JP2900197B2 - 地形モデル用3次元データの作成方法 - Google Patents

地形モデル用3次元データの作成方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は3次元の等高線を構成す
る点列データを処理してより滑らかな地形モデルを作成
するための3次元データの生成方法に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来、
等高線を有する地図データに基づいて地形モデルを作成
する場合には、その地図データを読み込んで等高線の高
さデータに従って3次元データを作成し、そのデータに
基づいて地形モデルを作成していた。従って、高さ方向
のデータは等高線の分布に依存して段差を有し、いかに
も地図データをそのまま立体的にしたという感覚を与え
てしまい、実際の地形とは異なったものとなっていた。
【0003】本発明は、等高線を有する地図データに基
づいて地形モデルを作成する場合に実際に近い滑らかな
立体形状の地形モデルを作成することを可能にした地形
モデル用3次元データの作成方法を提供することを目的
とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本願の発明の1つの態様
による地形モデル用3次元データの作成方法は、3次元
の等高線を構成する点列データを取り込む第1の工程
と、点列データより小さなピッチからなる2次元平面上
のメッシュ点の少なくとも前記等高線の近傍にあるメッ
シュ点について、前記点列データの内、最も近い異なっ
た3本の等高線上の点列データを検索する第2の工程
と、各メッシュ点について、少なくとも最も近い異なっ
た2本の等高線上の点列データに基づいて高さデータを
それぞれ求める第3の工程とを有する。
【0005】本願の発明の他の態様による地形モデル用
3次元データの作成方法は、第3の工程において、各メ
ッシュ点と最も近い2本の等高線との位置関係を求め、
メッシュ点が最も近い2本の等高線の外側にある場合と
メッシュ点が最も近い2本の等高線の内側にある場合と
に分け、更に、メッシュ点が最も近い2本の等高線の内
側にある場合については2本の等高線の高さが同じ場合
と異なる場合とに分けて、それぞれ近似演算により各メ
ッシュ点の高さデータを求める。
【0006】本願の発明の他の態様による地形モデル用
3次元データの作成方法は、前記2本の等高線の高さが
同じ場合には、その2本の等高線の間に谷があるものと
して、前記3本の等高線の高さを用いて近似演算により
メッシュ点の高さデータを求める。
【0007】
【実施例】本発明の一実施例による地形モデル用3次元
データの作成方法は、後述する各メッシュ点に最も近い
異なった3本の等高線上の点の検索及び各メッシュ点の
高さデータの算出という2つの工程からなっており、以
下それらについて項を分けて説明する。
【0008】(1) 各メッシュ点に最も近い異なった3本
の等高線上の点の検索 最初に、メッシュ点を作成する。図3はZ=0の平面上
でのこのメッシュ点の生成作成方法を示す説明図であ
る。まず、入力点列のX座標及びY座標の最小値XMIN
,YMIN を求める。そして、X方向にはピッチXPITCH
でXMESH+1個(M個)、Y方向にはピッチYPITCH
でYMESH+1個(N個)のメッシュ点を作成し、合計で
(XMESH+1)×(YMESH+1)個のメッシュ点を作成
する。このメッシュ点は一度作成されると、適当な記憶
手段に記憶しておくことにより、地図データの3次元デ
ータを作成する度に作成する必要はなくなる。なお、こ
のメッシュ点のピッチXPITCH ,YPITCH は等高線の上
のポイント群のピッチより小さいものとする。
【0009】次に、等高線データ(Z=0)を生成す
る。この等高線データは、既知の方法により地図データ
を取り込んで演算処理されて生成されるデータであり、
等高線上のポイント群からなる点列データから構成され
ている。
【0010】以上のようにしてメッシュ点及び等高線デ
ータを作成した後に、各メッシュ点に最も近い異なった
3本の等高線上の点の検索をする。その図4に示される
ように、ある等高線の点bを中心に例えばピッチの3倍
の範囲を定め、各メッシュ点がその範囲に入っている場
合に限り検索を行い、各メッシュ点と等高線の点bとの
距離を求め、同様にして等高線上の他の点についても処
理をして1本の等高線の各点と各メッシュ点との距離を
求め、各メッシュ点と等高線の点との最短距離をそれぞ
れ求める。このような処理を全ての等高線について行
い、最終的に各メッシュ点について最も近い異なった3
本の等高線上の点を求める。
【0011】この検索の演算処理過程の詳細図は図1及
び図2に示す通りである。これらの図において、Aは等
高線の本数、Bは各等高線を構成している点の数、Mは
X軸方向のメッシュの数、NはY軸方向のメッシュの数
である。DIST1(m,n)はメッシュ点(m,n)
における最短距離、DIST2(m,n)はメッシュ点
(m,n)におけるDIST1(m,n)の次の最短距
離、DIST3(m,n)はメッシュ点(m,n)にお
けるDIST2(m,n)の次の最短距離である。SP
Nは等高線のアドレスであり、SPN1(m,n)はD
IST1(m,n)の対象となる等高線のアドレス、S
PN2(m,n)はDIST2(m,n)の対象となる
等高線のアドレス、SPN3(m,n)はDIST3
(m,n)の対象となる等高線のアドレスである。
【0012】(2) 各メッシュ点の高さの算出 ここでは、地形の特徴を考慮して各メッシュ点に最も近
い異なった等高線上の点に基づいて高さを算出する。
【0013】メッシュ点について図1及び図2の等高線
上の点が検索できたかどうかを判定し、検索できなかっ
た場合にはそのメッシュ点の高さデータを「0」に設定
する。検索できた場合には、次にメッシュ点が最も近い
2本の等高線の内側かどうかを判定する。内側ではない
つまり外側であると判定された場合には図6に示される
説明図に従ってメッシュ点の高さデータが演算される。
このときの高さデータAPTは次式の近似式により求め
られる。
【0014】APT=(DDST1*WPT2+DST
2*WPT1)/(DST2−DDST1) DDST1;メッシュ点と2番目に近い等高線の点とを
結んだときに、1番目に近い等高線と交差する点とメッ
シュ点との距離 WPT1 ;メッシュ点に1番目に近い等高線の高さ WPT2 ;メッシュ点に2番目に近い等高線の高さ メッシュ点が最も近い2本の等高線の内側であると判定
された場合には、2本の等高線の高さが同じであるかど
うかを判定する。同じではなく異なった高さであると判
定されたときには、そのメッシュ点の高さはこの2本の
等高線の高さの間にあるものとして、図7に示される説
明図に従ってメッシュ点の高さデータが演算される。こ
のときの高さデータAPTは次式の近似式により求めら
れる。
【0015】APT=(DDST2*WPT1+DST
1*WPT2)/(DST1+DST2) 但し、WPT1−APT>SPAN(=WPT2−WP
T1)の場合には次式により求められる。
【0016】APT=WPT1−SPAN 2本の等高線の高さが同じであると判定された場合に
は、この2本の等高線の間には谷状の地形があるものと
して、図8に示される説明図に従ってメッシュ点の高さ
データが演算される。このときの高さデータAPTは次
式の近似式により求められる。
【0017】 APT=WPT1−APAN (WPT1<WPT3) =WPT1+APAN (WPT1>WPT3) SPAN=(WPT1−WPT3)の絶対値 以上のようにしてメッシュ点の高さデータAPTを求
め、全てのメッシュ点の高さデータAPTが得られるま
で上述の演算を繰り返す。
【0018】メッシュ点は等高線の点列より小さいピッ
チ間隔で配列されており、そして、各メッシュ点の高さ
データを上述のように等高線の各点の高さデータに基づ
いて補間演算をして求めている。従って、高さデータを
含んだ各メッシュ点データをCADに入力することによ
り、CADによって演算処理される地形データは高密度
なものとなりそれによって生成される地形モデルは滑ら
かに変化する実物に近い状態のものが得られる。
【0019】
【発明の効果】本発明の1つの態様によれば等高線の点
列データより小さなピッチからなる2次元平面上のメッ
シュ点についてそれぞれ高さデータをそれぞれ求めるよ
うにしたので、十分な補間データが得られて、実物に近
い状態の地形モデルが生成できる。また、本発明の他の
態様によれば、メッシュ点と最も近い2本の等高線との
位置関係に応じて高さデータに演算方法を変えるように
したので、地形データに応じた適切な演算処理が可能に
なっている。また、本発明の他の態様によれば、メッシ
ュ点を挾んだ2本の等高線の高さが同じ場合にはその2
本の等高線の間に谷があるものとしてメッシュ点の高さ
データを求めるようにしたので、実際の地形に対応した
ものとなっている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の地形モデル用3次元データ
の作成方法における各メッシュ点から最も近い異なった
3本の等高線上の点を検索する処理の一部を示したフロ
ーチャート(その1)である。
【図2】前記実施例の地形モデル用3次元データの作成
方法における各メッシュ点から最も近い異なった3本の
等高線上の点を検索する処理の一部を示したフローチャ
ート(その2)である。
【図3】2次元のメッシュ点の作成方法の説明図であ
る。
【図4】等高線の点からメッシュ点までの距離を求める
際の説明図である。
【図5】各メッシュ点の高さデータを求める際の処理を
示すフローチャートである。
【図6】メッシュ点が2本の等高線の外側にある場合の
高さデータの求め方を示した説明図である。
【図7】メッシュ点が2本の等高線の内側にあり、かつ
2本の等高線の高さが異なる場合の高さデータの求め方
を示した説明図である。
【図8】メッシュ点が2本の等高線の内側にあり、かつ
2本の等高線の同じ場合の高さデータの求め方を示した
説明図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−173690(JP,A) 特開 昭64−66685(JP,A) 特開 昭61−166581(JP,A) 特開 昭53−134529(JP,A) 特開 昭58−37682(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G09B 25/06 G09B 29/00

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 3次元の等高線を構成する点列データを
    取り込む第1の工程と、前記点列データより小さなピッ
    チからなる2次元平面上のメッシュ点の少なくとも前記
    等高線の近傍にあるメッシュ点について、前記点列デー
    タの内、最も近い異なった3本の等高線上の点列データ
    を検索する第2の工程と、各メッシュ点について、少な
    くとも最も近い異なった2本の等高線上の点列データに
    基づいて高さデータをそれぞれ求める第3の工程とを有
    する地形モデル用3次元データの作成方法。
  2. 【請求項2】 第3の工程において、各メッシュ点と最
    も近い2本の等高線との位置関係を求め、メッシュ点が
    最も近い2本の等高線の外側にある場合とメッシュ点が
    最も近い2本の等高線の内側にある場合とに分け、更
    に、メッシュ点が最も近い2本の等高線の内側にある場
    合については2本の等高線の高さが同じ場合と異なる場
    合とに分けて、それぞれ近似演算により各メッシュ点の
    高さデータを求める請求項1記載の地形モデル用3次元
    データの作成方法。
  3. 【請求項3】 前記2本の等高線の高さが同じ場合に
    は、その2本の等高線の間に谷があるものとして、前記
    3本の等高線の高さを用いて近似演算によりメッシュ点
    の高さデータを求める請求項2記載の地形モデル用3次
    元データの作成方法。
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