力の有無によ
り、前記ステップS2に復帰して登録処理を実行するか
を判断する。
【0030】そして、前記ステップS4でキーボード6
の所定の締めキーによる通常締めの開始を検知した場合
は、次に入力操作された一個の締めキーに対応した一つ
の締め処理を実行し(ステップS6)、この締め処理に
締めナンバーが対応した取引記憶エリア22の記憶エリ
アに、レシートナンバーと合計金額とからなる取引デー
タを格納する(ステップS7)。
【0031】また、前記ステップS5でキーボード6の
分割キーによる分割締めの開始を検知した場合は、例え
ば、入力操作される複数の締めキーにより合計金額を複
数の小計金額に分割して複数種類の締め処理を実行する
(ステップS8)。より詳細には、このPOSターミナ
ル1では、キーボード6の分割キーを入力操作して分割
締めを開始すると、その販売業務の合計金額が算定され
てディスプレイ4に表示出力されるので、これを視認し
た顧客は合計金額を分割した複数の小計金額を締め処理
と共に店員に指示することになる。そこで、この店員は
顧客が要望した小計金額と締め処理とをキーボード6の
テンキーと締めキーとで入力操作し、これを繰返すこと
で複数の小計金額の全部に指定の締め処理を設定する。
そして、このような入力操作を完了した店員がキーボー
ド6の分割キーを入力操作すると分割締めが実行され、
複数の締め処理に締めナンバーが対応した取引記憶エリ
ア22の複数の記憶エリアの各々に、レシートナンバー
と合計金額とからなる取引データが個々に格納される
(ステップS9)。
【0032】そして、前記ステップS7,S9で締め処
理を完了したPOSターミナル1は、例えば、販売した
商品の名称と単価とが順次列記される他、レシートナン
バーが先頭に記載されると共に末尾に実行した取引デー
タが記載されたレシートをR/Jプリンタ7で顧客に発
行し(ステップS10)、次の販売業務に備えてレシー
トナンバーをインクリメントしてから販売業務を終了す
る(ステップS11)。
【0033】上述のようにすることで、このPOSター
ミナル1は、現金による締め処理や、クレジットカード
による締め処理や、プリペイドカードによる締め処理
や、商品券による締め処理や、小切手による締め処理な
どを、顧客の要望に対応して自在に実行することができ
る他、上述のような複数種類の締め処理を一つの販売業
務に混在させることもできる。なお、このPOSターミ
ナル1では、上述のようにして販売業務で生成した取引
データをRAM13の取引記憶エリア22に順次蓄積す
るようになっているが、この取引記憶エリア22は一日
一回などとして実行される精算処理で初期化されるよう
になっている。
【0034】そこで、上述のようにして商品を購入した
顧客が領収証27,28の発行を要望した場合は、店員
はキーボード6の入力操作による動作モードの変換など
で領収証27,28の発行開始を指定することになる。
そして、このような領収証27,28の発行開始を検知
したPOSターミナル1は、図9に例示するように、レ
シートナンバーの入力操作か(ステップT1)、締めキ
ーと金額との入力操作か(ステップT2)かを繰返し判
断するようになっており、前記ステップT1で入力操作
されたレシートナンバーがRAM13の取引記憶エリア
22から検出されない場合にも前記ステップT2に移行
するようになっている。
【0035】つまり、上述のような場合、店員は通常は
顧客が持参したレシートに記載されているレシートナン
バーをキーボード6で入力操作することになるが、前述
のように精算処理で取引記憶エリア22が初期化されて
いる場合には、レシートに記載されている締め処理と小
計金額とをキーボード6で入力操作することになる。
【0036】そして、前記ステップT3でRAM13の
取引記憶エリア22からレシートナンバーで読出した取
引データの締めナンバーか、前記ステップT2で入力操
作され締め処理の締めナンバーかにより、指定された締
め処理の可否フラグを発行可否テーブル21から読出し
(ステップT4)、この読出した可否フラグが“1”の
小計金額のみを合計する(ステップT5)。つぎに、こ
の合計金額をRAM13などに予め設定された基準金額
と比較し(ステップT6)、この基準金額より合計金額
が小さい場合には、RAM13の書式エリア23に格納
された第一の書式で収入印紙の貼付位置29が形成され
ない領収証27をR/Jプリンタ7がレシート用紙で発
行し(ステップT7)、基準金額より合計金額が大きい
場合には、書式エリア23に格納された第二の書式で収
入印紙の貼付位置29が形成された領収証28をR/J
プリンタ7がレシート用紙で発行する(ステップT
8)。
【0037】このようにすることで、このPOSターミ
ナル1では、一人の顧客に対して実行する一つの販売業
務に複数種類の締め処理が混在する場合でも、その発行
が許可された締め処理のみの小計金額で領収証27,2
8を発行することができるので、領収証27,28への
記載が不当な小計金額を包含させることなく正当な小計
金額のみで領収証27,28を発行することができる。
【0038】より具体的には、領収証27,28の発行
が現金の締め処理に対しては許可されてクレジットカー
ドの締め処理に対しては禁止されており、顧客が十万円
の合計金額を一万円は現金で支払って九万円はクレジッ
トカードで支払うことを要望したような場合、このPO
Sターミナル1は、例えば、一万円の領収証27のみを
発行することになり、クレジットカードで支払った九万
円の領収証28や合計金額である十万円の領収証28は
発行することがない。
【0039】しかも、このPOSターミナル1では、発
行する領収証27,28の収入印紙の貼付位置29の有
無が記載金額に対応して自動的に切替るようになってい
るので、印字用紙の無駄な消費を防止して体裁が良好な
領収証27,28を発行することができる。
【0040】なお、本実施例ではR/Jプリンタ7がレ
シート用紙で領収証27,28を発行するPOSターミ
ナル1を商品販売登録データ処理装置として例示した
が、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、例
えば、専用のスリッププリンタが規定の用紙で領収証を
発行する電子キャッシュレジスタなども商品販売登録デ
ータ処理装置として実施可能である。
【0041】
【発明の効果】本発明は上述のように、商品の識別子が
入力操作されるデータ入力手段を設け、少なくとも識別
子と販売単価とを包含した多数の商品データが予め設定
されたデータ記憶手段を設け、販売業務において前記デ
ータ入力手段で入力操作された識別子で前記データ記憶
手段から商品データを選択的に読出して登録処理を実行
するデータ登録手段を設け、このデータ登録手段が登録
処理する少なくとも一つの商品データの単価を累計する
金額合計手段を設け、この金額合計手段や前記データ登
録手段などによる販売業務を終了して締め処理を実行す
る複数種類のデータ締め手段を設け、これらのデータ締
め手段の各々に対する領収書の発行の許可データ又は禁
止データが予め設定された可否記憶手段を設け、複数種
類の前記データ締め手段の少なくとも一つを選択的に指
定する締め指定手段を設け、前記金額合計手段が一つの
販売業務で累計した商品データの合計金額を複数の小計
金額に分割する金額分割手段を設け、この金額分割手段
で分割された複数の小計金額の各々に複数種類の前記デ
ータ締め手段の締め処理の一つを選択的に設定する締め
設定手段を設け、領収書の発行を指定する発行指定手段
を設け、この発行指定手段の指定に対応して前記締め設
定手段で設定されると共に前記可否記憶手段で発行の許
可データが設定された締め処理のみの合計金額で領収書
を発行する領収書発行手段を設けたことにより、領収書
への記載が不当な小計金額を包含させることなく正当な
小計金額のみで領収書を発行することができる等の効果
を有するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の商品販売登録データ処理装置の一実施
例であるPOSターミナルのハードウェア構造を例示す
るブロック図である。
【図2】POSターミナルの外観を例示する斜視図であ
る。
【図3】RAMの記憶構造を例示する模式図である。
【図4】PLUテーブルの記憶構造を例示する模式図で
ある。
【図5】可否記憶手段である発行可否テーブルの記憶構
造を例示する模式図である。
【図6】取引記憶エリアの記憶構造を例示する模式図で
ある。
【図7】領収証の印字内容を例示し、(a)は収入印紙
の貼付位置が形成されていない領収証を例示する正面
図、(b)は収入印紙の貼付位置が形成された領収証を
例示する正面図である。
【図8】POSターミナルが登録処理を実行する場合の
処理動作を例示するフローチャートである。
【図9】POSターミナルが領収証を発行する場合の処
理動作を例示するフローチャートである。
【符号の説明】
1 商品販売登録データ処理装
置 6 締め指定手段、発行指定手
段 6,8 データ入力手段 7,11,T4〜T8 領収証発行手段 11,S3 データ登録手段、金額合計
手段 11,S5,S8 金額分割手段 11,S6,S8 データ締め手段 11,S8 締め設定手段 20 データ記憶手段 21 可否記憶手段 27,28 領収証

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 商品の識別子が入力操作されるデータ入
    力手段と、少なくとも識別子と販売単価とを包含した多
    数の商品データが予め設定されたデータ記憶手段と、販
    売業務において前記データ入力手段で入力操作された識
    別子で前記データ記憶手段から商品データを選択的に読
    出して登録処理を実行するデータ登録手段と、このデー
    タ登録手段が登録処理する少なくとも一つの商品データ
    の単価を累計する金額合計手段と、この金額合計手段や
    前記データ登録手段などによる販売業務を終了して締め
    処理を実行する複数種類のデータ締め手段と、これらの
    データ締め手段の各々に対する領収書の発行の許可デー
    タ又は禁止データが予め設定された可否記憶手段と、複
    数種類の前記データ締め手段の少なくとも一つを選択的
    に指定する締め指定手段と、前記金額合計手段が一つの
    販売業務で累計した商品データの合計金額を複数の小計
    金額に分割する金額分割手段と、この金額分割手段で分
    割された複数の小計金額の各々に複数種類の前記データ
    締め手段の締め処理の一つを選択的に設定する締め設定
    手段と、領収書の発行を指定する発行指定手段と、この
    発行指定手段の指定に対応して前記締め設定手段で設定
    されると共に前記可否記憶手段で発行の許可データが設
    定された締め処理のみの合計金額で領収書を発行する領
    収書発行手段とを具備したことを特徴とする商品販売登
    録データ処理装置。
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