JP2901497B2 - 石材研削・研磨方法 - Google Patents

石材研削・研磨方法

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JP2901497B2
JP2901497B2 JP17627394A JP17627394A JP2901497B2 JP 2901497 B2 JP2901497 B2 JP 2901497B2 JP 17627394 A JP17627394 A JP 17627394A JP 17627394 A JP17627394 A JP 17627394A JP 2901497 B2 JP2901497 B2 JP 2901497B2
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  • Constituent Portions Of Griding Lathes, Driving, Sensing And Control (AREA)
  • Grinding Of Cylindrical And Plane Surfaces (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、石材加工業界等におい
て石材の研削や研磨に用いられる石材研削・研磨方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、墓石や建材等の石材の研削あるい
は研磨を行なう場合は、その石材の平面度を得るため
に、まず、研削砥石により石材面に高低差が無くなるま
で研削して、その後、砥石粒度を徐々に変えて何工程か
に分け研磨を行なっていたものである。
【0003】前記した研削工程は、石材面に対して所定
の研削代を設けて、砥石を回転軸の軸方向に対して固定
した状態で石材に切り込んで行なう。
【0004】また、研磨工程は、この研削により得られ
た石材の平面を基準として、研磨砥石が研磨面に対し
て、空圧等により常時所定の圧力による押圧状態で、研
削面を倣いつつ回転移動することで所定の研磨がなされ
る。
【0005】したがって、石材研磨機の研磨ヘッドの縦
横軸の移動に対して、石材が正しい姿勢や向きに設置さ
れているときの研磨にあって問題は生じないが、前記ヘ
ッドの移動に対して石材が、図9に示すように、斜めに
設置された場合は、ヘッドの移動路上において砥石50が
石材51面から外れてしまう。
【0006】そのため、所定の押圧力により石材面へ押
し付けられている砥石は、この石材の外れた箇所に達し
たときは、砥石はその押圧力により基材面より下方に飛
び出て、ヘッドが再び石材の内方へ移動しようとしたと
きは、砥石の周端部が石材の側部へ当たって砥石および
石材を損傷させると共に、砥石が石材より外れたときに
石材の角縁部を削って面取り状態となり不良品の発生と
なる。等の様々な問題点を有するものであった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、前記した問
題点を解決するためになされたもので、石材の個数を検
出して、この石材の四隅部の位置を順次検出し、石材を
研磨する砥石径を計測して、これらそれぞれの検出や計
測のデータを制御手段へ入力した後、該データに基づい
て石材を研磨することにより、石材研削・研磨装置に対
して不規則な向きに設置されている石材に対しても、一
律にかつ無駄な動作を行なうことなく研削や研磨を行な
うことができて、しかも、砥石の石材からの下落による
砥石や石材の損傷を防止することができる石材研削・研
磨方法を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記した目的を達成する
ための本発明の手段は、機台の一側に設けて異なる砥石
を多数吊下させた砥石集合交換手段と、この砥石集合交
換手段に隣接させて前記機台へ立設させた三次元移動自
在の砥石作動手段とからなる石材研削・研磨装置にあっ
て、この石材研削・研磨装置へ対応させて横架させた略
方形状の石材におけるその個数を検出する工程と、この
石材の四隅部の位置を順次検出する工程と、石材に対し
ての研磨すべき砥石径を計測する工程と、前記それぞれ
の検出や計測のデータを制御手段へ入力する工程と、こ
のデータに基づいて砥石作動手段を駆動させて石材を研
磨する工程と、を備えさせた石材研削・研磨方法にあ
る。
【0009】また、前記石材四隅部の位置検出工程は、
基準となる水平の横軸と縦軸方向とへ砥石作動手段の研
磨ヘッドを移動させ、石材端へ研磨ヘッドに設けた検知
手段が対応した点から、該研磨ヘッドを石材内方へ設定
寸法づつ横軸および縦軸へ直角移動して、該設定寸法づ
つの移動量がそれぞれ石材における近接二辺の端縁位置
と略一致したとき、前記移動量の交点を各々の石材隅部
に設定する石材研削・研磨方法にある。
【0010】更に、前記砥石径の計測工程は、砥石集合
交換手段から希望砥石を受け取って研磨ヘッドへ取り付
けた後、機体に設けた検出手段へ向かって前記砥石を繰
り出して、その外周端を検出手段の検出子に係合させて
発した砥石繰出量に見合う信号に基づいて、砥石の径を
計測する石材研削・研磨方法にある。
【0011】
【作用】前記のように構成される本発明の石材研削・研
磨方法は以下に述べる作用を奏する。
【0012】石材研削・研磨装置においては、石材は一
個あるいはそれ以上の複数個が順次一サイクルの研削・
研磨により行なわれるものである。
【0013】したがって、まず、研磨ヘッドに設けた検
知手段により該研磨ヘッドの移動範囲以内において、幾
つの石材が横架されているかを検知し、そのデータは制
御手段へ送信される。
【0014】次に、石材の四隅部の位置を順次検出する
もので、この工程は、基準となる、すなわち、あらかじ
め設定された水平方向における横軸と縦軸方向とへ、砥
石作動手段の研磨ヘッドを移動させるもので、研磨ヘッ
ドに設けた検知手段が石材端へ対応すると、この地点か
ら、該研磨ヘッドを石材の内方へ設定寸法移動した後直
角に移動方向を変換して、再び設定寸法移動する。
【0015】この地点が石材の端縁であれば、石材にお
ける近接二辺の端縁位置と一致したもので、石材の一隅
部が設定され、この位置データーを制御手段へ送信して
次の隅部へ研磨ヘッドを移動し、前記動作を繰り返し四
隅部を同様に設定してそのデーターをそれぞれ制御手段
へ送信する。
【0016】なお、この地点が石材上であれば、その位
置から直角に石材外方の方向へ変換移動し、石材端を通
過後、再びこの移動路を往復して設定寸法を石材内方へ
移動し、前記同様に、設定寸法移動した後直角に移動方
向を変換して、再び設定寸法移動する。
【0017】この動作を繰り返すことにより、次第に石
材における隅部へこの検出位置が近付き、ついには設定
寸法に略一致する地点を検出することができる。
【0018】次に、砥石の径を計測する工程において
は、異なる砥石径の変化によって石材面の移動量が異な
るため、石材面上を、最も有効的に砥石が移動し得る範
囲を設定するもので、まず、砥石集合交換手段から希望
砥石を受け取って研磨ヘッドへ取り付ける。
【0019】そして、研磨ヘッドを、その基準となる原
点位置から、機体に設けた検出手段へ向かって前記砥石
を繰り出して、その外周端を検出手段の検出子に係合さ
せると、これに伴い信号を発する。
【0020】したがって、前記原点位置から発した信号
位置までの、砥石の繰出量が砥石の半径または直径とな
るもので、このデーターを制御手段へ送信する。
【0021】こうして、制御手段へ入力された各データ
ーに基づいて砥石作動手段を制御すれば、研磨ヘッドに
取り付けられた砥石により石材には希望する研削や研磨
が行なわれる。
【0022】
【実施例】次に本発明に関する石材研削・研磨方法を採
用した石材研削・研磨装置Aの一実施例を図面に基づい
て説明する。
【0023】この石材研削・研磨装置Aは、図1〜図3
に示すように、墓石や建材等の石材w面に対して研削お
よび研磨を施すもので、機台1の一側に設けて異なる砥
石2,2,2…を多数吊下させた砥石集合交換手段b
と、この砥石集合交換手段bに隣接させて機台1へ立設
させたX,Y,Z軸への三次元に対する移動が自在とな
る砥石作動手段cとにより構成される。
【0024】そして、前記した砥石集合交換手段bは、
機台1上へ立設させた支持体3に旋回軸4を垂直に支承
させ、この旋回軸4の一端部に旋回体5を固着してあっ
て、該旋回体5へ先端部を二股状に形成した支持腕6
を、放射状に複数組、例えば、9本を略水平に取り付け
てある。
【0025】これら支持腕6へ、異なる砥石粒度や種類
のものを、図1および図2に示すように、それぞれ安定
的に吊持させてあるもので、この砥石集合交換手段bの
一側部に、砥石作動手段cにおける研磨ヘッド7の主軸
8に対して受け渡しを行なう受渡位置9を設けてある。
【0026】また、この支持腕6を取り付けた旋回体5
は、サーボモータ等の数値制御可能な駆動部材10により
旋回されるもので、砥石2の受渡位置9に対応するそれ
ぞれの支持腕6は、該支持腕6に連係される近接スイッ
チや光電管,リミットスイッチ等の検出手段の信号によ
り制御されるものであって、この検出手段と駆動部材10
とにより、それぞれの支持腕6に支持された砥石2の希
望する任意のものが選定される。
【0027】前記した砥石作動手段cは、砥石集合交換
手段bと隣接させて機台1に設けてあるもので、該機台
1上に立設させたフレーム11へ、研磨ヘッド7を保持す
る第一アーム12およびこの第一アーム12を支持させた第
二アーム13を昇降手段14により昇降自在に取り付けてあ
る。
【0028】この昇降手段14は、フレーム11の縦ガイド
15へ第二アーム13の保持体16を係合させ、この保持体16
のめねじ駒(図示せず)と螺合する縦螺軸17を、サーボ
モータ等の数値制御可能な昇降部材18により正逆回転さ
せることで研磨ヘッド7、すなわち、砥石2が任意に昇
降する。
【0029】そして、前記した第二アーム13は、その一
端部を二股状の軸受部を有する保持体16へ、回動軸19に
より水平方向に対して回動自在に支承されているもの
で、サーボモータ等の数値制御可能な第二回動部材20に
より所定角度に回動される。
【0030】また、前記した第一アーム12は、第二アー
ム13の他端部へその一端部を回動軸21により水平方向に
対して回動自在に支承されているもので、サーボモータ
等の数値制御可能な第一回動部材22により所定角度に回
動されるものであって、第二アーム13との協動により横
軸と縦軸(X軸,Y軸)に対して任意で、かつ二次元的
な運動を行なうことができる。
【0031】そして、この第一アーム12の他端部には、
砥石2の研磨ヘッド7が取り付けられているもので、こ
の研磨ヘッド7の下端部には電磁石等によるクラッチ23
を介して砥石2が面接合されているものであって、この
クラッチ23における電磁石への給電を断ったとき、この
電磁石と砥石2との間に介在させた拡張ばね24により強
制的に両者が離隔されるようにしてあり、砥石集合交換
手段bにおける受渡位置9において容易に支持腕6へ該
砥石2を載置することができる。
【0032】また、研磨ヘッド7には垂直に支承された
主軸8が設けられているもので、下部をクラッチ23に接
続し、上部にモータ25を連結して砥石2を所定速度で回
転させる。
【0033】更に、前記した研磨ヘッド7にあっては、
図5に示すように、一端を第一アーム12に取り付けた流
体シリンダ等の加圧手段26のロッド27をこの研磨ヘッド
7へ連係させて、主軸8における軸方向へ移動可能とし
てあるもので、この加圧手段26の作動により、研磨用の
砥石2による研磨時に、石材w面へ一定の押圧力(例え
ば、0.1 〜0.5Kgf/cm2)による研磨圧が掛かるようにし
てある。
【0034】そして、この研磨ヘッド7の下側には材料
wを検出する検知手段28が取り付けられているもので、
超音波センサーや光電管,カメラセンサー等が用いられ
るものであり、本発明実施例にあっては超音波の発信部
とその反射波を受ける受信部とからなる超音波センサー
を採用した。
【0035】なお、図1〜図3および図5において29は
検出手段で、前記した砥石集合交換手段bにおいて支持
体3へ取付杆30により設けて、石材wを研磨すべき砥石
2の径を計測するもので、砥石集合交換手段bから希望
砥石2を受け取って研磨ヘッド7のクラッチ23へ取り付
けた後、この検出手段29へ向かって研磨ヘッド7の砥石
2を繰り出して、図5に示すように、その外周端を該検
出手段29の前傾させた検出子31に当接させると、同図に
示すように、該検出子31が略垂直に起立して信号を発す
るもので、この信号が研磨ヘッド7における砥石2の繰
出量となって該砥石2の半径または直径が計測される。
【0036】図2において32は制御手段で、慣用の入力
部や制御部,演算部,記憶部,変換部,処理部等を備え
るもので、前記した検知手段28や検出手段29等からの信
号を受けて制御し、各旋回部材10や昇降部材18,第一お
よび第二回動部材20, 22あるいはモータ25等を適宜操作
する。
【0037】前記のように構成される本発明実施例によ
る方法の作用を石材研削・研磨装置Aにより説明する。
【0038】石材作動手段cを操作して石材研削・研磨
装置Aにセットされた石材wに対応させ、図6に示すよ
う、石材wの一側部から研磨ヘッド7を矢印eの方向へ
移動させると、その検知手段28が石材wの一端縁を検出
し、石材wの存在を確認するもので、更に研磨ヘッド7
を移動させると石材wにおける他端縁に達するものであ
り、このとき、検出手段28により石材wの一個分を認識
してその信号を制御手段32へ送信する。
【0039】同様に、矢印e方向へ更に研磨ヘッド7を
移動させて、セットされた石材w数を検出し、そのデー
ターを制御手段32へ送信する。
【0040】次に、石材wの一個づつの大きさを検出す
るもので、該石材wの四隅部の位置を検出することによ
り行なわれる。
【0041】したがって、まず、石材wの幅方向におけ
るその一側の二つのコーナーの位置を検出するもので、
図6において矢印fに示すように、石材作動手段cを操
作して研磨ヘッド7を石材wに向かって移動させる。
【0042】すると、検知手段28は、石材wの一辺の端
部を検出するもので、この位置から所定の設定寸法p、
例えば、あらかじめ制御手段32に設定した40mmだけ石材
wの内方へ向かって研磨ヘッド7を移動させ、次に、こ
の地点から石材wの前記一辺と隣接する多辺側へ直角に
方向変換して、再び、設定寸法p、すなわち、40mmだけ
移動する。
【0043】このとき、図7(a) に示すように、直角移
動した地点が、石材wにおける他辺端部と一致したとき
は、移動交点rが石材wにおける一隅部位置として制御
手段32へ登録される。
【0044】また、図7(b) に示すように、一致せずそ
の点sが石材wの内方に位置する場合は、この地点sか
ら直角に方向変換して石材w端へ向かって移動し、端部
に達したらそのまま往復して地点sに戻り、この地点s
から直角に方向変換して石材wの他辺端部へ設定寸法p
だけ移動する。
【0045】そして、同図に示すように、その移動途中
において石材wの他辺端部に達すれば、再び、往復して
石材wから設定寸法pだけ石材wの内方へ移動し、その
地点が移動交点rとなって、石材wにおける第二の隅部
位置として制御手段32へ登録される。
【0046】このときの移動交点rにおける誤差は、必
ずしも0mmとなるように移動調整する必要はないもの
で、例えば、設定寸法pに対して3〜10mm程度が許容範
囲である。
【0047】同様に、石材wの幅方向におけるその他側
の二つのコーナーの位置を検出するれば、四隅の位置
r,r,r,rが設定されるので、この点に基づいて石
材wの大きさが制御手段32において演算されるもので、
この四点を結んだ軌跡が砥石2中心の最外周移動軌跡と
なるもので、この軌跡を通過する砥石2は、その外周部
の一部に石材w端より張り出すが、石材wから脱落する
ことはない。
【0048】なお、図6に示すように、砥石作動手段c
のX,Y軸に対して斜めに石材wが載置された場合であ
っても、前記した図7(a) または(b) に示すような、検
出過程を経ることで、それぞれの石材wコーナーr,
r,r,rを検出することができる。
【0049】石材wの研削および研磨にあっては数種の
砥石2を使用して行なうもので、これらの砥石2はそれ
ぞれ外径が異なるのであって、そのため、研削・研磨に
当たっては、該砥石2の移動量を各砥石2ごと設定す
る。(通常、砥石2径の60%前後の範囲による移動ピッ
チに設定される。 ) この砥石2の径を計測する工程においては、石材wへの
研削・研磨の最初の作業の場合は、研削砥石2を選定す
るもので、まず、研磨ヘッド7を操作して砥石集合交換
手段bの受渡位置9から研削砥石2を受け取って、研磨
ヘッド7のチャック23へマグネットにより取り付ける。
【0050】そして、砥石2を保持した状態で研磨ヘッ
ド7を受渡位置9より一端後退させて、砥石作動手段c
において基準となる原点位置tから、砥石集合交換手段
bに設けた検出手段29へ向かって研磨ヘッドの砥石2
を、図5に示すように繰り出して、その外周端を検出手
段29の検出子31に係合させると、これに伴い検出手段29
は信号を発する。
【0051】したがって、原点位置tから発した信号位
置までの砥石2の繰出量Lから、砥石2の半径を演算し
て該砥石2における径値となるもので、このデーターを
制御手段32へ送信する。
【0052】なお、前記した検知手段28により載置され
た石材w面における各部位の高さがあらかじめ計測され
ているため、高低差分の研削量は演算される。
【0053】こうして、制御手段32へ入力された各デー
ターに基づいて砥石作動手段cを制御すれば、研磨ヘッ
ド7に取り付けられた研削砥石2により石材wには研削
加工が施される このとき、砥石2を保持した主軸8は軸方向に対して固
定状態で行なわれ、第二の砥石2からは、加圧手段26に
より主軸8を操作して、砥石2が当接する石材w面には
0.4Kgf/cm2程度の押圧力が与えられ、研削砥石2による
研削面を倣って研磨がなされる。
【0054】なお、前記した石材wにおける四隅部の位
置検出工程における作動は、図8に示すような方法によ
っても行なえるもので、この例は、石材wの幅方向の一
端部より研磨ヘッド7の検知手段28を対応させ、この端
縁部に達したとき、所定寸法p、例えば、40mm同方向へ
進んだ後、その一方(同図においては砥石作動手段c
側)に対して直角に方向変換し、石材w端へ達したと
き、再び、所定寸法pの40mmを石材wの内方へ移動させ
る。
【0055】そして、その位置から直角に方向変換し
て、当初移動を開始した側の石材w端側へ移動して、こ
の端縁部に達したとき、再び、所定寸法pの40mm石材w
の内方へ移動し、その地点からまた、直角に方向変換し
てこの端縁に達したとき、設定した所定寸法pの40mmの
移動量であれば、その交点rがコーナー部として設定さ
れる。
【0056】もし、この移動範囲が設定寸法p内にない
場合は、前記したように、隣り合う二辺をそれぞれ直角
に移動させる作業を繰り返すことで、次第にその設定寸
法p範囲に交点rが設定されるものである。
【0057】このように、研磨ヘッド7の移動によって
検知手段28による石材wの四隅部の設定は、基本的に、
隣り合う二辺のコーナー部において、設定寸法pの直角
方向への移動により行なわれるものである。
【0058】
【発明の効果】前述のように構成される本発明は、石材
の四隅部の位置を順次検出する工程により、石材の大き
さや輪郭あるいは載置位置が正確に計測されるので、石
材が石材作動手段に対して斜めに設置された場合であっ
ても、研磨ヘッドの移動路上において砥石が石材面から
外れることがなく、確実な研削・研磨を行なうことがで
きて、砥石の離脱による石材および砥石の損傷を防止す
ることができる。
【0059】石材に対しての研磨すべき砥石径を計測す
る工程により、石材面を移動する砥石の移動ピッチを事
前に設定することができて、石材面への効率的でむらの
ない研削・研磨を行なうことができる。等の格別な効果
を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に関する石材研削・研磨方法を採用した
石材研削・研磨装置の一実施例を示す斜視図である。
【図2】図1における正面図である。
【図3】図1における平面図である。
【図4】図1における砥石集合交換手段における支持腕
の砥石支持状態を示す説明図である。
【図5】図1における研磨ヘッドへ砥石を取り付けた状
態を示す一部を破断した側面図である。
【図6】図1における装置による石材隅部の検出状態を
示す説明図である。
【図7】図6における一部の検出状態を示す説明図であ
る。
【図8】図1における装置による石材隅部の検出状態の
他の例を示す説明図である。
【図9】従来の石材研磨機による研磨状態を示す説明図
である。
【符号の説明】
A 石材研削・研磨装置 b 石材集合交換手段 c 石材作動手段 1 機台 2 砥石 w 石材 7 研磨ヘッド 28 検知手段 29 検出手段 31 検出子 32 制御手段 p 設定寸法

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 機台の一側に設けて異なる砥石を多数吊
    下させた砥石集合交換手段と、この砥石集合交換手段に
    隣接させて前記機台へ立設させた三次元移動自在の砥石
    作動手段とからなる石材研削・研磨装置にあって、この
    石材研削・研磨装置へ対応させて横架させた略方形状の
    石材におけるその個数を検出する工程と、この石材の四
    隅部の位置を順次検出する工程と、石材に対しての研磨
    すべき砥石径を計測する工程と、前記それぞれの検出や
    計測のデータを制御手段へ入力する工程と、このデータ
    に基づいて砥石作動手段を駆動させて石材を研磨する工
    程とを備えさせたことを特徴とする石材研削・研磨方
    法。
  2. 【請求項2】 前記石材四隅部の位置検出工程は、基準
    となる水平の横軸と縦軸方向とへ砥石作動手段の研磨ヘ
    ッドを移動させ、石材端へ研磨ヘッドに設けた検知手段
    が対応した点から、該研磨ヘッドを石材内方へ設定寸法
    づつ横軸および縦軸へ直角移動して、該設定寸法づつの
    移動量がそれぞれ石材における近接二辺の端縁位置と略
    一致したとき、前記移動量の交点を各々の石材隅部に設
    定することを特徴とする請求項1記載の石材研削・研磨
    方法。
  3. 【請求項3】 前記砥石径の計測工程は、砥石集合交換
    手段から希望砥石を受け取って研磨ヘッドへ取り付けた
    後、機体に設けた検出手段へ向かって前記砥石を繰り出
    して、その外周端を検出手段の検出子に係合させて発し
    た砥石繰出量に見合う信号に基づいて、砥石の径を計測
    することを特徴とする請求項1記載の石材研削・研磨方
    法。
JP17627394A 1994-07-28 1994-07-28 石材研削・研磨方法 Expired - Lifetime JP2901497B2 (ja)

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